JPH01101116A - 面ファスナーを一体に固着する発泡成形品の製造方法 - Google Patents

面ファスナーを一体に固着する発泡成形品の製造方法

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JPH01101116A
JPH01101116A JP62260375A JP26037587A JPH01101116A JP H01101116 A JPH01101116 A JP H01101116A JP 62260375 A JP62260375 A JP 62260375A JP 26037587 A JP26037587 A JP 26037587A JP H01101116 A JPH01101116 A JP H01101116A
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hook
loop fastener
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plastic film
film
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Masato Kutsuna
沓名 正人
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Inoue MTP KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、面ファスナーを一体に固着する発泡成形品の
製造方法に関する。
(従来の技術) たとえば、自動車用座席等はクツション体に表皮材を被
せた構造からなるが、着座姿勢の維持あるいは装飾のた
めに座席表面を陥没形状とすることがある。
このような座席にあっては、陥没形状部で表皮材がクツ
ション体から浮き上がるのを防ぐために、第5図に示す
ように陥没形状部1に面フアスナ−2,4,6,8を固
着した発泡成形品9をクッショ ン体として用い、その
面ファスナーに表皮材の裏面を係合することにより表皮
材の浮き上が、りを防ぐことが行われている。
従来前記のような面ファスナーを固着した発泡成形品の
簡便な製造方法として、第6図に示すごとく所望のキャ
ビティ10を有する型12内に、少なくとも片面に係合
子14を有しその係合子面をプラスチックフィルム16
で覆ってなる面フアスナ−18を、その係合子14側が
所定の型キャビティ面20に対接するように載置し、該
キャビティ10に液状発泡プラスチック原料15を注入
することにより発泡体を成形するとともに、該発泡成形
品の表面において面ファスナーを一体に固着する発泡成
形品の製造方法がある。ここでプラスチックフィルム1
6は、キャビテイ面20と面フアスナ−18との間に侵
入する液状発泡プラスチック原料が係合子14に付着す
るのを防いで、面ファスナーの係合機能が損なわれない
ようにするためのものでその後除去される。
なお22は鉄板等の磁性体であり、該磁性体22とキャ
ビテイ面に埋設された磁石24との磁力吸引により面フ
アスナ−18をキャビテイ面の所定位置に固定するため
のものである。
しかしながら、前記製造方法におけるプラスチックフィ
ルム16の除去は、従来手でむしり取るか、120℃程
の熱で熔融するか、あるいはブラシでこすって破り取る
ことにより行われているため、作業に手間取ったり、プ
ラスチックフィルムを完全に除去できなかったり、また
は溶けたプラスチックフィルムが係合子に付着して係合
機能が損なわれたり、あるいはブラシによる擦り傷が発
泡成形品に付く等の問題を生じていた。またプラスチッ
クフィルムを熔融するための加熱装置が別に必要になる
問題もある。
(発明が解決しようとする問題点) そこで本発明は、従来技術が有している問題すなわち作
業性の問題、プラスチックフィルムを完全に除去できな
い問題、熔融プラスチックフィルムが係合子に付着し係
合機能を損なう問題、余分な加熱装置が必要になる問題
、あるいはブラシによる擦り傷を成形品表面に生じる問
題等を解決しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の要旨とするところは、所望のキャビティ を有
する型内に、少なくとも片面に係合子を有し該係合子面
をプラスチックフィルムで覆ってなる面ファスナーを、
その係合子側が所定の型キャビティ面に対接するように
載置し、該キャビティに液状発泡プラスチック原料を注
入することにより発泡体を成形するとともに、該発泡成
形品の表面に面ファスナーを一体に固着する発泡成形品
の製造方法において、あらかじめ面ファスナーの係合子
を覆うフィルムに該フィルムより引き裂き強度の大なる
シート部材を貼着しておき、発泡成形後前記シート部材
を面ファスナーから剥ぎ取ることにより、該シート部材
の剥ぎ取りと同時に係合子を覆うフィルムを除去するこ
とを特徴とする面ファスナーを一体に固着する発泡成形
品の製造方法にある。
(作 用) キャビティ内に注入された液状発泡プラスチック原料は
、面ファスナーの係合子がプラスチックフィルムで覆わ
れているため、該係合子に付着することなく発泡してキ
ャビティ形状の発泡体になるとともに、その発泡体表面
において面ファスナーと接着して面ファスナーが一体に
固着した発泡体になる。
次いで前記発泡体の脱型後、面ファスナーの係合子を覆
うプラスチックフィルムに貼着されているシート部材が
剥ぎ取られる。その際シート部材の引き裂き強度が、前
記プラスチックフィルムの引き裂き強度よりも大である
ため、シート部材の縁でプラスチックフィルムが引き裂
かれて該フィルムが除去され、面ファスナーの係合子が
露出して、所望の面ファスナーが表面所定部に一体に固
着した発泡成形品が形成される。
またシート部材を、プラスチックフィルムに接着するこ
となく、単にプラスチックフィルム内面と係合子先端と
の間に一種の詰め材として挿入した場合には、シート部
材を剥ぎ取る際にそのシート部材だけが面ファスナーか
ら抜けてしまい、ブラスチックフィルムを除去できなく
なる。そのうえ、シート部材がプラスチックフィルム内
を自由に移動できることになるため、面ファスナーをキ
ャビテイ面に載置する際等に、シート部材の移動により
シート部材の端部がプラスチックフィルムに当たって該
プラスチックフィルムが破られやすく、その破れた部分
から液状発泡プラスチック原料が侵入して係合子に付着
することがある。
これに対して本発明にあっては、シート部材がプラスチ
ックフィルムに接着しているため、シート部材の抜け、
および面ファスナー載置時等のプラスチックフィルムの
破れを生じることがない。
(実施例) 以下図に示した実施例に基づき本発明を説明する。
第1図は、本発明による面ファスナーを一体に固着する
発泡成形品の製造時を示す型26の要部断面図、第2図
はシート部材28貼着後の面フアスナ−30を示す斜視
図である。
面フアスナ−30は、袋′状基材32の少なくとも片面
に先端の拡大した棒状あるいはループ状の係合子34を
有し、該係合子面をプラスチックフィルム36で覆って
なるもので、基材32内には鉄板等の磁性体40が挿入
されている。また係合子面とは反対になる面のループ状
繊維38は、面ファスナーの基材32を発泡成形品表面
に強固に固着するためのものである。プラスチックフィ
ルム36は、種々の材質のものを使用しうるが、−例と
して厚さ0.002閣の塩化ビニル樹脂フィルムを挙げ
ことができる。
またこのプラスチックフィルム36は、その周縁部にお
いて基材32表面に離着若しくは接着されている。
次に本発明の発泡成形品の製造方法について説明する。
まず、前記面ファスナーの係合子34を覆うプラスチッ
クフィルム36に、該プラスチックフィルム36より引
き裂き強度の大なるシート部材28を接着剤または粘着
剤によって貼着する。シート部材28としては、紙、布
、またはシート状のプラスチック等が用いられる。また
そのシート部材28の貼着は、プラスチックフィルム3
6の外面に限らず、第3図に示すようにプラスチックフ
ィルム36の内面に行っても良いが、その場合はあらか
じめプラスチックフィルム36の、内面にシート部材2
8を貼着しておいて、そのプラスチックフィルムで面フ
ァスナーの係合子面を覆うことになる。
なお、このシート部材の貼着は次の面ファスナー装着工
程に先立ち、あらかじめ別工程にて貼着しておくのが効
率的である。
次いで、所望のキャビティ42を有する型26内に、面
ファスナーの係合子34が所定の型キャビティ面44に
対接するようにして面フアスナ−30を載置する0面フ
ァスナー30を載置するキャビテイ面44の所定位置に
は、面ファスナーの係合子34を収納する凹部46を形
成し、その凹部46の底部に磁石48を埋設して、面フ
ァスナーの磁性体40を吸引するするようになっている
。従ってキャビテイ面44に載置した面フアスナ−30
は、磁性体40と磁石48との間に働く磁力により所定
位置に固定されることになる。なお面フアスナ−30を
載置するキャビテイ面の所定部は、通常面フアスナ−3
0が発泡成形品の陥没部に固着されることからキャビテ
イ面の他部よりも高くなっている。
その後キャビティ42内に、ポリウレタンフォーム゛原
料等の液状発泡プラスチック原料50を注入し、型26
を閉じる。キャビティ42内に注入された液状発泡プラ
スチック原料50は、発泡してキャビティ42内を満た
し、キャビティ形状の発泡体になるとともに、面ファス
ナーの基材32と接着して、表面所定部に面フアスナ−
30を一体に固着した発泡体になる。その際、面ファス
ナーの係合子34がプラスチックフィルム36で覆われ
ているため、液状発泡プラスチック原料50が係合子収
納用凹部46に侵入しても係合子34に付着することが
ない。
発泡反応終了後、前記発泡体を型26から取り出す。そ
してその発泡体の要部を示す第4図のように、面ファス
ナーの係合子34を覆うプラスチックフィルム36に貼
着されたシート部材28を、手等で剥ぎ取る。それによ
って、シート部材28より引き裂き強度の小さいプラス
チックフィルム36が、シ−ト部材28の貼着してない
該シート部材28外側、で引き裂かれてシート部材28
とともに除去され、係合子34が露出して表面の所定位
置に面ファスナーを一体に固着した発泡成品が形成され
る。
このようにして製造した、表面の所定位置に面ファスナ
ーを一体に固着した発泡成形品は、表皮材の裏面を面フ
ァスナーに係合させて表皮材が表面に被着され、車両用
座席等とされる。
(発明の効果) 本発明は、係合子面をプラスチックフィルムで覆ってな
る面ファスナーを型キャビティ面に載置し、該キャビテ
ィに液状発泡プラスチック原料を注入することにより、
発泡体を成形するとともに該発泡成形品の表面に面ファ
スナーを一体に固着する発泡成形品の製造方法において
、あらかじめ前記プラスチックフィルムに該フィルムよ
り引き裂き強度の大なるシート部材を貼着しておき、発
泡成形後前記シート部材を面ファスナーから剥ぎ取るこ
とにより係合子を覆うプラスチックフィルムを除去する
ものである。
そのためシート部材を手等で剥ぎ取るだけで、シート部
材の貼着された部分のプラスチックフィルムを除去でき
、係合子を露出させることができるので作業を極めて簡
単に行うことができる効果がある。しかもシート部材が
接着剤若しくは粘着剤によりプラスチックフィルムに貼
着されているため、該シート部材の剥ぎ取り時にシート
部材のみが面ファスナーから抜けることもなく、前記プ
ラスチックフィルムの除去を効率的に行うことができる
外に、シート部材が移動してプラスチックフィルムを不
用意に破る虞れもない。また前記プラスチックフィルム
は、シート部材の貼着された部分が除去され係合子面上
に残ることがないので、面ファスナーの係合機能を損な
うことがない。
更に、従来のようなプラスチックフィルム′5:熱熔融
する設備も不要であり、またプラスチックフィルムを破
るためのブラシが不要で、そのブラシにより発泡成形品
表面が傷付くこともないので、製造費を低減できる外に
外観が良好で、かつ傷による耐久性の低下を生ずること
のない発泡成形品が得られる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、本発明の実施例に係るものであ
って、第1図は製造時の型の要部断面図、第2図はシー
ト部材が貼着された面ファスナーの斜視図、第3図はシ
ート部材が貼着された面ファスナーの他実施例の断面図
、第4図はシート部材を剥ぎ取る際の発泡体の要部断面
図である。また、第5図は表面の所定位置に面ファスナ
ーを一体に固着した発泡成形品の斜視図、第6図は従来
の製造方法による発泡成形品の製造時を示す型の要部断
面図である。 28:シート部材、34:係合子、 36:プラスチックフィルム、44:キャビテイ面特許
出願人 井上エムチービー株式会社第1因 第2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所望のキャビティを有する型内に、少なくとも片
    面に係合子を有し該係合子面をプラスチックフィルムで
    覆ってなる面ファスナーを、その係合子側が所定の型キ
    ャビティ面に対接するように載置し、該キャビティに液
    状発泡プラスチック原料を注入することにより発泡体を
    成形するとともに、該発泡成形品の表面に面ファスナー
    を一体に固着する発泡成形品の製造方法において、あら
    かじめ面ファスナーの係合子を覆うフィルムに該フィル
    ムより引き裂き強度の大なるシート部材を貼着しておき
    、発泡成形後前記シート部材を面ファスナーから剥ぎ取
    ることにより、該シート部材の剥ぎ取りと同時に係合子
    を覆うフィルムを除去することを特徴とする面ファスナ
    ーを一体に固着する発泡成形品の製造方法。
  2. (2)シート部材がフィルムの外面に貼着されている特
    許請求の範囲第1項記載の面ファスナーを一体に固着す
    る発泡成形品の製造方法。
  3. (3)シート部材がフィルムの内面に貼着されている特
    許請求の範囲第1項記載の面ファスナーを一体に固着す
    る発泡成形品の製造方法。
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