JPH01100110A - 消毒剤含有アルギン酸印象材 - Google Patents

消毒剤含有アルギン酸印象材

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JPH01100110A
JPH01100110A JP62254623A JP25462387A JPH01100110A JP H01100110 A JPH01100110 A JP H01100110A JP 62254623 A JP62254623 A JP 62254623A JP 25462387 A JP25462387 A JP 25462387A JP H01100110 A JPH01100110 A JP H01100110A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は歯科印象時に於ける感染症の伝染を防止する目
的のものであり、アルギン酸印象材の粉末の中に予め人
体に無害な消毒剤を特定量を含有させることによって印
象材の陰型からの感染症の伝染を除去する目的の消毒剤
含有アルギン酸印象材に関するものである。
〔従来の技術〕
歯科診療中に歯科医師或いは歯科技工士等が感染症の患
者の血液或いは唾液を媒介として病原性細菌またはウィ
ルスを得ることがあり、之等の予防としては医療行為中
の保護手袋、マスク、帽子。
防御メガネによって患者の血液或いは唾液の直接付着を
防ぐことが行なわれている。また感染症の患者の血液或
いは唾液で汚染された歯科用器具などは熱または薬剤に
よって滅菌を行なうことが常識となっている。
また感染症の患者に対してはタービンの使用を避け、ハ
ンドピースを使用したり、或いはバキュームを用いて削
片、唾液或いは血液の飛散を除いたり診療終了時毎にバ
キューム装置及び排水系に消毒薬を流すなどして汚染防
止に努めている。
上記の様に歯科医師、歯科技工士または他の患者への直
接的な感染症の感染を防止することは出来たとしても感
染症患者の口腔内から得た印象材の陰型に血液若しくは
唾液を媒介として病原性細菌またはウィルス菌が付着す
る。病原性細菌またはウィルスが付着した印象材の陰型
に石膏を流し込み石膏模型を1作製する時点で印象材の
陰型に付着した病原性細菌またはウィルスが今度は石膏
模型表面に付着することになる。歯科技工士は病原性細
菌またはウィルスが付着した石膏模型上で諸種の作業を
する訳であり、この間ずつと手で直接病原性細菌または
ウィルスが付着した石膏模型に接触していることになる
その場合に手にある傷口または汚染された手で掴んだ食
物を通じて体内に病原性細菌またはウィルスが容易に侵
入する危険が存するのである。なおこの様な印象材の陰
型を通じての感染症の感染を防止する目的で一般的に次
の様に薬剤による印象材の陰型の消毒が行なわれている
その方法としては印象材の陰型を先ず良く水洗した後、
約1〜5%の次亜塩素酸ナトリウムの水溶液中に約10
〜30分間浸漬する。但し次亜塩素酸ナトリウムは非常
に不安定な物質であるため溶液は毎日新しく造り、使用
後は全て廃棄せねばならない。
またホルムアルデヒドを用いる場合もあり、水洗後に約
3〜8%のホルムアルデヒド水溶液或いは70%アルコ
ール溶液に8%のホルムアルデヒドを添加したものの中
に約10〜30分間浸漬している。
またグルタルアルデヒドまたはヨウ素化合物も同様に水
溶液を造り、その中に印象材の陰型を約10〜30分間
浸漬している。また次亜塩素酸ナトリウムの約1〜5%
の水溶液或いはヨウ素化合物の約1〜5%の水溶液をス
プレー器中に入れ印象材の陰型に吹き掛ける方法も採ら
れている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら印象材の陰型に付着した病原性細菌または
ウィルスに対する消毒の目的で印象材の陰型を消毒液中
に約10〜30分間浸漬する方法では次の様な欠点を有
している。
■ 消毒液に印象材の陰型を浸漬させて消毒するという
作業は印象材の陰型上に石膏を流し石膏模型を作製する
という本来の作業工程の中には含まれておらず従って不
用意に忘れたり省略され勝ちである。
■ 消毒液中に印象材の陰型を約10〜30分間浸漬さ
せるという作業は偉効になり勝ちであり消毒液中に浸漬
することなく印象材の陰型を水洗のみにとどめて了う場
合が一般的となり易く、感染症の伝染を完全に除去出来
難いのが現状である。
また消毒液をスプレー器中に入れ印象材の陰型に吹き掛
ける方法は簡便ではあるが、次の様な欠点を有している
■ 消毒液をスプレー器中に入れ印象材の陰型に吹き掛
ける作業は印象材の陰型上に石膏を流し石膏模型を作製
するという本来の作業工程の中には入っていないから忘
れ勝ちである6■ 消毒液をスプレー器中に入れ印象材
の陰型に吹き掛けた後、短時間経過しただけで水洗して
了うたぬ充分な消毒効果を期待し難い。
■ 印象材の陰型全面に均一にスプレーが散布され菫く
アンダーカット部などに吹き掛けが充分行なわれないた
め効果的な消毒が難かしい。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はアルギン酸印象材の陰型の消毒に関してアルギ
ン酸印象材の中に人体に無害な消毒剤を粉末状にしたも
のを必要量だけ分散させアルギン酸印象材を水で練和す
る時点でアルギン酸印象材から消毒剤を流出させ印象採
取時に同時にアルギン酸印象材の陰型を消毒し様とする
ものであり、消毒剤を含有したアルギン酸印象材を開発
したものである。
以下、本発明の消毒剤含有アルギン酸印象材について詳
述する。先ず本発明の消毒剤含有アルギン酸印象材に用
いる消毒剤の量はアルギン酸印象材の硬化物100重量
部に対し0.01重量部〜7重量部になる様に含有させ
る。好ましくは0.5重量部〜5重量部が良好である。
なおここで言うアルギン酸印象材の硬化物とはアルギン
酸印象材粉末16重量部と水40重量部とを練和し硬化
した直後のものを言う。また用いる消毒剤としては種々
のものがあるがフェノール、P−クロルフェノール、ビ
チオノール、クロルヘキシジン、ヨードホルム。
ヨード化フェノール、トリクロルイソシアヌル酸。
次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸ナトリウム。
水銀化合物、ベンズアルコニウムクロリド、グルタルア
ルデヒド、過酸化水素水、グルコン酸クロルヘキシジン
、ポビドンヨード、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼ
トニウム、エタノールなどがあるが、之等に限定される
ものではない。なお好ましくはグルタルアルデヒド、次
亜塩素酸ナトリウム、過酸化水素水、グルコン酸クロル
ヘキシジン、ポビドンヨード、塩化ベンザルコニウムが
良くグルタルアルデヒドは細菌、ウィルスに対し;次亜
塩素酸ナトリウムは細菌、ウィルス、その他機生物に対
し;過酸化水素水は嫌気性菌、ダラム陽性菌、真菌に対
し;ポビドンヨードは細菌、ウィルス、真菌に対し;塩
化ベンザルコニウムはダラム陽性菌、ダラム陰性菌に対
し;塩化ベンゼトニウムは真菌に対し;夫々有効である
として長期に汎り消毒剤として利用されており、その消
毒効果は普く知れ渉っている。
之等の消毒剤をアルギン酸粉末中に分散させるには種々
の方法があり、アルギン酸粉末中に直接消毒剤を分散さ
せてもよいが消毒剤の保存安定性などを考慮した場合、
消毒剤をマイクロカプセル中に入れたもの、反応性の乏
しい粉末に消毒剤を分散させた後疎水性の液で表面処理
したもの、或いはサイクロデキストリンを用いて消毒剤
を包接させたものなどがある。先ず消毒剤をマイクロカ
プセル内に入れる方法としてマイクロカプセル内には水
溶性消毒剤を用いる場合カプセル外郭を構成する物質は
親油性物質であることが必要である。
用いる親油性物質には熱可塑性物質としてポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリウレタンなど;炭化水素類とし
てパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス
など;ロウ類としてミツロウ。
合成鯨ロウ、木ロウ、カルナバロウなど;高級アルコー
ル類としてパルミチン酸、ステアリン酸。
セロチン酸などがある。マイクロカプセル作製の適法に
従いマイクカプセル中に入れる消毒剤の水溶液を造り上
記マイクロカプセル外郭を構成すべきものの加熱融解さ
れた液中に消毒剤の水溶液を分散し冷却することで消毒
剤含有マイクロカプセルを作製する方法が一般的である
。また反応性の乏しい粉末に消毒剤を吸着させた後、疎
水性の液でその粉末の表面を処理したものをアルギン酸
印象材の粉末中に分散させる。詳述すれば反応性の乏し
い粉末とはゲイソウ土、タルク、石英粉末などで之等と
消毒剤を混合し消毒剤が反応性の乏しい粉末に吸着した
後、疎水性の液(油脂、脂肪酸エステル、流動パラフィ
ンなど)を混ぜ粉末表面を疎水性の液皮膜でコーティン
グした状態の粉末を作製し之をアルギン酸印象材中に分
散させる。
またサイクロデキストリンを用いて消毒剤を包接させる
ものに就いて述べる。サイクロデキストリンとは澱粉に
特殊な転移酵素であるサイクロデキストリングルカノト
ランスフェラーゼを作用させることによって得られブド
ウ糖が6〜12個環状に結合した特殊な構造を採ってい
る。基本的にはα−サイグロデキストリン、β−サイク
ロデキストリン、γ−サイクロデキストリンの3種があ
り之等は混合したり加工したりして用いられている。
サイクロデキストリンを水と混合し飽和水溶液を作製し
、その中に消毒剤を含有させ混合することでサイクロデ
キストリンに消毒剤を包接した沈殿を生じさせ、その沈
殿の水分を蒸発させサイクロデキストリン中に消毒剤を
含有した粉末を作製しそれをアルギン酸印象材の粉末中
に分散させる。
上記の様な方法で消毒剤を粉末としてアルギン酸印象材
の中に適量分散させておく。消毒剤含有アルギン酸印象
材を水と練和した時点で水に直接溶解するか或いはスパ
チュレーションにより物理的にマイクロカプセルなどに
含有させた消毒剤が流出するなどしてアルギン酸印象材
の陰型そのものの消毒を筐便且っ洩れなく行なうことが
出来るものであり、従来の消毒作業の煩雑さ、消毒の不
完全さ、消毒作業のし忘れを完全に除去出来るものであ
る。。
【実施例〕
次に実施例により本発明を説明するが本発明は之等に限
定されるものではない。
実施例1 重量部 アルギン酸ナトリウム         15硫酸カル
シウム2水塩         15第3リン酸すトリ
ウム          2ケイソウ±       
       60タルク             
     5弗化チタンカリウム          
 1酸化アルミニウム            2上記
成分の中で次亜塩素酸ナトリウム溶液(20重量%の濃
度)をポリウレタン薄膜で被ったマイクロカプセル以外
をブレングー中に混合しながらスクワラン8重量部を滴
下した。その後1次亜塩素酸ナトリウム溶液(20重量
%の濃度)をポリウレタン薄膜で被ったマイクロカプセ
ルを注意深く均一に混合し本発明の消毒剤含有アルギン
酸印象材粉末を作製した。得られた粉末16重量部と水
40重量部とをゴム製ボールに採りスパチュラ−を用い
て適法に従い練和した。
実施例2 次亜塩素酸ナトリウム溶液(20重量%の濃度)をポリ
ウレタン薄膜で被ったマイクロカプセルとケイソウ土を
用いた以外は実施例1に用いた成分を用いた。先ず消毒
剤としてグルコン酸クロルヘキシジンを2重量部と流動
パラフィンlO重量部とをケイソウ土60重量部に混合
しケイソウ土の吸着したグルコン酸クロルヘキシジンの
表面を流動パラフィンで処理した。
このものを72重量部採り実施例1で使用した成分(ケ
イソウ土及びカプセルを除く)に添加しブレングー中で
混合しながらスフ9928重量部を滴下した。得られた
粉末16重量部と水40重量部とをゴム製ボールに採り
スパチュラ−を用いて適法に従い練和した。
実施例3 次亜塩素酸ナトリウム溶液(20重量%の濃度)をポリ
ウレタン薄膜で被ったマイクロカプセル以外は実施例1
に用いた成分を用いた。イソエリート・L(日新化学−
社製のサイクロデキストリンの製品名)を150重量部
採りイソエリート・Lの溶液の中にグルタルアルデヒド
を50重量部加え1時間程度攪拌した。生じた沈殿を採
り乾燥させグルタルアルデヒドを包接したイソエリート
・Lの粉末を作製した。この粉末を4重量部採り実施例
1で使用した成分(カプセルを除く)に添加しブレング
ー中で混合しながらスフ9928重量部を滴下した。得
られた粉末16重量部と水40重量部とをゴム製ボール
に採りスパチュラ−を用いて適法に従い練和した。
実施例4 グルタルアルデヒド0.57重量部に水を40重量部と
ベリコール70−マダストフリー(面歪歯科工業−社製
のアルギン酸印象材の製品名)の粉末16重量部をゴム
製ボールに採りスパチュラ−を用いて適法に従い練和し
た。
実施例5 グルタルアルデヒド0.3重量部を用いた他は実施例4
と同様とした。
実施例6 グルタルアルデヒド2.85重量部を用いた他は実施例
4と同様とした。
実施例7 グルコン酸クロルヘキシジン0.57重量部に水を40
重量部とベリコールアローマダストフリー(面歪歯科工
業−社製のアルギン酸印象材の製品名)の粉末16重量
部をゴム製ボールに採りスパチュラ−を用いて適法に従
い練和した。
実施例8 グルコン酸クロルヘキシジン0.3重量部を用いた他は
実施例7と同様とした。
実施例9 グルコン酸クロルヘキシジン2.85重量部を用いた他
は実施例7と同様とした。
比較例1 グルタルアルデヒド5.7重量部を用いた他は実施例1
と同様とした。
比較例2 グルコン酸クロルヘキシジン5.7重量部を用いた他は
実施例7と同様とした。
標準品 ベリコールアローマダストフリー(面歪歯科工業−社製
のアルギン酸印象材の製品名)の粉末16重量部に水4
0重量部をゴム製ボールに採りスパチュラ−を用いて適
法に従い練和した。
実施例1〜9.比較例1,2及び標準品から得た物性デ
ータを第1表に示す。
第1表 実施例1は次亜塩素酸ナトリウム溶液(20重量%の濃
度)をポリウレタン薄膜で被ったマイクロカプセルをア
ルギン酸印象材の粉末中に分散させ水と練和した際の物
理的力で充分マイクロカプセル薄膜が破れ内在する次亜
塩素酸ナトリウムの水溶液が流出した6従ってアルギン
酸印象材全体を消毒する効果を期待出来る。
実施例2はケイソウ土にグルコン酸クロルヘキシジンを
吸着させたものに流動パラフィンの薄膜で被う様にし、
之をアルギン酸印象材を作製する他の組成物と混合した
もので、水と練和した際容易にグルコン酸クロルヘキシ
ジンが流出した。従ってアルギン酸印象材全体を消毒す
る効果を期待出来る。
実施例3はグルタルアルデヒドをサイクロデキストリン
中に包接させたものをアルギン酸印象材を作製する他の
組成物と混合したもので水と練和した際容易にグルタル
アルデヒドが流出した。従ってアルギン酸印象材全体を
消毒する効果を期待出来る。
実施例4〜9.比較例1,2はグルコン酸クロルヘキシ
ジン及びグルタルアルデヒドの含有量がアルギン酸印象
材に与える物性に対する影響を観たものであり、実施例
4〜9は標準品に比較し遜色無かったが、比較例1,2
に於いてはアルギン酸印象材としての物性に悪影響を示
し、アルギン酸印象材として使用出来なかった。なお消
毒剤その物の効果は消毒剤の種類または使用部位により
異なるが0.05〜5重量%含有されておれば充分とさ
れている。
なおグルコン酸クロルヘキシジンでは一般的に次の様な
データがあり、之はゲル状硬化物に対しても同様に及ぶ
ものである。
以下余白 従って従来、印象材陰型に付着していた病原性細菌また
はウィルスに対する消毒の目的で印象材の陰型を消毒液
中に約10〜30分間浸漬する方法に存していた次の■
、■の欠点を完全に除去出来たのである。
■ 消毒液に印象材の陰型を浸漬させて消毒するという
作業は印象材の陰型上に石膏を流し石膏模型を作製する
という本来の作業工程の中に含まれておらず、失念また
は省略され勝ちであること。
■ 消毒液中に印象材の陰型を約10〜30分間浸漬さ
せるという作業は位動になり勝ちであり、消毒液中に浸
漬すること無く印象材の陰型を水洗のみにとどめて了う
ことが多い。
また消毒液をスプレー器に入れ印象材の陰型に吹き掛け
る方法に存する次の■、■、■の欠点を完全に除去出来
たのである。
■ 消毒液をスプレー器に入れ印象材の陰型に吹き掛け
る作業は印象材の陰型上に石膏を流し石膏模型を作製す
るという本来の作業工程中に含まれていないので失念さ
れたり省略され勝ちであること。
■ 消毒液をスプレー器に入れ印象材の陰型に吹き掛け
た後、短時間経過しただけで水洗して了うため充分な消
毒効果を期特出来難いこと。
■ 印象材の陰型に均一にスプレーが散布されず、アン
ダーカット部などに吹き掛けが充分に行なわれず効果的
な消毒が出来ないこと。
従って本発明の消毒剤含有アルギン酸印象材により従来
の欠点を確実に除去出来たのである。また消毒剤は場合
によりアルギン酸練和の際の水成分中に分散させておい
てもよい。
また消毒剤は複数のものを混合して用いてもよい。なお
本発明に用いた消毒剤を含有した石膏材料、埋没材料、
エポキシ系の模型材料、粘土及びワックスなどのボクシ
ング用材料にも本発明と同様な効果が得られる。
〔効果〕
本発明の目的は歯科医療行為中特にアルギン酸印象材の
陰型を通じて感染症の感染を防止し様とするものであっ
てアルギン酸印象材の粉末中に保存安定処理を行なった
状態で消毒剤を予め含有させておき、その消毒剤含有ア
ルギン酸印象材を水と練和した際に容易に消毒剤が流出
しアルギン酸印象材の陰型そのものの消毒を簡品的且つ
洩れ無く行なうことが出来るものであって従来の消毒作
業の煩雑さ、消毒の不完全さ、消毒作業のし忘れを完全
に除去出来るものであり歯科医療向上に対する効果は大
なるものがある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 歯科用アルギン酸印象材に於いてアルギン酸印象材
    硬化物100重量部に対し0.01〜7重量部の消毒剤
    を含有することを特徴とする消毒剤含有アルギン酸印象
    材。 2 消毒剤がグルタルアルデヒドである特許請求の範囲
    第1項記載の消毒剤含有アルギン酸印象材。 3 消毒剤がグルコン酸クロルヘキシジンである特許請
    求の範囲第1項記載の消毒剤含有アルギン酸印象材。 4 消毒剤がマイクロカプセルに内蔵されている特許請
    求の範囲第1項ないし第3項中の何れか1項に記載の消
    毒剤含有アルギン酸印象材。 5 消毒剤がサイクロデキストリンに包接されている特
    許請求の範囲第1項ないし第3項中の何れか1項に記載
    されている消毒剤含有アルギン酸印象材。
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