JPH0119409Y2 - - Google Patents

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JPH0119409Y2
JPH0119409Y2 JP7425084U JP7425084U JPH0119409Y2 JP H0119409 Y2 JPH0119409 Y2 JP H0119409Y2 JP 7425084 U JP7425084 U JP 7425084U JP 7425084 U JP7425084 U JP 7425084U JP H0119409 Y2 JPH0119409 Y2 JP H0119409Y2
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JP7425084U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は半導体レーザに関する。
(ロ) 従来技術 第1図はIEEE JOURNAL OF
QUANTUMELECTRONICS,VOL.QE−19,
No.6,JUNE1983,P1021−1025に開示されてい
るBCP(Buried Cap Planar)型半導体レーザを
示す。
図中、1はn型GaAs単結晶基板であり、該基
板の一主面には紙面垂直方向に延在する溝が形成
されている。2は基板1の一主面上に積層された
第1のクラツド層であり、該クラツド層はn型
Ga0.5Al0.5Asからなりその表面形状は基板1の一
主面形状と略一致する。3は第1クラツド層2上
に積層された活性層であり、該活性層はノンドー
プGa0.84Al0.16Asからなりその表面形状は第1ク
ラツド層2のそれと略一致する。4は活性層3上
に積層された第2クラツド層であり、該クラツド
層はP型Ga0.50Al0.50Asからなりその表面形状は
平坦となつている。5は上記第2クラツド層4表
面の略中央に紙面垂直方向に延在するキヤツプ層
であり、該キヤツプ層は第2クラツド層4表面全
体に一旦P型GaAsを成長後、溝上部を残して上
記GaAs成長層を除去することにより形成でき
る。6は上記除去部分に積層された電流狭窄層で
あり、該狭窄層はノンドープZnSe単結晶からな
る。7はAu−Cr合金層であり、該合金層はキヤ
ツプ層5及び狭窄層6の表面に積層され、上記キ
ヤツプ層5とオーミツク接触をとり電極となる。
8は基板1裏面に形成されたオーミツク性の裏面
電極である。
斯る装置において合金層7、裏面電極8間に順
方向バイアスを印加すると、ノンドープZnSeか
らなる電流狭窄層6により電流は略溝直上のみを
流れることとなる。また第1、第2クラツド層
2,4のAl(アルミニウム)濃度は活性層3のそ
れに比して大となる。即ち第1、第2クラツド層
2,4のバンドキヤツプエネルギーが活性層3の
それに比して大となるため、電子及び正孔は活性
層3に良好に閉込められ、従つて斯る溝直上の活
性層3(以下湾曲部と称す)において高効率で光
再結合を生じる。更に活性層3の湾曲部は略4周
囲を斯る活性層3より光屈折率が低い(GaAlAs
系材料の場合、Al比と光屈折率は略反比例する)
第1、第2クラツド層2,4で実質的に囲まれて
いるので、斯る湾曲部で生じた光は斯る湾曲部内
を紙面垂直方向に進行しながら誘導放出を生じせ
しめることにより増幅され紙面垂直方向より高効
率、単一モード、高真円率のレーザ光が得られ
る。
然るに斯る構成では、ZnSeとAu−Crとの付着
力が悪いため電流狭窄層6上の合金層7が剥離す
る現象が生じる。このように合金層7が剥離する
とレーザ発振時に活性層3近傍で発生する熱を狭
窄層6から合金層7へ放散することが不可能とな
り素子全体の熱抵抗が大きくなるという問題があ
つた。
(ハ) 考案の目的 本考案は斯る点に鑑みてなされたもので、電流
狭窄層と合金層との付着力の向上を図り、熱抵抗
を減少せしめることを目的とする。
(ニ) 考案の構成 本考案の構成的特徴は第1の導電型を有する半
導体基板、該基板上に積層され第1の導電型を有
するGa1−xAlxAs(0<x<1)からなる第1ク
ラツド層、該第1クラツド層上に積層されGa1
yAlyAs(0≦y<x)からなる活性層、該活性
層上に積層され第2の導電型を有するGa1
xAlxAsからなる第2クラツド層、該第2クラツ
ド層上に積層され、その中央部がレーザ光の伝播
方向に延在する凸部となり該凸部の両側は上記第
2クラツド層表面に達するかあるいは近接するま
で除去された第2の導電型を有するGaAsからな
るキヤツプ層、該キヤツプ層の上記除去部分に積
層され、ノンドープZnSeからなる電流狭窄層、
該電流狭窄層上に積層されたZn層、上記キヤツ
プ層表面及びZn層上に積層され上記キヤツプ層
とオーミツク接触をとる電極を備えたことにあ
る。
(ホ) 実施例 第2図は本考案の一実施例を示し、第1図に示
した従来装置との相違は電流狭窄層6と合金層7
との間にZn層9を介装せしめた点にある。尚、
第1図と同一箇所には同一番号を付して説明を省
略する。
このような構成では、ZnがZnSe及びAu−Cr合
金に対して共に付着力が大であるため、従来の如
き合金層7の剥離は生じ難い。従つて熱抵抗が大
となることも少なくなる。
本考案者の実験によれば、従来構成では50%以
上の確率で合金層の剥離が生じていたが、本実施
例の構成では合金層の剥離する確率は10%以下と
なることが判明した。
第3図は第2の実施例を示し、第1の実施例と
の相違点は電流狭窄層6直下にもキヤツプ層5の
薄層を残存せしめたことである。
第1の実験例の如くP型Ga0.5Al0.5Asからなる
第2クラツド層4直上に電流狭窄層6を形成する
場合、上記第2クラツド層4表面にAl酸化膜が
生じ、上記狭窄層6形成が困難となるという問題
があるが、本実施例の構成ではキヤツプ層5表面
に上記酸化膜は発生しないため歩留り良く狭窄層
6を形成できる。
(ヘ) 考案の効果 本考案の半導体レーザでは電流狭窄層と合金層
との付着力が向上するため、合金層の剥離による
熱抵抗の増大を抑し可能であり、従つてレーザの
長寿命化が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す断面図、第2図、第3図
は本考案の実施例を示す断面図である。 1……基板、2……第1クラツド層、3……活
性層、4……第2クラツド層、5……キヤツプ
層、6……電流狭窄層、7……合金層(電極)、
9……Zn層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1の導電型を有する半導体基板、該基板上に
    積層され第1の導電型を有するGa1−xAlxAs(0
    <x<1)からなる第1クラツド層、該第1クラ
    ツド層上に積層されGa1−yAlyAs(0≦y<x)
    からなる活性層、該活性層上に積層され第2の導
    電型を有するGa1−xAlxAsからなる第2クラツ
    ド層、該第2クラツド層上に積層され、その中央
    部がレーザ光の伝播方向に延在する凸部となり該
    凸部の両側は上記第2クラツド層表面に達するか
    あるいは近接するまで除去された第2の導電型を
    有するGaAsからなるキヤツプ層、該キヤツプ層
    の上記除去部分に積層され、ノンドープZnSeか
    らなる電流狭窄層、該電流狭窄層上に積層された
    Zn層、上記キヤツプ層表面及びZn層上に積層さ
    れ上記キヤツプ層とオーミツク接触をとる電極を
    備えたことを特徴とする半導体レーザ。
JP7425084U 1984-05-21 1984-05-21 半導体レ−ザ Granted JPS60187550U (ja)

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JPS60187550U JPS60187550U (ja) 1985-12-12
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