JPH01139590A - 新規抗生物質sf2582a物質およびb物質ならびにそれらの製造法 - Google Patents

新規抗生物質sf2582a物質およびb物質ならびにそれらの製造法

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JPH01139590A
JPH01139590A JP62297476A JP29747687A JPH01139590A JP H01139590 A JPH01139590 A JP H01139590A JP 62297476 A JP62297476 A JP 62297476A JP 29747687 A JP29747687 A JP 29747687A JP H01139590 A JPH01139590 A JP H01139590A
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JP
Japan
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sf2582a
methanol
reagent
spectrum
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JP62297476A
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English (en)
Inventor
Kazunori Oba
大場 和則
Hiromi Watabe
渡部 宏臣
Mieko Nagasawa
長沢 美恵子
Shiro Sakakibara
榊原 四郎
Takashi Shomura
庄村 喬
Masaji Sezaki
瀬崎 正次
Shinichi Kondo
信一 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規抗生物質SF2582AおよびB物質な
らびにそれらの製造法に関する。
さらに詳しくは抗菌、抗腫瘍作用を有する新規抗生物質
St”2582AおよびB物質ならびにストレプトミセ
ス属に属する微生物によるそれらの製造法に関するもの
である。
(従来の技術) 本発明による抗生物質SF2S82AおよびB物質と理
化学性状が類似する化合物としてCC−1065(0,
G、Nartinら:」、^ntibioLics 3
4+1119−1125(1981)]が知られている
が、抗生物質SF2582AおよびB物質はCC−10
65と理化学性状が明らかに異なり新規抗生物質である
ことが確認された。
(発明が解決しようとする問題点) 従来、数多くの抗菌、抗腫瘍抗生物質が報告され、その
うちのいくつかのものは抗菌剤、制癌剤として実用化さ
れている。しかし、これらの化学療法の分野における解
決されていない問題はいまだ多く残されている0本発明
は、新規かつHJ■な抗菌、抗腫瘍抗生物質をうろこと
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、多数の微生物を土壌より分離し。
その生産する物質を探索したところ、ある種の微生物が
強い抗菌、杭!!瘍作用を示す抗生物質を生産している
事を見出し、さらに詳細に検討したところ、該抗生物質
は新規抗生物質であることを見出した。またこの物質は
実験動物腫瘍に優れた治療効果を示す事を見いだした。
本発明は上記の知見にもとづいて完成されたものである
本発明にかかる抗生物質SF2582AおよびB物質は
下記の特性を有する。
1.SF2582A物質の理化学的性状(1)外 観:
黄橙色の無定形粉末 (2)融 点: 235−237℃(分解)(3)分子
式: C28I(28N3O9Cl[モノアセチル体の
高分解能質量分析により決定:測定値585゜1492
、計算値(C28H28N3O9Cl)585.151
21(4)マススペクトル: Sf−MS m/z 5
44(M+1)+FD−H5m/z 543(MJ’ (5)比旋光度: [a]、;2−51°(c 0.2
+  メタノール) (6)紫外部吸収スペクトル: 第1図に示す。
^−ax nap(ER’、 )(メタノール溶液中)
: 208(729)。
2’45ff(360)、 298(391)、 33
7(580)、 432(77)。
(7)赤外部吸収スペクトル:第2図に示す。
(8)IHNMRスペクトル(400MIlz+CDC
13) :第3図に示す。
(9)13CNMRスペクトル(100HIIz、CD
C13) :tJS4図に示す。
δ(ppm):  196.6(s)、 169.5(
s)、 160.5(s)。
150.2(s)、 150.1(s、)、 144.
1(s)、 140.7(s)1138.6(s)+ 
137.(i(s)、 129.0(s)、125.9
(s)。
123.4(s)、119.5(s)、 115.5(
d)、 11284(s)。
107.8(d)+  97.7(d)、71.1(s
L  61.5(q)。
61.2(q)、  56.3(q)、  54.9(
t)、  53.3(q)。
46.3(t)+  4282(d)、21.9(q)
(lO)溶解性:メタノール、酢酸エチル、アセトン、
クロロホルム、ジメチルスルホキシドに溶け。
水、ヘキサンに溶けない。
(11)  薄層クロマトグラフィー(シリカゲル;メ
ルク社製): クロロホルム−メタノール(20:  1 )  0.
52ベンゼン−アセトン(2:  1)      0
.48(12)  呈色反応: 陽性;10%硫酸試薬、レミュー試薬、グレイク+ 1
7−バック試薬;モリブデン−硫酸試薬陰性; ニン、
ヒドリン試薬 28SF2582B物質の理化学的性状(1)外 観:
黄橙色の無定形粉末 (2)融点: 173−175℃(分解)(3)分子式
: C26H28N3O9Cl[モノアセチル体の高分
解能質量分析により決定:測定値585゜1519、計
算値(C2−H+aN3O9Cl)585.1512]
(4) マススペクトル: SI−MS 544(M十
旧十El−MS 543(M)+ (5)比旋光度:[α]D22−128°(c 0.2
8メタノール) (6)紫外部吸収スペクトル:第5図に示す。
λmax nm(1り(メタノール溶液中) : 21
0(991)。
320(583)、 400・410(99)。
(7)赤外部吸収スペクトル:第6図に示す。
(8)  ’HNMRスペクトル(400MHz、CD
C)、)  :第7図に示す。
(9)  ”CNMRスペクトル(100M1128C
DC13):第8図に示す。
δ(paw) : 196.8(s)、169.6(s
)、  164.7(s)。
151.6(s)、  150.0(s)、  141
.6(s)、  140.2(s)。
138.8(s)、  129.1(s)、  128
.8(s)、  125.9(s)。
123.0(s)、  118.0(d)、  116
.7(s)、  11(i、6(s)1108.1(d
)=  97.6(d)、71.0(!1);、61.
4((1)。
61.1(q)、5i3.2(q)、  53.6(d
)、  53.4(q)。
5285(t)、  33.1(t)、  21.8(
q)。
(10)溶解性: メタノール、酢酸エチル、アセトン
、クロロホルム、ジメチルスルホキシVに溶け。
水、ヘキサンに溶けない。
(11)  薄層クロマトグラフィー(シリカゲル; 
メルク社Vり: 展開溶媒       Rf クロロホルム−メタノール(20:  1)  0.5
0ベンゼン−7七トン(2:  1)      0.
45(12)呈色反応: 陽性;10%硫酸試薬、レミュ(−試薬、グレイクーリ
ーバック試薬;モリブデン−硫酸試薬陰性; ニンヒド
リン試薬 3.SF2582AおよびB物質の抗菌活性本発明のS
F2582AおよびB4&I質は各種細菌に対し強い抗
菌活性を有している。SF2582AおよびBa1JI
J質の寒天希釈法で測定した各種微生物に対する最小発
育阻止濃度はf51表に示す通りである。
4.SF2582ΔおよびB物質の抗腫瘍活性本発明に
よるSF2582Aお上1131#IJ質は優れた抗腫
瘍活性を有する。SF2582Aす3よびB物質のマウ
ス白点@r’−388に対する抗腫瘍作用をtiS2表
に示す。
試験は腹腔内にP−388腫瘍細胞を移植したマウスに
S F 2582 A物質は101回で2日間。
SF2582B物質は1回腹腔内投与して行い。
その延命効果をT/C(%)で表示した。
第2表 5.SF2582AおよびB物質の毒性本発明によるS
F2582AおよびB物質のマウスに対する急性毒性は
腹腔内投与で2週間観察した結果、SF2582A物質
のL D s。は1.0−0.25mg/に8.  S
 F 2582 B物質のそれは28〇−1、Omg/
kgであった。
本発明に使用される新規抗生物質SF2582Aおよび
B物質の生産菌の一例としては、神奈川県相模原市の土
壌から新たに分離されたSF2582株がある。
SF2582株の菌学的性状は下記の通りである。
I、形 態 基土菌糸は長く伸長し、よく分岐する。気菌糸はスター
チ寒天、オートミール寒天、シェフロース・硝酸塩寒天
等で着生し、胞子形成も豊富である。気菌糸の分岐は単
純分岐であり、車軸分岐は見られない。気菌糸先端の胞
子連鎖は主にらせん状(closed 5pira1)
;である。電子顕微鏡による観察では、胞子は円筒型で
、0.7〜0,9X1.0〜1.4μ−の大きさを有し
1表面は平滑であり1通常20胞T−前後連鎖する。胞
子のう、運動性胞子、菌核なとは観察されない。
■、各種培地上の生汗状態 SF2582株の各種培地上の生を状態は第3表に示す
通りである。色の記載について()内に示す標準はコン
テイナー・ツーボレーション・オフ・アメリカ(Con
tainer Corporation of^mer
ica)社11の「カラー・ハーモニイーマニアル(C
olor HarIIIony Manua1);Jに
記載のものを用いた。観察は28℃で14〜21日培養
後に行った。
■、生理的性質 (1) 生育温度範囲: イースト・麦芽寒天において
15〜38℃の温度範囲で生?7L、2f3〜30℃で
良好に生育する。
(2)ゼラチンの液化:陽性 (3) スターチの加水分解:陽性 (4)硝酸塩の還元:陰性 (5)脱脂乳のペプトン化:陽性 脱脂乳の凝討:陰性 (6)耐塩性: 7%NaCl含有培地では生T7する
が、10%以上では生育しない。
(7) メラニン様色素の化7&:陰性■、炭素源の利
用性(ISP  No、9培地使用)(1)利用する:
 D−グルコース、グリセロール、D−キシロース、L
−7ラビノース、D−マンニトール、D−7ラクトース
、 myo−イノシトール、L−ラムノース (2)利用しない: シュクロース (3)  利用が疑わしい: ラフィノースv、m胞壁
組成 ベッカ−(Becker)らの方法(^ppl、Mic
robiol。
13、236.1965)により分析した結果、細胞壁
組成成分中のノアミノピメリン酸はLL型であった。
以上の性状より、SF2582株は放線菌の中でストレ
プトミセス属に属すると考えるのが妥当である0本発明
者らはSF2582株をストレプトミセス・エスピー・
S F 2582(Strepto −myces s
p、  SF2582)と称することにした。
なお、SF2582株は工業技術院微生物工業技術研究
所に、微工研菌寄第9672号(FERN P−967
2)として受託されでいる。
SF2582株は池の放線菌に見られるように。
その性状が変化しやすい。従って1本発明で使用でトる
微生物としては1例えば、SF2582株自体、あるい
はこの株1ご由来する突然変異株(自然発生または誘発
性)、形質接合体または遺伝子組換え体など、SF25
82AまたはB物質を生産するらのは全て含まれる。本
発明の方法では、前記の菌を通常の微生物が利用しうる
栄養物を含有する培地で培養する。栄養源としては、従
米放4fA菌の培養に利用されている公知のものが使用
できる。
例えば、炭素源として、グルコース、水あめ、デキスト
リン、澱粉、糖みつ、動・植物油等を使用しうる。また
窒素源として、大豆粉、小麦胚芽。
コーンステイープリカー、綿実粕、肉エキス、ペプトン
、酵母エキス、硫酸アンモニウム、硝酸ソーダ、尿素等
を使用しうる。その池、必要に応じ。
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、コ
バルト、塩素、燐酸、硫酸、およびその他のイオンを生
成することができる黒磯塩類を添加することは有効であ
る。また菌の発Hを助け。
SF2582AまたはB物質の生産を促進するような有
機すiよび無機物を適当に添加することができる。
培養法としては、好気的条件での培養法、vfに深部培
養法が最も適している。培養に適当な温度は26〜30
℃であるが、多くの場合、28℃(・t近で培養する。
SF2582AまたはB物質の生産は培地や培養条件に
より異なるが、振どう培養。
タンク培養とも通常2〜7日の間でその蓄積が最高に達
する。培養中のSF2582AまたはB物質の蓄積量が
最高になった時に培養を停止し。
培養液から目的物質を単離精製する。
本発明によって得られる抗生物質SF2582Aおよび
B物質の培養物からの採取に当たっては。
その性状を利用した通常の分離手段1例えば、濾過、溶
剤抽出法、吸着または分配カラムクロマト法、ゲル濾過
法、透析法、沈澱法等を単独でまたは適宜組み合わせて
抽出精製することができる。
例えば、抗生物質SF2582AおよびB411I質は
培養菌体中からはアセトン−水またはメタノール−水で
抽出される。また、水と混ざらない有機溶剤1例えば、
ブタ7−ル、酢酸エチル等で抽出すればSF2582A
およびB物質は有機溶剤層に抽出される。SF2582
Aおよ[7B物質をさらに精製するには、シリカゲル(
ワコーデルC−200゜和光純薬工業社製等)、アルミ
ナ等の吸着剤やセファデックスLH−20(7アルマシ
ア社91)等をJIJいるクロマトグラフィーを行うと
よい。
(実施例) 以下に本発明の実施例を示すが、これらは単なる一例で
あって本発明を限定するものではない。
ここに例示しなかった多くの変法あるいはイ1飾手段を
用いうろことは勿論のことである。
実施例1 種培地として、スターチ1.0%、グルコース1.0%
、小麦胚芽1.0%、7フー7メデイア1.0%、スタ
ミノール(サラポロビール社!り0.2%、大豆粉1.
0%、塩化ナトリウム0.2%、燐酸水素二カリウム0
.2%、硫酸マグネシウム0.05%の組成からなる培
地を用いた。
また、生産培地として、水あめ5.0%、グルテンミー
ル0.5%、大豆粉1.0%、肉エキス0.5%、スタ
ミ/−ル0.2%、硫酸マグネシウム(7水塩)001
%。
塩化ナトリウム0.2%、塩化コバルト(6水塩)0.
001%の組成からなる培地を用いた。
なお、殺菌前のpHは1種培地はp H7、Oに、また
生産培地はpt+a、sに調整して使用した。
前記の種培地20m lを分注した100m1容三角フ
ラスコを120℃で30分間殺菌し、これにストレプト
ミセス・エスピー・SF2582株(FERM P−9
672)の斜面寒天培養の2〜3白金耳を接種し、28
℃で3日間振とう培養し、第1種培養とした。次いで9
種培地80■1を分注した500m l容三乃フラスコ
を120℃で30分間殺菌し、前記第1種培養2、4m
 lを接種し)、28℃で1日間振どう培養し、これを
第2種培養とした。さらに種培地ILを分注した51.
、容三角7ラスフを120℃で30分間殺菌し、第2+
1t”M30alt−4[L、 28℃テ1日111I
!Mトウ培養し、これを第3種培養とした。
予め120℃で30分間殺菌した200Lの生産培地を
含む3001、容タンク5基に、前記の第3種培養を各
々2Lずつ接種し、28℃で5日間通気(100L/分
)。
撹はん(初期1100rp+ 培1!24時間以降13
0rpmに上げる)培養した。
培養終了後、濾過助剤として珪藻土を加えて濾過した。
実施例2 実施例1で得られた菌体を含む固形物を60%7セトン
水350Lにて活性成分を抽出した。得られた抽出液を
減圧濃縮し100Lとし、これを酢酸エチル100シで
活性成分を抽出した。酢酸エチル溶液を減圧濃縮するこ
とにより240gの油状物質を得た。これにローヘキサ
ンILを加え、ヘキサン可溶成分を除いた後、不溶成分
を乾燥させて102gの油状物質を得た。次ぎにこの1
02gの油状物質を31、のシリカゲルカラム(ワフー
デルC−200)に付し、クロロホルム(4L)で洗っ
た後、りaaホルム−メタ/−ル50:1の混合溶媒7
Lで展開すると500m 1分画で分画No、3−11
1=S F 2582 A及ヒBa1IE質を含む活性
画分が得られた。これを集めて濃縮することにより16
gの油状物質を得た。この16gの油状物質をシリカゲ
ルカラム(ワコーデルC400,800m1 )に付し
、a開溶媒ベンゼン−アセトン(10:1.IL)及び
ベンゼン−アセトン(10: 1.2851)で洗った
1に、  ベンゼン−7セトン(5: 1.285L)
にて展開すると30m 1分画で分画No、 12−5
2にSF2582A及びB物質を含む活性画分が得られ
た。これを集めて減圧下で濃縮乾固すると黄褐色の粗粉
末が2863g得られた。
この粗粉末2863.を少量のメタノールに溶解し。
これを予めメタノールで充填したセファデックスLH−
20(28OL)の塔に付しメタ/−ルで展開すると。
3011分画で分画No、78−92にSF2582B
物質力l、分iNo、95−124にSF2582A物
質が分離して得られた。各々を減圧下で濃縮乾固してS
F2582 A物質が422mg(純度、約45%)、
SF2582BsFk質力208mg(Mt、約50%
)各々l!)m。
SF2582A物質の粗粉末422mgを分取薄層クロ
マトグラフィー(メルク社製、^rt5717)に付し
クロロホルム−メタノール(20: 1 )にて展開し
たゆRfo、6付近の黄色バンドをかきとり酢酸エチル
にて抽出し、濾別後濃縮乾固すると256mg/) S
 F 2582A物質が橙色の粉末として得られた6次
いでこれを温メタノール1211に溶解し、低温下にて
1日放置するとSF2582A物質が沈澱物として得ら
れる。これを濾別した後、乾燥して182+HのSF2
582A物質を黄橙色粉末として得た。
同様にSF2582B物質の粗粉末208mgを分取薄
層クロマトグラフィー(メルク社製、^rL5744)
に付し、クロロホルム−メタノール(20:1)にてy
1開した。Rfo、6付近黄色バンドをかきとり酢酸エ
チルにて抽出し、濾別後減圧下で濃縮乾固して124m
gのSF’2582B物質を得た。これを再度。
ベンゼン−ア七トン(5:2)を展開溶媒とする分取薄
層クロマトグラフィーに付したところ、92HのSF2
582B物質を得た。この92Bを少量のメタノールに
溶解し、予めメタノールで充填したトヨパールH11−
40(350輪1)(東洋曹達社製)の塔に付し、メタ
ノールで展開すると10m1分画で分画No、46−5
4に黄橙色画分が得られ、これを集め濃縮乾固しテ88
mgノS F 2582 Baf!J貿を黄橙色粉末ト
シて得た。
(発明の効果) 本発明の新規抗生物質SF2582AおよびB物質は各
種細菌、待にダラム陽性薗に対し強い抗菌活性を有する
ほか、マウス白血病P−388に対して強い抗腫瘍作m
を有し、抗菌剤、抗腫瘍剤としての用途が期待される。
【図面の簡単な説明】
fpJ1図はSF2582A物質のメタノール溶液中で
の紫外部吸収スペクトルを示す。 第2図はSF2582A物質の臭化カリウム錠巾での赤
外11s@収スペクトルを示す。 第3図はSF2582A物質の重クロロホルム中での4
00HIIz ’HNMRスペクトルを示す。 ttS4図11SF2582A物質の重クロロホルム中
での100MHz ”CNMRスペクトルを示す。 第5図はS I” 2582 B物質のメタノール溶液
中での紫外部吸収スペクトルを示す。 第6図はSF2582B物質の臭化カリウム錠中での赤
外部吸収久ベクトルを示す。 第7図はSF2532B物質の重クロロホルム中でノ4
00M1lz  ’ [(N M Rスペクトルを示す
。 第8図はSF2582B物質の重クロロホルム中での1
00M)12  ” CN M Rスペクトルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の特性を有する新規抗生物質SF2582A物
    質およびSF2582B物質 (a)SF2582A物質 (1)外観:黄橙色の無定形粉末 (2)融点:235−237℃(分解) (3)分子式:C_2_6H_2_6N_3O_8Cl
    [モノアセチル体の高分解能質量分析により決定:測定
    値585.1492、計算値(C_2_8N_2_8N
    _3O_9Cl)585.1512](4)マススペク
    トル:SI−MSm/z544(M+1)^+FD−M
    Sm/z543(M)^+ (5)比旋光度:[α]^2^2_D−51°(c0.
    2,メタノール)(6)紫外部吸収スペクトル:第1図
    に示す。 λmaxnm(E^1^%_1_c_m)(メタノール
    溶液中):208(729)、245肩(360)、2
    98(391)、337(580)、432(77)。 (7)赤外部吸収スペクトル:第2図に示す。 (8)^1HNMRスペクトル(400MNz、CDC
    l_3):第3図に示す。 (9)^1^3CNMRスペクトル(100MHz、C
    DCl_3):第4図に示す。 δ(ppm):196.6(s)、169.5(s)、
    160.5(s)、150.2(s)、150.1(s
    )、144.1(s)、140.7(s)、138.6
    (s)、137.6(s)、129.0(s)、125
    .9(s)、123.4(s)、119.5(s)、1
    15.5(d)、112.4(s)、107.8(d)
    、97.7(d)、71.1(s)、61.5(q)、
    61.2(q)、56.3(q)、54.9(t)、5
    3.3(q)、46.3(t)、42.2(d)、21
    .9(q)。 (10)溶解性:メタノール、酢酸エチル、アセトン、
    クロロホルム、ジメチルスルホキシドに溶け、水、ヘキ
    サンに溶けない。 (11)薄層クロマトグラフィー(シリカゲル;メルク
    社製): 展開溶媒;Rf クロロホルム−メタノール(20:1);0.52ベン
    ゼン−アセトン(2:1);0.48 トルエン−アセトン(2:1);0.45 (12)呈色反応: 陽性;10%硫酸試薬、レミュー試薬、グレイクーリー
    バック試薬、モリブデン−硫酸試薬 陰性:ニンヒドリン試薬 (b)SF2582B物質 (1)外観:黄橙色の無定形粉末 (2)融点:173−175℃(分解) (3)分子式:C_2_6H_2_6N_3O_8Cl
    [モノアセチル体の高分解能質量分析により決定:測定
    値585.1519、計算値(C_2_8H_2_8N
    _3O_9Cl)585.1512](4)マススペク
    トル:SI−MS544(M+H)^+EI−MS54
    3(M)^+ (5)比旋光度:[α]^2^2_D−128°(c0
    .2,メタノール)(6)紫外部吸収スペクトル:第5
    図に示す。 λmaxnm(E^1^%_1_c_m)(メタノール
    溶液中):210(991)、320(563)、40
    0−410(99)。 (7)赤外部吸収スペクトル:第6図に示す。 (8)^1HNMRスペクトル(400MHz、CDC
    l_3):第7図に示す。 (9)^1^3CNMRスペクトル(100MNz、C
    DCl_3):第8図に示す。 δ(ppm):196.8(s)、169.6(s)、
    164.7(s)、151.6(s)、150.0(s
    )、141.6(s)、140.2(s)、138.8
    (s)、129.1(s)、128.8(s)、125
    .9(s)、123.0(s)、118.0(d)、1
    16.7(s)、116.6(s)、108.1(d)
    、97.6(d)、71.0(s)、61.4(q)、
    61.1(q)、56.2(q)、53.6(d)、5
    3.4(q)、52.5(t)、33.1(t)、21
    .8(q)。 (10)溶解性:メタノール、酢酸エチル、アセトン、
    クロロホルム、ジメチルスルホキシドに溶け、水、ヘキ
    サンに溶けない。 (11)薄層クロマトグラフィー(シリカゲル:メルク
    社製: 展開溶媒;Rf クロロホルムメタノール(20:1);0.50ベンゼ
    ン−アセトン(2:1);0.45 トルエン−アセトン(2:1);0.44 (12)呈色反応 陽性:10%硫酸試薬、レミュー試薬、グレイクーリー
    バック試薬、モリブデン−硫酸試薬陰性:ニンヒドリン
    試薬 2、ストレプトミセス属に属するSF2582A物質ま
    たはSF2582B物質生産菌を培養し、その培養物か
    らSF2582A物質またはSF2582B物質を採取
    することを特徴とする新規抗生物質SF2582A物質
    およびSF2852B物質の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02119787A (ja) * 1988-07-22 1990-05-07 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd 新規dc−89化合物およびその製造法
JPH04356485A (ja) * 1990-07-26 1992-12-10 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd Dc−89誘導体

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