JPH01257437A - コーンペーストの製造法 - Google Patents
コーンペーストの製造法Info
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- JPH01257437A JPH01257437A JP63085331A JP8533188A JPH01257437A JP H01257437 A JPH01257437 A JP H01257437A JP 63085331 A JP63085331 A JP 63085331A JP 8533188 A JP8533188 A JP 8533188A JP H01257437 A JPH01257437 A JP H01257437A
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Landscapes
- Cereal-Derived Products (AREA)
- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はコーンペーストの製造法に関し、詳しくは廃棄
物の出ないコーンペーストの製造法に関する。
物の出ないコーンペーストの製造法に関する。
〔従来の技術1発明が解決しようとする課題〕スィート
コーンから製造されるコーンペーストやコーンパウダー
はスープ、シチュー、ソースなどの原料として大量に使
用されている。
コーンから製造されるコーンペーストやコーンパウダー
はスープ、シチュー、ソースなどの原料として大量に使
用されている。
従来、これらコーンペーストやコーンパウダーは、いわ
ゆるスィートコーンを収穫後、剥皮、脱粒、ブランチン
グなどの処理をしたのち摩砕することにより製造されて
いた。そのため、脱粒後の軸部分は当然のこ左ながら廃
棄されていた。また、脱粒の際に使用するカッターにか
からない短軸(一般に10C11未満)のものなども原
料として使用できず廃棄されていた。
ゆるスィートコーンを収穫後、剥皮、脱粒、ブランチン
グなどの処理をしたのち摩砕することにより製造されて
いた。そのため、脱粒後の軸部分は当然のこ左ながら廃
棄されていた。また、脱粒の際に使用するカッターにか
からない短軸(一般に10C11未満)のものなども原
料として使用できず廃棄されていた。
そこで本発明者らは、コーンペーストの製造に際して従
来利用されていなかった部分も活用し、廃棄物が出ない
方法を開発すべく検討を重ねた。
来利用されていなかった部分も活用し、廃棄物が出ない
方法を開発すべく検討を重ねた。
その結果、軸付スィートコーンや従来規格品外のものと
して廃棄されていた部分をも原料としてコーンペースト
を製造するための条件を見出し、本発明を完成したので
ある。
して廃棄されていた部分をも原料としてコーンペースト
を製造するための条件を見出し、本発明を完成したので
ある。
すなわち本発明は軸付スィートコーンを加熱したのち摩
砕することを特徴とするコーンペーストの製造法ならび
に軸付スィートコーンにスィートコーン粒を加えたもの
を加熱したのち摩砕することを特徴とするコーンペース
トの製造法に関する。
砕することを特徴とするコーンペーストの製造法ならび
に軸付スィートコーンにスィートコーン粒を加えたもの
を加熱したのち摩砕することを特徴とするコーンペース
トの製造法に関する。
本発明に用いる軸付スィートコーンは収穫したスィート
コーンを剥皮したものであり、前記の長さ10cm未満
の短軸のものや折れたもの、さらには冷凍のカットコー
ン製造の際に規格品外として除かれるコーンの先端部分
および後端部分なども含まれる。
コーンを剥皮したものであり、前記の長さ10cm未満
の短軸のものや折れたもの、さらには冷凍のカットコー
ン製造の際に規格品外として除かれるコーンの先端部分
および後端部分なども含まれる。
さらに、コーンペーストの使用目的によっては、上記軸
付スィートコーンに適宜のスィートコーン粒を配合して
用いることができる。この場合、スィートコーン粒は軸
付スィートコーンの加熱処理前または加熱処理後のいず
れの時点で加えてもよいが、後者の場合はスィートコー
ン粒は加熱処理したものを用いることが必要である。ス
ィートコーン粒の配合量は特に制限はないが、通常は軸
付スィートコーンの重量に基いて10〜20%程度であ
る。そのほか、脱粒後の軸部分を加えて繊維分の補強を
図ることもできる。
付スィートコーンに適宜のスィートコーン粒を配合して
用いることができる。この場合、スィートコーン粒は軸
付スィートコーンの加熱処理前または加熱処理後のいず
れの時点で加えてもよいが、後者の場合はスィートコー
ン粒は加熱処理したものを用いることが必要である。ス
ィートコーン粒の配合量は特に制限はないが、通常は軸
付スィートコーンの重量に基いて10〜20%程度であ
る。そのほか、脱粒後の軸部分を加えて繊維分の補強を
図ることもできる。
本発明では、上記軸付スィートコーンおよび必要に応じ
て加えるスィートコーン粒は加熱したのち摩砕すること
が重要である。加熱処理に先立ち摩砕を行ってペースト
化したのち加熱すると、得られるコーンペーストはニゲ
味が発生するので好ましくない。
て加えるスィートコーン粒は加熱したのち摩砕すること
が重要である。加熱処理に先立ち摩砕を行ってペースト
化したのち加熱すると、得られるコーンペーストはニゲ
味が発生するので好ましくない。
軸付スィートコーン等の加熱処理は90°C以上、好ま
しくは95〜100 ’Cの熱湯または110〜120
°Cのスチームを使用し、通常は1〜30分間、好まし
くは5〜20分間行う。
しくは95〜100 ’Cの熱湯または110〜120
°Cのスチームを使用し、通常は1〜30分間、好まし
くは5〜20分間行う。
加熱処理後の摩砕は任意の手段で行うことができ、通常
は適当な粉砕機、たとえばピンミル、ハンマーミルなど
の衝撃式粉砕機、ファイブレータ−なとの円板粉砕機、
コーヒーミルなどの回転粉砕機などを用いて行う。
は適当な粉砕機、たとえばピンミル、ハンマーミルなど
の衝撃式粉砕機、ファイブレータ−なとの円板粉砕機、
コーヒーミルなどの回転粉砕機などを用いて行う。
摩砕により得られるペーストはコーンの軸部分に由来す
る繊維策を多く含んでおり、近年日本人に不足している
食物繊維の給源としての利用が期待できる。すなわち、
従来のコーンペーストと同様にスープ、ソースなどのヘ
ースとして用いるほか、ファイバーリッチのスナック、
ビスケント類の原料として有効に利用できる。
る繊維策を多く含んでおり、近年日本人に不足している
食物繊維の給源としての利用が期待できる。すなわち、
従来のコーンペーストと同様にスープ、ソースなどのヘ
ースとして用いるほか、ファイバーリッチのスナック、
ビスケント類の原料として有効に利用できる。
また、用途によっては、裏ごし機を用いてペーストを裏
ごしして繊維分を適当に除去して各種加工食品の原料と
して用いることもできる。さらには、ペーストをスプレ
ードライヤー、ドラムドライヤーなどを用いる常法の手
段によって乾燥、粉末化することもできる。
ごしして繊維分を適当に除去して各種加工食品の原料と
して用いることもできる。さらには、ペーストをスプレ
ードライヤー、ドラムドライヤーなどを用いる常法の手
段によって乾燥、粉末化することもできる。
次に、本発明を実施例により詳しく説明する。
実施例1.比較例1
北海道産せ味種スィートコーン「デリシャス90」を通
熱で収穫し、剥皮後、軸付のままlOO″Cの熱水中で
20分間ブランチングしたものをカッターで約5cmの
長さに切断した。次いで、このものを8++m+スクリ
ーンを付けたハンマーミルを使用して粉砕してペースト
を得た。
熱で収穫し、剥皮後、軸付のままlOO″Cの熱水中で
20分間ブランチングしたものをカッターで約5cmの
長さに切断した。次いで、このものを8++m+スクリ
ーンを付けたハンマーミルを使用して粉砕してペースト
を得た。
このペーストを裏ごし機(1mm目開き)にて裏ごしを
行ない、水分75%のスィートコーンペースト(A)を
得た。
行ない、水分75%のスィートコーンペースト(A)を
得た。
一方、対照として、通熱で収穫した上記と同じスィート
コーンを剥皮後、脱粒して得たコーン粒子を前記ハンマ
ーミルにて粉砕してペーストを得た。
コーンを剥皮後、脱粒して得たコーン粒子を前記ハンマ
ーミルにて粉砕してペーストを得た。
このペーストを上記と同様にして裏ごししたのち、熱交
換機にて100°C15分間のブランチングを行ない水
分75%のスィートコーンペースト(B)を得た。
換機にて100°C15分間のブランチングを行ない水
分75%のスィートコーンペースト(B)を得た。
ペースト(A)および(B)を比較すると、(A)は(
B)よりも甘味が強く、かつコーン独得の香、味も強く
、好ましいものであった。
B)よりも甘味が強く、かつコーン独得の香、味も強く
、好ましいものであった。
次に、上記ペーストをそれぞれドラムドライヤーで乾燥
してコーンパウダー(A)、(B)を得た。
してコーンパウダー(A)、(B)を得た。
剥皮後の軸付スィートコーンの重量を100としたとき
、パウダー(A)の収率は15%であり、パウダー(B
)の収率は6.5%であった。したがって、本発明によ
れば、従来法よりも2.3倍の高収率でコーンパウダー
を得ることができる。
、パウダー(A)の収率は15%であり、パウダー(B
)の収率は6.5%であった。したがって、本発明によ
れば、従来法よりも2.3倍の高収率でコーンパウダー
を得ることができる。
なお、パウダー(A)、(B)の評価は、ペーストの場
合と同じくパウダー(A)の方が甘味が強く惑じられ、
両者の糖含量の分析結果は以下のとおりであった。
合と同じくパウダー(A)の方が甘味が強く惑じられ、
両者の糖含量の分析結果は以下のとおりであった。
パウダー グルコース含量 シュクロース含量(A)
4.7% 21.5%(B)
1.6% 19.2%また、コーン独
得の香、味は(A)の方が(B)よりも官能上強く、好
ましく感じられた。
4.7% 21.5%(B)
1.6% 19.2%また、コーン独
得の香、味は(A)の方が(B)よりも官能上強く、好
ましく感じられた。
実施例2
北海道産せ味種スィートコーン[ハニーパンタムJを通
熱状態で収穫し、剥皮後、軸付のまま100°Cの熱水
中で15分間ブランチングしたものをカッターで約5c
mの長さに切断した。次いで、このものをスクリーンな
しのハンマーミルを用いて粗砕した。得られた粗砕物を
アーシャル社製コミトロールを用いて微粉砕し、ペース
トを得た。
熱状態で収穫し、剥皮後、軸付のまま100°Cの熱水
中で15分間ブランチングしたものをカッターで約5c
mの長さに切断した。次いで、このものをスクリーンな
しのハンマーミルを用いて粗砕した。得られた粗砕物を
アーシャル社製コミトロールを用いて微粉砕し、ペース
トを得た。
このペーストは繊維質が豊富で、官能評価も好ましいも
のであった。
のであった。
実施例3
北海道産スィートコーン「シュビリー」を過熟状態で収
穫し、剥皮後、軸付のまま115°Cで5分間加圧蒸煮
した。これをカッターで約1 cm幅に荒切りした。
穫し、剥皮後、軸付のまま115°Cで5分間加圧蒸煮
した。これをカッターで約1 cm幅に荒切りした。
この荒切りをファイプレニターで粉砕後、裏ごし機(1
mm目開き)にて裏ごしを行ったのち、アーシャル社製
コミトロールを使用して細砕してペーストを得た。得ら
れたペーストを缶詰にし、120°C225分の殺菌を
行った。このペーストは市販のクリームスタイルコーン
に比べて良好な品質であった。
mm目開き)にて裏ごしを行ったのち、アーシャル社製
コミトロールを使用して細砕してペーストを得た。得ら
れたペーストを缶詰にし、120°C225分の殺菌を
行った。このペーストは市販のクリームスタイルコーン
に比べて良好な品質であった。
本発明によれば、コーンペーストの製造にあたり軸部分
も用いられ、廃棄物が出ない。しかも、得られたコーン
ペーストは繊維質に冨み、食物繊維の給源として利用で
き、スープ、ソースなどのベースとして用いるほか、ス
ナック、ビスケット類の原料としても使用できる。
も用いられ、廃棄物が出ない。しかも、得られたコーン
ペーストは繊維質に冨み、食物繊維の給源として利用で
き、スープ、ソースなどのベースとして用いるほか、ス
ナック、ビスケット類の原料としても使用できる。
特許出願人 コーン食品株式会社
Claims (2)
- (1)軸付スイートコーンを加熱したのち摩砕すること
を特徴とするコーンペーストの製造法。 - (2)軸付スイートコーンにスイートコーン粒を加えて
加熱したのち摩砕することを特徴とするコーンペースト
の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63085331A JP2641167B2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | コーンペーストの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63085331A JP2641167B2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | コーンペーストの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01257437A true JPH01257437A (ja) | 1989-10-13 |
JP2641167B2 JP2641167B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=13855652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63085331A Expired - Lifetime JP2641167B2 (ja) | 1988-04-08 | 1988-04-08 | コーンペーストの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2641167B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020136981A1 (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-02 | 株式会社Mizkan Holdings | 乾燥食用植物組成物の製造方法、乾燥方法及び乾燥食用植物組成物及び飲食品 |
-
1988
- 1988-04-08 JP JP63085331A patent/JP2641167B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020136981A1 (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-02 | 株式会社Mizkan Holdings | 乾燥食用植物組成物の製造方法、乾燥方法及び乾燥食用植物組成物及び飲食品 |
JP6736113B1 (ja) * | 2018-12-26 | 2020-08-05 | 株式会社Mizkan Holdings | 乾燥食用植物組成物の製造方法、乾燥方法及び乾燥食用植物組成物及び飲食品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2641167B2 (ja) | 1997-08-13 |
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