JPH01230421A - 多孔質球状シリカ微粒子 - Google Patents

多孔質球状シリカ微粒子

Info

Publication number
JPH01230421A
JPH01230421A JP63056133A JP5613388A JPH01230421A JP H01230421 A JPH01230421 A JP H01230421A JP 63056133 A JP63056133 A JP 63056133A JP 5613388 A JP5613388 A JP 5613388A JP H01230421 A JPH01230421 A JP H01230421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spherical silica
fine particles
particles
particle
silica fine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63056133A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0470255B2 (ja
Inventor
Shigefumi Kuramoto
成史 倉本
Mitsuo Takeda
光生 武田
Tadahiro Yoneda
忠弘 米田
Saburo Nakahara
中原 三郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP63056133A priority Critical patent/JPH01230421A/ja
Publication of JPH01230421A publication Critical patent/JPH01230421A/ja
Publication of JPH0470255B2 publication Critical patent/JPH0470255B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B33/00Silicon; Compounds thereof
    • C01B33/113Silicon oxides; Hydrates thereof
    • C01B33/12Silica; Hydrates thereof, e.g. lepidoic silicic acid
    • C01B33/16Preparation of silica xerogels
    • C01B33/163Preparation of silica xerogels by hydrolysis of organosilicon compounds, e.g. ethyl orthosilicate

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Silicon Compounds (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は多孔質球状シリカ微粒子に関するものである。
該微粒子は吸着剤、触媒、触媒担化 滑り性向上剤、光
拡散剤、固体潤滑剤、ゴム、樹脂及び紙の充填剤、クロ
マトグラフのカラム充填剤、化粧品等として有用である
[従来の技術及び発明が解決しようとする問題点]球状
シリカ黴粒子がアルカリ金属ケイ酸塩を酸で中和して得
られた沈殿を造粒して球状化し、乾燥・焼成することに
より得られることは従来より知られている。しかしなが
ら該微粒子の粒度分布は広く、所望の粒子径を有する球
状シリカ微粒子を得るために分級してもなおシャープな
粒度分布のものは得られていない。また、ケイ酸ナトリ
ウム水溶液を原料としてイオン交換法により0. 1μ
m程度までの粒子径の球状シリカ微粒子が水に分散した
シリカアクアゾルが得られることも知られている。該微
粒子は球形で粒度分布はシャープであるものの、平均粒
子径が0. 1μmを越える微粒子の製造は困難でしか
も粉体化したときの微粒子の表面積は大きくない。更に
は、特開昭61−227913号公報にはアルカリ金属
ケイ酸水溶液と非極性有機溶媒とを界面活性剤の存在下
で混合して得られるW10型乳濁液を炭酸アンモニウム
等の炭酸塩水溶液と反応させた界面重合法による製造が
提案されている。この方法においては細孔径が任意にコ
ントロールできるが、粒度分布が広い欠点がある。また
、これらのアルカリ金属ケイ酸塩を原料とする方法では
原料由来のアルカリ金属が混入してアルカリ金属を含ま
ない多孔質球状シリカ微粒子を得ることは不可能であっ
た。
そのため、例えば触媒や吸着剤等に使用したときにそれ
らの性能に悪影響を及ぼすことがあって用途によっては
使用することができなかった。
更に、アルカリ金属を含まない高純度の球状シリカ微粒
子を製造する方法として、四塩化ケイ素と水蒸気とを気
相で反応きせることによって得られた粒子径70〜50
0Aて細孔が存在しないシリカ微粉末を噴霧乾燥等によ
り造粒後、焼成・分級して所望の粒子径の微粒子を得る
方法が知られている。この方法では、該微粒子は一次粒
子による76X以上の細孔が存在するものの、より微細
な細孔を有する球状シリカ微粒子を得ることができなか
った。アルカリ金属を含まない球状シリカ微粒子の他の
製造法としてアルコキシシラン等の加水分解可能なオル
ガノシリコン化合物を水、アンモニア及びアルコールの
溶液中で加水分解して球状シリカ水和物微粒子の懸濁体
とし、該懸濁体より粒子を分離した後、乾燥・焼成する
方法も知られている。しかし、例えばテトラエトキシシ
ランを原料として用いた場合に得られる球状シリカ微粒
子の平均粒子径は0. 1〜1.Otlmの範囲、比表
面積は1〜10m2/g程度であり多孔質とは言い難い
ものである(窯業協会誌第94巻、第6号、第559−
563頁、  1986年など)。またスト−バーらは
原料としてテトラペントキシシランを用いて3μmまで
の球状シリカ微粒子を得ているが、比表面積や多孔質性
については全くふれていない(ジャーナルオブ コロイ
ド アンドインターフェース サイエンス第26巻、第
62−69頁、  1968年)。
一方特開昭62−72514号公報では、テトラエトキ
シシランを原料として加水分解してシリカ微粒子とし、
これを遠心分離により単離した後乾燥して比表面積が3
00〜400m2/gの多孔質な球状シリカ微粒子を得
ている。しかし本発明者らが詳細に検討したところ、こ
の方法によって得られる球状シリカ微粒子の比表面積は
シラノール基量と相関性があり、比表面積が100m2
/gより大きい球状シリカ微粒子は全てシラノール基量
がシリカ1gに対して2ミリモルより大きいものである
ことがわかった。その理由としては高表面積の、即ち多
孔質の球状シリカ微粒子は非常に不安定なものであるた
め、微粒子の乾燥条件などにより比表面積とシラノール
基量が大きく変化することがわかった。例えば上記の方
法により製造し、低温で乾燥した球状シリカ微粒子はシ
ラノール基量がシリカ1g当り2〜5ミリモル有する場
合には多孔質性を示すが、もし100℃以上の温度で乾
燥するならば多孔質性が消滅する。それとともにシリカ
1g当りのシラノール基量が2ミリモル以下に減少する
。すなわち従来の方法ではシラノール基量が2ミリモル
以下で耐熱性のある多孔質球状シリカ微粒子を製造する
ことは不可能であった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、下記に示す(A)〜(F)の特性をすべて満
足することを特徴とする多孔質球状シリカ微粒子として
特定される。このように特定される多孔質球状シリカ微
粒子は従来の技術では得られない新規なものである。
記 (A)  5XdXρ>30 (但し、SはBET法により測定した粒子の比表面積(
m2/g)、dは電子顕微鏡観察により測定した数平均
粒子径(m )、ρは粒子の密度(g/m3)をそれぞ
れ表わす。)(B)平均粒子径が0.05〜10umの
範囲にある。
(C)粒子径の標準偏差値が1. 0〜1.3の範囲に
ある。
(D)粒子1g当りのシラノール基量が2ミリモル以下
である。
(E)実質的にアルカリ金属を含まない。
(F)粒子的細孔の細孔径が50A以下である。
なお以上記述した数値は後記した実施例中に記載の分析
・評価方法に基づいて定義されるものである。以下にこ
れらの特性について詳しく説明する。
本発明の多孔質球状シリカ微粒子が特定する特性として
まず第一に Sxd×ρ>30  なる関係式がある。
一般に粒子表面に凹凸がない平滑でかつ空隙のない非孔
質の真球状微粒子では5XdXρ=6 の関係がある。
次に本発明の多孔質球状シリカ微粒子は粒子1g当りの
シラノール基量が2ミリモル以下である。シラノール基
量は多孔質性と密接な関係があり、一般に焼成温度が高
くなったり焼成時間が長くなるにつれて粒子内のシラノ
ール基が縮合し、細孔を塞いで比表面積が小きくなって
多孔質性が消滅すると言われている。しかしながら、本
発明の多孔質球状シリカ微粒子は100℃以上好ましく
は200℃以上で加熱乾燥または焼成処理を施し、シラ
ノール基量を粒子1g当り2ミリモル以下に減少せしめ
ても比表面積は5XdXp>30なる関係を満足し、耐
熱性のある多孔質粒子である。
本発明の多孔質球状シリカ微粒子は実質的にアルカリ金
属を含まない。これは微粒子中のアルカリ金属がIPp
m以下の実質上無視しうる含量であることを意味する。
この量は微粒子原料としてアルカリ金属ケイ酸塩を用い
る場合、粒子化後説アルカリ金属処理を施しても到達し
えない含量である。
また、本発明の多孔質球状シリカ微粒子は粒子的細孔の
細孔径が50A以下であることをも特徴としている。こ
こで粒子的細孔とは、粒子内に存在する細孔として定義
され、粒子が凝集によって生じた粒子間細孔とは異なる
ものである。本発明の多孔質球状シリカ微粒子は粒子的
細孔の細孔径が50A以下にあり、しかもシャープな細
孔径分布を有する。
本発明の多孔質球状シリカ微粒子は例えば以下に述べる
製法によって製造することができる。
加水分脈 縮合可能な一般式(I)SiX4(但しXは
水素原子、ハロゲン原子、水酸振 アルコキシ基 アシ
ロキシ基からなる群から選ばれる少なくとも一種の基)
で示されるシラン化合物及びその誘導体からなる群から
選ばれる少なくとも一種を触媒と水を含む有機性溶液中
で加水分脈縮合して球状シリカ水和物微粒子の有機性溶
液懸濁体とする。該懸濁体より水和物微粒子を単離して
乾燥する時点又はそれ以前に、常圧における沸点が12
0℃以上のアルコール(以下アルコール(A)と称す)
を微粒子内部細孔内表面のシラノール基と結合せしめ、
その後微粒子を単離、乾燥及び場合により焼成すること
により本発明の目的とする多孔質球状シリカ微粒子を得
ることができる。
ここで一般式(I)に示す化合物としては、テトラクロ
ロシラン、トリクロロシラレ等のクロロシラン化合物、
テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラ
イソプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、トリメ
トキシシラン、トリエトキシシラン等のアルコキシシラ
ン化合物、テトラアセトキシシラン等アシロキシシラン
化合物等が挙げられる。また、他の微粒子原料としては
これらシラン化合物の誘導体がある。−例として一部の
加水分解性基(X)がカルボキシル1 β−ジカルポニ
ル基などのキレート化合物を形成しうる基で置換された
化合物、あるいはこれらシラン化合物またはキレート化
合物を部分的に加水分解して得られる低縮合物が挙げら
れる。
上述した微粒子原料は一種単独で、又は二種以上を混合
して使用することができる。特に一般式(I)に示す化
合物中Xとしてアルコキシ基であるテトラアルコキシシ
ラン及びその誘導体が好ましくその中でもテトラメトキ
シシラン及びその誘導体を用いるとシラノール基とアル
コール(A)との結合量を低くしても本発明で示す多孔
質球状シリカ微粒子が得られるので好ましい。その場合
SXd×ρ>100を満足する多孔質球状シリカ微粒子
とすることができる。
上記した一般式で示されるシリコン化合物及び/又はそ
の誘導体(以下、原料シラン化合物と称する)は有機性
溶液と混合して加水分脈 縮合される。その混合方法は
一括、分割、連続など任意の方法をとることができる。
有機性溶液とは、原料シラン化合物を溶解しうる有機溶
剤に水及び触媒が完全に溶解しているが、又は水及び触
媒がミセルとして有機溶剤中に均一に分散した溶液をい
う。ここで用いる有機溶剤としては、メタノール、エタ
ノール、イソプロパツール、n−ブタノール等のアルコ
ール類が好ましい。また触媒としては、アンモニア、尿
素、エタノールアミン、テトラメチルアンモニウムハイ
ドロオキサイド等が好ましい。有機性溶液中に存在きせ
る水、触媒量は粒子の形状や粒子径、分散状態に影響を
及ぼすので好ましい量に制御する必要があるが、原料シ
ラン化合物の種類、濃度等によって変化する。また、原
料シラン化合物の添加に応じて分割して添加することも
できる。
加水分解、縮合は、例えば上記した原料シラン化合物ま
たはその有機溶剤溶液を上記有機性溶液に添加し、0〜
100℃の範囲、好ましくは0〜70℃の範囲で30分
〜100時間攪拌することによって行われる。
このようにして原料シラン化合物を有機性溶液中で適切
な条件の元で加水分脈 縮合すれば球形でしかも粒度分
布の非常にシャープな水和物微粒子として析出し懸濁体
となる。次いでこのようにして得られた球状シリカ水和
物微粒子表面のシラノール基とアルコール(A)を結合
せしめる。アルコール(A)を結合させずに加熱処理を
施すと粒子表面のシラノール基の脱水縮合が容易に進行
し比表面積が急激に低下し同時に多孔質性が消失する。
ここでアルコール(A)とは常圧における沸点が120
℃以上のアルコールで例えば水と任意の割合で溶解する
炭素数が5個以上の一部アルコール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコールなど
の二価アルコール、グリセリンなどの多価アルコール、
ポリエチレングリコールやポリビニルアルコールなどの
高分子アルコールが好ましい。ざらに炭素数が4個以下
であってアミノ基やカルボキシル基などの官能基を有し
、常圧における沸点が120℃以上のアルコールならば
よく、これらに限定されるものではない。また、沸点が
同じ程度でも一部アルコールより二価アルコール、ざら
に二価アルコールより多価アルコールの方が結合量を低
くしても本発明で示す多孔質球状シリカ微粒子が得られ
るので好ましい。常圧における沸点が120℃未満のア
ルコールでは多孔質性に対する効果は小さい。
シリカ水和物微粒子表面にアルコール(A)を結合せし
める具体的方法については種々の方法がとりうる。例え
ば(1)シリカ永和物微粒子の有機性溶液懸濁体より該
微粒子を遠心分離、濾過等によって分離した後、該微粒
子にアルコール(A)を十分含浸きせ加熱する方法、 
(2)有機性溶液−1つ− 懸濁体又はその濃縮液にアルコール(A)を添加した後
該徽粒子を分離して加熱する方法、 (3)有機性溶液
懸濁体又はその濃縮液中の有機性溶液の一部又は全部を
アルコール(A)に加熱上溶媒置換して、溶媒置換と加
熱を兼ねる方法、 (4)有機性溶液懸濁体又はその濃
縮液中の有機性溶液の一部又は全部をアルコール(A)
に溶媒置換した後加熱する方法、等がとりうる。
このように少なくとも水和物微粒子のシラノール基が脱
水縮合を起こしうる時点において該粒子表面にアルコー
ル(A)を存在きせることか重要である。そうすること
によりシラノール基とアルコール(A)との結合反応が
起こりシラノール基どうしの脱水縮合が抑えられるもの
と考えられる。
加熱温度は50℃以上、好ましくは100℃以上かつそ
の操作圧力でのアルコール(A)の沸点以下の温度で処
理することにより達成される。その時の操作圧力は減圧
、常圧、加圧のいずれでも良い。加熱処理中、有機性溶
液の蒸発留去を伴っても良い。
次いで得られたアルコール(A)を結合せしめた球状シ
リカ微粒子がアルコール(A)を含む懸濁体の場合には
、濾過、遠心分離、減圧濃縮等行って単離した後又は単
離すると同時に、あるいは粉体の場合は引き続き50℃
以上1ooo℃以下の温度、好ましくは結合したアルコ
ール(A)が分解する温度以上1000℃以下の温度で
焼成することにより本発明の目的とする多孔質球状シリ
カ微粒子を製造することができる。
[発明の効果] 本発明によれば、従来の技術で不可能であった新規な平
均粒子径が0.05〜10umの範囲で粒子径の標準偏
差値が1. 0〜1.3の範囲にあって粒度分布はシャ
ープであり、粒子内線孔の細孔径が50Å以下で高比表
面積を有する実質的にアルカリ金属を含まない多孔質球
状シリカ微粒子であって、しかも乾燥及び/または焼成
を施して該粒子1g当りのシラノール基量を2ミリモル
以下に減少せしめても多孔質性が消失しない耐熱性のあ
る多孔質球状シリカ微粒子てあり、産業上程々の用途に
利用することができる。
本発明の多孔質球状シリカ黴粒子は高純度であり、しか
も微細孔を多数有する。従って、実際の使用に当っては
、微粒子にアルカリ金属元素を含め種々の元素またはそ
の化合物を用いて任意量を後処理することにより、触媒
、クロマトグラフ充填剤等の活性や選択性を付与きせる
ことかでき、また化粧品、各種表面処理剤等に使用する
場合には細孔内に染料、屈折率調整剤、芳香剤、医薬、
紫外線吸収剤等を有効に吸蔵させることかできる。
[実施例] 以下、実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、
実施例によって本発明の範囲が制@きれることはない。
なお、多孔質球状シリカ微粒子の形状、平均粒子径、標
準偏差値、比表面積、真比重、シラノール基量、粒子的
細孔径、含有アルカリ金属量は下記の方法により分析評
価した。
・粒子形状 5万倍の電子顕微鏡観察により判定した。
=15− ・平均粒子径及び標準偏差値 5万倍の電子顕微鏡撮影像の任意の粒子300個の粒径
を実測して下記の式より求めた。
Σ d。
N:1 平均粒子径(cl)=  □ d+σ。−1 標準偏差値  = □ ・比表面積(Sの測定) BET法により比表面積を測定した。
・真比重(ρの測定) 品性製オートビクツメーター1320を使用−16= して真比重を測定した。
・シラノール基量 シラノール基量をあらかじめLiAIH−て置換して定
量したアエロジル300 (日本アエロジル社製)に内
部標準物質としてフェリシアン化カリウムを種々の割合
で添加し、湿式混合した後−晩真空乾燥する。これを厚
き0. 1mm程度のディスクに成形し、ニコレー社製
FT−I R60SXを使用して赤外線吸収スペクトル
を測定した。   960cm”−’に5i−OH。
2120cm−1ニC−Hに帰属される吸収スペクトル
が観察され、各々の吸光度のピーク面積比から検量線を
作成した。次に得られた多孔質球状シリカ黴粒子を使用
して同様の測定を行って検量線により該粒子1g中のシ
ラノール基量を定量した。
・粒子的細孔径 水銀圧入法により粒子的細孔径を測定した。
・含有アルカリ金属量 得られた多孔質球状シリカ黴粒子を5%フッ化水素酸水
溶液に溶解し、原子吸光分析により定量した。
実」L例」− 攪拌機、滴下口、温度計を備えた2リツトルのガラス製
反応器にエタノール707.3g、28%アンモニア水
275.3g、水24.0gを仕込んで混合した。この
有機性溶液を30±0. 5℃に調整し攪拌しながらテ
トラエトキシシラン134.1gを滴下口より1時間か
けて滴下し、更に1時間攪拌を続けて加水分解を行い、
球状シリカ永和物微粒子の懸濁体(1−a)を得た。こ
の時の最終溶液全量に対する各原料の濃度はテトラエト
キシシラン0.47モル/リットル、水9.01モル/
リットル、アンモニア3.31モル/リットルであった
一方、外部より熱媒加熱しうる攪拌法 滴下口、温度計
、留出ガス出口とを備えた1リツトルのガラス製蒸発釜
、留出ガス出口と接続している留出ガス凝縮銖 減圧吸
引口、凝縮液受器とからなる蒸発装置の蒸発釜にエチレ
ングリコール300gを仕込み、攪拌しながら系内を常
圧にして熱媒温度を120℃に設定した。次いで先に得
られた懸濁体を滴下口より連続的に供給し、エタノール
、水、アンモニア及び少量のエチレングリコールを含む
アルコール性溶媒を留去させた。更に懸濁体の供給終了
後熱媒温度を230℃に設定してエチレングリコールの
沸点下で5時間加熱を続けて溶媒置換を行い、球状シリ
カ微粒子のエチレングリコール懸濁体を得た。次いでエ
バポレーターを用いて90℃で減圧濃縮してエチレング
リコールを除去した。得られた粉体を600℃で焼成し
て多孔質球状シリカ黴粒子(1)を製造した。その結果
を表1に示す。
丸見■2 実施例1においてテトラエトキシシランに代えてテトラ
メトキシシラン、エタノールに代えてメタノールを用い
た他は同様にして多孔質球状シリカ微粒子(2)を製造
した。その結果を表1に示す。
大海目汁3 19一 実施例1においてエタノールに代えてn−ブタノール、
テトラエトキシシランに代えてテトラブトキシシランを
用い、テトラブトキシシランは2倍量のn−ブタノール
で希釈して有機性溶液に添加した他は同様にして多孔質
球状シリカ微粒子(3)を製造した。その結果を表1に
示す。
実JE例Aユ 実施例1においてエタノールに代えてn−ブタノール、
テトラエトキシシランに代えてテトラブトキシシランを
用い、テトラブトキシシランは4倍量のn−ブタノール
で希釈して有機性溶液に添加した他は同様にして球状シ
リカ水和物微粒子のn−ブタノール性懸濁体を得た。
得られた球状シリカ水和物微粒子のn−ブタノール性懸
濁体を攪拌機、滴下口、温度計を備えた10リツトルの
ガラス製反応器に移し、n−ブタノール2760g、2
8%アンモニア水1070g、水94gを添加して混合
した。該混合溶液を30±0.5℃に調整し、攪拌しな
がらテトラブトキシシラン523gをn−ブタノール4
02g−頷一 で希釈した溶液を滴下口から1時間かけて滴下し、滴下
後も更に1時間攪拌を続けて加水分解を行って球状シリ
カ水和物微粒子の懸濁液を得た。得られた懸濁体を実施
例1と同様にして多孔質球状シリカ微粒子(4)を製造
した。その結果を表1に示す。
実」l殊旦 実施例2において、1/8倍量のテトラメトキシシラン
を用いた他は同様にして多孔質球状シリカ微粒子(5)
を製造した。その結果を表1に示す。
比l目汁1 実施例1において得られた球状シリカ水和物微粒子の懸
濁体(1−a)を遠心分離により球状シリカ水和物微粒
子を単離した後、室温下で真空乾燥し多孔質球状シリカ
微粒子(6)を得た。ざらにこの多孔質球状シリカ微粒
子(6)を100℃で減圧乾燥して球状シリカ微粒子(
7)を製造した。その結果を表1に示す。
土較■2 市販のスノーテックスZL (日照化学社製)を遠心分
離により球状シリカ水和物微粒子を単離した。この球状
シリカ永和物微粒子を400℃で焼成し球状シリカ微粒
子(8)を製造した。その結果を表1に示す。
手続補正書 (自発) 昭和63年4月19日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記に示す(A)〜(F)の特性を満足することを
    特徴とする多孔質球状シリカ微粒子。 記 (A)S×d×ρ>30 (但し、SはBET法により測定した粒子の比表面積(
    m^2/g)、dは電子顕微鏡観察により測定した数平
    均粒子径(m)、ρは粒子の密度(g/m^3)をそれ
    ぞれ表わす。) (B)平均粒子径が0.05〜10μmの範囲にある。 (C)粒子径の標準偏差値が1.0〜1.3の範囲にあ
    る。 (D)粒子1g当りのシラノール基量が2ミリモル以下
    である。 (E)実質的にアルカリ金属を含まない。 (F)粒子内細孔の細孔径が50Å以下である。
JP63056133A 1988-03-11 1988-03-11 多孔質球状シリカ微粒子 Granted JPH01230421A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63056133A JPH01230421A (ja) 1988-03-11 1988-03-11 多孔質球状シリカ微粒子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63056133A JPH01230421A (ja) 1988-03-11 1988-03-11 多孔質球状シリカ微粒子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01230421A true JPH01230421A (ja) 1989-09-13
JPH0470255B2 JPH0470255B2 (ja) 1992-11-10

Family

ID=13018577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63056133A Granted JPH01230421A (ja) 1988-03-11 1988-03-11 多孔質球状シリカ微粒子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01230421A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997007056A1 (de) * 1995-08-16 1997-02-27 Merck Patent Gmbh PORÖSE MONODISPERSE SiO2-PARTIKEL
JP2000344512A (ja) * 1999-04-01 2000-12-12 Toagosei Co Ltd 球状シリカ
GB2355711A (en) * 1999-10-27 2001-05-02 Agilent Technologies Inc Porous silica microsphere scavengers
WO2002000550A1 (fr) * 2000-06-26 2002-01-03 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Particules inorganiques fines et poreuses
JP2002038028A (ja) * 2000-07-26 2002-02-06 Toagosei Co Ltd 光硬化性樹脂組成物
WO2002026626A1 (fr) * 2000-09-27 2002-04-04 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Silice sphérique non poreuse et procédé de production
JP2002338231A (ja) * 2001-05-22 2002-11-27 Toagosei Co Ltd 球状シリカ粒子及びこれを含有する樹脂組成物
JP2002338230A (ja) * 2001-05-22 2002-11-27 Toagosei Co Ltd シリカ粒子及び樹脂組成物
JP2005138407A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Fuji Photo Film Co Ltd 記録層用塗布液及び記録媒体
JP2007290904A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Nippon Electric Glass Co Ltd シリカ粒子
JP2008285406A (ja) * 2008-06-23 2008-11-27 Ube Nitto Kasei Co Ltd シリカ球状粒子
JP2010533124A (ja) * 2007-07-13 2010-10-21 ユニバーシティ・カレッジ・コークーナショナル・ユニバーシティ・オブ・アイルランド,コーク 微粒子合成方法
WO2011043049A1 (ja) * 2009-10-09 2011-04-14 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ SiOxならびにこれを用いたバリアフィルム用蒸着材およびリチウムイオン二次電池用負極活物質
JP2014019807A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Dic Corp 活性エネルギー線硬化性組成物及びそれを用いたフィルム
WO2022154014A1 (ja) * 2021-01-14 2022-07-21 株式会社トクヤマ 多孔質球状シリカ及びその製造方法

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997007056A1 (de) * 1995-08-16 1997-02-27 Merck Patent Gmbh PORÖSE MONODISPERSE SiO2-PARTIKEL
JP2000344512A (ja) * 1999-04-01 2000-12-12 Toagosei Co Ltd 球状シリカ
GB2355711A (en) * 1999-10-27 2001-05-02 Agilent Technologies Inc Porous silica microsphere scavengers
GB2355711B (en) * 1999-10-27 2003-12-24 Agilent Technologies Inc Porous silica microsphere scavengers
GB2382813B (en) * 2000-06-26 2004-07-14 Asahi Chemical Ind Porous inorganic fine particles
WO2002000550A1 (fr) * 2000-06-26 2002-01-03 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Particules inorganiques fines et poreuses
CN1307095C (zh) * 2000-06-26 2007-03-28 旭化成株式会社 多孔无机细颗粒
US6808768B2 (en) 2000-06-26 2004-10-26 Asani Kasei Kabushiki Kaisha Porous, fine inorganic particles
GB2382813A (en) * 2000-06-26 2003-06-11 Asahi Chemical Ind Porous, fine inorganic particles
JP2002038028A (ja) * 2000-07-26 2002-02-06 Toagosei Co Ltd 光硬化性樹脂組成物
WO2002026626A1 (fr) * 2000-09-27 2002-04-04 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Silice sphérique non poreuse et procédé de production
US7070748B2 (en) 2000-09-27 2006-07-04 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Non-porous spherical silica and method for production thereof
JP2002338230A (ja) * 2001-05-22 2002-11-27 Toagosei Co Ltd シリカ粒子及び樹脂組成物
JP2002338231A (ja) * 2001-05-22 2002-11-27 Toagosei Co Ltd 球状シリカ粒子及びこれを含有する樹脂組成物
JP2005138407A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Fuji Photo Film Co Ltd 記録層用塗布液及び記録媒体
JP2007290904A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Nippon Electric Glass Co Ltd シリカ粒子
JP2010533124A (ja) * 2007-07-13 2010-10-21 ユニバーシティ・カレッジ・コークーナショナル・ユニバーシティ・オブ・アイルランド,コーク 微粒子合成方法
JP2013227226A (ja) * 2007-07-13 2013-11-07 Univ College Cork-National Univ Of Ireland Cork 微粒子合成方法
JP2008285406A (ja) * 2008-06-23 2008-11-27 Ube Nitto Kasei Co Ltd シリカ球状粒子
WO2011043049A1 (ja) * 2009-10-09 2011-04-14 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ SiOxならびにこれを用いたバリアフィルム用蒸着材およびリチウムイオン二次電池用負極活物質
JP2011098879A (ja) * 2009-10-09 2011-05-19 Osaka Titanium Technologies Co Ltd SiOxならびにこれを用いたバリアフィルム用蒸着材およびリチウムイオン二次電池用負極活物質
JP2014019807A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Dic Corp 活性エネルギー線硬化性組成物及びそれを用いたフィルム
WO2022154014A1 (ja) * 2021-01-14 2022-07-21 株式会社トクヤマ 多孔質球状シリカ及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0470255B2 (ja) 1992-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Arkhireeva et al. Synthesis of sub-200 nm silsesquioxane particles using a modified Stöber sol–gel route
JPH01230421A (ja) 多孔質球状シリカ微粒子
JP4828032B2 (ja) 疎水性シリカ粉末およびその製造方法
JP4107395B2 (ja) 無機エーロゲルの未臨界製法
JP5267758B2 (ja) 疎水性シリカ粉末の製造法
JP5253124B2 (ja) 多孔質シリカ粒子及びその製造方法
JP6284443B2 (ja) コアシェル型シリカ粒子を含有するコロイダルシリカの製造方法
JP5518240B2 (ja) アルコールが結合したシリカ粒子
JP2008297183A (ja) 多孔質酸化物粒子およびその製造方法
JPH07277725A (ja) 緻密で、単一な大きさの二酸化珪素微小球体、その製造方法、及びその使用法
JP3581079B2 (ja) 熱分解により製造された二酸化チタンをベースとする顆粒及びその製法
JP2003165718A (ja) 無孔質球状シリカ及びその製造方法
US4022152A (en) Apparatus for making particulate materials, particularly oxides, hydrophobic
JPH02160613A (ja) 表面修飾シリカの製造方法
JPH01145317A (ja) 真球状シリカ微粒子の製法
US4007050A (en) Hydrophobic oxides of metals and for metalloids
JPH11510782A (ja) 多孔質単分散SiO▲下2▼粒子
JPH10316406A (ja) 無機微粒子およびその製造方法
JP4488191B2 (ja) 球状シリカ系メソ多孔体の製造方法
JP4022132B2 (ja) 有機基含有シリカゲル
JPH01230420A (ja) 内部に有機基を有する多孔質球状シリカ微粒子
JPH0637282B2 (ja) 金属酸化物系複合体球状微粒子及びその製法
JP2009013035A (ja) バイモダルな細孔構造を有する球状シリカ系メソ多孔体及びその製造方法
JPH01239015A (ja) 多孔質球状シリカ微粒子の製造法
JP4160348B2 (ja) シリカ、及びシリカの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees