JP7779413B1 - 窓額縁および建築物 - Google Patents

窓額縁および建築物

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Abstract

【課題】額縁部から内側方向に突出部が突出する構造の窓額縁において、内側方向に対して交差する方向に加わる力による突出部の変形を抑制できる窓額縁および建築物を提供する。
【解決手段】窓額縁50は、壁20の開口部26に設けられる。窓額縁50は、開口部26の縁に配置される額縁部60と、額縁部60のうち壁20の室内側における室内端部64から額縁部60の内側に向かう内側方向A1に突出する突出部70と、突出部70の室外側面73と額縁部60の内側面65とに接続する支持部80と、を備える。
【選択図】図3

Description

本開示は、窓額縁および建築物に関する。
建築物の窓には窓額縁が設けられる。また、窓には窓からの日射避け、夜間の目隠し等のためにロールスクリーン、ブラインド、カーテン等の遮光部材が設けられる。特許文献1には、窓上枠部とカーテンレール収納部とを一体に形成した窓枠兼用カーテンボックスが開示されている。カーテンレール収納部は、カーテンレールが取り付けられる収納部本体と、収納部本体から下方向に向けて形成された覆い板とからなる。
特開平7-155250号公報
ところで、窓額縁において、窓額縁の内側面にロールスクリーン、ブラインド、カーテン等の遮光部材を取り付ける場合、窓額縁から窓額縁の内側に向かって突出する突出部が設けられる。特許文献1のカーテンレール収納部では、覆い板が上記の突出部に該当する。このような突出部は、突出する方向に対して交差する方向に力が加わると、変形する虞がある。
(1)上記課題を解決する窓額縁は、壁の開口部に設けられる窓額縁であって、前記開口部の縁に配置される額縁部と、前記額縁部のうち前記壁の室内側における室内端部から前記額縁部の内側に向かう内側方向に突出する突出部と、前記突出部のうち室外側を向く室外側面と前記額縁部のうち内側を向く内側面とに接続する支持部と、を備える。
この構成によれば、支持部が突出部の室外側面と額縁部の内側面とに接続するため、支持部によって突出部が額縁部に支持される。このため、額縁部から内側方向に突出部が突出する構造の窓額縁において、内側方向に対して交差する方向に加わる力による突出部の変形を抑制できる。ここで、額縁部の内側は、窓額縁の正面視において額縁部に囲まれる空間を示す。
(2)上記(1)の窓額縁において、前記壁の室内側の面を構成する内壁ボードの端部を支持する受部をさらに備え、前記受部の少なくとも一部は、前記突出部のうち前記内側方向における内側端部から前記室内側に突出する。
この構成によれば、受部が突出部の内側端部から室内側に突出するため、受部によって内壁ボードの端部を支持することによって室内から見て内壁ボードが突出部に重なる。室内から開口部を見たときに内壁ボードで突出部が隠れるため、窓額縁が設けられる開口部のデザインを向上できる。
(3)上記(1)または(2)の窓額縁において、前記額縁部は、前記窓額縁が前記開口部に設けられた状態で前記開口部の上縁に配置される第1額縁部を有し、前記突出部は、前記第1額縁部から下方向に突出する第1突出部を有する。この構成によれば、第1額縁部の内側面にロールスクリーン、ブラインド、カーテン等の遮光部材を取り付けた場合に、遮光部材の取付部を第1突出部によって隠すことができる。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1つの窓額縁において、前記額縁部は、前記窓額縁が前記開口部に設けられた状態で前記開口部の側縁のそれぞれに配置される2つの第2額縁部を有し、前記突出部は、前記第2額縁部の一方から前記第2額縁部の他方に向かう方向に突出する第2突出部を有する。
この構成によれば、第2突出部によって第2額縁部の内側面の付近を隠すことができる。このため、第1額縁部の内側面に遮光部材を取り付けた場合に、遮光部材の側縁を隠したり、遮光部材としてのカーテンのカーテンだまりを隠すことができる。
(5)上記課題を解決する建築物は、室内空間を有する建築物であって、室内と室外との間に設けられる壁と、前記壁に設けられる窓と、上記(1)から(4)のいずれか1つに記載の窓額縁と、を備える。この構成によれば、変形しにくい窓額縁によって、窓を施工できる。
(6)上記(5)の建築物において、前記壁は、軸部材と、前記軸部材に固定される外壁パネルと、前記軸部材よりも室内側に配置される内壁ボードと、を有し、前記窓は、前記壁に固定される窓枠と、前記窓枠に取り付けられる透明材と、を有し、前記窓額縁の前記額縁部の少なくとも一部は、前記室内から前記室外に向かう奥行方向において前記内壁ボードと前記窓枠との間に配置される。
この構成によれば、額縁部の少なくとも一部が奥行方向において内壁ボードと窓枠との間に配置されるため、室内から窓を見たときに額縁部を見えにくくできる。このため、窓の周辺のデザインを向上できる。
(7)上記(6)の建築物において、前記窓額縁の前記額縁部は、前記窓の前記窓枠に沿うように配置される。この構成によれば、額縁部が窓枠に沿うように配置されるため、室内から窓を見たときに、額縁部が窓枠よりも大きい場合と比べて、額縁部の内側において透明材が占める面積を大きくできる。このため、窓の周辺のデザインを向上できる。
(8)上記(6)または(7)の建築物において、前記窓額縁の前記突出部は、前記奥行方向において前記内壁ボードに重なり、前記内壁ボードは、前記内壁ボードを貫通する固定部材が前記突出部に打ち込まれることによって前記突出部に固定される。
この構成によれば、内壁ボードが固定部材によって突出部に固定される。窓額縁において、突出部は支持部によって額縁部に接続されているため、固定部材が突出部に打ち込まれるときに突出部の変形を抑制できる。
(9)上記(6)から(8)のいずれか1つの建築物において、前記窓よりも室内側に配置される遮光部材の取付部をさらに備え、前記取付部は、前記額縁部の前記内側面に取り付けられ、前記取付部は、前記奥行方向において前記窓額縁の前記突出部と重なる。
この構成によれば、遮光部材の取付部が奥行方向において突出部と重なるため、室内から窓を見たときに遮光部材の取付部が見えにくい。このため、窓の周辺のデザインを向上できる。
(10)上記(9)の建築物において、前記遮光部材は、ロールスクリーン、ブラインド、およびカーテンのいずれか1つを含む。この構成によれば、室内から窓を見たときに、ロールスクリーン、ブラインド、またはカーテンの取付部を見えにくくできる。
本開示の窓額縁および建築物は、額縁部から内側方向に突出部が突出する構造の窓額縁において、内側方向に対して交差する方向に加わる力による突出部の変形を抑制できる。
第1実施形態に係る建築物の模式図である。 図1の建築物における壁を室内から見た正面図である。 図2のD3-D3線に沿う壁の断面図である。 図2のD4-D4線に沿う壁の断面図である。 図2の壁に配置される窓額縁の斜視図である。 図1の建築物の室内空間を示す模式図である。 図1の建築物の室内空間を示す模式図である。 第2実施形態に係る建築物における壁の断面図である。
<第1実施形態>
図1から図7を参照して、第1実施形態に係る建築物10および窓額縁50を説明する。建築物10の例として、住宅、公民館、事務所、病院、公共施設、店舗等の建築物が挙げられる。図1に示されるように、本実施形態の建築物10は、住宅である。建築物10は、室内空間を有する。
<建築物>
図2に示されるように、建築物10は、壁20と、窓30と、窓額縁50と、を備える。壁20は、建築物10の室内と室外との間に設けられる。窓30は、壁20に設けられる。
図3に示されるように、壁20は、軸部材21と、外壁パネル22と、内壁ボード23と、を有する。軸部材21は、建築物10の骨組みの一部を構成する。軸部材21は、例えば、断面がC型である鋼材である。
図2に示されるように、軸部材21は、2つの第1軸部材24と、2つの第2軸部材25と、を含む。2つの第1軸部材24は、第1方向X1に沿うように配置される。第1方向X1は、水平方向に沿う方向である。2つの第1軸部材24は、第2方向X2に離れるように配置される。第2方向X2は、上下方向に沿う方向である。2つの第2軸部材25は、第2方向X2に沿うように配置される。2つの第2軸部材25は、第1方向X1に離れるように配置される。
図2に示されるように、壁20には、開口部26が設けられる。開口部26は、奥行方向X3から見て2つの第1軸部材24と2つの第2軸部材25とで囲まれる空間を含む。奥行方向X3は、室内から室外に向かう方向である。開口部26には、窓30が設けられる。
図3および図4に示されるように、外壁パネル22は、軸部材21に固定される。外壁パネル22は、壁20の室外側の面を構成する。内壁ボード23は、軸部材21よりも室内側に配置される。内壁ボード23は、壁20の室内側の面を構成する。内壁ボード23は、例えば、石膏ボードである。内壁ボード23は、例えば、壁20の下地材27に固定される。図4に示されるように、外壁パネル22と内壁ボード23との間には断熱材28が配置される。
図3および図4に示されるように、窓30は、窓枠31と、透明材32と、を有する。窓枠31は、壁20に固定される。具体的には、窓枠31は、壁20の軸部材21に固定される。窓枠31は、例えば、窓サッシである。窓枠31は、2つの第1窓枠33と、2つの第2窓枠34と、を有する。2つの第1窓枠33は、第1方向X1に沿うように配置される。2つの第1窓枠33は、第2方向X2に離れるように配置される。2つの第2窓枠34は、第2方向X2に沿うように配置される。2つの第2窓枠34は、第1方向X1に離れるように配置される。
透明材32は、窓枠31に取り付けられる。透明材32は、例えば、窓ガラスである。窓30は、例えば、透明材32が窓枠31に固定される固定窓である。
図2に示されるように、建築物10は、さらに、遮光部材40を備える。遮光部材40は、開口部26に設けられる。遮光部材40は、窓30よりも室内側に配置される。遮光部材40は、窓30から室内へ光が差し込む第1状態と、窓30から室内への光を遮る第2状態と、を切り替え可能である。
図3に示されるように、遮光部材40は、取付部41と、遮光部42とを有する。取付部41は、開口部26の内側に取り付けられる。具体的には、取付部41は、後述する額縁部60の内側面65に取り付けられる。遮光部42は、取付部41に取り付けられる。
遮光部材40は、例えば、ロールスクリーンを含む。取付部41には、遮光部42としてのスクリーンが取り付けられる。取付部41は、スクリーンが巻かれるパイプと、パイプを額縁部60に取り付けるブラケットと、を有する。遮光部42としてのスクリーンは、第1状態において取付部41のパイプに巻かれる。遮光部42としてのスクリーンは、第2状態において窓30の透明材32を覆う。
<窓額縁>
図3に示されるように、窓額縁50は、壁20の開口部26に設けられる。窓額縁50は、木材によって構成される。窓額縁50は、例えば、窓30の窓枠31または下地材27に固定されることによって開口部26に支持される。窓額縁50は、額縁部60と、突出部70と、支持部80と、を備える。図5のような窓額縁50が、壁20の開口部26に差し込まれることによって、窓額縁50が開口部26に設けられる。図5では、窓額縁50が開口部26に設けられた状態における第1方向X1、第2方向X2、および奥行方向X3を例示している。
<額縁部>
図5に示されるように、額縁部60は、第1額縁部61と、第2額縁部62と、第3額縁部63と、を有する。第1額縁部61は、第1方向X1に沿うように延びる。第2額縁部62は、第2方向X2に沿うように延びる。額縁部60は、2つの第2額縁部62を有する。2つの第2額縁部62のそれぞれは、第1額縁部61の端部と第3額縁部63の端部とを接続する。第3額縁部63は、例えば、第1額縁部61に平行に延びる。ここで、本明細書では、額縁部60に囲まれる空間を額縁部60の内側と定義する。本実施形態では、第1額縁部61と、2つの第2額縁部62と、第3額縁部63とで囲まれる空間が額縁部60の内側である。
図3および図4に示されるように、額縁部60は、開口部26の縁に配置される。額縁部60の第1額縁部61は、窓額縁50が開口部26に設けられた状態で開口部26の上縁に配置される。額縁部60の、2つの第2額縁部62は、窓額縁50が開口部26に設けられた状態で開口部26の側縁のそれぞれに配置される。額縁部60の第3額縁部63は、窓額縁50が開口部26に設けられた状態で開口部26の下縁に配置される。
額縁部60は、窓30の窓枠31に沿うように配置される。具体的には、額縁部60の第1額縁部61は、窓枠31のうち上に配置される第1窓枠33に沿うように配置される。額縁部60の第2額縁部62は、窓枠31の第2窓枠34に沿うように配置される。額縁部60の第3額縁部63は、窓枠31のうち下に配置される第1窓枠33に沿うように配置される。
図3に示されるように、額縁部60の少なくとも一部は、奥行方向X3において内壁ボード23と窓枠31との間に配置される。本実施形態では、額縁部60のうち第1額縁部61が奥行方向X3において内壁ボード23と窓枠31との間に配置される。
<突出部>
図3に示されるように、突出部70は、額縁部60のうち壁20の室内側における室内端部64から内側方向A1に突出する。内側方向A1は、額縁部60の内側に向かう方向である。図3の例では、内側方向A1は、額縁部60の第1額縁部61から下方向に向かう方向である。図4の例では、内側方向A1は、第2額縁部62の一方から第2額縁部62の他方に向かう方向である。
図3に示されるように、突出部70は、第1突出部71を有する。第1突出部71は、第1額縁部61から下方向に突出する。図5に示されるように、第1方向X1における第1突出部71の両端部は第2額縁部62と接続する。図3に示されるように、額縁部60と突出部70とは、収容空間51を形成する。本実施形態では、収容空間51は額縁部60の第1額縁部61と、突出部70の第1突出部71とによって囲まれる空間である。収容空間51には、遮光部材40等のウインドウトリートメント部材が収容される。
図3に示されるように、窓額縁50の突出部70は、奥行方向X3において内壁ボード23に重なる。内壁ボード23は、内壁ボード23を貫通する第1固定部材72が突出部70に打ち込まれることによって突出部70に固定される。第1固定部材72は、例えば、ビス、釘、ねじ等の部材である。第1固定部材72は、内壁ボード23に貼られる壁紙によって隠される。なお、第1固定部材72が、課題を解決するための手段の固定部材に対応する。一例では、複数の第1固定部材72が、互いに150mm以上200mm以下の間隔を空けるように内壁ボード23に打ち込まれる。
窓額縁50は、さらに、遮光部材40の取付部41を備える。窓額縁50は、さらに、遮光部材40の遮光部42を備えてもよい。取付部41は、奥行方向X3において窓額縁50の突出部70と重なる。遮光部材40の取付部41は、突出部70によって建築物10の室内から奥行方向X3において隠れる。図3は、遮光部材40が第1状態である場合を示している。本実施形態では、遮光部材40が第1状態である場合に遮光部材40の遮光部42も、奥行方向X3において窓額縁50の突出部70と重なる。
<支持部>
図3に示されるように、支持部80は、突出部70を支持する。支持部80は、突出部70のうち室外側を向く室外側面73と額縁部60のうち内側を向く内側面65とに接続する。支持部80は、例えば、鉄、スチール、ステンレス等の鋼材によって構成される。支持部80は、断面がL型である板状部材である。支持部80である板状部材の厚みは、例えば、6mmである。
支持部80は、第1支持部81と、第2支持部82と、を有する。第1支持部81は、突出部70の室外側面73に固定される。第1支持部81の第2方向X2における長さは、例えば、70mmである。第2支持部82は、額縁部60の内側面65に固定される。第2支持部82の奥行方向X3における長さは、例えば、70mmである。支持部80の第1方向X1における幅は、例えば、15mmである。
支持部80は、第2固定部材83によって突出部70の室外側面73と額縁部60の内側面65とに固定される。第2固定部材83は、例えば、ビス、釘、ねじ等の部材である。支持部80の固定は、例えば、窓額縁50が開口部26に設けられる前に行われる。
<受部>
図3および図5に示されるように、窓額縁50は、さらに、受部90を備える。受部90は、内壁ボード23の端部を支持する。受部90は、第1受部91と、第2受部92と、第3受部93と、を有する。第1受部91は、突出部70の第1突出部71に設けられる。第2受部92は、額縁部60の第2額縁部62に設けられる。第3受部93は、額縁部60の第3額縁部63に設けられる。
図3に示されるように、受部90の少なくとも一部は、突出部70のうち内側方向A1における内側端部74から室内側に突出する。本実施形態では、受部90のうち第1受部91が、突出部70のうち第1突出部71の内側端部74から室内側に突出するように形成される。図4に示されるように、突出部70の第2受部92は、第2額縁部62のうち室内側の端部に形成される。図3に示されるように、突出部70の第3受部93は、第3額縁部63のうち室内側の端部に形成される。
受部90には、内壁ボード23の端部が嵌る凹部94が形成される。凹部94に内壁ボード23の端部が嵌ることによって、内壁ボード23の端部が隠される。
図2に示されるように、受部90は、建築物10の室内に露出する。受部90のうち室内に露出する部分には、装飾のために塗料が塗られたりシートが貼られたりしてもよい。
<本実施形態の作用>
本実施形態の第1の作用を説明する。
額縁部60から内側方向A1に突出部70が突出する構造の窓額縁50において、支持部80が突出部70の室外側面73と額縁部60の内側面65とに接続する。支持部80によって突出部70が額縁部60に支持されるため、突出部70の変形が抑制される。
本実施形態の第2の作用を説明する。
内壁ボード23は、第1固定部材72が打ち込まれることによって突出部70に固定される。支持部80によって突出部70の変形が抑制されているため、窓30の施工時に第1固定部材72を突出部70に打ち込んでも、突出部70が変形しにくい。
本実施形態の第3の作用を説明する。
額縁部60および突出部70によって、収容空間51が形成されることによって、収容空間51に遮光部材40等のウインドウトリートメント部材を収容できる。一例として、図6は遮光部材40が第1状態である場合を例示している。建築物10の室内から窓30を見たときに、窓額縁50の突出部70が壁20の内壁ボード23によって隠される。このため、遮光部材40は室内側から見えにくい。室内から窓30を見たときに、窓額縁50のうち見える部分は、額縁部60および受部90のみである。このため、窓30の周辺のデザインを向上できる。
図7は遮光部材40が第2状態である場合を例示している。遮光部材40が第2状態である場合、窓30は遮光部材40の遮光部42によって隠される。室内からは、額縁部60の内側の遮光部42のみが見える。
遮光部材40を天井11に取り付ける方法もあるが、この場合、遮光部42が天井11から窓額縁50まで吊り下げられる。上記の方法では、遮光部材40の遮光部42について、額縁部60の内側だけでなく、天井11から窓額縁50まで遮光部42が必要であった。この点、窓額縁50では、窓額縁50の内側に遮光部材40を取り付けることができる。これによって、天井11から窓額縁50までの遮光部42が不要となる。
<本実施形態の効果>
本実施形態の効果を説明する。
(1-1)窓額縁50は、壁20の開口部26に設けられる。窓額縁50は、額縁部60と、突出部70と、支持部80と、を備える。額縁部60は、開口部26の縁に配置される。突出部70は、額縁部60のうち壁20の室内側における室内端部64から額縁部60の内側に向かう内側方向A1に突出する。支持部80は、突出部70のうち室外側を向く室外側面73と額縁部60のうち内側を向く内側面65とに接続する。
この構成によれば、支持部80が突出部70の室外側面73と額縁部60の内側面65とに接続するため、支持部80によって突出部70が額縁部60に支持される。このため、額縁部60から内側方向A1に突出部70が突出する構造の窓額縁50において、内側方向A1に対して交差する方向に加わる力による突出部70の変形を抑制できる。ここで、額縁部60の内側は、窓額縁50の正面視において額縁部60に囲まれる空間を示す。
(1-2)窓額縁50は、さらに、壁20の室内側の面を構成する内壁ボード23の端部を支持する受部90を備える。受部90の少なくとも一部は、突出部70のうち内側方向A1における内側端部74から室内側に突出する。
この構成によれば、受部90が突出部70の内側端部74から室内側に突出するため、受部90によって内壁ボード23の端部を支持することによって室内から見て内壁ボード23が突出部70に重なる。室内から開口部26を見たときに内壁ボード23で突出部70が隠れるため、窓額縁50が設けられる開口部26のデザインを向上できる。
(1-3)額縁部60は、窓額縁50が開口部26に設けられた状態で開口部26の上縁に配置される第1額縁部61を有する。突出部70は、第1額縁部61から下方向に突出する第1突出部71を有する。この構成によれば、第1額縁部61の内側面65に遮光部材40を取り付けた場合に、遮光部材40の取付部41を第1突出部71によって隠すことができる。
(1-4)建築物10は、室内空間を有する。建築物10は、室内と室外との間に設けられる壁20と、壁20に設けられる窓30と、窓額縁50と、を備える。この構成によれば、変形しにくい窓額縁50によって、窓30を施工できる。
(1-5)壁20は、軸部材21と、軸部材21に固定される外壁パネル22と、軸部材21よりも室内側に配置される内壁ボード23と、を有する。窓30は、壁20に固定される窓枠31と、窓枠31に取り付けられる透明材32と、を有する。窓額縁50の額縁部60の少なくとも一部は、奥行方向X3において内壁ボード23と窓枠31との間に配置される。
この構成によれば、窓額縁50の額縁部60の少なくとも一部が奥行方向X3において内壁ボード23と窓枠31との間に配置されるため、室内から窓30を見たときに額縁部60が見えにくくできる。このため、窓30の周辺のデザインを向上できる。
(1-6)窓額縁50の額縁部60は、窓30の窓枠31に沿うように配置される。この構成によれば、額縁部60が窓枠31に沿うように配置されるため、室内から窓30を見たときに、額縁部60が窓枠31よりも大きい場合と比べて、額縁部60の内側において透明材32が占める面積を大きくできる。このため、窓30の周辺のデザインを向上できる。
(1-7)窓額縁50の突出部70は、奥行方向X3において内壁ボード23に重なる。内壁ボード23は、内壁ボード23を貫通する第1固定部材72が突出部70に打ち込まれることによって突出部70に固定される。
この構成によれば、内壁ボード23が第1固定部材72によって突出部70に固定される。窓額縁50において、突出部70は支持部80によって額縁部60に接続されているため、第1固定部材72が突出部70に打ち込まれるときに突出部70の変形を抑制できる。
(1-8)建築物10は、さらに、窓30よりも室内側に配置される遮光部材40の取付部41を備える。取付部41は、額縁部60の内側面65に取り付けられる。取付部41は、奥行方向X3において窓額縁50の突出部70と重なる。
この構成によれば、遮光部材40の取付部41が奥行方向X3において突出部70と重なるため、室内から窓30を見たときに遮光部材40の取付部41が見えにくい。このため、窓30の周辺のデザインを向上できる。
(1-9)遮光部材40は、ロールスクリーンを含む。この構成によれば、室内から窓30を見たときに、ロールスクリーンの取付部41を見えにくくできる。
<第2実施形態>
図3および図8を参照して、第2実施形態に係る建築物10および窓額縁50を説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態の構成と実質的に変更のない構成については、第1実施形態の構成と同一の符号をつけるとともに、その説明を省略する。
図8に示されるように、本実施形態の突出部70は、第1突出部71に加えてまたは代えて、第2突出部75を有する。第2突出部75は、第2額縁部62の一方から第2額縁部62の他方に向かう方向に突出する。本実施形態の第2受部92は、突出部70のうち第2突出部75の内側端部74から室内側に突出する。本実施形態の収容空間51は、額縁部60の第2額縁部62と、突出部70の第2突出部75とによって囲まれる。
本実施形態の遮光部材40は、例えば、カーテンを含む。本実施形態の取付部41には、遮光部42としてのカーテン生地が取り付けられる。
<本実施形態の作用>
本実施形態では、窓30の側方に収容空間51が設けられる。本実施形態の収容空間51は、遮光部材40としてのカーテンのカーテンだまりとして用いることができる。第2突出部75によって、室内から収容空間51のカーテンが見えにくい。
<本実施形態の効果>
本実施形態の効果を説明する。
(2-1)額縁部60は、窓額縁50が開口部26に設けられた状態で開口部26の側縁のそれぞれに配置される2つの第2額縁部62を有する。突出部70は、第2額縁部62の一方から第2額縁部62の他方に向かう方向に突出する第2突出部75を有する。
この構成によれば、第2突出部75によって第2額縁部62の内側面65の付近を隠すことができる。このため、第1額縁部61の内側面65に遮光部材40を取り付けた場合に、遮光部材40の側縁を隠したり、遮光部材40としてのカーテンのカーテンだまりを隠すことができる。
<変形例>
上記各実施形態は、建築物10および窓額縁50が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。建築物10および窓額縁50は、上記各実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その例は、各実施形態の構成の一部を置換、変更、省略した形態、または、実施形態に新たな構成を付加した形態である。以下に各実施形態の変形例を示す。
・各実施形態では、軸部材21が鋼材である例を示したが、軸部材21は、木材によって構成されてもよい。
・窓30は、固定窓ではなく、縦滑り窓、横滑り窓、引違い窓等の窓であってもよい。
・遮光部材40が、ブラインドを含んでもよい。本変形例の遮光部材40の遮光部42は、複数の羽根を有する。遮光部材40の取付部41には、遮光部42としての複数の羽根が取り付けられる。取付部41は、遮光部42としての複数の羽根を収納可能な収納部を有する。本変形例によれば、室内から窓30を見たときに、ブラインドの取付部41を見えにくくできる。
・第1実施形態において、遮光部材40がカーテンを含んでもよい。また、第2実施形態において遮光部材40がロールスクリーンを含んでもよい。
・各実施形態では窓額縁50が木材によって構成される例を示したが、窓額縁50は、鉄、スチール、ステンレス等の鋼材、アルミニウム等の材料によって構成されてもよい。
・窓額縁50から遮光部材40の取付部41が省略されてもよい。
・支持部80は、突出部70の室外側面73と額縁部60の内側面65とに接続できればその構成は限定されない。実施形態では、例として断面がL型である板状部材によって形成される支持部80を挙げたが、支持部80が支柱によって構成されてもよい。例えば、支持部80としての支柱の一方の端部が突出部70の室外側面73に接続され、支持部80としての支柱の他方の端部が額縁部60の内側面65に接続される。
・突出部70は、第3額縁部63から上方に突出する第3突出部を有していてもよい。このような第3突出部は、窓30を室内から見たときに遮光部材40の遮光部42の下端部を隠すことができる。
本明細書には以下の技術が開示される。
[付記1]
壁の開口部に設けられる窓額縁であって、前記開口部の縁に配置される額縁部と、前記額縁部のうち前記壁の室内側における室内端部から前記額縁部の内側に向かう内側方向に突出する突出部と、前記突出部のうち室外側を向く室外側面と前記額縁部のうち内側を向く内側面とに接続する支持部と、を備える、窓額縁。
[付記2]
前記壁の室内側の面を構成する内壁ボードの端部を支持する受部をさらに備え、前記受部の少なくとも一部は、前記突出部のうち前記内側方向における内側端部から前記室内側に突出する、付記1に記載の窓額縁。
[付記3]
前記額縁部は、前記窓額縁が前記開口部に設けられた状態で前記開口部の上縁に配置される第1額縁部を有し、前記突出部は、前記第1額縁部から下方向に突出する第1突出部を有する、付記1に記載の窓額縁。
[付記4]
前記額縁部は、前記窓額縁が前記開口部に設けられた状態で前記開口部の側縁のそれぞれに配置される2つの第2額縁部を有し、前記突出部は、前記第2額縁部の一方から前記第2額縁部の他方に向かう方向に突出する第2突出部を有する、付記1に記載の窓額縁。
[付記5]
室内空間を有する建築物であって、室内と室外との間に設けられる壁と、前記壁に設けられる窓と、付記1から4のいずれか1つに記載の窓額縁と、を備える、建築物。
[付記6]
前記壁は、軸部材と、前記軸部材に固定される外壁パネルと、前記軸部材よりも室内側に配置される内壁ボードと、を有し、前記窓は、前記壁に固定される窓枠と、前記窓枠に取り付けられる透明材と、を有し、前記窓額縁の前記額縁部の少なくとも一部は、前記室内から前記室外に向かう奥行方向において前記内壁ボードと前記窓枠との間に配置される、付記5に記載の建築物。
[付記7]
前記窓額縁の前記額縁部は、前記窓の前記窓枠に沿うように配置される、付記6に記載の建築物。
[付記8]
前記窓額縁の前記突出部は、前記奥行方向において前記内壁ボードに重なり、前記内壁ボードは、前記内壁ボードを貫通する固定部材が前記突出部に打ち込まれることによって前記突出部に固定される、付記6に記載の建築物。
[付記9]
前記窓よりも室内側に配置される遮光部材の取付部をさらに備え、前記取付部は、前記額縁部の前記内側面に取り付けられ、前記取付部は、前記奥行方向において前記窓額縁の前記突出部と重なる、付記6に記載の建築物。
[付記10]
前記遮光部材は、ロールスクリーン、ブラインド、およびカーテンのいずれか1つを含む、付記9に記載の建築物。
10…建築物、20…壁、21…軸部材、22…外壁パネル、23…内壁ボード、26…開口部、30…窓、31…窓枠、32…透明材、40…遮光部材、41…取付部、50…窓額縁、60…額縁部、61…第1額縁部、62…第2額縁部、64…室内端部、65…内側面、70…突出部、71…第1突出部、72…第1固定部材、73…室外側面、74…内側端部、75…第2突出部、80…支持部、90…受部。

Claims (10)

  1. 壁の開口部に設けられる窓額縁であって、
    前記開口部の縁に配置される額縁部と、
    前記額縁部のうち前記壁の室内側における室内端部から前記額縁部の内側に向かう内側方向に突出する突出部と、
    前記突出部のうち室外側を向く室外側面と前記額縁部のうち内側を向く内側面とに接続する支持部と、を備える、
    窓額縁。
  2. 前記壁の室内側の面を構成する内壁ボードの端部を支持する受部をさらに備え、
    前記受部の少なくとも一部は、前記突出部のうち前記内側方向における内側端部から前記室内側に突出する、
    請求項1に記載の窓額縁。
  3. 前記額縁部は、前記窓額縁が前記開口部に設けられた状態で前記開口部の上縁に配置される第1額縁部を有し、
    前記突出部は、前記第1額縁部から下方向に突出する第1突出部を有する、
    請求項1に記載の窓額縁。
  4. 前記額縁部は、前記窓額縁が前記開口部に設けられた状態で前記開口部の側縁のそれぞれに配置される2つの第2額縁部を有し、
    前記突出部は、前記第2額縁部の一方から前記第2額縁部の他方に向かう方向に突出する第2突出部を有する、
    請求項1に記載の窓額縁。
  5. 室内空間を有する建築物であって、
    室内と室外との間に設けられる壁と、
    前記壁に設けられる窓と、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の窓額縁と、を備える、
    建築物。
  6. 前記壁は、軸部材と、前記軸部材に固定される外壁パネルと、前記軸部材よりも室内側に配置される内壁ボードと、を有し、
    前記窓は、前記壁に固定される窓枠と、前記窓枠に取り付けられる透明材と、を有し、
    前記窓額縁の前記額縁部の少なくとも一部は、前記室内から前記室外に向かう奥行方向において前記内壁ボードと前記窓枠との間に配置される、
    請求項5に記載の建築物。
  7. 前記窓額縁の前記額縁部は、前記窓の前記窓枠に沿うように配置される、
    請求項6に記載の建築物。
  8. 前記窓額縁の前記突出部は、前記奥行方向において前記内壁ボードに重なり、
    前記内壁ボードは、前記内壁ボードを貫通する固定部材が前記突出部に打ち込まれることによって前記突出部に固定される、
    請求項6に記載の建築物。
  9. 前記窓よりも室内側に配置される遮光部材の取付部をさらに備え、
    前記取付部は、前記額縁部の前記内側面に取り付けられ、
    前記取付部は、前記奥行方向において前記窓額縁の前記突出部と重なる、
    請求項6に記載の建築物。
  10. 前記遮光部材は、ロールスクリーン、ブラインド、およびカーテンのいずれか1つを含む、
    請求項9に記載の建築物。
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