JPH0125616B2 - - Google Patents

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JPH0125616B2
JPH0125616B2 JP9302083A JP9302083A JPH0125616B2 JP H0125616 B2 JPH0125616 B2 JP H0125616B2 JP 9302083 A JP9302083 A JP 9302083A JP 9302083 A JP9302083 A JP 9302083A JP H0125616 B2 JPH0125616 B2 JP H0125616B2
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JP
Japan
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wind
pallet
annular
annular path
wind box
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Application number
JP9302083A
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English (en)
Other versions
JPS59216623A (ja
Inventor
Akihisa Fukunaka
Akira Tamei
Takami Nakamoto
Kenji Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP9302083A priority Critical patent/JPS59216623A/ja
Publication of JPS59216623A publication Critical patent/JPS59216623A/ja
Publication of JPH0125616B2 publication Critical patent/JPH0125616B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J8/00Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
    • B01J8/02Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with stationary particles, e.g. in fixed beds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鉄鉱石の焼成設備などにおける粒状
体の処理装置に関する。
鉄鉱石の焼成設備として、従来無端状移動パレ
ツトを利用したドワイトロイド式焼成設備があ
る。このドワイトロイド式焼成設備は、焼成され
た鉱石を排出するために個々のパレツト本体にそ
れぞれパレツト側壁が固定された状態で反転する
ようになつているため、隣接するパレツト側壁は
切り離されており、また焼成時の熱膨脹によるパ
レツト側壁同志の衝突を防止するため隣接するパ
レツト側壁間には隙間を必要とするものである。
また、他の従来の鉄鉱石の焼成設備として、たと
えば特公昭57−20552号公報に示されるような回
転式のものがある。すなわち、同一平面内におけ
る円環状経路に沿つて回転可能な複数の格子状の
パレツトを設け、円環状経路上の供給位置から被
焼成用の鉄鉱石を連続的に供給し、点火装置で着
火し、パレツトが前記円環状経路を1回転する間
に焼成を完成して、所定の排出位置から排出する
ものである。ところが、この特公昭57−20552号
公報に示されるものは、パレツト側壁間の隙間を
なくすることはできるが、パレツト本体とパレツ
ト側壁とは焼成鉱を排出するとき分離され、排鉱
が終つたならばパレツト側壁下面とパレツト本体
上面とが接するようになつているため、パレツト
本体がパレツト側壁下面に接するときその間に鉱
石をはさみ込んだりパレツト側壁が熱により変形
したりするとパレツト本体とパレツト側壁との間
に隙間ができることになり漏風の原因になる。ま
た、これら従来のものではパレツトのみが回転移
動する構造となつており、パレツトと固定部分と
のシールがパレツトの走行による変動、変形を受
けやすいばかりか焼成時の熱影響を受けやすく、
シール性能が劣化しやすいという問題がある。か
つ、これに対処するためにシール機構が複雑にな
るという問題もある。
そこで本発明は上記従来の問題点を解消し、主
要シール部が走行係による変動、変形を受けにく
くなるようにするとともに、移動系と固定系との
間のシール部が熱影響を受けて変形するのを防止
し、パレツト側壁間およびパレツト本体とパレツ
ト側壁間の隙間をなくし、シール部分は内側環状
部で行うようにしてシール部分の長さを短くし、
しかも、シール機構の簡単化をも図つて漏風を大
巾に減少さすことを目的とするものである。
この目的を達成するため本発明は同一平面内に
おける円環状経路上に配置されるとともに粒状体
を載置可能な複数の格子状パレツトと、このパレ
ツトの下方に配置された風箱と、この風箱から前
記円環状経路の内側に向けて延設されたウインド
レツグと、前記円環状経路の内側においてこの円
環状経路と同心に配置された円環状の固定式集合
ダクトに対しシールを維持して相対回転可能であ
るとともに、前記ウインドレツグが接続されて前
記パレツトからの排気を風箱からウインドレツグ
を介して導入可能な円環状の回転式集合ダクトと
を一体回転可能に構成したものである。
また、本発明の他の構成は、同一平面内におけ
る円環状経路上に配置されるとともに粒状体を載
置可能な複数の格子状パレツトと、このパレツト
の下方に配置された風箱と、この風箱から前記円
環状経路の内側に向けて延設されたウインドレツ
グと、前記円環状経路の内側においてこの円環状
経路と同心に配置された円環状の固定式集合ダク
トに対しシールを維持して相対回転可能であると
ともに、前記ウインドレツグが接続されて前記パ
レツトからの排気を風箱からウインドレツグを介
して導入可能な円環状の回転式集合ダクトとを一
対回転可能に構成し、かつ、複数の放射状の枝管
を介して前記固定式集合ダクトに連通するヘツダ
ーダクトを前記円環状経路の内側中央部に配置し
たことを特徴とするものである。
また、本発明のさらに他の構成は、同一平面内
における円環状経路上に配置されるとともに粒状
体を載置可能な複数の格子状パレツトと、このパ
レツトの下方に配置された風箱と、この風箱から
前記円環状経路の内側に向けて延設されたウイン
ドレツグと、前記円環状経路の内側においてこの
円環状経路と同心に配置された円環状の固定式集
合ダクトに対しシールを維持して相対回転可能で
あるとともに、前記ウインドレツグが接続されて
前記パレツトからの排気を風箱からウインドレツ
グを介して導入可能な円環状の回転式集合ダクト
とを一対回転可能に構成し、かつ、第1の複数の
放射状の枝管を介して前記固定式集合ダクトの一
半部に連通する第1のヘツダーダクトと、第2の
複数の放射状の枝管を介して前記固定式集合ダク
トの他半部に連通する第2のヘツダーダクトとを
前記円環状経路の内側中央部に配置したことを特
徴とするものである。
したがつて、回転系を構成する各部材が一体に
回転移動することになるため、回転移動中はこれ
ら各部材の相互位置は変化せず、パレツトと風箱
間のエアシール等主要シール部の構造を固定体ど
うし間のシール構造とすることができるため、こ
のシール部が走行系による変動、変形を受けるこ
とがなく、また移動系としての回転式集合ダクト
と固定系としての固定式集合ダクトとの間のシー
ル部は主走行系とは離された構成となつているた
め、走行系から荷重、熱の影響を受けて変形する
のが防止され、パレツト側壁間、およびパレツト
本体とパレツト側壁間に隙間ができず、シール部
分の長さも短くなり、しかもこれらのことから従
来のものに比べてシール機構を簡単化できる。
次に、本発明の実施例と説明する。第1図〜第
2図は鉄鉱石の焼成・冷却装置を示し、回転系1
を有している。回転系1は、回転枠2、風箱3、
パレツト台枠4、格子状のパレツト5、側壁6、
ウインドレツグ7、回転式集合ダクト8を有して
いる。以下、これら各部材を詳細に説明する。
回転枠2は、内周枠9、外周枠10および横梁
11で構成され、これらは大形のH形綱もしくは
綱板製で、内周枠9および外周枠10は同心円状
もしくは同心の多角形状に平面構成されている。
かつその中心を向く放射線上に横梁11が組込ま
れている。内、外周枠9,10の下面にはレール
12,13が真円状に装備され、別基礎上に設け
られた支持ローラ14,15上に乗せられてい
る。また、内周枠9にはサイドローラ16が設け
られており、別基礎により支持されたサイドレー
ル17に当接することにより、回転枠2の偏心回
転を防止している。支持ローラ14,15はレー
ル12,13に対向する基礎円周上に所定数配置
され、そのうちの数個のものは駆動装置18を有
する駆動支持ローラ15とされて、回転枠2を回
転駆動させている。駆動支持ローラ15は、回転
枠2のレール12,13の平面的な不均一、荷重
のアンバランス等を吸収し、適当な摩擦力により
回転枠2を正常に回転させるために、ばね19に
よりレール13に押圧されている。
風箱3は回転枠2の内、外周枠9,10と一対
の横枠11とで囲まれる各扇形部分に設けられて
いる。第3図〜第4図に示すように、風箱3は内
周側長手梁20、外周側長手梁21および横梁2
2でその上部を構成し、その下面に風箱本体23
が取り付けられている。これらの取合面にはパツ
キンが挿入され、ボルト固定されている。長手梁
20,21、横梁22は鋳鉄製または鋼板製とさ
れ、横梁22の上部はグレート(後述)が取付可
能な形状とされている。横梁22下面は、回転枠
2の横梁11上に固定された風箱支持座24に乗
せられている。また、風箱支持座24の両横には
突起状ガイドコツタ25が設けられ、回転枠2が
回転したときに、風箱支持座24を介して回転力
を風箱3に伝達するようにされている。また、熱
伸びの方向規制のガイドとしても利用されてい
る。外周側長手梁21にはパレツト台枠4の一端
を回動可能に支持するためのヒンジ26が設けら
れている。また、内、外周側長手梁20,21の
上部には、側壁6がそれぞれ設けられている。
風箱本体23は鋳鉄もしくは鋼板製で、その下
端全周には、第5図に示すようなシール機構が設
けられ、風箱3の底板に相当するパレツト台枠4
面との間を密封している。なお、第5図におい
て、27,28,29は耐熱、耐摩耗ゴム製のゴ
ムシール、30は高クロム鋳鉄製のシール兼用ゴ
ムシール保護カバーである。
第3図に示すように、パレツト台枠4は鋳鉄あ
るいは鋼板製で、前述のように風箱3の底板に相
当している。すなわち、平面板31にやぐら状の
パレツト取付座32を取り付け、その上面にパレ
ツト5が固定されている。パレツト台枠4の外周
側端部には2個所のヒンジ33が設けられ、外周
側長手梁21のヒンジ26とピン34で連結され
て、この端部に作用する荷重を負担している。一
方、第2図に示すように、パレツト台枠4の下部
には押圧用のばねを有する下向きのローラ35が
取り付けられており、架構上に敷設されたレール
36(第1図参照)上をこのローラ35が走行す
ることによつて、残りの荷重を負担している。
パレツト5は鋳鉄製一体構造とされ、主梁37
とグレート受梁38とで枠組みされ、グレート3
9が取り付けられて格子状を呈している。グレー
ト受梁38上面は熱負荷が多きいのでインシユレ
ーシヨンピース40が取り付けられ、グレート3
9からパレツト5への熱伝達を遮断している。こ
のようにして、パレツト5は回転枠2に対応した
円環状経路41上に複数配置されることになる。
各風箱本体23の内周側壁には、風箱3内に連
通するウインドレツグ7の一端部が取り付けられ
ている。ウインドレツグ7の他端部は、回転枠2
の内側にこの回転枠2と同心に配置された円環状
の回転式集合ダクト8に接続されている。各ウイ
ンドレツグ7中にはウインドレツグダンパ43が
それぞれ設けられており、点火装置(後述)にお
ける風量調節、および各デツドゾーン(後述)で
の空気遮断の補助に用いられている。回転式集合
ダクト8は、円環状経路14と同心の固定式集合
ダクト44に摺動シール装置45を介して相対回
転可能に接続され、その内部は、各ウインドレツ
グ7毎に中仕切され、個々に独立室を構成してい
る。
上記のように、回転系1を構成する各部材は互
いに接続され、円環状経路41に沿つて一体回転
可能なように構成されている。
回転系1の内側には主排気系46が構成されて
いる。主排気系46は、第1図〜第2図に示すも
のでは焼成領域排気系47と冷却領域排気系48
の各系からなり、前述の固定式集合ダクト44
と、固定式集合ダクト44から設備中央に放射状
に伸び、各排気系ごとに複数ずつ設けられた枝管
49,50と、各排気系ごとの焼成領域ヘツダー
ダクト51および冷却領域ヘツダーダクト52
と、ヘツダーダクト間二重ダンパ53と、ダスト
排出二重ダンパ54と、各ヘツダーダクト51,
52から排風機へのダクト55,56とを有して
いる。このように、第1図〜第2図に示すもので
は、円環状経路41の一半部が焼成領域57、他
半部が冷却領域58とされている。なお、59は
床敷槽、60は原料槽、61は点火装置であつ
て、供給領域62を構成している。また63は焼
成、冷却後の焼成物(鉄鉱石)を排出するための
排出装置であつて、排出領域64を構成してい
る。
固定式集合ダクト44は、回転式集合ダクト8
の下側における基礎上に固定されており、焼成領
域57では枝管49が下面に、冷却領域58では
枝管50が側面に接続されている。
固定式集合ダクト44と回転式集合ダクト8と
の接続部の詳細は、第6図〜第10図に示すよう
になつている。すなわち、回転式集合ダクト8の
下面には摺動シール装置45が設けられ、また固
定式集合ダクト44の上面にはスライドベツド6
6が取り付けられて、両者45,66の摺動シー
ルによりダクト8,44間の隙間を塞ぎ、外気を
遮断している。摺動シール装置45は第8図に示
すような構成となつており、67はシール板、6
8はシール板67に螺入されてこのシール板67
を回転式集合ダクト8に取り付ける支持ピン、6
9は支持ピン68に外嵌されてシール板67を押
圧するばね、70はシール板67の側部をシール
する耐熱ゴム製のシールゴム、そして71はシー
ルゴム押え板である。
第1図および第6図に示すように、供給領域6
2と排出領域63との境界部、および焼成領域5
8との境界部にはデツドゾーン72を設けてい
る。このデツドゾーン72ではデツドプレート7
3により固定式集合ダクト44を塞ぎ、摺動シー
ル装置45がデツドプレート73上を摺動するこ
とで、外気との空気遮断および各領域間の仕切り
を行なつている。なお、第9図は焼成領域57と
冷却領域58との境界部近傍における回転式集合
ダクト8の水平方向断面図、第10図はこの境界
部近傍における鉛直方向断面図である。焼成領域
ヘツダーダクト51と冷却領域ヘツダーダクト5
2とはヘツダーダクト間二重ダンパ53で連結さ
れ、円環状経路41の中心部で冷却領域ヘツダー
ダクト52を上側として鉛直に重ねて配置されて
いる。二重ダンパ53は両ヘツダーダクト51,
52間の密封仕切を行ないながらダストだけを通
過排出させる。ダスト排出二重ダンパ54は焼成
領域ヘツダーダクト51内のダストを系外に排出
させる。
上記においては、円環状経路41の一半部を焼
成領域57と、また他半部を冷却領域58として
焼成・冷却装置を構成するものを示したが、全体
を焼成領域57として焼成装置のみを構成するよ
うにしてもよいし、また全体を冷却領域58とし
て冷却装置のみを構成するようにしてもよい。こ
のような場合には、枝管49または50と、ヘツ
ダーダクト51または52とは一組だけでよく、
第11図に示すような構成となる。あるいは、前
述のように一対のヘツダーダクト51,52を用
い、円環状経路41の高温側からの排気と低温側
からの排気とを別のヘツダーダクトに導き、高温
側のヘツダーダクトの排気から廃熱回収を行なつ
てもよい。
次に排出装置63を説明する。第1図〜第2図
に示すように、円環状経路41の部分には排気領
域64が構成され、排出装置63が設けられてい
る。すなわち、第12図〜第14図に示すよう
に、パレツト台枠4のローラ35が走行可能なレ
ール36は排出装置63の位置で分断され、この
部分のレール75はパレツト傾動アーム76に取
り付けられている。パレツト傾動アーム76は支
持架構77に設けられた水平方向の操作軸78に
支持され、作動シリンダ79により作動レバー8
0を操作することによつて摺動可能に構成されて
いる。81は軸受、82はバランスウエイトであ
る。第12図の仮想線に示すようにパレツト傾動
アーム76を開動させれば、これにつれてパレツ
ト台枠4が自重によりピン34まわりに傾動し、
パレツト5上の焼成物が落下されることになる。
なお83はクラツシヤ、84は排鉱シユート、8
5は成品コンベアである(第2図参照)。また、
第2図における86は二重ダンパ54からのダス
トを成品コンベア85へ搬送するためのダストコ
ンベアである。
上記構成による作用を説明する。回転系1を回
転させてパレツト5を移動させ、供給領域62に
て床敷槽59からの床敷鉱をパレツト5上に敷い
た上に原料槽60からの原料(鉄鉱石)を敷き、
点火装置61で点火する。その後、パレツト5が
焼成領域57を移動する間に焼成が行なわれる。
このとき、パレツト5上の空気は焼成に使用さ
れ、その排気はグレート39を通過した後、風箱
3、ウインドレツグ7、回転式集合ダクト8、固
定式集合ダクト44、枝管49を介して焼成領域
ヘツダーダクト51に送られ、ダストを除去した
後ダクト55から排風機へ送られる。
パレツト5が焼成領域57から冷却領域58に
移つたなら、パレツト5上の空気は冷却に使用さ
れ、その排気はグレート39を通過した後焼成領
域57の場合と同様にして固定式集合ダクト44
に導かれ、枝管50を介して冷却領域ヘツダーダ
クト52に送られ、二重ダンパ53にてダストを
除去した後ダクト56から排風機へ送られる。こ
のように、焼成領域57からの排気と冷却領域5
8からの排気とでは有害ガスの含有量が大きく異
なるため、別系統で処理、排出される。二重ダン
パ53からのダストは一旦焼成領域ヘツダーダク
ト51へ送られ、このヘツダーダクト51内で捕
集されたダストとともに二重ダンパ54からダス
トコンベア86へ排出され、成品コンベア85へ
搬送される。
冷却が完了してパレツト5が排出領域64に達
し、パレツト台枠4のローラ35が排出装置63
のレール75上に乗つたならば、リミツトスイツ
チ等によりこれを検出し、作動シリンダ79に作
動油を供給してパレツト傾動アーム76を開動さ
せる。これによつてパレツト台枠4は自重により
ピン34まわりに傾動し、パレツト5上の焼成物
が落下される。焼成物が落下するとパレツト台枠
4に作用する重量が低減するため、パレツト傾動
アーム76が第12図の仮想線の位置まで開動し
たことをリミツトスイツチ等で検出して作動シリ
ンダ79の作動油を抜けば、バランスウエイト8
2の重量によりパレツト傾動アーム76が閉動
し、これによつてパレツト5も元の位置に戻り、
その後供給領域62へ移される。なお、上記一連
の動作は、パレツト5が排出装置63位置を通過
する間に行なわれる。パレツト5から落下された
焼成物は、クラツシヤ83により破砕された後排
鉱シユート84を通つて成品コンベア85上に至
り、ダストコンベア86からのダストとともに排
出される。
なお、第11図に示すように焼成装置のみを構
成する場合には、排出装置63から排出された焼
成物はその後適当な冷却装置に送られて冷却され
る。また、冷却装置のみを構成する場合には床敷
槽59、原料槽60および点火装置61は不要で
あり、適当な焼成装置からの焼成物を直接供給領
域62に供給するようにすればよい。
本発明によれば、回転系を構成する各部材を一
体に回転移動可能としたため、回転移動中はこれ
ら各部材の相互位置は変化せず、パレツト5と風
箱3間のエアシール等主要シール部の構造を固定
体どうし間のシール構造とすることができるた
め、このシール部が走行系による変動、変形を受
けることがなくなる。また、移動系としての回転
式集合ダクト8と、固定形としての固定式集合ダ
クト44との間の摺動シール装置45は、主走行
系とは離された構成となつているため、走行系か
らの荷重、熱の影響を受けて変形するのを防止で
きる。この結果、漏風を大幅に減少できることに
なる。さらに、風箱本体23とパレツト台枠4と
の間のシール機構は第5図に示す通りであるが、
パレツト台枠4は開閉動作のみしか行なわないた
め、ここでもシール機構に摺接部は存在しない。
また、たとえば前記ドワイトロイド式のもので
は、パレツトの走行は、個々のパレツトが後続パ
レツトに押されることにより行なわれるようにな
つているため、長期使用中にパレツト押合端面に
摩耗が生じ、漏風が発生するおそれがあり、また
摩耗が走行系にも悪影響を与え、さらに漏風を増
長して悪循環となるという問題もあるが、本発明
によれば走行系における摩耗や熱変形が漏風に結
び付く要素はない。さらに、本発明では、風箱3
とパレツト台枠4とにより構成される空間は、パ
レツト5のグレート39の目から落下する焼成物
やダストの補集、排出機能をも有している。な
お、上記においては鉄鉱石を焼成する場合を例に
とつて説明したが、粒状体はこれに限定されるも
のではなく、たとえば石炭灰を焼成してペレツト
化する等、他の物であつてもよい。
以上述べたように本発明によると、回転系を構
成する各部材が一体に回転移動することになるた
め、回転移動中はこれら各部材の相互位置は変化
せず、パレツトと風箱間のエアシール等主要シー
ル部の構造を固定体どうしの間のシール構造とす
ることができるため、このシール部が走行系によ
る変動、変形を受けることがなく、また移動系と
しての回転式集合ダクトと固定系としての固定式
集合ダクトとの間のシール部は主走行系とは離さ
れた構成となつているため、走行系から荷重、熱
の影響を受けて変形するのが防止され、パレツト
側壁間、およびパレツト本体とパレツト側壁間に
隙間ができず、シール部分の長さも短くなり、し
かもこれらのことから従来のものに比べてシール
機構を簡単化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の平面図、第2図はそ
の正面の要部断面図、第3図は風箱、パレツト、
およびパレツト台枠の詳細図、第4図は第3図の
左側面図、第5図は風箱本体とパレツト台枠との
シール機構を示す図、第6図〜第7図は集合ダク
トのシール部を示す図、第8図はその摺動シール
装置を示す図、第9〜10図は集合ダクトの断面
図、第11図はヘツダーダクトが一基の場合を示
す図、第12図は排出装置を示す図、第13図は
その要部拡大図、第14図は排出装置の平面図で
ある。 3…風箱、5…パレツト、7…ウインドレツ
グ、8…回転式集合ダクト、41…円環状経路、
44…固定式集合ダクト、45…摺動シール装
置、49,50…枝管、51…焼成領域ヘツダー
ダクト、52…冷却領域ヘツダーダクト、53…
ヘツダーダクト間二重ダンパ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 同一平面内における円環状経路上に配置され
    るとともに粒状体を載置可能な複数の格子状パレ
    ツトと、このパレツトの下方に配置された風箱
    と、この風箱から前記円環状経路の内側に向けて
    延設されたウインドレツグと、前記円環状経路の
    内側においてこの円環状経路と同心に配置された
    円環状の固定式集合ダクトに対しシールを維持し
    て相対回転可能であるとともに、前記ウインドレ
    ツグが接続されて前記パレツトからの排気を風箱
    からウインドレツグを介して導入可能な円環状の
    回転式集合ダクトとを一体回転可能に構成したこ
    とを特徴とする粒状体の処理装置。 2 同一平面内における円環状経路上に配置され
    るとともに粒状体を載置可能な複数の格子状パレ
    ツトと、このパレツトの下方に配置された風箱
    と、この風箱から前記円環状経路の内側に向けて
    延設されたウインドレツグと、前記円環状経路の
    内側においてこの円環状経路と同心に配置された
    円環状の固定式集合ダクトに対しシールを維持し
    て相対回転可能であるとともに、前記ウインドレ
    ツグが接続されて前記パレツトからの排気を風箱
    からウインドレツグを介して導入可能な円環状の
    回転式集合ダクトとを一体回転可能に構成し、か
    つ、複数の放射状の枝管を介して前記固定式集合
    ダクトに連通するヘツダーダクトを前記円環状経
    路の内側中央部に配置したことを特徴とする粒状
    体の処理装置。 3 同一平面内における円環状経路上に配置され
    るとともに粒状体を載置可能な複数の格子状パレ
    ツトと、このパレツトの下方に配置された風箱
    と、この風箱から前記円環状経路の内側に向けて
    延設されたウインドレツグと、前記円環状経路の
    内側においてこの円環状経路と同心に配置された
    円環状の固定式集合ダクトに対しシールを維持し
    て相対回転可能であるとともに、前記ウインドレ
    ツグが接続されて前記パレツトからの排気を風箱
    からウインドレツグを介して導入可能な円環状の
    回転式集合ダクトとを一体回転可能に構成し、か
    つ、第1の複数の放射状の枝管を介して前記固定
    式集合ダクトの一半部に連通する第1のヘツダー
    ダクトと、第2の複数の放射状の枝管を介して前
    記固定式集合ダクトの他半部に連通する第2のヘ
    ツダーダクトとを前記円環状経路の内側中央部に
    配置したことを特徴とする粒状体の処理装置。
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