JPH01103902A - 酸素供給用包装体 - Google Patents

酸素供給用包装体

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JPH01103902A
JPH01103902A JP26055387A JP26055387A JPH01103902A JP H01103902 A JPH01103902 A JP H01103902A JP 26055387 A JP26055387 A JP 26055387A JP 26055387 A JP26055387 A JP 26055387A JP H01103902 A JPH01103902 A JP H01103902A
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JP
Japan
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oxygen
water
layer
inner membrane
packaging material
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Application number
JP26055387A
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English (en)
Inventor
Takeo Fujimoto
藤本 武男
Masafumi Noguchi
野口 政文
Yoshimi Taguchi
吉美 田口
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MISUZU SHOKAI KK
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
MISUZU SHOKAI KK
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J7/00Apparatus for generating gases
    • B01J7/02Apparatus for generating gases by wet methods

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、酸素供給用包装体、殊に、魚介類を収容また
は運搬する際に水中を富酸素環境にするための醜素発生
性包装体に関するものである。
従来の技術 魚介類の運搬に際しての酸素欠乏による魚介類の死亡ま
たは鮮度低下を防止する方法の一つとして、ボンベから
酸素を水中に供給することが行われているが、ボンベは
重量的に極めて重く、スペースも占拠するため、適用範
囲が制限される。
そこで、簡便な酸素供給手段がいくつか提案されている
たとえば、特開昭60−176904公報には、水に不
溶の過酸化物(過酸化バリウム等)、触媒(二酸化マン
ガン等)および水質調整剤(亜硝酸ナトリウムおよびリ
ン酸第−カルシウム)を含有する混合物を固形化した酸
素発生固形剤を、魚介類運搬の際に使用する槽に投入し
て酸素を発゛生ずるようにすることが示されている。
特開昭57−123804公報には、酸化レニウムや水
酸化レニウム等の触媒(分解剤)を含有させた多孔性成
形体を槽に投入すると共に、この多孔性成形体に過酸化
水素溶液等の酸素発生性液体を導通して酸素を発生させ
る方法が示されている。
発明が解決しようとする問題点 特開昭60−176904公報に記載の方法は、過酸化
物、触媒および水質調整剤の混合物よりなる酸素発生固
形剤を単に水中に投入するだけで酸素が発生するので簡
便ではあるが、酸素発生固形剤が直接水と接触するため
、水中に溶は出た微量の過酸化物、触媒あるいは水質調
整剤が魚介類に悪影響を与えるおそれがある。また、反
応進行に応じて、水質が変化した分だけの水質調整剤を
徐々に水中に溶出させるように調節することは容易では
ない、そのほか、この方法によっては、経時的に一定量
の酸素を発生させることが難しいこと、水温によって酸
素発生速度がかなり変化すること、過酸化水素のような
安価な過酸化物が使用できないことなどの不利もある。
特開昭57−123804公報に記載の方法は、過酸化
水素水などの酸素発生性液体を触媒がス)−/りされて
いる多孔質成形体に送るものであるため、多孔質成形体
内で反応が完全に行われないと未反応の過酸化水素が水
中に漏れ出るおそれがあり、殊に触媒の活性が低下して
きたときにその危険が大きくなる。加えて、触媒を含有
させた多孔性成形体は直接水に接触しているので、微量
の触媒が水中に溶出するおそれもある。またこの方法は
、装置コストが相当に高くなるという経済的な不利があ
る。
本発明は、包装材内部に過酸化物の水性液と分解剤とを
収容した構成を有する包装体を単に水中に投入するだけ
で長時間にわたり一定割合で酸素を発生させることがで
き、しかも包装体内容物は外部の水中に漏れ出るおそれ
のない酸素供給用包装体を提供することを目的とするも
のである。
問題点を解決するための手段 本発明の酸素供給用包装体は、包装材(り内部に過酸化
物の水性液(L)と分解剤(C)とを収容した包装体で
あって、該包装材(1)の少なくとも一部を、酸素を通
過させるが水は通過させない内側メンブラン層(2)と
、酸素を通過させるが少なくとも酸素が発生し内圧が高
まるまでの期間外部からの水の侵入を防止する薄層(3
)との二重構造とし、かつこれら内側メンブラン層(2
)と薄M(3)との間に間隙(S)を設け、さらに、前
記過酸化物の水性液(L)と分解剤(C)とは、常態で
は非接触状態に保たれ、使用時には接触状態に移行可使
に包装材(1)内部に収容したことを特徴とするもので
ある。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明においては、包装材(1)内部に過酸化物の水性
液(L)と分解剤(C)とを収容する。水性液とは、水
を主たる溶媒とする溶液または分散液を言う。
過酸化物の水性液(L)としては、過酸化水素、尿素過
酸化水素、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過酸化
カルシウム、過酸化ストロンチウム、過酸化バリウム、
過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過ホウ酸ナトリウ
ム、ペルオキシ硫酸水素カリウムなどの水性液が例示で
きる。これらのうち、水に溶解するものは溶液とし、水
に不溶のものは分散液とする。
これらの中では、取り扱い易さ、価格、過酸化物純重量
当りの酸素発生量が最大になる点から、過酸化水素の水
溶液(過酸化水素水)、殊に過酸化水素の濃度が1〜6
重量%の過酸化水素水が最適である。
過酸化物の水性液(L)として過酸化水素水を使用する
場合は、カルボン酸類、スルホン酸類、リン酸類、ホス
ホン酸類、スズ化合物、尿酸、EDTA、バルビッル酸
などの安定剤を共存させたり、必要に応じ水溶性高分子
などの増粘剤を添加しておくことができる。
上記過酸化物を分解して酸素を発生させるための分解剤
(触媒または/および促進剤)(C)としては、使用す
る過酸化物の種類に応じ、たとえば、アルカリ性物質(
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム
、水酸化バリウム等)、金属酸化物(酸化銀、酸化第二
銅、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化チタン
、二M 化マンガン、四三酸化マンガン、酸化第二コバ
ルト、酸化第二鉄、三二酸化鉄、四三酸化鉄等)、金属
塩(塩化第二鉄、硫酸第二鉄、酢酸コバルト)、金属複
塩(鉄ミョウバン、アルミニウムミョウバン等)、酸素
酸塩(ビスマス酸塩等)、酵素(カタラーゼ等)などが
用いられる。
上述のアルカリ性物質を吸着させた金属酸化物(アルミ
ナ等)も用いることができる。
そして、過酸化物の水性液(L)として過酸化水素水を
使用する場合は、上に例示した分解剤のほか、過酸化カ
ルシウム、過酸化バリウム、過酸化ストロンチウムなど
の過酸化物を分解剤(C)として用いることもでき、こ
のような過酸化物を分解剤(C)として用いると、長時
間にわたり一定の割合で酸素が発生する上、分解剤(C
)としての過酸化物自体からも酸素が発生するので、そ
の使用が推奨される。
包装材(1)は、その少なくとも一部を、酸素酸素を通
過させるが水は通過させない内側メンブラン層(2)と
、酸素を通過させるが少なくとも酸素が発生し内圧が高
まるまでの期間外部からの水の侵入を防止する薄層(3
)との二重構造とし、かつこれら内側メンブラン層(2
)と薄層(3)との間に間隙(S)を設ける。
内側メンブラン層(2)の例としては、ポリプロピレン
膜、ポリアミド膜、ポリ塩化ビニル膜、硝化セルロース
膜、アセチルセルロース膜、ニトロセルロース膜、ポリ
テトラフルオルエチレン膜などがあげられる。このメン
ブランは、補強のためあるいはヒートシール性付与のた
め、有孔性または多孔性シート(孔あけシート、不織布
、メツシュ、割裂フィルムを縦横方向に接着積層したち
の−等)でラミネートしてあってもよい、上記の中では
、性能、強度、コストなどの点から、特にポリプロピレ
ン膜が推奨される。
薄層(3)としては、撥水性を有する微多孔性材料が好
適であり、上述の内側メンブラン層(3)と同種の材料
が用いられる。殊にポリテトラフルオルエチレン膜が重
要である。そのほか、フッ素樹脂系撥水剤をコーティン
グした多孔質シート(不織布、無数の微細孔を設けたフ
ィルムや箔)なども用いられる。薄層(3)は、内側メ
ンブラン層(3)よりも相対的に透気性が大きいものを
用いる方が望ましい。この9層(3)は、内側メンブラ
ン層(3)はどの水密性は必要でなく、過酸化物の水性
液(L)と分解剤(C)とが接触状態に移行することに
より酸素が発生し、内圧が高まるまでの期間外部からの
水の侵入を防止するものであればよい。
前記内側−メンブラン層(2)と薄層(3)とは、接着
または密着させずに、両者の間に間隙(S)を設けるこ
とが必要であり、これにより発生した酸素を円滑に外部
の水中に導出させることが可能となる。
内側メンブラン層(2)と薄層(3)のみで包装材(1
)を構成することも可能であるが、コストあるいは強度
の点から、包装材(1)の一部を、酸素および水を通過
させない外側基材層(5)や、酸素および水を通過させ
ない窓付き外側基材層(4)で構成することもできる。
窓付き外側基材層(4)を用いるときは、その窓(4a
)に薄層(3)などを覆設するようにすればよい。
窓付き外側基材層(4)および外側基材層(5)として
は、たとえば、プラスチックスフィルムまたはシートや
金属箔などで形成された単層または複層の材料が用いら
れる。この場合、少なくとも内面側をヒートシール可使
な層とすることが望ましい。
上述の構成を有する包装材(1)の形態としては、袋、
円筒状容器、チューブなどがあげられる。その際開口部
を残しておき、その開口部から過酸化物の水性液(L)
と分解剤(C)とを収容し、ついで開口部を閉じること
により、目的とする酸素供給用包装体が得られる。
このとき、過酸化物の水性液(L)と分解剤(C)とは
、常態では互いに非接触状態に保たれ、使用時には接触
状態に移行可能に包装材(1)内部に収容する。
たとえば、分解剤(C)の方を常態では過酸化物の水性
液(L)と非接触状態に保つように内袋または内容器(
7)に収容して包装材(1)内に封入し、使用時には、
包装材(1)の外部からこの内袋または内容器(7)を
孔開けあるいは破壊するなどして過酸化物の水性液(L
)との接触状態に移行するように工夫する。あるいは、
過酸化物の水性液(L)の方を破袋しやすい内袋(7)
に収容した状態で包装材(1)内に封入し、使用時には
、包装材(1)の外部からこの内袋(7)を圧迫して破
袋し、分解剤(C)との接触状態に移行するように工夫
する。
包装体は、誤って高温条件下で使用したため、酸素の発
生速度が過大になって導出速度とのバランスがこわれる
結果、内圧が高まって過度に膨張し、さらには破裂した
り、あるいは外的条件により包装材(1)を傷つけたり
するεとが皆無ではない。このような場合には、包装体
の内容物が水中に漏れ出て、魚介類に悪影響を与えるお
それがある。
そこで、このような事故が予想される用途に用いるとき
は、包装体全体を、過圧による破裂の防止用または緩衝
用の多孔性保護材(6)、つまりプロテクタで包含して
おくことができる。多孔性保護材(6)の例としては、
格子状筒体、格子状容器、ネット状物、連続孔を有する
高空隙率の発泡体、目の粗い布などがあげられる。
また、内側メンブラン層(2)と薄層(3)との間に、
上述のような多孔性保護材(6)を介在させるようにす
ることもできる。このようにすると、内容物の保護のほ
か、内側メンブラン層(2)と薄層(3)との間の間隙
(S)を確実に保つことができる。
得られた酸素供給用包装体には、必要に応じ、これを水
中に沈めるための手段を講することができる。たとえば
、包装材(1)の内部に錘(8)を封入したり、包装材
(1)の外部に錘(8)を付設したり、前述の多孔性保
護材(6)に錘(8)を付設したりするなどの手段が採
用される。
ただし、たとえば発泡ポリスチレンの箱を水槽とし、こ
れに魚介類等を入れて輸送するときなどは、発泡ポリス
チレンの箱の内壁の一部に凹みを設けて、そこに本発明
の酸素供給用包装体をはさみ込むことにより固定するこ
とができるので、このような場合は錘(8)は必要でな
い。また、本発明の酸素供給用包装体にその間隙(S)
と連通ずるチューブを付設し、そのチューブを水中に導
くようにすれば、酸素供給用包装体を水面に浮かべてお
くことができるので、やはり錘(8)を設けるには及ば
ない。
本発明の酸素供給用包装体は、水中投入用、殊に魚介類
を収容または運搬する際に水を富酸素環境にするための
ものとして有用であり、そのほか、水中投入用以外の用
途にも用いることができる。
作   用 本発明の酸素供給用包装体を使用するにあたっては、包
装材(1)の外部から指で押すなどして過酸化物の水性
液(L)と分解剤(C)とを接触状態に移行させ、この
状態でたとえば水中に投入する、これにより、過酸化物
が分解を開始して、直ちにあるいはごく短時間のうちに
酸素が発生する。過酸化物の水性液(L)と分解剤(C
)の種類1組み合せおよび量的割合を選択することによ
り、酸素の発生速度を自由にコントロールすることがで
きる。
発生した酸素は、まず内側メンブラン層(2)を通過し
て、内側メンブラン層(2)と薄層(3)との間隙(S
)に蓄積され、ついで薄層(3)を通過し、外部の水中
に気泡となって導出される。
内側メンブラン層(2)は酸素を通過させるが水は通過
させないので、該層(2)を通して過酸化物の水性液(
L)が漏れ出ることはなく、また、薄層(3)は酸素を
通過させるが外部からの水の侵入を防止するので、外部
の水が薄層(3)を通して包装材(1)の内部へ侵入す
ることもない、特に酸素の発生がはじまると、包装材(
1)内部が若干加圧状態となるので、外部の水が侵入す
るおそれがない、従って、薄層(3)による水の侵入防
止は、酸素の発生がはじまり、酸素が薄層(3)を通し
て外部に導出されるまでのごく短時間の間の侵入防止性
があればよい。
内側メンブラン層(2)と薄層(3)との間隙(S)は
、発生した酸素の外部への導出のために重要な役割を果
たす。
というのは、本発明者らの研究によれば、内側メンブラ
ン層(2)の外側に外部の水が接していると、内側メン
ブラン層(2)は内側においては過酸化物の水性液(L
)と接しているため、内外両面とも水と接することにな
り、内側で発生した酸素が円滑に外部の水中に導出され
ず、内側メンブラン層(2)の内圧が過度に高まるから
である。
実  施  例 次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
第1図は、本発明の酸素供給用包装体の一例を示した断
面図である。
(1)は包装材であり、下半分が外側基材層(5)、上
半分が窓付き外側基材層(4)と内側メンブラン層(2
)との複合層からなり、これらが周縁でヒートシールさ
れ、袋を形成している。
外側基材層(5)としては、ポリエチレンをラミネート
したアルミニウム箔を用い、ヒートシールのため、内面
側をポリエチレン層とした。
窓付き外側基材層(4)もポリエチレンをラミネートし
たアルミニウム箔を用い、ヒートシールのため、内面側
をポリエチレン層とした。
窓付き外側基材層(4)の窓(4a)、には、ポリテト
ラフルオルエチレン膜(住友電気工業株式会社製のポリ
テトラフルオルエチレン微多孔性膜)よりなる薄層(3
)をヒートシールにより覆設した。
内側メンブラン層(2)としては、ポリプロピレン膜(
積水化学工業株式会社製のポリプロピレン微多孔性膜の
積層品「セルポアNW−07])を用い、窓付き外側基
材層(4)よりも内面側に配置した。
内側メンブラン層(2)と窓付き外側基材層(4)とは
、周縁部を除いてはラミネートせず、両者の間には間隙
(S)を設けた。
(8)は、外側基材層(5)のさらに外側に耐水性粘着
シート(9)により取り付けた錘である。
上下両面がアルミニウム箔の蓋(7a) 、 (7a)
である内容器(7)に、分解剤(C)としての過酸化カ
ルシウム1.0g% 1.2gまたは1.5gを入れた
後、密封した。
上記構成を有する包装材(1)の内側メンブラン層(2
)と外側基材層(5)とで囲まれた室に、包装材(1)
の開口部から過酸化物の水性液(L)の−例としての5
.5%過酸化水素水200鳳lを注入すると共に、上記
の分解剤(C)入りの内容器(7)を封入した。
この状態で包装材(1)の開口部をヒートシールし、第
1図に示した包装体を得た。
この包装体を外側から指で押して内容器(7)の蓋(7
a)を破った後、室温の水中に投入し、経時的な酸素発
生量(包装体からの酸素の導出量)を測定した。
酸素の定量は、水を張った状態で倒立させたメスシリン
ダーで包装体の窓(4a)の上方付近を覆い、該窓(4
a)から薄層(3)を通して水中に導出される酸素をこ
のメスシリンダー内に導いて、メスシリンダー内に蓄積
される酸素の量を測定することにより行った。
結果を第1表に示す。
また、第1表のデータを横軸を経過時間、縦軸を酸素発
生量としてプロットしたときのグラフを第6図に示す、
なお、酸素発生量の理論値は3400a+lである。
第6図から、少なくとも24時間にわたり、はぼ一定速
度で酸素が水中に導出されることがわかる。
第 1 表 (M素発生量(1)) (5,5%過酸化水素水2001使用)実施例2 過酸化カルシウムに代えて過酸化バリウム1.0g、 
 1.2gまたは1.5gを用いたほかは実施例1と同
様の実験を行ったが、実施例1の場合と同様の良好な結
果が得られた。
実施例3 第2図は、本発明の酸素供給用包装体の他の一例を示し
た断面図である。
この実施例では、包装材(1)の下半分および上半分の
双方に、窓付き外側基材層(4)と内側メンブラン層(
2)との複合層を用い、これらの周縁をヒートシールし
て袋を形成した。
窓付き外側基材層(4)としては、ポリプロピレンをラ
ミネートした二軸延伸ポリエステルフィルムを用い、内
面側をポリプロピレン層とした。
窓付き外側基材層(4)の窓(4a)には、薄層(3)
としてポリテトラフルオルエチレン膜を覆設した。
内側メンブラン層(2)としては、ポリプロピレン膜(
積水化学工業株式会社製のポリプロピレン微多孔性膜の
積層品「セルポアNW−06N])を用いた。
内側メンブラン層(2)と窓付き外側基材層(4)とは
ラミネートせず、両者の間には間隙(S)を設けた。
上下両面がアルミニウム箔ノM (?a)  、 (?
a)である内容器(7)に、分解剤(C)としての過酸
化カルシウムを入れた後、密封した。
上記構成を有する包装材(1)の内側メンブラン層(2
)で囲まれた室に、包装材(1)の開口部から過酸化物
の水性液(L)の−例としての5.5%過酸化水素水2
001を注入すると共に、上記の分解剤(C)入りの内
容器(7)を入れ、また錘(8)を入れた。
この状態で包装材(1)の開口部をヒートシールし、第
2図に示した包装体を得た。
実施例4 第3図は、本発明の酸素供給用包装体のさらに他の一例
を示した断面図である。
この実施例では、包装材(1)の下半分を外側基材層(
5)で構成し、上半分を内側メンブラン層(2)と薄層
(3)との二重層で構成した。その際内側メンブラン層
(2)を外側、薄層(3)を内側に配置し、両者の間に
は間隙(S)を設けた。
またこの実施例では、過酸化物の水性液(L)の方を内
袋(7)に入れた。
そして、全体を多孔性保護材(6)の−例としてのネッ
トで覆った。
実施例5 第4図は、本発明の酸素供給用包装体の別の一例を示し
た断面図である。
この実施例では、包装材(1)を内側メンブラン層(2
)と薄層(3)との円筒状のフレキシブルな二重容器で
構成し、その際、内側メンブラン層(2)を内側、薄層
(3)を外側に配置し、また両者の間には間隙(S)を
設けた。
そして全体を、多孔性保護材(6)の−例としてのポリ
プロピレン製の有底の格子状円筒体からなるプロテクタ
に内挿した。
実施例6 第5図は一1本発明の酸素供給用包装体のさらに別の一
例を示した断面図である。
この実施例では、窓付き外側基材層(4)と外側基材層
(5)とで各半面を構成することにより外袋となすと共
に、窓付き外側基材層(4)の窓(4a)に薄層(3)
を覆設し、また内側メンブラン層(2)のみで内袋とな
し、さらに外袋と内袋の間の間隙(S)に多孔性保護材
(6)の−例としてのポリプロピレン製の格子状円筒体
からなるプロテクタを配置した。
発明の効果 本発明の酸素供給用包装体は、これを単に水中に投入す
るだけで(水槽の内壁に固定したり、水面に浮かべるこ
ともできる)、長時間にわたり一定割合で酸素を発生さ
せることができる。しかも包装体内容物は外部の水中に
漏れ出るおそれがないので、魚介類に害を及ぼさない。
従って、取り扱いが簡便であり、重量も軽く、しかも所
期の酸素供給の目的を完全に達成することができる。
酸素の発生速度は、過酸化物の水性液(L)および分解
剤(C)の種類、組み合せおよび量的割合を選択するこ
とにより、自由にコントロールすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は、本発明の酸素供給用包装体の例を示した
断面図である。 第6図は、実施例1の第1表のデータをプロットしたグ
ラフである。 (1)・・・包装材、(2)・・・内側メンブラン層、
(3)・・・薄層、(4)・・・窓付き外側基材層。 (4a)・・・窓、(5)・・・外側基材層、(6)・
・・多孔性保護材、(7)・・・内袋または内容器、(
7a)・・・蓋、(8)・・・錘、(9)・・・耐水性
粘着シート、(S)・・・間隙、(L)・・・過酸化物
の水性液、(C)・・・分解剤 第2図 第4図         第5図 手続補正書(方式) %式% 2、発明の名称 酸素供給用包装体 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 和歌山市小雑賀−丁目1番67号名称 大和化成
工業株式会社 代表者 河内宗弘   (ほか1名) 4、代理人  〒533 住 所 大阪市東淀用区東中島1丁目19番11号昭和
63年1月26日(発送日) 6、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容 (1)本願明細書の2頁の19行目と20行目の間に「
3発明の詳細な説明」を挿入する。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、包装材(1)内部に過酸化物の水性液(L)と分解
    剤(C)とを収容した包装体であって、該包装材(1)
    の少なくとも一部を、酸素を通過させるが水は通過させ
    ない内側メンブラン層(2)と、酸素を通過させるが外
    部からの水の侵入を少なくとも酸素が発生し内圧が高ま
    るまでの期間防止する薄層(3)との二重構造とし、か
    つこれら内側メンブラン層(2)と薄層(3)との間に
    間隙(S)を設け、さらに、前記過酸化物の水性液(L
    )と分解剤(C)とは、常態では非接触状態に保たれ、
    使用時には接触状態に移行可能に包装材(1)内部に収
    容したことを特徴とする酸素供給用包装体。 2、包装体全体を、過圧による破裂の防止用または緩衝
    用の多孔性保護材(6)で包含してなる特許請求の範囲
    第1項記載の酸素供給用包装体。 3、内側メンブラン層(2)と薄層(3)との間に、過
    圧による破裂の防止用または緩衝用の多孔性保護材(6
    )を介在させてなる特許請求の範囲第1項記載の酸素供
    給用包装体。 4、包装材(1)の少なくとも一部を、酸素および水を
    通過させない窓付き外側基材層(4)と酸素を通過させ
    るが水は通過させない内側メンブラン層(2)とが間隙
    (S)を有する状態で積層された複合層で構成し、該包
    装材(1)の残部は、酸素および水を通過させない外側
    基材層(5)で構成し、前記窓付き外側基材層(4)の
    窓(4a)は、酸素を通過させるが少なくとも酸素が発
    生し内圧が高まるまでの期間外部からの水の侵入を防止
    する薄層(3)で覆設したことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の酸素供給用包装体。 4、過酸化物の水性液(L)が過酸化水素である特許請
    求の範囲第1項記載の包装体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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