JPH0118144Y2 - - Google Patents

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JPH0118144Y2
JPH0118144Y2 JP17128984U JP17128984U JPH0118144Y2 JP H0118144 Y2 JPH0118144 Y2 JP H0118144Y2 JP 17128984 U JP17128984 U JP 17128984U JP 17128984 U JP17128984 U JP 17128984U JP H0118144 Y2 JPH0118144 Y2 JP H0118144Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、可動刃を回動操作してその刃先部
を固定刃から開離させて両刃先部間の毛屑を除去
処理できるようにした形態の電動式バリカンに関
する。
〔従来の技術〕
従来、この種バリカンとして、例えば実公昭59
−27898号公報に記載されたものがある。そこで
は、第13図に示すごとく可動刃3の上面に装着
された駆動板9を、固定刃7側に基端部18bを
固定した押えばね18の先端部18cで押圧し
て、そのばね力で可動刃3を固定刃7の上面に圧
接させている。そして、可動刃3の後端にその刃
先部3aとともに固定刃7の上面に接当する後端
支持突片13を形成し、駆動板9の後端に、前記
後端支持突片13と固定刃7との接触位置から後
方へ延出する操作レバー15を形成している。
したがつて、操作レバー15を押えばね18の
力に抗して強く押し下げれば、可動刃3が後端支
持突片13を支点にして回動するため、可動刃3
の刃先部3aと、固定刃7の刃先部7a間を開離
でき、刃先部3a,7a間の毛屑も容易に除去で
きる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、毛屑除去に際し使用者は可動刃3の刃
先部3aがどの程度の開き角にまで開離させれば
よいのか分らず、そのため、十分開離しているに
も拘わらず、なお無理やりに操作レバー15を押
し下げることがあつた。したがつて、押し下げ操
作に力を無駄に費やすばかりか、操作レバー15
の過剰な押し下げ力により操作レバー15が折損
したり、開き操作の都度押えばね18が過荷重を
くり返して受けることになり、これが疲れ、破損
の原因となつていた。
この考案は上記問題点を解消し、操作レバーに
必要以上の押し下げ力を加えるのを予防でき、ま
た操作レバーおよび押えばねの損傷防止を図るこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案では、第
1図に示すように、本体ケース1に着脱可能に装
着された固定刃ホルダ6の上面に固定刃7を固着
し、該固定刃7の上面に可動刃3を配設し、該可
動刃3を、固定刃7側に基端部18bを固定した
押えばね18の先端部18cで押圧して、そのば
ね力で可動刃3を固定刃7の上面に圧接し、可動
刃3の上面側に後方延出状に設けた操作レバー1
5を押し下げ操作することで可動刃3が刃先部3
aを固定刃7の刃先部7aから開離回動するよう
にしてなる形態の電動式バリカンを前提とする。
そのうえで、可動刃3が刃先部3aを固定刃7
からブラシ等で掃除可能な状態に開離する所定回
動角位置でその回動動作を利用して警告音を発生
する手段を設けてなるものである。
警告音発生手段の好ましい具体例としては、可
動刃3の後端支持突片13が接当する固定刃7上
面部分に凹溝22を設け、可動刃3の刃先部3a
が固定刃7の刃先部7から開離するに伴い前記後
端支持突片13が固定刃7の上面を滑り、所定角
度開離すると同時に後端支持突片13が凹溝22
内に急激に滑り落ち込んで「カチツ」と音を発す
るものとする。
〔考案の効果〕
上記構成によれば、警告音を聞くことによつて
可動刃3の刃先部3aが所定角度に開離したこと
を知ることができるので、可動刃3を必要以上に
開離する労力ロスを予防でき、また開離し過ぎに
より生じる操作レバー15の損傷並びに押えばね
18の破損事故を防止できてそれらの寿命を延長
できる。しかも、警告音発生手段を構成するにあ
たつて可動刃3の回動動作を利用するので、その
音発生手段の具体的構造を簡単にすることができ
る。
〔実施例〕
第1図ないし第6図は本考案に係る電動式バリ
カンの第1実施例を示している。第2図におい
て、このバリカンの本体ケース1の前部下面側に
刃ユニツト2が着脱可能に装着され、刃ユニツト
2より後方の本体ケース1内に刃ユニツト2の可
動刃3を駆動する振動子4やモータ5などが配備
されている。
刃ユニツト2は、固定刃ホルダ6、櫛形の固定
刃7、同じく櫛形の可動刃3、プラスチツク製の
駆動板9、および押えばね18を予め一体的に組
み合わせてなる。
固定刃ホルダ6はこの後端に断面半円形の軸受
部11を一体に形成し、この軸受部11を本体ケ
ース1側に設けた支軸12に軸受部11の弾性を
利用して係合させることより、固定刃ホルダ6が
本体ケース1に支軸12まわりに前後揺動可能
に、かつ着脱可能に装着される。固定刃ホルダ6
の上面には固定刃7をこれの刃先部7aが前方に
突出するようカシメ付け固着し、その固定刃7の
上面に可動刃3を配備する。
可動刃3は、固定刃7の刃先部7aに対応した
刃先部3aを有するとともに、後端にこれを下向
きに屈曲形成した後端支持突片13を有して、こ
れら刃先部3aと後端支持突片13とを固定刃7
の上面に摺動自在に当接させている。
第2図において、可動刃3の上面には駆動板9
を一体的にカシメ付け固定している。その駆動板
9は上面に突起14を一体に形成するとともに、
後端に可動刃3の後端支持突片13より更に後ろ
の上方へ延出形成された操作レバー15を有す
る。駆動板9の前記突起14は前記振動子4から
前方へ突設した連動アーム4aの先端の孔4bに
着脱可能に係合しており、従つて、可動刃3が振
動子4の左右振動を駆動板9を介して受けること
により左右方向に往復動する。
第6図において、前記固定刃ホルダ6の上面の
固定刃7より後方の左右位置には軸受16,16
を突設し、この軸受16,16にばね支持軸17
を架設する。ばね支持軸17には2つの円筒コイ
ル部18a,18aを有するねじりコイルからな
る押えばね18がこの前記円筒コイル部18a,
18aを挿通して支持される。その押えばね18
の円筒コイル部18a,18a間から後方へ延び
たコ字状の基端部18bは固定刃ホルダ6の上面
後方に突設したばね受部29に係合され、円筒コ
イル部18a,18aからそれぞれ前方へ平行に
延設した各先端部18cは前記駆動板9の上面の
左右両端部に形成した溝19,19に導入すると
ともに、各先端部18cに形成した折曲部18
d,18dを各溝19,19の各先端に設けた孔
20,20に係入している。従つて、押えばね1
8の先端部18cのばね力で可動刃3が固定刃7
の上面に対し押圧付勢されて圧接される。また押
えばね18の各先端部18cの折曲部18d,1
8dを前記孔20,20にそれぞれ係入している
ので、可動刃3の左右往復動に追従して押えばね
18の先端部18c,18cが平行運動するとと
もに、可動刃3の前後方向の移動を規制する。
第4図において、可動刃3の刃先部3aが摺接
する固定刃7の上面の前方部位と、可動刃3の後
端支持突片13が摺接する固定刃7の上面の後方
部位とにそれぞれ潤滑油用の凹溝21,22を左
右方向にわたつて凹設するとともに、前後の凹溝
21,22間に両溝21,22を連通する凹溝2
3を前後方向に凹設する。
しかるときは、刃ユニツト2を本体ケース1か
ら取り外し、第1図に示すように操作レバー15
を押えばね18の力に抗して押し下げると、可動
刃3が後端支持突片13を支点にして回動し、刃
先部3aを固定刃7の刃先部7aから開離する。
このさい、可動刃3の回動により後端支持突片1
3の後端部13aが凹溝22より少し後方の固定
刃7の上面を僅かに前方へ摺動したうえで凹溝2
2内に押えばね18に押圧された状態で急激に落
ち込み、この落ち込みにより後端支持突片13と
凹溝22の金属同士の弾性的衝突で「カチツ」と
音を発する。可動刃3は、その音を発する時の回
動角で、可動刃3の刃先部3aが固定刃7の刃先
部7aから清掃可能状態に開離するように設定し
ている。
したがつて、刃先部3a,7a間を清掃しよう
とする者は音を発する同時に操作レバー15の押
し下げを止めることになるため、それ以上不必要
に操作レバー15が押し下げられるのを防止で
き、操作レバー15および押えばね18の破損を
未然に防止できる。操作レバー15の押し下げ力
を解くと、可動刃3は押えばね18の力で前記と
逆方向に回動して後端支持突片13を凹溝22か
らこの後方へ乗り上げる。
この警告音発生手段によれば、可動刃3の後端
支持突片13と固定刃7の上面に設けた潤滑油用
の凹溝22とを利用するものであるから、その構
造をきわめて簡単にすることができるとともに、
くり返し使用により容易に故障するようなことも
ない。
なお、上記実施例では既存の潤滑油用の凹溝2
2を音発生手段として利用するようになつている
が、音発生用の凹溝を後端支持突片13に対応さ
せて形成し、これを潤滑油用の凹溝に利用するよ
うにしてもよい。
また、上記実施例では、可動刃3がこれの後端
支持突片13を支点にして回動開離するようにし
てあるが、これに代えて第10図に示すように固
定刃ホルダ6の上面に支点用突起30を操作レバ
ー15に対応させて突設し、操作レバー15の支
点用突起30より後方端部を押し下げ操作するこ
とにより該支点用突起30を支点にして可動刃3
が開離回動するようにすることもできる。また、
第11図に示すように操作レバー15の下面側に
支点用突起31を設け、操作レバー15の押し下
げ操作で該突起31を固定刃ホルダ6の上面に強
く接当させてこれを支点にして可動刃3が開離回
動するようにしてもよい。
さらに、操作レバー15は第12図に示すよう
に可動刃3これ自体から一体に後方へ延出状に形
成するものであつてもよい。
第7図および第8図は本考案の第2実施例を示
しており、第1実施例に示すものと異なるところ
は、警告音発生手段の具体的構造である。その音
発生手段は、駆動板9の操作レバー15の側端か
ら金属製の弾性突片24を突設し、他方固定刃7
の一側端から立設した突起25の上に前記弾性突
片24の先端部24aを係合させておいて、操作
レバー15を押し下げて可動刃3の刃先部3aを
固定刃7の刃先部7aから掃除可能な状態にまで
開離すると、これと同時に弾性突片24の先端部
24aがその弾性で突起25から固定刃7の上面
に急激に滑り落ちて衝突音を発するようにしてあ
る。操作レバー15の押し下げ力を解くと、該操
作レバー15の復動に伴い弾性突片24の先端部
24aがもと通り突起25の上に乗り上がるよう
にしてある。
第9図は本考案の第3実施例を示すもので、第
1実施例のものと異なるところは、警告音発生手
段の具体的構造である。すなわち、上方凸状の膨
らみ部26を有する薄い弾性板27の前端を可動
刃3側に固定し、その後端を軸17上の円筒コイ
ル部18a,18a間に接当して、操作レバー1
5を押し下げて可動刃3の刃先部3aが固定刃7
から所定角度だけ開離すると、これと同時に操作
レバー15の下面に設けた突部28が前記弾性板
27の膨らみ部26を押圧し、この押圧により弾
性板27の膨らみ部26が弾性変形すると同時に
「ペコツ」と音を発し、その押圧力を解くと膨ら
み部26が弾性復元力により元通り上方凸状の原
形状態に戻るようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案に係る電動式バリ
カンの第1実施例を示しており、第1図は刃ユニ
ツトを開いた状態で示す断面図、第2図はバリカ
ンの要部を破断した状態で示す側面図、第3図は
可動刃を下面からみた斜視図、第4図は固定刃お
よびこのホルダの斜視図、第5図は刃ユニツトを
閉じた状態で示す断面図、第6図は刃ユニツトの
平面図である。第7図および第8図は本考案に係
る電動式バリカンの第2実施例を示しており、第
7図は要部平面図、第8図は第7図におけるA−
A線断面図である。第9図は本考案に係る電動式
バリカンの第3実施例を示す刃ユニツトの断面図
である。第10図は本考案に係る電動式バリカン
の更に別実施例を示す刃ユニツトの断面図であ
る。第11図は本考案に係る電動式バリカンの更
に別実施例を示す刃ユニツトの断面図である。第
12図は本考案に係る電動式バリカンの更に別実
施例を示す刃ユニツトの断面図である。第13図
は従来の電動式バリカンを示す要部破断状態の側
面図である。 1……本体ケース、3……可動刃、3a……刃
先部、6……固定刃ホルダ、7……固定刃、9…
…駆動板、13……後端支持突片、15……操作
レバー、18……押えばね、18b……基端部、
18c……先端部、22……凹溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体ケース1に着脱可能に装着される固定刃ホ
    ルダ6と、該固定刃ホルダ6の上面に固着された
    固定刃7と、該固定刃7の上面に配設された可動
    刃3と、基端部18bが固定刃ホルダ6側に係止
    され、先端部18cで可動刃3を固定刃7に摺動
    可能に圧接する押えばね18とを備えており、可
    動刃3の上面側に後方延出状に設けた操作レバー
    15を押し下げることにより可動刃3が刃先部3
    aを固定刃7の刃先部7aから開離すべく回動す
    るようにしてなる電動式バリカンにおいて、可動
    刃3が刃先部3aを固定刃7から開離する所定回
    動角位置でその回動動作を利用して警告音を発生
    する手段が備えられていることを特徴とする電動
    式バリカン。
JP17128984U 1984-11-12 1984-11-12 Expired JPH0118144Y2 (ja)

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JPS6186169U JPS6186169U (ja) 1986-06-06
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JPH08117459A (ja) * 1994-10-26 1996-05-14 Matsushita Electric Works Ltd 電気かみそり

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