JPH01233109A - 滑り止め構造体 - Google Patents

滑り止め構造体

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JPH01233109A
JPH01233109A JP30668387A JP30668387A JPH01233109A JP H01233109 A JPH01233109 A JP H01233109A JP 30668387 A JP30668387 A JP 30668387A JP 30668387 A JP30668387 A JP 30668387A JP H01233109 A JPH01233109 A JP H01233109A
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spike
slip
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猛 中山
Hiroshi Wakana
若菜 廣
Shingo Iiizumi
信吾 飯泉
Yoshitaka Nishida
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はタイヤ滑り止め装置等に適用される滑り止め構
造体に関する。
[従来の技術] 特開昭57−172805号や同60−56609号で
提案されたタイヤ滑り止め装置では、ボス部及びボス部
から放射状に延出するアーム部が硬質の合成樹脂で形成
され、ボス部がホイールに取り付けられてアーム部の先
端部がタイヤのトレッド部に配置される構成となってお
り、アーム部の先端部にはスパイクが取り付けられてい
る。
ところで、この種のタイヤ滑り止め装置では、耐摩耗性
及び乗心地の向上を考慮して、アーム部の先端部にゴム
材を配置し、このゴム材を接地部とすることが考えられ
ている。
ゴム材をアーム部に結合する手段としては、焼付加硫が
考えられるが、大がかりな加硫設備を必要とし、金型も
複雑な構造となり、加硫時間も長くなって、総じて生産
性が悪いという欠点がある。
また、他の結合手段としては、接着剤を用いることが考
えられるが、この場合にも接着設備が必要であり、やは
り生産性も悪いという欠点がある。
特にゴム材をアーム部に嵌め込み接着する構造とした場
合には両者の寸法誤差を考慮してゴム材の寸法が小さく
設定されることから両者間に隙間ができて外観見映えが
悪くなり商品価値を損ねると云う問題もある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記に鑑み、高生産性で製造し得る上記タイヤ
滑り止め装置等に適用される滑り止め構造体を提供する
ことを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、合成樹脂成形品にゴム材を結合して該ゴム材
を接地部となすとともに該ゴム材の接地面から先端か突
出するスパイクを設けた滑り止め構造体であって、前記
ゴム材か前記合成樹脂成形品の成形時に該合成樹脂成形
品に固着されるとともにスパイクか合成樹脂成形品に埋
設された構成としている。
[作用] 上記構成の本発明では、合成樹脂成形品の成形と、合成
(肘脂成形品へのゴム材及びスパイクの結合か同時にな
されている。
[実施例] 第1図乃至第14図には本発明に係る滑り止め構造体を
タイヤ滑り止め装置に適用した第1実施例か示されてい
る。
第2図及び第3図に示されるように、タイヤ滑り止め装
置の本体10には、いずれも合成樹脂からなるボス12
と8本のアーム14とか備えられている。これらの材料
の具体例としては、熱可塑性エラス[・マー、ポリエチ
レン、熱可塑性ポリウレタン等の熱可塑性プラスチック
や、FRP (繊維強化プラスチック)、熱硬化性ポリ
ウレタン等の熱硬化性プラスチックか用いられる。
ボス12には、ディスク部16の中央部に透孔18か形
成され、ディスク部16の周囲に半径方向へ等間隔で放
射状に突出された8本のアーム連結部20か一体に形成
されている。アーム14は一端部がアーム連結部20に
ピン22を介して連結され、中間部が屈曲されて自由端
側の端部かボス12の軸線方向に延出されている。アー
ム14の自由端側の端部には、外周面にゴム板100か
配置されるとともにゴム板100から先端部か突出して
スパイク102か配置され、内周面に突起部26か一体
に形成されている。
なお、アーム]4は人力によりピン22を支点として第
2図矢印へ方向へ揺動可能とされている。
第1図にはボス12と連結される前のアーム14が示さ
れており、このアーム14が前述のように配置されるゴ
ム板100及びスパイク102と結合されて滑り止め構
造体を構成している。アーム14は前述のような合成樹
脂を型成形して製造されるか、ゴム板100及びスパイ
ク102はアーム14の成形時に同時にアーム14に結
合されるようになっている。
即ち、アーム14の成形に先たって、第4図及び第5図
に示されるようにスパイク102か取り付けられたゴム
板100が用意される。スパイク102は第6図及び第
7図に示されるように、ゴム板100への取付前の形状
か略コ字形に屈曲された鋼板からなるシャンク104に
超硬金属からなるチップ106か貫通係止されて構成さ
れている。このスパイク102はシャンク104の脚部
104Aかゴム板100に形成された矩形断面の貫通孔
108へ挿通され、ゴム板100の裏面で脚部104A
か第5図に示されるようにづム板100の裏面と間隔を
あけてかしめられてゴム板100へ取り付けられている
ゴム板100は第4図及び第6図に示されるように平面
形状が略コ字形とされていて、両脚部には第6図に示さ
れるように前述した貫通孔108が夫々一対ずつ形成さ
れている。一対の貫通孔108の間には表面に開口する
一対の円断面の凹部110が形成されており、この凹部
110にはシャンク104の裏面から突出したチップ1
06が収まるようになっている。
なお、チップ106の突出量は僅かなので、凹部110
を特に設けずとも良い。
ゴム板100の裏面には第8図に示されるように貫通孔
108を挟んで突起112が一体に形成されている。こ
の突起112は第9図に示されるように台形断面とされ
ていて、底辺が上辺よりも長くなっている。
また、ゴム板100の周囲面は第5図、第9図及び第1
0図に示されるように、末広がり状の勾配面とされてい
る。
上記第4図及び第5図のようにスパイク102か取り付
けられたゴム板100は、アーム14を成形するだめの
金型にセットされ、この状態で射出成形によりアーム1
4が形成される。この際、ゴム板100の裏面及びシャ
ンク104の脚部104Aには接着剤か塗布されている
。これにより、第11図に示されるように先端部が二叉
に分枝されたアーム14が得られるが、この成形の際に
同時にアーム14の先端部には前記ゴム板100及びス
パイク102か強固に結合される。
即ち、ゴム板100は、アーム14に接着剤を介して結
合されるとともに、第12図に示されるように突起11
2がアーム14とあり差しに嵌合する形となるので図上
刃への移動(抜は出し)及び凹か右前後方向への移動か
強固に阻止され、さらに第12図及び第13図に示され
るように周囲もアーム14とあり差しに嵌合する形とな
るので前記方向への移動が強固に阻止される。
さらに、第13図に示されるように、シャンク104の
脚部104Aがアーム14の樹脂部分に封入されるので
、スパイク102がアーム14に強固に結合されるとと
もに、これによってもゴム板100は前記方向への移動
が強固に阻止されている。
アーム14とゴム板100とは上記のように結合される
ので、アーム14とゴム板100とは隙間なく結合され
、外観見映えが向上されて商品価値が高い。
なお、上記実施例では突起112を台形断面形状とした
が、矩形断面形状としても充分に効果を発揮する。また
、突起112の配置態様・数量も種々に変更可能である
また、上記実施例ではスパイク102は、シャンク10
4をゴム板100の裏側でかしめるようにしたが、第1
5図に示されるようにゴム板100の表面側でかしめる
ようにしても良い。
また、上記実施例ではアーム14の先端部を二叉に分枝
してタイヤ62(第3図参照)の周方向への長さを短く
することでアーム14の割れ防止を図っているが、さら
に多数に分枝しても良い。
第2図及び第3図に示されるように、本体10を車輪5
8へ取り付けるための収付手段28は、筒状に成形され
た鋼板からなるアタッチメント30と、アタッチメント
30に固着されたスプリングプレート34と、アタッチ
メント30に取外し可能に取り付けられる抜は止め部材
であるエンドリング36とから構成されている。アタッ
チメント30は第3図に示されるように多数回折り曲げ
られて、軸線方向の一端部に環状凸部38が形成され、
中間部に環状凹部40が形成されている。
環状凸部38の直径寸法はボス12の透孔18のそれよ
りも小とされている。
スプリングプレート34はばね鋼からなり、第14図に
示されるように折り曲げられて、一端部には係止爪42
が形成され、中間部には案内爪44が切り起され、他端
部が前記環状凹部40に嵌合されている。このスプリン
グプレート34はアタッチメント30の外周囲に等間隔
で4個乃至8個が配置され、リベット46を介して固着
されている。
エンドリング36には、前記環状凸部38に対応する断
面略U字形で一部が離間されて不連続のリング部48と
、リング部48から折り曲げられたフランジ部50とが
形成され、さらにリング部48の両端部を連結するバッ
クル52が備えられている。バックル52は、リング部
48の一端部に軸支されたレバー54と、リング部48
の他端部に軸支されたリンクプレート56とを備え、リ
ンクプレート56の端部がレバー54の中間部に軸支さ
れて構成されている。
バックル52はレバー54が矢印B方向へ倒されること
で、リング部48の両端部同士を倍力された引張力で牽
引して、エンドリング36を縮径するようになっている
。フランジ部50は外周囲が一定間隔て切り欠かれてい
るので、前記縮径動作を妨げることはない。エンドリン
グ36は縮径された状態でリング部48の直径が前記環
状凸部38のそれよりも若干小となる。従って、エンド
リング36はリング部48が環状凸部38に巻き回され
てアタッチメント30に取り付けられた場合には、自身
の弾性力によって不動に拘束される。
また、この状態のフランジ部50の外径寸法はボス12
の透孔18のそれよりも充分に大となっている。
第3図に示されるように、上記のように構成されたタイ
ヤ滑り止め装置が装着される車輪58は、ホイール60
と、ホイール60に取り付けられたタイヤ62とから構
成される。ホイール60はタイヤ62か嵌着されたリム
部64と、リム部64に溶着されたディスク部66とか
ら構成されている。リム部64には耳部の端部及び中途
屈曲部に夫々環状溝部68.70が形成されている。
なお、本体10は、前記アーム14の自由端側の端部の
内周面とボス12の軸線との距離寸法か、前記タイヤ6
2の非接地面におけるトレッド部とディスク部66の軸
線とのそれと路間−に設定されている。また、装置本体
取付手段28も、スプリングプレート34に形成された
係止爪42及び案内爪44の外周円直径DI、D2 (
第3図参照)等かリム部64との関係で寸法か設定され
ている。
次に本実施例のタイヤ滑り止め装置の着脱手順及び装着
中の作用について説明する。
タイヤ滑り止め装置の装着に際しては、始めに取付手段
28のアタッチメント30がホイール60に取り付けら
れる。この取付はアタッチメント30を唯単にリム部6
4の内周部へ押し込む単純容易な操作で完了する。
即ち、アタッチメント30は、押込み動作でスプリング
プレート34の係止爪42か縮径方向へ弾性変形された
状態で奥方へ向けて移動され、係止爪42か環状溝部7
0に落ち込んだ状態でそれ以上の移動か不可能となる。
また、この状態ではスプリングプレート34の案内爪4
4か環状溝部68に弾性的に当接されている。これによ
り、アタッチメント30はホイール60に確実に固定さ
れる。
次いて、アタッチメント30に本体10が取り付けられ
る。この取付は、ホス12の透孔18をアタッチメント
30に対向させて、ボス12をアタッチメント30に嵌
合させる動作でなされる。
この際、タイヤ62は車両の重置て押しつぶされて広い
面積に渡って接地されている。従って、8本のアーム1
4の内、互いに隣合う2本はそのままでは自由端側の端
部かタイヤ62の所定の位置のトレッド部に配置されに
くい。そこで、前記2本はタイヤ62の接地部を間に挟
んで配置され、さらに両者は互いに離間する方向へピン
22を支点として揺動され、所定の位置から周方向へず
れた位置のトレッド部上に配置される。
次いで、アタッチメント30にエンドリング36が取り
付けられる。この取付は、フランジ部50側をボス12
に対向させ、レバー54を倒さない状態でリング部48
をアタッチメント30の環状凸部38に巻き回した後に
、レバー54を倒す操作でなされる。これにより、エン
ドリング36かアタッチメント30に確実に固定される
。以上で装着操作か完了する。
この後に、車両か走行を開始されてまもなく、揺動され
ていた前記2本のアーム14は、自然と前記と逆方向へ
揺動されて所定の位置に配置される。この状態では、ボ
ス12は少なくとも半径方向へは、透孔18の直径寸法
からボス12か嵌合されている部分のアタッチメント3
0の外径寸法を減じた寸法距離だけ、遊動可能となって
いる。
このようにして装着されたタイヤ滑り止め装置は車両の
走行により車輪58か回転されると、アーム14は自由
端側の端部に突起部26が形成されていることからタイ
ヤ62との摩擦力が大で、車輪58とともに回転される
。接地されたアーム14は、この部分ではタイヤ62か
車重で押しつぶされて縮径されていることから、これを
吸収するために弾性的に屈曲され、同時にボス12が半
径方向内方へ向けて移動される。従って本体10は車両
の走行中、車軸の回りを楕円運動する。アーム14には
スパイク102が設けられているので、特に発進、制動
、旋回時にはグリップ力か増大されて、タイヤ62はス
パイクタイヤに近い踏破性能を発揮する。
車両旋回時にはサイドフォースか作用し、この力がボス
12を軸線方向へ向けて移動させてアタツチメント30
から抜は出させようとするが、ボス12はエンドリング
36のフランジ部50に当接されて抜は出しが阻止され
る。
また、サイドフォースか作用してタイヤ62かホイール
60に対して幅方向へ変位された場合でも、本体10及
び取付手段28に作用するモーメントによる負荷は、取
付手段28が弾性変形されることで吸収される。
車両走行中には、ゴム板100及びスパイク102をア
ーム14から分離させようとする力か働くが、これらは
前述のようにアーム14に強固に結合されているので、
長期間の使用によっても離脱してしまうことはない。
タイヤ滑り止め装置の装着解除は、通常は本体10及び
エンドリング36のみか装着を解除される。本体10の
装着解除は、始めにエンドリング36かレバー54を引
き起されることで、リング部48が拡径されてアタッチ
メント30から取り外される。この際、総てのアーム1
4が接地されていなければ、本体10はそのままアタッ
チメント30から引き抜かれて、装着解除が完了する。
また、一部のアーム14が接地されている場合には、装
着操作に準じて装着操作の逆の手順で装着解除される。
アタッチメント30は装着されたままでも車両の走行に
影響を与えないので、例えば降雪期間中はタイヤ滑り止
め装置の要否に拘わらず装着のままで良く、次回からの
装着操作は本体10及びエンドリング36を装着する操
作だけで良い。アタッチメント30を取り外す場合には
、唯単に引き抜く操作で容易に可能である。
第16図乃至第18図には本発明の第2実施例が示され
ており、この実施例が前記第1実施例と基本的に相異す
るのはスパイク102のみである。
この実施例のスパイク102は第17図に示されるよう
に、フランジ114か形成された円筒形のシャンク11
6にチップ118が嵌入係止されて構成されており、ア
ーム14の成形に先たって第18図に示されるようにゴ
ム板100の裏面から貫通孔120へ挿入されて先端部
がゴム板100の表面へ突出した状態でゴム板100に
必要に応して接着剤を用いて取り付けられる。このよう
にスパイク102が取り付けられたゴム板100か、射
出金型にセットされて前記実施例と同様にアーム14の
成形が開始される。この場合にも、ゴム板100の裏面
及びフランジ114の裏面、周囲面には予しめ接着剤が
塗布される。
この実施例の場合には、スパイク102はアーム14に
埋設されるのみで前記実施例のように封入されないが、
充分強固にアーム14に結合される。さらに強固に結合
する場合には、フランジ114がゴム板100の裏面か
ら離間した状態でスパイク102をゴム板100へ取り
付けておけば、第19図に示されるようにフランジ11
4がアーム14に封入されることになる。
さらに、第20図に示されるように帆布121を敷設し
たり、第21図に示されるようにフランジ114の上面
に突起122を形成したり、第22図に示されるように
フランジ114に肉厚方向へ貫通する貫通孔124を形
成したりすることでも、スパイク102の抜は出し防止
効果が向上される。
第23図乃至第26図には本発明の第3実施例が示され
ている。この実施例ではスパイク102は前記第1実施
例とは異なりゴム板100へ取り付けられる前にシャン
ク104か予じめ略C字形に屈曲され、ゴム板100に
形成される貫通孔108はシャンク104のかしめ部分
の進入を妨げないように広口に開口している。
従って、シャンク104のかしめ作業がゴム板100と
の分離状態でなされるので、生産性が向上される。しか
も、スパイク102はシャンク104が第1実施例と同
様にアーム14の樹脂部分に封入されるので、第1実施
例と同等にアーム14に強固に結合される。
また、この実施例ではゴム板100には表面が路面接地
面となる天井壁100Aの周囲に連続して側壁100B
が形成され、さらに側壁100Bの周囲に連続してフラ
ンジ壁100Cが形成されて各部が略C字形断面となっ
ていて、ゴム板100かアーム14の先端部を包み込む
ようになっている。さらに、天井壁100Aの裏面には
多数の突起150が形成され、フランジ壁100Cには
多数の貫通孔152か形成されていて樹脂部分々からみ
合うようになっている。
従って、これらによりゴム板100はアーム14の先端
部へ強固に結合される。
第27図には前記第3実施例の変形例が示されており、
この実施例ではスパイク102はシャンク104が略ハ
ツト形断面に屈曲されている点が前記実施例と相異して
いる。この実施例の場合にもスパイク102はゴム板1
00へ取り付ける前にシャンク104が予しめ屈曲され
ている。
上記第1乃至第3実施例及びこれらの変形例として示し
たスパイク102はいずれも金属製のシャンク104,
116及び金属製のチップ106゜718から構成され
ているか、環境改善やコスト低減の見地から、耐摩耗性
の高い樹脂製とじても良い。樹脂製とすれば、氷上性能
等を向上させるだめの複雑な形状のものも容易に低コス
トで得ることかできる。第28図乃至第34図には樹脂
で一体成形されたスパイク102か例示されている。
第28図に示されるのはピン部126とフランジ部12
8とが円断面おされた例で、第29図に示されるのは一
部126,128か正方形断面とされた例である。
第30図及び第31図に示されるのは、第28図及び第
29図のピン部126にピン部126の先端面に開口す
る有底孔130を形成して所謂マカロニタイプとしたも
のである。このスパイク102では有底孔130の開口
部にもエツジか形成されるのでエツジが多くなるととも
に、有底孔130が形成されたことてピン部126の先
端面の面積か減少して単位面積当りの受圧力が増大する
ことから、特に制動性能か向上される。
なお、マカロニタイプのスパイク102の有底孔130
内にセーム皮や発泡ウレタン等の吸水性の大きい物質を
充填すれば、氷雪上に水膜か形成された場合でもこれを
[株]い取って遠心力で吐き出す作用か加わるのでハイ
ドロプレーニングの発生を抑制できる。
第32図に示されるのは第28図に示されるスパイク1
02を2段重ねした如き形状とされ、−対のフランジ部
128でゴム板]00を裏表から挟持するようになって
おり、スパイク102の抜は出し防止効果が向上される
第33図に示されるのは第28図に示されるスパイク1
02のフランジ部128の裏面に円柱形のゴム材132
の一端面を接着し、このゴム材132の他端面を円板状
のプラスチック板134に接着して構成されており、プ
ラスチック板134かアーム14に埋設されるようにな
っている。このスパイク102てはゴム材132が路面
から受けるあらゆる角度からの外力を吸収するので、プ
ラスチック板134には大きな力か作用せず抜は出し防
止効果か桶めて高い。
第34図に示されるのは、スパイク102を分離可能構
造としたもので、アーム14に埋設される基部136に
スパイク部138か螺着されるようになっている。この
スパイク102ではスパイり部138か摩耗したら基部
136から取り外して新しいスパイク部138と交換す
ることかできる。
なお、スパイク102の形状は上記合成1M脂製のもの
を金属製に適用できることは勿論、金属製、合成樹脂製
を問わず、例えば所謂ピラミッドタイプや他の種々の形
状・構造のものを適用できることは勿論である。
第35図乃至第42図には本発明の第4実施例が示され
ており、この実施例も前記第1〜第3実施例と同様にタ
イヤ滑り止め装置のアームに適用されている。
この実施例では第36図に示されるように、アーム14
はボス12ヘゴム材200を介して結合されるようにな
っている。即ち、ゴム材200は第37図に示されるよ
うに円板の一部を切り欠かれた如きの略矩形平面形状の
厚肉板状とされており、一方の面の側がアーム14の射
出成形時にアーム14に一体に結合され、一部では第3
6図に示されるようにあり差し嵌合となってアーム14
に強固に固着された状態となっている。ゴム材200の
他方の面には加硫接着でゴム材200と路間−平面形状
の鋼板202か固着されている。鋼板202の中央部に
は螺子か螺設されたシャフト204か固着されていて鋼
板202の板厚方向へ突出しており、このシャフト20
4に螺着されるナツト206とでボス12に固着されて
いる。
この実施例の場合には、第1実施例の場合と異なり、シ
ャフト204はホス12に対して回転しない代りに、ゴ
ム材200の捩り変形によって互いに隣り合う一対のア
ーム14かなす挟角を広げることができるので、ジヤツ
キアップを伴わないタイヤへの取付作業の場合でも支障
を来たすことはない。
この取付構造により、アーム14は外力により所定の位
置から変位してもゴム材200の捩り剛性により常に所
定の位置へ復帰するので、前記実施例の取付構造に比較
してより安定した滑り止め性能を発揮することができる
さらに、アーム14が縁石に接触したり、路面の凹凸を
乗り超える際等に発生する衝撃をゴム材200で吸収す
ることができるとともに路面からの振動を吸収すること
かできるので、乗心地が向上するとともに耐久性も向上
する。
なお、アーム14の先端部に配置されるゴム板100の
肉厚を適度に厚くすることで衝撃及び振動の軽減を達成
することができるけれども、厚くし過ぎるとタイヤとの
段差が大きくなってかえって乗り心地を悪化させるとと
もに、スパイク102の効果も低減し、さらにタイヤの
路面接地面積か低減してしまうので滑り止め性能も低下
してしまう。
また、本実施例では第38図に示されるようにアーム1
4の屈曲部裏面にはアーム14の長手方向へ延びるリブ
208(本実施例では3本)が−体に形成されていて、
アーム14の屈曲部の剛性か局部的に高められている。
これについて以下に詳述する。
この種のタイヤ滑り止め装置では、7−ム14はタイヤ
のショルダ部に対応する部分の近傍で屈曲した形状とし
なければならない。このため、走行時に発生する遠心力
で第43図に破線で示されるように主に屈曲部か直線状
態に向う方向へ変形して膨れ出す傾向かある。この傾向
は車両か高速になればなるほど遠心力か大きくなること
から強くなりフェンダ等の車体パネルと衝突して車体パ
ネルを傷つけたり、自身が損傷する惧れかある。
また、アーム14はこのように膨れ出した状態で路面と
の接触を開始するので、本来の滑り正め性能か充分に発
揮されないとともに無理な姿勢で大きな外力を受けるこ
ととなって寿命も短かくなり、早期に破損へと至る欠点
がある。
そこで、これを防止するために剛性の高くなる材料を用
いてアーム14の剛性を高めると、第44図に破線で示
されるようにタイヤ62は路面と接触してつぶれてアー
ム14を破線で示されるように変形させるので、アーム
14の屈曲疲労が大きくなり、破損又はキンク現象を生
じてしまう。
さらに振動も大きくなり、乗り心地も悪くなる。
即ち、アーム14は一方では剛性を要し、他方でか弾性
を要すると云う二律背反の特性を満足させることが要求
されている。
第45図には上記要求特性を満足させる理想領域Aが示
されているか、何等の対策を施されていないアーム14
ではアーム14の材料が直線Bの傾向を示すために範囲
Cで示される特性となる。
縦軸のデマチャ屈曲回数は屈曲疲労に関係し、この値が
大きいほど屈曲疲労に対して有利となる。
横軸の曲げ弾性率は遠心力に対する屈曲部の変形程度に
関係し、この値か大きいほど遠心力による膨れ出しに対
して有利となる。
前記リブ208はアーム14の全体の剛性を高くするこ
となく、アーム14の屈曲部における曲げ剛性を局部的
に高めている。即ち、アーム14は材料としては曲げ弾
性率の低い屈曲性に優れた従来からのものを用い、リブ
208を形成した構造によって局部的に曲げ弾性率を高
めて他に不具合を生じることなく遠心力に対抗可能とし
ている。
このリブ208の設置により、リブ208を設けない場
合に比較して本実施例では局部的に1゜2〜1.5倍の
曲げ弾性率向」−効果を得ている。
また、本実施例では第39図乃至第41図に示されるよ
うに、アーム14は幅方向(タイヤの周方向)に湾曲し
た形状(路面側か凸、タイヤ側か凹)とされている。こ
れにより、アーム14の面剛性か向上して前記遠心力に
対向することかでき、材料自身は剛性の高いものを使用
する必要がないので、他に不具合を生じることもない。
アーム14を湾曲させたことにより、湾曲させない場合
に比較して本実施例では2〜3倍の曲げ弾性率向上効果
を得ている。
以上に説明したリフ208の設置及びアーム14の湾曲
による相乗効果で、アーム14は前記第45図に示され
る領域Aの特性を実現しており、車速70km/h、距
離200 kmの乾燥路走行試験でも何の不具合を示す
ことなく膨れ出しか防止できることを確認できた。
なお、アーム14の湾曲率は第39図乃至第41図に示
されるように、先端部へ向うほど湾曲の度合が小さくな
って平坦に近ついている。これは湾曲の度合を大きくず
ればするほと曲げ弾性率は向上するか、タイヤは路面接
地部分ては直線状となるので、アーム14の路面接地部
分の湾曲度合を大きくし過ぎると、アーム14の先端部
に大きな曲げ応力が発生して耐久性に悪影響を及ぼすと
ともに、滑り止め性能を低下させる惧れかあるからであ
る。
また、本実施例では第42図に示されるように、シャン
ク104の長平方向に沿ってチップ106が一列に列設
されたスパイク102は、シャンク104がタイヤの軸
線方向に対して角度θを有してアーム14の先端部に配
置され、互いに対向する一対のシャンク104の傾き方
向は互いに逆方向となっている。
この配置構造によれば、チップ106はタイヤの軸線方
向から見て互いに横方向へすれた配置状態となるので、
タイヤの横方向の滑り止め性能を向上させ、なおかつタ
イヤの縦方向(タイヤ進行方向)の滑り止め性能にも悪
影響を与えていない。
なお、前記角度θは縦方向及び横方向の滑り止め性能の
バランスをとる点からは5〜20°程度か好ましい。ま
た、互いに対向するシャンク104の角度θは同一であ
っても異なっていても良い。
以上に説明した第1乃至第4実施例では、いずれも本発
明をタイヤ滑り止め装置のアーム14に適用したか、本
発明は他にも例えば雪上車等の無限軌条や、雪靴のソー
ル部分等、適用用途は無限に存在する。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係る滑り止め構造体では
、合成樹脂成形品の成形時に同時にゴム材及びスパイク
を結合するので、高生産性で製造し得る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第14図は本発明に係る滑り止め構造体をタ
イヤ滑り止め装置のアームに適用した第1実施例を示し
、第1図は滑り止め構造体を構成するアームの斜視図、
第2図はタイヤ滑り止め装置の分解斜視図、第3図はタ
イヤ滑り止め装置の車輪への装着状態を示す断面図、第
4図はスパイ?9 りか取り付けられたゴム板のアームへの結合前の斜視図
、第5図は第4図の■−V線矢視図、第6図は第4図の
分解斜視図、第7図は第6図のvl)−Vlll矢線断
面図、第8図はゴム板の裏面図、第9図は第8図のIX
−IX線矢視断面図、第10図は第8図の×−X線矢視
断面図、第11図は合成樹脂成形品としてのアームの斜
視図、第12図は第1図のVll −Vlll矢線断面
図、第13図は第1図のvll −Vlllll視線面
図、第14図は第2図のスプリングプレートを逆方向か
ら見た斜視図であり、第15図はスパイクの変形例を示
す断面Pであり、第16図乃至第18図は本発明の第2
実施例を示し、第16図はアームの斜視図、第17図は
第16図のX Vll −X Vlll矢線断面図、第
18図はゴム板及びスパイクを示す分解斜視図であり、
第19図は第2実施例の変形例を示す第17図に対応す
る断面図であり、第20図乃至第22図は第2実施例に
おけるスパイクの変形例を示す断面図であり、第23図
乃至第26図は本発明の第3実施例を示し、第23図は
第13図に対応して示す断面図、第24図は第6図に対
応して示す分解斜視図、第25図は第24図のゴム板の
裏面図、第26図は第25図のX X Vl −X X
 Vl線矢視断面図、第27図は第3実施例の変形例を
第23図に対応して示す断面図、第28図乃至第34図
は合成樹脂製のスパイクの例を示し、第28図乃至第3
3図は斜視図、第34図は分解斜視図、第35図乃至第
42図は本発明の第4実施例を示し、第35図はアーム
の斜視図、第36図は第35図の縦断面図、第37図は
第36図のX X X Vll−X X X Vll線
矢視図、第38図は裏側から見たアームの斜視図、第3
9図は第36図のX X X IX −X X X I
X線矢視断面図、第40図は第36図のXL−XL線矢
視断面図、第41図は第36図のXLI−XLI線矢視
断面図、第42図はアーム先端部の平面図であり、第4
3図及び第44図はアームの変形挙動を示す概略側面図
、第45図はアームの理想特性範囲を示す図表である。 14・・・アーム(合成樹脂成形品)、100・・・ゴ
ム板(ゴム材)、 102・・・スパイク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成樹脂成形品にゴム材を結合して該ゴム材を接
    地部となすとともに該ゴム材の接地面から先端が突出す
    るスパイクを設けた滑り止め構造体であって、前記ゴム
    材が前記合成樹脂成形品の成形時に該合成樹脂成形品に
    固着されるとともにスパイクが合成樹脂成形品に埋設さ
    れたことを特徴とする滑り止め構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007011090A1 (en) * 2005-07-22 2007-01-25 Ci Co., Ltd. A snow chain
JP2016508467A (ja) * 2013-01-29 2016-03-22 ジョン、サン グァンJUNG, Sang Gwang 滑り止め円形フランジ

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6290206U (ja) * 1985-12-26 1987-06-09

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