JP7842827B2 - 防振ベアリング - Google Patents

防振ベアリング

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本発明は、防振ベアリングに関し、特に、建物や橋等の大型建造物や、器械、設備に装着され、地震や環境の振動エネルギーを吸収するための防振ベアリングであって、地震後に室温で再結晶化して歪み硬化を回避して、機能を維持し、高い比熱により地震過程による建造物の温度の上昇を防ぐと共に、構造強度の弱化を回避し、高い振動吸収効果を発揮することができる、防振ベアリングに関するものである。
現在の建物や橋、機器等の大型物体には、地震時のエネルギーや振動を吸収するための、振動吸収及び振動抑制機能を有するベアリングが設置されていることが多い。例えば、米国特許第5,655,756号公報(以下、参考案と称する)には、従来のベアリング構造(Lead Rubber Bearing,LRB,鉛ゴムベアリング)が開示されている。この参考案のベアリングは、メーン柱を有し、該メーン柱の両端にそれぞれ支持板が設置され、それら支持板が床や大型の物体に固定されており、その2つの支持板との間には、互いに交差設置された複数の金属層とゴム層とが設けられている。その構成によると、地震時に、その交差設置されたゴム層と金属層、及び鉛で構成されたメーン柱の変形によって、振動吸収効果を得ることにより、地震による被害を低減することができる。
しかしながら、参考案のベアリング構造では、そのメーン柱が鉛で構成されており、その鉛で構成されたメーン柱によれば、湾曲変形による効果で、地震のエネルギーを吸収することはできるが、鉛は、融点約327℃の有毒性重金属であることから、環境に重大な悪影響を与えてしまうと共に、地震時に、その鉛製のメーン柱は繰り返される湾曲変形により容易に高熱を発する上、鉛の比熱は低いため、従来のベアリングは地震のエネルギーを吸収する際に発する熱により、メーン柱の温度が容易に300℃以上に上昇する。これにより、メーン柱とゴム層の機能に影響を与え、それらの溶解を招くことから、従来のベアリングの機能に影響を与えてしまうので、エネルギー吸収効率の低減、更にはベアリングの破損に至り、その結果、ベアリングの構造にダメージを与えてしまうので、支持強度が低下してしまう。例え、ベアリングの使用において、その温度が鉛の融点に至っていなくても、その高温によってベアリングにおける材料(鉛やゴムを含む)が軟化し、ベアリングの構造的な強度が大幅に低減することから、従来のベアリングに大きな変位が発生し、ベアリングの支持能力及び振動吸収効果が低下する。
更に、現在の学界の研究においては、スズをメーン柱の構成材料として使用しているが、これに関して少なくとも以下の欠点や問題を有する。
一:スズの毒性は鉛の毒性(神経毒)より低いが、依然として毒性を有するので、環境に影響を与えてしまう。
二:スズの融点は約232℃であり、鉛の融点より遥かに低いことから、地震時に、メーン柱に損傷を与え、また、溶けやすいことから、従来のベアリング全体の機能に悪影響を及ぼし、吸収効率を低下させ、さらには、従来のベアリング構造に損傷を与えることから、支持強度に悪影響を及ぼす。
三:スズの温度が13.2℃以下になると、β-formからα-formの灰色スズに変化し、粉末となるため、不可逆的な破壊によって、その機能を失う。
四:地球上のスズの含有量は少なく、約20~40年内で使い果たされてしまうと推定されており、そのためスズは非常に高価で入手が困難である。
米国特許第5655756号明細書
前記従来のベアリングの問題や欠点を考慮して、鉛製のベアリングは徐々に使用禁止または敬遠されていった。また、世界では、エネルギー吸収、環境保護などの問題を解決するために、他の振動吸収材料やエネルギー吸収メカニズムについて検討され、その解決策の1つは鉛製のメーン柱を取り除くことであるが、振動吸収効果が不十分になり、ベアリングの変位が大きくなりすぎることから、油圧ダンパーなどの他のダンパーと併用する必要がある。故に、コストが高くなるだけでなく、ベアリングとダンパーを収容するためのスペースを確保する必要があるので、使用上の問題が存在している。さらに、スズ製のベアリングにも、上記のような欠点や使用上の問題を有するので、従来のベアリングには改良する余地があった。
本発明は、従来のベアリングの構造や、使用上の欠点及び効果不十分を鑑み、度重なる研究と実験を経て、従来の欠点を改善する防振ベアリングを提供することを目的とする。
本発明の主な目的は、亜鉛(Zinc)金属又は亜鉛合金を金属加工することにより構成された少なくとも50%のせん断ひずみ(Shear Strain)容量を有する靭性材料からなるメーン柱を有する防振ベアリングを提供することにあり、当該メーン柱の変形と、第1材料層と第2材料層との変形によって振動効果を発揮することができると共に、非鉛製のメーン柱は、度重なる彎曲変形による高熱と高温によってメーン柱の機能が損なわれたり、メーン柱が溶けて環境に重大な悪影響を与えたりすることを防ぐことができ、これにより、環境に優しく、減衰効果が良く、機能を維持し、温度上昇を抑制し、好適な振動吸収効果を有する防振ベアリングを提供する。
以上の目的を果たすため、本発明の防振ベアリングは、
材料が亜鉛金属又は亜鉛合金から構成された柱状体であり、該材料を金属加工することにより少なくとも50%のせん断ひずみ容量を有する、少なくとも一つのメーン柱と、
間隔をあけて前記防振ベアリングの両端にそれぞれ配置される2つの支持板と、
前記2つの支持板の間にそれぞれ交互に設置され、前記少なくとも一つのメーン柱を囲むように前記少なくとも一つのメーン柱が嵌め込まれる複数の第1材料層と複数の第2材料層と、を備える。
以上の技術手段によれば、本発明の防振ベアリングは、少なくとも以下に示す効果奏する。
一:振動吸収効果:本発明の防振ベアリングを使用する時、2つの支持板はそれぞれ地面と物体とに装着され、地震時に、メーン柱、第1材料層、および第2材料層の変形により、建物や、橋梁、機器などの大型物体に地震や環境の振動やエネルギーが直接伝わるのを防ぐための振動吸収効果が得られると共に、本発明の防振ベアリングは、油圧ダンパーなどの他のダンパーを併用しなくても十分な減衰効果が得られる。故に、必要なコストを大幅に削減できることから、経済的であり、他のダンパーを収容するための追加のスペースを必要としないので、実用性が高い。
二:環境保護に有益:本発明の防振ベアリングのメーン柱は、亜鉛金属または亜鉛合金で作られており、亜鉛は環境に優しく、生分解性の材料であり、人体の正常な機能を維持するために不可欠な成分でもある。故に、本発明の防振ベアリングが耐用年数に達して解体する必要がある場合でも、環境汚染を引き起こすことはなく、環境保護法にも合致している。
三:減衰効果の向上:本発明の防振ベアリングのメーン柱は、前記亜鉛金属または亜鉛合金で作られており、その亜鉛は、降伏応力が高い上、支持力が高く、減衰効果も大きいので、亜鉛金属または亜鉛合金で作られたメーン柱は、材料を節約できるだけでなく、防振ベアリングの変位を減らし、減衰効果を大幅に向上させて耐震効果を高めることができると共に、経済的であるので、工学的な応用と経済効果を大幅に向上させることができる。
四:全体的な機能の維持:本発明の防振ベアリングのメーン柱は、亜鉛金属または亜鉛合金から作られていると共に、その亜鉛の融点は420℃で、鉛の融点(327℃)より高いため、地震時に、本発明の防振ベアリングが振動エネルギーを吸収しても、上昇した温度は亜鉛の融点に達しない。よって、本発明のメーン柱は、地震時にその機能が減退することがなく、メーン柱および防振ベアリングの全体的な機能を維持することができる。
五:温度上昇の抑制:本発明の防振ベアリングのメーン柱は、亜鉛金属または亜鉛合金から作られており、亜鉛金属または亜鉛合金は比熱(Specific Heat)および熱伝導率(Coefficient of Thermal Conductivity)が高いため、地震時に、地震の振動エネルギーを吸収した後、温度が上昇しにくく、振動エネルギーを吸収するメーン柱の機能に影響を与えない。
六:低温での再結晶化:亜鉛は、マイナス12℃で再結晶化し、エネルギー吸収の特性が変更する。本発明の防振ベアリングのメーン柱は、質量パーセントの亜鉛金属または亜鉛合金を使用することによって、より低い再結晶温度が得られる上、靭性が向上する。特に、亜鉛含有量が60質量%~90質量%、アルミニウム含有量が40質量%~10質量%の亜鉛合金は、靭性がかなり良く、また、メーン柱は低温で再結晶化するため、地震エネルギーを吸収した後、低サイクル疲労による損傷はほとんど発生しなく、さらに、その特性は、機械的性質の悪い脆性(Brittle)材料(伸長ひずみ、Elongation、10%未満)から機械的性質が非常に良い靭性材料に変化するので、地震エネルギー吸収の基本要件を満たすことができる。
七:靭性及び強度の向上:本発明の防振ベアリングのメーン柱は、亜鉛金属または亜鉛合金から作られており、そのメーン柱を構成する材料に対して、アニール工程や、押出工程、ECAP法、巨大ひずみ加工処理、静水圧押出工程、圧延工程、ダイカスト工程、熱機械的工程、放電プラズマ焼結法、焼結工程、アルゴンプラズマ処理、スピニング成形処理、アキシャルフォーミング処理、せん断成形処理、フローフォーミング成形処理、鍛造加工、高圧ねじれ加工処理、又は焼戻過程などを含む金属加工方法を施すことにより、メーン柱は、機械的特性が悪い脆性(Brittle)材料(伸長ひずみ10%未満)から、せん断ひずみ容量が少なくとも50%である機械的特性がよい靭性材料に変化する。さらに、金属加工方式は、圧力、せん断力、ねじり力、曲げモーメント、引張力、または前述の力の組み合わせを使用することができる。金属加工方式により、亜鉛金属または亜鉛合金は、さまざまな(同一、又は異なる)温度で少なくとも一回の同じ/異なる程度のひずみ(Strains)を生じ、同じ/異なる時間間隔の加工過程を経て、その靭性およびエネルギー吸収機能を高めることができる。これによって、より優れた強度が得られることから、変形やエネルギー吸収の機能を向上させることができ、地震時の防振ベアリングの振動エネルギーの吸収機能を改善することができる。
八:安定性の向上:亜鉛の強度は鉛やスズよりも大きいため、メーン柱の強度が同一である場合、亜鉛のメーン柱の製造に必要な直径は、鉛のメーン柱やスズのメーン柱の直径よりも小さくてすむ。故に、本発明の防振ベアリングの受容孔の開口を小さくすることができるので、防振ベアリング全体の構造安定性(Stability)を効果的に向上させることができる。
本発明に係る防振ベアリングの第1の好適な実施例の斜視断面図である。 本発明に係る防振ベアリングの第1の好適な実施例の側面断面図である。 本発明に係る防振ベアリングの第1の好適な実施例の図2における3-3線縦断面の平面断面図である。 本発明に係る防振ベアリングの第2の好適な実施例の平面断面図である。 本発明に係る防振ベアリングの第3の好適な実施例の斜視断面図である。 本発明に係る防振ベアリングの第3の好適な実施例の側面断面図である。 本発明に係る防振ベアリングの第4の好適な実施例の側面断面図である。 本発明に係る防振ベアリングの第5の好適な実施例の側面断面図である。 本発明に係る防振ベアリングの第6の好適な実施例の側面断面図である。 本発明に係る防振ベアリングの第7の好適な実施例の側面断面図である。 本発明に係る防振ベアリングの試験体の外観斜視図である。 本発明に係る防振ベアリングの試験体の外観側面図である。 本発明に係る防振ベアリングの試験体の外観平面図である。 本発明に係る防振ベアリングの試験体の図12における14-14線縦断面の側面断面図である。 本発明に係る防振ベアリングの水平方向(または横方向)の相対変位が33ミリメートル(mm)のときのヒステリシスループの反応関係図である。 本発明に係る防振ベアリングの水平方向(または横方向)の相対変位が49.5ミリメートル(mm)のときのヒステリシスループの反応関係図である。 本発明に係る防振ベアリングの水平方向(または横方向)の相対変位が66ミリメートル(mm)のときのヒステリシスループの反応関係図である。
本発明の技術的特徴及び実際の効果を理解すると共に、明細書の内容に従って本発明を実現できるために、以下、明細書及び図面に示した好適な実施形態に基づいて、詳細に本発明を説明する。
本発明は、建物、橋梁、施設または機器等の物体に装着されて使用される防振ベアリングであり、図1~図3に示した第1の好適な実施例を参照すると、本発明に係る防振ベアリングは、メーン柱10、2つの支持板20、複数の第1材料層30、及び複数の第2材料層40を備え、該メーン柱10の断面は、円形、正方形、または他の幾何学的な形状を含み、また、該メーン柱10は、亜鉛(Zinc)金属又は亜鉛合金を金属加工することにより構成された少なくとも50%のせん断ひずみ(Shear Strain)容量を有する靭性材料で構成された柱状体である。
亜鉛は環境に優しく、生分解性(Biodegradable)の材料であり、人体の正常な機能を維持するために不可欠な成分でもある。亜鉛金属の純度(Purity)は、質量%で定義すると99%以上であり、例えば、亜鉛金属の純度が99.9%ということは、亜鉛金属の総質量(100%)に対して亜鉛含有量は99.9%であり、残りは亜鉛金属中の不純物である。さらに、純度が99%~99.5%の亜鉛金属は、金属加工において、より少ない加工手順と、より長い加工時間により、振動エネルギーの吸収能力を向上させることができる。一方、純度99.5%~99.9%の亜鉛金属は、金属加工において、より少ない亜鉛材料によって、より経済的な方法で振動エネルギーの吸収能力を高めることができる。純度99.9%~99.98%の亜鉛金属は、より少ない亜鉛材料によって、より経済的な方法で、振動エネルギーの吸収能力を向上させることができる共に、低サイクル疲労(Low Cycle Fatigue)による損傷を回避することができる。純度99.98%~99.995%の亜鉛金属は、金属加工において、より短い加工時間によって、靭性と強度を高めることができると共に、室温で再結晶(Recrystallization)して振動エネルギーの吸収能力を向上させ、低サイクル疲労による損傷を回避し、使用寿命を延ばすことができる。純度99.995%~100%の亜鉛金属は、それ自体の靭性が大きく、より短い金属加工期間によって、強度と靭性を高めてベアリングの変形容量を向上させて、メーン柱10の再結晶温度(Recrystallization Temperature)を低下させ、振動エネルギーの吸収能力を高め、低サイクル疲労による損傷を回避することができる。このように、亜鉛金属は地震後、低温での再結晶化により新品同様に復元することができるので、継続的かつ長期使用が可能になるとの優れた効果を有している。
さらに、前記亜鉛合金の総質量に対して、亜鉛合金中の亜鉛含有量は、50質量%(mass percentage,質量%)以上99質量%以下である(即ち、50質量%≦亜鉛含有量≦99質量%)。一部の実施形態では、亜鉛合金は、亜鉛および第1成分を含んでもよく、前記第1成分は、アルミニウム、銅、リチウム、鉄、マグネシウム、マンガン、カルシウム、ジルコニウム、ビスマス、クロム、チタン、ゲルマニウム、ストロンチウム、鉛、銀、またはそれらの組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。このように、メーン柱10の亜鉛の重量比を低くすれば、その靭性を高めることができる。更に、好ましくは、亜鉛合金は、亜鉛およびアルミニウムを含み、亜鉛合金の総質量に対して、亜鉛含有量は60質量%~90質量%であり、アルミニウム含有量は10質量%~40質量%である。なお、前述の亜鉛合金の採用は、メーン柱10の靭性(Ductility)および展性(Malleability)を高めることができる。さらに、一部の実施形態では、前記亜鉛合金の総質量に対して、亜鉛含有量は90質量%以上95質量%以下であり、前記亜鉛含有量を満たす亜鉛合金は、メーン柱10の生産数が増え、より経済的な方法で工事の基本的なニーズを満たすことができる。また、他の一部の実施形態では、前記亜鉛合金の総質量の中、亜鉛含有量は95質量%以上99質量%以下であり、前記亜鉛含有量を満たす亜鉛合金は、靭性および展性を高めるために、金属加工において、多い加工手順と、より長い加工時間が必要である。したがって、本発明のメーン柱10の亜鉛材料の質量比の純度(Purity)は60%以上100%以下であることから、亜鉛金属または亜鉛合金の、より低い再結晶温度により、靭性および展性を向上させ、振動エネルギーの吸収能力を高め、低サイクル疲労による損傷を回避するので、継続的かつ長期的な使用が可能となる。
前記2つの支持板20はそれぞれ、防振ベアリングの両端に配置され、互いに平行する状態で間隔をあけて配置されている。尚、該2つの支持板20の形状は、円形、四角形、または他の幾何学な的形状であってもよい。該2つの支持板20はそれぞれ、地面や、建物、橋梁、機械などの大型物体と器械等の小型物体に接続され、2つの支持板20のそれぞれの中心部に、メーン柱10の端部を受容する一対の受容孔21が形成される。このような2つの支持板20は、ボルト、溶接、またはリベット等の結合方式によって、構造物や、機器、基礎、橋台、または床と接続することができるが、これらに限定されない。また、図1では、2つの支持板20の各々は、支持板20上に間隔をあけて環状に配置される複数のボルト孔60を有する。
前記第1材料層30と第2材料層40とは、2つの支持板20の間に交互に設置され、メーン柱10を囲むように該メーン柱10が嵌め込まれており、その第1材料層30と第2材料層40とは、2つの支持板20の形状に対応して、円形、四角形、または他の幾何学的な形状を呈するシート体であってもよいが、2つの支持板20と異なる形状を呈するものであってもよい。例えば、支持板20の各々を四角形とした場合、前記第1材料層30と前記第2材料層40とは円形であってもよい。また、該各第1材料層30と各第2材料層と40は、互いに異なる柔軟な材料からなり、例えば、各第1材料層30は、ゴム、金属、炭素繊維、または複合材料からなり、各第2材料層40は、金属、ゴム、炭素繊維、または複合材料からなることが好ましい。更に、前記メーン柱10は、2つの支持板20、複数の第1材料層30、および複数の第2材料層40を貫通しており、複数の第1材料層30の各々の厚さは同じでも、異なっていてもよく、複数の第2材料層40の各々の厚さは同じでも、異なっていてもよい。
図2、図9、図10に示すように、メーン柱10のせん断ひずみは、メーン柱10の水平変形量(Horizonal Deformation)または横変形量(Lateral Deformation)Dを、せん断変形を受けるメーン柱10の高さHで除した値、すなわちD/Hと定義され、メーン柱10の水平変形量または横変形量Dは、複数の第1材料層30および複数の第2材料層40を貫通するメーン柱10の最上端と最下端との間の水平方向における相対的な水平変位量(Relative Horizontal Displacement)または横変位量(Relative Lateral Displacement)を指す。せん断変形を受けるメーン柱10の高さHは、メーン柱10が貫通する複数の第1材料層30および複数の第2材料層40の厚さの合計である。
上記の技術的特徴によれば、本発明の防振ベアリングの使用時に、2つの支持板20はそれぞれ床と物体とに固定されており、地震時に、メーン柱10、第1材料層30、および第2材料層40が変形することにより、地震や環境の振動およびエネルギーが建物、橋梁、または機器などの大型物体に直接伝達されることによる損傷を防ぐための振動吸収効果が得られる。また、本発明の防振ベアリングは、油圧ダンパーなどの他のダンパーを併用しなくても十分な減衰効果が得られることから、コストを大幅に削減できるので、経済的であると共に、他のダンパーを収容するための追加のスペースを必要としないので、使用上非常に便利である。さらに、前記メーン柱10は、亜鉛(Zinc)金属又は亜鉛合金を金属加工することにより構成された少なくとも50%のせん断ひずみ(Shear Strain)容量を有する靭性材料からなる柱状体であると共に、亜鉛は環境に優しく、生分解性(Biodegradable)の材料であり、人体の正常な機能を維持するために不可欠な成分でもあることから、本発明の防振ベアリングは、使用年数が達し、解体する場合にも、環境汚染の問題を引き起こすことはなく、環境保護法に合致している。
さらに、亜鉛は降伏応力(Yield Stress)が高いと共に、支持力が高く、減衰効果が大きいことから、亜鉛製のメーン柱10は、材料を節約できるだけでなく、防振ベアリングの変位を抑え、減衰効果を大幅に向上させることによって耐震効果を強化することができると共に、経済的であり、且つ、亜鉛の融点は鉛(327℃)よりも高い420℃であることから、地震時に本発明の防振ベアリングが振動エネルギーを吸収して温度が上昇したとしても、その上昇した温度は亜鉛の融点に達しない。故に、本発明のメーン柱10は、地震時にその機能が適切に働き、メーン柱10と防振ベアリングの機能を持続的に維持することができる。さらに、亜鉛は比熱と熱伝導率が高いことから、地震の振動エネルギーを吸収した後、温度が上昇しにくいので、メーン柱10の振動エネルギーの吸収機能が低下することはない。
さらに、前記メーン柱10における亜鉛(Zinc)または亜鉛合金は、40℃~415℃の温度でアニール工程(Anneal Process)または焼き戻し処理(Tempering Process)されることにより、靭性および展性(Malleability)が向上し、さまざまなプロジェクトのニーズを満たすように、さまざまな結晶粒径が得られる。
さらに、前記メーン柱10における亜鉛(Zinc)または亜鉛合金は、アニール工程(Anneal Process)や、押出工程(Extrusion Process)、ECAP(Equal Channel Angular Pressing)法、巨大ひずみ加工処理(Severe Plastic Deformation Process;SPD)、静水圧押出工程(Hydrostatic Extrusion Process)、圧延工程(Metal Rolling Process)、ダイカスト工程(Die Casting Process)、熱機械的工程(Thermal-Mechanical Processing)、放電プラズマ焼結法(Spark Plasma Sintering)、焼結工程(Sintering Process)、アルゴンプラズマ処理(Argon Plasma Process)、スピニング成形処理(Spinning Forming Process)、アキシャルフォーミング処理(Axial Forming Process)、せん断成形処理(Shear Forming Process)、フローフォーミング成形処理(Flow Forming Process)、鍛造加工(Forging Process)、高圧ねじれ加工処理(High Pressure Torsion Process;HPT)、又は焼戻過程(Tempering Process)等の方法で金属加工処理されることにより、メーン柱10が、少なくとも50%のせん断ひずみ容量を有する靭性材料となることから、より優れた靭性、展性、および強度が得られるので、変形(Deformation)およびエネルギー吸収(Energy Absorption)能力が向上する。また、前記メーン柱10の材料は、40℃~415℃の温度でアニール工程または焼き戻し処理を施すことにより、さまざまなプロジェクトのニーズを満たせる各結晶粒径が得られる。
さらに、亜鉛金属または亜鉛合金は、金属加工により製造され、その金属加工方式では、圧力、せん断力、ねじり力、曲げモーメント、引張力、または前記力の組み合わせを使用することができ、その金属加工方式により、亜鉛金属または亜鉛合金は、マイナス12℃から415℃までの様々な(同一、又は異なる)温度で少なくとも一回の同じ/異なる程度のひずみ(Strains)を生じ、又は、同じ/異なる時間間隔の加工過程を経て、その靭性およびエネルギー吸収機能を高めることができるので、地震時の防振ベアリングの振動エネルギーを吸収する能力を改善させることができる。このように、メーン柱10の材料の金属加工法は、圧力とねじり力との組み合わせ、圧力とせん断力の組み合わせ、または圧力と曲げモーメントとの組み合わせを使用することにより、メーン柱10の靭性や振動エネルギー吸収効果を高めることができる。尚、前記力の組み合わせは、圧力とねじりとの組み合わせ、圧力とせん断力との組み合わせ、及び圧力と曲げモーメントとの組み合わせを含む。
また、本発明において、メーン柱10の材料として金属加工された亜鉛金属または亜鉛合金を使用することが、顕著で重要な機能および効果を達成できることを検証するために、防振ベアリングについて各実験を行った。図11~図14に示すように、本発明の第1の好適な実施例に対応する試験体(試験体における、第1の好適な実施例との相違点は、天候からの影響を受けないようにするために、防振ベアリングの外側が第1の材料層30で覆われていることにあるが、本発明の防振ベアリングの実際の使用機能や機械的挙動に対して、第1の材料層30による影響はない)を使用して、関連する実験テストを行った。試験体の直径は146ミリメートル(mm)、高さは85ミリメートル(mm)であり、メーン柱10は亜鉛で作製されている。図14に示すように、前記せん断変形を受けるメーン柱10の高さHの定義によると、高さHは53ミリメートル(mm)、メーン柱10の直径は12.5ミリメートル(mm)、メーン柱10の断面積は122.7185平方ミリメートル(mm)である。第1材料層30は合計11層あり、各第1材料層30の厚さは3ミリメートル(mm)であることから、この複数の第1材料層30の合計厚さは33ミリメートル(mm)である。各第1材料層30はゴム(Rubber)製であり、ゴムの剛性率(Shear Modulus)は1.077MPa(すなわち10.979kgf/cm)である。第2材料層40は全部で10層あり、各第2材料層40の厚さは2ミリメートル(mm)であることから、この複数の第2材料層40の合計の厚さは20ミリメートル(mm)である。各第2材料層40は鋼材(Steel)からなるものであり、前記メーン柱10の高さHは、このメーン柱10が貫通する複数の第1材料層30と複数の第2材料層40との合計である53ミリメートル(mm、すなわち33mm+20mm)であり、また、各支持板20は共に鋼材からなるものであり、厚さは16ミリメートル(mm)である。尚、図15~図17は、10MPaの垂直圧力下で、本発明の防振ベアリングが、異なる水平方向における相対変位をするときの相対水平変位量(Relative Horizontal Displacement)と水平力(Horizontal Force)またはせん断力(Shear Force)との間のヒステリシスループ(Hysteresis Loops)を示すものである。
上記試験体に対する実験では、水平方向の繰り返し荷重(Cyclic Loading)の周波数が0.4Hz(周期2.5秒)に設定されている。図15は、本発明に係る防振ベアリング(メーン柱10も同様に)の相対水平変位量(即ち、図14における変形量D)が33ミリメートル(mm)のときのヒステリシスループの反応関係図であり、本発明の定義によれば、この実験における亜鉛のメーン柱10のせん断ひずみ(D/H)は、33ミリメートル(mm)/53ミリメートル(mm)=62.264%である一方、米国州間高速道路交通局協会(American Association of State Highway and Transportation Officials)(以下、AASHTOと称する)の免震橋梁の設計基準及び明細書の定義によれば、第1材料層30のせん断ひずみは33ミリメートル(mm)/33ミリメートル(mm)=100%である(AASHTOでは、メーン柱10のせん断ひずみについて定義していない)。図16は、本発明に係る防振ベアリング(メーン柱10も同様に)の相対水平変位量(即ち、図14における変形量D)が49.5ミリメートル(mm)のときのヒステリシスループの反応関係図であり、本発明の定義によれば、実験における試験体としてのメーン柱10のせん断ひずみは49.5ミリメートル(mm)/53ミリメートル(mm)=93.396%である一方、AASHTOの定義によると、第1材料層30のせん断ひずみは49.5ミリメートル(mm)/33ミリメートル(mm)=150%である。図17は、本発明に係る防振ベアリング(メーン柱10も同様に)の相対水平変位量(即ち、図14における変形量D)が66ミリメートル(mm)のときのヒステリシスループの反応関係図であり、本発明の定義によれば、実験における試験体としてのメーン柱10のせん断ひずみは66ミリメートル(mm)/53ミリメートル(mm)=124.528%である一方、AASHTOの定義によると、第1材料層30のせん断ひずみは66ミリメートル(mm)/33ミリメートル(mm)=200%である。
図15に示すように、相対水平変位量が33ミリメートル(mm)のとき、本発明の防振ベアリングの特性強度(Characteristic Strength)は3.488キロニュートン(kN)であるが、AASHTOの免震橋梁の設計基準及び明細書によれば、同じサイズの鉛ゴムベアリング(Lead Rubber Bearing,LRB)の特性強度は0.99402kN(すなわち、6.36173×鉛芯柱径×鉛芯柱径N(ニュートン)=6.36173×12.5×12.5ニュートン=994.02ニュートン(N)=0.99402キロニュートン)に過ぎない。上記特性強度から、本発明の防振ベアリングの特性強度は鉛ゴムベアリングの約3.5090倍であることが分かる。また、図15に示す実験結果によると、相対水平変位量が33ミリメートル(mm)のとき、本発明の防振ベアリングの各サイクル(Cycle)での平均吸収エネルギーは469.898kN・mmであるが、AASHTOの定義によれば、同じサイズの鉛ゴムベアリングの各サイクルでの平均吸収エネルギーは131.2106kN・mmである。したがって、本発明の防振ベアリングの振動エネルギー吸収機能は、鉛ゴムベアリングの約3.5812倍であることが分かる。さらに、図15に示す実験結果によると、本発明の防振ベアリングの等価減衰率(Equivalent Effective Damping Ratio)は12.0874%であるが、AASHTOの定義によれば、同じサイズおよびゴム材料(同じせん断弾性係数1.077MPa)の鉛ゴムベアリングの等価減衰率は3.9733%である。したがって、本発明の防振ベアリングの等価減衰率は、鉛ゴムベアリングの約3.04216倍であることが分かる。
図16に示すように、相対水平変位量が49.5ミリメートル(mm)のとき、本発明の防振ベアリングの特性強度は4.447キロニュートン(kN)であるが、AASHTOの定義によれば、同じサイズの鉛ゴムベアリングの特性強度は0.99402kNに過ぎないので、本発明の防振ベアリングの特性強度は鉛ゴムベアリングの約4.4738倍であることが分かる。さらに、図16に示す実験結果によると、本発明の防振ベアリングの各サイクルにおける平均吸収エネルギーは1196.2347kN・mmであるが、AASHTOの定義によれば、同じサイズの鉛ゴムベアリングの各サイクルにおける平均吸収エネルギーは196.8160kN・mmである。したがって、本発明の防振ベアリングの振動エネルギー吸収効果は、鉛ゴムベアリングの約6.0779倍であることが分かる。また、図16に示す実験結果によると、本発明の防振ベアリングの等価減衰率は13.0480%であるが、AASHTOの定義によれば、同じサイズおよびゴム材質の鉛ゴムベアリングの等価減衰率は2.7052%であるので、本発明の防振ベアリングの等価減衰率は、鉛ゴムベアリングの約4.8233倍であることが分かる。
図17に示すように、相対水平変位量が66ミリメートル(mm)のとき、本発明の防振ベアリングの特性強度は4.850キロニュートン(kN)であるが、AASHTOの定義によれば、同じサイズの鉛ゴムベアリングの特性強度は0.99402kNに過ぎないので、本発明の防振ベアリングの特性強度は鉛ゴムベアリングの約4.8792倍であることが分かる。また、図17に示す実験結果によると、本発明の防振ベアリングの各サイクルにおける平均吸収エネルギーは1513.0443kN・mmであるが、AASHTOの定義によれば、同じサイズの鉛ゴムベアリングの各サイクルにおける平均吸収エネルギーは262.4213kN・mmであるので、本発明の防振ベアリングの振動エネルギー吸収効果は、鉛ゴムベアリングの約5.7657倍であることが分かる。更に、図17に示す実験結果によると、本発明の防振ベアリングの等価減衰率は10.4673%であるが、AASHTOの定義によれば、同じサイズおよびゴム材質の鉛ゴムベアリングの等価減衰率は2.05066%であるので、本発明の防振ベアリングの等価減衰率は、鉛ゴムベアリングの約5.104357倍であることが分かる。
上記試験体のヒステリシスループの反応によると、本発明の防振ベアリングが十分に安定した機械的挙動や良好な靭性を有するので、従来の鉛ゴムベアリングの特性と比較しても、本発明の防振ベアリングが、遥に高い強度と振動エネルギー吸収能力を有し、優れた効果を有することも証明できる。
図4に示す、本発明の防振ベアリングの第2の好適な実施例によると、図1~3に示した第1の好適な実施例と比べて、この第2の好適な実施例では、該防振ベアリングには複数のメーン柱10が設置されている。各メーン柱10は、防振ベアリングの中心に対して間隔をあけて配列され、各メーン柱10の変形によって減衰効果を奏する。
図5と図6に示す、本発明の防振ベアリングの第3の好適な実施例によると、図1~3に示した第1の好適な実施例と比べて、この第3の好適な実施例では、該防振ベアリングにおける、メーン柱10と、第1材料層30、第2材料層40、及び2つの支持板20との間には、メーン柱10の外部を囲む拘束ユニット50が設けられている。尚、この拘束ユニット50は、メーン柱10に対し、拘束機能や変形空間、温度上昇を抑制する機能を提供するために、変形可能な材料または高比熱材料からなり、変形可能な軟質材料、高比熱材料、高熱伝導率材料、中空円筒体、または螺旋バネで作られることが好ましい。
図7に示す、本発明の防振ベアリングの第4の好適な実施例によると、図1~3に示した第1の好適な実施例と比べて、この第4の好適な実施例では、防振ベアリングのメーン柱10が、第1材料層30と第2材料層40とを貫通するが、2つの支持板20を貫通しない。
図8に示す、本発明の防振ベアリングの第5の好適な実施例によると、図1~3に示した第1の好適な実施例と比べて、この第5の好適な実施例では、防振ベアリングのメーン柱10が、第1材料層30と第2材料層40とを貫通すると共に、2つの支持板20の厚さ方向における一部を貫通する。
図9に示す、本発明の防振ベアリングの第6の好適な実施例によると、図1~3に示した第1の好適な実施例と比べて、この第6の好適な実施例では、防振ベアリングのメーン柱10が、第1材料層30と第2材料層40とを貫通すると共に、一方の支持板20を貫通し、他方の支持板20の厚さ方向における一部を貫通する。
図10に示す、本発明の防振ベアリングの第7の好適な実施例を参照によると、図1~3に示した第1の好適な実施例と比べて、この第7の好適な実施例では、防振ベアリングのメーン柱10が、一部の第1材料層30と第2材料層40のみを貫通する。
上記の技術的特徴によれば、本発明に係る防振ベアリングは主に、メーン柱10の変形により減衰効果が得られると同時に、第1の材料層30及び第2の材料層40の変形によって振動吸収効果が得られるので、地震の振動やエネルギーが建物、橋梁等の大型物体や、機器等の小型物体に直接伝わることによる物体の損傷を防ぐことができる。また、亜鉛金属又は亜鉛合金によって製作されたメーン柱10は、融点、比熱、熱伝導率が比較的高いことから、繰り返し変形により発生する熱によるメーン柱10の機能の低下、メーン柱10が溶けることによる環境への重大な影響を防ぐことができる。さらに、亜鉛金属または亜鉛合金は低温で再結晶化することから、地震のエネルギーを吸収した後、低サイクル疲労による損傷はほとんど発生しないと共に、その特性が、機械的性質の悪い脆性材料から機械的性質が非常に良い靭性材料に変化するので、地震エネルギー吸収の基本要件を満たすことができる。加えて、本発明では、メーン柱10を構成する亜鉛金属または亜鉛合金に対して、少なくとも一回の同じ/異なる程度のひずみ(Strains)を生じ、又は、同じ/異なる時間間隔の加工過程により、その靭性およびエネルギー吸収効果を高めることができる。これによって、より優れた強度が得られ、変形やエネルギー吸収の能力が向上するので、地震時の防振ベアリングの振動エネルギーを吸収する機能を向上させることができる。尚、本発明は更に、各メーン柱10に拘束ユニット50を設置することにより、メーン柱10に対し、拘束機能や変形空間、温度上昇を抑制する機能を提供することができることから、本発明の防振ベアリングの防振機能が向上し、環境に優しく、減衰効果に優れ、全体的な機能も維持することができ、温度上昇も抑制することができ、好適な振動吸収効果を有する防振ベアリングを提供することができる。
10 メーン柱
20 支持板
21 受容孔
30 第1材料層
40 第2材料層
50 拘束ユニット
60 ボルト孔
D 変形量
H 高さ

Claims (35)

  1. 防振ベアリングであって、
    材料が亜鉛金属又は亜鉛合金から構成された柱状体であり、前記柱状体の機械特性を脆性から靭性に変化させるために、該材料を金属加工することにより、少なくとも50%のせん断ひずみ容量を有する少なくとも一つのメーン柱と、
    間隔をあけて前記防振ベアリングの両端にそれぞれ配置される2つの支持板と、
    前記2つの支持板の間にそれぞれ交互に設置され、前記少なくとも一つのメーン柱を囲むように前記少なくとも一つのメーン柱が嵌め込まれる複数の第1材料層と複数の第2材料層とを備えることを特徴とする、防振ベアリング。
  2. 前記メーン柱の数が一つであることを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  3. 前記メーン柱の数が複数であることを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  4. 前記メーン柱が前記複数の第1材料層と前記複数の第2材料層とを貫通することを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  5. 前記メーン柱が前記2つの支持板と、前記複数の第1材料層と前記複数の第2材料層とを貫通することを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  6. 前記メーン柱が一部の前記複数の第1材料層と一部の前記複数の第2材料層とを貫通することを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  7. 前記複数の第1材料層のそれぞれの厚さが同一であることを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  8. 前記複数の第2材料層のそれぞれの厚さが同一であることを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  9. 前記複数の第1材料層のうち、少なくとも一つの前記第1材料層の厚さが異なることを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  10. 前記複数の第2材料層のうち、少なくとも一つの前記第2材料層の厚さが異なることを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  11. 前記複数の第2材料層のうち、少なくとも一つの前記第2材料層の厚さが異なることを特徴とする請求項4に記載の防振ベアリング。
  12. 前記複数の第2材料層のうち、少なくとも一つの前記第2材料層の厚さが異なることを特徴とする請求項5に記載の防振ベアリング。
  13. 前記メーン柱と、前記複数の第1材料層及び前記複数の第2材料層との間に、前記メーン柱の外部を囲む拘束ユニットが設置されていることを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  14. 前記メーン柱が、前記複数の第1材料層と前記複数の第2材料層とを貫通し、一方の前記支持板の厚さ方向における一部を貫通することを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  15. 前記メーン柱が、前記複数の第1材料層と前記複数の第2材料層とを貫通し、前記2つの支持板の厚さ方向における一部を貫通することを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  16. 前記メーン柱が、前記複数の第1材料層、前記複数の第2材料層、及び一方の前記支持板を貫通し、他方の前記支持板の厚さ方向における一部を貫通することを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  17. 前記メーン柱における亜鉛材料の質量比の純度が少なくとも60%であることを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  18. 前記メーン柱を構成する材料に対する金属加工の方式として、アニール工程や、押出工程、ECAP法、巨大ひずみ加工処理、静水圧押出工程、圧延工程、ダイカスト工程、熱機械的工程、放電プラズマ焼結法、焼結工程、アルゴンプラズマ処理、スピニング成形処理、アキシャルフォーミング処理、せん断成形処理、フローフォーミング成形処理、鍛造加工、高圧ねじれ加工処理、又は焼戻過程などにより処理することを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  19. 前記メーン柱の材料が前記亜鉛合金であり、前記亜鉛合金の全体質量を基準として、前記亜鉛合金の亜鉛含有量が50質量%以上、99質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  20. 前記亜鉛合金は亜鉛と第1成分とを含み、前記第1成分がアルミニウム、銅、リチウム、鉄、マグネシウム、マンガン、カルシウム、ジルコニウム、ビスマス、クロム、チタン、ゲルマニウム、ストロンチウム、鉛、銀、またはそれらの組み合わせを含むことを特徴とする請求項19に記載の防振ベアリング。
  21. 前記亜鉛合金の全体質量を基準として、前記亜鉛合金の亜鉛含有量が60質量%以上、90質量%以下であることを特徴とする請求項19に記載の防振ベアリング。
  22. 前記メーン柱の材料が前記亜鉛金属であり、前記亜鉛金属の純度が99%以上であることを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  23. 前記亜鉛金属の純度が99%~99.5%であることを特徴とする請求項22に記載の防振ベアリング。
  24. 前記亜鉛金属の純度が99.5%~99.9%であることを特徴とする請求項22に記載の防振ベアリング。
  25. 前記亜鉛金属の純度が99.9%~99.98%であることを特徴とする請求項22に記載の防振ベアリング。
  26. 前記亜鉛金属の純度が99.98%~99.995%であることを特徴とする請求項22に記載の防振ベアリング。
  27. 前記亜鉛金属の純度が99.995%~100%であることを特徴とする請求項22に記載の防振ベアリング。
  28. 前記メーン柱を構成する材料が、少なくとも一回のひずみを発生する金属加工を経ることを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  29. 前記メーン柱を構成する材料が、複数回のひずみを発生する金属加工を経ることを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  30. 前記メーン柱を構成する材料が、同一温度で少なくとも一回のひずみを発生する金属加工を経ることを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  31. 前記メーン柱を構成する材料が、異なる温度で少なくとも一回のひずみを発生する金属加工を経ることを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  32. 前記メーン柱を構成する材料に対する金属加工方式が、圧力、せん断力、ねじり力、曲げモーメント、引張力、または前述の力の組み合わせを使用することを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  33. 前記メーン柱を構成する材料に対する金属加工方式が、圧力とねじり力との組み合わせを使用することを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  34. 前記メーン柱を構成する材料に対する金属加工方式が、圧力とせん断力との組み合わせを使用することを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
  35. 前記メーン柱を構成する材料に対する金属加工方式が、圧力と曲げモーメントとの組み合わせを使用することを特徴とする請求項1に記載の防振ベアリング。
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