JPH01268388A - 色信号鮮鋭度改善装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はカラーテレビ受像機や、ビデオテープレコー
ダなどにおける色信号の鮮鋭度を改善する装置に関する
。

［従来の技術］ 第２図は色信号鮮鋭度改善装置のブロック回路図である
０図において、（１１）は搬送色信号（Ｃｉｎ）が入力
される入力端子、（１２）は搬送色信号を復調して２つ
の色差信号Ｒ−ＹおよびＢ−Ｙを出力する復調器、（１
３）、、　（１４）は入力された色差信％Ｒ−Ｙ　、Ｂ
−Ｙのトランジェントを改善する鮮鋭変改り回路、　（
１５）は鮮鋭度改善回路（１３）　。

（１４）の出力色差信号Ｒ−Ｙ　、Ｂ−Ｙで色副搬送演
を平衡変調する変調器、（１８）は搬送色信号（Ｇｏｕ
ｔ）の出力端子である。

第３図は鮮鋭度改善回路（１３）　、　（１４）に、本
出願人の先出願に係る特願昭６２−１２７８３０号の輪
郭補正装置を適用した例のブロック回路図で、（１）は
色差信号色差信号Ｒ−ＹまたはＢ−Ｙ　（以下、「入力
信号」という）の入力端子、（２）。

（３）は入力信号を時間りだけ遅延させる遅延回路、（
４）は毎時刻、遅延回路（２）の出力信号と入力信号の
振幅差を算出する減算器、（５）は遅延回路（２）の出
力信号と遅延回路（３）の出力信号の振幅差を算出する
減算器、（６）は減算器（４）の出力の絶対値Ａを出力
する絶対値回路、（７）は減算器（５）の出力の絶対値
Ｂを出力する絶対値回路、（８）は絶対値回路（８）　
　、　（７）の出力Ａ、Ｈの大小を比較し、その結果に
もとづいて切換制御信号を出力する比較器、（９）はこ
の切換制御信号にもとづいて、入力信号と、遅延回路（
２）　　、　（３）の出力信号を切換えて出力端子（１
０）に出力する切換スイッチである。

第４図は第３図の回路の動作を説明するための各部の信
号波形図、第５図はカラーパーの搬送色信号の１水平期
間の波形図で、同図（ａ）は入力搬送色信シ）の波形図
、また、同図（ｂ）は信号波形の！′Ｉ鋭度が改善され
た出力搬送色信号の波形図である。また、第６図は図示
していないＡＣＣ回路（自動彩度制御回路）における作
用を説明するための波形図で、同図（ａ）　　、　（ｂ
）はそれぞれ第５図（ａ）　　、　（ｂ）の搬送色信号
のうち、カラーバースト信号部分のエンベロープ波形を
示す図、同図（ｃ）　　、　（ｄ）は、それぞれ第６図
（ａ）　　、　（ｂ）のカラーバースト信号のＡＣＣ検
波出力電圧波形を示す図である。

次に鮮鋭度改善回路動作について説明する。

第３図において、入力端子（１）から入力された色差信
号は、遅延回路（２）で時間り遅延され、ついで遅延回
路（３）で時間Ｄｆｉ延される。したがって、切換スイ
ッチ（９）の３つの入力端子ａ、ｂ。

Ｃには、現時刻の入力信号と、時間りおよび時間２Ｄ前
の入力信号の３つの信号が同時に入力される。いま、遅
延回路（２）の出力信号をｆ　（ｔ）とすると、現在の
入力信号はｆ　（ｔｏｏ）で、遅延回路（３）の出力信
号はｆ　（ｔ−Ｄ）で表わされる。第４図にこれらの３
つの信号の関係を示す、減算器（４）は、毎時刻、（信
号ｆ　（ｔ）の振幅）−（信号ｆ　（ｔａｎ）の振幅）
（以下、ｒ　ｆ　（ｔ）−ｆ　（ｔ、Ｄ）　Ｊのように
記載する）を演算し、絶対値回路（６）は減算結果の絶
対値Ａを出力する。同様に、減算器（５）はｆ　（ｔ）
　−ｆ　（ｔ−Ｄ）を演算し、絶対値回路（７）は減算
結果の絶対値Ｂを出力する。比較器（８）は絶対値Ａ、
Ｈの大小の比較を行い、Ａ＜Ｂの期間は切換スイッチ（
９）を端子ａに切換えて信号ｆ　（ｔｏｏ）を出力し、
Ａ＝Ｂの期間は端子すに切換えて信号ｆ　（ｔ）を出力
し、Ａ＞Ｂの期間は端子Ｃに切換えて信号ｆ　（ｔ−Ｄ
）を出力する切換制御信号を出力して切換スイッチ（９
）を切換える。この結果、出力端子（１０）からは、第
４図中に太い実線で示す信号ｇ　（ｔ）が出力される。

なお、上記従来例における演算を式で表わすとＡ＝　＋
　ｆ（ｔ）　−ｆ（ｔａｎ）　　１Ｂ＝　　ｌ　　ｆ（
ｔ）　　−ｆ（ｔ−Ｄ）　　１となる。また出力信号ｇ
（ｔ）は。

として表わせる。

［発明が解決しようとする課題］ 先出願に係る輪郭補正装置を、色差信号の鮮鋭度改善回
路に適用すると、第５図（ａ）に示すようなカラーバー
の搬送色信号が、第５図（ｂ）に示すように、カラーバ
ースト信号の波形もトランジェントが急峻になって角形
化される。この搬送色信号は、カラーテレビ受像機等で
モニタに表示される前に、ＡＣＣ回路に入力される。Ａ
ＣＣ回路ではカラーバースト信号の大きさが検出され、
この検波出力によりカラーバースト信号の大きさが一定
レベルとなるようにカラーバースト信号および搬送色信
号が増幅される。しかし、カラーバースト信号にも鮮鋭
度改善が施されると、第６図（ｄ）に示すようにカラー
バースト信号のＡＣＣ検波出力電圧が同図（Ｃ）に示す
鮮鋭度改善を施さない場合に比べて斜線部分の量だけ大
きくなる（なお、同図（Ｃ）中の斜線部は不感帯で切り
とられる）にもかかわらず、カラーバースト信号以外の
搬送色信号のピーク振幅は一定である。従って相対的に
搬送色信号のレベル（振幅）が抑えられることになり、
色の変化点以外の平らな部分の飽和度が小さくなり、鮮
鋭度を施さない場合に比べて色がややうずくなるという
問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、色信号の飽和度を変化させることなく搬送色
信号の波形の鮮鋭度を改善できる色信号鮮鋭度改善装置
を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る色信号鮮鋭度改善装４は、テレビジョン
信号の水平走査周期に同期した信号にもとづいてカラー
バースト信号期間を含むゲート・パルス信号を作成する
回路と、このゲート・パルス信号が有意な期間は切換ス
イッチを入力端子すの入力信号ｆ　（ｔ）を選択させる
制御信号を出力するゲート回路とを備え、カラーバース
ト信号には鮮鋭度改善を施さないように構成した点を特
徴とする。

［作用］ この発明におけるゲート−パルス発生回路は、水上同期
信号またはこれに同期した信号にもとづいて、カラーバ
ースト信号期間を含むゲート・パルス信号を発生し、ゲ
ート回路は、このゲート・パルス信号が有意な期間は入
力信号ｆ（ｔ）を選択するように切換スイッチを制御す
る。この結果、カラーバースト信号は鮮鋭度が改善され
ないもとのままの波形で出力され、出力色信号の色の飽
和度は変化しない。

［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図はこの発明の要部である鮮鋭度改善回路のブロッ
ク回路図で、第３図と同一符号は、それぞれ同一構成部
分を示している。図において、（２１）はテレビジョン
信号の水平同期信号（ＨＤ）の入力端子、（２２）はカ
ラーバースト信号期間を含むゲート・パルスを発生する
回路、（２３）はゲート・パルス信号が有意な期間は比
較器（８）から入力される切換制御信号の内容にかかわ
らず切換スイッチ（８）が端子すを選択する切換制御信
号を出力するゲート回路である。

次に動作について説明する。

図において、遅延回路（２）〜比較器（８）までの動作
は、第３図に示した例の説明と同じであるので、ここで
は説明を省略する。

比較器（８）から出力される切換制御信号は、入力信号
があると切換スイッチ（９）に端子ａ、ｂ。

Ｃのうちいずれかを選択させるように制御する信号で、
ゲート回路（２３）を介して切換スイッチ（９）へ入力
される。他方、端子（２１）から入力された水平同期信
号は、ゲート・パルス発生回路（２２）へ入力され、カ
ラーバースト信号期間を含むゲート−パルス信号が作成
される。このゲート・パルス信号はゲート回路（２３）
に入力され、切換制御信号の内容に係わりなくゲート・
パルス信号が有意な期間は切換スイッチ（９）に端子す
を選択させる切換制御信号を出力する。この様にして、
切換スイッチ（９）は、ゲート・パルス信号が有意な期
間は信号ｆ　（ｔ）を選択し、それ以外の期間は、Ａ＜
Ｂの期間は信号ｆ　（ｔｏｏ）を、Ａ＝Ｂの時は信号ｆ
（ｔ）を、Ａ＞Ｂの期間は信号ｆ　（ｔ−Ｄ）を選択す
る動作を行なう。この結果、搬送色信号はトランジェン
トが改良されて鮮鋭度が改善され、カラーバースト信号
は、鮮鋭度が入力信号のままで時間りだけ遅延された信
号が得られる。したがって、この色差信号で変調した搬
送色信号を再生した場合、色がうすくなることがなく、
かっ色わけの輪郭が強調された再生画像が得られる。

なお、上記実施例では水平同期信号からゲート・パルス
信号を発生する様にしたが、水平同期信号から作成した
カラーバースト抜取信号などから作成してもよい。

［発明の効果］ 以−１−のように、この発明によればバースト信号期間
は鮮鋭度を改善するための信号選択動作を停止して信号
ｆ　（ｔ）を選択するようにしたので、出力搬送色信号
のうちバースト信号の波形は変化しないのでバースト信
号のＡＣＣ検波出力電圧が大きくならない、このため２
色の飽和度を変化させないで搬送色信号のみ鮮鋭度が改
善できる０色信号鮮鋭度改善装置が得られる効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の要部である鮮鋭度改善回路のブロッ
ク回路図、第２図は色信号鮮鋭度改善装置のブロック回
路図、第３図は先出願に係る発明を適用した鮮鋭度改善
回路のブロック回路図、第４図はこの回路の動作を説明
するための各部の信号波形図、第５図は第２図の色信号
鮮鋭度改善装置の入・出力搬送色信号の波形図、第６図
は入・出力搬送色信号のカラーバースト信号のエンベロ
ープ波形およびＡＣＣ検波電圧波形を示す図である。 （２）　　、　（３）・・・遅延回路、　（４）　　、
　（５）・・・減算器、（８）　　、　（７）・・・絶
対値回路、（８）・・・比較器、（９）・・・切換スイ
ッチ、（１２）・・・復調器、（１３）　、　（１４）
・・・幣鋭度改善回路、（１５）・・・変調器、（２２
）・・・ゲートΦパルス発生回路、（２３）・・・ゲー
ト回路。 なお、各図中、同一符号は同一、または相当部分を示す
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）テレビジョン信号の搬送色信号を２つの色差信号
   に復調し、これらの色差信号の波形の鮮鋭度を改善した
   のち再び搬送色信号に変調して出力する色信号鮮鋭度改
   善装置において、上記鮮鋭度改善手段が、入力色差信号
   ｆ（ｔ＋Ｄ）を時間Ｄずつ２回遅延させて３つの信号ｆ
   （ｔ＋Ｄ）、ｆ（ｔ）、ｆ（ｔ−Ｄ）を作成する遅延回
   路と、これら３つの信号から２つの差分絶対値Ａ＝｜ｆ
   （ｔ）−ｆ（ｔ＋Ｄ）｜およびＢ＝｜ｆ（ｔ）−ｆ（ｔ
   −Ｄ）｜を算出する演算回路と、絶対値Ａ、Ｂの大小を
   比較し、Ａ＜Ｂの期間は信号ｆ（ｔ＋Ｄ）を、Ａ＝Ｂの
   期間は信号ｆ（ｔ）を、Ａ＞Ｂの期間は信号ｆ（ｔ−Ｄ
   ）を選択する制御信号を発生する比較器と、この制御信
   号に制御されて上記３つの信号を選択する切換スイッチ
   と、上記テレビジョン信号の水平同期信号またはこれに
   同期した信号からカラーバースト信号期間を含むゲート
   ・パルス信号を発生する回路と、このゲート・パルス信
   号が有意な期間は上記切換スイッチに信号ｆ（ｔ）を選
   択する制御信号を出力するゲート回路とを備え、カラー
   バースト信号には鮮鋭度改善を施さない構成としたこと
   を特徴とする色信号鮮鋭度改善装置。