JPH01139390A - コンテナの連結具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 この発明は、互に積み重ねられたコンテナを連結するだ
めのコンテナ連結具に関するものである。

〔従来の技術およびその問題点〕

多数のコンテナを複数段積み重ねて船舶輸送することは
普通に行なわれているが、上記コンテナを単に積み重ね
ると、船舶の揺れによって荷くずれする危険があるため
、通常、−１−下のコンテナを連結具で連結して荷くず
れの防止を図るようＱこしている。

上記連結具の従来技術として、上側コンテナの下面隅部
に設けた係合孔に対して上部が着脱自在に形成された連
結具本体にフランジを設け、そのフランジの下面には、
下側ｍｌンテナのに面隅部に形成された係合孔に対して
挿入可能な挿入軸部を設け、この挿入軸部を」二記係合
孔に挿入したのち、その下面に設けられた係合体を回動
して、係合体の両端部を係合孔の下側開口部の周囲に係
合させるようにしたものがある。

ところで、」−記の連結具においては、係合体の上面に
設けた軸を連結具本体に形成した挿入孔に挿入し、その
軸に連結したレバーをフランジに設けたレバー挿入孔に
挿通し、上記レバーの操作により係合体を回動させる構
成であるため、」−丁コンテナの連結に際してレバーを
必らず回転さゼる必要がある。このため、コンテナの連
結の作業に非常に手間がかかるという不都合がある。

また、コンテナの輸送時の揺れや振動にょゲで、停台状
態の係合体が、非係合位置に回動するおそれがあり、連
結の信頼性が低いという不都合もある。

そごで、この発明しＪ、上記の不都合を解消し、」二側
コンテナの係合孔に上部を取付けた状態において、下側
コンテナの係合孔に下部を落し込む簡単な作業により、
」二下のコンテナを互に連結することができるようにし
た連結作業の容易なコンテナ連結具を提供することを目
的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的を達成するために、この発明は、連結具本体
のフランツ下面に設けた挿入軸部の下面に配置され、レ
バー操作によって回動される係合体を、挿入軸部の下面
外周内において一定角度回動し得る大きさとし、その係
合体の４つ隅部のうち、アンロック回転力向側の２つの
隅部が挿入軸部の案内面に略一致する状態において前記
レバーかロック方向に回転するのを防止するレバー仮止
め機構を設け、上記係合体の上面外周部には係合孔を形
成し、挿入軸部には、−に記しバー仮止め機構カレハー
のロックを解除する位置において係合孔と一致するビン
挿入孔を設け、そのビン挿入孔に係合ビンと、この係合
ビンを下向きに押すスプリングとを収納し、係合ピンの
下端と係合体の外周Ｈの少なくとも一方にテーパ面を設
り、上記係合ピンの上部には、前記フランジに設ジノら
れた切欠部に嵌り、係合ピンの下部が係合孔に嵌る状態
で下部がフランジの下面より下方に突出する突片を設け
、前記軸には、係合体を係合方向に回転させるスプリン
グの弾力を付与した構成としたのである。

〔作用〕

」−記のように構成すれば、クレーン等で吊下げられた
上側コンテナの下面隅部の係合孔に連結具本体の上部を
取付けたのち、仮止め機構により停止状態に保持された
レバーをロック方向に回動すると、レバーのロックが解
除され、同時に係合ピンが係合孔に係合し、その係合孔
と係合ピンの係合によって係合体は回り止めされる。ま
た、係合体は、挿入軸部の下面外周内に納まる状態に保
持されると共に、突片の下部は、フランジの下面より下
方に位置する状態に保持される。その状態において、」
二側コンテナを下方に移動して下側コンテナの上側隅部
に形成された係合孔に挿入軸部を落し込むごとにより、
下側コンテナの上面に突片が当接して停止し、その停止
する突片に対して金具本体が下降するため、係合ピンが
係合孔から外れ、両者の係合が解消される。その係合解
除により、係合体はスプリングの弾力により回動されζ
、両端部が係合孔の下部開口縁の周囲に係合し、上下コ
ンテナは互に連結される。

［実施例〕 以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図および第２図に示すように、連結具本体１は、上
下に一対の挿入軸部２．３を有し、その挿入軸部２．３
間にフランジ４が設けられている。

挿入軸部２．３のそれぞれは、第９図に示すコンテナ３
０のコーナ金具３１の係合孔３２に対して挿入可能にな
り、その両側に＋Ｊ、一対の平均な案内面５が設けられ
ている。また、挿入軸部２．３の軸方向の長さは、上記
係合孔３２の軸方向の長さとほぼ等しくなっている。

連結具本体１には、上下面に貫通ずる挿入孔６が設しノ
られ、その挿入孔６に挿入した軸７の上端に上側挿入軸
部２の平面形状と略同形の上部係合体８が取イ」けられ
ている。また、軸７の下端には下部係合体９が取イ」け
られ、その下部係合体９の両側面にお番ノるロック回転
方向側の端部にはテーパ面１７が設けられている。

□　　上部係合体８および下部係合体９は、輔７の中途
に設りたレバー１０によって回動され、そのレバー１０
は、フランジ４に形成したレバー挿入孔１１に挿通され
ている。レバー挿入孔１１の上面には、軸方向の孔１２
が形成され、その孔１２にピン１３と、このピン１３を
下向きに押すスプリング１４とを収納して、上部ビン１
３の下端に設置ノた球部１５が孔１２から下方に突出す
る状態でピン１３を抜は止めし、そのピン１３の下端部
にレバー１０が当る方向に軸７を回転させるスプリング
１６が、連結具本体１の内部に組込まれている。なお、
ピン１３に代えてボールを用いることもできる。このよ
うなピン１３とスプリング１４とから成るレバー仮止め
機構は、軸７の外周面に突起又は窪みを設ｉＪることに
より、軸７のまわりに配置することもできる。

ここで、ピン１３とレバー１０とが係合する状態では、
上部係合体８は、その対角位置が上側挿入軸部２の案内
面５から側方に突出する状態にあり、一方、下部係合体
９は、両側面が下側挿入軸部３の案内面５と一致する状
態にある。

また、レバー１０を回動して、そのレバー１０をレバー
挿入孔１１の一端に当接させると、上部係合体８は、上
側挿入軸部２のＦ面外周内に納まる状態に保持される。

下部係合体９の上面外周部には、係合孔１８が設けられ
、その係合孔１８は、ロック方向に回動さゼたレバー１
０がピン１３の下端を少し通過した状態において、下側
挿入軸部３の下面に設けた軸方向のピン挿入孔１９と一
致する。このとき、下部係合体９のテーパ面１７は、下
側挿入軸部３の案内面５と略一致する。

ビン挿入孔１９には、係合ピン２０と、この係合ビン２
０を下向きに押すスプリング２１とが収納されている。

係合ピン２０の下端にはテーパ面２２が形成され、上部
には突片２３が設けられている。突片２３ば、フランジ
４に形成した切欠部２４に嵌り、係合ビン２０のＦ端が
下部係合体９の係合孔１８に嵌合する状態では、突片２
３の下面は、第７図に示すように、フランジ４の下面よ
り下方に位置する状態に保持される。

実施例で示す連結具はＬ記の構造から成り、」−下のコ
ンテナの連結に際しては、クレーン等で吊下げられたコ
ンテナの下面隅部の係合孔に連結具本体の上部を取付け
、そのコンテナを降下させて下側挿入軸部３を下側コン
テナの上面隅部に形成された係合孔に落し込むのである
。

」二側コンテナに対する連結具本体１の取イ」げに際し
ては、レバー１０を回動して第５図に示すよウニ、レバ
ー挿入孔１１の一端にレバー１０を当接せしめ、−上部
係合体８を一］二側挿入軸部２の上端外周内に納まる状
態において、第９図に示す上側コンテナ３０の下面の係
合孔３２に」二側挿入軸部２を差し込み、コンテナ３０
下面にフランジ４を当接させた状態でレバー１０の押圧
を解除するのである。

そのレバー１０の押圧解除により、スプリング１６の弾
力によって軸７が回転され、レバー１０はピン１３に当
接するまで回動して停止すると共に、レバー１０と共に
回転する上部係合体８の対角部ａが、第１図に示すよう
に、上側挿入軸部２の案内面５から突出し、上記対角部
ａがコンテナ係合孔３２の上部開口の周囲部に係合する
。その係合によって、連結具本体１は、取付は状態に保
持される。

上記のような連結具本体１の取付は後において、レバー
１０がピン１３を押し込む方向、すなわちロック方向に
レバー１０を回動すると、第６図および第７図に示すよ
うに、下部係合体９の係合孔１８がピン挿入孔１９に一
致し、係合ピン２０は、スプリング２１の押し下げによ
り下降して係合孔１８に嵌り、下部係合体Ｓを回り止め
する。

このとき、下部係合体９のテーパ面１７は、上側挿入軸
部３の案内面５と略同−面に保持され、その下部係合体
９ば、下側挿入軸部３の下面外周内に納まる状態に保持
されている。

また、係合ピン２０の下降により、その係合ピン２０の
上部に設けた突片２３の下部は、フランジ４の下面より
下方に位置する。

この状態において、上側コンテナ３０を降下し、下部係
合体９および下側挿入軸部３を下側コンテナ３０の上面
隅部の係合孔３２に落し込むと、突片２３はコンテナ３
０の上面に当接して停止し、その停止状態の突片２３に
対して連結具本体１が下降する。その突片２３と連結具
本体１の相対的な移動によって、係合ピン２０は係合孔
１８から抜げ出ずため、下部係合体９の回り止めは解除
され、軸７に付与したスプリング１６の弾力により、下
部係合体９はロック方向に回動し、第８図に示すように
、レバー１０がレバー挿入孔１１の他端に当接すると停
止する。

下部係合体９の回動により、その下部係合体９の両端部
は、下側挿入軸部３の案内面５より外側に突出するため
、第１０図に示すように、下部係合体９の両端部がコン
テナ係合孔３２の下部間Ｌ］の周囲部に係合し、この結
果、上下コンテナ３０が互に連結される。

なお、下部係合体９の係合方向の回転時、］一部係台体
８も同方向に回転するが、ごの場合、上部係合体８は、
上側ｍｌンテナ３０の係合孔３２の周囲部に深く係合し
、係合が解除されることはない。

コンテナ３０．３０の連結解除に際しては、レバー１０
をピン１３と係合する位置まで戻し、下部係合体９の両
端部と下側コンテナ３０の係合孔３２の周囲部の係合を
解除して」二側コンテナ３０を引き」二げ、次に、レバ
ー１０をレバー挿入孔１１の一端に当接するアンロック
位置まで回動して」−例コンテナ３０の係合孔３２の周
囲部と上部係合体８の両端の係合を解除して係合孔３２
から連結具本体１を引き抜くようにする。

なお、レバー１０がピン１３と係合する位置までレバー
１０を回動させたとき、係合ピン２０の下端のテーパ面
２２は、下部係合体９の上面外周に当接するため、係合
ピン２０は、上方向に移動し、レバー１０の復帰回動を
阻止することはない。

なお、下部係合体９の上部外周縁にテーパ面を設けてお
くと、係合ピン２０の下端のテーパ面２２を省略するこ
とができる。

実施例の場合は、上側挿入軸部２の上面に上部係合体８
を設け、この上部係合体８を回動してその両端部を上側
コンテナ３０の係合孔３２の周囲部に係合させるように
したが、第１１図および第１２図に示すように、上側挿
入軸２の両側対角位置に傾斜面２５を設け、その傾斜面
２５に連続する平坦な案内面５の上部に突出部２６を設
け、」二側挿入軸部２をコンテナ３０の係合孔３２に挿
入したのち、案内面５が係合孔３２の内周に当接する位
置まで連結具本体を回動して上記突出部２６を係合孔３
２の開口周囲部に係合させるようにしてもよい。

また、実施例の場合、下部係合体９の両側面におＬｊる
ロック回転方向側の端部にテーパ面１７を設げて、下側
挿入軸部３の下面外周内において下部係合体９を一定角
度回動し得るようにしたが、下部係合体９の幅寸法を小
さくすることにより、上部テーパ面１７を省略すること
ができる。

〔効果］ 以上のように、この発明によれば、上側コンテナの下面
隅部に連結具本体を取代けたのち、その上側コンテナを
下降して下側コンテナの係合孔に下部係合体および下側
挿入軸部を落し込むことにより、スプリングの弾力で下
部係合体が回動してその両端部が下側コンテナの係合孔
の開口周囲部に係合するため、上下のコンテナをきわめ
て簡単に連結することができる。

また、下部係合体は、スプリングの弾力によって係合状
態に保持されるため、コンテナの結合の信頼性がきわめ
て高く、安全である。

【図面の簡単な説明】 第１図は、この発明に係る連結具の一実施例を示す斜視
図、第２図は同上の横断平面図、第３図は第２図の■−
■線に沿った断面図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線に
沿った断面図、第５図乃至第８図はコンテナ連結時のレ
バーの動きを段階的に示すもので、第５図および第６図
は横断平面図、第７図は、第６図の■−■線に沿った断
面図、第８図は横断平面図、第９図および第１Ｏ図はコ
ンテナの連結を段階的に示す正面図、第１１図は同上の
他の実施例を示す斜視図、第１２図は同上の平面図であ
る。 １・・・・・・連結具本体、　　３・・・・・・挿入軸
部、４・・・・・フランジ、　　　　６・・・・・・挿
入孔、７・・・・・・軸、　　　　　　９・・・・・・
係合体、１０・・・・・レバー、　　　　１１・・・・
・レバー挿入孔、１６・・・・・・スプリング、　　１
８・・・・・・係合孔、１９・・・・・ビン挿入孔、　
２０・・・・・・係合ピン、２１・・・スプリング、　
２２・・・・・・テーパ而、２３・・・・・・突片、　
　　　２４・・・・・・切欠部。 第９図 酸１８曹 第１１図 弔ＩＺ図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 互に積み重ねられる一対のコンテナのうち、上側コンテ
   ナの下部コーナの係合孔に対して上部が着脱自在に取付
   けられる連結具本体にフランジと、そのフランジの下面
   に挿入軸部とを設け、この挿入軸部の下面に配置した係
   合体の上部の軸を連結具本体に形成した挿入孔に挿入し
   、その軸に連結したレバーをフランジに設けたレバー挿
   入孔に挿通し、このレバーの操作により係合体を回動し
   て係合体の対角部を挿入軸部の対向位置に設けた一対の
   平坦な案内面より外側に突出させるようにしたコンテナ
   の連結具において、前記係合体を、挿入軸部の下面外周
   内において一定角度回動し得る大きさとし、その係合体
   の４つ隅部のうち、アンロック回転方向側の２つの隅部
   が挿入軸部の案内面に略一致する状態において前記レバ
   ーがロック方向に回転するのを防止するレバー仮止め機
   構を設け、上記係合体の上面外周部には係合孔を形成し
   、挿入軸部には、上記レバー仮止め機構がレバーのロッ
   クを解除する位置において係合孔と一致するピン挿入孔
   を設け、そのピン挿入孔に係合ピンと、この係合ピンを
   下向きに押すスプリングとを収納し、係合ピンの下端と
   係合体の外周縁の少なくとも一方にテーパ面を設け、上
   記係合ピンの上部には、前記フランジに設けられた切欠
   部に嵌り、係合ピンの下部が係合孔に嵌る状態で下部が
   フランジの下面より下方に突出する突片を設け、前記軸
   には、係合体を係合方向に回転させるスプリングの弾力
   を付与したことを特徴とするコンテナの連結具。