JPH0119877Y2 - - Google Patents

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JPH0119877Y2
JPH0119877Y2 JP1983040236U JP4023683U JPH0119877Y2 JP H0119877 Y2 JPH0119877 Y2 JP H0119877Y2 JP 1983040236 U JP1983040236 U JP 1983040236U JP 4023683 U JP4023683 U JP 4023683U JP H0119877 Y2 JPH0119877 Y2 JP H0119877Y2
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movable top
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movable
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、テーブルやキヤビネツト等の什器に
おいて、当該什器の上面部を形成する天板部分
を、左右一対の固定天板と、該左右固定天板間に
前後スライド自在に装架した移動天板とで構成し
てなるスライド式天板装置の改良に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
テーブルやキヤビネツト等の什器において、当
該什器の上面を形成する天板を、左右一対の固定
天板間に移動天板を前後スライド自在に装架して
成るスライド式天板装置に構成し、移動天板を引
き出して作業用テーブルや載置台として利用でき
るようにしたものは、実公昭50−26597号公報に
開示されているが、このものは、移動天板が抜け
出さないよう引出し位置と押し込み位置とを規制
するストツパを設けたのみであるため、移動天板
を引出して使用中に不測に後退して載置している
物品が落下したり、或いは、押し込んだ移動天板
が不測に突出したりする欠点があつた。
この欠点を解消するには、移動天板を押し込み
位置と引出し位置とに固定できるようにすれば良
く、そのためには、例えば、先行技術としての実
開昭52−163029号公報に開示されているロツク機
構を転用することが考えられる。
すなわち、前記先行技術におけるロツク機構
は、引出し構造物の一側面に前後一対のストツパ
を設ける一方、前記引出し構造物が取付く机等の
家具本体に、前記引出し構造物の一側面に向かつ
て突出付勢されたロツクピンを設けると共に、家
具本体には、家具本体前面からの押圧操作にてロ
ツクピンを後退状態に保持するロツク解除レバー
を設け、これら前後ストツパとロツクピンとロツ
ク解除レバーとの三者を、引出し構造物の前後動
に伴つてロツクピンが前後ストツパにいわゆる蹴
り込み係合するように構成すると共に、押し込み
状態又は引出し状態においてロツク解除レバーを
押圧すると、ロツクピンが後退してストツパから
係合解除すると共に、ロツクピンがその後退位置
においてロツク解除レバーと係合することによ
り、ロツクピンがストツパから係合解除した状態
が保持される一方、引出し構造物の前後動にて、
ロツクピンが後部ストツパにおける断面山形の傾
斜ガイド面に接当することにより、ロツクピンと
ロツク解除レバーとの係合が解除され、ロツクピ
ンが前後ストツパに係合可能な状態になるように
構成したものであつた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、スライド式天板装置においては、移
動天板を使用するつもりで少し引出してから、使
用する必要がないことに気付くとか、他の用事が
できる等することにより、引出し途中の移動天板
を元の状態に押し込むことが良くあるが、前記先
技術のストツパ機構をスライド式天板装置に転用
した場合、移動天板を一杯に引出して、ロツクピ
ンを後部ストツパの傾斜ガイド面に接当させない
と、ロツクピンとロツク解除レバーとの係合解除
ができないため、換言すると、移動天板は、一旦
引出すと、一杯に引出してから再度押し込み直さ
ないと、押し込み状態に固定することができない
ため、移動天板を少し引出してから押し込んだ場
合、移動天板が押し込み状態に固定されず、移動
天板が不測に突出する事態が発生する虞れがあ
る。
また、前記先行技術におけるストツパ機構で
は、ロツク解除レバーが引出し構造物の一側面に
向けてばね付勢されていることにより、ロツクピ
ンがロツク解除レバーに係合した状態では、ロツ
クピンには、その移動方向と直交した方向に押圧
力が作用しているため、ロツクピンが後退動して
ロツク解除レバーの係合部から係合解除するに際
して、ロツクピンにこじれが生じると共に、ロツ
クピンとロツク解除レバーの係合部との間に摩擦
が生じることになり、このため、引出し構造物を
前後動させてロツクピンをロツク解除レバーから
係合解除させるに際して、ロツクピンの動きが硬
くなつてしまい、引出し構造物の前後動操作を軽
快に行えない点にも問題があつた。
本考案は、これらの問題を解消することを目的
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案では、キヤビネ
ツト等の什器の上面に固定する左右一対の固定天
板と、該左右固定天板間に前後引出し動自在に装
架された移動天板とから成り、前記左右固定天板
のうち何れか一方の固定天板における板厚内の空
所に、前記移動天板の一側縁に向かつて突出付勢
した係止杆を設けると共に、前記一方の固定天板
における板厚内の空所には、当該固定天板の前端
から突出させたプツシユボタンを備えた操作ケー
スを装着し、前記プツシユボタンと前記係止杆と
を、プツシユボタンを押圧したときのみ係止杆が
後退動するよう傾斜ガイド機構を介して関連させ
る一方、前記移動天板の一側縁部下面には、当該
移動天板の押し込み位置において前記係止杆が突
出係合する前ストツパと、移動天板の引出し位置
において前記係止杆が突出係合する後ストツパと
を設け、前記前後両ストツパには、移動天板の前
後動に伴つて前記係止杆を後退させる蹴り込み部
をそれぞれ形成する構成にした。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、図において符号1は、上下に重ねて配設し
たキヤビネツトを、符号2は、前記上下キヤビネ
ツト1の間に配設したスライド式天板装置を示
し、該スライド式天板装置2は、上下各キヤビネ
ツト1とは別体に形成されている。
前記スライド式天板装置2は、左右一対の固定
天板3と、両固定天板3間に前後動自在に装架し
た移動天板4とから成り、左右両固定天板3の互
いに対向した内側面に断面コ字状等の支持レール
5を固着する一方、移動天板4の左右両側面には
断面逆L字状のガイドレール6を固着し、支持レ
ール5の前部に回転自在に固着したローラ7でガ
イドレール6のひさし状突出部分を支持する一
方、ガイドレール6の後部に回転自在に設けたコ
ロ8を支持レール5上に接当させることにより、
移動天板4が前後動自在となるようにしている。
移動天板4の後端と、前記左右固定天板3の後
部間を連結する連結部材21との間にはリンク機
構9を設けて、移動天板4の左右のこじれの除去
と、移動天板4が急激に前後動することの規制、
及び、移動天板4の最大押し込み位置と最大引出
し位置との規制を行うようにしている。また、移
動天板4の上面は固定天板3の上面より若干寸法
e下方に位置させている。
前記一方の固定天板3における板厚内の空所に
は、移動天板4の移動方向と直交した方向に沿つ
て移動自在な係止杆12を設け、該係止杆12の
先端に設けた係止部12′を、移動天板4の一側
部下面に向かつて出没自在に構成すると共に、一
方の固定天板3における空所のうち前端寄り部位
には、プツシユボタン11内臓の操作ケース10
と連結杆14とから成る操作装置13を配設し、
前記操作ケース10に前後摺動自在に嵌挿したプ
ツシユボタン11の前端を、固定天板3の前端面
3aより前方に突出させる一方、連結杆14を操
作ケース10に左右摺動自在に嵌挿し、該連結杆
14の一端折曲部先端を前記係止杆12に連結す
る。
また、前記連結杆14には、前記操作ケース1
0内において接当子18を被嵌固着し、該接当子
18と操作ケース10との間には、接当子18を
常時移動天板4側に押圧付勢するばね15を装架
し、連結杆14に連動して係止杆12が移動天板
4の一側面に向かつて突出付勢するように構成す
る。
更に、前記プツシユボタン11の基部には、傾
斜ガイド機構の一例として、平面視略V字状の傾
斜ガイド面11bを造形した上下一対のガイド部
11aが連接されており、プツシユボタン11の
押し込み動に応じて、前記両ガイド面11bに押
圧された接当子18がばね15力に抗して横移動
し、係止杆12が後退動するように構成すると共
に、操作ケース10の左右側壁間にはばね止板1
6を固着し、該ばね止板16とプツシユボタン1
1との間に装架したばね17にて、プツシユボタ
ン11を操作ケース10の前方に向けて付勢す
る。
そして、前記移動天板4の一側縁部下面には、
当該移動天板4の押し込み時において前記係止杆
12の係止部12′が係脱する平面視ハ字状の前
ストツパ18と、移動天板の引出し時において前
記係止杆12の係止部12′が係脱する後ストツ
パ20とを設ける。
前記前後両ストツパ19,20は、各々案内片
19′,20′と規制片19″,20″とから成り、
前記両案内片19′,20′の外面(固定天板3の
内側縁と対峙した側面)を、規制片19″,2
0″に近付くに従つて固定天板3に近付くような
傾斜面の蹴り込み部に形成することにより、移動
天板4の前後動に伴つて、係止杆12の係止部1
2′が蹴り込み係合するように構成する。
以上の構成において、例えば第5図の収納状態
でプツシユボタン11を矢印A方向に0だけ押
し込むと、接当子18が矢印B方向に1だけ横
移動して、それに連動して、係止杆12も1だ
け後退し、係止部12′が前ストツパ19から係
合解除するから、プツシユボタン11を押圧した
状態で移動天板4を手前に引くことにより、移動
天板4を引出すことができるのであり、極く僅か
の寸法を引出せば、プツシユボタン11から指を
離した状態で移動天板4を手前に引出すことがで
き、一杯に引出すと、係止杆12の係止部12′
が、後ストツパ20に蹴り込み係合して、移動天
板4は引出し位置に固定されることになる。
引出し状態から押し込む場合も前記と全く同様
であり、プツシユボタン11を押圧しつつ押し込
めば良い。
この場合、プツシユボタン11を押圧したとき
のみ係止杆17が後退動し、係止杆12の係止部
12′が前記ストツパ19,20の間にある状態
では、移動天板4は、引出し位置と押し込み位置
との何れの位置にも固定されるから、移動天板4
を押し込み位置から少しだけ引出して元の押し込
み位置に戻す場合であつても、移動天板4を押し
込み位置に確実に固定することができて、押し込
まれた移動天板4が不測に突出することを確実に
防止できるのであり、しかも、係止杆12は移動
天板4の移動方向と直交した方向にばね15付勢
されているのみであり、前後ストツパ19,20
に対して係止杆12は軽い力で係脱するから、移
動天板4の前後動操作も軽い力で行うことができ
るのである。
なお、左右固定天板3間に薄板を張設すること
により、装置全体を1枚板状に形成しても良く、
こうすると移動天板の機能を保持し且つ装置上面
をテーブル等として利用できる利点があり、この
場合には更に、移動天板の内側を浅底の抽斗に形
成しても良いのである。
〔考案の作用及び効果〕
以上のように本考案は、移動天板の前後動に応
じて、係止杆を前後ストツパに対して蹴り込み係
合させるにおいて、プツシユボタンを押圧した状
態でのみ係止杆が前後ストツパから係合解除した
状態を保持できるようにしたことにより、移動天
板を押し込み状態から極く僅かの寸法だけ引出し
て、プツシユボタンから指を離せば、係止杆が前
後何れのストツパにも蹴り込み係合し得る状態に
なるから、移動天板を押し込み状態から少しだけ
引出して再度押し込んだ場合であつても、移動天
板を押し込み位置に確実に固定することができ、
従つて、押し込まれた移動天板が不測に突出する
ことを確実に防止できる効果を有する。
しかも、係止杆は、移動天板の一側縁に向けて
付勢されているのみであり、ストツパに蹴り込み
係合する場合、係止杆に、その移動方向と直交し
た方向からの押圧力が作用することはないから、
移動天板の押し込み・引出し操作を、軽快に行う
ことができる効果も有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は移動天
板を押し込んだ状態の斜視図、第2図は引出した
状態の斜視図、第3図はスライド式天板装置の平
面図、第4図は第3図の−線視拡大断面図、
第5図は第3図の要部拡大平面図、第6図は第5
図の−視断面図である。 2……スライド式天板装置、3……固定天板、
4……移動天板、11……プツシユボタン、12
……係止杆、12′……係止部、13……操作装
置、11b……傾斜ガイド面、18……接当子、
19,20……ストツパ、19′,20′……案内
片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤビネツト等の什器の上面に固定する左右一
    対の固定天板と、該左右固定天板間に前後引出し
    動自在に装架された移動天板とから成り、前記左
    右固定天板のうち何れか一方の固定天板における
    板厚内の空所に、前記移動天板の一側縁に向かつ
    て突出付勢した係止杆を設けると共に、前記一方
    の固定天板における板厚内の空所には、当該固定
    天板の前端から突出させたプツシユボタンを備え
    た操作ケースを装着し、前記プツシユボタンと前
    記係止杆とを、プツシユボタンを押圧したときの
    み係止杆が後退動するよう傾斜ガイド機構を介し
    て関連させる一方、前記移動天板の一側縁部下面
    には、当該移動天板の押し込み位置において前記
    係止杆が突出係合する前ストツパと、移動天板の
    引出し位置において前記係止杆が突出係合する後
    ストツパとを設け、前記前後両ストツパには、移
    動天板の前後動に伴つて前記係止杆を後退させる
    蹴り込み部をそれぞれ形成したことを特徴とする
    スライド式天板装置。
JP4023683U 1983-03-19 1983-03-19 スライド式天板装置 Granted JPS59145841U (ja)

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JP4023683U JPS59145841U (ja) 1983-03-19 1983-03-19 スライド式天板装置

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