JPH01248370A

JPH01248370A - 磁気ディスク装置

Info

Publication number: JPH01248370A
Application number: JP7316788A
Authority: JP
Inventors: Shigemitsu Oguchi; 小口　重光; Toshitake Sato; 勇武佐藤; Kunio Hoshitani; 星谷　邦夫
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 1988-03-29
Filing date: 1988-03-29
Publication date: 1989-10-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野）この発明は、浮動形磁気ヘッドスライダを磁気ディスク
媒体面ヘランデイング・オン・オフさせるようにした磁
気ディスク装置に関するものである。

〔従来の技術）浮動形磁気ヘッドスライダを支持するジンバルはねには
ウィンチエスター形やボイットニー形と呼ばれる支持系
がある。

これらの支持系の特徴は、磁気ディスク回転系の停止時
には、浮動形の磁気ヘッドスライダは磁気ディスク媒体
面に接触したままで放置される。

磁気ディスク回転系か回転すると浮動形磁気ヘッドスラ
イダは、空気膜を介して磁気ディスク媒体上に微小な隙
間で浮上するように構成されており、このような駆動法
をコンタクト・スタート・ストップ（ＣＳＳ）方式と呼
んでいる。

（発明か解決しようとする課題）このＣ３Ｓ方式には次の欠点かある。

第１は、高記録密度化を図るためには浮動形磁気ヘッド
スライダの浮上隙間を低減する必要がある。浮上隙間を
低減しつつ安定な浮動状態を得るためには、浮動ヘッド
スライダと磁気ディスク媒体面とを平滑化しなければな
らない。しかし、高度に平滑化するとディスク回転系の
停止時にスライダと媒体の接触部が結露や表面潤滑剤な
どにより吸着してしまい、回転開始時にステックスリッ
プを発生して、スライダや媒体を損傷する場合がある。

結露による吸着減少を防止するためには、ヘット・ディ
スク・アセンブリ（ＨＤＡ）内を低い湿度に保つことが
必要であり、このためにＨＤＡ内には吸湿剤を実装して
いる。また、媒体の表面潤滑剤による吸着に対しても対
応策が必要である。

第２は、ＣＳＳ時に磁気ディスク媒体の回転数か低い領
域では空気膜の形成が不完全なために、浮動形磁気ヘッ
ドスライダと磁気ディスク媒体とは接触走行をするため
に、スライダ面や媒体面の損傷や摩耗粉などに起因する
障害が発生するという問題があった。

この発明は、Ｃ３Ｓ方式に伴う浮動形磁気ヘツドスライ
タと磁気ディスク媒体との吸着や接触走行を排除し、非
接触走行を行うように構成した信頼性の高い磁気ディス
ク装置を提供することを目的とするものである。

（課題を解決するための手段）この発明にかかる磁気ディスク装置は、ディスク回転系
の起動・停止に対応して磁気ディスク媒体の面上に発生
する回転空気流の風圧を駆動源として、磁気ディスク媒
体の面と平行に揺動自在に変位し、磁気ディスク媒体の
停止時には所定位置に自動復帰するエアースポイラを設
け、このエアースポイラに連動して浮動形磁気ヘッドス
ライダを磁気ディスク媒体面にランデイング・オン・オ
フさせるランデイング・オン・オフ手段を設けたもので
ある。

〔作用〕

この発明においては、磁気ディスク媒体の停止中はエア
ースポイラが所定位置にあって、これと連動するランデ
イング・オン・オフ手段により浮動形磁気ヘッドスライ
ダはランディング・オフに拘束される。磁気ディスク媒
体が回転すると、その時磁気ディスク媒体の面上に発生
する回転空気流の風圧を駆動源としてエアースポイラが
揺動し、これと連動してランデイング・オン・オフ手段
が磁気ヘッドスライダのランディング・オフを解いてラ
ンディング・オンさせる。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示す斜視図である。この
図で、１は磁気ディスク媒体、２は浮動形磁気ヘッドス
ライダ、３はジンバル支持ばね、４はヘッドバー、５は
エアースポイラ、６はエアースポイラ回転軸、７はラン
デイグ・オン・オフ・バー、８はカムタワー、９は固定
ピン、１０は原点復帰ばねである。この実施例は、１個
のへットハー４の両面にシンバル支持はね３を設け、各
ジンバル支持ばね３に浮動形磁気ヘッドスライダ２を設
けたものである。

第１図は磁気ディスク媒体１が停止中の状態を示す。浮
動形磁気ヘッドスライダ２はジンバル支持ばね３を介し
てヘッドバー４に取り付けられている。エアースポイラ
５はエアースポイラ回転軸６に揺動自在に支持される。

また、エアースポイラ５には、ばね材などの弾性体で構
成したランデイグ・オン・オフ・バー７が結合されてい
る。ランデイグ・オン・オフ・バー７はカムタワー８に
対応しており、エアースポイラ５の揺動変位に応してカ
ムタワー８により先端が開閉する機能が付加される。ラ
ンデイグ・オン・オフ・バー７の先端はジンバル支持ば
ね３に対応しており、エアースポイラ５の揺動運動とカ
ムタワー８との関係によりジンバル支持ばね３を拘束ま
たは開放し、浮動形磁気ヘッドスライダ２を磁気ディス
ク媒体１にランデイング・オン・オフする。

第１図は磁気ディスク媒体１が停止の状態にあるため、
図中の点線の矢印で示した回転空気流Ｂの発生がない。

このため、エアースポイラ５は原点復帰ばね１０によっ
て基準位置にあり、ランデイグ・オン・オフ・バー７は
ジンバル支持ばね３を拘束し、浮動形磁気ヘッドスライ
ダ２は磁気ディスク媒体１から離反（ランディング・オ
フ）している。

第２図は、第１図の関係を平面図で示したものである。

第３図は磁気ディスク媒体１が図中のＡに示した矢印の
方向へ定常回転中の場合で、ヘットバー４が前進した状
態図である。磁気ディスク媒体１の回転に伴フて、図中
Ｂの回転空気流が発生し、エアースポイラ５は回転空気
流Ｂの風圧を受けてエアースポイラ回転軸６を中心に揺
動変位している。このために、エアースポイラ５に結合
されているランデイグ・オン・オフ・バー７はカムタワ
ー８から開放される。さらに、ジンバル支持ばね３をも
開放しヘッドバー４のアクセス動作を可能にする。

第４図（ａ）、（ｂ）はランデイグ・オン・オフ・バー
７とカムタワー８の関係を示す。ディスク回転系が停止
時にはランデイグ・オン・オフ・バー７は第４図（ａ）
、つまり第４図（ｂ）の位置ａ、すなわちジンバル支持
ばね３を挟みこんで拘束する基準位置にあり、浮動形磁
気ヘッドスライダ２は磁気ディスク媒体１から離反して
ランディング・オフの状態である。ディスク回転系が回
転を始め回転空気流Ｂが発生し、エアースポイラ５が回
転空気流Ｂの風圧を受けて原点復帰ばね１０のばね力に
抗して揺動を始めると、ランデイグ・オン・オフ・ハー
フは第４図（ｂ）の位置すに移動して先端か広げられ、
ジンバル支持ばね３とは非接触になりで開放するために
、浮動形磁気ヘッドスライダ２は磁気ディスク媒体１の
上にランディング・オンして浮動状態になる。さらに、
回転空気流が強まると、ランデイグ・オン・オフ・バー
７は第４図（ｂ）の位置Ｃに移動し、カムタワー８から
開放されるとともに、ジンバル支持はね３のアクセス位
置からも完全に外れるため、ヘットパー４などのアクセ
ス動作に支障をおよぼさなくなる。

電源のオフなどによってディスク回転系の回転が低下し
てくると、磁気ディスク媒体１につれ回っていた回転空
気流Ｂのエアースポイラ５に及ぼす風圧も低下するため
に、エアースポイラ５は上記と逆の移動、すなわち第４
図（ｂ）のｃ−ｂ−ａのように原点復帰ばね１０によっ
て基準位置に戻されつつランディング・オンしている浮
動形磁気ヘッドスライダ２をランディング・オフして保
持する。また、電源のオフ時などにはヘッドパー４を支
持するアクセス系もＦ　Ｐ　Ｃ（Ｆｌｅｘｉｂｌｅ　Ｐ
ｒ１−ｎｊ　（：１ｒｃｕｉｔ）などの外力によってホ
ームポジションである従来のＣ３Ｓゾーンに自動釣に復
帰するため、上記ランディング・オフの動作は定位置に
おいて確実に行われる。

上記から判るように、磁気ディスク媒体１が規定の回転
速度に達したときは、エアースポイラ５は第３図の状態
となるので、ランデイグ・オン・オフ・バー７がヘット
パー４のアクセス動作に支障がないように、ランデイグ
・オン・オフ・バー７の長さや、カムタワー８の形状お
よび位置等を選定するものとする。

なお、上記の実施例では、ランデイング・オン・オフ・
バー７を用いて浮動形磁気ヘッドスライダ２のランディ
ングのオン・オフをさせたが、バーに限定されず、他の
ランデイング・オン・オフ手段であってもよい。

〔発明の効果〕

この発明は以上説明したとおり、ディスク回転系につれ
まわる回転空気流の風圧を駆動源としてエアースポイラ
を揺動させ、これと連動するランデイグ・オン・オフ手
段により浮動形磁気ヘッドスライダを磁気ディスク媒体
ヘランディグ・オン・オフさせる構成としたため、ディ
スク回転系の回転状態に対応した信頼性の高いランデイ
ング・オン・オフ動作が可能である。これにより、従来
のＣ３Ｓ方式に起因したディスク回転系の停止時におけ
る浮動形磁気ヘッドスライダと磁気ディスク媒体の吸着
や、接触走行による損傷の発生を防止することができる
。

さらに、従来実装していたＨＤＡ内の吸湿剤も不要にな
り、また、媒体表面の潤滑剤もスライダと磁気ディスク
媒体との不測の接触を想定した適正量を塗布すればよく
、信頼性の高いＨＤＡを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す斜視図、第２図は、
第１図の平面図、第３図は同しくディスク回転系か回転
中の状態を示す平面図、第４図（ａ）、（ｂ）はこの発
明のランデイグ・オン・オフ動作の説明図である。図中、１は磁気ディスク媒体、２は浮動形磁気へットス
ライダ、３はジンバル支持はね、４はヘットバー、５は
エアースポイラ、６はエアースポイラ回転軸、７はラン
デイグ・オン・オフ・バー、８はカムタワー、９は固定
ビン、１０は原点復帰はねである。第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

磁気ディスク媒体を回転駆動するディスク回転系と、前
記磁気ディスク媒体に浮動形磁気ヘッドスライダを位置
決めするアクチュエータを実装した磁気ディスク装置に
おいて、前記ディスク回転系の起動・停止に対応して前
記磁気ディスク媒体の面上に発生する回転空気流の風圧
を駆動源として、前記磁気ディスク媒体の面と平行に揺
動自在に変位し、前記磁気ディスク媒体の停止時には所
定位置に自動復帰するエアースポイラを設け、このエア
ースポイラに連動して前記浮動形磁気ヘッドスライダを
前記磁気ディスク媒体面にランデイング・オン・オフさ
せるランデイング・オン・オフ手段を設けたことを特徴
とする磁気ディスク装置。