JPH01233405A - 光ファイバの多心一括接続装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は被覆層を除去し端面を切断した多心の光ファイ
バをＶ溝にクランプして融着時軸ずれを防止するクラン
パを具えた多心一括接続装置に関するものである。

（従来の技術） 第３図は従来の多心一括接続装置における光ファイバの
クランプ部分における横断面図である。

図面に示すように、各光ファイバ（１）はＶ借金（２）
の各Ｖ溝（２Ｉ）に位置し、クランパ（３）によって各
光ファイバ（１）はクランプされている。

しかして、第３図の向って一番右側の光ファイバ（」）
を見ればわかるように、光ファイバ（１）は点ａ＋１）
＋Ｃの３点で位置決めされており、■溝（２Ｉ）が高精
度に形成されており、かつ各光ファイバ（１）の外径が
一定であれば、高精度な位置決めが可能で、低損失な融
着接続が実現できる。

（解決しようとする課題） しかし、現実には光ファイバ（１）の外径が各６毎に多
少異なっており、このため、光ファイバ（１）とクラン
パ（３）との間にΔｈの隙間が生ずることがある。この
ような隙間のある光ファイバ（１）は、融着前に相対向
する光ファイバ（１）同志の接合端面を正確に突き合せ
ることが困難で、光ファイバ外径中心の軸ずれが生じ、
光ファイバが変形し、接続損失が大きくなるという問題
点があった。

又そのような光ファイバは、仮に融着前に外径中心同志
が合っていたとしても、クランプ状態が不安定なために
、融着時に軸ずれを生じ、接続損失が増大するという問
題点があった。

さらに、融着前の外径中心の軸ずれ量から接続損失を推
定する方法があるが、上記のように、融着時に軸ずれが
発生すると、その推定値と実測値が著しく異なるという
問題点があった。

（課題を解決するための手段） 本発明は上述の問題点を解消した光ファイバの多心一括
接続装置を提供するもので、その特徴は、■溝に挿入さ
れた各光ファイバを一括してクランプするクランパの光
ファイバと接触する部分に弾性体を設けたことにある。

第１図は本発明の接続装置におけるクランプ部分の具体
例の説明図で、同図（旬は一部断面をあられした側面図
、同図（ロ）は（９図のＸ−Ｘ断面図であり、第３図と
同一記号は同一部位をあられしている。

図面に示すように、本発明の接続装置においては、クラ
ンパ（３）が光ファイバ（１）に接触する面には、例え
ば発泡プラスチック等より成る弾性体（４）が設けられ
ている。又この弾性体（４）には、径の太い光ファイバ
（１）に対して、上下方向に圧力がかかりすぎ、光ファ
イバ（１）と弾性体（４）の間に摩擦抵抗が増大するの
を防ぐために、第２図に示すように、■溝（２１）の真
上に位置する部分に縦方向の切り込み（４１）を設けて
もよく、あるいは、弾性体（４）が光ファイバ（１）に
接触する面にコーティングを施してもよい。さらに、弾
性体（４）が光ファイバ（１）に接触する面を耐熱性材
料で覆ってもよい。

（作用） 上述したように、本発明の接続装置によれば、クランパ
（３）が光ファイバ（１）に接触する面に弾性体（４）
を設けであるので、光ファイバ（１）の外径が異なって
いても、弾性体（４）がこれを吸収し、各光ファイバ（
１）に対して下向きの力が作用し、外径が小さい光ファ
イバでも正確に■溝（２１）に位置決めすることが可能
となる。

又外径の大きい光ファイバ（１）に対して、弾性体（４
）に縦方向の切り込みを設けるとか、弾性体（４）が光
ファイバ（１）に接触する面にコーティングを施すこと
によって、光ファイバ＜１）に上下方向に圧力がかかり
すぎて、弾性体（４）との間に摩擦抵抗が増大するのを
防ぐことができる。

（実施例） 多心の８Ｍファイバでは、第５図に示すように端面不揃
い量（Δりが０１端面確度（θ）が０のとき、接続損失
（α）と融着前軸ずれ量（ｄ）とは、第４図の曲線で示
されるような関係があるが、本発明のクランプ方式を用
いて実験を行なった結果は黒丸で示すように、はぼ曲線
上にのっており、融着時の軸ずれを防止できることが確
認された。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明の接続装置によれば、クラ
ンパが光ファイバに接触する部分に弾性体を設菖ること
で、各光ファイバクランプ状態を安定させ、光ファイバ
の融着時軸ずれを防止することができて、低損失な融着
接続を実現できる。

又融着前の軸ずれ量から、接続損失を推定する場合、そ
の推定精度を著しく向上させることができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の光ファイバの多心一括接続装置におけ
るクランプ部分の具体例の説明図で、同図（イ）は一部
断面をあられした側面図、同図（ロ）は（イ）図のＸ−
Ｘ断面図である。 第２図は第１図に用いる弾性体の一例の横断面図である
。 第３図は従来の多心一括接続装置における光ファイバの
クランプ部分の横断面図である。 第４図は接続損失と融着前軸ずれ量の関係図である。 第５図は光ファイバの端面不揃い及、び端而角度の説明
図である。 １・・・光ファイバ、２・・・Ｖ借金、２１・・・Ｖ溝
、３・・・クランパ、４・・・弾性体、４１・・・切り
込み。 賽　１　図 ？１ 審２囚

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）被覆層を除去し端面を切断した多心光ファイバを
   Ｖ溝にクランプして光ファイバ同志を突合わせ、しかる
   後融着接続を行なう光ファイバの多心一括接続装置にお
   いて、上記Ｖ溝に挿入された各光ファイバを一括してク
   ランプするクランパの光ファイバと接触する部分に弾性
   体を設けたことを特徴とする光ファイバの多心一括接続
   装置。
2. （２）弾性体のＶ溝の真上に当たる部分に切り込みを設
   けたことを特徴とする請求項（１）記載の光ファイバの
   多心一括接続装置。
3. （３）弾性体が光ファイバと接触する面にコーティング
   を施したことを特徴とする請求項（１）記載の光ファイ
   バ多心一括接続装置。