JPH01130554A - 静電保護回路 - Google Patents

静電保護回路

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Publication number
JPH01130554A
JPH01130554A JP62290180A JP29018087A JPH01130554A JP H01130554 A JPH01130554 A JP H01130554A JP 62290180 A JP62290180 A JP 62290180A JP 29018087 A JP29018087 A JP 29018087A JP H01130554 A JPH01130554 A JP H01130554A
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JP
Japan
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transistor
circuit
voltage
transistors
terminal
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Application number
JP62290180A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Koba
信一郎 木場
Hiroshi Baba
浩志 馬場
Shinichi Inoue
信一 井上
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Kyushu Fujitsu Electronics Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Kyushu Fujitsu Electronics Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔I!要〕 MOS(Metal 0xide Sen+1cond
uctor)構造の集積回路のゲート酸化膜を静電気に
よる破壊から保護する静電保護回路に関し、 ラッチアップの発生を防止し、かつ、特に高電圧で低容
量の静電破壊に対する有効な保護を目的とし、 NチャンネルMOS型電界効果トランジスタである第1
のトランジスタと、PチャンネルMOS型電界効果トラ
ンジスタである第2のトランジスタとよりなり、該第1
及び第2のトランジスタの両ゲートを共通接続し、該第
1のトランジスタのドレイン及びソースのうち一方を第
1の電源端子に接続すると共に、該第2のトランジスタ
のドレイン及びソースのうち一方を該第1の電源端子よ
りも電位の低い第2の電源端子に接続し、該第1及び第
2のトランジスタのドレイン及びソースのうち該第1及
び第2の電源端子に接続されていない他方の各端子を、
該第1及び第2のトランジスタの各ゲートと内部回路の
入力端とに夫々共通接続するよう構成する。
〔産業上の利用分野〕。
本発明は静電保護回路に係り、特にMOS構造の集積回
路のゲート酸化膜を静電気による破壊から保護する静電
保護回路に関する。
MOSeim造の集積回路の例えば入力側に用いられる
静電保護回路は、ゲート酸化膜の耐圧が〜50V程度と
、通常起り得る静電気の例えば100■  〜1 kv
p−pに比べて極めて低いため、この−p ゲート酸化膜の保護のために設けられている。
近年、MOS構造の集積回路は益々高速化、高集積化の
傾向にあるため、ゲート酸化膜は益々薄くなり、上記の
静電保護回路による保7J動作が重要となる。
〔従来の技術〕
第10図は従来の静電保護回路の一例の回路図を示す。
同図中、1は入力パッドで、抵抗R11゜R12を直列
に介してCMOSインバータを構成する、Pチャンネル
MOS形電界効果トランジスタ(FET)Tr1、及び
NチャンネルMOS形電界効果トランジスタTr1□の
各ゲートに夫々接続されている。
また、ダイオードD11はアノードが抵抗R11に接続
され、カソードがトランジスタTr11のソース(CM
OSインバータのドレイン)と共に電源電圧V。C入力
端子に接続されている。更にダイオードD12はアノー
ドがトランジスタT’12のソースと共にグランド(G
ND)端子に接続される一方、カソードが抵抗R12に
接続されている。
また、第11図に示す他の例の従来の静電保護回路は、
第10図で用いられていたダイオードD11及びD1、
と抵抗R11及びR1□の代りに、PチャンネルMOS
形FET  Tr13及びNチャンネルMOS形FET
  Tr、4の各ドレインをトランジスタTr11及び
Trl2の各ゲートに共通接続したものである。
第12図に示す更に他の例の従来の静電保護回路は、第
10図で用いられたダイオードD11及び抵抗R11の
代りに、PNPトランジスタT’15によるダイオード
を使用したものである。
次に従来の静電保護回路の各個の動作につぎ説明するに
、第10図に示す従来の静電保護回路においては、入力
パッド1にVCCレベル程度のハイレベル(“H”)の
電圧が印加されたときは、ダイオードD 及びDl2は
いずれもオフで、入力型圧は抵抗R11,R12を直列
に介して減衰されることなくトランジスタT’11及び
Tr1□の各ゲートに印加される。
また、グランドレベル程度のローレベル(“L”)電圧
が入力パッド1に入力されたときも、ダイオードD11
及びDl2はいずれもオフで、入力電圧は抵抗R11,
R12を直列に介して減衰されることなくトランジスタ
Tr11及びT’12の各ゲートに印加される。
しかし、入力電圧に正方向に100V〜1kv程度の静
電気がパルス状に重畳されている場合(第13図にV。
C■で示す)は第13図に示す如く、ダイオードD11
が順方向にバイアスされてオンとなり、電流i が実線
で示す如くダイオードD11を通して流れることにより
、VCC端子側へ放電され、静電破壊からの保護が図ら
れる。
また、GND端子の電圧レベルを基準にして負方向にパ
ルス状静電気が重畳された場合(第13図にGNDθで
示す)は、ダイオードD12がオンとなりダイオードD
12を介して破線で示す方向に電流12が流れるので、
放電が行なわれ、静電破壊からの保護が図られる。なお
、第12図に示した従来回路も第10図に示した従来回
路と同様の動作を行なうので、その動作説明は省略する
ここで、第10図に示した従来回路の構造断面は第15
図に示す如く、N型基板(N8.b)2に形成されたP
ウェル3内に更に形成されたP+拡散層5.Pウェル4
内に更に形成されたN+拡散層6により抵抗R11,R
12を実現し、P−拡散層3と基板2によるPN接合に
よりダイオードD11を構成し、更にPウェル4とN+
拡散WJ6によりダイオードD1□を構成しており、前
記vcc端子は基板2側になり、GND端子はPウェル
4側になる。第10図に示す従来回路はCMOS系東積
系格積回路保護回路として一般に広く採用されている。
他方、第11図に示す従来回路では、正常の論理動作時
にはトランジスタTr13及びTr14が夫々オフであ
るが、第17図にvcc■で示す如く、■cc端子レベ
ルより正方向の大なるパルス状電圧が重畳された電圧が
入力バッド1に入来した場合及び、GNDθで示す如<
GND端子レベルより負方向に大なるパルス状電圧が入
来した場合のいずれも保護動作が図られる。
すなわち、第11図に示す従来回路は第19図に示す如
き構造断面をしており、N型基板8の上に形成されたP
+拡散層9,10.酸化膜11、ゲート電極12等によ
りトランジスタT r 13が構成されており、また、
N+拡散層13.14、酸化膜15、ゲートN極16、
Pウェル17等によりトランジスタT’14が構成され
ている。
この従来回路において、入力バッド1の入力電圧が第1
7図に示したように■CC■のときは、トランジスタT
r13のドレイン領域のど拡散層10と基板8によるダ
イオードのオン動作及び、トランジスタT’13自身の
オン動作により基板8方向へ電荷が放電され、保護動作
が図られる。
また、入力電圧がGNPeの場合はトランジスタT’1
4のドレイン領域のN+拡散層13とPつIル17によ
るダイオードのオン動作及びトランジスタT’14自身
のオン動作によりPウェル17方向へ放電が行なわれ、
静電破壊に対する保護が図られる。
また、第18図に■ eで示す如り、■CcレベC ルより負方向に大なるレベルのパルス状電圧が第11図
の従来回路の入力バッド1に入来した場合は、上記P9
拡散層10とN型基板8によるダイオードのブレークダ
ウンにより放電が行なわれる(この場合、P拡散〜X 
1015N/cdでブレークダウン数+V程度)。
更に第18図にGND■で示す如く、GNDレベルより
正方向に大なるレベルのパルス状電圧が入力バッド1に
入来した場合は、N+拡散層13とPウェル17による
ダイオードのブレークダウンにより放電が行なわれる(
この場合、N拡散〜X1015N/ciでブレークダウ
ン数+vl¥rt1)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、第10図に示した従来の静電保護回路では、
第14図に示すように、入力バッド1の入力電圧がVc
cθで示す■CCレベルより負方向に大なるレベルのパ
ルス状電圧である場合、ダイオードDll−012は両
方共にオフとなり、トランジスタT r 11. T 
r 12のゲートにつながるノードはDllのブレーク
ダウン電圧に達するまで電位が下降し、ゲート酸化膜耐
圧と同等かあるいは越えてしまう。
また、第14図にGND■で示すようにGNDレベルよ
り正方向に大なるレベルのパルス状電圧が入力された場
合は、ダイオードD11.D12は共にオフとなり1、
T r 11. T r 12のゲートにつながるノー
ドはD12のブレークダウン電圧に達するまで電位が上
昇し、ゲート酸化膜耐圧と同等かあるいは越えてしまう
上記のように入力電圧が■。oeかGND■のときはダ
イオードD11.D12のブレークダウン電圧に達する
までT r 11. T r 12のゲートには電圧が
かかり続けることになる。通常、ダイオードD11゜D
12のブレークダウン電圧はDllのP拡散層5、D1
2のN拡散層6の81度により決まるが、これらの濃度
は抵抗R11,R1□の抵抗値をある程度高くするため
に薄くなりがちであり、それだけブレークダウン電圧は
絶対値で高くなる傾向がある(D で70V〜100V
、D12で50v〜70Vイ」近、拡散濃度1012〜
1013N/cd)。
実際には第15図及び第16図に示すように、第10図
の従来回路では、0MOS特有の寄生ラテラルPNPト
ランジスタTr   、NPNトランジスタT’ 16
2が形成されるため、入力電圧が前記V。ceの場合に
はトランジスタT’ 162が、また前記GND+の場
合はトランジスタT ’ 161が不安定ながら導通状
態となり、夫々オーブンであるはずの片方のバルクがG
NDに近いレベルとなる。
このため、本来オフであるはずのダイオードD11.D
12はオン状態となり得る。これにより、いくらかゲー
ト酸化膜保護の効果がみられる(通常、人体帯電法で3
00V程度、パッケージ帯電で400V〜500V程度
)。しかし、製品となった集積回路が通る組立及び運搬
経路ではKVオーダーの極めて高いインパルス状静電気
が発生し、これに対しては十分な保護動作ができなかっ
た。
また、第16図かられかるように、通常の論理動作時(
■ 端子にVCCレベル、GND端子にC GNDレベルが印加されているとき)にノードN161
にvCCeのノイズが混入した場合、又はノードN16
2にGNDθのノイズが混入した場合はトランジスタT
r  、Tr162がオンして電源、GND間に電流が
流れ続けるラッチアップ現象が発生することがあるとい
う問題点があった。
他方第11図に示した従来回路においては、第10図に
示した従来回路にくらべて寄生ラテラルトランジスタが
オンし易く、また、ダイオードにくらべてFETの方が
ブレークダウン電圧が若干低いために、入力電圧がvC
CeやGNDΦの場合には保護動作が成る程度有効であ
る。しかし、第19図及び第20図かられかるように、
トランジスタTr   のコレクタとトランジスタTr
201のベース間距離が短く、抵抗R201の値が小で
あるため、トランジスタTr201がオンし易く、また
ノードN  、N2o2に混入したノイズによつて第1
5図と同様にラッチアップが発生し易い構造であるとい
う問題点があった。
また、第17図と共に説明した動作時において、放電の
動作が、トランジスタT r 13. T r 14の
各ドレイン領域からバルク方向に、またトランジスタT
r 、Tr14自身のオンによるドレイン・ソ−ス間で
行なわれるため、両者の相乗効果により特にTr、Tr
14のドレイン領域を通る電流が大きくなり、ドレイン
領域又はトレイン・ソース間のショート破壊が発生し易
いという問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ラッチ
アップの発生を防止し、かつ、特に高電圧で低容量の静
電破壊に対する有効な保護を図ることができる静電保護
回路を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理構成図を示す。同図中、Trlは
NチャンネルMOS形FETである第1のトランジスタ
、Tr2はPチャンネルMOS型FETである第2のト
ランジスタ、20は入力端子、21は内部回路である。
第1及び第2のトランジスタTr1及びTr2は静電保
護回路22を構成しており、それらの各ゲートは共通に
入力端子に接続されると共に内部回路21の入力端に共
通接続されている。なお、静電保護回路22を内部回路
21の出力側に設けてもよい。
第1のトランジスタTr1のドレイン及びソースのうち
一方は第1の電源端子(vcc端子)に接続され、他方
はそのゲートに接続されている。第2のトランジスタT
r2のドレイン及びソースのうち一方は第2の電源端子
(GND端子)に接続され、他方はそのゲートに接続さ
れている。
更に、第1のトランジスタTr、のバックゲートは第2
の電源端子に、第2のトランジスタTr2の バックゲートは第1の電源端子に接続されている。
〔作用〕
本発明の構造断面図は第2図に示す如くになる。
同図中、24はN型基板で、その上に形成されたPウェ
ル25及びPウェル25内のN+拡散層26.27、P
+拡散層28,29、酸化膜30、ゲート電極31など
によりトランジスタTr1が構成され、またP+拡散層
32.33、N+拡散層34.35、酸化膜36、ゲー
ト電極37などによりトランジスタTr2が構成される
また、上記の各領域から、第2図に示す如く寄生のラテ
ラルPNPトランジスタ”rr21.NPNトランジス
タ”22が形成される。このトランジスタTr21.T
r22により構成される回路は第3図に示す如くになる
。ここで、ノードN21はP+拡散層32、ノードN2
2はN+拡散層27である。
かかる構成の静電保5回路において、正常動作時は入力
電圧が“H”のときも“し”のときもいずれもトランジ
スタTr 、Tr2はオフであるま ため、トランジスタTr、Tr2による影響なく入力電
圧はそのまま内部回路21に供給される。
次に入力電圧にパルス状ノイズが重畳されている場合の
保護動作について説明する。
■ 入力端子20にVCC端子レベルをグランドとして
正方向に大なるレベルをもつパルス状の電圧が入力され
た場合(Vcc■) トランジスタTr のゲート電圧がV。0端子に対して
十分に高いため、ゲート酸化g130の下に反転層が形
成され、トランジスタTr1はオン状態となり、電流i
3が流れる。これと同時に、入力端子20に接続されて
いるトランジスタTr2のP+拡散層32と基板24と
によるPN接合ダイオードもオン状態になり、電流i4
が流れる。
このとき、トランジスタTr1のバックゲート(Pウェ
ル25)はどの電位にも設定されていないため、トラン
ジスタTr1のオン動作はパルス状ノイズが印加した瞬
間は飽和領域によるオン状態より出発するが、その後す
ぐにトライオード(Triode )領域中ピンチオフ
点に比較的近い領域へ移行する。
従って、上記の放電電流i3及びi4は14〉i3とな
り、電流11 (= !3+ !4 )はi3の経路の
みに流れるのではなく、i3が流れる経路と14が流れ
る経路とにわかれるから、前記第11図に示した従来回
路のように、トランジスタTr  Tr14のオン時に
ドレイン領域に大電流13゛ が流れることはない。
■ 入力端子20にGNDI子レベルをグランドとして
負方向に大なるレベルのパルス状電圧が入力された場合
(GNDe) トランジスタTr2のゲート電圧がGND端子  、(
Pウェル25)に対して十分に低いため、ゲート酸化膜
36の下に反転層が形成され、トランジスタTr2はパ
ルス状ノイズが印加した瞬間は飽和領域によるオン状態
より出発するが、その後すぐにトライオード領域中ピン
チオ7点に比較的近い領域へ移行し、電流i5が流れる
。またこれと同様に、入力電圧が印加されるトランジス
タT r 1のN+拡散層27とPウェル25とによる
PN接合ダイオードもオン状態となり、電流i6が流れ
る。
従って、この場合も、上記■の場合と同様に、電流1z
(=i  +i  >はi5の経路のみに流れるのでは
なく、i5が流れる経路と、電流i6が流れる経路とに
わかれる。
■ 入力端子20にvc−子レベルをグランドとして負
方向に大なるレベルをもつパルス状の電圧が入力された
場合(VCoe) トランジスタ■r2のP+拡散E32と基板24とによ
るPN接合ダイオードのブレークダウンが生じ、これに
より電流が流れるので、第10図に示した従来回路のよ
うに、ゲート酸化膜耐圧を越えるということはない。
また、Tr2のゲート電極に負方向電圧が確実に印加さ
れるため、Tr2は、反転層が形成され、それによりT
r2はトライオード領域でオン動作し、ドレイン領域拡
散の電圧が全ソース領域拡散(P+拡散1!J33+P
+拡散WJ28及びPウェル25)へ伝達され、Tr2
の全ソース領域拡散層の拡散容量がみえてくるため、パ
ルス状ノイズのピーク電位低下に有効な働きをする。
■ 入力端子にGND端子レベルをグランドとして正方
向に大なるレベルをもつパルス状電圧が入力された場合
(GND■) トランジスタTr1のN+拡散層27と基板25とによ
るPN接合ダイオードのブレークダウンにより放電が行
なわれるから、第10図に示した従来回路のようにゲー
ト酸化膜耐圧を越えるということはない。
また、Tr、のゲート電極に正方向電圧が確実に印加さ
れるため、Trlは反転層が形成され、それによりTr
lはトライオード領域でオン動作し、ドレイン領域拡散
の電圧が全ソース領域拡散(N+拡散層26十N+拡散
層35及び基板24)へ伝達され、Trlの全ソース領
域拡散層の拡散容量がみえてくるため、パルス状ノイズ
のピーク電位低下に有効な働きをする。
次に、本発明回路によるラッチアップフリー化について
説明する。第3図に示すように本発明ではトランジスタ
T’21のエミッタ及びコレクタは夫々GND端子に接
続され、トランジスタ”r’22のエミッタ及びコレク
タはVC6端子に接続されている。すなわち、従来は第
16図、第20図に示したようにラテラルトランジスタ
のコレクタとエミッタとは一方がvcc端子に、他方が
GND端子に接続されるような構成であったのに対し、
本発明ではラテラルトランジスタT r 21 、 T
 r 22のコレクタとエミッタは同じトランジスタに
ついてはv 端子及びGND端子の一方にのみ接続され
てC いる。
このため、ノイズがノードN21やN22に混入しても
、トランジスタT r 21. T r 22はノード
N21゜N22を通してオンするのみで、トランジスタ
Tr 及びTr2□のうち一方がオンすることによって
他方がオンすることは起り得す、よって■。。
端子とGND端子間に電流が流れることはない。
従って、ノードN21.N22にかかるノイズが取り除
かれると電流経路は全く無くなり、ラッチアップはしな
いことになる。
更に、第3図でもわかるように、トランジスタT’22
に流れる電流はそのコレクタ、抵抗R21、vcC端子
、そのエミッタを結ぶ閉ループに流れ、トランジスタT
 r 21はそのエミッタ、コレクタ、抵抗R22、G
ND端子、エミッタを結ぶ閉ループに流れるため、囲り
の回路や内部回路21への影響も少ない。
〔実施例〕
次に本発明の各実施例について説明する。第4図は本発
明の第1実施例の回路図を示す。同図中、第1図と同一
構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。本
実施例の静電保護回路40は、トランジスタTr1のド
レイン又はソース(ノードN43)とvcc端子との間
にツェナーダイオードZD1を接続し、トランジスタT
r2のドレイン又はソース(ノードN42)とGND端
子との間にツェナーダイオードZD2を接続したもので
ある。
また、内部回路21として、PヂャンネルMOS型FE
T Tr3とNチャネルMos型FETTr 4よりな
るCMOSインバータが用いられ、Tr3及びTr4の
各ゲートは入力端子20、T r 1. T r 2の
各ゲート及びT r 1 、 T r 2のソース又は
ドレインの共通接続点(ノードN41)に接続されてい
る。
第5図は第4図に示した回路の構造断面図で、第2図と
同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する
。第5図において、N+拡散層43内に形成されたP+
拡散層44と基板24とはツェナーダイオードzD1を
構成し、またP9拡散層41とその内部に形成されたN
+拡散層42のうちN+拡散層42と基板24によりツ
ェナーダイオードZD2が構成される。
また、第5図に示す如く、寄生のラテラルPNPトラン
ジスタTr41.NPNトランジスタT r 42が形
成される。なお、第2図に示したトランジスタTr、T
r22も第5図において形成されるが、第5図では図示
を省略しである。かかるトランジスタTr、Tr42及
びその周辺の回路は第6図に示す如りになる。
本実施例によれば、第1図と同様の静電保護動作を行な
い、更にそれに加えて次のような特長を有する。
■ 入力端子20にvcCeの入力電圧が印加された場
合、トランジスタTr、のゲート酸化膜37の下に反転
層が形成され、ノードN41の電位がトランジスタTr
2のソース側のN42点に伝わる。このとき、N42点
が負電位であるから、第6図に示す如く、Pウェル(第
5図の25)からN 点に電流’ BElが流れ、トラ
ンジスタ■r42がオン状態になる。これにより、トラ
ンジスタT’42のコレクタ・エミッタ間に電流I。E
lが流れ、ノードN41の負電荷が引抜かれる。
■ 入力端子20にGND■の入力電圧が印加された場
合、トランジスタTr1のゲート酸化膜30の下に反転
層が形成され、ノード”41の電位がトランジスタTr
1のソース側のN43点に伝わる。このときN43点が
正電位であるから、ノード  。
N43から基板24側に第6図に示す如く電流ICB2
が流れ、トランジスタTr41がオン状態になり、Pウ
ェル(第5図の25)側に電流I CF2が流れ、ノー
ドN41の正電荷が引抜かれる。
■ トランジスタT r 1. T r 2のゲート酸
化膜30.36がゲート・ソース間で破壊されても通常
動作による入力リーク電流は流れない。
次に本発明回路の第2実施例について説明するに、第7
図は本発明の第2実施例の回路図を示す。
本実施例の静電保護回路46はトランジスタTr1 、
Tr2の各ゲートを抵抗R71を介してインバータ47
に接続したものである。
この抵抗R71は次段のインバータ47のゲートにかか
る電圧を下げるように橢能し、ゲート酸化膜耐圧をみか
け上向上させる。
この抵抗R11はトランジスタTr1.Tr2のゲート
ポリシリコン抵抗を利用でき、第1図、第2図に示した
原理回路と同一パターン領域で実現できる。
第8図は第7図の構造平面図で、48a、48bはN+
拡散層、49はゲート電極、50.51はコンタクトホ
ール、52は電極で、これらはトランジスタTr1を構
成している。また、53a。
53bはP+拡散層、54はゲート電極、55はコンタ
クトホールで、これらは電極52と共にトランジスタT
r2を構成している。
かかる構成において、ゲート電極49のポリシリコン抵
抗により前記抵抗R71が構成されている。
次に本発明の第3実施例について第9図と共に説明する
。本実施例は第1実施例と第2実施例とを複合したもの
で、第9図中、第4図及び第7図と同一構成部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。
第9図に示す静電保護回路57は前記した第1及び第2
実施例と同様の効果を奏する。
なお、以上説明した静電保護回路22.40゜46及び
57はそれ自体トランジスタ構造であるため、幅W、長
さしのサイズは容易に既存の技術で最適化でき、従って
面積も用途に合わせて自在に変化することができる。ま
た、静電保護回路自体のゲート酸化膜厚のみを厚くする
こともできる。
更に、静電保護回路22.40.46及び57を製造す
るためのマスクパターンは無数に考えられる。また、以
上の説明ではトランジスタTr1゜T r 2は夫々1
個ずつのトランジスタとして説明したが、各々は成るW
サイズが決まれば、ソース・ドレイン間で並列で、ゲー
トは同一パターンにした複数のトランジスタにより構成
しても何ら影響なく所期の目的を達成することができる
。また、並列トランジスタのゲート長りも夫々異なるゲ
ート長にしてもよい。
更に、上記の実施例では静電保護回路を入力保護回路と
して説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、一般に集積回路の静電保護用として、広く適用でき
るものである。
〔発明の効果〕
上述の如く、本発明によれば、以下の数々の特長を有す
るものである。
■ 寄生のラテラルトランジスタのコレクタ。
エミッタが同じ電源端子に接続されるため、ラッチアッ
プが発生しない。
■ 特に高電圧で低容量のパルス状入力電圧に対してオ
ン状態となったトランジスタに大電流が流れないので、
ドレイン領域の破壊やドレイン・ソース間のショート破
壊は発生せず、好適に静電破壊の防止を行なうことがで
きる。
■ CMOSトランジスタ構造であるため、ある程度の
幅、長さのサイズの変更が可能であり保護回路の面積を
調整でき、高集積化が可能である。
■ 内部回路の入力だけでなく、出力端子にも設け、ラ
ッチアップの発生を防止できる。この場合はトランジス
タの幅サイズは入力保護に用いたときよりも小さくて済
む。
■ CMOSプロセスであれば、プロセスに特別な工程
を付加しなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理構成図。 第2図は第1図の構造断面図、 第3図は第2図の要部回路図、 第4図は本発明の第1実施例の回路図、第5図は第4図
の構造断面図、 第6図は第5図の要部回路図、 第7図は本発明の第2実施例の回路図、第8図は本発明
の第2実施例の構造平面図、第9図は本発明の第3実施
例の回路図、第10図乃至第12図は夫々従来回路の各
個を示す回路図、 第13図は第10図図示回路の保護動作説明図、第14
図は第10図図示回路の問題点説明図、第15図は第1
0図図示回路の構造断面図、第16図は第15図の要部
回路図、 第17図及び第18図は夫々第11図図示回路の保2!
!動作説明図、 第19図は第11図図示回路の構造断面図、第20図は
第19図の要部回路図 である。 図において、 21は内部回路、 22.40.46.57は静電保護回路、T r 1は
NチャンネルMOS型電界効果トランジスタ(FET)
、 Tr2はPチャンネルMOS型電界効果トランジスタ(
FET)、 ZD 、ZD2はツェナーダイオード、R71は抵抗 を示す。 特許出願人 富 士 通 株式会社 同   株式会社 九州富士通エレクトロニクス 市4ミ川の汚理構べ国 簗1 図 フッ 第4−1図N卸むiコ国 42図 第2囮の杆巨頂瓢図 窮3図 オ婦シ用の第4宍オ色例f1目禦ド目 可4図 第5司0手岬回路用 46ノ +v!刈ハ箒2大糖7?’J/)10賂困嘉7叉 埠qト明/)茶21!榊1の棒はE平酌図本完シ用のI
s3寅処歩1i回モジ図 第9 図 挙わ帆ri:Jヌ弧/)−?lの匝凌番図ネξ未回路、
め忙り網の司責I目 第−1図 第12ヌ ;I−yo酊り従来ビ1遺啄1;よる不戦察芝勧イ乍f
i月口413図 真14図 竿7.5″図の妻部の回濱シ因 第16図 零17図 418= 蔓lデも日型lダトロ路図 420図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)NチャンネルMOS型電界効果トランジスタであ
    る第1のトランジスタ(Tr_1)と、PチャンネルM
    OS型電界効果トランジスタである第2のトランジスタ
    (Tr_2)とよりなり、 該第1及び第2のトランジスタ(Tr_1、Tr_2)
    の両ゲートを共通接続し、該第1のトランジスタ(Tr
    _1)のドレイン及びソースのうち一方を第1の電源端
    子に接続すると共に、該第2のトランジスタ(Tr_2
    )のドレイン及びソースのうち一方を該第1の電源端子
    よりも電位の低い第2の電源端子に接続し、 該第1及び第2のトランジスタ(Tr_1、Tr_2)
    のドレイン及びソースのうち該第1及び第2の電源端子
    に接続されていない他方の各端子を、該第1及び第2の
    トランジスタ(Tr_1、Tr_2)の各ゲートと内部
    回路(21)に夫々共通接続するよう構成したことを特
    徴とする静電保護回路。
  2. (2)前記第1及び第2のトランジスタ(Tr_1、T
    r_2)のドレイン又はソースと第1、第2の電源端子
    との間に、第1及び第2のツェナーダイオード(ZD_
    1、ZD_2)を夫々別々に接続したことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の静電保護回路。
  3. (3)前記第1及び第2のトランジスタ(Tr_1、T
    r_2)の各ゲートと前記内部回路(21)の入力端又
    は出力端との間に抵抗(R_7_1)を設けたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の静電保
    護回路。
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