JP7752835B1 - ヘッド交換式切削工具 - Google Patents

ヘッド交換式切削工具

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JP7752835B1 JP2024172414A JP2024172414A JP7752835B1 JP 7752835 B1 JP7752835 B1 JP 7752835B1 JP 2024172414 A JP2024172414 A JP 2024172414A JP 2024172414 A JP2024172414 A JP 2024172414A JP 7752835 B1 JP7752835 B1 JP 7752835B1
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Abstract

【課題】ワークの加工を行うヘッド交換式切削工具を構成することにより、作業手順の煩雑化及び作業時間の増大を抑制して、生産性を向上させることが可能なヘッドを提供する。
【解決手段】切削工具(100)は、シャンク(10)を有し且つワーク(300)の加工を行うヘッド交換式切削工具であって、ヘッド(20)が、シャンク(10)に装着される装着部(25)と、略棒状をなす切削部材(30)が装着される取付穴部(22)とを備える。そして、取付穴部(22)の中心軸(22Z)は、ヘッド(20)のシャンク(10)への固定方向(X)に直交する。
【選択図】図3

Description

本開示は、ヘッド交換式切削工具のヘッド、及び当該ヘッドを備えた切削工具に関する。
自動盤において、ワーク(加工対象物)を回転させながら、穴あけ加工、溝加工、旋削加工等の内径加工を行うことができる切削工具として、例えば特許文献1には、バイトの先端側に略棒状の切削部材が把持された構成を有する切削工具アッセンブリが記載されている。かかる切削工具アッセンブリのバイトは、適宜の刃物台への取り付け部位である略角柱状をなすホルダー本体部と、その先端側に延設されて切削部材が固定されるホルダー先端部とを備える。また、ホルダー先端部には、ねじ孔が穿設されたスロット(開放溝)に連通する取付穴が設けられており、切削部材は、その取付穴に挿入された状態でホルダー先端部にねじ止め固定される。
大韓民国公開特許公報第10-2014-0011797号
ここで、図8は、上記従来のような切削工具アッセンブリを刃物台に設置した状態を模式的に示す側面図である。同図に示すとおり、従来の切削工具アッセンブリでは、略棒状の切削部材610が固定されるホルダー先端部がホルダー本体部と一体に形成されてバイト600が構成されており、また、切削部材610を抜き出す方向(図示矢印)には、通常、ワークを保持するメインスピンドル500や壁が配置される。このため、自動盤の機内では、切削部材610を交換することができず、切削部材610の交換には、バイト600全体を刃物台200から取り外さなければならない。その結果、切削部材610の交換時の作業手順が煩雑化するとともに、作業時間が増大してしまう傾向にあった。そこで、ホルダー先端部をホルダー本体部から取り外せるように、すなわちヘッド交換式工具として構成することが想起され得る。しかし、上記従来の切削工具アッセンブリでは、切削部材610を保持するために、ホルダー先端部をL字型として構造が大型化してしまうので、そのホルダー先端部を交換するための新たな機構や構造を更に設けるスペースを確保することが困難であった。
そこで、本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ワークの加工を行うヘッド交換式切削工具を構成することにより、作業手順の煩雑化及び作業時間の増大を抑制して、生産性を向上させることが可能なヘッド、及び当該ヘッドを備えた切削工具を提供することを目的とする。
〔1〕本開示によるヘッドの一例は、シャンクを有し且つワークの加工を行うヘッド交換式切削工具のヘッドであって、シャンクに装着される装着部と、略棒状をなす切削部材が装着される取付穴部とを備える。また、取付穴部の中心軸は、当該ヘッドのシャンクへの固定方向に直交するように構成される。この場合、取付穴部の上記構成により、ヘッドの構造を、従来に比して簡素化及び小型化することができる。よって、略棒状をなす切削部材によりワークの肉径加工等を行うに際して有用なヘッド交換式切削工具を実現することができる。また、ヘッドの構造がそのように簡略化及び小型化されるので、ワークとの干渉や、他の切削工具と隣接して用いるときのそれらの切削工具との干渉を軽減することができる。
〔2〕また、上記構成において、取付穴部の側方から、その取付穴部に連通するように穿設され、切削部材を当該ヘッドに固定するためのねじが螺号する固定ねじ穴部を備えてもよい。こうすれば、切削部材を固定するためのねじをヘッドの内部に収容し得るので、ヘッドの小型化に寄与し得る。また、当該ねじをヘッドの側方から容易に確認することができるので、切削部材をヘッドに装着し易くなる。
〔3〕この場合、より具体的には、固定ねじ穴部の中心軸、及び、シャンクとヘッドとの固定方向に直交する平面のなす内角αが、0°<α≦90°(式(1))で表わされる関係を満たすようにしてもよい。内角αをこのような範囲内とすれば、切削部材をヘッドに固定するためのねじの有効長を確保しつつ、また、ねじの締結作業も行い易くなる。
〔4〕さらに、上記構成において、取付穴部の近傍に設けられ、その取付穴部に装着された切削部材に向けて切削油が放出される流路(穴や溝等)を備えるようにしてもよい。この場合、切削部材に近い位置に、複数の切削油流路の設置場所を確保し得るので、切削油の供給量を増大させ易くなる。
〔5〕この場合、より具体的には、流路が取付穴部の開口縁に切り欠き状に設けられるように構成してもよい。こうすれば、切削部材により近い位置に、複数の切削油流路をより簡便に形成し易くなる。
〔6〕また、当該ヘッドの装着部を除く部位が略直方体状をなしていてもよい。このようにすれば、ヘッド全体を、縦横比を有する形状に構成し得るので、シャンクに固定されてさらに刃物台に設置されたときに、隣接する切削工具との干渉を回避するように薄型化し易くなる。
〔7〕さらに、切削部材が装着された当該ヘッドがシャンクに固定されたときに、その切削部材の切れ刃がシャンクの端面よりもヘッド側に配置されるように構成してもよい。これにより、切削部材を構成したときに、その全体形状を簡素化及び小型化することができる。
〔8〕或いは、取付穴部の中心軸がシャンクの短手方向幅内に配置されるように構成してもよい。こうすれば、ヘッドの構造を、更に簡素化及び小型化することができ、ワークとの干渉や、他の切削工具と隣接して用いるときのそれらの切削工具との干渉をより一層軽減することができる。
〔9〕本開示による切削工具の一例は、本開示によるヘッドを備えて有効に構成することができる。即ち、本切削工具の一例は、シャンクを有し且つワークの加工を行うヘッド交換式切削工具であって、ヘッドが、シャンクに装着される装着部と、略棒状をなす切削部材が装着される取付穴部とを備え、取付穴部の中心軸は、当該ヘッドのシャンクへの固定方向に直交する。
本開示によれば、ワークの加工を行うヘッド交換式切削工具を有効に構成することができるので、作業手順の煩雑化及び作業時間の増大を抑制して、生産性を向上させることが可能となる。
本開示の一実施形態に係る切削工具を自動盤の刃物台に取り付けた状態の一例を示す斜視図である。 本開示の一実施形態に係る切削工具に備わるシャンクの一例を概略的に示す斜視図である。 (A)は、本開示の一本実施形態に係る切削工具に備わるヘッドの一例を示す底面図であり、(B)は、同右側面図である。 図3(B)におけるIV-IV線に沿って前方から視認したときの断面図である。 (A)乃至(C)は、それぞれ、α=0°、α=30°、及びα=45°となるように設けられた第2取付穴部を有するヘッドの一例を示す底面図(透視図)である。 (A)は、図5と同様にヘッドの一例を示す底面図であり、(B)は、(A)に示すヘッドに切削部材を装着した状態でヘッドから切削油を放出したときの様子を模式的に示す斜視図である。 本開示の一本実施形態に係る切削工具の一例を示す右側面図である。 従来の切削工具アッセンブリを刃物台に設置した状態を模式的に示す側面図である。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して重複する説明を省略する。尚、以下の実施の形態は、本開示を説明するための例示であり、本開示をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本開示は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であり、かかる実施の形態も本開示の範囲に含まれる。
図1は、本実施形態に係る切削工具を自動盤の刃物台に取り付けた状態の一例を示す斜視図である。尚、相対的な方向関係を説明するために、便宜的に、図1に示す座標軸において、下方向を前方X1と呼び、上方向を後方X2と呼び、両方向を前後方向Xと総称する場合がある。また、同図に示す座標軸において、右斜め下方向を右方Y1と呼び、左斜め上方向を後方Y2と呼び、両方向を前後方向Yと総称する場合がある。さらに、同図に示す座標軸において、左斜め下方向を上方Z1と呼び、右斜め上方向を下方Z2と呼び、両方向を上下方向Zと総称する場合がある。加えて、上面視(下面視)は、ヘッド20及び切削工具100を上方Z1から下方Z2を向いて(下方Z2から上方Z1を向いて)見たときの視点をいい、正面視(背面視)は、ヘッド20及び切削工具100を前方X1から後方X2を向いて(後方X2から前方X1を向いて)見たときの視点をいい、右側面視(左側面視)は、ヘッド20及び切削工具100を右方Y1から左方Y2を向いて(左方Y2から右方Y1を向いて)見たときの視点をいう。
図1に示すとおり、本開示の一実施形態に係る切削工具100や他の切削工具400は、自動で旋盤作業を行う自動盤(図示省略)等に適用され、くし刃型の複数の台座Kを有する刃物台200にバイトが固定され、ワーク300の旋削加工の態様に応じて、刃物台200を前後方向X、左右方向Y、及び上下方向Zに移動させて(例えば、通常はXZ平面内で動作させ、オプションでY軸方向にも移動させる)、切削工具100,400を適宜に選択して入れ替えながら、所期の肉径加工を行うことができる。尚、自動盤においては、ワーク300を所定の方向に送り出しつつ、切削工具100を適宜の加工方向に沿って動かすことにより、当該ワーク300を旋削し、3次元形状を削り出すような加工を行う場合もある。
また、このような旋削加工に用いられる本実施形態の切削工具100は、バイトのシャンク10に対してヘッド20を着脱することが可能なヘッド交換式切削工具である。図1に示すとおり、シャンク10の前部には凸部11が設けられており、ヘッド20の上面には凹部21が形成されており、これらの凸部11と凹部21とが互いに嵌合することにより、シャンク10とヘッド20を位置決めすることができる。尚、後述するように、ヘッド20の凸部25がシャンク10の取付穴部12に装着されることにより、両者が固定される。
ここで、図2は、切削工具100に備わるシャンク10の一例を概略的に示す斜視図である。尚、図2に示すシャンク10においては、図1に示す凸部11の図示を省略した。図2に示すとおり、シャンク10は、後方X2側に配置される本体部10Hと、前方X1側に配置されるステップ部10Sとが一体に形成されたものである。これらのうち、本体部10Hは、刃物台200の台座K,K間に把持されるように設置される部位(上下方向幅10Zwが一定である部分)である。また、ステップ部10Sは、本体部10Hの下部から上方Z1に折れ曲がるようにステップ状(別言すれば、鉤状、フック状、又はL字状)に突設された部位である。
このステップ部10Sの前面10Fには、先述のとおり図示を省略した凸部11が設けられており、また、後述するヘッド20の凸部25が嵌挿される取付穴部12が穿設されている。さらに、ステップ部10Sの上面10Jには、取付穴部12に連通し、且つ、ヘッド20をシャンク10に固定するためのねじ13Nが嵌め込まれた固定ねじ穴部13が穿設されている。ヘッド20は、ねじ13Nが固定ねじ穴部13に螺号して締め付けられることにより、凸部25に接触してヘッド20を押圧することで、図1のとおりシャンク10に固定される。
また、図3(A)は、切削工具100に備わるヘッド20の一例を示す底面図であり、図3(B)は、同右側面図である。さらに、図4は、図3(B)におけるIV-IV線に沿って前方から視認したときの断面図である。これらの図に示すとおり、ヘッド20は、下方凸部20Sを有する略直方体状をなしており、その背面20Uにおける上方Z1寄りには、前述のとおり、シャンク10の凸部11と嵌合する凹部21が設けられている。また、背面21Uにおけるやや下方Z2寄り(下方凸部20S寄り)には、シャンク10の取付穴部12内に挿嵌される凸部25(本開示における「装着部」の一例に相当する)が後方X2に向かって突設されている。さらに、凸部25の上面には、シャンク10の固定ねじ穴部13内で締め付けられたねじ13Nが当接する凹部25Jが形成されている。また、ヘッド20の底面21Fには、略棒状をなす切削部材30が装着される取付穴部22(本開示における「取付穴部」の一例に相当する)が穿設されている。
この取付穴部22は、その中心軸22Zが、ヘッド20におけるシャンク10への固定方向(ヘッド20基準で見たときのシャンク10とヘッド20との固定方向であり、凸部25の中心軸20Xが延びる方向(前後方向X))に直交する。尚、この「固定方向」を、シャンク10基準で見ると、本実施形態では、シャンク10が延在する長手方向に合致し、また、図3(B)に示すとおり、ヘッド20がワーク300に向かう方向にも合致する。また、換言すれば、取付穴部22は、その中心軸22Zが、ヘッド20における凸部25の中心軸20Xが延びる長手方向(前後方向X)に直交し、且つ、シャンク10の短手方向幅10Yw内に配置される(図1B参照)ように構成されている。
さらに、ヘッド20の右側面20Rには、取付穴部22に連通し、且つ、切削部材30をヘッド20に固定するためのねじ24Nが嵌め込まれた複数の固定ねじ穴部24,24(本開示における「固定ねじ穴部」の一例に相当する)が穿設されている。切削部材30は、各ねじ24Nが各固定ねじ穴部24に螺合して締め付けられることにより、切削部材30の切削部材シャンク部31に接触して押圧することで、図1A及び図1B並びに図3(B)のとおりヘッド20に固定される。また、固定ねじ穴部24,24は、その中心軸24Aと、前述したヘッド20のシャンク10への固定方向、即ち、ヘッド20における凸部25の中心軸20Xが延びる方向(前後方向X)に直交する平面20P(前後方向Z又は左右方向Y)とのなす内角αが、好ましくは下記式(1)、より好ましくは下記式(2)、更に好ましくは下記式(3)で表わされる関係を満たすように構成される。
0°<α≦90° …(1)
0°<α≦60° …(2)
30°≦α≦60° …(3)
ここで、図5(A)乃至(C)は、それぞれ、α=0°、α=30°、及びα=45°となるように設けられた固定ねじ穴部24を有するヘッド20の一例を示す底面図(透視図)である。なお、同図においては、凸部25の図示を省略した。
さらに、図6(A)は、図5と同様にヘッド20の一例を示す底面図であり、図6(B)は、図6(A)に示すヘッドに切削部材30を装着した状態でヘッド20から切削油を放出したときの様子を模式的に示す斜視図である。これらの図並びに図3及び図4に示すとおり、ヘッド20における取付穴部22の近傍には、その取付穴部22に装着された切削部材30に向かって切削油CO(図6(B)参照)を放出するための油穴群23が穿設されている。この油穴群23は、シャンク10及びヘッド20内に設けられた切削油COの供給流路(図示せず)の出口又は供給口に相当し、ヘッド20を通して供給された切削油COが油穴群23の各油穴(本開示における「流路」の一例に相当する)に分配され、切削部材30の切れ刃32及びその周囲に向けて放出される。
より具体的には、油穴群23の各油穴は、取付穴部22の開口縁から外方に向かって、曲率が小さい円弧状に切り欠かれた形状の開口を有している。それらのうち、取付穴部22の開口における前方X1及び後方X2には、それぞれ、切削油COX1,COX2(図6(B)参照)が放出される油穴23X1,23X2が対向するように配設されている。また、取付穴部22の開口における右方Y1及び左方Y2には、それぞれ、切削油COY1,COY2(図6(B)参照)が放出される油穴23Y1,23Y2が対向するように配設されている。尚、図6(B)に示す切削油CO30は、切削部材30の本体部31の内部から外壁の斜め上方X1に向かって開口するように穿設された油穴31Xから放出される。
以上のように構成されたヘッド20、及び、それを備える切削工具100によれば、ヘッド20における取付穴部22の中心軸22Zは、ヘッド20における上下方向Zに延在する。つまり、中心軸22Zは、ヘッド20のシャンク10への固定方向である前後方向Xに直交し、且つ、ヘッド20がワーク300に向かう方向に延在する。しかも、中心軸22Zは、シャンク10の短手方向幅10Yw内に配置されるように構成される。よって、ヘッド20の構造を、従来に比して簡素化及び小型化する(コンパクトにする)ことができ、その結果、略棒状をなす切削部材30によりワーク300の肉径加工等を行うに際し、切削工具100を、本実施形態の如く、ヘッド交換式切削工具として構成することができる。従って、ワーク300の形状や切削形態に合わせて切削部材30を交換したり取付位置を変更したりする際に、自動盤の機内交換が可能となり、交換作業手順の煩雑化及び作業時間の増大を抑制して、生産性を向上させることが可能となる。
また、ヘッド20の構造を、そのように簡略化及び小型化することができるので、ヘッド20延いては切削工具100とワーク300との干渉や、切削工具100を他の切削工具400と隣接して併用するときの干渉を軽減することができる。その結果、多くの切削工具100,400を刃物台200に設置してワーク300の加工を行い得るので、切削工具の交換時間を削減して生産性を更に高めることができる。
さらに、ヘッド20の右側面20Rに、取付穴部22に連通する固定ねじ穴部24を設け、その固定ねじ穴部24に、切削部材30をヘッド20に固定するためのねじ24Nを嵌め込むように構成したので、そのねじ24Nをヘッド20の内部に収容することができる。よって、ヘッド20の小型化を妨げることがなく、また、ねじ24Nをヘッド20の側方から容易に確認することができるので、切削部材30をヘッド20に装着し易くなる利点もある。
またさらに、取付穴部24の中心軸24A、及び、シャンク10とヘッド20との固定方向(上下方向X)に直交する平面20P(前後方向X又は左右方向Y)のなす内角αが、好ましくは下記式(1)、より好ましくは下記式(2)、更に好ましくは下記式(3)で表わされる関係を満たすように構成される。
0°≦α≦60° …(1)
0°≦α≦45° …(2)
30°≦α≦45° …(3)
これにより、切削部材30をヘッド20に固定するためのねじ24Nの有効長を確保しつつ、ねじ24Nの締結作業を更に行い易くなる利点がある。
さらにまた、取付穴部22の近傍に、より具体的には、取付穴部22の開口縁に小さい円弧の切り欠きとして、切削部材30に向けて切削油COX1,COX2,COY1,COY2がそれぞれ放出される複数の油穴23X1,23X2,23Y1,23Y2が配設されている。これにより、切削部材30に近い位置から切削部材30に向けて大量の切削油COを供給することができるので、切削部材30の冷却性能が高められ、生産性と耐久性をより向上させることが可能となる。
以上、本実施形態について説明したが、本開示の理解を容易にするためのものであり、本開示を限定して解釈するためのものではない。つまり、本開示は、上述した具体的な構成に必ずしも限定されるものではなく、それらの具体的構成に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備える限り、本開示の範囲に包含される。また、前述した具体的構成が備える各要素、配置、材料、条件、形状、寸法サイズ、縮尺等は、特に明示のない限り、例示したものに限定されず、適宜変更することができる。さらに、前述した具体的構成が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変更して用いることができる。
すなわち、例えば、取付穴部24は単一でもよく、3つ以上設けてもよい。また、ヘッド20には、前方に突設された前方凸部20Sを設けなくてもよい。さらに、ねじ13Nやねじ24Nは、嵌め込み式でなくてもよい。加えて、取付穴部24は、ヘッド20の右側面20Rに代えて、或いは、右側面20Rに加えて、左側面20Lに設けてもよい。また、シャンク10の凸部11及びヘッド20の凹部21を設けずに、凸部25を取付穴部12に装着するだけで、ヘッド20をシャンク10に締結固定してもよい。加えて、油穴群23は、例えばヘッド20単体に設ける場合には、穴ではなく溝であってもよい。さらに、図7に示すように、切削部材シャンク部41及び切れ刃42を有する切削部材40が装着されたヘッド20がシャンク10に固定されたときに、切れ刃42がシャンクの端面10T(底面又は下面)の上下方向位置Z10よりもヘッド20側に配置されると、よりコンパクト化されるので好適である。
10…シャンク、10B…背面、10H…本体部、10S…ステップ部、10F…前面、10Yw…短手方向幅、10Zw…前後方向幅、11…凸部、12…取付穴部、13…固定ねじ穴部、20…ヘッド、20L…左側面、20P…平面、20R…右側面、20S…前方凸部、20U…上面、20X…中心軸、21…凹部(装着部)、21F…前面、21U…上面、22…取付穴部(第1取付穴部)、22Z…中心軸、23…油穴群、23X1,23X2,23Y1,23Y2…油穴、24…取付穴部(第2取付穴部)、24A…中心軸、25…凸部(装着部)、25B…凹部、30,40…切削部材、31,41…切削部材シャンク部、31X…油穴、32,42…切れ刃、100…切削工具、200…刃物台、300…ワーク、400…他の切削工具、CO30,COX1,COX2,COY1,COY2…切削油、K…台座、X…上下方向、X1…上方、X2…下方、Y…左右方向、Y1…右方、Y2…左方、Z…前後方向、Z1…前方、Z2…後方、α…内角

Claims (11)

  1. 長手方向を有するシャンク及びヘッドを備えるヘッド交換式切削工具であって、
    前記ヘッドは、前記シャンクに装着される装着部、及び、略円筒形状を有し且つ略棒状をなす切削部材が装着される取付穴部を有し、
    前記取付穴部の中心軸は、前記ヘッドの前記シャンクへの固定方向に直交し、
    前記ヘッドにおける前記切削部材が装着された端面、及び、前記切削部材の切れ刃が、該切れ刃が設けられた側であり且つ前記長手方向に沿うシャンクの端面の位置よりも当該ヘッド側に配置される、
    ヘッド交換式切削工具。
  2. 前記ヘッドは、前記取付穴部の側方から該取付穴部に連通するように穿設され、且つ、前記切削部材を当該ヘッドに固定するためのねじが螺号する固定ねじ穴部を備える、請求項1記載のヘッド交換式切削工具。
  3. 前記固定ねじ穴部は、前記取付穴部の中心軸よりも前記装着部側に位置し、
    前記固定ねじ穴部の中心軸、及び、前記シャンクと前記ヘッドとの固定方向に直交する平面のなす内角αが、下記式(1);
    0°<α≦90° …(1)、
    で表わされる関係を満たす、
    請求項2記載のヘッド交換式切削工具。
  4. 前記ねじは、当該ヘッドの内部に収容される、請求項2記載のヘッド交換式切削工具。
  5. 前記ヘッドは、前記取付穴部の近傍に設けられ、且つ、該取付穴部に装着された前記切削部材に向けて切削油が放出される流路を備える、請求項1記載のヘッド交換式切削工具。
  6. 前記流路は、当該ヘッドの内部で方向を変えるように形成されている、請求項5記載のヘッド交換式切削工具。
  7. 前記流路は、前記取付穴部の開口縁に切り欠き状に設けられる、請求項5記載のヘッド交換式切削工具。
  8. 前記ヘッドは、前記切り欠き状の流路を複数有する、請求項7記載のヘッド交換式切削工具。
  9. 前記ヘッドにおける前記装着部を除く部位が略直方体状をなす、請求項1記載のヘッド交換式切削工具。
  10. 前記装着部の中心軸は、前記取付穴部の中心軸の方向において、前記略直方体状をなす部位の中心よりも、前記取付穴部が穿設された端面側に位置する、請求項9記載のヘッド交換式切削工具。
  11. 前記ヘッドにおける前記取付穴部の中心軸が前記シャンクの短手方向幅内に配置される、請求項1記載のヘッド交換式切削工具。
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