JPH01113969A - 磁気デイスク装置のヘツドアーム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は磁気ディスク装置のヘッドアーム装置の改良
に係り、特にヘッドアームの異常移動を弾性的に複数段
で停止させるようにしたヘッドアームの停止装置に関す
るものである。

〔従来の技術〕

一般に磁気ディスク装置は、多段に積み重ねられた磁気
ディスクと各磁気ディスク上の対応するトラックに近接
してデータの書込みまたは読取りを行う磁気ヘッドを有
し、この磁気ヘッドは磁気ディスク上をぞの半径方向に
移動可能であって目標のトラックを高速にアクセスする
ことができ也このアクセスを実行するため９通常、上記
磁気ディスクの１つはサーボディスクとして位置情報が
書き込まれである。また、このサーボディスクから上記
位置情報を読み取り上記磁気ヘッドと一体に移動するサ
ーボヘッドが設けられており、このサーボヘッドから出
力された位置情報信号をもとに位置決め制御がなされ上
記アクセスが実行される。ところが、制御回路の故障等
で無制御状態になると上記磁気ヘッドが異常移動、すな
わち暴走する場合があり、このような場合には上記磁気
ヘッドは上記磁気ディスクの予備領域である磁気ヘッド
浮上保証領域を越えてしまうので、！ａ気気ディスク上
小突起に衝突しヘッドクラッシュを起す恐れがあった。

このため従来は第６図に示すように、磁気ヘッド１４）
の移動を司るヘッドアーム］３）にストッパピンα９を
突設し、このストッパピンα９を下部ハウジング１１１
に取付けた左右一対の板ばねからなるストッパ［＋４１
と当接させることにより、上記磁気ヘッドが磁気ヘッド
浮上保証領域を越えないようにしたものが知られている
。なお、第６図中（６１は回転軸。

（５）はヘッドアーム（３１に設けられたコイル、（７
）は磁気回路を示し、これらはコイル（５）に通電され
ると磁気回路（７）から発生している磁界との相互作用
によりコイル（５１に力を生じ、ヘッドアーム１３）が
回転軸（６）を中心に矢印方向に回動して磁気ヘッド（
４）を移動するアクチュエータをなしている。

しかし、この従来のものにおいては、制御回路の故障等
でヘッドアーム（３）が暴走したときストッパピンα９
が板ばねのストッパ＋１４１に衝突することにより、ヘ
ッドアーム＋３１の動きを強制的に止めるものであるた
め、その衝撃で磁気ヘッド（４）がヘッドクラッシュを
起さないようにする必要があり、このためストッパＩに
は板ばねの使用は欠かせないものであった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の磁気ディスク装置のヘッドアーム装置は以上のよ
うｌこ構成されているので、ヘッドアーム１４＋が暴走
し、そのストッパピンａ３が板ばねであるストッパ１２
に比較的弱く衝突したときは、板ばねのストッパａ２の
たわみも適度に生じ、磁気ヘッド（５）が磁気ヘッド浮
上保証領域を越えることがなく。

しかも大きな衝撃も受けないため、ヘットクラッシュは
発生しないが、ヘッドアーム１４）がストッパα２に強
く衝突したときは仮ばねのストッパａ３が大きくたわみ
、ｆａｌ’ｃヘッド＋５１が磁気ヘッド浮上保証領域を
越えてしまうという問題点があり、この点はアクチュエ
ータの高速化とともにますます重大な問題となってきて
いる。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、ヘッドアームが暴走しストッパに強く衝突し
たときでも、磁気ヘッドが磁気ヘッド浮上保証領域を越
えることな（、シかも大きな衝撃を受りることなく停止
することができるようにした磁気ディスク装置のヘッド
アーム装置を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る磁気ディスク装置のヘッドアーム装置は
、磁気ヘッドを有し駆動部により移動されるヘッドアー
ムと、このヘッドアームの移動範囲を規制するように設
けられ上記ヘッドアームの異常移動を弾性的に次数段で
停止させる複数の停止装置を倫えてなるものである１、 〔作　用〕 この発明における停止装置は、複数の停止装置が段階的
に働き、前段から後段の停止装置に行くに従って減速さ
れる程度が増すように構成されているので、ヘッドアー
ムが停止装置に弱く衝突したときはｉ？１７段の停止装
置で減速されて停止し、ヘッドアームが停止装置に強（
衝突したときは前段から後段の停止装置へと段階的に減
速されて行きイ・Ｃ二止に至る。

〔実施例〕

以下この発明による磁気ディスク装置のヘッドアーム装
置の一実施例を第１図ないし第５図に基づいて説明する
。第１図は本実施例であるヘッドアーム装ｆｉ／ｊの平
面図で、１１）は装置の基盤となる下部ハウジング、（
２）はこの下部ハウジングに取付けられた上部ハウジン
グ、（３）は一方の端部に磁気ヘッド１４１を有し他方
の端部にはコイル（５）を消したヘッドアームで、その
中心部は下部ハウジング＋１１と上部ハウジング（２）
により軸支された回転軸（６１に装着され上部ハウジン
グ（２）と下部ハウジング１１；と−定の間隔を保ちな
から回動可能となっている。（７１はこのヘッドアーム
（３）端部のコイル（５）を覆うように下部ハウジング
（１）上に設けられた磁気回路で。

上記コイル（５）とでヘッドアーム１３）の駆動部を形
成している。第２図はコイル（５）の正面図と側面図で
。

コイル（５）はボビン（８）にワイヤ（９）を図に示す
ように巻きつけることにより形成されている。第３図は
磁気回路＋７１の構造を示しており１図中ｑ１１は一端
が開口した断面コ字状のアウターヨーク、ａυはその開
口部を塞ぐように設けられた平安状のベースヨーク、　
０３はアウターヨークの内壁間にベースヨークｏｎにほ
ぼ平行にかつ内壁のほぼ中心に横通しされた細板状のセ
ンターヨークで、磁気回路（７）内に配置されたコイル
（５）のボビン中空部（イ）を貫通しその両端部は両内
壁に固着されている。１１３１は磁気回路（７）に磁束
を与える永久磁石で、コイル（５）の移動範囲をカバー
する広さの平板状をしており、アウターヨーク＋１（Ｉ
の上部内壁とベースヨークαυの内壁に第３図に示す極
性で固着されている。

第１図の０４は制御回路（図示せず）の故障等で無制御
状態になりヘッドアーム（３）が暴走し所定の移動範囲
を越えたとき、ヘッドアーム（３；の下面部に下部ハウ
ジングＩｌ＋に向けて突設されたストッパピンα９と衝
突しヘッドアーム（３）が移動するのを規制するように
下部ハウジング１りに左右一対に設けられた停止装置と
しての第１のストッパであり。

本実施例では板ばねを使用している。上記ストッパピン
α９は常時第１のストッパα４である左右一対の板ばね
の間に位置するように設けられている。

ａθはヘッドアーム（３）が暴走し第１のストッパα瘤
がストッパピンα９と係合中にヘッドアーム１３）が更
に所定の移動範囲を越えたとき、ボビン（８）の側面部
Ｕηと衝突しヘッドアーム（３）が移動するのを規制す
るように磁気回路（７）に左右一対に設けられた停止装
置としての第２のストッパであり２本実施例では硬質ゴ
ムを使用している。この第２のストッパ（ＩＧは第３図
に示されるようにアウターヨークＯａの内壁とセンター
ヨークａ２の固着部分の上下２個所針４個所にアウター
ヨークＯＱの内壁とセンターヨークａ２の両方に接する
ように設けられている。

次に上記実施例の動作について説明する。第３図におい
てコイル（５）に電流が流されると、磁気回路（７１で
発生している磁界との相互作用によりコイル（５）に力
が生じ、その電流の方向を変えることによりヘッドアー
ム＋３１は磁気ディスク（図示せず）上で中心方向また
は外周方向に回動する。磁気ヘッド（４）を目標の位置
に位置決めするとき、上記制御信号によって制御される
ヘッドアーム（３１の速度は第４図の実線で示されるよ
うに加速、定速、減速の順に調節され、磁気ヘッド＋４
１は目標の位置に停止する。しかしながら、制御回路の
故障等で無制御状態になると、第４図の点線で示される
ようにヘッドアーム（３）は加速され続けることになり
。

このときヘッドアーム１３１が板ばねの第１のストッパ
ａ４に衝突する速度は故障が発生したときのヘッドアー
ム１３）の位置にもよるが、起りうる最高速度で衝突し
た場合でも衝撃によりヘッドクラッシュを起さないよう
に板ばねは大きくたわみヘッドアーム（３）は減速され
る。ストッパピンａ９が板ばねと係合中に磁気ヘッド＋
４１が所定の位置迄移動すると。

ヘッドアーム（３）に設けられたボビン（８１の側面部
αηが磁気回路（７）に設けられた硬質ゴムの第２のス
トッパ（ＩＧと衝突し、ヘッドアーム（３）は急激に減
速し速やかに停止する。このときの状態をグラフ化した
ものが第５図に示されている。第５図の折線グラフはヘ
ッドアーム（３）が第１のストッパσ４である板ばねと
第２のストッパａｅである硬質ゴムとに連続して衝突し
たとき、その板ばねのたわみの幅と反発カッ大キサノ関
係を表したものである。図中。

ｔｌは第１のストッパしかない従来例の場合の板ばねの
最大たわみの幅を示しておりｅ　　ｔ２は本発明の場合
に第１．第２のストッパの両方に衝突したときの板ばね
の最大たわみの所：を示しこおり途中で第２のストッパ
である硬質ゴムと衝突するためにん大たわみの輻ｔ２は
従来例の場合の６１と比較して非常に短い。

以上のように実施例は従来例に比べ扱ばねの最大たわみ
の幅が短い、すな４）ちヘッドアーム（３）を停止させ
るための制動距離が短いことにより磁気ヘッド（４）は
磁気ヘッド浮上保証頭載を越えることはない。

なお、上記実施例においてはストッパが第１゜第２の２
つである場合を示したが、ヘッドアーム（；（１の加速
時の速度、すなわち暴走時の速度が上記実施例より速い
場合は、ストッパの数を第３．第４と追加することによ
り目的とするヘッドアームの停止装置を得ることができ
る。また、上記実施例では第２のストッパを第１のスト
ッパと四転紬１６）を挾んで反対側に設けであるが、第
１のストッパと同じ側に設けてもよい。更に、ストッパ
ピン０５１はヘッドアーム（３）側に設け、第１のスト
ッパαをと第２のストッパｉＩＧは下部ハウジング１１
）側に設けであるが、この逆にストッパビン＋Ｉｓを下
部ハウジングｉｌｌ側に、第１のストッパ（１４１と第
２のストッパａｔｉをヘッドアーム１３）側に設けても
効果は同じである。

〔発明の効果〕

この発明における停止装置は、複数の停止装置が段階的
に働き、前段から後段の停止装置に行くに従って減速さ
れる程度が増すように構成したことによりヘッドアーム
が停止装置に弱く衝突した場合はもとより強く衝突した
場合でもヘッドアームは複数の停止装置からの段階的な
緩衝作用を受け、磁気ヘッド浮上保証領域を越えること
なく停止するので、暴走等の異常移動が発生してもヘッ
ドクラッシュを起さないで停止する磁気ディスク装置の
ヘッドアーム装置が得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による磁気ディスク装置のヘッドアー
ム装置の一実施例を示す平面図、第２図はそのボビンを
示す平面図と側面図、第３図は第１図の矢印口側より見
て示す磁気回路の構成図。 第４図は磁気ヘッドが目標の位置まで移動するときの磁
気ヘッドの速度変化を示す折線グラフ、第５図はヘッド
アームが第１のストッパおよび第２のストッパと衝突し
たときの板ばねのたわみの幅と反発力の大きさの関係を
示す折線グラフ、第６図は従来の磁気ディスク装置のヘ
ッドアーム装置を示す平面図である。 図において、＋１１は下部ハウジング、（２）は上部ハ
ウジング、１３Ｉはヘッドアーム、（４）は磁気ヘッド
。 ＋５１はコイル、（６）は回転軸、（７）は磁気回路、
（８）はボビン、　１４１は第１のストッパ、α９はス
トッパピン。 ＱＧは第２のストッパ、顛は側面部である。 なお１図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気ヘッドを有し駆動部により移動されるヘッドアーム
   と、このヘッドアームの移報範囲を規制するように設け
   られ上記ヘッドアームの異常移動を弾性的に複数段で停
   止させる複数の停止装置を備え、この複数の停止装置は
   段階的に作用し前段から後段の停止装置に行くに従つて
   停止能力が増すように構成されていることを特徴とする
   磁気ディスク装置のヘッドアーム装置。