JPH01260262A - マルチ式一体型空気調和装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は窓、壁などに据付けられるマルチ式−体型空気
調和装置に関するものである。

従来の技術 従来のマルチ式一体型空気調和装置において、冷房運転
の負荷が減少したり、凝縮器の能力が過大になったりす
ると蒸発器に霜が生じ、運転不能になる問題が発生する
ことがある。この問題に対処するために従来では極数変
換形圧縮機を用い、負荷の状態に応じて極数を変換して
低圧の低下を防止していた。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、極数変換し圧縮機の能力を制限する場合
は圧縮機として極数変換形の特別なタイプを使用しなけ
ればならず、制御回路も必要であり、コストが高くなる
などの問題があった。

本発明はこのような問題を解決するもので、従来のよう
な極数変換形の特別なタイプの圧縮機を使用する必要な
く、マルチ式一体型空気調和装置を安価に提供すること
を目的とするものである。

課題を解決するための手段 この問題を解決するために本発明は、一体型空気調和機
に２台の室内ユニットを並設し、一体型空気調和機に設
けら九る室外コイルを第１および第２の室外コイルに分
割し、圧縮機からの連結管を分岐して第１および第２室
外コイルの一端側に連続するとともに圧縮機と第１室外
コイルとの間に電磁弁を介在させ、前記電磁弁と第１室
外コイルとの間の連結管より分岐され電磁弁を介して圧
縮機に接続される低圧管を設け、第１室外コイルの他端
側に接続され両端間にバイパス用絞り装置および逆止弁
を併設した絞り装置と第２室外コイルの他端側に接続さ
れる絞り装置をそれぞれ設け、この各絞り装置を前記一
体型調和機の蒸発器および前記２台の室内ユニットの一
端側にそれぞれ電磁弁を介して接続し、前記２台の室内
ユニットの他端側を前記圧縮機と蒸発器との間の低圧管
にそれぞれ接続したものである。

作用 この構成により、負荷の少ない一室運転時には室外コイ
ルの一方を凝縮器として用いて、凝縮能力を低下させ、
他方の室外コイルを蒸発器として使用することにより、
室内ユニットの低圧の低下を防止し、未蒸発冷媒の圧縮
機への戻りを防止することができ、従来の極数変換形の
圧縮機を用いる場合に比べてコストダウンを図ることが
できる。

実施例 以下、本発明の一実施例について、図面に基づいて説明
する。

図面は本発明の一実施例によるマルチ式一体型空気調和
装置の冷凍サイクル図である。図において、１は一体型
空気調和機、２Ａ、２Ｂは２つの室内ユニットである。

前記一体型空気調和機１には室内ユニット２Ａ、２Ｂと
も同時使用可能な容量の圧縮機３と、この圧縮機３に一
端側が接続される第１．第２の室外コイル４，５と、第
１室外コイル４と圧縮機３との間を開閉する電磁弁６ａ
と、この電磁弁６ａと第１室外コイル４との連結管より
分岐される低圧管１１を開閉する電磁弁６ｂと、第１室
外コイル４および第２室外コイル５の他端側に連結され
る絞り装置７ａ、７ｂなどが設けられている。この絞り
装置１７ａおよび７ｂは互いに連結された後、蒸発器１
０に対し電磁弁６ｃを介して接続される。また、前記各
室内ユニット２Ａ、２Ｂの一端側も電磁弁６ｄおよび６
ｅを介して絞り装［７ａ、７ｂに接続される。また、各
室内ユニット２Ａ、２Ｂの他端側は蒸発器１０と圧縮機
３を結ぶ低圧管１１にそれぞれ接続されて構成されてい
る。なお、８および９は前記絞り装置７ａの両端間に併
設されたバイパス用絞り装置および逆止弁である。

上記構成の一体型空気調和装置の運転時は、電磁弁６ａ
を開、電磁弁６ｂを閉にし、室内ユニット２Ａ、２Ｂ用
の電磁弁６ｄ、８ｅを閉じ、電磁弁６ｃを開くことによ
り、冷媒を圧縮機３→電磁弁６ａ→第１および第２室外
コイル４，５→絞り装置１１７ａ、７ｂ→電磁弁６Ｃ→
蒸発器１０→圧縮機３と循環させることにより冷房運転
される。

室内ユニット２Ａ、２Ｂの同時運転時は、ｍａｔ弁６ａ
を開、電磁弁６ｂを閉、電磁弁６ｃを閉。

電磁弁６ｄおよび６ｅを開にすることにより、室内ユニ
ット２Ａ、２Ｂへ冷媒を循環させ、冷房運転される。室
内ユニット２Ａの一室運転時は、電磁弁６ａを閉、電磁
弁６ｂを開、電磁弁６ｃおよび６ｅを閉、電磁弁６ｄを
開とすることにより、冷媒を圧縮機３→第２室外コイル
５→絞り装置７ｂ→電磁弁６ｄ→室内ユニット２Ａ→圧
縮機３へ循環させるとともに前記絞り装置７ｂからバイ
パス用絞り装置！！８→逆止弁９→第１室外コイル４→
電磁弁６ｂ→圧縮機３とｍ環させることにより冷房運転
される。室内ユニット２Ｂの１室運転時は電磁弁６ｄが
閉、６ｅが開となり、同様に冷房運転される。このよう
にすれば、室内ユニット２Ａまたは２Ｂ運転時には第２
室外コイル５のみを凝縮器として使用し、第１室外コイ
ル４を蒸発器として使用するため、室内ユニット２Ａ、
２Ｂの低圧が下がって蒸発器に霜がつき、運転不能にな
ることはない、また、未蒸発の冷媒が多量に戻ることに
よる圧縮機の液圧縮などの不具合なども生じない。

発明の効果 以上のように本発明によれば、一方の室内ユニットを使
用して一室のみ運転時には室外コイルの一方を凝縮器と
して用いて凝縮能力を低下させ、他方の室外コイルを蒸
発器として使用することにより、室内ユニットの低圧の
低下を防止し、未蒸発冷媒の圧縮機への戻りを防止する
ことができ、従来の極数変換形の圧縮機を用いる場合に
比べてコストダウンを図ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すマルチ式一体型空気調和
装置の冷凍サイクル図である。 １・・・一体型空気調和機、２Ａ、２Ｂ・・・室内ユニ
ット、３・・・圧縮機、４・・・第１室外コイル、５・
・・第２室外コイル、６ａ〜６ｅ・・・電磁弁、７ａ、
７ｂ・・・絞り装置、８・・・バイパス用絞り装置、９
・・・逆止弁、１０・・・蒸発器、１１・・・低圧管。 代理人　　　森　　本　　義　　弘

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、一体型空気調和機に２台の室内ユニットを並設し、
   一体型空気調和機に設けられる室外コイルを第１および
   第２の室外コイルに分割し、圧縮機からの連結管を分岐
   して第１および第２室外コイルの一端側に接続するとと
   もに圧縮機と第１室外コイルとの間に電磁弁を介在させ
   、前記電磁弁と第１室外コイルとの間の連結管より分岐
   され電磁弁を介して圧縮機に接続される低圧管を設け、
   第１室外コイルの他端側に接続され両端間にバイパス用
   絞り装置および逆止弁を併設した絞り装置と第２室外コ
   イルの他端側に接続される絞り装置をそれぞれ設け、こ
   の各絞り装置を前記一体型調和機の蒸発器および前記２
   台の室内ユニットの一端側にそれぞれ電磁弁を介して接
   続し、前記２台の室内ユニットの他端側を前記圧縮機と
   蒸発器との間の低圧管にそれぞれ接続したマルチ式一体
   型空気調和装置。