JPH01240581A - コーティング組成物および耐擦傷性合成樹脂成形品 - Google Patents

コーティング組成物および耐擦傷性合成樹脂成形品

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JPH01240581A
JPH01240581A JP6779488A JP6779488A JPH01240581A JP H01240581 A JPH01240581 A JP H01240581A JP 6779488 A JP6779488 A JP 6779488A JP 6779488 A JP6779488 A JP 6779488A JP H01240581 A JPH01240581 A JP H01240581A
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茶谷 道夫
Masaru Shimazaki
勝 島崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、合成樹脂成形品の表面硬度、1)J(摩耗性
などの表面特性を向、トさせるための密着性、耐候性、
外観等に潰れた被膜を形成するコーティング組成物、及
び該:J−ティング組成物に由来する被膜を表面に形成
してなる■(擦傷性合成樹脂成形品に閃するものである
(従来の技術) 現在、ガラス、金属、木等の従来からの材質を使用した
成形品に代わり、多くの合成樹脂成形品か市販されてお
り、これらは多くの優れた性質を有している。しかしな
がら、合成樹脂成形品は、一般に耐摩耗性が充分ではな
く、この点が改良されれば更に多くの発展か期待される
さて、これらの合成樹脂成形品のハ41↑耗性向上法と
しては、仲々のものが開発されているが、その表面に曲
の硬い凹凸のない平滑な耐摩耗性薄膜を何らかの方法で
付着させることが、合成樹脂の本来有する優れた諸性質
を損うことなく改良できる最も有効な方法であると考え
られている。
このような方法の1つとして、製造工程の簡略化もあわ
せて行なうことを目的として、鋳型にアリルメタクリレ
ート、エチレンジメタクリレート等の架橋性単量体とそ
の重合開始剤との混合物を塗布した後、これにあらかじ
め製造された基材樹脂を密着させ加熱する方法(′[、
シ公昭37−9.827号)があるが、基材樹脂を架も
う剤と重合開始剤との混合物に密着させる際に気泡が入
り易く、その気泡を除去することが困難であり、工業化
するには操作上靴しい問題を含んでいる。また、アルカ
ンジオールのジメタクリレートあるいはジエチレングリ
コールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメ
タクリレート等の架橋性qt1体とその重合開始剤の混
合物を鋳型に塗布し乾燥して薄膜を形成させ、その後基
材樹脂原料をそのj心壁に注入して重合を行なう方法(
特公昭35−17.487号)があるが、この方法では
薄j模が充分に重合していないために、薄膜が樹脂原f
−’)に膨潤または溶解しやすく、そのため表面薄、投
と基材との界面に線状のクラックか生じやすい。このた
め薄膜と親和性のないフィルムを密着させ酸素遮断下で
薄膜を重合硬化さぜな後フィルムのみを剥離し、その後
基材樹脂原料を注入する方法(特公昭47−13,41
7号、特公昭49−36.829号)が提唱され、さら
に架橋性重合物を1分子中に少なくとも3個のアクリロ
イルオキシ基および/またはメタアクリロイルオキシ基
を有しかつ各アクリロイルオキシ基および/よたはメタ
アクリロイルオキシ基間が飽和炭化水素基で結合された
化合物jii独または該化合物を30%以上含有する他
の重合可能な化合物との混合物へと変更しく特公昭/1
9−22,951号)、また薄膜の重合硬化かある程度
進行した後は、フィルムを剥離しくあるいは不活性基体
雰囲気下を解除し)て重合硬化する(特公昭54−14
,617号、特公昭51−14,618号)などの改良
が加えられている。しかしながら、これらの方法は、操
作が傾惟であるばかりでなく、薄膜の素材が満足できる
ものではないために、曝露後の耐擦傷性の低下密着性の
低下は避けがたく、得られる合成樹脂の最P:製品は、
耐I↑耗性にムラのあるものとなりやずい欠点を有して
いる。
一方、耐候性に漬れているといわれるオルガノポリシロ
キサン系コーティング組成物での同様な方法においても
、耐擦傷性および耐候性のrfれな表面を有する合成樹
脂成形品は得られていない。
すなわち白化、ヒゲなどの表面欠点のない外観良好で密
着性が十分な耐摩耗性のすぐれた表面を有する合成樹脂
成形品が得られていない。
(発明が解決しようとする課題) 従って、本発明の目的は、簡便な処理二り稈により耐擦
傷性、耐候性、密着性および外観笠に優れた表面を有す
る合成樹脂成形品を与え得る新規なコーティング組成物
および該コーティング組成15ノを使用してなる耐擦傷
性合成樹脂成形品を提供することにある。詳しく述べる
と曝露後の耐擦1!;・陀の低下、密着性の低下がなく
11(双性にf(れな耐摩耗性にムラのないさ成樹脂成
形品を与え得るυ1規な型塗布用コーティング組成物お
よび該コーティング組成物を使用してなる合成JJ脂成
形品を提供することを目自勺とする。
(課題を解決するだめの手段) 上記諸口的は、固形分換算で(A)(メタ)アクリロキ
シ基含有アルコキシシランの加水分−解物2〜40重厘
%、lンその11!!のアルコキシシランの加水分解物
10〜88重量%、(C)シリカゾル10〜70重量%
の固形分原料と溶剤とよりなり、該溶剤中に加熱乾燥に
より得られる固形分に対し0.25〜1.5重量倍量の
カルビトールアセテート若しくはジアセトンアルコール
、または0.015〜0,6重量倍量のメタクリル酸の
少なくとも1つを含有することを特徴とするコーティン
グ組成物を調製し、該コーティング組成物を鋳型の少な
くとも一向面に塗布し、あらかじめ加熱乾燥して薄膜を
形成したのち、基材樹脂原料を鋳型に注入して重合する
ことにより形成される少なくとも一表面が上記コーティ
ング組成物由来の硬化膜により被覆されていることを特
徴とする合成樹脂成形品を得ることにより達成される。
(作用) 以下、本発明をより詳細に説明する。
なお、本発明において、コーティング組成物を加熱乾燥
する事により形成される硬化膜を固形分と定義し、加熱
乾燥前のコーティング組成物に含まれる固形分前駆体を
固形分原料と定義する。
本発明のコーティング組成物を組成する(A>成分であ
る(メタ)アクリ0−Irシ基含有アルコキシシランの
加水分解物としては、−a弐■、R: R1−3t−(OR3)4−at−ff   (I)(
但し、式中R1はアクリロキシ基またはメタクリロキシ
基で置換された炭素数1〜4、好ましくは3〜4の同じ
または異なるアルキルであり、R2は炭素数1〜8、好
ましくは1〜6の同じまたは異なるアルキル、アルケニ
ル、フェニルであり、R3は炭素数1〜5、好ましくは
1〜4の同じまたは異なるアルキル、アルコキシアルキ
ルであり、またnは0〜2、好ましくは0〜1の整数、
mは1〜3、好ましくは1〜2の整数でありかつ1n 
−1−n≦3である。)で表わされる化合物の加水分R
ギ物などがある。−儀式(I>で表わされる化合物とし
ては、メタクリロキシメチルトリメトキシシラン、メタ
クリロキシメチル(メチル)ジメトキシシラン、β−メ
タクリロキシエチルトリメトキシシラン、β−メタクリ
ロキシエチル(メチル)ジメトキシシラン、β−メタク
リロキシエチル(エチル)ジメトキシシラン、γ−メタ
クリロキシフ゛ロビルトリメトキシシラン、γ−メタク
リロキシプロピル(メチル)ジメトキシシラン、γ−メ
タクリロキシプDビル(ビニル)ジメトキシシラン、γ
−メタクリロキシプロピルトリ(メトキシエトキシ)シ
ラン、δ−メタクリロキシブチルトリメトキシシラン、
δ−メタクリロキシブチル(ジメチル)メトキシシラン
、並びに「メタクリロキシ基」がアクリロキシ基である
上記化合物などかあげられる。これらの化合物のうち次
の一般式(I[)で示される化合物が本発明において好
よしく使用される。
」 CH2=C−Coo−(CI−12)3−3i(OR’
)3(II)(但し、式中Xは水素またはメチル基であ
り、R3は炭素数1〜5、好ましくは1〜4の同じまた
は異なるアルキル基またはアルコキシアルキル基である
。) (メタ)アクリロキシ基含有アルコキシシランの加水分
解物は、上記のような(メタ)アクリロキシ基含有アル
コキシシランのアルコキシ基あるいはアルコキシアルコ
キシ基の一部または全部が水酸基に置換されたものおよ
び置換された水酸基同志が一部結合したものを含んでい
る。これらの加水分解物は、公知のように、例えば純水
または塩酸などの酸性水溶液を添加、撹拌することによ
ってI!!造される。
このような(メタ)アクリロキシ基含有アルコキシシラ
ンの加水分解物は、単独であるいは2種以上を組合せて
用いてもよい。しかして(メタ)アクリロキシ基含有ア
ルコキシシランの加水分解物は、固形分換算で、すなわ
ち本発明のコーティング組成物を加熱乾燥して1;)ら
れる固形分の中に該化合物に由来する部分が2〜40重
量%、好ましくは3〜35重量%含まれることに相当す
る兄たり含まれる。2重量%未満であると、表面薄膜と
基材樹脂原11との密着性が十分なものとはならず、一
方、40重量%を超える場合には、基材原料とfA型と
の剥離不良が発生し外観の良好な成形品が得られない虞
れかある。
また(B)成分であるその他のアルコキシシランの加水
分解物としては、例えば−数式(III)R3S i 
 (OR’ ) 4−t    (m )(1旦し式中
R4は、炭素数1〜6の同じまたは箕なるアルキル、シ
クロアルキル、アルクニル、フェニルあるいはこれらの
ハ17ゲン、アミノ、エポキシ、グリシド、グリシジル
、メルカプトなどの置換体であり、R5は炭素数1〜5
、好ましくは1〜4の同じまたは異なるアルキル、アル
コキシアルキルであり、またρは0〜3の整数である。
)で表わされる化合物の加水分解物がある。−数式(I
II)で表される化合物としては、具体的には、トリメ
トキシ)−キシシラン、ジメチルジメトキシシラン、メ
チルトリメトキシシラン、テトラメト虎ジシラン、テト
ラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブ
トキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルエ
トキシシラン、トリメチルエトキジシラン、フェニルト
リエトキシシラン、ジフェニルジェトキシシラン、フェ
ニル(メチル)シェド’rジシラン、ビニルトリエトキ
シシラン、ビニル(メチル)トリエトキシシラン、ビニ
ルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−クロロ
グロピルトリメトキシシラン、γ、γ。
γ−トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
ルカグトグロビルトリメトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−
γ−アミノグロビルトリメトキシシラン、N−ビス(β
−ヒドロキシエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロ
ピル(メチル)ジメトキシシラン、γ−グリシドキシグ
ロビルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシグロビル
トリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル(メ1
ヘキシエl−キシ)シラン、γ−クリシジルプロビルト
リエトキシシラン、3.4−エポキシシクロヘキシルプ
ロビルトリメトキシシランなどが含まれる。
(B)成分であるその他のアルコキシシランの加水分解
物は(A)成分の場合と同様上記のごときアルコキシシ
ランのアルコキシ基あるいはアルコキシアルコキシ基の
一部または全部が水酸基に置換されたものおよび置換さ
れた水酸基同志が一部縮合したものを含んでいる。これ
らの加水分解物は公知のように、例えば純水または塩酸
などの酸性水溶液を添加、撹拌することによって製造さ
れる。
このようなその他のアルコキシシランの加水分解物は、
単独であるいは2種以上を組合せて用いてもよい。しか
してその他のアルコキシシランの加水分解1勿は、固形
分換算で本発明のコーティング組成物の10〜88重量
%、好ましくは15〜70重量%含まれる。すなわち、
10重量%未満であると、基材1ffJ脂と鋳型との剥
酵不良が発生し、外観の良好な成形品が得られず、一方
、88重量%を超えると表面薄膜と基材樹脂原料との密
着性が十分なものとはならない虞れがある。
また(C)成分であるシリカゾルとは、分散媒、たとえ
ば水またはアルコールなどの有機分散媒に無水ゲイ酸の
微粒子、好ましくは粒径1〜100ミリミクロンの微粒
子を分散させたコロイド溶液であり、周知の方法で製造
され市販されているものである。なおシリカゾルにおけ
る固形分は、全重量の20〜40%程度である。しかし
てシリカゾルは固形分換算で本発明のコーティング組成
物の10〜70重量%、好ましくは20〜65重量%含
有される。すなわち10重量%未満では、耐摩耗性(特
にテーパー摩耗)の向上が−1−分ではなく、耐候性も
よくなく、一方、70重量%を超える場合は、成膜が十
分になされない虞れがある。
しかして(メタ)アクリロキシ基含有アルコキシシラン
の加水分解物、その曲のアルコキシシランの加水分解物
およびシリカゾルの合計量はコーティング組成物の固形
分換算で100重量1%となる。
本発明のコーティング組成物は」1記のような(A)(
メタ)アクリロキシ基含有アルコキシシランの加水分解
物、(B)その他のアルコキシシランの加水分解物、お
よび(C)シリカゾルをそれぞけ所定量ずつ混合し、溶
剤で希釈して得ることができるが、(メタ)アクリロキ
シ基含有アルコキシシランとその他のアルコキシシラン
およびシリカゾルとを混合した後、同時に共加水分解し
、さらに溶剤で希釈して得ることもできる。また溶剤は
上記のいずれの場合も、加水分解に先立って反応物の中
に予め添加しておくことも可能である。
本発明で用いられる溶剤は、コーティング組成物を加熱
乾燥して得られる固形分に対し0.25〜1.5重量倍
量好ましくは0.35〜1.4重量倍量のカルビトール
アセテートもしくはジアセトンアルコール、または0.
015〜0.6重量倍量好ましくは0.025〜0.5
重量倍量のメタクリル酸の少なくとも一つを含有するこ
とが必要である。すなわちカルビトールアセテート、ジ
アセトンアルコール、メタクリル酸の少なくとも一つを
含有しない場合は、鋳型と表面薄膜とめ密着性が十分で
なく、塗膜の乾燥条件が狭い範囲に制限されるばかりで
なく、成形品にヒゲあるいは成形品の表面にあるべき擦
傷性表面薄膜が基材樹脂内部にとり込まれる等の外観欠
点が発生しやすい。特に鋳型を途中で洗浄することなく
繰り返し使用する場合には、上記欠点か顕著にあられれ
5b型の繰り返し使用回数が制限される。一方力ルビト
ールアセデートまたはジアセトンアルコールの使用量が
固形分に対して1.5重量倍量を超える場合には、コー
ティング組成物の同化反応が遅れ、成形品の表面薄膜の
耐擦傷性不良、耐候性試験における表面薄膜と基材との
密着性低下のおそれがある。またメタクリル酸の使用量
が固形分に対して0.6重量倍量を超える場合には、鋳
型と薄膜との密着力が過剰となり、鋳型に基材樹脂内部
1を注入して重合し、得られた成形品を鋳型より取り出
す際に、成形品数り出しが困難になり、膜が破壊したり
成形品が破壊するおそれがあるばかりでなく、上記と同
様、成形品表面薄膜のl1K4候性低下のおそれがある
。ここで[固形分に対する平旦倍量」は次の様に定義さ
れる。
上記のカルビトールアセテート、ジアセトンアルコール
、メタクリル酸の少なくとも1つを含有する溶剤は単独
または他の溶剤の1種若しくは2種以上との混合物とし
て用いることができる。これらの溶剤としては、アルコ
ール類、ケトン類、エーテル類、セロソルブ類、エステ
ル類、ハロゲン化物、カルボン酸類、芳香族化合物類、
脂肪族炭化水素類などを挙げることができるが、特に好
ましくはメタノール、エタノール、n−プロパノール、
インプロパツール、n−ブタノール、5eC−ブタノー
ル、tert−ブタノール、シクロヘキサノール、イソ
ブチルメチルクトン、ジグロビルゲトン、メチル上1:
フソルブ、エチルセロンルグ、ブチルセロンルプ、酢酸
メチルセロンルプ、酢酸セロソルブ、メチルジアセトン
ニーデル、シクロヘキサノン、ギ酸、酢酸、酪酸、トル
エン、キシレン、酢酸エチル、酢酸正ブヂル、酢酸アミ
ル、ペンタアセデート、乳酸メチル、乳酸エチル等であ
る。
本発明のコーティング組成物の硬化にあっては、硬化を
促進する目的で各秤の硬化剤が使用できる。
これらの硬化剤としては、例えば、過塩素酸アンモニウ
ム、過塩素酸、塩酸、硝酸、リン酸、硫酸、スルホン酸
、パラトルエンスルホン酸、三フッ化ホウ素及びその電
子供与体との錯体、SnC14、ZnCl3、FeCl
5 、AlCl3 、SbCl2、TiC1iなどのル
イス酸およびその銘(水、酢酸ナトリウム、ナフテン酸
亜鉛、ナフテン酸コバルト、オクチル酸亜鉛、オクチル
酸亜鉛等の有機酸金属塩、ホウフッ化亜鉛、ホウフッ化
スズ等のホウフッ化金属塩類、ホウ酸エチル、ホウ酸メ
チル等のホウ酸有退ニスデル類、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム等のアルカリ類、テトラブトキシチタン、
テトライソグロボキシチタン等のチタネートエステル類
、ブロムアセチルアセトネート、チタニルアセチルアセ
トネート、アルミニウl2アセチルアセI〜ネート、コ
バルトアセチルアセ1ヘネート、ニラゲルアセチルアセ
トネート、則アセチルアセトネー1−、マンガンアセチ
ルアセトネー1へ等の金属アセチルアセトネーI・類、
n−ブチルアミン、ジ−n−ブチルアミン、トリーn−
ブチルアミン、グアニジン、ビグアニド、イミタゾール
等のアミン類等が挙げられる。これらの硬化剤のうち好
ましくは、トリーn−ブチルアミンなどのようなアミン
系硬化剤であり、型の温度が高い場合には、アミン系硬
化剤と金属アセチルアセトネー1〜類との組み合わせが
特に好ましい。
さらに本発明のコーティング組成°陶中には、必要に応
じて、塗j摸表面の摩擦係数向上のためにレベリング剤
を添加することができる。レベリング剤としては、市販
の、例えば住友スリーエム製FC−431(商品名)の
ようなフッ素系界面活性剤や、トーレシリコーン社製5
l−r−28(商品名)のようなシリコーン系界面活性
剤などを用いることができる。これらのレベリング剤の
添加量は少量で十分であり、組成物全体に対し0.01
〜5重量%程度でよい。
また、本発明のコーティング組成物中に、紫外線吸収剤
や酸化防止剤などの劣化防止剤、Bn ’!−1や染料
などの着色剤、アルミナゾル、グラファイト、ガラス繊
維、炭素繊維などの充填剤、アルコール可溶性アクリル
(y]脂を含有させることは任意である。
上記のごとき新規なコーティング組成物は、5h型の少
なくとも一向面に塗布し、あらかじめ加、74乾煤して
薄膜を形成したのち基材()]脂原料を注入し、−数的
な鋳込み重合を行なう型塗布用として用いられ、これに
より優れた表面特性を付与された本発明の耐l?5!傷
性合成樹脂成形が与えられる。
本発明に使用される基材樹脂としては、一般にη込重合
可能な合成樹脂であれは特に限定されないが、アクリル
系樹脂、アリルジクリコールカーボネートおよびスチレ
ン系樹脂などが好ましく特にメチルメタクリレート単独
重合体、メチルメタクリレートを主成分とする他の共重
合し得る単量体との共重合体およびrCR−39Jとし
て知られるジエチレングリコールビスアリルカーボネー
トが好ましい。従って本発明の合成樹脂成形品の製造に
用いられる基材樹脂原料としては上記のごとき合成樹脂
の常圧で液状の鋳込重合可能な単量体または部分重合体
が用いられる。例えばアクリル系合成IGJ脂の場合、
メチル(メタ)アクリレートなどのようなアルキル(メ
タ)アクリレート単独もしくは2種以上のアルキル(メ
タ)アクリレートの混合物またはアルキル(メタ)アク
リレートを主成分とする他の共重合し得る単量体、例え
ばヒドロキシ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリル酸塩、塩化ビニル、酢酸ビニル、
(メタ)7゛クリロニトリル、(メタ)アクリルアミド
、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、無
水マイレン酸等との混合物!ンるいはこれらの部分重合
体などが基材樹脂原料となる。
基材μj脂原料の重合開始剤としては、油溶性の過酸化
物、アゾ化合物のような公知のラジカル重合開始剤が一
般に使用可能である。また、必要に応じて、可塑性、難
燃化剤、着色剤、紫外線吸収剤などの助剤または添加剤
を基材樹脂原料中に添加することも可能である。
本発明の合成1男脂成形品は、上記のごときコーティン
グ組成物および基材樹脂原料を用いて、例えば以下のよ
うにして製造される。
まず上記のごときコーティング組成物が、例えばステン
レス鋼、mWガラス板などにより組立てられる通常用い
られる鋳型の内面となる部位へ刷毛塗り、スプレー、ロ
ールコータ−などの適当な手段で、泡やムラのないよう
に均一に塗布される。
この際、コーティング組成物の鋳型の内面となる部位へ
の塗布は、かならずしも内面全面に対して行なう必要は
なく、例えば片面のみ高い耐摩耗性を有する樹脂成形品
を得ようとする場合には、([1当する鋳型の一内面に
コーティング組成物を塗布すれば足りる。次に100°
〜140°Cで2〜15分間程度加熱乾燥させ鋳型の内
面となる部位に0.003〜0.1關、好ましくは0.
005〜0、O3nmの厚さの薄膜を形成する。次に少
なくとも−内面に薄膜を形成させた該鋳型を組立て、そ
の間に上記のごとき基材樹脂原料と重合開始剤との混合
物を注入する。基材樹脂原料を常法により重合させた後
、鋳型から成形品を剥離すると、鋳型から移行した硬化
膜がその表面に(=f着した合成樹脂成形品が得られる
このようにして製造される本発明の合成樹脂成形品は、
上記のごときコーティング組成物由来の硬化膜、望まし
くは0.003〜0.1m1N厚さの硬化膜が基材樹脂
表面に強く密着しており、この硬化膜によりその表面の
耐擦傷性は著しく改善されており、長時間曝露後におい
ても耐擦傷性、密着性等にほとんど変化は見られず耐候
性も良好なものである。またこの表面は、小皺、凹凸な
どの外観不良もなく、鋳型の表面を完全に写しとること
ができ、i23型からの取外しも容易である。
(実施例) 以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
なお実施例および比較例により得られた合成IN脂成形
晶の性能は以下の方法によって調べられた。
密着性 密着性はバ盤目試験により行ない、剥離しない部分の割
合を%で示した。
耐擦イL1性 耐擦傷性は、試験片の表面に#000のスチールウール
の治具を一定荷重(100g / ctE )下で押し
付は一定速度で50回往復させ擦傷前後の曇価の差を摩
耗値とした。なお曇価は次の式によって表わされる6 耐候性試験は紫外線曝露試験機(東江精機製1ALTA
S−UVCON)湿潤50℃4時間→70°C紫外線曝
露のみ8時間のサイクルで700時間実施し、外観、密
着性、耐擦傷性を試験した。
実施例1 γ−メタクリロキシ10ピルトリメトキシシラン171
重量部(固形分換算5重量部)、メチルトリエトキシシ
ラン233重量部(固形分換算45重量部)、メタノー
ルシリカゾル325重量部(固形分IAW50重量部)
およびイン10ピルアルコール130重量部を混合し、
20〜25℃の温度下に撹拌しながら0.02N−塩酸
150重量部を加えて1時間室温に放置熟成する。これ
にメタクリル酸6重量部(固形分の0.03重量倍量)
、カルビトールアセテート70部(固形分の0.35重
量倍量)、ジアセトンアルコール70部(固形分の0.
35重量倍量)、シリコーン系界面活性剤、(トーレシ
リコーン製:5H−28)1.5重量部、1.8−ジア
ザビシクロ(5,4゜O〕タウンセン−70,5重量部
を加えてコーティング組成物を調製した。
このコーティング組成物を300X400X5市厚のガ
ラス板の片面にアプリゲータ−で表面薄j摸の厚みが0
.005m1+になるように均一に塗布し、オーブン中
で120°Cで5分間加熱乾煤の後、2枚のガラスを表
面薄膜が内側となるように対向させ、間隔が5市になる
ように塩化ビニルガスケットで組み立てられたセルにア
ゾイソブチロニトリル0.5重量%を含むメタクリル酸
メチル部分重合体を注入し60℃で8時間、次いで12
0℃で2時間加熱重合させた。冷却後ガラス板から得ら
れた合成樹脂板を剥離すると、表面薄膜は完全にメタク
リル樹脂板の方に移行し、かつ表面に凹凸がなく光学歪
のないきれいな表面を有する樹脂板が得られた。この樹
脂板の密着性を測定したところ100%密着しており、
また耐摩耗性を測定した結果、このようなコーティング
を行なっていないメタクリル樹脂板の摩耗値が19%で
あるのに対し、本実施例の樹脂板の享耗値は0〜0.1
%であり、はとんど傷のつかない状態であった。
また耐候性試験の結果、外観に異常はなく、密着性10
0%、摩耗性0%と密着性、耐擦傷性共に性能低下は見
られず、優れた耐候性を示した。
実施例2 実施例1で成形品を剥離した後のガラス板を、洗浄する
ことなく鋳型として用いる以外は実施例1と同様にして
メタクリル樹脂板を成形し、カラス板より」1市した。
このガラス板を洗浄することなく再度鋳型として使用し
、上記と同様な方法で樹脂板を成形するという操作を繰
り返し、実施例1と合わせて合計5回成形した。この様
にして得られた樹脂板は全て表面薄膜が完全に樹脂板の
方に移行し、かつ表面に凹凸がなく化学型のないきれい
な表面を有するものであった。これらの樹脂板の密着性
を測定したところ全て100%密着しており、また耐摩
耗性を測定した結果、全ての樹脂板の摩耗値はO〜0.
1%であり、はとんど傷のつかない状態であった。また
耐候性試験の結果、全ての樹脂板で外観に異常はなく、
密着性100%、摩耗値0%と密着性、宵(擦傷性共に
性能低下は見られなかった。
比較例1 γ−メタクリロキシグロピルトリメトキシシラン14重
量部(固形分換算5重量部)、メチルトリエトキシシラ
ン233重量部(固形分換算45重足部)、メタノール
シリカゾル325重1部(固形分換算50重平部)およ
びイソプロピルアルコール130重量部を混合し、20
〜25℃の温度下に撹拌しながら0.02N=塩酸15
0重量部を加えて1時間室温に放置熟成する。これに酢
酸2重量部、ブチルセロソルブ140重量部、シリコー
ン系界面活性剤(トーレシリコーン・1′1:5H−2
8)1.5重量部、1,8−ジアザビシクロ(5,4,
O)ウンデセン−70,5重量部を加えてコーティング
組成物を調製した。このコーティング組成物を用いる以
外は実施例と同様にしてメタクリル樹脂板を成形した。
その後、上記コーティング組成物を用いる以外は実施例
2と同様にして上記の成形と合わせて合計3回、成形を
繰り返した。1回目および2回目に成形した樹脂板では
、表面薄膜は完全に樹脂板の方に移行し、かつ表面に凹
凸がなく光学歪のないきれいな表面を有するものであっ
たが3回目に成形した樹脂板では、表面薄膜が部分的に
基材樹脂内部および基材樹脂表面に移行し、これをスチ
ールウールで軽く摩擦したところ、傷つく部分と傷のつ
かない部分とがまだら模様状に分布し、均一な耐擦傷性
をもつ樹脂板が得られなかった。
実施例3 実施例1のコーティング組成物を350x40QXlO
nm厚のガラス板に乾燥後の膜l¥が0.005n++
n程度になるようにスプレー塗装し、出力3kwの遠赤
外線乾燥機でヒーター面板温度380°C,雰囲気温度
130°C1照射距離70m+nおよび加熱時間10分
の条件下で加熱後、実施例1と同様に製板したところ表
面薄膜は完全にメタクリル樹脂板の方に移行し、かつ表
面に凹凸がなく光学歪のないきれいな表面を有する樹脂
板が得られた。
このコーティング物はスチールウールで強く摩擦しても
傷がつかないものであった。
比較例2 実R1g例2と同様の組成および方法で調製したコーテ
ィング組成物を使用し、実施例3と同様の方法で製板し
たところ、表面薄膜は部分的に基材樹脂内部および基材
樹脂表面に移行し、これをスチールウールで!好<I2
擦したときには、傷つく部分と傷のつかない部分とがま
だら模様状に分布し均一な耐擦傷性をもつ樹脂板が得ら
れなかった。
実施例4〜9 コーティング組成物の組成を第1表に示すように変える
以外は実施例1と同様にしてメタクリル樹脂板を成形し
な。得られたメタクリル+51脂板の性能について調べ
た結果を第1表に示す。いずれの場合も表面に凹凸かな
く光学歪のないきれいな面を有する樹脂板が得られ、い
ずれも密着性ICO%、摩耗値0〜0.1%であった。
比較例3〜5 コーティング組成物の組成を第1表に示すように変える
以外は実施例1と同様にしてメタクリル樹脂板を成形し
た。得られたメタクリル樹脂板の性能について調べた結
果を第1表に示す。比)較例3においては薄膜と基材樹
脂との密着性が得られず、比較例4ではガラス板」二に
表面薄膜を形成できず、また比較例5では表面薄膜は樹
脂板に郵行するもののテーパー摩耗値が高いばかりでな
く:1(候性試験において塗膜のクラックが発生しな。
実施例工0 実施例1に示すコーティング組成物を、眼鏡レンズ用カ
ラス型の片面にスプレー法で表面薄膜のlVみが0.O
05+++mになるように均一に塗布し、オーブン中で
100°Cで5分間加熱乾燥の後、オス・メス2枚のガ
ラス型を表面薄膜が内11!Iとなるように対向させて
ガスゲットにより所望の間隔に組立て、その間にジイソ
プロピルパーオキシジカーボネート<IPP)3.0%
を含むジエチレングリコールビスアリルカーボネート単
菫体(PPG社rCR−39J )を注入し、電気炉中
で徐々に100℃まで温度を上昇させ、18時間かけて
重合を完了させた。冷却後^を型して得られたレンズは
、表面薄膜が完全にレンズ表面に移行し、表面が型形状
を十分に転写し、光学特性にすぐれ、スチールウール摩
擦でも傷のつかない良好なレンズが得られた。
以下余白 第1表 実施例4   実す酢15   実施例6−粗戊上卯范
顕− (固形分換算 重量%) 〔固形分に対する」1Δ星) Ml)TM              t[5)  
          28(10)MPMDM    
         〜     75[30)    
  −MTE              23]・+
5)    25!1(50)    212(40)
GPMTE             −−−−VTE
                −−−メタノールシ
リカゾル      325(50)    130(
20)    330(50)イソプロパツールシリカ
ゾル     −−−カルビトールアセテート    
  70[0,35]    70[0,354−ジア
セトンアルコール       70[0,35]  
  70[0,35]     −メタクリル酸   
       20[0,11100[0,5]ブチル
セロソルブ          −      −14
0[0,7]摩粍値(?≦)      0.0  0
.1  0.1百(候 性 外   観         異常なし   T常なし
   異常なし密着性(%)     100  10
0  100摩耗値(%)      0.0   0
.1   0.1〜IPTM:メタクリロキシプIコピ
ルトリメトキシシラン。
MTE  :メチルトリエトキシシラン。
VTE  :ビニルトリエトキシシラン。
メタノールシリカゾル   :目迎イー 固形分30%
 粒径1イソプロパツールシリカゾル:触媒fIJ麦製
 固形分30% 粒径]すく方−17’MMA18  
  mVJ9    土Lf交イー13    LLl
!M    比’M1514+ 51   28(10
)    56(20)           28(
10)    14T 5)233(,15)    
320f60)          233f45) 
         492(95)−−−24+51 
    −      −325f50)      
     423((+5)    325(50) 
   861f901     −280[1,4] 
         70[0,35]   70(0,
35]   100[0゜351  70[0,35]
−70[0,35170(0,35]    70[0
,35]   100[0,35]    70[0,
3516[Q、03J          6[0,0
3]    6r0.03]    8[0,0316
f(1,031−70[0,351−−−−− 0010010001ulAテきず   1000.0
      0.1      0.0     − 
      −       0.3異常なし   r
6常なし   異常なし           −膜に
クラックioo     1oo     ioo  
    −−−o、o      o、i      
o。1    −     −     −MPMDM
:メタクリロキシプロビル(メチル)ジメl−’rジシ
ラン。
GPMTE:グリシドキシ10ピル(メチル)ジノ1〜
キシシラン。
[0〜20mμ。
10〜20mμ。
(発明の効果) 以上述べたように本発明は、(A)(メタ)アクリロキ
シ基含有アル:lAジシランの加水分解物、(B)その
他のアル:!Nジシランの加水分P+’f 物、(C)
シリカゾルより構成される固形分加工゛Iと溶剤とより
なり、該溶剤中にカルピI・−ルアセデート、ジアセト
ンアルコールまたはメタクリル酸の少なくとも1つを含
有する新規なコーティング組成物、および該コーティン
グ組成物を夕」型の少なくとも一内面に塗布し、あらか
じめ加熱乾燥して薄膜を形成したのち、基材樹脂原料を
注入し重合を行なって形成される、少なくとも一表面が
上記コーティング#il +J1.杓山来の硬化膜によ
り被覆されていることを特徴とする合成樹脂成形品を提
供するものであるから、曝露後の1:i+ J察g3性
、密着性の低下もなく、耐擦1b性、外観性および1i
(代作に優れた物品が得られるばかりでなく、該コーテ
ィング組成物の溶剤中に少なくとも1つ含まれるカルピ
トールアセデート、ジアセ)〜ンアルコール、メタクリ
ル酸の働きにより、鋳型内表面に形成される薄膜と鋳型
との密着性が向上し膜形成条件を広範囲にとることがで
きる。すなわち本発明のコーティング組成物を使用する
ことにより、ヒケあるいは表面薄膜の部分的な基材樹脂
内部への取り込まれなどの製品欠点を減少することが可
能になるとともに、生産条件の安定化を達成することが
可能になる。特にib型を途中で洗浄することなく繰り
返し使用して成形する場合に上記の効果は!争著であり
、病型の繰り返し1受用回数が大中に増えるなど、生産
合理化に大きな効果を発揮する。
以上のように、本発明により、例えば自動車用グレージ
ング(はめ込み窓)および外装部品1.r−外各種カバ
ー類、建築用グレージングおよびドームなどに対し粉塵
などの衝突によるキズの発生あるいは清掻ないし洗車時
などのモツプ、ワイパー等によるキズの発生を抑え長期
間透明性あるいは光沢を維持した合成樹脂成形品を提1
1(できる。さらに、眼鏡レンズ、カメラレンズなどで
は、特に多ヱ(を点レンズなど複流な形状に対しても、
成形品への硬化塗料の浸漬塗り、スプレー塗りなどで発
生する塗りムラ、タレ、ブツなどの欠陥を解消して外観
良好な製品が得られるだけでなく、硬質膜を厚くできる
ことにより耐ずり(4、耐薬品、耐曲げクラック性など
が大幅に改善できる。また本発明の合成(※j脂成形品
は、何ら繁雑な処理工程を必要とぜす、−数的な鋳込重
合法に若干の変更を加えるのみで成形と同時に被覆形成
されるために製造面においても有利である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固形分換算で(A)(メタ)アクリロキシ基含有
    アルコキシシランの加水分解物2〜40重量%、(B)
    その他のアルコキシシランの加水分解物10〜88重量
    %、(C)シリカゾル10〜70重量%の固形分原料と
    溶剤とよりなり、該溶剤中に加熱乾燥により得られる固
    形分に対し0.25〜1.5重量倍量のカルビトールア
    セテート若しくはジアセトンアルコール、または0.0
    15〜0.6重量倍量のメタクリル酸の少なくとも1つ
    を含有することを特徴とするコーティング組成物。
  2. (2)コーティング組成物が鋳型内面に塗布され、あら
    かじめ加熱乾燥されて薄膜を形成したのち、鋳型内で基
    材樹脂原料を重合することにより合成樹脂成形品表面に
    被膜を形成する型塗布用として用いられる特許請求の範
    囲第1項に記載のコーティング組成物。
  3. (3)特許請求の範囲第1項に記載のコーティング組成
    物を鋳型の少なくとも一内面に塗布し、あらかじめ加熱
    乾燥して薄膜を形成したのち、基材樹脂原料を鋳型に注
    入し、重合を行って形成される少なくとも一表面が上記
    コーティング組成物由来の硬化膜により被覆されている
    ことを特徴とする耐擦傷性合成樹脂成形品。
  4. (4)硬化膜は0.003〜0.1mmの厚さを有する
    ものである特許請求の範囲第3項に記載の合成樹脂成形
    品。
  5. (5)基材は、アクリル系樹脂、アリルジグリコールカ
    ーボネート樹脂またはスチレン系樹脂である特許請求の
    範囲第3項に記載の合成樹脂成形品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997016479A1 (de) * 1995-10-31 1997-05-09 Institut für Neue Materialien Gemeinnützige GmbH Kompositmaterialien mit nanoskaligen füllstoffen

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59214801A (ja) * 1983-05-20 1984-12-04 Seiko Epson Corp 合成樹脂製レンズ
JPS6295361A (ja) * 1985-10-22 1987-05-01 Yoshio Ichikawa コ−テイング用組成物

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