JPH01114652A - 空気調和機の室温設定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空気調和機の室温設定方法に関する。

従来の技術 従来、ビル用の空気調和機では、冷房運転と暖房運転と
を自動的に切換えて室温を調節するような機能を有して
いるが、このようなタイプの空気調和機の室温設定方法
は、冷房時の設定室温と暖房時の設定室温とが一定の関
係で決まってお９、その範囲内で設定するような方法で
あった。たとえば、第４図に従来の方法の一例を示すが
、直線１が冷房の設蝋室温を、直線２が暖房の設定室温
を表わしている。室温の設定は、設定位置を選択するこ
とにより行なわれ、Ａ点を設定位置として選択すると、
冷房設定室温はＡ点より垂直に引いた直線２ｏと冷房設
定室温を示す直線１との交点ＴＣとなシ、同様に暖房設
定室温はＴＨとなる。

設定位置Ａ点を左右に変えることにより、冷房設定室温
Ｔｃおよび暖房設定室温ＴＨは、それぞれ直線１，２に
沿って変化する。空気調和機は室温が冷房設定室温Ｔｃ
より高い場合に冷房運転を行ない、室温が暖房設定室温
ＴＨより低い場合には暖房運転を行ない、また、室温が
設定室温ＴｃとＴＨとの間にある停止帯Ｓの場合は停止
となる。したがって、従来の空′ＩｊＡ調和機の室温設
定方法では、冷房時期には冷房設定室温Ｔｃ近辺に室温
が調節され、暖房時期には暖房設定室温ＴＨ近辺に室温
が調節されるものであった。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の方法では空気調和機の室温設定値は、
使用者の好みや、節電に対する考え方や、設置環境など
の差異により、−律に決定することはできないものであ
るが、従来の空気調和機の室温設定方法によると、ある
設定位置を選択すると、すなわち、たとえば第４図に示
すＡ点を選択すると、冷房設定室温と暖房設定室温とが
一義的に決定されてしまうので、実質的には冷房時期と
暖房時期とで室温設定位置を変更しなければならず、操
作性が煩雑となるという問題点を有していた。

本発明は上記従来例の問題点を解消し、操作性を向上さ
せることができる空気調和機の室温設定方法を提供する
ことを目的とする。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、空気調和機用の
室温調節器の操作で、冷房時と暖房時の室温設定を、そ
れぞれ個別に行ない、さらに冷房設定室温が暖房設定室
温より常に大となるように温度差を設け、かつその温度
差が最少でも、ある一定温度差以下とはならないように
して、冷房設定室温および暖房設定室温を設定するよう
な方法で空気調和機の室温設定するようにしたものであ
る０ 作　　用 この方法により、冷房時の設定室温と暖房時の設定室温
とは別々に設定することとなり、その設定温度は、ある
一定値以上の温度差を持ち、常に冷房設定室温が高く設
定されるように操作を行なうこととなる。

実権例 以下に本発明による一実施例を第１図〜第３図にもとづ
いて説明する。第１図は、本発明による室温設定方法を
実現した一実施例の制御ブロック図である。すなわち比
較手段１３は、冷房設定手段１１と暖房設定手段１２と
から、それぞれの室温設定値を入力して大小関係を比較
し、その結果を補正手段１４に出力する。この補正手段
１４では、冷房設定室温が暖房設定室温よりも、ある−
定の温度差だけ高ければ、前記冷房および暖房設定手段
１１．１２で設定された室温設定値を室温調節手段１６
および表示手段１７に出力し、前記条件を満たさない場
合は、前記条件を満足するよう冷・暖房設定手段１１．
１２で設定された室温設定値を補正して出力する。前記
室温調節手段１６は、前記補正手段１４より室温設定値
を入力し、室温検出手段１５で検知した室温と比較して
、冷房か暖房かまたは停止かを決定して運転信号１８を
出力する。

このような構成で、室温設定を行なう場合の一例を第２
図にもとづいて説明する。初期の設定室温は、第２図ａ
に示すように、冷房時が”Ｃｏで暖房時が”ＨＯとなっ
ているとする。この場合、室温が冷房設定室温Ｔｃ０以
上であると冷房運転、”ＨＯ以下であると暖房運転、”
Ｃｏと”Ｈｏの間であると停止となる。このように第２
図ａの初期状態より冷房の設定位置を低温側の方向に変
更操作した状態を示したのが第２図すである。すなわち
冷房の室温設定がＴｏｏよりＴｃ１に変化し、暖房の室
温設定値”ＨＯは変化しない。ただしここで設定の温度
差”ＣＩ”ＨＯ）は、許容できる最小温度差りに等しい
ものとし、これ以下の温度差にならないようにマイクロ
コンピュータ（第３図）で演算される。第２図すより、
さらに冷房の設定位置を下げる操作をした場合には、冷
房設定室温と暖房設定室温との差が、許容できる最小温
度差りに等しくなるようにすなわち温度差りを保持しな
がら暖房の設定温度値も同時に”ＨｏよりＴＨｌに下が
り、第２図Ｃの状態となる。さらに冷房設定温度を下げ
ると暖房の設定室温が最小になることになり、それ以上
は変化しない。これが第２図ｄの状態である。このｇ２
図ｄの状態より、冷房設定室温を逆に上げる操作とする
と、暖房設定室温ＴＨ２は変化せず冷房設定室温のみ上
昇することになり第２図ｅの状態のように停止域が大き
くなるのである。

第３図は、具体的な回路例を示す。スイッチＳＷ１は冷
房室温設定を行なうためのもので、押す毎に信号がマイ
クロコンピュータｉＣ１に伝わり、マイクロコンピュー
タｉＣ１は、冷房設定温度をたとえば１ｄｏｇづつ変化
させる。スイッチＳＷ２は、暖房室温設定用でスイッチ
ｓｗ１と同様な働きをする。マイクロコンピュータｉＣ
１は、第１図の制御ブロック図の比較手段１３、補正手
段１４、および室温調節手段１６の動作を行ない、運転
信号１８を出力し、さらに発光ダイオードＤ１゜Ｄ２〜
Ｄｎで構成される表示手段１７に設定温度を出力する。

サーミスタＴＨは室温を検知するためのもので、抵抗Ｒ
１３とで分圧した電圧を、前記マイクロコンピュータｉ
Ｃ１に出力する。

発明の効果 前記実施例の説明より明らかなように本発明は、室温設
定操作を行なう場合、冷房と暖房の室温設定を個別に行
なうことができ、冷房設定室温が暖房設定室温より、常
にある一定温度差以上高くなるような設定方法としたか
ら、自由度の高い室温設定が可能とな９、空気調和機の
設置環境および使用者の好みに対応した室温設定を行な
うことができ、−度室温設定を行なえば、冷房時期と暖
房時期とで設定を変更させることが不要になり、操作性
を向上させるという効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の室温設定方法を実現した一実施例の制
御ブロック図、第２図は本発明の室温設定方法を具体的
に説明した図、第３図は具体的な回路例を示す図、第４
図は従来例の室温設定方法を説明した図である。 １１・・・・・・冷房室温設定手段、１２・・・・・・
暖房室温設定手段、１３・・・・・・比較手段、１４・
・・・・・補正手段、１６・・・・・・室温検出手段、
１６・・・・・・室温調節手段、１７・・・・・・表示
手段。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第　
１　図 第　２　図 （（２，）　　　　　　　　　　　（ｄ）（ｂン　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
（ｅｌ（Ｃ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 空気調和機用の室温調節器の操作で、冷房時と暖房時の
   室温設定をそれぞれ個別に行ない、さらに冷房設定室温
   が暖房設定室温より常に大となるように温度差を設け、
   かつ、この温度差が最少でもある一定温度以下とはなら
   ないようにして、冷房設定室温および暖房設定室温を設
   定する空気調和機の室温設定方法。