JPH01141277A - 真空ポンプの軸封装置 - Google Patents

真空ポンプの軸封装置

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Publication number
JPH01141277A
JPH01141277A JP62295259A JP29525987A JPH01141277A JP H01141277 A JPH01141277 A JP H01141277A JP 62295259 A JP62295259 A JP 62295259A JP 29525987 A JP29525987 A JP 29525987A JP H01141277 A JPH01141277 A JP H01141277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
dynamic pressure
floating ring
sealing device
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62295259A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Sato
栄一 佐藤
Ko Inoue
井上 滉
Kotaro Naya
納谷 孝太郎
Kazuaki Shiiki
和明 椎木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP62295259A priority Critical patent/JPH01141277A/ja
Publication of JPH01141277A publication Critical patent/JPH01141277A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は真空ポンプの軸封装置に係り、特に。
クリーンな排気を実現するのに好適なオイルフリー式の
真空ポンプの軸封装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の低速回転の粗引き真空ポンプには、一般にオイル
シールや接触式メカニカルシールが多用されていた。し
かし、これらの軸封装置を高速回転の新形粗引き真空ポ
ンプには周速や冷却法の制約を受は流用は困難である。
また高速回転向きとしては特開昭48−77249号に
記載のようなものがある。この発明の軸封構造は回転軸
及びネジシールともに円筒状である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は温度上昇に対するシール部材の熱膨張の
点について配慮がされておらず、高速回転下でシール面
が接触することにより生ずる軸振動の増大、シール面の
異常摩耗などの問題があった。
本発明の目的は温度変化によりシール部材が熱膨張して
も、シール面が常に一定のすきまを維持できるようにす
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、回転軸外周を円錐状にし、これと対向する
軸封装置の浮動環内周を円錐状穴部とし、それらの双方
または一方に動圧を発生させるような溝を設け、さらに
浮動環端面にバネもしくは磁石を設けることにより達成
される。
〔作用〕
本発明の真空ポンプ用軸封装置は、軸を回転させると、
回転軸外周及び浮動環内周の動圧発生溝によりシール面
間に動圧が発生する。その動圧により浮動環にスラスト
力が発生し、あらかじめ配備したバネもしくは磁石によ
るスラスト力に対向し、シール面が一定のすきまになる
と両スラスト力がバランスする。シール面が円錐状のテ
ーバになっているので、回転軸が熱により伸縮しても。
浮動環はバネ力と流体力とがバランスする位置まで移動
し、シール面すきまは一定となる。よってシール面同志
の接触による損傷及び、シール面すきまの増大による異
常漏れなどを生じることはなし1゜ また、ネジシールなどのような非接触シールでは回転時
の粘性ポンプ作用により漏れ量を減少させるものであり
、停止時のシール機能はすきまに大きく左右さ′れる6
本発明の軸封装置は、停止時にはネジシールと同様、動
圧効果はない、その結果、バネ力により浮動環はシール
面のすきまが最小となる位置まで移動する。よって停止
時のシール能力もかなり向上する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第1図は本発明の第1実施例を示すもので、この図にお
いて、真空作動室を形成する雄又は雌ロータの回転軸1
は油潤滑軸受2により支持され、高速で回転する。一方
、固定側軸封要素である浮動環3は、ケーシング4内に
Oリング5,6を介し、スプリング7により一方向に押
しつけられる。ラビリンスシール8は軸受潤滑油の油切
りシールとして、軸封部の最も油潤滑軸受2寄りに設け
られ。
スナップリング9により軸方向に位置決めされる。
このように構成された軸封装置において、回転軸1の外
周面及び浮動環3の内周面を円錐状とし。
さらに回転軸1の外周部に動圧発生溝1aを設けた。こ
れにより、回転軸1が回転すると一定のシール面すきま
hが形成され、少量のシールガス10をパージすること
により油潤滑軸受2からのオイルミストが真空ポンプの
内部に侵入するのを完全に防止できる。
次に本発明の動作及び効果を第5[及び第6図により説
明する。
第5図は回転中の浮動環3のスラスト方向の力のつりあ
い状態を示したものである。回転軸1が回転すると、シ
ール面間に動圧が発生する。浮動環3に作用するバネ力
FSは動圧により発生するスラスト力Foと対向する関
係にあり、一定のシール面すきまhになると多方のスラ
スト力がバランスし、浮動環3は静止状態となる。この
状況をグラフにしたのが第6図である。つまり、バネ力
Fsはすきまhが変化してもほぼ一定値を示すのに対し
、動圧により発生するスラスト力Foはシール面すきま
hが大きくなるにつれ小さくなる。
したがってシール面すきまhが小さい場合は動圧により
発生するスラスト力Foがバネ力FSよりも大きいので
、浮動環3はシール面すきまhが大きくなる方向に移動
する。逆にシール面すきまhが大きい場合はバネ力FB
が動圧により発生するスラスト力よりも大きいので、浮
動環3はシール面すきまhが小さくなる方向に移動する
。以上述べたように本実施例によれば常に一定のシール
面すきまを維持できるので、シール面同志の接触による
異常摩耗及びシール面すきまの増大による異常漏れなど
を生じさせない効果がある。
第2図は本発明の第2の実施例を示す軸封部の縦断面図
で、この図において第1図の実施例とほぼ同じ構成とな
っているが、第1図の動圧発生溝1aが回転軸1に設け
たのに対し、第2図では動圧発生溝3aが浮動環3の内
周部に設けた点が異なる。理論的には回転軸1または浮
動環3のどちらに動圧発生溝を設けても同様の作用を有
するので効果は同じである。
また1図は省略したが1回転軸1及び浮動環3の双方に
動圧発生溝を設けても効果は第1実施例及び第2実施例
と同じである。
第3図及び第4図はそれぞれ本発明の第3実施例及び第
4実施例を示す、第1実施例及び第2実施例の浮動環3
の一方向押し付は用スプリング7の代りに、第3図では
矢印方向に吸引するための永久磁石11、第4図では矢
印方向へ反発させるための永久磁石12及び13を装着
した点がそれぞれ異なるが、作用及び効果は同じである
ので、説明は省略する。
第7図は本発明の第5実施例を示すもので、この図にお
いて、真空作動室を形成する雄又は雌ロータの回転軸1
は油潤滑軸受2により支持され、高速で回転する。一方
、固定側軸封要素である浮動環3は、ケーシング4に0
リング5,6を介し。
スプリング7により一方向に押し付けられる。ラビリン
スシール8は軸受潤滑油の油切りシールとして、軸封部
の最も油潤滑軸封2寄りに設けられ。
スナップリング9により軸方向に位置決めされる。
このように構成された軸封装置において1回転軸重の外
周面及び浮動環の内周面を円錐状のテーパーとし、さら
に回転軸1の外周部に動圧発生溝1aを設けた。さらに
、浮動環3のスプリングフ取付面と反対側面の円周上に
突起部3Aを設けた。
これにより回転軸1が停止している時は、突起部3Aは
回転軸1のロータ端面10と接触し流体をシールする。
なお、この場合、回転軸1の外周と浮動環3の内周面は
接触しないせまいシール面すきまhlを保っている。第
2図は回転中の軸封装置の縦断面を示したものである0
回転軸1が回転すると、一定のシール面すきまhaが形
成されると同時に、浮動環の突起部3Aと回転軸1のロ
ータ端面10との間にすきまhaが形成され非接触状態
で回転する。
次に上述した本発明の動作及び効果を第10図及び第1
1図により説明する。第10図は回転中の浮動環3のス
ラスト方向の力のつりあい状態を示したものである0回
転軸1が回転するとシール面間に動圧が発生する。浮動
環3に作用するスプリング力Fsは、動圧により発生す
るスラスト力Foと対向する関係にあり、一定のシール
面すきまhlになると、双方のスラスト力がバランスし
、浮動環3はスラスト方向に静止状態となる。また、回
転による動圧の発生で浮動環3が第3図において右方向
へ移動するので、回転軸1のロータ端面10との間にす
きまhsができ、両者は非接触状態となる。このような
状況をグラフにしたのが、第11図である。
すなわち、スプリング力Faはシール面すきまhlが変
化してもほぼ一定値を示すのに対し、動圧により発生す
るスラスト力FOは、シール面すきまhzが大きくなる
につれ小さくなる。従って、シール面すきまhzが小さ
い場合は動圧により発生するスラスト力Foがスプリン
グ力Foよりも大きいので、浮動環3はシール面すきま
hzが大きくなる第4図中右方向に移動する。逆にシー
ル面すきまhaが大きい場合はスプリング力FSが動圧
により発生するスラスト力よりも大きいので。
浮動環3はシール面すきまhlが小さくなる図中左方向
に移動する。なお、停止時に動圧の発生がなくなるので
スプリング力Faに対向するスラスト力がなくなり、浮
動環3はスプリング力Fsにより、第8図あるいは第1
0図において左方向に移動し、浮動環3の突起部3Aと
回転軸1のロータ端面10が接触し静止密封面を形成す
る。この場合1円錐状部のシール面すきまhaと、端面
部のシールすきまhaの関係をhs>haにすることに
より、停止時はシールの接触面積の少ない方での接触と
なり、起動時の摩擦トルクの減少を図らなければならな
い、つまり停止時は第7図に示したシール面すきまha
を維持しなければならない。
以上述べたように本実施例によれば1回転中はシール部
材の熱膨張があっても、常に一定のシール面すきまが保
持できるので、シール面同志の接触による損傷や、シー
ル面すきまの増大による異常漏れなどを生じることはな
い、一方、停止時は接触シール面が形成されるため、非
接触式円筒面シールの泣きどころであった停止時の漏れ
増加現象をなくすことができる。
次に第9図は本発明の第6の実施例を示す軸封部の停止
中の縦断面図である。第7図の実施例とほぼ同じ構成と
なっているが、第7図の浮動環3の突起部3Aが、浮動
環3の端面に設けたのに対し、第9図では突起部3bが
浮動環3の内周面に円錐穴状のテーパーを有し、相手回
転軸1のテーパ一部1bに対向して接触する点、すなわ
ち第7図が接触式端面シールであるのに対し、第9図は
接触式円錐面シールである点が異なる。上記のように停
止時の密封構造が端面形か円錐面形かの違いはあるが、
同様の作用を有するので、効果は同じである。
また、図は省略したが、回転軸1及び浮動環3の双方、
もしくは浮動環3に動圧発生溝を設けても作用、効果は
第5実施例及び第6実施例と同じである。
また、浮動環3の一方向押し付は用スプリング7の代り
に、磁石同志を反発させることや、磁石で浮動環3を吸
引することによりスラスト力を得る方法もある。
また、上記同様図は省略したが、浮動環3の突起部3A
及び3bはスタート、ストップ直後にはわずかであるが
、相手面と摺動する。この摺動を最小限にする方法とし
ては、突起部端面にオリフィス絞りを持つ流体の流路を
設け、外部からシールガスを導入する方法(静止形オリ
フィス絞りシール)あるいは軸の回転による動圧効果を
利用す非接触シール(スパイラルみぞシール、レイリー
ステップシール)方法などがある。突起部の材質も自己
潤滑性の優れた、例えばPTFE系複合材。
カーボン、耐熱樹脂、ポリイミド樹脂などを選定すると
良い。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来の円筒面形非接触シールに、シー
ル面すきまを自動調節するという新しい機能が付着でき
るので、熱膨張軸振動などには無関係で、かつ潤滑や冷
却も不要さらには単純構造で調整不要、長期寿命といっ
た種々の利点があり。
信頼性、経済性両面で優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の軸封装置を示す縦断面図
、第2図は本発明の第2実施例を示す縦断面図、第3図
は本発明の第3実施例を示す縦断面図、第4図は本発明
の第4実施例を示す縦断面図、第5図は本発明における
浮動環に働く力の状態図、第6図は本発明におけるシー
ル面すきまとスラスト力の関係図、第7図は本発明の第
5実施例を示す縦断面図、第8図はその動作説明図、第
9図は本発明の第6実施例を示す縦断面図、第10図お
よび第11図は動作説明図である。 1・・・回転軸、1a・・・動圧発生溝、3・・・浮動
環、7VJ 1 図 不 2I121 3−5手ijJ月」  スフーーー゛シール面丁チま高
 3I21 z 4 図 1/−/3−−一永ス赳に 第5図 ■ 乙 国 丁さ−h 猶 7 図 冨3 口 aA−’7”、μ訂

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転軸と、これを支持する油潤滑軸受と、作動流体
    及びオイルミストの漏えいを防止する軸封装置とを備え
    てなる真空ポンプにおいて、前記回転軸の外周を円錐状
    部に、対向する前記軸封装置の浮動環内周を円錐状穴部
    とし、円錐状部および円錐状穴部の双方または一方に動
    圧を発生させるような溝を設け、さらに浮動環端面に動
    圧によるスラスト力とバランスするような力を印加でき
    る手段を設けたことを特徴とする真空ポンプの軸封装置
    。 2、前記動圧によるスラスト力とバランスするような力
    を印加できる手段は、バネもしくは磁石で構成したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の真空ポンプの
    軸封装置。
JP62295259A 1987-11-25 1987-11-25 真空ポンプの軸封装置 Pending JPH01141277A (ja)

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JP62295259A JPH01141277A (ja) 1987-11-25 1987-11-25 真空ポンプの軸封装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62295259A JPH01141277A (ja) 1987-11-25 1987-11-25 真空ポンプの軸封装置

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JPH01141277A true JPH01141277A (ja) 1989-06-02

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ID=17818274

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62295259A Pending JPH01141277A (ja) 1987-11-25 1987-11-25 真空ポンプの軸封装置

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JP (1) JPH01141277A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0427773A (ja) * 1990-05-23 1992-01-30 Ibiden Co Ltd プランジャーポンプ
JPH07208375A (ja) * 1994-01-24 1995-08-08 Ebara Corp 連続脱気装置の軸受部隙間への取扱液侵入防止装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0427773A (ja) * 1990-05-23 1992-01-30 Ibiden Co Ltd プランジャーポンプ
JPH07208375A (ja) * 1994-01-24 1995-08-08 Ebara Corp 連続脱気装置の軸受部隙間への取扱液侵入防止装置

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