JP7726655B2 - パネル取り付け金具及びパネル取り付け方法 - Google Patents
パネル取り付け金具及びパネル取り付け方法Info
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Description
具体的な界壁パネル取り付け工法としては、まず、建物の基礎の上面にL字型アングルを溶接し、基礎の上面にL字型アングルと対向する位置で定規アングルを溶接し、定規アングルの上面にかさ上げプレートを溶接する。そして、基礎に対し界壁パネルを建て込み、当該界壁パネルに予め取り付けられたZ字型のリブクリップを用いて定規アングルを挟み込むように界壁パネルを固定する。そして、定規アングル及びリブクリップを溶接する。
また、基礎の上面にはアンカーボルトが突出するように埋設されており、取り付け金具及び界壁パネルの配置によっては、アンカーボルトと干渉する虞があった。
また、本発明の他の目的は、基礎に対し界壁パネルを取り付ける際に用いられる取り付け金具の部品数を減らし、溶接作業を削減又は不要とすることが可能なパネル取り付け金具、パネル取り付け構造及びパネル取り付け方法を提供することにある。
上記構成により、施工性の向上、作業コスト及び部材コストの低減を図ることが可能なパネル取り付け金具を実現することができる。
詳しく述べると、上記パネル取り付け金具を用いることで基礎に対し壁パネルを取り付けることができるため、従来例と比較して取り付け金具の部品数を圧倒的に減らすことができる。
また上記のように、パネル取り付け金具は、基礎の側面を利用し、基礎の側面に設けられた被取り付け部に取り付けられる基礎取り付け部と、基礎の上面及び壁パネルの底面の間に介在するパネル支持部と、を有している。そのため、パネル取り付け金具が基礎の側面及び上面に支持されることになる。そうすることで、パネル取り付け金具の回転を防止することができる。また、取り付け金具に必要とされる、自重を基礎に伝える機能、壁パネルをかさ上げする機能(ロッキング変形させる機能)を付与することができる。
また、基礎に対し界壁パネルを取り付ける際に用いられる取り付け金具の部品数を減らし、溶接作業を削減又は不要とすることが可能となる。
本実施形態は、建物の基礎に対し壁パネルを取り付けるためのパネル取り付け金具であって、基礎の側面に取り付けられる基礎取り付け部と、基礎取り付け部よりも上方位置に設けられ、壁パネルの表面又は裏面に組み付けられるパネル組み付け部と、基礎取り付け部及びパネル組み付け部の上下方向の間の位置に設けられ、基礎の上面と壁パネルの底面の間に介在し、壁パネルを支持するパネル支持部と、を有していることを主な特徴とするパネル取り付け金具の発明に関するものである。
また、パネル取り付け構造及びパネル取り付け方法の発明に関するものである。
パネル取り付け構造では、建物Bの土台となる鉄筋コンクリート製の基礎B1と、基礎B1の上面に埋設されたアンカーボルトB2と、基礎B1の上面にアンカーボルトB2によって連結されるベースプレートB3と、ベースプレートB3上に固定され、建物Bの上部構造物を支持する鋼製の柱B4と、基礎B1の上面に取り付けられる複数の壁パネルB5と、を備えている。
そして、複数の壁パネルB5は、基礎B1の上面にパネル取り付け金具1によってかさ上げされた状態でそれぞれ取り付けられている。
なお、壁パネルB5をかさ上げすることで、例えば地震が生じた際にロッキング変形させて壁パネルB5の損傷を抑制することができる。
壁パネルB5は、耐火性を有するセメント系パネルであって、例えば、気泡コンクリートパネル(ALCパネル)である。
壁パネルB5は、壁パネルB5の表面に形成され、パネル取り付け金具1を組み付けるための組み付け穴B5aを有している。具体的には、組み付け穴B5aは、壁パネルB5の内部に埋め込まれた組み付けアンカー(タテパイプ)であって、当該組み付けアンカーの組み付け穴が壁パネルB5の表面に露出している。
パネル取り付け金具1は、具体的な形状として、基礎B1の側面に当接し、当該側面に沿って上下方向に延びている第1壁部2と、壁パネルB5の表面に当接し、当該表面に沿って上下方向に延びている第2壁部3と、基礎B1の上面と壁パネルB5の底面とに当接し、基礎B1の上面に沿って水平方向に延びており、第1壁部2及び第2壁部3を連結している第3壁部4と、を有している。
第3壁部4は、厳密には、第1壁部2及び第2壁部3を連結し、水平方向に延びている連結壁部4aと、連結壁部4aの上面に設けられ、第2壁部3の内側面から第1壁部2側(基礎B1側)に突出して延びている突出壁部4bと、を有している。
突出壁部4bは、パネル取り付け金具1の幅方向の中央部に配置されており、第1壁部2及び第2壁部3よりも幅狭となるように形成されている。
パネル組み付け部20は、壁パネルB5の表面(組み付け穴B5a)に組み付けボルト21によって組み付けられる組み付け穴であって、具体的には、パネル取り付け金具1の幅方向に沿って延びている長穴である。
パネル支持部30は、第3壁部4(突出壁部4b)のパネル支持面であって、略平面状に形成されている。
特に、従来例と比較して取り付け金具の部品数を1点とし、溶接作業を不要とすることが可能となる。
次に、パネル取り付け金具を用いたパネル取り付け方法について説明する。
まずは、図4に示すように、作業者が、基礎B1に対しパネル取り付け金具1を取り付ける「第1の工程」(ステップS1)から始まる。
当該工程では、基礎B1の側面にパネル取り付け金具1の基礎取り付け部10を当接させて、取り付けボルト11を用いて取り付けることとする。
当該工程では、基礎B1の上面と壁パネルB5の底面の間にパネル取り付け金具1のパネル支持部30を介在させることとする。
当該工程では、壁パネルB5の表面にパネル取り付け金具1のパネル組み付け部20を当接させて、組み付けボルト21を用いて取り付けることとする。
なお、上記パネル取り付け方法では、「第1の工程」と、「第2の工程」と、「第3の工程」とを上記のステップで必ずしも行わなくても良い。
例えば、「第3の工程」、「第2の工程」、「第1の工程」の順番で行っても良い。すなわち、壁パネルB5の表面にパネル取り付け金具1を最初に取り付けておき、最後に基礎B1の側面に対しパネル取り付け金具1を取り付けることとしても良い。
次に、パネル取り付け金具の第2-第4実施形態について、図5A、B-図7A、Bに基づいて説明する。
なお、上述したパネル取り付け金具と重複する内容は説明を省略する。
第3壁部104は、厳密には、第1壁部102及び第2壁部103を連結し、水平方向に延びている連結壁部104aと、連結壁部104aの延出端部から基礎B1の上面に沿ってさらに突出するように延びている突出壁部104bと、を有している。
突出壁部104bは、第2壁部103よりも基礎B1の幅方向の中央側に配置されており、基礎B1及び壁パネルB5の間に介在している。
基礎取り付け部110は、パネル取り付け金具1の幅方向に延びている長穴であって、パネル組み付け部120は、上下方向に延びている切り欠き穴である。
また、パネル取り付け金具201は、基礎取り付け部210と、パネル組み付け部220と、第3壁部204に形成されるパネル支持部230と、を有している。
基礎取り付け部210は、円形状の穴であって、パネル組み付け部220は、上下方向に延びている切り欠き穴である。
また、パネル取り付け金具301は、基礎取り付け部310と、パネル組み付け部320と、パネル支持部330と、を有している。
基礎取り付け部310は、複数の円形状の穴であって、パネル組み付け部320は、上下方向に延びている切り欠き穴である。
次に、建物Bの梁B6に対し壁パネルB5を取り付けるための第2パネル取り付け金具について、図8A、B-図9A、Bに基づいて説明する。
また、第2パネル取り付け金具50は、具体的な機能として、梁B6に設けられた梁連結部材B7の底面に設けられた取り付け穴B7aに取り付けられる梁取り付け部60と、壁パネルB5の裏面に設けられた組み付け穴B5bに組み付けられるパネル組み付け部70と、を有している。
突出壁部53は、壁パネルB5の裏面と梁B6の側面とに当接しているパネル支持部に相当し、第2パネル取り付け金具50の回転を防止する機能を果たす。
また、第2パネル取り付け金具150は、梁B6の底面に設けられた取り付け穴B6aに取り付けられる梁取り付け部160と、パネル組み付け部170と、を有している。
突出壁部153は、第1壁部151の上面に取り付けられ、梁B6の側面に当接する当接プレートであって、梁支持部に相当する。
上記実施形態では、図1、図2に示すように、壁パネルB5が「界壁パネル」として説明されているが、特に「界壁パネル」に限定されることなく広く適用可能である。
例えば、壁パネルが、「外壁パネル」や、界壁パネル以外の「内壁パネル」等であっても良い。
例えば、係合凸部(嵌合凸部)と係合凹部(嵌合凹部)等の取り付け手段によって取り付けられていても良い。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
B1 基礎
B1a 取り付け穴(被取り付け部)
B2 アンカーボルト
B3 ベースプレート
B4 柱
B5 壁パネル(界壁パネル)
B5a、B5b 組み付け穴(被組み付け穴)
B6 梁
B6a 取り付け穴(被取り付け部)
B7 梁連結部材
B7a 取り付け穴(被取り付け部)
1、101、201、301、401 パネル取り付け金具
2、102、202、302、402 第1壁部
3、103、203、303、403 第2壁部
4、104、204、304、404 第3壁部
4a、104a 連結壁部
4b、104b 突出壁部
10、110、210、310 基礎取り付け部
11 取り付けボルト(取り付け部材)
20、120、220、320 パネル組み付け部
21 組み付けボルト(組み付け部材)
30、130、230、330 パネル支持部
50、150 第2パネル取り付け金具
51、151 第1壁部
52、152 第2壁部
53、153 突出壁部
60、160 梁取り付け部
70、170 パネル組み付け部
Claims (3)
- 建物の基礎の上面に沿って壁パネルを取り付けるために用いられ、前記基礎に対して前記基礎の幅方向の外側に一部張り出した状態で前記壁パネルを取り付けるためのパネル取り付け金具であって、
前記基礎の側面に当接し、前記側面に沿って上下方向に延びている第1壁部と、
前記壁パネルの表面に当接し、前記表面に沿って上下方向に延びており、前記第1壁部から連結壁部を介して連続している第2壁部と、
前記連結壁部から前記基礎の上面に沿って水平方向に延びており、前記基礎の上面と前記壁パネルの底面とに当接している突出壁部と、を有し、
前記第1壁部には、前記基礎の側面に設けられた被取り付け部に取り付けられる基礎取り付け部が形成され、
前記第2壁部には、前記基礎取り付け部よりも上方位置に設けられ、前記壁パネルの表面に設けられた被組み付け部に組み付けられるパネル組み付け部が形成され、
前記突出壁部には、前記基礎取り付け部及び前記パネル組み付け部の上下方向の間の位置に設けられ、前記基礎の上面と前記壁パネルの底面の間に介在し、前記壁パネルを支持するパネル支持部が形成されており、
前記突出壁部は、前記連結壁部の上面に設けられ、前記連結壁部と重なった部分から水平方向に突出し、前記第1壁部を越えて延びており、
前記パネル取り付け金具は、前記壁パネルの幅方向の中央部に配置され、
前記突出壁部は、前記第1壁部、前記連結壁部、及び前記第2壁部よりも幅狭となるように形成され、
前記突出壁部が前記壁パネルの底面に当接し、前記連結壁部が前記壁パネルの底面に当接しないように構成されることを特徴するパネル取り付け金具。 - 前記突出壁部は、前記第2壁部の内側面に当接しており、前記第2壁部の内側面から前記第1壁部側に突出して延びており、
前記基礎の幅方向における前記突出壁部の突出長さが、前記基礎の幅方向における前記連結壁部の連結長さよりも長くなっており、
前記パネル組み付け部は、前記壁パネルの表面又は裏面に設けられた被組み付け穴に組み付けボルトによって組み付けられる組み付け穴であって、
前記組み付け穴は、前記被組み付け穴よりも前記第2壁部の幅方向に長尺に延びている長穴又は切り欠き穴であって、
前記壁パネルをかさ上げすることで、ロッキング変形させて前記壁パネルの損傷を抑制することが可能な構成となっていることを特徴とする請求項1に記載のパネル取り付け金具。 - 請求項1又は2に記載のパネル取り付け金具を用いたパネル取り付け方法であって、
前記基礎に対し前記パネル取り付け金具を取り付ける第1の工程と、
前記基礎の上面に対し前記壁パネルを配置する第2の工程と、
前記壁パネルに対し前記パネル取り付け金具を取り付ける第3の工程と、を含み、
前記第1の工程では、前記基礎の側面に前記パネル取り付け金具の前記基礎取り付け部を取り付けることとし、
前記第2の工程では、前記基礎の上面と前記壁パネルの底面の間に前記パネル取り付け金具の前記パネル支持部を介在させることとし、
前記第3の工程では、前記壁パネルの表面又は裏面に前記パネル取り付け金具の前記パネル組み付け部を組み付けることを特徴とするパネル取り付け方法。
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