JP7796172B1 - 油圧式射出成形機の駆動制御装置及び駆動制御方法 - Google Patents

油圧式射出成形機の駆動制御装置及び駆動制御方法

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Abstract

【課題】 駆動系を安価に構成し、ギヤポンプの利点を享受するとともに、安定した吐出流量及び吐出圧力を確保し、精度の高い吐出圧力制御及び吐出流量制御を実現する。【解決手段】 油圧アクチュエータ2a,2b…を駆動制御するギヤポンプ3を設け、このギヤポンプ3から吐出する圧油を供給する油圧回路4に、吐出流量Foを検出する流量検出手段5,及び吐出圧力Poを検出する圧力検出手段6を接続し、検出した吐出流量Foにより、ギヤポンプ3を回転駆動する駆動モータ7の回転数を可変制御して吐出流量Foに対するフィードバック制御を行なうとともに、検出した吐出圧力Poにより、駆動モータ7の回転数を可変制御して吐出圧力Poに対するフィードバック制御を行う。【選択図】 図1

Description

本発明は、少なくとも射出装置及び型締装置を駆動制御する複数の油圧アクチュエータを備える油圧式射出成形機の駆動制御装置及び駆動制御方法に関する。
従来、油圧式射出成形機における駆動制御装置(駆動制御方法)としては、既に本出願人が提案した特許文献1に記載される射出成形機に備える駆動制御装置及びその制御方法が知られている。
同文献1に記載される射出成形機の制御方法は、制御条件の組合わせにより制御能力に対する柔軟性向上や制御範囲の拡大を図り、様々な成形態様に対しても適切な制御を行うことを目的としたものであり、具体的には、ポンプ本体を第一駆動モータにより回転駆動するとともに、第一駆動モータの回転数を可変して少なくとも吐出流量を可変可能な油圧ポンプにおける第一駆動モータの回転数を可変制御して成形サイクルにおける各動作工程の制御を行うに際し、第二駆動モータを利用した斜板角可変機構における当該第二駆動モータの回転量により、少なくとも吐出流量を可変可能な斜板型ピストンポンプにおける斜板の角度(斜板角)を可変するとともに、第一駆動モータの回転数に対して予め設定した第一制御条件及び第二駆動モータの回転量に対して予め設定した第二制御条件の組合わせに基づいて動作工程の制御を行うようにしたものである。
特開2009-269325
しかし、上述した油圧式射出成形機に備える駆動制御装置をはじめ、従来の駆動制御装置は、次のような解決すべき課題も存在した。
即ち、油圧式射出成形機は、射出装置及び型締装置を駆動制御する複数の油圧アクチュエータを備え、成形サイクル中に、精度の高い圧力制御が要求される型締工程や精度の高い速度制御(流量制御)が要求される射出工程などが含まれるため、油圧式射出成形機の駆動制御装置に使用される油圧ポンプには、効率が高く、応答性に優れているとともに、多種多様な制御方式が可能な油圧ポンプである、特許文献1に記載の斜板型ピストンポンプ(可変容量式)を採用するケースがほとんどである。
一方、この種のピストンポンプは、斜板機構を内蔵するなど、構造が複雑となり高価になる難点がある。他方、可変容量式ではないが、構造が簡単かつコンパクトに構成できる固定容量式のギヤポンプも知られている。この種のギヤポンプは、主に、さほど精度の要求されない工作機械や建設機械等に採用されており、精度が要求される油圧式射出成形機には不向きのため、採用されないが、油圧式射出成形機の駆動制御装置として使いこなすことができれば、コスト低減に寄与できるなど、ギヤポンプの有する利点を享受することができる。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した油圧式射出成形機の駆動制御装置及び駆動制御方法の提供を目的とするものである。
本発明に係る油圧式射出成形機Mの駆動制御装置1は、上述した課題を解決するため、射出装置Miの射出シリンダ2a及び計量モータ2bを含むともに、型締装置Mcの型締シリンダ2c及び突出シリンダ2dを含む複数の油圧アクチュエータ(2a,2b,2c…)を駆動制御する駆動制御装置を構成するに際して、各油圧アクチュエータ(2a,2b,2c…)を駆動制御する単一のギヤポンプ3と、このギヤポンプ3から吐出する圧油を供給する油圧回路4に接続して吐出流量Foを検出する流量検出手段5と、油圧回路4に接続して吐出圧力Poを検出する圧力検出手段6と、射出工程中に検出した吐出流量Foにより、ギヤポンプ3を回転駆動するサーボ回路11に接続したサーボモータ12を用いた駆動モータ7の回転数を可変制御して吐出流量Foに対するフィードバック制御を行なうとともに、型締工程中に検出した吐出圧力Poにより、駆動モータ7の回転数を可変制御して吐出圧力Poに対するフィードバック制御を行う成形機コントローラ8とを備えることを特徴とする。
一方、本発明に係る油圧式射出成形機Mの駆動制御方法は、上述した課題を解決するため、射出装置Miの射出シリンダ2a及び計量モータ2bを含むともに、型締装置Mcの型締シリンダ2c及び突出シリンダ2dを含む複数の油圧アクチュエータ(2a,2b,2c…)を駆動制御するに際し、各油圧アクチュエータ(2a,2b,2c…)を駆動制御する単一のギヤポンプ3を設け、このギヤポンプ3から吐出する圧油を供給する油圧回路4に接続して吐出流量Foを検出する流量検出手段5,及び吐出圧力Poを検出する圧力検出手段6を接続し、射出工程中に検出した吐出流量Foにより、ギヤポンプ3を回転駆動するサーボ回路11に接続したサーボモータ12を用いた駆動モータ7の回転数を可変制御して吐出流量Foに対するフィードバック制御を行なうとともに、型締工程中に検出した吐出圧力Poにより、駆動モータ7の回転数を可変制御して吐出圧力Poに対するフィードバック制御を行うことを特徴とする。
また、本発明は、発明の好適な態様により、油圧アクチュエータ(2a,2b,2c…)には、射出装置Miを進退移動させて金型23に対するノズルタッチ又はその解除を行う射出装置移動シリンダ2eを含ませることができる。
このような本発明に係る油圧式射出成形機Mの駆動制御装置1及び駆動制御方法によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 駆動制御装置1(駆動制御方法)は、各油圧アクチュエータ2a,2b,2c…を駆動制御する単一のギヤポンプ3と、このギヤポンプ3から吐出する圧油を供給する油圧回路4に接続して吐出流量Foを検出する流量検出手段5と、油圧回路4に接続して吐出圧力Poを検出する圧力検出手段6と、射出工程中に検出した吐出流量Foにより、ギヤポンプ3を回転駆動する駆動モータ7の回転数を可変制御して吐出流量Foに対するフィードバック制御を行なうとともに、型締工程中に検出した吐出圧力Poにより、駆動モータ7の回転数を可変制御して吐出圧力Poに対するフィードバック制御を行う成形機コントローラ8とを備えるため、構造が簡単かつコンパクトに構成できるギヤポンプ3を、油圧式射出成形機Mに利用できるため、駆動系を安価に構成できるなど、ギヤポンプ3の利点を享受できるとともに、油圧式射出成形機Mにおいて、安定した吐出流量Fo及び吐出圧力Poを確保可能となり、精度の高い吐出圧力制御及び吐出流量制御を実現することができる。
(2) 油圧アクチュエータ2a,2b…に、射出装置Miの射出シリンダ2a及び計量モータ2bを含ませたため、油圧式射出成形機Mの一成形サイクル中の計量工程,射出工程及び保圧工程等を含む射出装置Mi側における全体の制御処理を高精度かつバランスよく実現することができる。
(3) 油圧アクチュエータ2a,2b…に、型締装置Mcの型締シリンダ2c及び突出しシリンダ2dを含ませたため、油圧式射出成形機Mの一成形サイクル中の突出工程及び型締工程を含む型締装置Mc側における全体の制御処理を高精度かつバランスよく実現することができる。
(4) 駆動モータ7に、サーボ回路11に接続したサーボモータ12を用いたため、本発明に係る駆動制御装置1及び駆動制御方法を最適な態様により実施できる。
本発明の好適実施形態に係る油圧式射出成形機に備える駆動制御装置のブロック回路図、 同油圧式射出成形機の駆動制御装置を含む全体構成図、 同駆動制御装置に使用するキヤポンプの原理構成図、 同駆動制御装置に使用するキヤポンプの動作特性図、 同駆動制御装置を含む油圧式射出成形機の生産時の処理手順を説明するためのフローチャート、
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る駆動制御装置1を含む油圧式射出成形機Mの全体構成について、図1-図4を参照して説明する。
図2において、Mは油圧式射出成形機であり、射出装置Miと型締装置Mcを備える。射出装置Mi及び型締装置Mcは、各種油圧アクチュエータ2a…を内蔵する。具体的には、射出装置Miの加熱筒21に内蔵したスクリュ22を進退又は加圧させる射出シリンダ2a、このスクリュ22を正回転又は逆回転させる計量モータ(オイルモータ)2b、型締装置Mcにおける金型23に対する型開閉及び型締を行う型締シリンダ2c、金型23における成形品の突き出し(エジェクタ)を行う突出シリンダ2d及び射出装置Miを進退移動させて金型23に対するノズルタッチ又はその解除を行う射出装置移動シリンダ2eを備える。
このように、油圧アクチュエータ2a,2b…に、射出装置Miに備える、少なくとも、射出シリンダ2a及び計量モータ2bを含ませれば、油圧式射出成形機Mの一成形サイクル中の突出工程及び型締工程を含む型締装置Mc側における全体の制御処理を高精度かつバランスよく実現することができるとともに、油圧アクチュエータ2a,2b…に、型締装置Mcに備える、少なくとも、型締シリンダ2c及び突出しシリンダ2dを含ませれば、油圧式射出成形機Mの一成形サイクル中の突出工程及び型締工程を含む型締装置Mc側における全体の制御処理を高精度かつバランスよく実現することができる。
一方、1は駆動制御装置を示し、油圧駆動源となるギヤポンプ3及び油圧回路4を備え、この油圧回路4にはバルブ回路群20が含まれる。図3に、ギヤポンプ3の原理構成を示す。ギヤポンプ3は、ハウジング31の内部に、駆動ギヤ32と従動ギヤ33を配設した基本構成を備えており、固定容量式の油圧ポンプである。また、駆動ギヤ32と従動ギヤ33は噛合するとともに、駆動ギヤ32は、回転伝達機構34を介してサーボモータ12に接続する。このサーボモータ12は駆動モータ7を構成する。これにより、サーボモータ12の回転出力は回転伝達機構34を介して駆動ギヤ32に伝達され、駆動ギヤ32と従動ギヤ33は、図3の矢印Fr方向に回転する。
また、駆動ギヤ32と従動ギヤ33の噛合部分に対面するハウジング31の一方の側面には、吐出口31oを設け、かつ他方の側面には、吸込口31iを設ける。そして、吐出口31oには吐出ライン30oを接続するとともに、吸込口31iには吸込ライン30iを接続する。
これにより、サーボモータ12が作動すれば、駆動ギヤ32及び従動ギヤ33は矢印Fr方向に回転し、駆動ギヤ32と従動ギヤ33の噛合部分が離れる側では、吸込口31iから油が吸い込まれ、吸い込まれた油はハウジング31の内面に沿って吐出口31oに導かれるとともに、吐出口31oから吐出する。なお、吸込口31i側と吐出口31o側は、駆動ギヤ32と従動ギヤ33の噛合部分により遮断される。図3中、(Fo)で示す矢印は、圧油の吐出方向と吐出流量を示すとともに、(Po)は吐出口31oにおける圧油の吐出圧力を示す。
また、図4は、キヤポンプ3の動作特性、即ち、吐出圧力Po〔MPa〕に対する吐出流量Fo〔L/min〕と軸動力D〔kW〕の関係を示す。キヤポンプ3は、基本的にサーボモータ12の回転数を制御、即ち、サーボモータ12に対して回転数指令値を付与することにより吐出流量Foを可変制御することができる。
他方、図2に示すように、キヤポンプ3の吸込口31iに接続した吸込ライン30iは、オイルタンク25に接続するとともに、吐出口31oは吐出ライン30oを含む油圧回路4に接続する。油圧回路4は、吐出ライン30oからの圧油が供給されるバルブ回路群20を備え、このバルブ回路群20の圧油出力部(二次側)は、前述した各油圧アクチュエータ2a…、即ち、主要バルブとなる、射出シリンダ2a,計量モータ2b,型締シリンダ2c,突出シリンダ2d及び射出装置移動シリンダ2eに接続される。より具体的には、図1に示すように、射出シリンダ2aに接続する切換バルブ回路20a,計量モータ2b接続する切換バルブ回路20b,型締シリンダ2cに接続する切換バルブ回路20c,突出シリンダ2dに接続する切換バルブ回路20d及び射出装置移動シリンダ2eに接続する切換バルブ回路20eを備える。
各切換バルブ回路20a…は、それぞれ一又は二以上のバルブ部品をはじめ、必要な付属油圧部品等により構成され、少なくとも、射出シリンダ2a,計量モータ2b,型締シリンダ2c,突出しシリンダ2d及び射出装置移動シリンダ2eに対する作動油の供給,停止,排出に係わる切換機能を有する。各切換バルブ回路20a…は、制御手段を構成する成形機コントローラ8に接続され、制御対象となる電磁部品等で構成されるバルブ部品や付属油圧部品が切換制御又は可変制御される。
また、ギヤポンプ3の吐出口31oに接続した吐出ライン30oには、ギヤポンプ3から吐出する圧油の吐出流量Foを検出する流量センサ(流量検出手段)5を接続するとともに、ギヤポンプ3から吐出する圧油の吐出圧力Poを検出する圧力センサ(圧力検出手段)6を接続する。そして、流量センサ5により検出された吐出流量Fo(吐出流量値)及び圧力センサ6により検出された吐出圧力Po(吐出圧力値)は、制御手段を構成する成形機コントローラ8に付与される。
さらに、ギヤポンプ3の駆動ギヤ32を回転駆動するサーボモータ12は、図1に示すように、サーボ回路11の出力側に接続するとともに、サーボモータ12には、単位時間当たりの回転数を検出するロータリエンコーダ26を付設する。このように、ギヤポンプ3を回転駆動する駆動モータ7として、サーボ回路11に接続したサーボモータ12を用いれば、本発明に係る駆動制御装置1及び駆動制御方法を最適な態様により実施することができる。このサーボ回路11には、ロータリエンコーダ26の回転数(検出値)が付与され、回転数に対するフィードバック制御が行われるとともに、サーボ回路11には、成形機コントローラ8から各種制御工程における各種制御指令値が付与される。なお、図2では、サーボ回路11が省略されている。
これにより、検出した吐出流量Foにより、ギヤポンプ3を回転駆動するサーボモータ12の回転数を可変制御して吐出流量Foに対するフィードバック制御を行なうとともに、検出した吐出圧力Poにより、駆動モータ7の回転数を可変制御して吐出圧力Poに対するフィードバック制御を行うことができる油圧式射出成形機Mにおける駆動制御装置1が構成される。
次に、本実施形態に係る駆動制御装置1の動作を含む油圧式射出成形機Mの生産時の処理手順について、各図を参照しつつ図5に示すフローチャートに従って説明する。
なお、例示の処理手順は、理解を容易にするため、油圧式射出成形機Mにおける代表的な処理手順を一例として示す。
まず、射出成形機Mの運転を開始する(ステップS1)。この場合、射出成形機Mは自動運転モードとなり、型締装置Mcは型開状態にあるとともに、射出装置Miのスクリュ22は可塑化開始位置(計量開始位置)にある。また、サーボモータ12は回転を開始し、ギヤポンプ3は作動状態となる(ステップS2)。
最初に、計量工程(可塑化工程)が行われる(ステップS3)。計量工程では射出装置Miのスクリュ22が回転し、可塑化された樹脂はスクリュ22の前方に計量蓄積される。一方、型締装置Mcでは型締工程が行われる(ステップS4)。この場合、制御モードは、圧力制御モードに切換えられる(ステップS41)。この際、圧力センサ6により検出された吐出圧力Poは、成形機コントローラ8に付与される(ステップS42)。そして、所定の型閉速度により型閉が行われるとともに、型締力に係る設定値がサーボ回路11に付与される。また、サーボモータ12の回転数は、ロータリエンコーダ26により検出され、この回転数(検出値)は、サーボ回路11に付与される。
以上の圧力に対するフィードバック制御系により、吐出圧力Poが設定値になるように、サーボモータ12の回転数が可変制御される。そして、吐出圧力Poが設定値に達したなら、吐出圧力Poが設定値を維持するように制御(又はロック)される(ステップS43,S44)。なお、この制御例は一例であり、例えば、吐出圧力Poを一定になるように制御し、かつ型締装置Mcに付設した別途の圧力センサの検出値により、設定した型締力になるように、圧力のフィードバック制御を行うなど、各種制御形態を排除するものではない。
次いで、射出装置Miによる射出工程が行われる(ステップS5)。この場合、制御モードは、流量制御モードに切換えられる(ステップS51)。この際、流量センサ5により検出された吐出流量Foは、成形機コントローラ8に付与される(ステップS52)。そして、設定した射出速度によりスクリュ22が前進移動し、可塑化された溶融樹脂が金型23のキャビティ内に射出充填される。一方、射出速度に係わる設定値は、サーボ回路11に付与される。また、サーボモータ12の回転数は、ロータリエンコーダ26により検出され、この回転数(検出値)は、サーボ回路11に付与される。
以上の速度に対するフィードバック制御系により、吐出流量Po、即ち、射出速度が設定値になるように、サーボモータ12の回転数が可変制御される。そして、スクリュ22が設定された射出終了位置に達したなら、スクリュ22の前進移動を停止する(ステップS53,S54)。なお、この制御例は一例であり、例えば、吐出流量Foを一定になるように制御し、かつ射出装置Miに付設した別途の位置センサ等の検出値により、設定した射出速度になるように、流量のフィードバック制御を行うなど、各種制御形態を排除するものではない。
射出工程の終了により金型23のキャビティ内における充填樹脂の冷却工程が行われる(ステップS6)。冷却工程の終了により取出工程が行われる(ステップS7)。取出工程では、型締状態にある可動型が固定型から型開位置まで後退移動し、金型23に対する型開きが行われるとともに、金型23に付属する突出シリンダ2dが作動し、成形品の取出しが行われる。
以上により、射出成形機Mの1ショット分の成形工程(成形サイクル)が終了する。この後、生産(生産計画)が終了するまで、同様の成形工程が繰り返される(ステップS8,S3…)。また、計画した生産が終了したなら射出成形機Mの運転は停止する(ステップS8)。
よって、このような本実施形態に係る油圧式射出成形機Mの駆動制御装置1(駆動制御方法)によれば、基本的な構成として、油圧アクチュエータ2a,2b,2c…を駆動制御するギヤポンプ3と、このギヤポンプ3から吐出する圧油を供給する油圧回路4に接続して吐出流量Foを検出する流量検出手段5と、油圧回路4に接続して吐出圧力Poを検出する圧力検出手段6と、検出した吐出流量Foにより、ギヤポンプ3を回転駆動する駆動モータ7の回転数を可変制御して吐出流量Foに対するフィードバック制御を行なうとともに、検出した吐出圧力Poにより、駆動モータ7の回転数を可変制御して吐出圧力Poに対するフィードバック制御を行う成形機コントローラ8とを備えるため、構造が簡単かつコンパクトに構成できるギヤポンプ3を、油圧式射出成形機Mに利用できるため、駆動系を安価に構成できるなど、ギヤポンプ3の利点を享受できるとともに、油圧式射出成形機Mにおいて、安定した吐出流量Fo及び吐出圧力Poを確保可能となり、精度の高い吐出圧力制御及び吐出流量制御を実現することができる。
以上、好適実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,数値.手法(手順)等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。
例えば、複数の油圧アクチュエータ2a,2b,2c…として、射出装置Miに備える射出シリンダ2a及び計量モータ2b、さらに、型締装置Mcに備える型締シリンダ2c及び突出しシリンダ2d、加えて、射出装置移動シリンダ2eを例示したが、他の各種油圧アクチュエータを適用することができる。また、流量検出手段5として流量センサを使用し、圧力検出手段6として圧力センサを使用したが、同様の検出機能を有する各種検出手段を利用することができる。
本発明に係る駆動制御装置(駆動制御方法)は、少なくとも射出装置及び型締装置を駆動制御する複数の油圧アクチュエータを備える各種の油圧式射出成形機に利用することができる。
1:駆動制御装置,2a:射出シリンダ(油圧アクチュエータ),2b:計量モータ(油圧アクチュエータ),2c:型締シリンダ(油圧アクチュエータ),2d:突出しシリンダ(油圧アクチュエータ),3:ギヤポンプ,4:油圧回路,5:流量検出手段,6:圧力検出手段,7:駆動モータ,8:成形機コントローラ,11:サーボ回路,12:サーボモータ,M:油圧式射出成形機,Mi:射出装置,Mc:型締装置,Fo:吐出流量,Po:吐出圧力

Claims (3)

  1. 射出装置の射出シリンダ及び計量モータを含むともに、型締装置の型締シリンダ及び突出シリンダを含む複数の油圧アクチュエータを駆動制御する油圧式射出成形機の駆動制御装置において、前記各油圧アクチュエータを駆動制御する単一のギヤポンプと、このギヤポンプから吐出する圧油を供給する油圧回路に接続して吐出流量を検出する流量検出手段と、前記油圧回路に接続して吐出圧力を検出する圧力検出手段と、射出工程中に検出した前記吐出流量により、前記ギヤポンプを回転駆動するサーボ回路に接続したサーボモータを用いた駆動モータの回転数を可変制御して前記吐出流量に対するフィードバック制御を行なうとともに、型締工程中に検出した前記吐出圧力により、前記駆動モータの回転数を可変制御して前記吐出圧力に対するフィードバック制御を行う成形機コントローラとを備えることを特徴とする油圧式射出成形機の駆動制御装置。
  2. 前記油圧アクチュエータには、前記射出装置を進退移動させて金型に対するノズルタッチ又はその解除を行う射出装置移動シリンダを含むことを特徴とする請求項1記載の油圧式射出成形機の駆動制御装置。
  3. 射出装置の射出シリンダ及び計量モータを含むともに、型締装置の型締シリンダ及び突出シリンダを含む複数の油圧アクチュエータを駆動制御する油圧式射出成形機の駆動制御方法において、前記各油圧アクチュエータを駆動制御する単一のギヤポンプを設け、このギヤポンプから吐出する圧油を供給する油圧回路に接続して吐出流量を検出する流量検出手段,及び吐出圧力を検出する圧力検出手段を接続し、射出工程中に検出した前記吐出流量により、前記ギヤポンプを回転駆動するサーボ回路に接続したサーボモータを用いた駆動モータの回転数を可変制御して前記吐出流量に対するフィードバック制御を行なうとともに、型締工程中に検出した前記吐出圧力により、前記駆動モータの回転数を可変制御して前記吐出圧力に対するフィードバック制御を行うことを特徴とする油圧式射出成形機の駆動制御方法。
JP2024102544A 2024-06-26 2024-06-26 油圧式射出成形機の駆動制御装置及び駆動制御方法 Active JP7796172B1 (ja)

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