JPH01210410A - シラン変性ブロックコポリマーの製造方法 - Google Patents

シラン変性ブロックコポリマーの製造方法

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JPH01210410A
JPH01210410A JP63321852A JP32185288A JPH01210410A JP H01210410 A JPH01210410 A JP H01210410A JP 63321852 A JP63321852 A JP 63321852A JP 32185288 A JP32185288 A JP 32185288A JP H01210410 A JPH01210410 A JP H01210410A
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JP
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zinc oxide
block copolymer
vtes
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JP63321852A
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John E Gorman
ジョン・ユージン・ゴーマン
John A Morris
ジョン・アルバート・モリス
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Shell Internationale Research Maatschappij BV
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Shell Internationale Research Maatschappij BV
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F230/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing phosphorus, selenium, tellurium or a metal
    • C08F230/04Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing phosphorus, selenium, tellurium or a metal containing a metal
    • C08F230/08Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing phosphorus, selenium, tellurium or a metal containing a metal containing silicon
    • C08F230/085Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and containing phosphorus, selenium, tellurium or a metal containing a metal containing silicon the monomer being a polymerisable silane, e.g. (meth)acryloyloxy trialkoxy silanes or vinyl trialkoxysilanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シラン変性ブロックコポリマーを製造する方
法と該方法を用いて得られる所定の組成物とに関する。
更に特定すると、本発明は、シラン化合物をブロックコ
ポリマーに、より効率的にグラフトさせるより安定した
シラン変性ブロックコポリマーを製造するための方法に
関する。
ポリマー鎖にグラフトされたシラン化合物を含むブロッ
クコポリマーは、例えば特開昭第8132−032号及
び第8225−103号の各明細書から公知である。グ
ラフトされたシラン化合物はブロックコポリマーの内部
接着性及び非極性基質への接着性を向上させる。シラン
変性ブロックコポリマーは通常は遊離基開始剤を用いて
グラフトする押出機によって製造される。
米国特許第4,320,214号明細書には、生成物を
安定させる酸化亜鉛の添加を含む、シランをエチレン系
樹脂にグラフトする方法が記述しである。
酸化亜鉛はポリマーの溶融混練の間に添加され、グラフ
ト形成の速度を低下させないと記されている。
欧州特許出願第87200331号(公告第02400
4号)明細書には、Uv安定性、酸化安定性、及び付着
性が良好なシーラント(3ealant)組成物が記述
されている。シーラント組成物はシラン官能化ポリマー
成分を含有するが、このシラン官能化ポリマー成分は、
−数式RR’ 、5iYa−(式中、nはO11若しく
は2であり、Rはポリマーにグラフトすることができる
加水分解不可能な有機基であり、R゛はポリマーにグラ
フトすることができない加水分解不可能な有機基であり
、Yは加水分解可能な有機基である)の十分なシランを
ブロックポリマー成分と反応させ、それによってブロッ
クポリマー成分を官能化して、得られたシーラント組成
物に水の存在下での劣化に耐性を示す付着性を与えるこ
とによって製造されるものである。シーラント組成物は
グラフト反応の後に加えられる抑制剤として酸化亜鉛を
含有することができる。
上記明細書は今日の経済的要求に見合うような安定性が
あるシラン変性ブロックコポリマーを提供していないこ
とが理解されよう。従って、本発明の目的は所望通りの
優れた方法を提供することである。
本発明の方法は、ブロックコポリマーとシラン化合物と
の反応混合物の溶融混練が終了する前に、前記反応混合
物に酸化亜鉛を加えることから成る。
シラン官能化ポリマー成分は、少なくとも2つのポリ(
モノアルケニルアレーン)端部ブロックAと少なくとも
1つの水素化ポリ(共役ジエン)中間ブロックBを有す
る、^−Bブロックコポリマー又はマルチブロックコポ
リマーから成り、Aブロックの平均分子量は3000〜
40,000であり、マルチブロックコポリマーのモノ
アルケニルアレーン含有量は7〜45重量%であるのが
好ましい。マルチブロックコポリマーのモノアルケニル
アレーンの最も好ましい重量パーセントは10〜30重
量%である。
その他の水素化ポリマーは出発ポリマー成分として作用
することができ、これらには(^−B)a−Y−(C−
^)b又は(^−B)x−Y−Cy[式中、^はポリ(
モノアルケニルアレーン)ブロックであり、B及びCは
水素化ポリ(共役ジエン)ブロックであり、Yは多官能
価カップリング剤の残基である]といったマルチアーム
(mu I t iarmed)のポリマーを挙げるこ
とができる。例えば八、がポリスチレン(S)であり、
Bが水素化ポリイソプレン(EP)であり、Cが水素化
ポリブタジェン(EB)であるならば、これらの構造は
(S−EP)a−Y−(EB−S)b又は(S−EP)
x−Y−EByとなる。
「シラン官能化ポリマー成分」とは、日本特許出願第5
8,225,103号明細書に記述されているコポリマ
ーのような、シランと反応したマルチブロックコポリマ
ー及び八−Bブロックコポリマーの組み合わせである。
この明細書は、水素化スチレン−ブタジェン−スチレン
コポリマーを一数式RR’5iYz(式中、Rは加水分
解不可能な有機基であり、Yは加水分解可能な有機基で
あり、RoはR若しくはY基である)のシランと140
℃以上の温度で、水素化スチレン−ブタジェン−スチレ
ンコポリマー中に遊離基を生成し得る(反応温度での半
減期が6分以下の)有機過酸化物の存在下に反応させる
ことによる所望の成分の製造を教示している。この成分
は、水素化スチレン−ブタジェン−スチレンコポリマー
を通常の処理条件下で処理するための一般的な装置を使
用して生成することができる。架橋水素化スチレン−ブ
タジェン−スチレンコポリマー生成物を得るためには、
シラングラフトポリマーをシラノール縮合触媒の存在下
に水と接触させてもよい。
本発明では、コポリマーは10〜30重量パーセントの
スチレンを有するのが好ましい。
本発明の方法では、シランは一数式RR’ −5iYz
1(式中、nは0.1若しくは2であり、Rはポリマー
にグラフトできる加水分解不可能な有機基であり、Ro
はポリマーにグラフトできない加水分解不可能な有機基
であり、Yは加水分解可能な有機基である)で使用する
ことができる。R基の例としては、ビニル、アリル、ブ
テニル、シクロへキセニル、シクロペンタジェニル、メ
タクリルオキシプロピル等を挙げることができるが、ビ
ニルが最も好ましい、Y基の例としては、メトキシ、エ
トキシ、ブトキシとい、っなアルコキシ基、ホルミルオ
キシ基、アセトキシ、プロピオンオキシ基といったアシ
ルオキシ基と、−0N=C(CIin)2.−0N=C
(C611S)2といったオキシム基、アリキルアミノ
基、アリールアミノ基を挙げることができる。上記−数
式を持つ好ましいシラン化合物としては、ビニルトリメ
トキシシラン(VTMS)及びビニルトリエトキシシラ
ン(VTES)を挙げることができる。
コポリマー成分に加えるシラン化合物の量は所望の架橋
の程度に従うものであり、0.1〜20重量%、好まし
くは0.5〜10重量%のシランを使用する。
シラン官能化ポリマー成分は、通常の水素化モノアルケ
ニルアレーン−共役ジエン−モノアルケニルアレーンコ
ポリマーにおいて反応温度で遊離基を生成し得る有機過
酸化物から成る遊離基発生剤を使用し、過酸化物の半減
期が6分以下、好ましくは1分未満になる反応温度で製
造される。典型的な有機過酸化物の例としては、ジクミ
ルペルオキシド及び1.3−ビス(tert−ブチルペ
ルオキシイソプロビル)ベンゼンといったジアルキルペ
ルオキシドを挙げることができる。ジアシルペルオキシ
ド、アルキルペルエステル及びペルオキシカーボネート
といったその他の過酸化物はポリマーのグラフト部位を
開始するのに適している。
ポリマー成分の官能化を容易にするために加えられる*
離基発生剤の量は、使用する水素化モノアルケニルアレ
ーン−共役ジエン−モノアルケニルアレーンコポリマー
の特性(コポリマー組成及びメルトインデックス)と、
所望の架橋の程度と、遊離基発生剤の種類とに応じて、
0.01〜3重量%、好ましくは0.1〜0.5重量%
の量で使用する。
本発明の新規のシーラント組成物を製造するための最初
のステップで1よ、水素化モノアルケニルアレーン−共
役ジエンーモノアルケニルアレーンコポリマーとシラン
とを、140℃から水素化モノアルケニルアレーン−共
役ジエン−モノアルケニルアレーンコポリマー、例えば
スチレン−ブタジェン−スチレンコポリマーの分解温度
までの範囲の温度で反応させる。この反応は、加えた材
料が適当に分散し、混線された材料が適当な温度に達す
るならばいかなる適当な装置内で実施してもよい。
本発明の主旨内で、例えば、単軸若しくは二軸スクリュ
ー押出機、コニーダー、バンバリーミキサ−又はロール
ミルを使用することができる。
シラン化(silanization)過程は第1図に
示した押出l1ioで実施される。押出機10は、1、
押出機lOの供給ゾーン12内でVTESをブロックコ
ポリマーと混合し、 2、ポリマーを分解し、シラン化反応を活性化するため
に溶融ゾーン14内にペルオキシドを添加され、 3、反応を容易に終了させるために押出機10内に特別
混合ゾーン16と滞留時間ゾーン18を設けられており
、 4、連行空気、未反応のVTES及び分解した過酸化物
生成物を除去するために溶融蒸発ゾーン(melt d
evolatilization zone)20を設
けられており、 5、水中で最終生成物をベレット状にし、6、ベレット
乾燥させる。
押出R10の供給ゾーン12内に注入されるべきVTE
Sは、シラン保管容器1フからシラン用ポンプ15によ
って供給され、一方溶融ゾーン14に添加される過酸化
物は、過酸化物保管容器21から過酸化物用ポンプ19
によって供給される。
ベレットの乾燥は遠心脱水8!32内で行われ、−力水
中でのペレット形成はスラリー水槽33からの水を使用
する。蒸発ゾーン20はコンデンサ27を通して蒸気を
供給される蒸気排出機25に連結されている。
酸化亜鉛−ポリマー供給材料は供給口22を通って供給
される。。
Welding Engineers、Incorpo
rated製の補助部品付きの2インチ非かみ合い二軸
スクリュー押出機を使用して作業を実施した。供給口2
2から供給ゾーン12に約7直径(D)でVTESを注
入し、供給口22から溶融ゾーン14に約130で過酸
化物を注入した。
融解ブリスターに続いて、3.250の混合ゾーン16
と5.250の滞留時間ゾーン18がある。これらのゾ
ーンは、十分な量のポリマーを操作し、反応のための滞
留時間を追加するように設計しである。約8Dの蒸発ゾ
ーン20の次はダイ28の上流にある単軸スクリューブ
レスゾーン26である。蒸発ゾーン20内は圧力約20
0バールに維持しである。 GAL^(登録商標)水中
ペレット形成装置30を全実験を通して使用した。ベレ
ットを水中に30〜45秒間滞留させてから、遠心脱水
機32内で乾燥させた。
酸化亜鉛をポリマー供給の0.15〜1.5重量%、好
ましくは0.5〜1,0重量%の量で加えると、グラフ
トされたブロックコポリマー生成物の安定性が向上する
ことが分かった。酸化亜鉛はポリマー供給と一緒に加え
てもよいし、又は押出機内の反応混合物の溶融混線が終
了する前ならいつでも加えることができる。
本明細書中に記述した方法で得られる組成物も本発明に
含まれることが理解されよう。
更に本発明を以下の実施例によって説明するが、下記実
施例は単に説明のためのものであって、本発明が、記述
しである特定の成分及び量に制限されることはない。
全ての実験は、(平均分子J!t 7000/3500
/7000を有する)ポリスチレン−水素化ポリブタジ
エンーポリスチレンコボリマーであるKRATON G
 1652ブロツクコポリマ一細粒(crumb) (
KRATONは登録商標である)、VTES、及び2.
5”;メfAy−2.5−ビス(t−ブチルペルオキシ
)ヘキサンであるLupersol 101(Lupe
rso lは登録商標である)を使用して実施した。押
出機は、特に記述があるところを除き実験の合間にブロ
ックコポリマーを用いて浄化した。ポリマーの分解を測
定するためにはゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)
を、結合VTES含有量のためにはIR5残留VTES
含有量のためにはGCを、及び水分含有量のためには三
菱水分アナライザーを使用して分析した。押出機の供給
量は、スクリュー速度120rpmで1001b/時間
に維持した。所望の結合VTESレベルは1.5重量%
であったので、はとんどの実験はVTES添加量1.8
重量%で実施した。
通常、VTESを使用する押出機官能化は、供給材料中
の少量の不純物によって損なわれやすいことが分かった
。WEI装置で行なった実験の分析結果を表1に、酸化
亜鉛を添加する通常の操作条件を表2にまとめた。
ポリマーの分解は過酸化物の添加量に直接関係すること
が分かった。このことは、VTESと反応する遊離基に
よるものと理論付けられる。VTESを加えたほとんど
の場合で、分解レベルに変化はなかった。幾つかの実験
では、シラノール架橋が更なる分解の原因となったと推
定される。
VTES反応効率は過酸化物の添加速度に直接関係する
ことが分かった。 VTES単独で使用すると、反応効
率的90%を得るには0.20重量%以上の過酸化物を
加える必要がある。少量の抗酸化剤を供給材料に加える
と反応効率が約20%(絶対値)減少する。
水のような不純物は反応効率を約50%(絶対値)低下
させる。即ち、供給材料中の不純物は操作に非常に有害
である。
高い効率を維持するためには約0.20重量%の過酸化
物を使用せねばならないことから、工業用ブロックコポ
リマーに対するポリマーの分解は約30%であると予想
される。
反応効率が高いときには、残留VTESレベルは蒸発効
率よりはむしろ反応効率によって支配される。
従って、約90%の効率では、非常にわずかなVTES
が蒸発ゾーン20から除去される。しかし、いかなる工
業用設備でも、押出機10から除去されるVTESの廃
棄のための真空源及び装置が必要である。 VTESは
水とゆっくり反応して無毒のシラノール及びシリコーン
油を形成する。
WEI中でまず一連の実@(実験番号201〜207)
を実施すると、生成物は高いレベルのゲルを含有するこ
とが分かった。50%までのゲルが見つかった場合もあ
る。後反応を省略する方法を開発するために、多数の実
験を実施し、その結果を表1にまとめたく実験番号20
8〜239)。これらの実験を以下のように効果を評価
した: 1、結合VTES含有量、 2、後安定のための抗酸化剤の添加、 3、供給材料中の不純物としての水、 4、酸及び不純物除去剤として使用された酸化亜鉛、 5、反応変性剤として使用されたホワイトオイル、6、
 VTESの2つの異なるロット、7、過酸化物添加量
(分解レベル)、 8、ベレット冷却水中の界面活性剤。
後ゲル反応は10〜14日を要することがあるので、ゲ
ルを測定する敏速な方法が開発された。この方法は、T
HF50■l中にポリマー20gm5を溶解し、混合物
を30分間Mmさせ、ベレットが溶解したがどうか観測
することから成る。ゲル含有量が小さいベレットは約1
5分間で溶解し、ゲル含有量が大きいベレットは膨張す
るが溶解しない、得られた結果から、金属表面に暴露さ
れながらHEI押出機中に長時間(約2分間)滞留する
と、VTESに押出機中で一部反応してシラノールを形
成する時間を与える。
十分な時間が与えられるとシラノールは架橋してシロキ
サンゲルを形成する。ゲルの形成は、(a)水若しくは
その他の不純物を押出機供給材料に加えることによって
、及び(b)より高い過酸化物添重量に追随するより高
い結合VTESレベルによって強化される。供給材料に
添加する水若しくはその他の不純物は、シラン化反応効
率も極めて低下させた。
酸化亜鉛は、優れた酸及び不純物の除去剤であることが
分かった。゛供給材料中に1.0重量%の酸化亜鉛を使
用して多数の実験を行うと、全ての場合でゲルを含まな
いポリマーを生成した(実験番号210.211.21
2.232及び233)。消費者に製品を評価するため
の材料を提供するために、1.0重量%の酸化亜鉛を使
用して約3001bのポリマーを製造したく実験番号2
32−1から232−11)。酸化亜鉛は後反応を排除
しただけではな(、VTES反応効率を増大させた。酸
化亜鉛の効果は、酸化亜鉛及び水を供給材料に加えて且
つ反応効率が94%レベルに維持された実験番号239
でも表された。更なる実験を実施して要求される酸化亜
鉛のより低いレベルを決定した。0.15重量%のレベ
ルが、180重量%と同程度に有効であることが分かっ
た。500ppmレベルでは反応効率は16%減少した
。通常に反応した生成物のGPC分析は、架橋が極めて
高い重量モルに及ぶことを示した。それは、炭素と炭素
との架橋よりはむしろ一5i−0−Si−架橋であると
推定される。シラノール架橋は酸化亜鉛を使用すること
によって実質的に減少される。1.0及び0.5重量%
酸化亜鉛レベルでは、過剰な架橋は除去される。
0.15重量%の酸化亜鉛レベルでは、シラノール架橋
が幾分存在した。0.050重量%の酸化亜鉛レベルで
は、実質的なシラノール架橋があった。故に、0.15
〜0.50重量%の酸化亜鉛レベルならば押出操作の間
にシラノール架橋を排除するのに十分である。しかし、
工業用操作において使用される酸化亜鉛の量には幾分の
安全要因が与えられるべきである。その他の変量の影響
は以下のようであった:1、 VTESレベル 結合VTESレベルが増加するときにゲル化が進んだ、
約12.0重量%以下のVTESレベルではゲル化しな
かった。しかし、多くの生成物の用途で1.5重量%近
傍のVTESレベルが要求される。
2、抗酸化剤の添加 ^0の添加はゲル化を低下させなかったが、VTES反
応効率を大いに低下さぜな。
3、ホワイトオイル添加 供給材料にオイルを添加すると架橋を抑制すると予想さ
れた。故に、10重量%のオイルを使用して実験を行っ
た(実験番号236)。ゲル化は排除されたが、反応効
率を著しく低下させる結果となった。
4、 VTESロット 実験番号227及び228は、VTESの異なるロツ1
へを使用する効果を確証するために実施した。
表に示すように両方の実験はゲル含有量が高いポリマー
を生成した。
5、過酸化物添加レベル 111EI装置において0.10重量%の過酸化物を添
加するとVTES反応効率が低い(約65%)ことが分
かった。通常のVTES添加量1.8〜2.0重量%で
は、生成されたポリマーはたった約1.0%の結合VT
ESであった。この低いレベルではゲル含有量は通常受
容し得る。しかし、大量のVTESをポリマーに加える
とく実験番号202及び203)、ゲルレベルが高いこ
とが分かった。結論として、過酸化物レベル自体はゲル
レベルに影響しないと言える。
6、冷却水中の界面活性剤 せっけんはシラノールの架橋を強化することができる。
従って、ベレット冷却水中のスルフラミンは好ましくな
い可能性がある。界面活性剤を用いた実験(実験番号2
19から237)はゲル含有量をそれ程変えなかった。
実験を通して生成物の色は、酸化亜鉛を加えたとき以外
は水口色(u+ater white)であった。0.
5〜1.0重量%の酸化亜鉛を用いると生成物は不透明
な白色であった。500ppmの酸化亜鉛を用いるとベ
レットはわずかに曇っており、0.15重量%の酸化亜
鉛では幾らか曇っているが不透明ではなかった。
結合VTESに対しては、赤外線分光分析を行った。
ポリマーの薄膜を温度的205℃でプレスする。プレス
操作の間に全ての遊@ VTESを蒸発させ、結合VT
ESのみサンプル中に残す、得られた薄膜を2000/
cm〜1000/cI11の範囲のIR分光計で走査す
る。 1110/cn(アルコキシシラン)及び104
104O7スチレンニ重結合)の帯域の強度を測定し、
これらの帯域の比を計算し、中性子放射化分析を使用し
て構成される校正曲線から結合VTESを決定する。
残留VTESに対しては、標準GC法を実施した。VT
ESは室温で保存されたサンプルから蒸発するので、正
確な結果を保証するためにはサンプルを冷凍保存する必
要があった。
工業用規模でVTES官能化ポリマーを製造できる可能
性は、2つの実験、即ち(1)酸化亜鉛を供給材料細粒
に添加しない短時間実験、及び(2)酸化亜鉛を1.0
重量%の量で使用した2、5時間の実験によって表され
た0両実験は操作速度40001b/時間で実施した。
分析結果のまとめを表3に示し、操作条件を表4に示す
、実験によって、酸化亜鉛1.0重量%を用いると結合
VTES l有量が1.4〜1.9重量%のポリマー1
0,0OO1’bが製造された。GPC分析によると、
この材料では架橋シランの重量モルは高くなく、2週間
後にTIIFに可溶であった。従って結論としては、酸
化亜鉛が存在する場合にはシラン架橋は存在しないと言
える。しかし、酸化亜鉛を用いない実験は、ポンプの故
障によって開始してまもなく中断した。抽出したサンプ
ルの1つは高いモル重量ポリマーを含有しており、TI
IFに可溶性ではなかった(シラン架橋があることを強
く表示するもの)、実験の間の平均遊離VTESレベル
は約0.55重量%であって、これは予期したよりも幾
分高かっ、た、これは恐らく、過酸化物をより高いレベ
ルで使用することによって減少したのであろう。
人ユ WEI実験のための通常の操作条件 細粒 供給量         45 kg/時間スクリュー
速度     120 rp瞳Lupersolli 
        0.09 kg/時間VTES量  
        0.81 kg/J間溶融温度 VTES供給口板    232℃ 第一ブリスター   252℃ 混合ゾーン     221℃ グイ          220℃ ゾーン温度設定 ゾーン(バレル11)   197℃ ゾーン(グイ)213℃ グイ温度設定      232℃ にユ(続き) WEI実、@のための通常の操作条件 溶融圧力 ブリスター前    69〜76バールブリスター後 
   19.3〜21.4バ一ル混合ゾーン     
11.0バール ダイ        62バール ダイ        76バール VTES射出圧力      42,7バールLupe
rsol射出圧力    72.4バールベント圧力 
      0.13〜0.26バ一ルベレツター速度
     1500 rp論ペレッター電流     
2.2 ampsベレッター孔      12 懸濁水温度       49℃ 水の流量        10〜20 gpm界面活性
剤含有量    0.01〜0.1重量2スルフラミン
85 分解剤含有量      0.1重量%影 工業用試験結果のまとめ 時間 (重量$)                 
 (d)RP−6502−2 (1,OK酸化亜鉛) 17300.202.01.5(1,7) 0.537
5(85) 28無1800    0.20  2.
1  1.4(1,6)   0.48    67(
80)     28       無18300.2
02.11.6(1,9) 0.5576(90) 2
7無1900^0.202.I L9 −90−28無
1900B   O,202,11,8(1,7>  
 0.55   86(83)    28     
 無RP−6501−1 (ZnO無し) C) 11440.20 <1.00.7 −7030高a)
恐らく整列していないユニット。
b)まず現場で分析を行い、次に実験室で分析を行った
C)このサンプルのときに追加ポンプが損傷した。
d)主CPCピークの面積損失。
表1 工業用実験の通常の操作条件 供給量       1814kg/時間KRATON
、G1652ポリマー細粒 スクリュー速度   300rpra 電力         950Ampsトルク    
    48% バレル温度 供給ゾーン   冷却 その他のゾーン 232℃ ダイ       260℃ ベント圧力     7.3xlO−’バール(操作開
始前にベントに一部栓をした) VTES添加量     37.2kg/時間(供給細
粒の約2.1重量%) 過酸化物/油の   5.5kg/時間(供給細粒の約
添加fi        0.2重量%の過酸化物)人
A(続き) 工業用実験の通常の操作条件 溶融温度 バレルの端部  223℃ ダイの入り口  223℃ ダイにおける溶融圧力34.5バール ベレツター 孔        270@2.79xlO−’m直径
速度      1800rpm ^輸ρs       2.0 水温      433℃ 界面活性剤   無 ナイフ     6枚歯 ZnO混合レベル   1800ppm
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のシラン化過程を実施する装置の説明
図である。 10・・・押出機、12・・・供給ゾーン、14・・・
溶融ゾーン、16・・・特別混合ゾーン、18・・・残
留時間ゾーン、20・・・蒸発ゾーン、22・・・供給
口。 住Mガしく :二′:都、−一)−ご−:、’;!”−
+。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)シラン変性ブロックコポリマーの製造方法であっ
    て、 −少なくとも1つの不飽和基を有するアルコキシシラン
    化合物と、遊離基開始剤と、少なくとも1つのAブロッ
    ク及び少なくとも1つのBブロック(但し、各Aブロッ
    クは主としてモノアルケニルアレーンブロックであり、
    各Bブロックは主として実質的に水素化された共役ジエ
    ンブロックである)を有するブロックコポリマーとの混
    合物を溶融混練するステップと、 −前記溶融混練ステップが終了する前に、前記混合物中
    に少なくとも該混合物の0.15重量%の量の酸化亜鉛
    を添加するステップとを含む前記製造方法。 (2)前記モノアルケニルアレーンブロックがスチレン
    ブロックであり、前記水素化共役ジエンブロックが水素
    化ブタジエンブロックである請求項1に記載の方法。 (3)前記アルコキシシラン化合物の量が0.1〜20
    重量%である請求項1に記載の方法。 (4)前記アルコキシシラン化合物の量が0.5〜10
    重量%である請求項3に記載の方法。 (5)前記アルコキシシランがビニルトリエトキシシラ
    ンである請求項1に記載の方法。(6)前記酸化亜鉛が
    0.50〜1.0重量%の量で存在する請求項1に記載
    の方法。 (7)前記ブロックコポリマーのモノアルケニルアレー
    ンブロックがスチレンであり、前記ブロックコポリマー
    の共役ジエン部分がブタジエンである請求項1に記載の
    方法に従って製造されるシーラント組成物。 (8)前記ブロックコポリマーが選択的に水素化された
    線状ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレンブロ
    ックコポリマーである請求項1に記載の方法に従って製
    造される組成物。 (9)前記アルコキシシラン化合物がビニルトリエトキ
    シシランである請求項1に記載の方法に従って製造され
    る組成物。 (10)前記酸化亜鉛が0.50〜1.0重量%の量で
    存在する請求項1に記載の方法に従って製造される組成
    物。
JP63321852A 1987-12-22 1988-12-20 シラン変性ブロックコポリマーの製造方法 Pending JPH01210410A (ja)

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