JP7789290B2 - 腹筋運動器具 - Google Patents

腹筋運動器具

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Description

本発明は、腹筋のトレーニングを行う腹筋運動器具に関する。
腹筋のトレーニングを行う器具は、従来から多数提案されている。例えば特許文献1には、上端に左右のグリップが設けられたスライドポストと、該スライドポストが上下方向へ移動自在に挿通された腿部位置決め部材と、該腿部位置決め部材に対して該スライドポストを上方へ付勢する圧縮バネとを備え、該腿部位置決め部材を使用者の大腿部で挟持した状態で、該使用者がグリップを押し下げることによって腹筋のトレーニングを行うことができる。さらに、グリップをスライドポストの上端と下端とに付け替えることによって、腹筋だけでなく、腕力や胸部の筋力などを鍛えることができる。
実用新案登録第3171341号公報
前述した特許文献1の従来構成にあっては、スライドポストの上端に設けられた支持部から左右へグリップがそれぞれ突出されていることから、左右のグリップに加えられた力がスライドポストを介して圧縮バネに作用する。そのため、左右のグリップにできるだけ均等に力をかけることが望まれる。しかしながら、人の筋力は左右で差を有することが多いことから、左右一方に偏って力がかかり易い。特に、グリップを把持する従来構成では、腕力の影響によって左右の偏りが生じ易い。こうした偏った力が繰り返し作用することによって、上下の作動方向にズレを生じ、該ズレによって腹筋への負荷に左右で偏りが生ずるという問題があった。
本発明は、腹筋に左右均等な負荷を安定して与え得る腹筋運動器具を提案するものである。
本発明は、支持ベース体と、前記支持ベース体において互いに並んで立設されており、上下方向へ伸縮可能な左右の案内杆と、前記案内杆の上端に接続されており、前記支持ベース体の上方に当該支持ベース体と対向して配設された押圧体と、前記支持ベース体と前記押圧体との間に介装され、該支持ベース体と該押圧体とを相対的に接近させることにより弾縮する一又は複数のコイルバネとを備え、前記支持ベース体を所定位置に固定した状態で、使用者が胸部と大腿部とを接近させる動作に伴って腕で押圧体を支持ベース体に向けて押すことによって、腹筋のトレーニングを行うものであることを特徴とする腹筋運動器具である。
かかる構成にあっては、支持ベース体と押圧体とを相対的に近づけたり離したりする移動が、左右の案内杆の伸縮方向に沿って行われることから、該移動の方向が該伸縮方向に限られる。これにより、押圧体に偏った力が作用しても、該力を左右の案内杆で支えることができるため、該押圧体と支持ベース体とが該案内杆の伸縮方向に沿って安定して移動できる。したがって、本実施例の構成によれば、前述した従来構成に比して作動方向のズレの発生を抑制できるから、腹筋への負荷に左右で偏りが生ずることを抑制でき、適正な腹筋のトレーニングを長期に亘って安定して行うことができる。
また、本発明の構成は、使用者が着座した状態で、大腿部に支持ベース体を乗載して腕で押圧体を押し付けることにより、腹筋のトレーニングを行うことができる。このように本発明の構成によれば、例えば着座可能なスペースで腹筋のトレーニングを行うことができる。そして、持ち運びし易いことから、手軽にトレーニングできる。
前述した本発明の腹筋運動器具にあって、前記押圧体の上面部には、使用者の両腕がそれぞれ押し当てられる一対の押当部が設けられており、各押当部の真下に、前記コイルバネがそれぞれ設けられている構成が提案される。
かかる構成にあっては、使用者が押当部に腕を押し当てて力を加えることにより、該力をコイルバネの弾縮方向に沿って加えることができるため、前記従来構成のようなズレが生ずることを一層抑制できる。さらに、コイルバネの付勢力を直接的に腹筋への負荷に用いることができ、コイルバネの付勢力を効率的に利用したトレーニングを行うことができる。
本発明の腹筋運動器具によれば、押圧体と支持ベース体との作動方向にズレが生ずることを抑制できるため、適正な腹筋のトレーニングを安定して行うことができる。また、何処でも手軽に腹筋のトレーニングを行うことができる。
実施例の腹筋運動器具1を示す正面図である。 腹筋運動器具1の、(A)平面図と、(B)押圧板を省略して示す平面図である。 腹筋運動器具1の押圧体3を押し下げた状態を示す説明図である。 カバー41内に腹筋運動器具1を納めた状態を示す縦断面図である。
本発明にかかる実施例を、添付図面を用いて説明する。
実施例の腹筋運動器具1は、腹筋のトレーニングを行うためのものであり、図1,2に示すように、平面視で略矩形状の支持ベース体2と、該支持ベース体2の角部にそれぞれ立設された4個の案内杆5と、各案内杆5の上端に接続された略矩形状の押圧体3と、該支持ベース体2と押圧体3との間に介装された2個のコイルバネ4とを備えたものである。
支持ベース体2は、長方形平板状の台座部11と、該台座部11上に固定された矩形枠状の取付下枠部12とから構成されている。取付下枠部12は、台座部11に前記案内杆5を取り付けるためのものであり、該台座部11に固定されている。そして、取付下枠部12の四つ角部には、各案内杆5の下端が固定されて、各案内杆5がそれぞれ立設されている。このように4個の案内杆5が、支持ベース体2の四つ角部に、互いに平行に並べて設けられている。
案内杆5は、上方へ開口された円筒状の案内筒部15と、該案内筒部15に上下方向へ摺動自在に挿通された被案内棒部16とを備え、該案内筒部15の下端が前記取付下枠部12に固定されている。そして、被案内棒部16の上部が案内筒部15から上方へ突出されており、該被案内棒部16の上端が、押圧体3の取付上枠部22に固定されている。尚、案内杆5には、被案内棒部16が案内筒部15から上方へ抜け出さないように、図示しない抜止手段が設けられている。
押圧体3は、長方形平板状の主板部21と、該主板部21の下面に固定されて矩形枠状の取付上枠部22とから構成されている。取付上枠部22は、案内杆5の上端を主板部21に取り付けるためのものであり、該主板部21に固定されている。そして、取付上枠部22の四つ角部には、案内杆5の被案内棒部16の上端が固定されている。尚、本実施例にあっては、押圧体3の主板部21と支持ベース体2の台座部11とは、平面視で同じ長方形状であり、両者が平行に配置されている。
また、押圧体3の主板部21の上面部には、円形に窪んだ2個の押当部24が左右方向に並んで形成されている。これら押当部24,24は、主板部21の中央に対して左右対称となる位置に設けられている。
2個のコイルバネ4,4は、前記した押圧体3の押当部24,24の真下にそれぞれ配設されており、左右に並んで設けられている。各コイルバネ4は、その伸縮方向を上下方向として、下端部が取付下枠部12の内側で支持ベース体2の台座部11の上面に接続され且つ上端部が取付上枠部22の内側で押圧体3の主板部21の下面に接続されている。これらコイルバネ4によって、支持ベース体2と押圧体3とが上下方向に所定間隔をおいて対向配置される。
こうした腹筋運動器具1は、案内杆5が左右両側に2個ずつ設けられており、左右の案内杆5の間に、2個のコイルバネ4が左右に並んで配設されている。ここで、案内杆5は、前述したように、支持ベース体2に固定された案内筒部15に、押圧体3に固定された被案内棒部16が該案内筒部15の長手方向(上下方向)に沿って摺動自在に設けられた構成であるから、該被案内棒部16の上下動によって上下方向に伸縮する。そして、4個の案内杆5が、支持ベース体2と押圧体3との四つ角部にそれぞれ並設されていることから、該支持ベース体2と該押圧体3とが互いに平行状態を保ったままで、上下方向に移動する。この構成により、押圧体3を下方へ押してコイルバネ4を断縮させることにより、該押圧体3と支持ベース体2との平行状態を保ったままで、該押圧体3を下方へ移動できる。そして、押圧体3を下方へ押す力を解除すると、コイルバネ4の付勢力によって、該押圧体3と支持ベース体2とが平行状態を保ったままで、該押圧体3が上方へ移動して常態(元の位置)に復帰する。
本実施例の腹筋運動器具1にあっては、例えば椅子に着座した使用者が、大腿部に支持ベース体2を乗載した状態で、左右の肘を押圧体3の押当部24にそれぞれ押し当てて下方へ押圧する動作により、腹筋のトレーニングを行うことができる。このように押圧体3をコイルバネ4の付勢力に抗して下方へ押し付けると、該押圧体3が案内杆5によって支持ベース体2との平行状態を保ったまま下方へ移動する。これにより、押圧体3を押し付ける力が左右で偏りが発生した場合であっても、該押圧体3を平行に下方移動させることができ、腹筋への負荷に左右で偏りが生ずることを抑制できる。さらに、本実施例の構成では、押当部24に使用者の腕(肘)を載せる押当部24が設けられていることから、該押当部24を下方へ押圧する際に、使用者の腕が位置ズレすることを抑制でき、左右で等しく力を加え易い。そのため、前記した腹筋への負荷に左右で偏りが生ずることを抑制するという、本実施例の作用効果を一層向上できる。
また、本実施例の構成では、押当部24の真下にコイルバネ4が配設されていることから、押当部24を押圧する際に、該コイルバネ4の付勢力を直接的に使用者へ作用させることができ、効率的に腹筋を鍛えることができる。
本実施例の構成は、使用者が着座した椅子の座面に支持ベース体2を乗載することによっても、同様に腹筋トレーニングを行うこともできる。又は、床に着座した状態で、大腿部または床に支持ベース体2を乗載しても、同様に腹筋トレーニングを行うことができる。このように本実施例の腹筋運動器具1は、たとえば着座可能なスペースがあれば何処でも腹筋のトレーニングを行うことができる。さらに、持ち運びも容易であることから、手軽に腹筋を鍛えることができる。
また、本実施例の腹筋運動器具1は、図4に示すよう、クッション性を有するカバー41の内部に収容して使用することもできる。このようにカバー41内に収容して使用することによって、支持ベース体2と押圧体3とが使用者の身体に直に接触することを防止でき、該接触により生ずる身体的な負荷を軽減できる。さらに、カバー41は、腹筋運動器具1の全体を覆うことから、腹筋運動中に伸縮するコイルバネ4に身体や衣服が挟まってしまうことも防止できる。
本発明は、前述した実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜変更することが可能である。例えば、腹筋運動器具を構成する各部材の寸法形状は、適宜変更することができる。具体的には、支持ベース体や押圧体が略楕円形状、円弧状、又はコ字形状などであっても良い。
前述した実施例では、二個のコイルバネを設けた構成であるが、これに限らず、コイルバネの個数は一個や三個などのように適宜変更できる。
前述した実施例では、四個の案内杆が支持ベース体と押圧体との四つ角部にそれぞれ設けられた構成であるが、これに限らず、二個の案内杆が左右の側部にそれぞれ設けられた構成であっても良い。
前述した実施例では、押圧体の上面部に、窪んだ押当部を設けた構成であるが、これに限らず、例えば押圧体の上面に貼付した緩衝材により構成された押当部が設けたものであっても良い。又は、押当部が、押圧体の上面に窪みを設けて、該窪みに緩衝材を貼付した構成であっても良い。
1 腹筋運動器具
2 支持ベース体
3 押圧体
4 コイルバネ
5 案内杆
24 押当部

Claims (2)

  1. 支持ベース体と、
    前記支持ベース体に並んで立設され、上下方向へ伸縮可能な左右の案内杆と、
    前記支持ベース体の上方に対向状に配設され、前記案内杆の上端が接続された押圧体と、
    前記支持ベース体と前記押圧体との間に介装され、該支持ベース体と該押圧体とを相対的に接近させることにより弾縮する一又は複数のコイルバネと
    を備え、
    使用者が、胸部と大腿部とを接近させる動作により押圧体を支持ベース体に向けて押すことによって、腹筋のトレーニングを行うものであり、前記支持ベース体と前記押圧体とが接近した状態で前記案内杆が縮むとともに前記案内杆の上端と下端が前記支持ベース体と前記押圧体の間に位置していることを特徴とする腹筋運動器具。
  2. 押圧体は、その上面部に、使用者の両腕が夫々押し当てられる一対の押当部が設けられており、
    各押当部の真下に、コイルバネが夫々設けられていることを特徴とする請求項1に記載の腹筋運動器具。
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