JP7848900B1 - 建築物 - Google Patents

建築物

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JP7848900B1
JP7848900B1 JP2025001185A JP2025001185A JP7848900B1 JP 7848900 B1 JP7848900 B1 JP 7848900B1 JP 2025001185 A JP2025001185 A JP 2025001185A JP 2025001185 A JP2025001185 A JP 2025001185A JP 7848900 B1 JP7848900 B1 JP 7848900B1
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達也 石川
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Abstract

【課題】空間を効率的に活用できる建築物を提供する。
【解決手段】建築物10は、居室ゾーン20と、居室ゾーン20と隣り合うバックヤードゾーン60と、居室ゾーン20とバックヤードゾーン60とを通る第1回遊動線L1と、を備える。第1回遊動線L1は、居室ゾーン20を通る第1通路部A1、居室ゾーン20から第1作業室61まで第2方向D2に沿う第2通路部A2、居室ゾーン20から第2作業室71まで第2方向D2に沿う第3通路部A3、および第1作業室61と第2作業室71とを繋ぐ通行部Pを通る。第2通路部A2と第3通路部A3との間に、第2通路部A2から使用可能である第1空間91と、第3通路部A3から使用可能である第2空間92と、が配置される。
【選択図】図2

Description

本開示は、建築物に関する。
居住者の動線が考慮された建築物が知られている。特許文献1の建築物では、リビング・ダイニングルームに繋がる複数の動線が形成されている。
特開2020-105869号公報
居住者の動線として周回できる回遊動線が知られている。特許文献1の複数の動線のそれぞれを繋ぐことによって回遊動線となるが、その回遊動線は廊下を通過する。特許文献1では居住者の廊下での作業を想定していない。回遊動線を備える建築物において、回遊動線が通る空間の活用に関して改善の余地がある。
(1)上記課題を解決する建築物は、居室が設けられる居室ゾーンと、前記居室ゾーンと隣り合うバックヤードゾーンと、前記居室ゾーンと前記バックヤードゾーンとを通る第1回遊動線と、を備える建築物であって、前記居室ゾーンは、第1方向に沿う第1通路部を有し、前記バックヤードゾーンは、前記居室ゾーンから見て前記第1方向と交差する第2方向に配置される第1作業室と、前記居室ゾーンから見て前記第2方向に配置され、かつ、前記第1方向において前記第1作業室と隣り合う第2作業室と、前記居室ゾーンから前記第1作業室まで前記第2方向に沿う第2通路部と、前記居室ゾーンから前記第2作業室まで前記第2方向に沿う第3通路部と、前記第1作業室と前記第2作業室とを繋ぐ通行部と、を有し、前記第1回遊動線は、前記第1通路部、前記第2通路部、前記第3通路部、および前記通行部を通り、前記第2通路部と前記第3通路部との間に、前記第2通路部から使用可能である第1空間と、前記第3通路部から使用可能である第2空間と、が配置される。
この構成によれば、第1回遊動線において居室ゾーンと第1作業室との間を移動するときに第1空間を使用できる。また、第1回遊動線において居室ゾーンと第2作業室との間を移動するときに第2空間を使用できる。このように、建築物では、第1回遊動線において部屋と部屋との間を移動するときに使用できる空間が設けられるため、空間を効率的に活用できる。
(2)上記(1)に記載の建築物において、前記バックヤードゾーンには、前記第2通路部から使用可能である第3空間と、前記第3通路部から使用可能である第4空間と、が配置され、前記第1空間および前記第3空間は、前記第1方向において前記第2通路部を挟むように配置され、前記第2空間および前記第4空間は、前記第1方向において前記第3通路部を挟むように配置される。
この構成によれば、第1回遊動線において第2通路部を移動するときに第1空間と第3空間の両方を使用できる。また、第1回遊動線において第3通路部を移動するときに第2空間と第4空間の両方を使用できる。このように、建築物では第1回遊動線において部屋と部屋との間を移動するときに使用できる空間を増やすことができる。
(3)上記(2)に記載の建築物において、前記第1空間は、前記第2通路部と繋がる収納空間であり、前記第3空間は、前記第2通路部とドアを介して繋がるトイレ室である。この構成によれば、第1回遊動線において第2通路部を移動するときに、第1空間から物を取り出すこと、および、第1空間に物をしまうことができる。また、居住者が第1回遊動線によって居室ゾーンからトイレ室にスムーズに移動できる。
(4)上記(3)に記載の建築物において、前記居室ゾーンと前記第2通路部との間にはドアが設けられる。この構成によれば、ドアによって居室ゾーンから第2通路部が隠されるため、居室ゾーンから収納室としての第1空間およびトイレ室としての第3空間を隠すことができる。
(5)上記(2)から(4)のいずれか1つに記載の建築物において、前記第2空間は、前記第3通路部に常時開口する収納空間であり、前記第4空間は、前記第3通路部に常時開口する収納空間である。この構成によれば、収納空間である第2空間および収納空間である第4空間が第3通路部に常時開口するため、第1回遊動線を移動するときに第2空間および第4空間を使用しやすい。第2空間および第4空間が収納空間として構成されるため、建築物の収納動線を効率化できる。
(6)上記(5)に記載の建築物において、前記第3通路部と前記居室ゾーンとの間は常時開口し、前記第2作業室と前記第3通路部との間にはドアが設けられる。この構成によれば、第3通路部と居室ゾーンとの間が常時開放するため、第2空間および第4空間を使用するときに居室ゾーンから第3通路部に移動しやすい。また、第2作業室と第3通路部との間にはドアが設けられているため、居室ゾーンから第2作業室を隠すことができる。
(7)上記(1)から(6)のいずれか1つに記載の建築物において、前記第1作業室は、洗面室および浴室の少なくとも1つであり、前記第2作業室は、洗濯、乾燥、アイロン掛け、および衣類収納の少なくとも1つが行われる家事室である。この構成によれば、居室ゾーンと、洗面所および浴室の少なくとも1つと、家事室とが第1回遊動線によって繋がっているため、部屋と部屋との間の移動をスムーズに行える。この結果、建築物の家事動線を効率化できる。
(8)上記(1)から(7)のいずれか1つに記載の建築物において、前記第1方向における前記第2通路部の幅、前記第1方向における前記第3通路部の幅、および前記第2方向における前記通行部の幅は、等しい。この構成によれば、第2通路部の幅、第3通路部の幅、および通行部の幅が等しいため、人が居室ゾーンから第1回遊動線を通り居室ゾーンに戻ってくるときに、第1回遊動線を動線として認識しやすい。
(9)上記(1)から(8)のいずれか1つに記載の建築物において、前記居室ゾーンは、リビングダイニングキッチンとしての第1居室を有し、前記第1居室は、前記第1通路部を有する。この構成によれば、リビングダイニングキッチンとしての第1居室とバックヤードゾーンとの間をスムーズに移動できる。
(10)上記(9)に記載の建築物において、前記居室ゾーンは、前記第1方向において前記第1居室と隣り合う第2居室を有し、前記第2居室は、前記第1回遊動線に繋がる。この構成によれば、第1回遊動線から第2居室に直接移動できるため、第2居室に他の部屋からスムーズに移動できる。
(11)上記(9)または(10)に記載の建築物において、前記第1居室は、キッチンおよびダイニングテーブルの少なくとも一方を有するアイランド部と、前記第1方向に沿い、かつ、前記第2方向において前記第1通路部よりも前記バックヤードゾーンから離れた位置にある第4通路部と、を有し、前記アイランド部は、前記第2方向において前記第1通路部と前記第4通路部との間に位置し、前記第4通路部、前記第2通路部、前記第3通路部、および前記通行部を通る第2回遊動線を備える。この構成によれば、第1回遊動線の一部と第2回遊動線の一部とが重なるため、第1回遊動線と第2回遊動線との間をスムーズに移動できる。
(12)上記(11)に記載の建築物において、前記居室ゾーンは、前記第1方向において前記第1居室と隣り合う第1収納部を有し、前記第1収納部は、前記第2回遊動線から使用可能である。この構成によれば、第2回遊動線を移動するときに第1収納部を使用できる。
(13)上記(11)または(12)に記載の建築物において、前記居室ゾーンは、前記居室ゾーンが配置される第1フロアの上の第2フロアに繋がる階段を有し、前記階段は、前記第2回遊動線に繋がる。この構成によれば、階段が第2回遊動線に繋がるため、階段に他の部屋からスムーズに移動できる。
(14)上記(13)に記載の建築物において、前記居室ゾーンは、前記第1方向において前記第1居室と隣り合う第2収納部を有し、前記第2収納部は、前記第2回遊動線から使用可能であり、かつ、前記階段の下に設けられる。この構成によれば、第2収納部が階段の下に設けられるため、階段の下の空間を効率的に活用できる。
(15)上記(13)または(14)に記載の建築物において、前記居室ゾーンは、玄関と、前記玄関に繋がる玄関ホールと、前記玄関から使用可能である第3収納部と、を有し、前記玄関ホールは、前記第2回遊動線に繋がり、前記第3収納部は、前記階段の下に設けられる。この構成によれば、第3収納部が階段の下に設けられるため、階段の下の空間を効率的に活用できる。
本開示の建築物は、空間を効率的に活用できる。
実施形態に係る建築物の模式図である。 図1の建築物の第1フロアを示す平面図である。 図1の建築物の第2フロアを示す平面図である。
<実施形態>
図1から図3を参照して、実施形態に係る建築物10を説明する。図1に示されるように、本実施形態に係る建築物10は戸建て住宅である。建築物10は集合住宅であってもよい。本実施形態の建築物10は2階建ての住宅である。本実施形態では、図2に示されるフロアを第1フロアF1と呼ぶ。第1フロアF1は、玄関46のあるフロアである。図3に示されるフロアを第2フロアF2と呼ぶ。第2フロアF2は、第1フロアF1の上のフロアである。
本明細書の建築物10は、例えば、地球の北半球にある。図2および図3に示される平面図の上側は北側である。図2および図3に示される平面図の下側は南側である。図2および図3に示される平面図の右側は東側である。図2および図3に示される平面図の左側は西側である。東側から西側に向かう方向として、第1方向D1が定義される。第1方向D1と交差する方向として、第2方向D2が定義される。第2方向D2は、南側から北側に向かう方向である。
図2に示される建築物10の第1フロアF1について説明する。
図2に示されるように、建築物10は、居室ゾーン20と、バックヤードゾーン60と、第1回遊動線L1と、を備える。建築物10は、居室ゾーン20が日当たりのよい方角に面するように配置される。建築物10が地球の北半球にある場合、日当たりのよい方角は南である。居室ゾーン20の窓34は南に面する。居室ゾーン20は、バックヤードゾーン60よりも南側に位置する。
第1回遊動線L1は、第1フロアF1内を周回するように形成される。第1回遊動線L1は、居室ゾーン20とバックヤードゾーン60とを通る。第1回遊動線L1は、第1通路部A1、第2通路部A2、第3通路部A3、および通行部Pを通る。居室ゾーン20は、第1通路部A1を有する。第1通路部A1は、第1方向D1に沿う。バックヤードゾーン60は、第2通路部A2、第3通路部A3、および通行部Pを有する。第2通路部A2および第3通路部A3は、第2方向D2に沿う。
建築物10は、さらに、第2回遊動線L2を備える。第2回遊動線L2は、第4通路部A4、第2通路部A2、第3通路部A3、および通行部Pを通る。本実施形態の第2回遊動線L2は、さらに、第5通路部A5および第6通路部A6を通る。居室ゾーン20は、第4通路部A4、第5通路部A5、および、第6通路部A6を有する。第4通路部A4は、第1方向D1に沿う。第5通路部A5および第6通路部A6は、第2方向D2に沿う。
第2回遊動線L2の一部は、第1回遊動線L1の一部と同じ動線を通る。具体的には、第2回遊動線L2は、バックヤードゾーン60において第1回遊動線L1と重なる。第1回遊動線L1および第2回遊動線L2は、例えば、建築物10の居住者が家事および収納を行うための家事収納動線である。
<居室ゾーン>
居室ゾーン20は、第1フロアF1に配置される。居室ゾーン20には、居室が設けられる。居室は、建築物10の居住者が生活するための部屋である。
居室ゾーン20は、第1居室21を有する。第1居室21は、例えば、リビングダイニングキッチンである。第1居室21は、第1通路部A1を有する。第1通路部A1は、第1居室21内を通過する。第1居室21は、ダイニングキッチン空間と、リビング空間と、を有する。ダイニングキッチン空間とリビング空間とは繋がっている。具体的には、ダイニングキッチン空間とリビング空間との間には、壁、扉等の仕切りが設けられない。
第1居室21は、アイランド部22と、第4通路部A4と、を有する。アイランド部22は、キッチン23およびダイニングテーブル24の少なくとも一方を有する。本実施形態では、アイランド部22は、キッチン23およびダイニングテーブル24の両方を有する。キッチン23およびダイニングテーブル24は、それぞれの長手方向が揃った状態で隣り合うように配置される。本実施形態では、キッチン23およびダイニングテーブル24の長手方向は第2方向D2に沿う。キッチン23は、シンク25と、調理台26と、を有する。キッチン23の調理台26の高さは、ダイニングテーブル24の高さよりも高い。キッチン23は、第2回遊動線L2の第5通路部A5から使用可能である。アイランド部22は、第2回遊動線L2の内側に位置する。アイランド部22は、第1回遊動線L1の外側に位置する。
第1居室21は、背面収納棚27を有する。背面収納棚27は、アイランド部22と第1方向D1に並ぶ。背面収納棚27には、コンロ28が配置される。アイランド部22および背面収納棚27は、ダイニングキッチン空間に配置される。背面収納棚27は、第2回遊動線L2の第5通路部A5から使用可能である。
第4通路部A4は、第1居室21内を通過する。第4通路部A4は、第2方向D2において第1通路部A1よりもバックヤードゾーン60から離れた位置にある。アイランド部22は、第2方向D2において第1通路部A1と第4通路部A4との間に位置する。第2方向D2における第4通路部A4の幅は、例えば、第2方向D2における第1通路部A1の第1幅W1よりも大きい。
第5通路部A5は、第1居室21内を通過する。第5通路部A5は、アイランド部22と背面収納棚27との間に設けられる。第1方向D1における第5通路部A5の幅は、例えば、第1通路部A1の第1幅W1よりも大きい。
第1居室21は、ソファ29と、テーブル31と、テレビ台32と、を有する。ソファ29、テーブル31、およびテレビ台32は、リビング空間に配置される。第4通路部A4は、アイランド部22と、ソファ29、テーブル31、およびテレビ台32が設けられる空間との間を通過する。
建築物10の室外空間には、アウトドアダイニング部33が設けられる。アウトドアダイニング部33では、例えば、建築物10の居住者が調理、食事等の活動を行うことができる。第1居室21とアウトドアダイニング部33とは窓34で繋がる。窓34は、例えば、掃き出し窓である。
第1フロアF1には、第1仕切り壁35が設けられる。第1仕切り壁35は、第1方向D1に沿うように配置される。第1仕切り壁35は、居室ゾーン20とバックヤードゾーン60とを区画する。第1通路部A1は、第1仕切り壁35とアイランド部22との間を通過する。第1通路部A1の第1幅W1は、例えば、50cmである。
居室ゾーン20は、第2居室41を有する。第2居室41は、第1方向D1において、アイランド部22に対して背面収納棚27と反対側に設けられる。第2居室41は、ワーク部42を有する。ワーク部42は、机と椅子とで構成される。第2居室41では、建築物10の居住者が学習、在宅ワーク等の作業を行うことができる。
第2居室41は、第1方向D1において第1居室21と隣り合う。例えば、第2居室41と第1居室21との間には、扉、ドア等の建具が設けられない。第2居室41は、第1居室21に常時開口している。
第2居室41は、第1回遊動線L1に繋がる。第2居室41は、第2回遊動線L2に繋がる。第2居室41は、第1回遊動線L1および第2回遊動線L2の両方に出入り可能である。
居室ゾーン20は、第1収納部43を有する。第1収納部43は、例えば、第1居室21を区画する壁に設けられるニッチ収納である。第1収納部43には、各種電灯のスイッチ、インターホン、リモコン、携帯電話の充電器等の物品が収納される。
第1収納部43は、第1方向D1において第1居室21と隣り合う。第1収納部43は、第1方向D1において第1居室21と第2居室41との間に位置する。第1収納部43は、第1居室21に常時開口している。第1収納部43は、第2回遊動線L2から使用可能である。本実施形態では、第1収納部43は、第2回遊動線L2の第6通路部A6から使用可能である。
居室ゾーン20は、階段44を有する。階段44は、第1フロアF1から第2フロアF2に繋がる。階段44は、例えば、180度回転する回り階段である。階段44は、第2方向D2において第2居室41と隣り合う。
階段44は、第2回遊動線L2に繋がる。本実施形態では、階段44は、第2回遊動線L2の第6通路部A6に繋がる。第2回遊動線L2を移動する居住者は、第2回遊動線L2の第6通路部A6から階段44を上ることによって第2フロアF2に移動する。
図2および図3に示されるように、階段44で第1フロアF1から第2フロアF2に上がるとき、階段44は左回りである。階段44は、第1部分44Aと、第2部分44Bと、を有する。図2に示される第1部分44Aは、第1フロアF1に繋がる。図3に示される第2部分44Bは、第1部分44Aよりも上に位置する部分である。第2部分44Bは、第2フロアF2に繋がる。第2部分44Bは、第1部分44Aの南側に位置する。
図2に示されるように、居室ゾーン20は、第2収納部45を有する。第2収納部45は、例えば、収納室である。第2収納部45には、例えば、鞄、上着等の居住者が外出時に携行する物品が収納される。第2収納部45は、階段44の下に設けられる。図2および図3に示されるように、第2収納部45は、例えば、階段44の第2部分44Bの下に設けられる。
図2に示されるように、第2収納部45は、第1方向D1において第1居室21と隣り合う。第2収納部45は、第2方向D2において階段44の第1部分44Aと隣り合う。第2収納部45と第1居室21との間には折れ戸が設けられる。第2収納部45は、第2回遊動線L2から使用可能である。本実施形態では、第2収納部45は、第2回遊動線L2の第6通路部A6から使用可能である。
第6通路部A6は、第1居室21内を通過する。第6通路部A6は、第1居室21のアイランド部22と、第2居室41、第1収納部43、階段44、および第2収納部45との間に設けられる。第1方向D1における第6通路部A6の幅は、例えば、第1通路部A1の第1幅W1よりも大きい。
居室ゾーン20は、玄関46と、玄関ホール47と、第3収納部48と、を有する。玄関ポーチ49が、建築物10の室外に設けられる。玄関46は、玄関ポーチ49と玄関ドアを介して繋がっている。玄関ホール47は、玄関46に繋がる。玄関ホール47は、第2回遊動線L2に繋がる。第2回遊動線L2の第6通路部A6を移動する居住者は、第2回遊動線L2から玄関ホール47に入ることによって玄関46に移動する。玄関ホール47は、引き戸を介して第1居室21に繋がる。
第3収納部48は、例えば、収納室である。第3収納部48には、靴、上着、鞄等の外出時に携行する物品が収納される。第3収納部48は、第2方向D2において玄関46と隣り合う。第3収納部48と玄関46との間には折れ戸が設けられる。第3収納部48は、玄関46から使用可能である。建築物10の居住者は、外出するときに第3収納部48から靴、上着、鞄等の物品を取り出すこと、および、帰宅時に物品をしまうことができる。
図2および図3に示されるように、第3収納部48は、階段44の下に設けられる。具体的には、第3収納部48は、階段44の第2部分44Bの下に設けられる。第3収納部48は、第2方向D2において階段44の第1部分44Aと隣り合う。第3収納部48は、第1方向D1において第2収納部45と隣り合う。
第2収納部45は、第2方向D2において玄関ホール47と隣り合う。建築物10の居住者は、外出するときに第2収納部45から鞄、上着等の物品を取り出した後に、第2回遊動線L2を通り玄関ホール47に入ることができる。
<バックヤードゾーン>
バックヤードゾーン60は、居室ゾーン20と隣り合う。バックヤードゾーン60は、居室ゾーン20の北側に位置する。バックヤードゾーン60は、第1作業室61と、第2作業室71と、第2通路部A2と、第3通路部A3と、通行部Pと、を有する。バックヤードゾーン60には、第1空間91と、第2空間92と、が配置される。バックヤードゾーン60には、さらに、第3空間93と、第4空間94と、が配置される。
第1作業室61は、居室ゾーン20から見て第2方向D2に配置される。第1作業室61は、洗面室および浴室の少なくとも1つである。本実施形態では、第1作業室61は洗面室である。第1作業室61には、洗面台62と、洗面収納棚63と、が配置される。第1回遊動線L1および第2回遊動線L2は、洗面台62と洗面収納棚63との間の空間を通る。
第1フロアF1には、第2仕切り壁64が設けられる。第2仕切り壁64は、第1方向D1に沿うように配置される。第2仕切り壁64は、バックヤードゾーン60を第2方向D2において区画する。第2仕切り壁64は、第1作業室61と第1空間91および第3空間93との間に配置される。洗面収納棚63は、第2仕切り壁64に配置される。
第2通路部A2は、居室ゾーン20から第1作業室61まで第2方向D2に沿う。居室ゾーン20と第2通路部A2との間には第1ドア65が設けられる。第1ドア65は、例えば、引き戸である。第1ドア65は、第1仕切り壁35に設けられる。第1回遊動線L1および第2回遊動線L2は、第1ドア65を通る。
第1作業室61と第2通路部A2との間には第2ドア66が設けられる。第2ドア66は、例えば、引き戸である。第2ドア66は、第2仕切り壁64に設けられる。第1回遊動線L1および第2回遊動線L2は、第2ドア66を通る。
第2作業室71は、居室ゾーン20から見て第2方向D2に配置される。第2作業室71は、家事室である。家事室では、例えば、洗濯、乾燥、アイロン掛け、および衣類収納の少なくとも1つが行われる。第2作業室71には、乾燥機72と、洗濯機73と、室内物干し竿74と、が第1方向D1に並ぶように配置される。第2作業室71には、第1家事収納棚75と、第2家事収納棚76と、が配置される。第1回遊動線L1および第2回遊動線L2は、乾燥機72、洗濯機73、室内物干し竿74、および第1家事収納棚75と、第2家事収納棚76との間の空間を通る。第2作業室71には、建築物10の室外に出るための勝手口が設けられる。
第1フロアF1には、第3仕切り壁77が設けられる。第3仕切り壁77は、第1方向D1に沿うように配置される。第3仕切り壁77は、第2仕切り壁64と連続する。第3仕切り壁77は、バックヤードゾーン60を第2方向D2において区画する。第3仕切り壁77は、第2作業室71と第2空間92および第4空間94との間に配置される。第1家事収納棚75および第2家事収納棚76は、第3仕切り壁77に配置される。
第3通路部A3は、居室ゾーン20から第2作業室71まで第2方向D2に沿う。第2作業室71と第3通路部A3との間には第3ドア78が設けられる。第3ドア78は、例えば、引き戸である。第3ドア78は、第3仕切り壁77に設けられる。第1回遊動線L1および第2回遊動線L2は、第3ドア78を通る。
第3通路部A3と居室ゾーン20との間は常時開口する。第1仕切り壁35には、第3通路部A3と居室ゾーン20とを繋ぐ開口部が設けられる。第1回遊動線L1および第2回遊動線L2は、第1仕切り壁35の開口部を通る。
第2作業室71は、第1方向D1において第1作業室61と隣り合う。第2作業室71は、第1作業室61の東側に位置する。第1フロアF1には、第4仕切り壁79が設けられる。第4仕切り壁79は、第2方向D2に沿うように配置される。第4仕切り壁79は、バックヤードゾーン60を第1方向D1において区画する。第4仕切り壁79は、第1作業室61と第2作業室71との間に配置される。
通行部Pは、第1作業室61と第2作業室71とを繋ぐ。通行部Pは、第4仕切り壁79に設けられる開口部である。第4仕切り壁79には、第4ドア81が設けられる。第4ドア81は、例えば、引き戸である。第4ドア81は、通行部Pとしての開口部に配置される。第1回遊動線L1および第2回遊動線L2は、第4ドア81を通る。
バックヤードゾーン60は、第3作業室82を有する。第3作業室82は、第1方向D1において第1作業室61と隣り合う。第3作業室82は、第1作業室61の西側に位置する。本実施形態では、第3作業室82は浴室である。第3作業室82は、例えば、ユニットバスとして構成される。
第1空間91は、第2方向D2において居室ゾーン20と第1作業室61との間に位置する。第1空間91は、第1仕切り壁35によって居室ゾーン20から区画される。第1空間91は、第2仕切り壁64によって第3作業室82から区画される。
第1空間91は、第1方向D1において第2通路部A2と隣り合う。第1空間91は、第2通路部A2と繋がる収納空間である。第1空間91には、例えば、掃除用具等の物品が収納される。第1空間91と第2通路部A2との間には折れ戸が設けられる。第1空間91は、第2通路部A2から使用可能である。建築物10の居住者は、第1回遊動線L1および第2回遊動線L2を移動するときに、第1空間91から物品を取り出すこと、および、第1空間91に物品をしまうことができる。
第2空間92は、第2方向D2において居室ゾーン20と第2作業室71との間に位置する。第2空間92は、第1仕切り壁35によって居室ゾーン20から区画される。第2空間92は、第3仕切り壁77によって第2作業室71から区画される。
第2空間92は、第1方向D1において第3通路部A3と隣り合う。第2空間92は、第3通路部A3に常時開口する収納空間である。第2空間92には、例えば、冷蔵庫83および冷凍庫84のいずれか一方が配置される。図2の例では、冷蔵庫83が第2空間92に配置される。冷蔵庫83の上には食料収納棚が設けられる。第2空間92は、第3通路部A3から使用可能である。建築物10の居住者は、第1回遊動線L1および第2回遊動線L2を移動するときに、第2空間92から物品を取り出すこと、および、第2空間92に物品をしまうことができる。
第2通路部A2と第3通路部A3との間に、第1空間91と、第2空間92と、が配置される。第1空間91および第2空間92は、第1回遊動線L1および第2回遊動線L2の両方の内側に位置する。第1フロアF1には、第5仕切り壁85が設けられる。第5仕切り壁85は、第2方向D2に沿うように配置される。第5仕切り壁85は、第4仕切り壁79と連続する。第5仕切り壁85は、バックヤードゾーン60を第1方向D1において区画する。第5仕切り壁85は、第1空間91と第2空間92との間に配置される。
第3空間93は、第2方向D2において居室ゾーン20と第3作業室82との間に位置する。第3空間93は、第1仕切り壁35によって居室ゾーン20から区画される。第3空間93は、第2仕切り壁64によって第3作業室82から区画される。
第3空間93は、第1方向D1において第2通路部A2と隣り合う。第3空間93は、第2通路部A2とドアを介して繋がるトイレ室である。第3空間93は、第2通路部A2から使用可能である。建築物10の居住者は、第1回遊動線L1および第2回遊動線L2から第3空間93に出入りできる。
第1空間91および第3空間93は、第1方向D1において第2通路部A2を挟むように配置される。第1空間91および第2通路部A2は、第4作業室として構成される。第3空間93は、第5作業室として構成される。
第4空間94は、第2方向D2において居室ゾーン20と第2作業室71との間に位置する。第4空間94は、第1仕切り壁35によって居室ゾーン20から区画される。第4空間94は、第3仕切り壁77によって第2作業室71から区画される。
第4空間94は、第1方向D1において第3通路部A3と隣り合う。第4空間94は、第3通路部A3に常時開口する収納空間である。第4空間94には、例えば、冷蔵庫83および冷凍庫84のいずれか一方が配置される。図2の例では、冷凍庫84が第4空間94に配置される。冷凍庫84の上には食料収納棚が設けられてもよい。第4空間94は、第3通路部A3から使用可能である。建築物10の居住者は、第1回遊動線L1および第2回遊動線L2を移動するときに、第4空間94から物品を取り出すこと、および、第4空間94に物品をしまうことができる。
第2空間92および第4空間94は、第1方向D1において第3通路部A3を挟むように配置される。第2空間92、第4空間94、および第3通路部A3は、第6作業室として構成される。第6作業室は、パントリーとして用いられる。パントリーとしての第6作業室は、第1回遊動線L1および第2回遊動線L2によって、第1居室21のダイニングキッチン空間と直接繋がる。
例えば、第1方向D1における第2通路部A2の第2幅W2、第1方向D1における第3通路部A3の第3幅W3、および第2方向D2における通行部Pの開口幅W4は、等しい。第2通路部A2の第2幅W2は、例えば、第1ドア65の幅、または、第2ドア66の幅である。図2の例では、第2幅W2は、第2ドア66の幅である。第3通路部A3の第3幅W3は、例えば、第3ドア78の幅である。通行部Pの開口幅W4は、第4仕切り壁79に設けられる開口部としての通行部Pの幅である。第2通路部A2の第2幅W2、第3通路部A3の第3幅W3、および通行部Pの開口幅W4は、第1通路部A1の第1幅W1よりも大きい。第2通路部A2の第2幅W2、第3通路部A3の第3幅W3、および通行部Pの開口幅W4は、例えば、70cmである。
<第2フロア>
図3に示される建築物10の第2フロアF2について説明する。
図3に示されるように、第2フロアF2は、ホール部111と、第3居室112と、第4居室113と、第5居室114と、を有する。階段44の第2部分44Bは、第2フロアF2のホール部111に繋がる。ホール部111は、第3居室112、第4居室113、および第5居室114に繋がる。
ホール部111は、さらに、第7作業室115、第4収納部116、および第5収納部117に繋がる。第7作業室115は、トイレ室である。第4収納部116は、収納室である。第4収納部116は、例えば、ファミリークロークである。第5収納部117は、収納室である。第5収納部117には、例えば、掃除用具が収納される。
第3居室112および第4居室113は、例えば、居住者のプライベートルームである。第3居室112および第4居室113のそれぞれには、開口収納部118が設けられる。開口収納部118は、例えば、オープンクロークである。
第5居室114は、例えば、居住者のプライベートルームである。第5居室114は、第6居室119に繋がる。第6居室119は、学習、在宅ワーク等の作業で使用される。図2および図3に示されるように、第6居室119は、例えば、第1フロアF1の玄関ポーチ49の上に位置する。第6居室119は、第6収納部121に繋がる。第6収納部121は、例えば、ウォークインクローゼットである。
図2および図3に示されるように、第1フロアF1において、玄関46は、階段44よりも南側に配置する。階段44の第2部分44Bを第1部分44Aよりも南側に配置することによって第2部分44Bの下の空間が玄関46と隣り合うため、第2部分44Bの下の空間を玄関46に繋がる第3収納部48として用いることができる。
第2フロアF2では、階段44の第2部分44Bが第1部分44Aよりも南側に位置するため、階段44の第2部分44Bと第5居室114との間に、通路部分111Aが位置する。通路部分111Aは、ホール部111の一部である。階段44の第1部分44Aを第2部分44Bの位置に配置するとともに、第2部分44Bを第1部分44Aの位置に配置することによって、通路部分111Aの空間を第5居室114の一部とすることもできる。しかし、建築物10では、第2部分44Bの下の空間を玄関46と隣り合わせるために階段44の第2部分44Bを第1部分44Aよりも南側に配置することによって、第3収納部48を階段44の下に配置している。
<本実施形態の作用>
本実施形態の第1の作用を説明する。
バックヤードゾーン60には、第2通路部A2から使用可能である第1空間91と、第3通路部A3から使用可能である第2空間92と、が配置される。建築物10の居住者は、第1回遊動線L1を移動するときに第1空間91および第2空間92を使用できる。第1回遊動線L1を移動するときに使用できる空間を増やすことによって、間取りを効率化できる。
本実施形態の第2の作用を説明する。
第2通路部A2からは第1空間91と第3空間93とが使用可能である。また、第3通路部A3からは第2空間92と第4空間94とが使用可能である。第1回遊動線L1および第2回遊動線L2において、第2通路部A2および第3通路部A3を移動するときに、人の両側に使用可能である空間が配置されるため、第1回遊動線L1および第2回遊動線L2を移動するときに行える作業の種類が増える。
本実施形態の第3の作用を説明する。
第1作業室61において第1回遊動線L1の一方の側には洗面台62が配置され、もう一方の側には洗面収納棚63が配置される。また、第2作業室71において第1回遊動線L1の一方の側には乾燥機72、洗濯機73、室内物干し竿74、および第1家事収納棚75が配置され、もう一方の側には第2家事収納棚76が配置される。バックヤードゾーン60において、第1回遊動線L1を移動する人の両側に使用可能である空間が配置されるため、第1回遊動線L1を移動するときに行える作業の種類がさらに増える。第2回遊動線L2は、バックヤードゾーン60において第1回遊動線L1と重なるため、第1回遊動線L1と同様の作用を奏する。
本実施形態の第4の作用を説明する。
第1作業室61および第2作業室71が居室ゾーン20の第2方向D2に配置されるとともに、第1方向D1において第1作業室61と第2作業室71とが隣り合う。部屋同士が隣り合うことによって、部屋同士が廊下で繋がる場合に比べて、バックヤードゾーン60における第1回遊動線L1および第2回遊動線L2の移動距離を短くできる。
本実施形態の第5の作用を説明する。
第1回遊動線L1および第2回遊動線L2は、4つの曲がり角によって形成される。具体的には、第1回遊動線L1および第2回遊動線L2は、矩形である。このため、第1回遊動線L1および第2回遊動線L2は、回遊動線が5つ以上の曲がり角によって形成される場合に比べて、移動経路が単純になる。このため、建築物10の居住者は、第1回遊動線L1および第2回遊動線L2に沿うようにスムーズに移動できる。
<本実施形態の効果>
本実施形態の効果を説明する。
(1)建築物10は、居室が設けられる居室ゾーン20と、居室ゾーン20と隣り合うバックヤードゾーン60と、居室ゾーン20とバックヤードゾーン60とを通る第1回遊動線L1と、を備える。居室ゾーン20は、第1方向D1に沿う第1通路部A1を有する。バックヤードゾーン60は、第1作業室61と、第2作業室71と、第2通路部A2と、第3通路部A3と、通行部Pと、を有する。第1作業室61は、居室ゾーン20から見て第1方向D1と交差する第2方向D2に配置される。第2作業室71は、居室ゾーン20から見て第2方向D2に配置される。第2作業室71は、第1方向D1において第1作業室61と隣り合う。第2通路部A2は、居室ゾーン20から第1作業室61まで第2方向D2に沿う。第3通路部A3は、居室ゾーン20から第2作業室71まで第2方向D2に沿う。通行部Pは、第1作業室61と第2作業室71とを繋ぐ。第1回遊動線L1は、第1通路部A1、第2通路部A2、第3通路部A3、および通行部Pを通る。第2通路部A2と第3通路部A3との間に、第2通路部A2から使用可能である第1空間91と、第3通路部A3から使用可能である第2空間92と、が配置される。
この構成によれば、第1回遊動線L1において居室ゾーン20と第1作業室61との間を移動するときに第1空間91を使用できる。また、第1回遊動線L1において居室ゾーン20と第2作業室71との間を移動するときに第2空間92を使用できる。このように、建築物10では、第1回遊動線L1において部屋と部屋との間を移動するときに使用できる空間が設けられるため、空間を効率的に活用できる。
(2)バックヤードゾーン60には、第2通路部A2から使用可能である第3空間93と、第3通路部A3から使用可能である第4空間94と、が配置される。第1空間91および第3空間93は、第1方向D1において第2通路部A2を挟むように配置される。第2空間92および第4空間94は、第1方向D1において第3通路部A3を挟むように配置される。
この構成によれば、第1回遊動線L1において第2通路部A2を移動するときに第1空間91と第3空間93の両方を使用できる。また、第1回遊動線L1において第3通路部A3を移動するときに第2空間92と第4空間94の両方を使用できる。このように、建築物10では第1回遊動線L1において部屋と部屋との間を移動するときに使用できる空間を増やすことができる。
(3)第1空間91は、第2通路部A2と繋がる収納空間である。第3空間93は、第2通路部A2とドアを介して繋がるトイレ室である。この構成によれば、第1回遊動線L1において第2通路部A2を移動するときに、第1空間91から物を取り出すこと、および、第1空間91に物をしまうことができる。また、居住者が第1回遊動線L1によって居室ゾーン20からトイレ室にスムーズに移動できる。
(4)居室ゾーン20と第2通路部A2との間には第1ドア65が設けられる。この構成によれば、第1ドア65によって居室ゾーン20から第2通路部A2が隠されるため、居室ゾーン20から収納室としての第1空間91およびトイレ室としての第3空間93を隠すことができる。
(5)第2空間92は、第3通路部A3に常時開口する収納空間である。第4空間94は、第3通路部A3に常時開口する収納空間である。この構成によれば、収納空間である第2空間92および収納空間である第4空間94が第3通路部A3に常時開口するため、第1回遊動線L1を移動するときに第2空間92および第4空間94を使用しやすい。第2空間92および第4空間94が収納空間として構成されるため、建築物10の収納動線を効率化できる。
(6)第3通路部A3と居室ゾーン20との間は常時開口する。第2作業室71と第3通路部A3との間には第3ドア78が設けられる。この構成によれば、第3通路部A3と居室ゾーン20との間が常時開放するため、第2空間92および第4空間94を使用するときに居室ゾーン20から第3通路部A3に移動しやすい。また、第2作業室71と第3通路部A3との間には第3ドア78が設けられているため、居室ゾーン20から第2作業室71を隠すことができる。
(7)第1作業室61は、洗面室および浴室の少なくとも1つである。第2作業室71は、洗濯、乾燥、アイロン掛け、および衣類収納の少なくとも1つが行われる家事室である。この構成によれば、居室ゾーン20と、洗面室および浴室の少なくとも1つと、家事室とが第1回遊動線L1によって繋がっているため、部屋と部屋との間の移動をスムーズに行える。この結果、建築物10の家事動線を効率化できる。
(8)第1方向D1における第2通路部A2の第2幅W2、第1方向D1における第3通路部A3の第3幅W3、および第2方向D2における通行部Pの開口幅W4は、等しい。この構成によれば、第2通路部A2の第2幅W2、第3通路部A3の第3幅W3、および通行部Pの開口幅W4が等しいため、人が居室ゾーン20から第1回遊動線L1を通り居室ゾーン20に戻ってくるときに第1回遊動線L1を動線として認識しやすい。
(9)居室ゾーン20は、リビングダイニングキッチンとしての第1居室21を有する。第1居室21は、第1通路部A1を有する。この構成によれば、リビングダイニングキッチンとしての第1居室21とバックヤードゾーン60との間をスムーズに移動できる。
(10)居室ゾーン20は、第1方向D1において第1居室21と隣り合う第2居室41を有する。第2居室41は、第1回遊動線L1に繋がる。この構成によれば、第1回遊動線L1から第2居室41に直接移動できるため、第2居室41に他の部屋からスムーズに移動できる。
(11)第1居室21は、キッチン23およびダイニングテーブル24の少なくとも一方を有するアイランド部22と、第1方向D1に沿う第4通路部A4と、を有する。第4通路部A4は、第2方向D2において第1通路部A1よりもバックヤードゾーン60から離れた位置にある。アイランド部22は、第2方向D2において第1通路部A1と第4通路部A4との間に位置する。建築物10は、さらに、第4通路部A4、第2通路部A2、第3通路部A3、および通行部Pを通る第2回遊動線L2を備える。この構成によれば、第1回遊動線L1の一部と第2回遊動線L2の一部とが重なるため、第1回遊動線L1と第2回遊動線L2との間をスムーズに移動できる。
(12)居室ゾーン20は、第1方向D1において第1居室21と隣り合う第1収納部43を有する。第1収納部43は、第2回遊動線L2から使用可能である。この構成によれば、第2回遊動線L2を移動するときに第1収納部43を使用できる。
(13)居室ゾーン20は、居室ゾーン20が配置される第1フロアF1の上の第2フロアF2に繋がる階段44を有する。階段44は、第2回遊動線L2に繋がる。この構成によれば、階段44が第2回遊動線L2に繋がるため、階段44に他の部屋からスムーズに移動できる。
(14)居室ゾーン20は、第1方向D1において第1居室21と隣り合う第2収納部45を有する。第2収納部45は、第2回遊動線L2から使用可能である。第2収納部45は、階段44の下に設けられる。この構成によれば、第2収納部45が階段44の下に設けられるため、階段44の下の空間を効率的に活用できる。
(15)居室ゾーン20は、玄関46と、玄関46に繋がる玄関ホール47と、玄関46から使用可能である第3収納部48と、を有する。玄関ホール47は、第2回遊動線L2に繋がる。第3収納部48は、階段44の下に設けられる。この構成によれば、第3収納部48が階段44の下に設けられるため、階段44の下の空間を効率的に活用できる。
<変形例>
上記実施形態は、建築物10が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。建築物10は、上記実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その例は、実施形態の構成の一部を置換、変更、省略した形態、または、実施形態に新たな構成を付加した形態である。以下に実施形態の変形例を示す。
・建築物10は、第1フロアF1のみの1階建ての住宅であってもよい。本変形例では、階段44が省略される。
・居室ゾーン20と、バックヤードゾーン60と、第1回遊動線L1とが第2フロアF2に配置されてもよい。本変形例では、居室ゾーン20から玄関46が省略されるとともに、第1フロアF1に玄関46が配置されてもよい。
・第1居室21は、リビング、ダイニング、およびキッチンのいずれか1つまたは2つの部屋であってもよい。
・第1収納部43は、ニッチ収納ではなく、収納室であってもよい。本変形例では、収納室としての第1収納部43に、お掃除ロボットが格納されてもよい。
・第1空間91が収納空間以外の空間であってもよい。または、第3空間93がトイレ室以外の空間であってもよい。
・居室ゾーン20と第2通路部A2との間の第1ドア65、第1作業室61と第2通路部A2との間の第2ドア66、および、第2作業室71と第3通路部A3との間の第3ドア78の少なくとも1つが省略されてもよい。いずれかのドアが省略された場合、その部分は常時開放する。
・第3通路部A3と居室ゾーン20との間にドアが設けられてもよい。
・浴室としての第3作業室82が、洗面室としての第1作業室61と一体に構成されてもよい。
・第2空間92および第4空間94の少なくとも1つが収納空間以外の空間でもあってもよい。
・第1作業室61に配置される洗面収納棚63は、第2仕切り壁64に固定されていてもよい。洗面収納棚63は、固定されずに第2仕切り壁64付近に置かれていてもよい。
・第2作業室71に配置される第1家事収納棚75および第2家事収納棚76の少なくとも1つは、第3仕切り壁77に固定されていてもよい。第1家事収納棚75および第2家事収納棚76の少なくとも1つは、固定されずに第3仕切り壁77付近に置かれていてもよい。
・第1作業室61が家事室であり、第2作業室71が洗面室および浴室の少なくとも1つであってもよい。
本明細書には以下の技術が開示される。
[付記1]
居室が設けられる居室ゾーンと、前記居室ゾーンと隣り合うバックヤードゾーンと、前記居室ゾーンと前記バックヤードゾーンとを通る第1回遊動線と、を備える建築物であって、前記居室ゾーンは、第1方向に沿う第1通路部を有し、前記バックヤードゾーンは、前記居室ゾーンから見て前記第1方向と交差する第2方向に配置される第1作業室と、前記居室ゾーンから見て前記第2方向に配置され、かつ、前記第1方向において前記第1作業室と隣り合う第2作業室と、前記居室ゾーンから前記第1作業室まで前記第2方向に沿う第2通路部と、前記居室ゾーンから前記第2作業室まで前記第2方向に沿う第3通路部と、前記第1作業室と前記第2作業室とを繋ぐ通行部と、を有し、前記第1回遊動線は、前記第1通路部、前記第2通路部、前記第3通路部、および前記通行部を通り、前記第2通路部と前記第3通路部との間に、前記第2通路部から使用可能である第1空間と、前記第3通路部から使用可能である第2空間と、が配置される、建築物。
[付記2]
前記バックヤードゾーンには、前記第2通路部から使用可能である第3空間と、前記第3通路部から使用可能である第4空間と、が配置され、前記第1空間および前記第3空間は、前記第1方向において前記第2通路部を挟むように配置され、前記第2空間および前記第4空間は、前記第1方向において前記第3通路部を挟むように配置される、付記1に記載の建築物。
[付記3]
前記第1空間は、前記第2通路部と繋がる収納空間であり、前記第3空間は、前記第2通路部とドアを介して繋がるトイレ室である、付記2に記載の建築物。
[付記4]
前記居室ゾーンと前記第2通路部との間にはドアが設けられる、付記3に記載の建築物。
[付記5]
前記第2空間は、前記第3通路部に常時開口する収納空間であり、前記第4空間は、前記第3通路部に常時開口する収納空間である、付記2に記載の建築物。
[付記6]
前記第3通路部と前記居室ゾーンとの間は常時開口し、前記第2作業室と前記第3通路部との間にはドアが設けられる、付記5に記載の建築物。
[付記7]
前記第1作業室は、洗面室および浴室の少なくとも1つであり、前記第2作業室は、洗濯、乾燥、アイロン掛け、および衣類収納の少なくとも1つが行われる家事室である、付記1に記載の建築物。
[付記8]
前記第1方向における前記第2通路部の幅、前記第1方向における前記第3通路部の幅、および前記第2方向における前記通行部の幅は、等しい、付記1に記載の建築物。
[付記9]
前記居室ゾーンは、リビングダイニングキッチンとしての第1居室を有し、前記第1居室は、前記第1通路部を有する、付記1から8のいずれか1つに記載の建築物。
[付記10]
前記居室ゾーンは、前記第1方向において前記第1居室と隣り合う第2居室を有し、前記第2居室は、前記第1回遊動線に繋がる、付記9に記載の建築物。
[付記11]
前記第1居室は、キッチンおよびダイニングテーブルの少なくとも一方を有するアイランド部と、前記第1方向に沿い、かつ、前記第2方向において前記第1通路部よりも前記バックヤードゾーンから離れた位置にある第4通路部と、を有し、前記アイランド部は、前記第2方向において前記第1通路部と前記第4通路部との間に位置し、前記第4通路部、前記第2通路部、前記第3通路部、および前記通行部を通る第2回遊動線を備える、付記9に記載の建築物。
[付記12]
前記居室ゾーンは、前記第1方向において前記第1居室と隣り合う第1収納部を有し、前記第1収納部は、前記第2回遊動線から使用可能である、付記11に記載の建築物。
[付記13]
前記居室ゾーンは、前記居室ゾーンが配置される第1フロアの上の第2フロアに繋がる階段を有し、前記階段は、前記第2回遊動線に繋がる、付記11に記載の建築物。
[付記14]
前記居室ゾーンは、前記第1方向において前記第1居室と隣り合う第2収納部を有し、前記第2収納部は、前記第2回遊動線から使用可能であり、かつ、前記階段の下に設けられる、付記13に記載の建築物。
[付記15]
前記居室ゾーンは、玄関と、前記玄関に繋がる玄関ホールと、前記玄関から使用可能である第3収納部と、を有し、前記玄関ホールは、前記第2回遊動線に繋がり、前記第3収納部は、前記階段の下に設けられる、付記13に記載の建築物。
L1…第1回遊動線、L2…第2回遊動線、A1…第1通路部、A2…第2通路部、A3…第3通路部、A4…第4通路部、P…通行部、F1…第1フロア、F2…第2フロア、10…建築物、20…居室ゾーン、21…第1居室、22…アイランド部、23…キッチン、24…ダイニングテーブル、41…第2居室、43…第1収納部、44…階段、45…第2収納部、46…玄関、47…玄関ホール、48…第3収納部、60…バックヤードゾーン、61…第1作業室、71…第2作業室、91…第1空間、92…第2空間、93…第3空間、94…第4空間。

Claims (13)

  1. 居室が設けられる居室ゾーンと、前記居室ゾーンと隣り合うバックヤードゾーンと、前記居室ゾーンと前記バックヤードゾーンとを通る第1回遊動線と、第2回遊動線と、を備える建築物であって、
    前記居室ゾーンは、第1方向に沿う第1通路部を有し、
    前記バックヤードゾーンは、
    前記居室ゾーンから見て前記第1方向と交差する第2方向に配置される第1作業室と、
    前記居室ゾーンから見て前記第2方向に配置され、かつ、前記第1方向において前記第1作業室と隣り合う第2作業室と、
    前記居室ゾーンから前記第1作業室まで前記第2方向に沿う第2通路部と、
    前記居室ゾーンから前記第2作業室まで前記第2方向に沿う第3通路部と、
    前記第1作業室と前記第2作業室とを繋ぐ通行部と、を有し、
    前記第1回遊動線は、前記第1通路部、前記第2通路部、前記第3通路部、および前記通行部を通り、
    前記第2通路部と前記第3通路部との間に、前記第2通路部から使用可能である第1空間と、前記第3通路部から使用可能である第2空間と、が配置され、
    前記居室ゾーンは、リビングダイニングキッチンとしての第1居室と、前記居室ゾーンが配置される第1フロアの上の第2フロアに繋がる階段と、を有し、
    前記第1居室は、前記第1通路部と、キッチンおよびダイニングテーブルの少なくとも一方を有するアイランド部と、前記第1方向に沿い、かつ、前記第2方向において前記第1通路部よりも前記バックヤードゾーンから離れた位置にある第4通路部と、を有し、
    前記アイランド部は、前記第2方向において前記第1通路部と前記第4通路部との間に位置し、
    前記第2回遊動線は、前記第4通路部、前記第2通路部、前記第3通路部、および前記通行部を通り、
    前記階段は、前記第2回遊動線に繋がる、
    建築物。
  2. 居室が設けられる居室ゾーンと、前記居室ゾーンと隣り合うバックヤードゾーンと、前記居室ゾーンと前記バックヤードゾーンとを通る第1回遊動線と、第2回遊動線と、を備える建築物であって、
    前記居室ゾーンは、第1方向に沿う第1通路部を有し、
    前記バックヤードゾーンは、
    前記居室ゾーンから見て前記第1方向と交差する第2方向に配置される第1作業室と、
    前記居室ゾーンから見て前記第2方向に配置され、かつ、前記第1方向において前記第1作業室と隣り合う第2作業室と、
    前記居室ゾーンから前記第1作業室まで前記第2方向に沿う第2通路部と、
    前記居室ゾーンから前記第2作業室まで前記第2方向に沿う第3通路部と、
    前記第1作業室と前記第2作業室とを繋ぐ通行部と、を有し、
    前記第1回遊動線は、前記第1通路部、前記第2通路部、前記第3通路部、および前記通行部を通り、
    前記第2通路部と前記第3通路部との間に、前記第2通路部から使用可能である第1空間と、前記第3通路部から使用可能である第2空間と、が配置され、
    前記居室ゾーンは、リビングダイニングキッチンとしての第1居室を有し、
    前記第1居室は、前記第1通路部と、キッチンおよびダイニングテーブルの少なくとも一方を有するアイランド部と、前記第1方向に沿い、かつ、前記第2方向において前記第1通路部よりも前記バックヤードゾーンから離れた位置にある第4通路部と、前記アイランド部に沿って前記第3通路部から前記第4通路部まで前記第2方向に直線に延びる第5通路部と、前記アイランド部に沿って前記第2通路部から前記第4通路部まで前記第2方向に直線に延びる第6通路部と、を有し、
    前記アイランド部は、前記第2方向において前記第1通路部と前記第4通路部との間に位置し、かつ、前記第2方向において前記第5通路部と前記第6通路部との間に位置し、
    前記第2回遊動線は、前記第4通路部、前記第5通路部、前記第6通路部、前記第2通路部、前記第3通路部、および前記通行部を通る、
    建築物。
  3. 前記バックヤードゾーンには、前記第2通路部から使用可能である第3空間と、前記第3通路部から使用可能である第4空間と、が配置され、
    前記第1空間および前記第3空間は、前記第1方向において前記第2通路部を挟むように配置され、
    前記第2空間および前記第4空間は、前記第1方向において前記第3通路部を挟むように配置される、
    請求項1または2に記載の建築物。
  4. 前記第1空間は、前記第2通路部と繋がる収納空間であり、
    前記第3空間は、前記第2通路部とドアを介して繋がるトイレ室である、
    請求項3に記載の建築物。
  5. 前記居室ゾーンと前記第2通路部との間にはドアが設けられる、
    請求項4に記載の建築物。
  6. 前記第2空間は、前記第3通路部に常時開口する収納空間であり、
    前記第4空間は、前記第3通路部に常時開口する収納空間である、
    請求項3に記載の建築物。
  7. 前記第3通路部と前記居室ゾーンとの間は常時開口し、
    前記第2作業室と前記第3通路部との間にはドアが設けられる、
    請求項6に記載の建築物。
  8. 前記第1作業室は、洗面室および浴室の少なくとも1つであり、
    前記第2作業室は、洗濯、乾燥、アイロン掛け、および衣類収納の少なくとも1つが行われる家事室である、
    請求項1または2に記載の建築物。
  9. 前記第1方向における前記第2通路部の幅、前記第1方向における前記第3通路部の幅、および前記第2方向における前記通行部の幅は、等しい、
    請求項1または2に記載の建築物。
  10. 前記居室ゾーンは、前記第1方向において前記第1居室と隣り合う第2居室を有し、
    前記第2居室は、前記第1回遊動線に繋がる、
    請求項1または2に記載の建築物。
  11. 前記居室ゾーンは、前記第1方向において前記第1居室と隣り合う第1収納部を有し、
    前記第1収納部は、前記第2回遊動線から使用可能である、
    請求項1または2に記載の建築物。
  12. 前記居室ゾーンは、前記第1方向において前記第1居室と隣り合う第2収納部を有し、
    前記第2収納部は、前記第2回遊動線から使用可能であり、かつ、前記階段の下に設けられる、
    請求項1に記載の建築物。
  13. 前記居室ゾーンは、玄関と、前記玄関に繋がる玄関ホールと、前記玄関から使用可能である第3収納部と、を有し、
    前記玄関ホールは、前記第2回遊動線に繋がり、
    前記第3収納部は、前記階段の下に設けられる、
    請求項1に記載の建築物。
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