JPH01154367A - 回転ヘッド式テープレコーダーの信号記録再生方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、例えば回転ヘッド式ディジタルオーディオテ
ープレコーダー（Ｒ−ＤＡＴ）を情報機器の記憶装置と
して使用するための信号記録再生方式に関するものであ
る。

（ロ）　従来の技術 従来、Ｒ−ＤＡＴでは回転ヘッドにてヘリカルスキャン
されるテープの各トラックのトレース中央部にディジタ
ル変換された音楽信号を記録する情報の記録領域を形成
すると共に、この情報の記録領域の両側に即ち各トラッ
クのトレース始端部とトレース終端部とに夫々トラッキ
ング領域（ＡＴＦ領域）と共にサブコード領域を形成し
ている。そして、このトラッキング領域にはトラッキン
グ制御のためのサーボ信号を記録し、サブコード領域に
は曲番や時間情報等と共に曲の頭部を示すスタートＩＤ
等を記録していた。

ところが、最近では斯るＲ−ＤＡＴを情報機器の記憶装
置として使用することが考えられており、例えば１２０
分テープ使用のＲ−ＤＡＴで約ＩＧバイトの記憶容量を
実現することが出来るため、従来記憶装置として用いら
れていたＭＴ装置やハードディスク装置に比べて低価格
、大容量、小スペースの記憶装置を提供することが出来
る。

〈ハ）発明が解決しようとする問題点 斯るＲ−ＤＡＴでは音楽信号をディジタル信号に変換す
る際に検査符号を付加して記録することによって１ｏ−
１２ａ度のエラーレート（データの拾い落とし発生率）
を実現している。然し乍ら、Ｒ−ＤＡＴを情報機器の記
憶装置として用いる場合さらに低いエラーレート（１Ｏ
−Ｉｓ程度）が要求され信頼性の高い信号記録再生方式
の実現が望まれていた。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明は上記した問題点を解決するために、回転へ７ド
にてヘリカルスキャンされるテープ上へのディジタル信
号の記録を、２トラックを１フレームとし複数フレーム
を１セクタとしたセクタ単位で行なうようにした回転ヘ
ッド式テープレコーダーであって、その記録時にセクタ
単位で第１のインターリーフと第１の検査符号の付加を
行なうセクタ内信号処理回路と、その記録時にフレーム
単位で第２のインターリーフと第２の検査符号の付加を
行なうフレーム内信号処理回路とを設けたものである。

（ホ）作用 上記した本発明の信号記録再生方式に依れば、ディジタ
ル信号の記録時に先ずセクタ単位でインターリーフ及び
検査符号の付加を行なった後、そのセクタ内のフレーム
単位で再度インターリーフ及び検査符号の付加を行なう
ようにしているので、信頼性の大幅な改善が計れる。

くべ）実施例 以下、本発明の一実施例について図面と共に説明する。

即ち、本発明イδ号記録再生方式に依れば、ディジタル
信号を記録する際、２トラックを１フレームとし複数フ
レーム（この場合は８フレーム）を１セクタとしたセク
タ単位で行なうようにすると共に、セクタ単位とフレー
ム単位でインターリーフ及び検査符号の付加を行なわせ
るようにしたものである。尚、再生時にはフレーム単位
とセクタ単位でデイインターリーフ及び検査符号による
エラー検知と訂正を行なうことになる。

次に、斯る本発明潜記記録再生方式を実現するだめのシ
ステム構成例について第１図乃至第３図を用いて説明す
る。即ち、図における（１）はオーディオ用のＲ−ＤＡ
Ｔと同じ構成のメカニズムで、該メカニズム（１）には
回転シリンダー、キャプスクンモータ、リールモータ等
が配設きれている。（２）は回転シリンダーに１８０°
ｌＩれて配された２個の記録再生用回転ヘッド（Ａ、Ｂ
ヘッド）との間で記録再生信号の授受を行なう録再アン
プ、（３）は１フト−ム単位で記録時に検査符号の付加
、インターリーフ等を施し再生時に検査符号によるエラ
ー検知と訂正、デイインターリーフ等を施すフレーム内
信号処理回路、（４）は１セクタ単位で記録時に検知符
号の付加、インターリーフ等を施し再生時に検査符号に
よるエラー検知と訂正、デイインターリーフ等を施すセ
クター内信号処理回路で、該セクタ内信号処理回路（４
）は第２図に示す如く構成されている。即ち、（５）は
１セクタ単位で記録時に検査符号を付加し再生時に検査
符号によるエラー検知と訂正を行なう誤り訂正回路、（
６）は１セクタ単位で記録時にデータにインターリーフ
を施し再生時にデータにデイインターリーフを施すイン
ターリーフ用アドレス生成回路、（７）（８）は記録（
セーブ）時にホストコンピュータから送られて来るデー
タをセクタ単位で一時蓄え再生（ロード）時にテープか
ら再生されたデータを１セクタ単位で一時蓄える第１、
第２セクタメモリで、第２セクタメモリ（８）への記憶
はインターリーフ用アドレス生成回路（６）によってイ
ンターリーフされて第１セクタメモリ（７）に記憶され
たデータが誤り訂正回路（５）からの誤り訂正符号を付
加してインタフェース回路（９）を介しフレーム内信号
処理回路く３）に供給されている間に行なわれることに
なり、両セクタメモリ（７）（８）でデータの記憶／読
出しが交互に行なわれることになる。　（１０）は後述
するシステム制御回路からの制御にて第１、第２セクタ
メモリ（７）（８）、誤り訂正回路（５）インターリー
フ用アドレス生成回路（６）を制御する制御回路で、記
録時には第１、第２セクタメモリ（７）（８）に記憶芒
れるデータにセクタ単位でインターリーフ用アドレス生
成回路（６）によりインターリーフを施すと共に第１、
第２セクタメモリ（７）（８）から読み出されるデータ
にセクタ単位で検査符号の付加を行ない、再生時には第
１１第２セクタメモリ（７）（８）に−旦記憶されて誤
り訂正回路（５）によるエラー検知と訂正が行なわれた
データにセクタ単位でインターリーフ用アドレス生成回
路（６）によりデイインターリーフを施すように制御す
る。（１１）は回転シリンダーを駆動制御するシリンダ
ーサーボ回路、（１２）はり−ルモータを駆動制御する
リールサーボ回路、（１３）はキャプスタンモータを駆
動制御するキャプスタンサーボ回路、（１４）は再生時
にフレーム内信号処理回路（３）を通じた録再アンプ（
２）の出力からＡＴＦ領域の信号を抽出してトラッキン
グエラー信号を生成するＡＴＦ回路で、このエラー信号
はキャプスタンサーボ回路（１３）に供給されてキャプ
スタンモータの回転速度制御に用いられる。

（１５）は再生時にフレーム内信号処理回路（３）を通
じた録再アンプ〈２）の出力からサブコード領域の信号
を抽出するサブコード処理回路、（１６）は各種操作キ
ー人力やサブコード処理回路（１５）からの出力、或い
は後述する指令回路からの出力によりセクタ内信号処理
回路（４）、フレーム内信号処理回路〈３）、シリンダ
ーサーボ回路（１１）、リールサーボ回路（１２）、キ
ャプスタンサーボ回路（１３）を制御するシステム制御
回路である。そして、　（１７）はホストコンピュータ
への入出力ターミナルとなる入出力装置、（１８）はこ
の入出力装置（１７）を通じたホストコンビコータから
の命令に応じてシステム制御回路（１６）に指令を与え
る指令回路で、該指令回路り１８）は第３図に示す如（
構吠されている。即ち、（１９）は記録（セーブ〉時に
ホストフンピユータから送られで来るデータを一時蓄え
再生（ロード）時にテープから再生されたデータを一時
蓄えるデータバッハメモリ、　（２０＞はホストコンビ
コータからの命令を解読して後述する制御回路に出力す
る命令解読回路、（２１）は命令解読回路（２０）から
の出力を受けてデータバッハメモリ（１９）、　システ
ム制御回路（１６）を制御する制御回路であり、インタ
フェース回路（２２）を介してデータバッハメモリ（１
９）と第１、第２セクタメモリ（７）（８）間のデータ
の授受を制御する。

次に、断るシステム構成例の記録時におけるセクタ内の
第１のインターリーフ、フレーム内の第２のインターリ
ーフについて説明する。先ず、ホストコンピュータ側の
キーボード操作によりデータのセーブ命令が出されると
、そのセーブ命令が入出力装置（１７）、指令回路〈１
８）内の命令解読回路（２０）を通じて制御回路（２１
＞、システム制御回路（１６）に伝達されてＲ−ＤＡＴ
のメカニズムが記録状態に設定きれると共に、ホストコ
ンピュータから入出力装置（１７）を通じて送られて来
て一旦データバッハメモリ（１９）に蓄えられたデータ
がセクタ内信号処理回路（４）の制御回路（１０）を経
てインターリーフ用アドレス生成回路（６）でインター
リーフを施されて第１セクタメモリく７）に記憶された
後検査符号を付加して制御回路〈１０）よりインタフェ
ース回路（９）を介しフレーム内信号処理回路（３）、
録再アンプ（２）を通じてＡ、Ｂヘッドに供給されテー
プ上に１トラックづつセクタ単位で記録されることにな
る。ここで、インターリーフ用アドレス生成回路（６）
はデータバッハメモリ〈１９〉からインタフェース（２
２）を介して送られて来る８ビツトのデータＤ０・・・
を、第４図に示す如（２６個づつ集めてそれに６個の検
査符号Ｐ０・・・を付加して１つのグループとし、以下
の式に基づいてセクタ内インターリーフを行なった後第
１、第２セクタメモリ（７）（８）に送出する。この時
、付加される検査符号は全て「０．であり、第１、第２
セクタメモリ（７）（８）から読み出される際に所定の
値が誤り訂正回路（５）から付与されることになる。

Ｆ　＝　（Ｘ　ｔ　Ｍｏｄ３２）／４ Ｙ　ｔ＝　［（Ｆ　　Ｍｏｄ４）Ｘ　３２＋　（Ｘ　ｔ
／１２８）Ｘ　１６＋　（Ｘ　ｔ／３２）Ｍｏｄ４＋　
（Ｘ　ｔ　　Ｍｏｄ４）Ｘ　　４コＭＯｄ４１６＋（Ｘ
　ｔ／３３２８）Ｘ　４１６ 但し、Ａ／ＢはＩＮＴ（Ａ／Ｂ）である。

ここで、Ｘｔは第４図のように指令回路（１８）からセ
クタ内信号処理回路（４）に入力されるデータに検査符
号が付加されたデータ列であり、上記式では検査符号も
データとともにインターリーフされるよう第５図の如く
置き換えている。そして、第６図を第１、第２セクタメ
モリ＜７）（８）内のアドレスマツプとした場合、Ｆは
フレーム番号を表わし、Ｙｔはフレーム内のデータアド
レスを表わす。

その結果として、第６図の「１」の部分には第７図の如
きデータ配列にて記憶されることになり、この１１」の
部分への記憶が終了するとｒ２．の部分に移って１１」
の部分と同じデータ配列にて記憶されることになり、以
下順次各部への記憶が行なわれる。ここで、１セクタ分
のデータ総数が３２７６８個に規定されているため、デ
ータはＤ　３２７６７以後全て「ＯＪが記憶きれること
になる。

次に、この様なインターリーフが行なわれて第１、第２
セクタメモリ（７）（８）に記憶された後各セクタメモ
リ（７）（８）からのデータ読出しは、第６図において
Ｏフレーム目のアドレスｒＯ」から順に行なわれ、’５
７５９．まで読み出されると１フレーム目のアドレス１
０」に戻り、それ以後同様に順次読み出されフレーム内
信号処理回路（３）へ送出されることになる。このフレ
ーム内信号処理回路（３）内におけるインターリーフ及
び検査符号の付加はオーディオ用のＲ−ＤＡＴフォーマ
ットに準拠して行なう、但し、斯るＲ−ＤＡＴフォーマ
ットにおけるデータ配列Ｌｏυ、ＬＯＬ、ＲＯＵ。

ＲＯＬ・・・を、本発明においては第６図のアドレス”
」、’ｌ」、’２」＋’３ノ・・・に対応するものとす
る。

この様に、第１、第２のインターリーフが施されるとテ
ープ上のデータ配列は第８図に示す如くなり、ここでセ
クタ内の検査符号としてリードソロモン符号Ｒ５（３２
，２６）（最大６個のエラー訂正が可能）、またフレー
ム内の検査符号としてＲ−ＤＡＴフォーマット準拠の二
重リードソロモン符号Ｒｓ（３２，２８）及びＲ５（３
２，２６）を用いた場合、３トラック連続するバースト
エラーが存在したとしても（最大６個のエラーで収まる
ため）訂正することが出来、極めて低いエラーレートを
達成することが出来る。

（ト）発明の効果 上述した如（本発明ディジタル信号記録再生方式に依れ
ば、テープ上で生じるバーストエラーの種類の中で比較
的多い２〜３トラックにまたがるバーストエラーを訂正
することが可能となり、データレコーダーとして使用可
能となるエラーレートを提供することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示し、第１図はそのシステム構
成例を示す図、第２図はそのセクタ内信号処理回路の具
体的構成例を示す図、第３図はその指令回路の具体的構
成例を示す図、第４図はセクタ内信号処理回路に送出さ
れてくるデータ列を示す図、第５図はそれを置換した図
、第６図はセクタメモリ内のアドレスマツプを示す図、
第７図は第６図の一部データ配列図、第８図はテープパ
ターン図である。 （３）・・・フレーム内信号処理回路、（４）・・・セ
クタ内信号処理回路、（６）・・・インターリーフ用ア
ドレス生成回路、（７）（８）・・・第１、第２セクタ
メモリ、〈１８）・・・指令回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転ヘッドにてヘリカルスキャンされるテープ上
   へのディジタル信号の記録を、２トラックを１フレーム
   とし複数フレームを１セクタとしたセクタ単位で行なう
   ようにした回転ヘッド式テープレコーダーであって、そ
   の記録時にセクタ単位で第１のインターリーフと第１の
   検査符号の付加を行なうセクタ内信号処理回路と、その
   記録時にフレーム単位で第２のインターリーフと第２の
   検査符号の付加を行なうフレーム内信号処理回路とを備
   えた事を特徴とする回転ヘッド式テープレコーダーの信
   号記録再生方式。