JPH0127510Y2 - - Google Patents

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JPH0127510Y2
JPH0127510Y2 JP1984178474U JP17847484U JPH0127510Y2 JP H0127510 Y2 JPH0127510 Y2 JP H0127510Y2 JP 1984178474 U JP1984178474 U JP 1984178474U JP 17847484 U JP17847484 U JP 17847484U JP H0127510 Y2 JPH0127510 Y2 JP H0127510Y2
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air
seat
cushion
belt
air inlet
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JP1984178474U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、エアークツシヨンシートの空気注入
口に係り、特にオートバイ等に関するシートにお
けるエアークツシヨンシートの空気注入取付構造
に関する。
[従来の技術] 従来、エアークツシヨンシートにおいては、ク
ツシヨン性能を向上するために、着座者によつて
クツシヨンフオームにかかる負荷加重部分の下側
に、エアークツシヨンを内蔵配設することが行な
われている。このエアークツシヨンを用いたシー
トは、着座者によつて生ずる負荷加重に対する変
形反応が良好であり、エアー室内部の空気圧との
関係で、ばね定数をその負荷力とは無関係に変化
させることができる。即ち、空気ばねの負荷力は
その空気圧に比例するが、空気ばねのばね定数は
空気圧に比例し容積に逆比例するから、空気室を
大きくすれば、ばね定数の値を低くすることがで
きることになるために、これをクツシヨンに用い
らればクツシヨン材だけで形成されているシート
に比し、クツシヨン材として幅が広く、クツシヨ
ン性能を良好にすることができる。また、空気を
用いたクツシヨンは、乗心地、振動、騒音に対し
て有効なものとされている。
このようなエアークツシヨンシートとして、従
来は、クツシヨン材にエアー室を埋設内蔵したエ
アークツシヨンがあるが、このようなエアークツ
シヨンシートは、一度空気が抜けると使用上で問
題が生じ再度利用ができない欠点がある。そこで
空気を注入できるエアークツシヨンシートが提案
されているが、従来のようなエアークツシヨンシ
ートSは、第5図に示すように、空気を注入する
管Cをを、シートSの下、つまりクツシヨン材
2、ボトムプレート3およびフレームFに穿孔し
て、この穴を通してシートSの下方からシート外
部へ出す構造であつたり、特開昭51−14639号公
報で提案されているように、後側の側部に空気注
入口を設けていた。
[考案が解決しようとする問題点] 上述したような従来例においては、次のような
問題点がある。つまり、エアー室をクツシヨン内
部に埋め込む構成のものは、空気の入るエアー室
が埋設されているために、空気量の調節ができな
い。このように、空気量の調節ができないと、特
にオートバイ用シートにおいては、タンデムでの
乗車時や身体の大きさによつて生じるクツシヨン
の加重変化に対し反応がしにくいエアークツシヨ
ンシートしか提供できない。また、第5図で示す
ようにエアー室Aに空気を送り込む構成にして
も、空気注入口BがシートSの下部から出ている
構造であると、シートSをオートバイ本体から外
して、空気の調整をしなければならない。従つて
空気圧を調整できるエアークツシヨンシートとし
ては、空気圧を調整する度にシートSをオートバ
イ本体から外さなければならなく、実用上問題で
あつた。さらに、製造に当たつてボトムプレー
ト、フレーム等に穿孔しなければならず、大がか
りな製造工程数が多くなる。また特開昭51−
14639号公報で提案された技術は、空気注入口を
シート後側の側部に設けているが、エアー室から
空気注入口まで連なる連絡路はボトムプレートの
下側を通るため、ボトムプレートに穿孔したり、
連絡路を通すためのスペースを必要とし、さら
に、空気を送り込むようにチユーブなどの収納箇
所の問題等、外観上好ましくないという問題もあ
る。
本考案は、上記不都合を解決することを技術的
課題とする。
[課題点を解決するための手段〕 本考案は、上記技術的課題を解決するためにな
されたものであり、少なくとも表皮材とエアー室
とボトムプレートとベルトを備えたエアークツシ
ヨンシートにおいて、前記エアー室に空気を送り
込む空気注入口をシート側部のベルト取付け箇所
に設ける構造にすることを技術的解決の手段とす
る。
[作用] 本考案は、エアークツシヨンシートの空気注入
口を取り付けるに当たつて、空気注入口をシート
側部のベルト取付け箇所に設ける構成にしたの
で、外観上において良好なものとなり、空気を注
入する作業が容易となると共に、特に着座者の尻
部の移動の激しいオートバイにおけるシートに関
して、タンデムでの乗車時や身体の大きさに等に
よつて生じるクツシヨンの負荷加重変化等を原因
とする空気量の変化に対して、シートを取り外す
ことなく空気の注入等ができ調整が容易となる。
またエアー室の空気含有量を所望により調整でき
る機構を設ける等、エアー室の空気圧を変化させ
る機構を採用し易くなる。さらに、シートベルト
の取付け箇所は、着座した時に、乗員の身体に干
渉しないので、違和感を生じることがない。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図乃至第4図に基
づき説明する。但し、当然のことではあるが、以
下の説明例に記載しまたは図示している構成部品
その他の部材および配置は、本考案を限定する趣
旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。また、同
一部材には同一符号を付して再度の説明を省略す
る。
第1図は、本考案に係るエアークツシヨンシー
トの空気注入口取付構造を用いたオートバイ用ダ
ブルシートの側面図、第2図は空気注入口取付構
造の一実施例の構造を示す第1図−線による
要部部分断面図、第3図は排出口取付構造図であ
る。
第1図および第2図において、シートSは、表
皮材1、クツシヨン材2、ボトムプレート3、ベ
ルト4、エアー室A及びエアー室Aを構成する各
部材等から成る。エアー室Aは、本例では四つに
分割されており、各エアー室Aは、連結チユーブ
によつて連結されている。このようなエアー室A
を有するシートSに空気を送り込むが、いずれか
のエアー室Aの一端は、PVC等の機密性材質か
ら構成されるチユーブ8によつて連結され、この
チユーブ8は、弁室6と結合されており、弁室6
には逆止弁7が設けられている。そして、弁室6
は空気注入口Bへ通じているが、空気注入口B
は、表皮材1に穿孔し、クツシヨン材2を欠切し
て設けられ、弁室6と接続され、ベルト4の取付
位置に開口している。そして、ベルト4を掛止す
る取付具5の下に栓Kを用いて空気注入口Bと嵌
合してある。このようにベルト取付位置に空気注
入口Bを取り付ける構造とすると外観上良好なも
のとなり、さらに表皮材1およびクツシヨン材2
等の加工に際して、ベルト取付具を変形させるこ
とも出来る。
第3図は、排出口の取付構造の一例を示す第1
図−線による要部部分断面図である。表皮材
1およびクツシヨン材2を穿孔して、ここに排出
口22を設ける。この排出口22は、ベルト4を
掛止する位置に設けられている。排出口22は、
チユーブ8と係合部材21によつて連結されてい
る。エアー室(図示せず)から排出される空気
は、このチユーブ8と排出口22を通り排出され
る。排出口22には、PVC等からなるキヤツプ
20により蓋がされており、キヤツプ20は断面
T字形状をして、その脚の部分には、排出口22
の内側に螺刻されている雌ねじと螺合するように
雄ねじが螺刻されている。
また、キヤツプ20の代わりにゴムその他軟質
樹脂等により栓をすることで気密性を保持し、そ
の上、防水上の要請も達成することができる。こ
のように、排出口の取付位置をシート側部のベル
ト掛止位置に設ける構造にすると、空気量を調整
する機構を有するシートにおいては、空気量を減
らすときに操作が容易となり、また美観も損なわ
れない。
本例では、排出口の取付位置をシートの側部、
しかもベルト取り付け位置に設けたが、排出口の
取付位置は、シート側部ではなく、任意の位置に
設けることも出来る。
第4図は本考案による空気注入口取付構造の他
の実施例を示す要部部分断面図であり、本例にお
いては逆止弁を設けずに、キヤツプ11を設けて
いる。キヤツプ11はウレタンゴムその他の軟質
の合成樹脂等から構成されており、エポキシ系の
接着材12により管13と嵌合し固着されてい
る。そして、この管13はプレート14に穿孔さ
れた穴とプロジエクシヨンナツト等により係合さ
れている。なお、符号10はシートベルトを固定
するボルトであり、符号16は、空気を送り込む
チユーブである。
本例のような構成の空気注入口取付構造に空気
を注入するには、図示(第4図)のようなポンプ
Pを用いて注入するが、ポンプPは、その先端が
針状になつており、キヤツプ11に突き刺して空
気を送り込み、針を抜くとヤツプ11を構成する
ゴム等の弾性体により、刺し口が閉じて密閉され
ることになる。
なお、上記各例においては空気注入口と排出口
の取付位置を別個にして、それぞれシート側部の
ベルトの固定位置に設けたが、注排兼用のバルブ
その他の手段を用いて、シート片側のベルト固定
箇所に設けてもよいことは勿論である。
[考案の効果〕 本考案は、エアークツシヨンシートの空気注入
口の取付け位置をシート側部のベルト取付け箇所
に設ける構成にしたので、着座者に干渉すること
がなく、且つ表皮材のベルト取付け箇所に開けた
穴を利用するので、表皮材の他の部分に穴を開け
ることがなく外観商品性が良好なものとなり、空
気を注入する作業が容易となると共に、特に着座
者の尻部の移動の激しいオートバイにおけるシー
トに関して、タンデムでの乗車時や身体の大きさ
等によつて生じるクツシヨンの負荷過重変化等を
原因とする空気量の変化に対して、シートを取り
外すことなく空気の注入等ができ調整が容易とな
る。またエアー室の空気含有量を所望により調整
できる機構を設ける等、エアー室の空気圧を変化
させる機構を採用し易くなる。
なお、当然のことであるが本考案は図示の例に
限定されるものはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るエアークツシヨンシー
トの空気注入口取付構造を用いたオートバイ用シ
ートの側面図、第2図は空気注入口一実施例の構
成を示す第1図−線による要部部分断面図、
第3図は排出口の一例を示す第1図−線によ
る要部部分断面図、第4本考案による他の実施例
を示す要部部分断面図、第5図は従来例を示す一
部破断面図である。 1……表皮材、2……クツシヨン材、3……ボ
トムプレート、4……ベルト、5……取付具、6
……弁、7……逆止弁、S……シート、A……エ
アー室、B……空気注入口、P……ポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも表皮材とエアー室とボトムプレート
    とベルトを備えたエアークツシヨンシートにおい
    て、前記エアー室に空気を送り込む空気注入口が
    シート側部のベルト取付け箇所に設けられている
    ことを特徴とするエアークツシヨンシートの空気
    注入口の取付け構造。
JP1984178474U 1984-11-25 1984-11-25 Expired JPH0127510Y2 (ja)

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JP1984178474U JPH0127510Y2 (ja) 1984-11-25 1984-11-25

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JPS6193384U JPS6193384U (ja) 1986-06-17
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5114639A (en) * 1974-07-27 1976-02-05 Yamaha Motor Co Ltd Jido 2 rinshano shiito

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