JP7783207B2 - 壁面造作家具及び部屋構造 - Google Patents
壁面造作家具及び部屋構造Info
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Description
この内装構成システムは、予め表面仕上げがなされた複数の壁パネルを、複数のレール材を介して連結することで室内壁を構成するとともに、棚やキャビネット、机等の各種家具ユニットを室内壁のレール材に係合して設置することを特徴としている。
前記壁面36bに固定されるとともに前記壁面36bから前方に突出して配置され、前記壁面36bに沿って長尺に形成されたデスクカウンター74と、
前記デスクカウンター74の前端面との間に僅かな隙間しか空けない位置に配置され、下端部にキャスターが設けられて、前記床36e上を前記デスクカウンター74の長さ方向に沿って移動自在に構成された可動棚77と、を備えており、
前記可動棚77の高さは、前記床36eから前記デスクカウンター74の上面よりも高く設定されていることを特徴とする。
前記デスクカウンター74よりも上方に位置するとともに前記壁面36bから前方に突出して配置され、前記壁面36bに沿って長尺に形成された水平天井部71を更に備えており、
前記水平天井部71は、前記壁面36bからの突出寸法が、前記デスクカウンター74における前記壁面36bからの突出寸法よりも長く設定され、
前記水平天井部71の下面には、当該水平天井部71の長さ方向に沿って、前記可動棚77の上端部に設けられたスライダーがスライド移動可能に設けられるガイドレール711が設けられていることを特徴とする。
また、可動棚77は、部屋32の天井ではなく、水平天井部71の下方においてスライド移動可能に設けられるので、部屋32の天井高が高かったり、壁面36bの天井付近にエアコン等の壁面設置機器が設けられていたりする場合でも、壁面造作家具70を部屋32に確実に設けることができる。
前記デスクカウンター74の上面のうち前記デスクカウンター74の長さ方向と直交する奥行方向の中央部に配置され、前記デスクカウンター74の長さ方向に沿って移動可能に構成された切替引戸76を更に備えており、
前記切替引戸76の幅寸法は、前記デスクカウンター74の長さ寸法の半分程度に設定されており、
前記水平天井部71の下面には、当該水平天井部71の長さ方向に沿って、前記切替引戸76の上端部に設けられたスライダーがスライド移動可能に設けられるガイドレール711が設けられていることを特徴とする。
さらに、水平天井部71の下面には、当該水平天井部71の長さ方向に沿って、切替引戸76の上端部に設けられたスライダーがスライド移動可能に設けられるガイドレール711が設けられているので、切替引戸76を、水平天井部71及びデスクカウンター74の長さ方向に沿って確実にスライド移動させることができる。
また、切替引戸76は、部屋32の天井ではなく、水平天井部71の下方においてスライド移動可能に設けられるので、部屋32の天井高が高かったり、壁面36bの天井付近にエアコン等の壁面設置機器が設けられていたりする場合でも、壁面造作家具70を部屋32に確実に設けることができる。
しかも、切替引戸76と可動棚77は、いずれもデスクカウンター74の長さ方向に沿って移動可能となっているので、引き違い式に移動できることとなる。そのため、切替引戸76と可動棚77が重なり合う場合や重なり合わない場合で、異なるレイアウトを作り出すことが可能となる。これにより、部屋32の様々な使用用途や利用シーンに応じて、たちどころに部屋32のレイアウト変更を行うことができる。
前記壁面36bの幅方向一方側に設けられる棚73(アイテムカウンター73)と、前記壁面36bの幅方向他方側に設けられる画像表示装置75(テレビ75)と、を更に備えており、
前記棚73及び前記画像表示装置75は、前記壁面36bからの突出寸法が、前記壁面36bから前記切替引戸76までの間隔寸法よりも短く設定されていることを特徴とする。
前記可動棚77における前記壁面36b側の側面に、前記可動棚77から前記壁面36bに向かって突出する目隠し板772が、ヒンジを介して取り付けられていることを特徴とする。
前記壁面36bの正面に対向して設けられた他の壁面36d側に寄せて収納され、前記壁面造作家具70と前記他の壁面36dとの間に亘って展開する仕切り体90を備えることを特徴とする。
前記床36e上に設置されて使用されて前記デスクカウンター74の下方に収納可能なデスク80とデイベッド81とを更に備えており、
前記デスク80の幅寸法と、前記デイベッド81の長さ寸法と、前記可動棚77における前記デスクカウンター74の長さ方向に沿う方向の寸法と、を足し合わせた寸法は、前記デスクカウンター74の長さ寸法と略等しく設定されていることを特徴とする。
手摺壁3における西側端部の西側には、横長のルーバー材が上下に連なる格子壁部4が設けられている。また、手摺壁3の下端部には、手摺壁3よりも前方及び側方に張り出す庇5が設けられている。
第一厚型壁体6は、上記の建築用パネル(建築用壁パネル)を四角筒状に組んで構築したものであり、この第一厚型壁体6自体には開口部が形成されていない。
第二厚型壁体7は、上記の建築用パネル(建築用壁パネル)を四角筒状に組んで構築したものである。そして、第二厚型壁体7には、複数の開口部7a,7bが形成されており、これら複数の開口部7a,7bから第二厚型壁体7の内部中空部を利用できるようになっている。当該内部中空部には、例えばライフライン設備として充電制御装置37や雨水タンク設備38が収納されている。
なお、雨水タンク設備38への雨水の供給は、建物1の屋根から第二厚型壁体7の内部中空部に通される配管を通じて行われる。
第三厚型壁体8は、上記の建築用パネル(建築用壁パネル)を四角筒状に組んで構築したものであり、この第三厚型壁体8自体には開口部が形成されていない。
なお、手摺壁3における西側端部は、インナーテラス部9の外壁9aの正面に接続されている。そのため、バルコニー2は、インナーテラス部9を境界に、西側と東側に分割されている。なお、西側のバルコニー2を、以下、第一バルコニー2aと称し、東側のバルコニー2を、以下、第二バルコニー2bと称する。
すなわち、第二厚型壁体7を境にして東側と西側に位置する領域は、この第二厚型壁体7によって概略的に分けられることになる。例えば東側と西側の領域のうち、一方をプライベート性の強い領域とし、他方をパブリック性の強い領域とすれば、第二厚型壁体7による領域分けの特性が際立ち、建物1における外観性を向上できるので好ましい。
第一ポーチ10の奥(北側)には、建物1の玄関21が設けられている。
また、第一ポーチ10の床は、玄関21(北側)から屋外(南側)に向かって下り勾配となるスロープ状に形成されている。そのため、屋外から玄関21に向かうルート上のバリアフリー化が可能となり、人の通行や、車椅子での通行がしやすく、車両も駐車しやすい。
冷却ルーバー装置14は、保水した複数の冷却ルーバー材間を空気が流通したときの気化熱によって周囲の温度を下げるための装置であり、屋外から第一ポーチ10内に空気を取り込むのに合わせて第一ポーチ10内を冷却できるようになっている。
雨水を利用する場合は、建物1の屋根から第二厚型壁体7の内部中空部に通され、ポーチ屋根12の内部中空部に通される配管を通じて行われる。すなわち、冷却ルーバー装置14に雨水を供給するための配管は、雨水タンク設備38に雨水を供給するための配管から分岐するものであってもよいし、別々の配管でもよい。また、ポーチ屋根12に降り注いだ雨水も利用することができる。
このように冷却ルーバー装置14への給水に雨水を利用できれば、例えば災害等により水道の断水が発生しても、雨さえ降れば、冷却ルーバー装置14に水を供給することができるので、たとえ断水が発生しても冷却ルーバー装置14に対して給水できるようにしたいという要望に応えることができて災害対応力の向上を図ることができる。
また、建物1の屋根の面積を広くしたり、片流れ式の屋根にしたりすれば、効率よく雨水を収集できるので好ましい。
第二ポーチ11の床面は、床タイルによって仕上げられており、第一ポーチ10の床面よりも高さ位置が高く設定されている。
また、第二ポーチ11の南側縁部には、第二ポーチ11と地面とを繋ぐポーチ階段15と、箱型に形成されて上面が開口した花壇部16と、が設けられている。なお、ポーチ階段15も、第二ポーチ11と同様の床タイルによって仕上げられている。
第二ポーチ11とラウンジ17との間の開口部(出入口)には、扉が設けられている。本実施形態において扉は、自動ドアとされている。
ラウンジ17の奥(北側)には、建物1の玄関21が設けられている。
すなわち、建物1には、当該建物1の1階を東西方向に貫通する連通空間Sが形成されており、この連通空間S内には、西側から、駐車スペースとしての第一ポーチ10、半屋外空間としてのラウンジ17、多目的スペースとしての大空間室18が連続して配置されている。
中央第二開口部17bに設けられたガラス戸は、複数の折戸を備えている。ただし、これに限られるものではなく、引戸や引き違い戸でもよいし、開き戸でもよい。更には、自動開閉式でもよいし、手動開閉式でもよい。中央第二開口部17bにおけるガラス戸は、人の行き来が可能なものであり、ガラス戸を開け放てば、当然、空気の流通や物品の受け渡しも可能となっている。
東側開口部18aは、第一厚型壁体6の北端部から収納室19の東側に位置する外周壁にかけて幅広に形成されている。
そして、このような東側開口部18aと、西側開口部13a、中央第一開口部17a、中央第二開口部17bは、開口幅が等しく設定されている。さらに、西側開口部13a、中央第一開口部17a、中央第二開口部17b、東側開口部18aは、上端部の高さ位置も等しく設定されている。また、下端部の高さ位置については、西側開口部13aは他よりも上方に位置しているが、中央第一開口部17a、中央第二開口部17b、東側開口部18aは、下端部の高さ位置も等しく設定されている。
この収納室19は、天井高が0.8~1.4メートルに設定された低天井収納空間である。この0.8m~1.4mの天井高とは、人が収納室19に入って、何とか作業ができる最低限の高さを確保するための高さ範囲であり、かつ、このように天井高を必要最小限に抑えることで、建物1の高さが高くなることによって隣接する建物に及ぼす日照減少等の影響を極力少なくすることができる高さ範囲である。
サブ空間は、壁によってメイン空間と区切られない空間である。すなわち、大空間室18は、メイン空間と、このメイン空間と連続するサブ空間と、を有して平面視略L字型に形成されている。なお、サブ空間の南側に位置する壁には、複数の掃き出し窓と、これら複数の掃き出し窓の上方に位置する高窓が設けられた大開口部が形成されている。
小部屋20は、壁20a,20bによって大空間室18におけるメイン空間及びサブ空間と区切られており、大空間室18に付属している。一方の壁20aは、平面視においてL字型に形成され、メイン空間に面するとともに第二厚型壁体7に対向して設けられている。他方の壁20bは、第一厚型壁体6に対向して設けられている。
なお、大空間室18のうちメイン空間の天井は、部分的に天井高の高い折り上げ天井とされており、サブ空間や小部屋20の天井高よりも高く設定されている。
なお、テナントスペースとは、従業者が仕事を行う場所を指し、大空間室18のメイン空間だけでなく、サブ空間、収納室19、小部屋20もテナントスペースに含まれるものとする。さらに、大空間室18及び小部屋20には、平面視ロ字型の家具やソファー、窓際のカウンターデスク等の家具が設置されている。
また、大空間室18のメイン空間における北側の壁面には、壁付けの複数の家具が設けられているが、これら複数の家具の間に位置する壁面には鏡18bが設けられている。大空間室18の内部の景色を鏡18bに映し出すことにより、大空間室18を更に広い空間に見せることができる。
建物1における1階部分のうち住人用スペースとされた領域には、第一ポーチ10及びラウンジ17の北側に位置する上記の玄関21が設けられている。
第一玄関開口部21aには、引戸又は引き違い戸が設けられ、第二玄関開口部21bには引戸が設けられている。
玄関21の床面は、第一ポーチ10の床面よりも上方に位置するとともに、ラウンジ17の床面と連続し、ラウンジ17の床面と同様の床タイルによって仕上げられている。
宅配ボックス22の北側には、玄関21の北側を回り込むようにしてシューズクローク23が設けられている。
玄関21の北側であって、かつシューズクローク23の東側には、ホール24が設けられ、このホール24は、東側に伸びている。
そして、ホール24の先には、1.5階、2階(及び2.5階)に上がるためのエレベーター25と、1.5階及び2階に上がるための階段26と、エレベーター25及び階段26の裏側(東側)に回り込む収納室27と、が設けられている。収納室27は、開口していない壁を介して上記の収納室19と東西に隣接し、当該収納室19と同様、天井高が0.8~1.4メートルに設定されている。
なお、水廻り室28の詳細な構成については後述する。
なお、主寝室30の詳細な構成については後述する。
なお、居室31は、出入口の他にも開口部51(後述する)によって空間的に主寝室30とつながっている。この構成については、主寝室30の詳細な構成の説明と共に後述する。
居室31の南側には、上記のバルコニー2及びインナーテラス部9が設けられている。インナーテラス部9は、居室31からバルコニー2側に突出した位置に配置されており、居室31と連続する屋内空間として用いられている。
第一バルコニー2aは、上記の格子壁部4の内側に位置しており、屋外からの空気を取り込みやすくなっている。なお、格子壁部4に替えて、冷却ルーバー装置を設置してもよいものとする。
また、第一バルコニー2aの西側には、上記の第二厚型壁体7が設けられており、更にその西側には、ドローンの発着場となるドローンポートDPが設けられている。
部屋32とホール29との間に位置する中間室32aには、トイレ及び洗面台が設けられている。この中間室32aは、部屋32の前室として用いられている。また、中間室32aとホール29との間に位置する壁に形成された開口部には、開閉可能な引戸32bが設けられている。さらに、中間室32aと部屋32との間に位置する壁36dに形成された開口部には、開閉可能な引戸32cが設けられている。建物1は、セントラル換気システムを陽圧運転モードで稼働させることで、部屋32及び中間室32aが陰圧室として機能するように設計されている。すなわち、セントラル換気システムを陽圧運転モードで稼働させることで、部屋32内の空気が、ホール29側のスペースに流入することを抑制することができる。これにより、部屋32を療養室として利用できる。
なお、このような部屋32の詳細な構成については後述する。
すなわち、ポーチ屋根12の上方である屋外空間と吹抜部17Vとの間に設けられた壁33は、排気用壁33とされている。
このような厚型壁体は、外周壁の一部として、開口を有する外壁(例えば東側開口部18aが形成された壁など)よりも外方に位置して設けられている。
また、厚型壁体は、建物から敷地外に向かって突出し、上記の開口を有する外壁よりも開口が少なく、かつ厚さが厚く形成されている。さらに、平面視においては建物の間口方向と直交する方向に長く形成されている。
なお、本実施形態においては、第一厚型壁体6及び第三厚型壁体8を含む、建物1の東西側面に位置する外周壁(東側開口部18aが形成された壁を除く)が、厚みが厚く形成されている。
また、玄関21周りの壁と、小部屋20の一方の壁20aも、平面視において厚みが厚く形成されている。
続いて、上記の水廻り室28について、図1(b)及び図4を参照して詳細に説明する。
洗面台40及び鏡部41、収納棚42、肋木46と、壁放射冷暖房装置47は、洗面脱衣所28aに設置されている。浴槽43と、ベンチ44及びシャワー45は、浴室28bに設置されている。
複数のモニター部41a,41b,41cには、健康管理やリラクゼーションに役立つ情報や画像(動画)を表示することができる。また、複数のモニター部41a,41b,41cのうち一つのモニター部41aには、複数のボタンオブジェクトを表示することができる(図4におけるモニター部41aの下部)。また、ハーフミラーのうち、複数のボタンオブジェクトが表示される部位にはタッチセンサーが搭載されており、住人が、ボタンオブジェクトを押して画面の操作を行うことができるようになっている。
複数のボタンオブジェクトには、例えば健康管理やリラクゼーションにおけるコンテンツの種類を選択するためのボタンや、建物1に居住する住人ごとの情報を表示するためのボタンが含まれる。
ハーフミラーは、裏側の各モニター部41a,41b,41cに表示される情報や画像を透かして見ることができるが、使用していないモニター部の箇所には住人自身の姿を映すことができる。したがって、複数のモニター部41a,41b,41cを使い分けて、ハーフミラーに自分を映しながら、情報や画像(動画)の閲覧・視聴を行うことができる。例えば動画は、運動・エクササイズ等の動画やメイクアップの動画等が挙げられ、住人はお手本を見ながらの実践が可能となる。
情報表示装置は、インターネット等の通信ネットワークを通じて外部から情報を取得でき、様々な情報を複数のモニター部41a,41b,41cで表示することができる。また、情報表示装置は、住人が普段使用しているスマートフォンやウェアラブル端末から、住人の諸情報を取得して健康管理に利用することもできる。また、通信可能な体重計等の身体測定機器を接続してもよい。
内部の管材に高温の流体を流通させれば、温度の高い熱を放射することができるので、汗を出したいときに好適である。また、浴槽43にお湯を張ったり、シャワー45からお湯を出したりすることで、洗面脱衣所28a及び浴室28bの湿度を高めることができるので、汗を出したいときにより一層好適である。
内部の管材に低温の流体を流通させれば、温度の低い熱を放射することができるので、汗を出した後のクールダウンに好適である。
また、内部の管材に流通させる流体の温度を適宜調節して洗面脱衣所28aと浴室28bの室温を調節し、リラクゼーション効果を促進してもよい。
続いて、上記の主寝室30と、主寝室30に隣接する居室31の一部について、図2,図3,図5~図7を参照して詳細に説明する。
すなわち、各開口部51は、ルーバー52が設けられることによって、主寝室30と居室31との間の行き来を禁止しつつ、採光、通風、音及び視線の通り抜けが可能となっている。
なお、本実施形態においては、一つの開口部51につき、二つのルーバー52が上下に並んで設けられている。
なお、主寝室30の天井55(図10参照)には、二つのベッド53の真上に位置する部位に天窓が形成されてもよい。天窓が形成されると、上昇する性質を持つ温められた空気を外部に排出しやすくなる。
そして、複数のキッチン用家具31cの側面同士の間には、各開口部51と対向して複数の棚54が設けられている。つまり、各ルーバー52の前方(南側)に複数の棚54が設けられている。
スピーカーが指向性を有するものである場合は、当該指向性スピーカーを、各ルーバー52の前方(南側)の棚に1台ずつ設置し、各ルーバー52を通じて、一方のベッド53を使用する住人と、他方のベッド53を使用する住人とで別々の音(音楽など)を聞くことができる。また、指向性スピーカーを用いれば、居室31側と主寝室30側とで別々の音(音楽など)を聞くことができる。
続いて、上記のベッドサイド家具60について、図2,図8~図10を参照して詳細に説明する。
遮蔽板62の上端部には、上面に物品を置くことができる板状のサイドテーブル部63が設けられている。
正面板60dは、下端部に設けられたヒンジ(図示省略)を中心にして回転可能となっており、蓋板60eは、ベッドサイド家具60の前端部から外れるようになっている。また、前方開口部65を閉塞している状態の正面板60dにおける上端部背面と、上方開口部66を閉塞している状態の蓋板60eにおける前端面は互いに接する。
保持機構61aは、正面板60dの背面に固定される第一部位と、プロジェクターを保持するとともに上端部を中心にして回転する第二部位と、第二部位の回転動作を任意の位置で動かないように位置固定する第三部位と、を有する。これにより、正面板60dに対するプロジェクター61の角度調整が可能となっている。
続いて、上記の部屋32について、図2,図3,図11~図20を参照して詳細に説明する。
また、部屋32は、上記の吹抜部17Vに面する窓36a1が設けられた南側の壁36aと、西側の壁36bと、北側の壁36cと、上記の引戸32cが設けられた東側の外壁36dと、床36eと、天井36fと、を備える。
なお、西側の壁36b(壁面36b)には、壁面造作家具70と同様の色調に化粧仕上げ材が貼り付けられていてもよい。
水平天井部71の上面のうち東側の端部には、南北方向に長尺な立ち上がり710が形成されており、下面には、切替引戸76及び可動棚77のための複数のガイドレール711が長さ方向に沿って設けられている。
固定棚72は、北側面を開放させた状態として物品の収納を行う片面使いの収納キャビネットであり、幅寸法(東西方向の寸法)は、水平天井部71の奥行寸法(東西方向の寸法)と等しく設定されている。
固定棚72は、デスクカウンター74の高さを境にして上部と下部に収納部が分かれており、上部の収納部は、両側板間に水平に配置された複数(本実施形態においては2枚)の棚板720が設けられている。下部の収納部は、更に幅方向一方側(東側)と他方側(西側)に仕切られており、下部の収納部における幅方向一方側の北側面は開戸によって開閉できるようになっている。下部の収納部における幅方向他方側の北側面は閉め切られた状態となっている。
アイテムカウンター73の上面は、本や小物等を始めとする様々な物品を載せて収納する際に使用される。
デスクカウンター74の上面は、執務や様々な作業を行う際に使用されるものであり、アイテムカウンター73よりも前方(東側)に突出している。
なお、本実施形態においてはテレビ75としたが、これに限られるものではなく、パソコン等に接続可能なモニターでもよいし、絵画でもよい。
なお、切替引戸76の西側面と、アイテムカウンター73の前端面(東側端面)との間の隙間は小さく設定されており、切替引戸76は、アイテムカウンター73の前端面に沿うようにして移動する。
さらに、可動棚77の奥行寸法(南北方向の寸法)は、固定棚72の奥行寸法(南北方向の寸法)と等しく、自身の幅寸法よりも短く設定されている。
要するに、この可動棚77は、細身で背の高い収納家具、すなわちハイキャビネットとも呼ばれるものである。
また、可動棚77の上端部(天板の上面)には、水平天井部71のガイドレール711に沿ってスライド移動するスライダーが設けられ、下端部(底板の下面)には、複数のキャスター773が設けられている。これにより、可動棚77は、水平天井部71のガイドレール711に沿って移動自在となっている。
これら仕切板771は、中央2段の収納部を分割することができるだけでなく、例えば可動棚77を挟んで隣り合って執務や作業を行う住人同士の目線が合いにくくする利点もある。
目隠し板772は、ヒンジを介して可動棚77における西側の側板に取り付けられており、隙間78を開放したり閉塞したりすることができる。目隠し板 772は、可
動棚77における西側の側板から切替引戸76までの幅寸法(東西方向の寸法)と、可動棚77上端部からデスクカウンター74の上面までの上下寸法に設定されている。
デイベッド82は、寝具としても利用できるが、西側以外の壁36a,36c,36dに寄せて配置することで、ソファーとしても利用できる。したがって、デイベッド82は、いわゆるソファーベッドでもよい。
これにより、デスク80と、デイベッド82と、可動棚77を、水平天井部71の下方に南北方向に並べた状態で配置することができる。
内部の管材に高温の流体を流通させれば、温度の高い熱を放射することができ、低温の流体を流通させれば、温度の低い熱を放射することができるので、執務や作業を行うのに好適な環境や、休息時に好適な環境を形成できる。
この仕切り体90は、開戸パネル91と、仕切パネル92と、これら各パネル91,92を壁際(壁36d側)に寄せて収納状態としたり、展開して仕切り状態としたりするための可動機構と、を有している。
開戸パネル91及び仕切パネル92は、吊り支持されるため、高さ寸法が、床36eから天井36fまでの高さ寸法よりも若干短く設定されている。
なお、開戸パネル91と仕切パネル92が寄せて収納される東側の壁36dには、ふかし壁36d1が設けられており、部分的に壁厚が厚くなっている。これにより、重なり合う開戸パネル91と仕切パネル92が収納される凹部を形成することができる。ふかし壁36d1の表面と、収納された状態の仕切パネル92の表面は、面一の状態となっている。
仕切パネル92において、フランス落とし錠は、仕切り状態のときの東側端部に設けられており、受金95は、床36eにおける中央の1か所に設けられている。
各パネル91,92を壁36dに寄せて収納した状態において、開戸パネル91と仕切パネル92は、図16に示すように、東西方向に重なり合って配置される。
逆に言えば、仕切り体90によって部屋32を完全に仕切らない状態となるので、閉塞感が生じることを防ぐことができる。
また、デスク80を窓36a1のある南側の壁36aに移動させるとともに、仕切り体90によって部屋32を南北に仕切ると、デスク80と部屋32の出入口(引戸32c)との間に仕切り体90が配置されることとなる。そのため、例えばウェブ会議を行う場合に、部屋32の出入口が他の住人によって不意に開けられたとしても、他の住人がウェブ会議の画面に映り込むことを防ぐことができる。
これに加えて、仕切り体90によって部屋32を南北に仕切ると、一方の住人側のスペースと、他方の住人側のスペースと、の間の隔たり(距離感)をより大きくすることができる。特に、北側のスペースの住人が部屋32の出入りを行っても、南側のスペースの住人は、その動作を目で見て確認できないので、集中しやすい環境を形成しやすい。
さらに、住人2人によるコワーキングが行われる場合に、可動棚77における仕切板771と目隠し板772によって、住人2人の目線が合うことを防ぐことができる。これにより、住人2人が並んで執務や作業を行っていても、集中しやすい環境を形成できる。
なお、住人2人が仕事中に会話が必要な場合や共同作業が必要な場合、あるいは住人2人が並んで仕事をしない場合には、目隠し板772を、可動棚77における西側の側面に接するように回転させて、隙間78を開放することができる。
また、例えばテレビ75を視聴しながら就寝したい、という場合には、デイベッド82をテレビ75の前方に配置する。
アイテムカウンター73に趣味の物品が置かれていても、切替引戸76によってすぐに遮蔽できるので、第三シーンに対応するレイアウトから、第一シーンに対応するレイアウトへの変更も容易に行うことができる。
また、アイテムカウンター73やデスクカウンター74上の雑多なものを切替引戸76によって簡単に遮蔽し、テレビ75の前方にデイベッド82を配置すれば、テレビ75の前方に寛ぎの空間を容易に形成することができる。つまり、部屋32の北側のスペースを、あたかも居間のように扱うことができる。デスク80をソファーテーブルのように使用してもよい。
すなわち、切替引戸76が、デスクカウンター74の上面のうちデスクカウンター74の長さ方向と直交する奥行方向の中央部に配置され、デスクカウンター74の長さ方向に沿って移動可能に構成されており、その幅寸法が、デスクカウンター74の長さ寸法の半分程度に設定されているので、壁面36bの幅方向一方側に設置された物品と他方側に設置された物品のうち、どちらかを露出させて、どちらかを遮蔽することができる。すなわち、例えば壁面36bの幅方向一方側に設置された物品が仕事に必要なもので、幅方向他方側に設置された物品が仕事に必要ないものであったときに、切替引戸76を移動させるだけで、どちらかを露出させて、どちらかを遮蔽できるので、部屋32の使用用途や利用シーンに応じて、たちどころにデスクカウンター74上のレイアウトを変更できる。また、切替引戸76は、デスクカウンター74の上面のうちデスクカウンター74の長さ方向と直交する奥行方向の中央部に配置されているので、切替引戸76の前方に位置するデスクカウンター74の上面を仕事にも趣味にも使用できる。
さらに、デスクカウンター74の直前方に配置される可動棚77は、その高さが、床36eからデスクカウンター74の上面よりも高く設定されているので、例えばその高さがデスクカウンター74よりも低い場合に比して、デスクカウンター74前方の空間を仕切る範囲が高さ方向に広くなる。そして、このような可動棚77が、床36e上をデスクカウンター74の長さ方向に沿って移動可能に構成されているので、デスクカウンター74前方の空間を、デスクカウンター74の長さ方向中央付近で仕切ったり、長さ方向一方側と他方側のどちらかを広く仕切ったり、あるいは狭く仕切ったりして、部屋32の使用用途や利用シーンに応じて、たちどころにデスクカウンター74前方の空間のレイアウトを変更できる。
しかも、切替引戸76と可動棚77は、いずれもデスクカウンター74の長さ方向に沿って移動可能となっているので、引き違い式に移動できることとなる。そのため、切替引戸76と可動棚77が重なり合う場合や重なり合わない場合で、異なるレイアウトを作り出すことが可能となる。これにより、部屋32の様々な使用用途や利用シーンに応じて、たちどころに部屋32のレイアウト変更を行うことができる。
また、切替引戸76及び可動棚77は、部屋32の天井ではなく、水平天井部71の下方においてスライド移動可能に設けられるので、部屋32の天井高が高かったり、壁面36bの天井付近にエアコン等の壁面設置機器が設けられていたりする場合でも、壁面造作家具70を部屋32に確実に設けることができる。
17 ラウンジ
17c ベンチ
17d 樹木
17V 吹抜部
18 大空間室
28 水廻り室
28a 洗面脱衣所
28b 浴室
28c ガラス戸
28d ガラス窓
30 主寝室
31 居室
31a コンロ付き流し台
31b カウンターテーブル
31c キッチン用家具
32 部屋
32c 引戸
36a 壁
36a1 窓
36b 壁
36c 壁
36d 壁
36d1 ふかし壁
36e 床
36f 天井
40 洗面台
41 鏡部
42 収納棚
43 浴槽
44 ベンチ
45 シャワー
46 肋木
47 壁放射冷暖房装置
50 仕切壁
51 開口部
52 ルーバー
53 ベッド
54 棚
55 天井
60 ベッドサイド家具
60d 正面板
60e 蓋板
61 プロジェクター
61a 保持機構
65 前方開口部
66 上方開口部
70 壁面造作家具
71 水平天井部
72 固定棚
73 アイテムカウンター
74 デスクカウンター
75 テレビ
76 切替引戸
77 可動棚
771 仕切板
772 目隠し板
78 隙間
80 デスク
81 椅子
82 デイベッド
90 仕切り体
91 開戸パネル
92 仕切パネル
93 ガイドレール
Claims (7)
- 部屋の壁面に接して配置されるとともに床上に設置される壁面造作家具において、
前記壁面に固定されるとともに前記壁面から前方に突出して配置され、前記壁面に沿って長尺に形成されたデスクカウンターと、
前記デスクカウンターの前端面との間に僅かな隙間しか空けない位置に配置され、下端部にキャスターが設けられて、前記床上を前記デスクカウンターの長さ方向に沿って移動自在に構成された可動棚と、を備えており、
前記可動棚の高さは、前記床から前記デスクカウンターの上面よりも高く設定されていることを特徴とする壁面造作家具。 - 請求項1に記載の壁面造作家具において、
前記デスクカウンターよりも上方に位置するとともに前記壁面から前方に突出して配置され、前記壁面に沿って長尺に形成された水平天井部を更に備えており、
前記水平天井部は、前記壁面からの突出寸法が、前記デスクカウンターにおける前記壁面からの突出寸法よりも長く設定され、
前記水平天井部の下面には、当該水平天井部の長さ方向に沿って、前記可動棚の上端部に設けられたスライダーがスライド移動可能に設けられるガイドレールが設けられていることを特徴とする壁面造作家具。 - 請求項2に記載の壁面造作家具において、
前記デスクカウンターの上面のうち前記デスクカウンターの長さ方向と直交する奥行方向の中央部に配置され、前記デスクカウンターの長さ方向に沿って移動可能に構成された切替引戸を更に備えており、
前記切替引戸の幅寸法は、前記デスクカウンターの長さ寸法の半分程度に設定されており、
前記水平天井部の下面には、当該水平天井部の長さ方向に沿って、前記切替引戸の上端部に設けられたスライダーがスライド移動可能に設けられるガイドレールが設けられていることを特徴とする壁面造作家具。 - 請求項3に記載の壁面造作家具において、
前記壁面の幅方向一方側に設けられる棚と、前記壁面の幅方向他方側に設けられる画像表示装置と、を更に備えており、
前記棚及び前記画像表示装置は、前記壁面からの突出寸法が、前記壁面から前記切替引戸までの間隔寸法よりも短く設定されていることを特徴とする壁面造作家具。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の壁面造作家具において、
前記可動棚における前記壁面側の側面に、前記可動棚から前記壁面に向かって突出する目隠し板が、ヒンジを介して取り付けられていることを特徴とする壁面造作家具。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の壁面造作家具が、前記壁面に接して配置されるとともに前記床上に設置された部屋の構造であって、
前記壁面の正面に対向して設けられた他の壁面側に寄せて収納され、前記壁面造作家具と前記他の壁面との間に亘って展開する仕切り体を備えることを特徴とする部屋構造。 - 請求項6に記載の部屋構造において、
前記床上に設置されて使用されて前記デスクカウンターの下方に収納可能なデスクとデイベッドとを更に備えており、
前記デスクの幅寸法と、前記デイベッドの長さ寸法と、前記可動棚における前記デスクカウンターの長さ方向に沿う方向の寸法と、を足し合わせた寸法は、前記デスクカウンターの長さ寸法と略等しく設定されていることを特徴とする部屋構造。
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