JPH01108536A - ストロボ装置における配光制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ストロボ装置における配光制御装置に関し、
より詳細には、遠距離に位置する被写体と近距離に位置
する被写体の両方を含む撮影筒をストロボ撮影するに好
適な配光ができるストロボ装置における配光制御装置に
関するものである。

［従来の技術］ 一般に、ストロボ撮影をする場合に、その撮影画面に含
まれる複数の被写体の距離が略一定な場合には、カメラ
本体に一体なストロボ装置の１つの閃光放電管からの照
射光でもって撮影画面中の大部分の被写体を均等に照射
することができ、その結果、略満足するストロボ撮影画
面が得られる。

しかし、このようなストロボ照射で撮影をする場合には
、被写体照明光源がいわゆる点光源であるので被写体の
背景の壁面等にかなり強い影を生じてしまう。このため
に最終的に得られる写真が不自然で見苦しいものとなっ
てしまう。

一方、踊影画面の中に、遠距離に位置する被写体と近距
離に位置する被写体の両方が含まれる場合には、遠距離
に位置する被写体と近距離に位置する被写体のそれぞれ
における露光量の比が非常に大きくなってしまい、フィ
ルムの有する所定のラチチュードの上限値もしくは下限
値を越えてしまう。

即ち、第５図と第６図に示すように撮影領域Ａなる倣形
画角０Ｒを有するカメラ本体１００に固定されたストロ
ボ装置２００の照射光Ｐなる発光角θＰて、かつストロ
ボ装置２００の受光ビームＲなる受光角θ。でオートス
トロボ踊影をする際に、カメラ本体１００を基点とする
、被写体距離ρ。を有する被写体Ｑｏと、この被写体Ｑ
。より遠い距離のそれぞれに被写体距離９１〜ρ４に位
置する被写体０１〜Ｑ４が含まれる場合には、その受光
素子の受光ビームＲなる受光角θＡｈ”Ｖ？ｒ影領域Ａ
の中央部を測光するようになっているので、中距離にお
ける被写体距離９１〜り、を有する被写体０１〜Ｑ３が
、略適正露光になる。

一方、極近距離の被写体距離〃ｏを有する被写体Ｑ。が
露光オーバーとなり、遠距離の被写体距離、０４を有す
る被写体Ｑ４か露光アンダーとなってしまう。

このために、ストロボ本体２００の位置をカメラ本体１
００から離し、同ストロボ本体２００から各被写体Ｑ。

〜Ｑ４のそれぞれに対して略等しい距離になるようにセ
ットしてストロボ発光することが行なわれることがある
が、場所の制約等で必ずしも満庁のいくセットを行うこ
とかできない。

上述の問題を完全に解消するには、被写体の近距離、中
距離、遠距離のそれぞれに対応するストロボ照射光を与
えるように複数のストロボ装置を各距離に対応する位置
に設置した倣形、いわゆる−　３〜 多灯発光ストロボ撮影をすれば良いのであるが、このよ
うにすると各ストロボ装置のシンクロコート接続やスト
ロボ装置の固定等々が非常に繁雑になり、かつ、露光状
態の調整も複雑な操作を要求され、機動性が著しく阻害
されてしまい、スナップ写真等の操作性を重視するスト
ロボ撮影には、適応できないものである。

一方、−船釣にストロボ撮影は室内で行なわれることが
多く、この場合に、被写体への照明はストロボ装置の発
光部からの直接光成分で支配的になされ、これと商時に
室内の壁面や天井面や床面からの間接光成分（バウンス
光成分）でもなされるようになっている。

従って、ストロボ装置の発光部を天井面等のバウンス面
に向けて発光させ、このバウンス面からの光で被写体を
照射することによって近距離被写体と遠距離被写体の両
方に対して略均等に照明がされるようなバウンス倣形が
行なわれている。

しかしながら、このようなバウンス踊影においては、被
写体への照明をストロボ装置の発光部からの直接光成分
で支配的（行う場合に比して、被写体の全てに光が回り
こんだ写真が得られるものの、依然として近距離被写体
と遠距離被写体の両方の輝度差が大きくなる場合が多く
、フィルムのラチチュードの上限値や下限値を越える虞
がある。

また、室内でストロボ撮影をする際に得られる写真は、
各距離の被写体の全てに光が回りこんだ、写真が望まれ
ている。

このためには、上述したと同様の多灯発光ストロボを用
いてバウンス随彰を行えばよいのであるが、機動性が著
しく阻害されてしまい、スナップ写真等の操作性を重視
するストロボＲ影には、適応できないものである。

し発明が解決しようとする問題点］ このような従来のストロボ撮影は、近距離被写体と遠距
離被写体の両′方を含む倣形画面のストロボ撮影を行う
場合に、被写体の一部分を犠牲にした撮影しか行うこと
ができず、また、その犠牲を除去するには複数のストロ
ボを非常に複雑に設置したり、その調整が必要になり、
現実的な解決とはならないという問題がある。

そこで、本発明の目的は、複数の閃光放電管を用いるこ
となく、被写体の各部に光が回った写真を得るための配
光が容易にできるストロボ装置における配光制御装置を
提供することにある。

［問題点を解決するための手段および作用１本発明に係
るストロボ装置における配光制御装置は、ストロボ装置
を形成する閃光放電管による放射発光強度分布を、撮影
画面の外方寄りに照射強度重心軸が位置するように形成
する配光制御装置を具備するように構成することを特徴
とするものである。

し実　施　例」 以下本発明の実施例を第１図ないし第４図を用いて詳細
に説明する。

第１図は、本発明に係るストロボ装置における配光制御
装置の一実施例を示す斜視図である。

図において、ストロボ本体２００の前部に配設された発
光窓２０１には、配光制御装置３００が発光窓２ＣＮに
対して着脱自在に装着されるようになっていて、配光制
御装置３００は、長角状の枠体３０１とこの枠体３０１
の前面に固定された変換板３０２とで形成されている。

この変換板３０２は、プラスチックで形成され、その表
面にフレネルレンズ面を有している。

この変換板３０２のフレネルレンズ面の働ぎは第２図（
Ａ＞に示すように変換板３０２に入射される閃光放電管
からの光束Ｐｏを拡げ、かつ撮影画面の外方寄りに照射
強度重心軸が位置するような光束Ｐ１にするもので、そ
の場合の発光強度は、第２図（Ｂ）に示すように撮影画
面の領域Ａの部分においては、低い強度を示し、外方寄
りに照射強度が強くなっている。

また、このような配光制御装置３００は、発光窓２０１
に対して着脱自在になっているか、発光窓２０１の前方
に固定されるようにしてもよい。

また、本発明は、上述の例のみならず第３図に示すよう
に閃光放電管２’０２の後方に配設された反射傘２０３
の形状を変化させることによっても達成される。即ち、
反射傘２０３の形状を撮影画一　　７　− 面Ａの外方寄りに照射強度重心軸が位置するような適宜
の形成に成形加工することによって撮影画面Ａの外方寄
りに照射強度重心軸が位置した状態になる。

さらに、第４図（Ａ＞に示すように閃光放電管２０２の
後方に従来同様の形状で配設された反射傘２０３′に対
向してその放射開口の中央部分に別の反射板２０４を所
定の曲面で配設し、そのときの発光強度が第４図（Ｂ）
に示すように敵影画面Ａの外方寄りに照射強度重心軸が
位置するにすればよい。

また、上述のいずれの例に対してもいえることは、放射
光束の分布を上方部で強くし、下方部で弱くなるように
することによってより実態に即した強度分布とすること
かできるのである。このような変形例は、−船釣には撮
影画面の上部には多くの場合、遠い距離にある壁面等の
被写体が存在するという考えに基づいており、撮影画面
の上部の露光アンダーを極力少なくするようにすること
が望ましい。

−８＝ し発明の効果１ このように本発明に係るストロボ装置における配光制御
装置は、放射発光強度分布を、撮影画面の外方寄りに照
射強度重心軸が位置するように覆るようにしているので
、近距離被写体と遠距離被写体の両方を含む撮影画面の
ストロボ撮影を行う場合に、被写体の一部分を犠牲にす
ることなく、また、非常に複雑な設置や調整を必要とし
ないので、機動性に優れ、極めて操作性に優れたストロ
ボ光源を提供することができる。

また、本発明に係るストロボ装置における配光制御装置
は、撮影画面のすべての領域に均等な光照射ができるの
で近距離被写体と遠距離被写体の両方を含む撮影画面の
ストロボ撮影を被写体のストロボ撮影のみならず、被写
体の距離の差が少ない撮影画面のストロボ撮影において
も撮影画面の各部で不自然な強い影が生じることが防止
される。

なお、本発明に係るストロボ装置における配光制御装置
は、普通ストロボのみならずストロボに受光部を有する
自動調光ストロボやＴＴＬ自動調光ストロボや王Ｔ１−
ダイレクト自動調光ストロボのいずれにも適用すること
ができる。

また、本発明に係る配光制御装置において、ストロボに
対する取付態様は、発光窓部に着脱自在に被せる形式で
市ったり、発光窓部に固定した形式であったり、発光窓
部のプロテクター板の前部に密着して装着する形式であ
ったり等々の種々の態様があり、これらのいずれを採用
するかの選定は設計の自由に任されるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示すストロボ装置におけ
る配光制御装置の斜視図、 第２図（Ａ＞は、同じくその照射光束の関係を示す線図
で、第２図（Ｂ）は、その強度分布を示す線図、 第３図は、本発明の他の実施例を示すストロボ装置にお
ける配光制御装置の概略平面図、第４図（Δ）は、本発
明のざらに他の実施例を示すストロボ装置における配光
制御装置の一部破断図で、第４図（Ｂ）は、その照射光
束の関係を示す線図、 第５図と第６図は、従来の問題点を説明するための線図
である。 ２００・・・・・・・・・ストロボ本体２０１・・・・
・・・・・発光窓 ２０２・・・・・・・・・閃光放電管 ２０３．２０３’・・・・・・・・・反射傘２０４・・
・・・・・・・反射板 ３００・・・・・・・・・配光制御装置３０１・・・・
・・・・・枠体 ３０２・・・・・・・・・変換板 く 一部　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＾ω

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）ストロボ装置を形成する閃光放電管による放射発
   光強度分布を、撮影画面の外方寄りに照射強度重心軸が
   位置するように形成する配光制御装置を具備することを
   特徴とするストロボ装置における配光制御装置。
2. （２）閃光放電管の前方に光を放射させるために同閃光
   放電管に対向して配設された反射傘の形状を、撮影画面
   の外方寄りに照射強度重心軸が位置するように形成した
   配光制御装置を具備することを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載のストロボ装置における配光制御装置。
3. （３）閃光放電管の前方の発光窓に着脱自在に装着され
   、撮影画面の外方寄りに照射強度重心軸が位置するよう
   に、上記閃光放電管からの発光照射分布を変換する配光
   制御装置を具備することを特徴とする特許請求の範囲第
   １項または第２項記載のストロボ装置における配光制御
   装置。
4. （４）閃光放電管の前方の発光窓に固定され、撮影画面
   の外方寄りに照射強度重心軸が位置するように、上記閃
   光放電管からの発光照射分布を変換する配光制御装置を
   具備することを特徴とする特許請求の範囲第１項または
   第２項記載のストロボ装置における配光制御装置。