JP7664824B2 - パネルおよび支柱 - Google Patents

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本発明は、パネルおよび支柱に関する。
従来、壁構造としては、たとえば、支柱とパネルとを組み合わせた形態のものが提案されている(特許文献1を参照)。特許文献1に記載の壁構造は、支柱としてH形鋼を備えている。詳細には、特許文献1に記載の壁構造は、上下方向に沿って溝部が形成された支柱(H形鋼)の当該溝部内にパネルの縁部を挿入することにより設置される壁構造である。H形鋼の溝部内に挿入されるパネルの縁部において、H形鋼のフランジ部と対向する面(パネルの前面)には、ばね金具が設けられている。このばね金具は、パネルの前面と対向するフランジ部へ押し付けられるように付勢されている。この壁構造は、ばね金具が設けられた構成であるため、パネルが風などによる振動を受けた場合であっても、H形鋼とパネルとの接触が抑制され、パネルの劣化が抑制される。
特開2015-59337号公報
ところで、壁構造の支柱としては、底壁および一対の側壁によって画定される溝部を有する溝形鋼が、底壁同士を対向させた状態で一対配置され、一対の溝形鋼は、底壁を貫通する接合部材(たとえばボルト・ナット)によって接合される場合がある。このような支柱においては、接合部材は、溝部内で底壁の表面から突出している。パネルは、支柱を構成する一対の溝形鋼の溝部に両縁部を差し込んだ状態で、鉛直方向下方に下降させることで支柱に取り付けられる。パネルを下降させる際に、パネルを安定して移動させることは難しく、パネルの縁部が、底壁の表面から突出した接合部材に接触してしまう場合がある。この場合、一対の溝形鋼を接合する接合部材が破損してしまう場合がある。
本発明は、上記問題に鑑みて、一対の溝型鋼を接合部材で接合することにより構成された支柱が複数配置され、一対の支柱の間にパネルが配置されることにより構成される壁構造に用いられるパネルおよび支柱において、溝型鋼の溝部内にパネルの縁部を挿入する際に、溝型鋼の底壁から突出した接合部材と、パネルの縁部との接触を防止することが可能なパネルおよび支柱を提供することを目的とする。
本発明のパネルは、鉛直方向に延びる複数の支柱と、前記複数の支柱のうち一対の支柱の間に配置される壁とを備える壁構造において、前記壁を構成するパネルであって、前記支柱のそれぞれは、底壁および一対の側壁によって画定される溝部を有する溝形鋼が、前記底壁同士を対向させた状態で一対配置され、一対の溝形鋼は、前記底壁を貫通する接合部材によって接合され、前記接合部材は、前記溝部内で前記底壁から突出しており、前記パネルは、前記一対の支柱が離間する方向となる幅方向の縁部が、前記一対の支柱のそれぞれに設けられた前記溝部に挿入された状態で、前記支柱に支持されるように構成され、前記パネルは、前記パネルが前記支柱の前記溝部に挿入される際に、前記パネルの前記縁部と前記底壁から突出した前記接合部材との接触を防止するばね装置を備えている。
前記ばね装置は、前記パネルのうち、前記底壁と対向する前記パネルの端面に設けられ、前記ばね装置は、前記パネルの端面が前記底壁から離れる方向に前記パネルを付勢することが好ましい。
また、前記パネルがさらに、前記パネルの表面および/または裏面に、前記溝形鋼の前記側壁に対向する位置に設けられた第2ばね装置を備えていることが好ましい。
また、前記溝形鋼は、前記一対の側壁の先端から対向する側壁に向かって鉤状に突出するリップ部を有するリップ付き溝形鋼であり、前記ばね装置は、前記パネルの前記幅方向で両方の縁部において前記溝形鋼の前記側壁と対向する面に設けられ、前記ばね装置は、前記パネルが前記溝部に挿入されて前記鉛直方向に移動する際に、前記パネルの前記幅方向への移動が規制されるように、前記リップ部にガイドされるように構成されていることが好ましい。
また、前記ばね装置は、前記パネルの厚さ方向での前記パネルの移動を抑制するように、前記側壁を弾性的に押圧することが好ましい。
また、前記パネルは、前記パネルの上端面から突出して設けられた揚重用の吊りピースと、前記パネルの下端面に設けられ、前記パネルが上下に積み重ねられたときに、直下の段に配置される前記パネルの前記吊りピースを挿入可能な差し込み凹部とを有することが好ましい。
また、前記パネルは、鉛直方向に延びる複数の支柱と、前記複数の支柱のうち一対の支柱の間に配置される防音壁とを備える防音構造において、前記防音壁を構成する防音パネルであることが好ましい。
本発明の支柱は、鉛直方向に延びる複数の支柱と、前記複数の支柱のうち一対の支柱の間に配置される壁とを備える壁構造における、前記支柱であって、前記支柱のそれぞれは、底壁および一対の側壁によって画定される溝部を有する溝形鋼が、前記底壁同士を対向させた状態で一対配置され、一対の溝形鋼は、前記底壁を貫通する接合部材によって接合され、前記接合部材は、前記溝部内で前記底壁から突出しており、前記パネルは、前記一対の支柱が離間する方向となる幅方向の縁部が、前記一対の支柱のそれぞれに設けられた前記溝部に挿入された状態で、前記支柱に支持されるように構成され、前記支柱は、前記パネルが前記支柱の前記溝部に挿入される際に、前記パネルの前記縁部と前記底壁から突出した前記接合部材との接触を防止するばね装置を備えている。
前記ばね装置は、前記溝形鋼の前記底壁に設けられ、前記ばね装置は、前記パネルのうち、前記底壁と対向する前記パネルの端面が前記底壁から離れる方向に前記パネルを付勢することが好ましい。
また、前記支柱がさらに、前記溝形鋼の前記側壁において、前記パネルの表面および/または裏面に対向する位置に設けられた第2ばね装置を備えていることが好ましい。
本発明によれば、一対の溝型鋼を接合部材で接合することにより構成された支柱が複数配置され、一対の支柱の間にパネルが配置されることにより構成される壁構造に用いられるパネルおよび支柱において、溝型鋼の溝部内にパネルの縁部を挿入する際に、溝型鋼の底壁から突出した接合部材と、パネルの縁部との接触を防止することが可能なパネルおよび支柱を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るパネルの構成の一例を示す正面図である。 図1に示されるパネルを支柱の溝部に挿入することにより、壁構造を構築する様子の一例を示す正面図である。 図1に示されるパネルを用いて構築された壁構造の一例を示す平面図である。 図1に示されるパネルにおけるばね装置の構成の一例を示す正面図である。 図1に示されるパネルを用いて構築された壁構造の一例を示す平面図である。 図1に示されるパネルを用いて構築された壁構造の他の例を示す平面図である。 図1に示されるパネルを用いて構築された壁構造の他の例を示す平面図である。 図1に示されるパネルにおける吊りピースの一例を示す平面図である。 図8に示される吊りピースの正面図である。 図8に示される吊りピースの側面図である。 図1に示されるパネルにおける差し込み凹部の一例を示す裏面図である。 パネルを、ばね装置を備えた支柱の溝部に挿入することにより、壁構造を構築する様子の一例を示す正面図である。 ばね装置を備えた支柱を用いて構築された壁構造の一例を示す平面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態のパネルを説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまで一例であり、本発明のパネルは、以下の実施形態に限定されるものではない。
なお、本明細書において、「Aに垂直」およびこれに類する表現は、Aに対して完全に垂直な方向のみを指すのではなく、Aに対して略垂直であることを含んで指すものとする。また、本明細書において、「Bに平行」およびこれに類する表現は、Bに対して完全に平行な方向のみを指すのではなく、Bに対して略平行であることを含んで指すものとする。また、本明細書において、「C形状」およびこれに類する表現は、完全なC形状のみを指すのではなく、見た目にC形状を連想させる形状(略C形状)を含んで指すものとする。
図1は、本発明の一実施形態に係るパネルの構成の一例を示す正面図である。図2は、図1に示されるパネルを支柱の溝部に挿入することにより、壁構造を構築する様子の一例を示す正面図である。図3は、図1に示されるパネルを用いて構築された壁構造の一例を示す平面図である。
なお、本明細書および図面において、方向Hは水平方向を表し、方向Vは鉛直方向を表すものとする。また、方向FBはパネル1の厚さ方向を表し、矢印Fはパネル1の表側方向を表し、矢印Bはパネル1の裏側方向を表すものとする。また、方向LRは、パネル1の幅方向を表し、矢印Lはパネル1の幅方向における一方側方向を表し、矢印Rはパネル1の幅方向における他方側方向を表すものとする。幅方向LRは、水平面内において表裏方向FBと直交する方向である。一端側方向Lは、パネル1の表側から裏側を見て左側の方向である。他端側方向Rは、パネル1の表側から裏側を見て右側の方向である。また、本明細書および図面における「鉛直方向」には、鉛直方向に対して若干傾斜した方向も含まれる。また、本明細書および図面における「水平方向」には、水平方向に対して若干傾斜した方向も含まれる。
本実施形態のパネル1は、図1および図2に示されるように、鉛直方向Vに延びる複数の支柱2と、複数の支柱2のうち一対の支柱2の間に配置される壁3とを備える壁構造4において、壁3を構成するパネルである。
本明細書におけるパネル1は、鉛直方向Vに延びる複数の支柱2と、複数の支柱2のうち一対の支柱2の間に配置される壁3とを備える壁構造4において、壁3を構成するパネルであればよく、用途、形状および大きさは特に限定されない。本実施形態では、パネル1は、鉛直方向に延びる複数の支柱2と、複数の支柱2のうち一対の支柱2の間に配置される防音壁3(壁3の一例)とを備える防音構造4(壁構造4の一例)において、防音壁3を構成する防音パネルである。
なお、パネル1は、防音構造以外の用途にも適用可能である。たとえば、パネル1は、建築物の外壁、内壁または間仕切り壁を構成するパネル(外壁パネル、内壁パネルまたは間仕切り壁パネル)であってもよいし、防火壁を構成するパネル(防火パネル)であってもよいし、土留壁または擁壁を構成するパネル(土留壁パネルまたは擁壁パネル)であってもよい。パネル1は、用途に応じた機能(たとえば、防音機能、耐力機能、防火機能、耐土圧機能等)を有する。なお、パネル1を防音構造に適用した場合の効果については後述するが、パネル1を防音構造以外の壁構造に適用した場合においても同様の効果を奏することができる。
また、支柱2は、防音構造以外の用途にも適用可能である。たとえば、支柱2は、建築物の外壁、内壁または間仕切り壁を支持する支柱であってもよいし、防火壁を支持する支柱であってもよいし、土留壁または擁壁を支持する支柱であってもよい。
以下、パネル1が防音パネル(以下、防音パネル1とも称する)である場合について説明する。本明細書における防音構造4は、騒音を発生する施設からの騒音を低減するために設置される壁状の構造物である。防音構造4は、たとえば、工場などの騒音源を囲うように、または、道路、鉄道などの騒音源に沿って設置される。
防音構造4の形状および大きさは、防音構造4が、複数の支柱2と、複数の支柱2のうちの一対の支柱2の間に配置される複数の防音パネル1によって構成された防音壁3とを備えていれば、特に限定されない。
支柱2は、防音パネル1によって構成された防音壁3を支持する。本実施形態では、支柱2のそれぞれは、図3に示されるように、底壁211および一対の側壁212によって画定される溝部213を有する溝形鋼21が、底壁211同士を対向させた状態で一対配置された構成である。これにより、1つの支柱2は、上面視で略H型となるように構成されている。支柱2のそれぞれにおいて、一対の溝形鋼21は、底壁211を貫通する接合部材22によって接合されている。本実施形態では、一対の溝形鋼21は、鉛直方向Vで複数箇所、接合部材22によって接合されている。支柱2のそれぞれにおいて、接合部材22は、溝部213内で底壁211から突出している。より具体的には、接合部材22は、図3に示されるように、厚さ方向FBおよび鉛直方向Vに延びる底壁211の表面から、幅方向LRに突出している。接合部材22は、一対の溝形鋼21の底壁211同士を機械的に接合することができる部材であれば特に限定されないが、たとえば、ボルトおよびナットである。なお、接合部材22は、ボルトおよびナット以外の接合部材であってもよく、たとえば、リベット等であってもよい。
本実施形態では、底壁211は、防音パネル1の厚さ方向FBおよび鉛直方向Vに延びている。すなわち、底壁211は、防音パネル1の幅方向LRに垂直な面、すなわち、底壁211の内面2111(溝部213側の面)および外面2112(溝部213とは反対側の面)を有する板状部分(平板状部分)である。底壁211の内面2111は、防音パネル1の端面111に幅方向LRで対向する。また、一対の溝形鋼21の底壁211の外面2112は幅方向LRで互いに対向している。
本実施形態では、一対の側壁212は、溝型鋼21における一対のフランジ部である。一方の側壁212および他方の側壁212は、各々、溝形鋼21の長手方向に沿って延びる板状部分(平板状部分)である。一対の側壁212は、互いに平行に設けられ、支柱2が設置された状態で、幅方向LRおよび鉛直方向Vに延びている。一方の側壁212は、底壁211における厚さ方向FBで一方の端部から、底壁211に対して直交するように延出している。他方の側壁212は、底壁211における厚さ方向FBで他方の端部から、底壁211に対して直交するように延出している。
本実施形態では、溝部213は、底壁211と、一対の側壁212とにより、長手方向と直交する方向に沿った断面が略コ字形をなすように形成されている。なお、本実施形態では、溝形鋼21は、一対の側壁212はいずれも平板状であり、一対の側壁212の自由端から対向する側壁212に向かって突出するリップ部214(図3参照)を有していない。
本実施形態では、支柱2は、同じ大きさおよび形状を有する一対の溝形鋼21を有している。なお、支柱2は、異なる大きさを有する一対の溝形鋼21を有していてもよい。具体的には、支柱2は、たとえば、幅(厚さ方向FBにおける長さ)等の異なる底壁211を有する一対の溝形鋼21を有していてもよい。本実施形態では、底壁211は、接合部材22が挿通される図示しない貫通孔を有している。一対の溝形鋼21の貫通孔同士が重ね合わされるように、一対の溝形鋼21の底板221同士が重ね合わされた状態で、接合部材22が貫通孔に挿通されている。本実施形態では、一対の溝型鋼21のうちの一方の溝型鋼21の溝部213内で、底壁211から接合部材の一端部が突出している。また、一対の溝型鋼21のうちの他方の溝型鋼21の溝部213内で、底壁211から接合部材の他端部が突出している。
具体的には、接合部材22がボルトおよびナットである場合には、一対の溝型鋼21のうちの一方の溝型鋼21の溝部213内で、底壁211からボルトの頭部が突出している。また、一対の溝型鋼21のうちの他方の溝型鋼21の溝部213内で、底壁211からナットおよびボルトの脚部の先端部が突出している。接合部材22がリベットである場合には、一対の溝型鋼21のうちの一方の溝型鋼21の溝部213内で、底壁211からリベットの頭部が突出している。また、一対の溝型鋼21のうちの他方の溝型鋼21の溝部213内で、底壁211からリベットの脚部の先端部がかしめられた状態で突出している。
防音パネル1は、一対の支柱2が離間する方向となる幅方向LRの縁部11が、一対の支柱2のそれぞれに設けられた溝部213に挿入された状態で、支柱2に支持されるように構成されている。
本明細書において、「一対の支柱2が離間する方向」とは、互いに所定の間隔をあけて配置された支柱2同士を結ぶ方向であり、より具体的には、互いに所定の間隔をあけて配置された支柱2同士を幅方向LRに沿って結ぶ方向である。本実施形態では、防音パネル1の縁部11は、幅方向LRにおける防音パネル1の端面111と、厚さ方向FRにおける防音パネル1の表側の面12(以下、表面12とも称する)のうちの幅方向LRの端部112と、厚さ方向FBにおける防音パネル1の裏側の面13(以下、裏面13とも称する)のうちの幅方向LRの端部(端部112に対して厚さ方向FRにおける反対側(裏面13側)に位置する端部)とを含む部位である。本実施形態では、防音パネル1における表面12の端部112と、防音パネル1における裏面13の上記端部とは、各々、防音パネル1の端面111に対して略直交する。なお、表面12とは、遮音対象の音源から遠い方の面である。裏面とは、遮音対象の音源から近い方の面である。
本明細書において、「一対の支柱2のそれぞれに設けられた溝部213に挿入された状態で、支柱2に支持される」とは、幅方向LRにおける防音パネル1の一方の縁部11が、一方の支柱2の溝部213に挿入され、幅方向LRにおける防音パネル1の他方の縁部11が、他方の支柱2の溝部213に挿入された状態で、双方の支柱2によって支持されることである。
防音パネル1は、防音パネル1が支柱2の溝部213に挿入される際に、防音パネル1の縁部11と、溝形鋼21の底壁211から突出した接合部材22との接触を防止するばね装置5を備えている。
本明細書において、「防音パネル1が支柱2の溝部213に挿入される」とは、後述するように、防音構造4が構築される際に、防音パネル1の縁部11が支柱2の上端部から溝部213に挿入されることを意味する。
本実施形態では、図3に示されるように、防音パネル1は、パネル本体10と、ばね装置5とを備えている。パネル本体10は、防音機能を有するパネルである。パネル本体10の形状および構造は、所定の防音機能を有していれば、特に限定されない。本実施形態では、パネル本体10は、図1および図2に示されるように、幅方向LRの長さが鉛直方向Vの長さよりも長い、略矩形板状に形成されている。本実施形態では、パネル本体10は、枠部101と、防音部102とを備えている。枠部101は、たとえば、パネル本体10の外周部を構成する枠状部材で構成されている。枠状部材は、たとえば、断面四角形状の管状部材を、パネル本体10の外周部に沿った四角形をなすように環状に成形することにより構成される。枠状部材は、たとえば、鉄またはステンレス等の金属により構成される。防音部102は、たとえば、グラスウール等の吸音機能を板状に成形することにより構成されている。防音部102は、枠部101の内側に嵌め込まれるように、枠部101に固定されている。なお、図3に示される例では、パネル本体10は、防音部102の表側に設けられた化粧板103を備えている。
ばね装置5は、防音パネル1の縁部11と、底壁211から突出した接合部材22との接触を防止する機能を有する。ばね装置5は、そのような接触防止機能を有するのであれば、構造は特に限定されるものではない。ばね装置5は、たとえば、板ばね等の弾性部材により構成され得る。また、ばね装置5は、そのような接触防止機能を有するのであれば、配設される位置は特に限定されるものではないが、たとえば、溝形鋼21の溝部213内において底壁211に設けられてもよいし、溝形鋼21の溝部213内において側壁212に設けられてもよいし、溝形鋼21の溝部213内において底壁211および側壁212の双方に設けられてもよい。また、本実施形態では、ばね装置5は、防音パネル1の縁部11に設けられている。図3に示される例では、ばね装置5は、防音パネル1の枠部101に取り付けられている。
図4は、図1に示されるパネルにおけるばね装置の構成の一例を示す正面図である。図4に示される例では、ばね装置5は、固定部51と、付勢部52とを備えている。ばね装置5の材質は、上述の接触防止機能を有するものであれば特に限定されないが、たとえば、金属により構成することができる。図4に示されるばね装置5は、たとえば、帯板状の金属板を所定の形状に折り曲げ成形することにより製造される。
固定部51は、防音パネル1に固定される部分である。図4に示される例では、固定部51は、平板状に形成されている。固定部51は、防音パネル1の縁部11に固定される。固定部51を防音パネル1に固定する方法は特に限定されないが、たとえば、溶接や、ネジ等の公知の固定手段により固定される。また、本実施形態では、固定部51は、防音パネル1の枠部101(図3参照)に固定されている。
付勢部52は、防音パネル1の縁部11を押圧するように付勢する部分である。図4に示される例では、付勢部52は、固定部51から斜め上向きに、かつ、溝形鋼21における押圧対象部分(本実施形態では、底壁211の内面2111)に接近する方向に立ち上がる立ち上がり部521と、立ち上がり部521の先端から斜め上向きに、かつ、溝形鋼21における押圧対象部分から離れる方向に延出する延出部522とを備えている。付勢部52において、立ち上がり部521と延出部522との境界部分523が、溝形鋼21の押圧対象部分を弾性的に押圧するように構成されている。付勢部52は、溝形鋼21の押圧対象部分を弾性的に押圧する際、押圧前の自然状態(実線で示す)から、二点鎖線で示す方向に弾性的に変位する。この弾性変形により、付勢部52は、溝形鋼21の押圧対象部分を弾性的に押圧することができる。図4に示されるばね装置5は、固定部51に対して付勢部52が上方に位置するように、防音パネル1に固定される。
防音パネル1が、防音パネル1の縁部11と、溝形鋼21の底壁211から突出した接合部材22との接触を防止するばね装置5を備えている構成により、防音パネル1が支柱2の溝部213に挿入される際に、防音パネル1の縁部11(たとえば防音パネル1の縁部11の下端または端面)と、溝形鋼21の底壁211から突出した接合部材22との接触を防止することができる。したがって、一対の溝型鋼21を接合部材22で接合することにより構成された支柱2の溝部213内に防音パネル1の縁部11を挿入する際に、溝型鋼21の底壁211から突出した接合部材22と、防音パネル1の縁部11との接触に起因して防音パネル1および接合部材22が破損するのを防止することができる。
以下、防音パネル1におけるばね装置5の配設位置が異なる複数の例について、図5~図8を参照して説明する。図5は、図1に示されるパネルを用いて構築された壁構造の一例を示す平面図である。なお、図5においては、接合部材22であるボルトの頭部が、当該頭部よりも上方(紙面手前側)に位置するばね装置5の存在によって、見えない状態となっている。
図5に示される例では、ばね装置5は、防音パネル1のうち、底壁211と対向する防音パネル1の端面111に設けられ、ばね装置5は、防音パネル1の端面111が底壁211から離れる方向に防音パネル1を付勢する。詳細には、複数のばね装置5が、鉛直方向Vに沿って互いに所定の間隔をあけて、防音パネル1の端面111に固定されている。また、ばね装置5の固定部51(図4参照)が、防音パネル1の端面111に固定されている。ばね装置5が防音パネル1の端面111に固定された状態において、付勢部52が固定部51よりも上側に位置している。また、防音パネル1が溝形鋼21の溝部213内に挿入される際、および、挿入された状態において、立ち上がり部521と延出部522との境界部分523が、溝形鋼21における押圧対象部分(底壁211の内面2111)を幅方向LRに弾性的に押圧する。境界部分523が、溝形鋼21における押圧対象部分を弾性的に押圧することにより、防音パネル1の端面111が溝形鋼21の底壁211および接合部材22から離間した状態が確保される。これにより、防音パネル1の端面111と、接合部材22との接触が防止される。なお、図5に示される例では、厚さ方向FBにおける防音パネル1の中央部に、ばね装置5が設けられているが、これに限定されるものではない。たとえば、厚さ方向FBにおける防音パネル1の中央部から厚さ方向FBに所定距離分、離間した位置に、ばね装置5が設けられてもよい。この場合、厚さ方向FBにおける防音パネル1の中央部から厚さ方向FBにおける一方側と他方側に各々設けられてもよい。この構成にした場合、ばね装置5と接合部材22との間の接触が抑制されるので、より接合部材22の破損を抑制することができる。なお、ばね装置5は、弾性変形可能であるため、接合部材22と接触したときに弾性変形することで、接合部材22への衝撃を緩和することができるので、厚さ方向FBにおける防音パネル1の中央部にばね装置5が設けられても基本的に接合部材22の破損の問題は生じない。
また、図5に示される例では、防音パネル1がさらに、防音パネル1の表面12および/または裏面13に、溝形鋼21の側壁212に対向する位置に設けられた第2ばね装置6を備えている。本実施形態では、第2ばね装置6は、ばね装置5と同じ構造である。詳細には、図5に示される例では、防音パネル1がさらに、防音パネル1の表面12および裏面13に、溝形鋼21の側壁212に対向する位置に設けられた第2ばね装置6を備えている。詳細には、複数の第2ばね装置6が、鉛直方向Vに沿って互いに所定の間隔をあけて、防音パネル1の表面12および裏面13に各々固定されている。また、第2ばね装置6の図示しない固定部が、防音パネル1の表面12および裏面13に各々固定されている。第2ばね装置6が防音パネル1の表面12および裏面13に各々固定された状態において、付勢部が固定部よりも上側に位置している。また、防音パネル1が溝形鋼21の溝部213内に挿入される際、および、挿入された状態において、立ち上がり部と延出部との境界部分が、溝形鋼21における押圧対象部分(溝形鋼21の側壁212)を厚さ方向FBに弾性的に押圧する。境界部分が、溝形鋼21における押圧対象部分を弾性的に押圧することにより、防音パネル1の表面12および裏面13が溝形鋼21の側壁212から離間した状態が確保される。これにより、溝形鋼21に対する厚さ方向FBへの移動が抑制され、防音パネル1の表面12および裏面13と、溝形鋼21との接触が防止される。なお、防音パネル1の端面111と、接合部材22との接触を防止する観点では、第2ばね装置6は必ずしも必要ではない。また、第2ばね装置6の形状および構造は、ばね装置5と異なっていてもよい。
図6は、図1に示されるパネルを用いて構築された壁構造の他の例を示す平面図である。図6に示される例では、溝形鋼21は、一対の側壁212の先端から対向する側壁212に向かって鉤状に突出するリップ部214を有するリップ付き溝形鋼である。すなわち、図5に示される溝形鋼21はリップ部を有さないものであったが、図6に示される溝形鋼21はリップ部214を有する点で図5に記載の溝形鋼21とは異なる。以下の説明では、図6に示す溝形鋼をリップ付き溝形鋼21とも称する。図6に示されるリップ付き溝形鋼21は、互いに対向する一対のリップ部214を有している。一対のリップ部214の先端部同士の間隔は、防音パネル1の厚さと略同じか、または、防音パネル1の厚さよりも若干大きい。したがって、一対のリップ部214の間に防音パネル1を挿入可能となっている。
ばね装置5は、防音パネル1の幅方向LRで両方の縁部11において溝形鋼21の側壁212と対向する面12、13に設けられている。なお、図6では、防音パネル1の幅方向LRにおける一方の縁部11が示されている。
ばね装置5は、防音パネル1が溝部213に挿入されて鉛直方向Vに移動する際に、防音パネル1の幅方向LRへの移動が規制されるように、リップ部214にガイドされるように構成されている。本実施形態では、複数のばね装置5が、鉛直方向Vに沿って互いに所定の間隔をあけて、防音パネル1の表面12および裏面13に各々固定されている。また、ばね装置5の固定部51(図4参照)が、防音パネル1の表面12および裏面13に各々固定されている。ばね装置5が防音パネル1の表面12および裏面13に各々固定された状態において、付勢部52が固定部51よりも上側に位置している。また、防音パネル1が溝形鋼21の溝部213内に挿入される際、および、挿入された状態において、幅方向LRにおけるばね装置5の一方側の端部53が、リップ部214にガイドされるような位置にばね装置5が配置されている。これにより、支柱2に対する防音パネル1の幅方向LRへの移動が規制される。したがって、防音パネル1の端面111と、接合部材22との接触を防止することができる。
図6に示される例では、ばね装置5は、防音パネル1の厚さ方向FBでの防音パネル1の移動を抑制するように、側壁212を弾性的に押圧する。したがって、ばね装置5は、防音パネル1の厚さ方向FBおよび幅方向LRの両方向の移動を規制するように機能する。防音パネル1が溝形鋼21の溝部213内に挿入される際、および、挿入された状態において、立ち上がり部521と延出部522との境界部分523が、溝形鋼21における押圧対象部分を弾性的に押圧する。境界部分523が、溝形鋼21における押圧対象部分を弾性的に押圧することにより、防音パネル1の表面12および裏面13が溝形鋼21の側壁212から離間した状態が確保される。これにより、防音パネル1は溝形鋼21に対する厚さ方向FBへの移動が抑制され、防音パネル1の表面12および裏面13と、溝形鋼21との接触が防止される。なお、防音パネル1の端面111と、接合部材22との接触を防止する観点では、ばね装置5が必ずしも側壁212を弾性的に押圧する必要はない。
図7は、図1に示されるパネルを用いて構築された壁構造の他の例を示す平面図である。図7に示される例では、図6に示される例において、さらに、図5に示されるばね装置5と同様のばね装置5が設けられている。なお、図5に示されるばね装置5は、厚さ方向FBにおける防音パネル1の中央部に設けられているが、図7に示されるように、たとえば、厚さ方向FBにおける防音パネル1の中央部から厚さ方向FBに所定距離分、離間した位置に、ばね装置5が設けられてもよい。この場合、厚さ方向FBにおける防音パネル1の中央部から厚さ方向FBにおける一方側と他方側に各々設けられてもよい。このばね装置5は、防音パネル1のうち、底壁211と対向する防音パネル1の端面111に設けられ、ばね装置5は、防音パネル1の端面111が底壁211から離れる方向に防音パネル1を付勢する。このようなばね装置5を設けることにより、防音パネル1の幅方向LRへの移動がさらに規制される。したがって、防音パネル1の端面111と、接合部材22との接触をより確実に防止することができる。
図8は、図1に示されるパネルにおける吊りピースの一例を示す平面図である。図9は、図8に示される吊りピースの正面図である。図10は、図8に示される吊りピースの側面図である。図11は、図1に示されるパネルにおける差し込み凹部の一例を示す裏面図である。
本実施形態では、図1、図2、図8~図11に示されるように、防音パネル1は、吊りピース14と、差し込み凹部15とを有する。
図8~図10に示される吊りピース14は、防音パネル1の上端面17から突出して設けられた揚重用の部材である。本実施形態では、吊りピース14は、防音パネル1をクレーン等で吊り上げる際に、たとえば、クレーンにおけるワイヤの先端部に設けられた吊り荷用のフックと係合される。本実施形態では、吊りピース14は、パネル本体10の枠部101に取り付けられる。
図11に示される差し込み凹部15は、防音パネル1の下端面18に設けられ、防音パネル1が上下に積み重ねられたときに、直下の段に配置される防音パネル1の吊りピース14を挿入可能な凹部である。なお、図11においては、差し込み凹部15内に吊りピース14が挿入された状態を、破線で示している。本実施形態では、差し込み凹部15は、パネル本体10の枠部101に形成されたスリット状の貫通孔1011と、スリット状の貫通孔161を有するスリット板16とを有する。スリット板16は、貫通孔161が枠部101の貫通孔1011と重なり合うように、枠部101に取り付けられる。スリット板16は、補強用の平板である。貫通孔1011および貫通孔161は、吊りピース14を挿入可能な大きさに形成されている。防音パネル1が差し込み凹部15および吊りピース14を有していることにより、複数の防音パネル1が積み重ねられたときに、防音パネル1が安定して防音壁3を構成することができる。そして、ばね装置5が設けられていることによって、このように重量物である防音パネル1が積み重ねられる際に、防音パネル1が厚さ方向FBおよび幅方向LRに移動することが抑制されている場合、容易に差し込み凹部15に吊りピース14を差し込むことができ、作業性が向上する。
次に、壁構造の設置工法の一例について図2、図3等を参照して説明する。図2、図3に示される例では、既存の防音壁8が設けられている場合を想定する。また、ここでは、図6に示されるような本実施形態に係る防音構造4を構成する場合について説明する。防音構造4は、既存の防音壁8の上方に設けられる。既存の防音壁8は、H形鋼で構成された既存支柱81と、既存支柱81によって支持される既存壁82とを備えている。なお、以下に示す防音構造の設置工法と同様の手順で、防音構造以外の壁構造(たとえば、外壁構造、内壁構造、間仕切り壁構造、防火構造、土留壁構造および擁壁構造等)を設置することが可能である。
まず、支柱2を設置するために、一対の溝形鋼21を底壁211同士を幅方向LRに対向させて配置し、底壁211が幅方向LRに対向した状態で、接合部材22によって接合する。支柱2は、必要な防音構造4の構成に応じて、所定の間隔で複数設けられる。なお、本実施形態では、図3に示されるように、既存支柱81のフランジ部811の上端部から支柱2の立設予定位置に向かって水平方向Hに沿って延びる平板状の支持板83をフランジ部811に取り付ける。支持板83は、厚さ方向が防音構造4の延伸方向(複数の支柱2の配列方向)に向くように配置される。また、支持板83の上端には、支持板83の延設方向に沿って延び、かつ支持板83と直角をなすように配置される補強板84が設けられ、補強板84は支持板83およびフランジ部811に固定される。支持板83を両側から挟むように、かつ長手方向が鉛直方向Vに沿うように一対の溝形鋼21が配置され、溝形鋼21同士が接合部材22によって接合される。
支柱2が設置されると、一対の支柱2の間に、防音パネル1が入るように、防音パネル1をクレーン等によって吊り上げて、図6に示される溝形鋼21の溝部213内に、防音パネル1を上方から挿入する。その挿入の際、防音パネル1の幅方向LRの移動はばね装置5によって抑制されているので、防音パネル1と接合部材22との間の接触が防止された状態で、防音パネル1を降下させる。これにより、防音パネル1が接合部材22に接触しないように人が抑えながら防音パネル1を降下させたり、接合部材22に大きな衝撃が加わらないようにゆっくりと降下させる必要がない。したがって、防音パネル1を組み付ける際の人手を減らすことができ、組み付け作業の時間を短縮させることができる。
1枚の防音パネル1の設置が完了すると、降下させた防音パネル1の上に同様の手順で次の防音パネル1を降下させる。その際、下段の吊りピース14が上段の差し込み凹部15に挿入される。これにより、複数段の防音パネル1からなる防音壁3が一対の支柱2に支持されて、防音構造4が構築される。吊りピース14と差し込み凹部15とは、厚さ方向FBおよび幅方向LRでの位置合わせが必要となるが、本実施形態では、防音パネル1の厚さ方向FBおよび幅方向LRの移動がばね装置5によって規制されているので、吊りピース14と差し込み凹部15との間の位置合わせが必要なくなる。したがって、迅速に複数の防音パネル1を積み重ねることができる。
なお、図2は、ばね装置5が防音パネル1の端面111に設けられた態様を示しているが、図6に示される態様も上記と同様の工程によって防音パネル1が組み立てられ、同様の効果を得ることができる。
なお、上述の実施形態では、防音パネル1がばね装置5を備えているが、これに限定されるものではない。具体的には、防音パネル1に代えて、支柱2がばね装置5を備えていてもよいし、防音パネル1および支柱2の双方がばね装置5を備えていてもよい。なお、ばね装置5の構成は、防音パネル1がばね装置5を備えている場合と同様である(図4参照)。以下、支柱2がばね装置5を備えている場合について、図12および図13を参照して説明する。図12は、ばね装置を備えた支柱の溝部にパネルを挿入することにより、壁構造を構築する様子の一例を示す正面図である。図13は、ばね装置を備えた支柱を用いて構築された壁構造の一例を示す平面図である。なお、図13においては、接合部材22であるボルトの頭部が、当該頭部よりも上方(紙面手前側)に位置するばね装置5の存在によって、見えない状態となっている。
支柱2(図12および図13参照)は、鉛直方向に延びる複数の支柱2と、複数の支柱2のうち一対の支柱2の間に配置される防音壁3とを備える防音構造4における支柱である。
支柱2のそれぞれは、底壁211および一対の側壁212によって画定される溝部213を有する溝形鋼21が、底壁211同士を対向させた状態で一対配置され、一対の溝形鋼21は、底壁211を貫通する接合部材22によって接合され、接合部材22は、溝部213内で底壁211から突出している。
防音パネル1は、一対の支柱2が離間する方向となる幅方向LRの縁部11が、一対の支柱2のそれぞれに設けられた溝部213に挿入された状態で、支柱2に支持されるように構成されている。
支柱2は、防音パネル1が支柱2の溝部213に挿入される際に、防音パネル1の縁部11と底壁211から突出した接合部材22との接触を防止するばね装置5を備えている。
図13に示される例では、ばね装置5は、溝形鋼21の底壁211に設けられている。ばね装置5は、防音パネル1のうち、底壁211と対向する防音パネル1の端面111が底壁211から離れる方向に防音パネル1を付勢する。
詳細には、複数のばね装置5が、鉛直方向Vに沿って互いに所定の間隔をあけて、溝形鋼21の底壁211に固定されている。また、ばね装置5の固定部51(図4参照)が、溝形鋼21の底壁211に固定されている。ばね装置5が溝形鋼21の底壁211に固定された状態において、付勢部52が固定部51よりも上側に位置している。また、防音パネル1が溝形鋼21の溝部213内に挿入される際、および、挿入された状態において、立ち上がり部521と延出部522との境界部分523が、防音パネル1における押圧対象部分(防音パネル1の端面111)を幅方向LRに弾性的に押圧する。境界部分523が、防音パネル1における押圧対象部分を弾性的に押圧することにより、防音パネル1の端面111が溝形鋼21の底壁211および接合部材22から離間した状態が確保される。これにより、防音パネル1の端面111と、接合部材22との接触が防止される。なお、図13に示される例では、厚さ方向FBにおける底壁211の中央部に、ばね装置5が設けられているが、これに限定されるものではない。たとえば、厚さ方向FBにおける溝形鋼21の中央部から厚さ方向FBに所定距離分、離間した位置に、ばね装置5が設けられてもよい。この場合、厚さ方向FBにおける溝形鋼21の中央部から厚さ方向FBにおける一方側と他方側に各々設けられてもよい。この構成にした場合、ばね装置5と接合部材22との間の接触が抑制されるので、より接合部材22の破損を抑制することができる。なお、ばね装置5は、弾性変形可能であるため、接合部材22と接触したときに弾性変形することで、接合部材22への衝撃を緩和することができるので、厚さ方向FBにおける溝形鋼21の中央部にばね装置5が設けられても基本的に接合部材22の破損の問題は生じない。
図12および図13に示される例では、支柱2は、さらに、溝形鋼21の側壁212において、防音パネル1の表面12および/または裏面13に対向する位置に設けられた第2ばね装置6を備えている。
図12および図13に示される例では、第2ばね装置6は、ばね装置5と同じ構造である。複数の第2ばね装置6が、鉛直方向Vに沿って互いに所定の間隔をあけて、溝形鋼21の各側壁212に各々固定されている。また、第2ばね装置6の図示しない固定部が、溝形鋼21の各側壁212に各々固定されている。第2ばね装置6が溝形鋼21の各側壁212に各々固定された状態において、付勢部が固定部よりも上側に位置している。また、防音パネル1が溝形鋼21の溝部213内に挿入される際、および、挿入された状態において、立ち上がり部と延出部との境界部分が、防音パネル1における押圧対象部分(防音パネル1の端部11)を厚さ方向FBに弾性的に押圧する。境界部分が、防音パネル1における押圧対象部分を弾性的に押圧することにより、防音パネル1の表面12および裏面13が溝形鋼21の側壁212から離間した状態が確保される。これにより、溝形鋼21に対する厚さ方向FBへの移動が抑制され、防音パネル1の表面12および裏面13と、溝形鋼21との接触が防止される。なお、防音パネル1の端面111と、接合部材22との接触を防止する観点では、第2ばね装置6は必ずしも必要ではない。また、第2ばね装置6の形状および構造は、ばね装置5と異なっていてもよい。
1 防音パネル
10 パネル本体
101 枠部
1011 貫通孔
102 防音部
103 化粧板
11 縁部
111 端面
112 表側の面(表面)の端部
12 表側の面(表面)
13 裏側の面(裏面)
14 吊りピース
15 差し込み凹部
16 スリット板
161 貫通孔
17 上端面
18 下端面
2 支柱
21 溝形鋼
211 底壁
2111 内面
2112 外面
212 側壁
213 溝部
214 リップ部
22 接合部材
3 防音壁
4 防音構造
5 ばね装置
51 固定部
52 付勢部
521 立ち上がり部
522 延出部
523 境界部分
53 幅方向の端部
6 第2ばね装置
8 既存の防音壁
81 既存支柱
811 フランジ部
82 既存壁
83 支持板
84 補強板

Claims (10)

  1. 鉛直方向に延びる複数の支柱と、前記複数の支柱のうち一対の支柱の間に配置されるパネルとを備える壁構造であって、
    前記支柱のそれぞれは、底壁および一対の側壁によって画定される溝部を有する溝形鋼が、前記底壁同士を対向させた状態で一対配置され、一対の溝形鋼は、前記底壁を貫通する接合部材によって接合され、前記接合部材は、前記溝部内で前記底壁から突出しており、
    前記パネルは、前記一対の支柱が離間する方向となる幅方向の縁部が、前記一対の支柱のそれぞれに設けられた前記溝部に挿入された状態で、前記支柱に支持されるように構成され、
    前記パネルまたは前記支柱は、前記パネルが前記支柱の前記溝部に挿入される際に、前記パネルの前記縁部と前記底壁から突出した前記接合部材との接触を防止するばね装置を備えている、壁構造
  2. 前記ばね装置は、前記パネルのうち、前記底壁と対向する前記パネルの端面に設けられ、前記ばね装置は、前記パネルの端面が前記底壁から離れる方向に前記パネルを付勢する、請求項1に記載の壁構造
  3. 前記パネルがさらに、前記パネルの表面および/または裏面に、前記溝形鋼の前記側壁に対向する位置に設けられた第2ばね装置を備えている、請求項2に記載の壁構造
  4. 前記溝形鋼は、前記一対の側壁の先端から対向する側壁に向かって鉤状に突出するリップ部を有するリップ付き溝形鋼であり、
    前記ばね装置は、前記パネルの前記幅方向で両方の縁部において前記溝形鋼の前記側壁と対向する面に設けられ、
    前記ばね装置は、前記パネルが前記溝部に挿入されて前記鉛直方向に移動する際に、前記パネルの前記幅方向への移動が規制されるように、前記リップ部にガイドされるように構成されている、請求項1に記載の壁構造
  5. 前記ばね装置は、前記パネルの厚さ方向での前記パネルの移動を抑制するように、前記側壁を弾性的に押圧する、請求項4に記載の壁構造
  6. 前記パネルは、
    前記パネルの上端面から突出して設けられた揚重用の吊りピースと、
    前記パネルの下端面に設けられ、前記パネルが上下に積み重ねられたときに、直下の段に配置される前記パネルの前記吊りピースを挿入可能な差し込み凹部とを有する、請求項1~5のいずれか1項に記載の壁構造
  7. 前記パネルは、鉛直方向に延びる複数の支柱と、前記複数の支柱のうち一対の支柱の間に配置される防音壁とを備える防音構造において、前記防音壁を構成する防音パネルである、請求項1~6のいずれか1項に記載の壁構造
  8. 前記ばね装置は、前記溝形鋼の前記底壁に設けられ、前記ばね装置は、前記パネルのうち、前記底壁と対向する前記パネルの端面が前記底壁から離れる方向に前記パネルを付勢する、請求項に記載の壁構造
  9. 前記支柱がさらに、前記溝形鋼の前記側壁において、前記パネルの表面および/または裏面に対向する位置に設けられた第2ばね装置を備えている、請求項に記載の壁構造
  10. 鉛直方向に延びる複数の支柱と、前記複数の支柱のうち一対の支柱の間に配置される壁とを備える壁構造において、前記壁を構成するパネルであって、
    前記支柱のそれぞれは、底壁および一対の側壁によって画定される溝部を有する溝形鋼が、前記底壁同士を対向させた状態で一対配置され、一対の溝形鋼は、前記底壁を貫通する接合部材によって接合され、前記接合部材は、前記溝部内で前記底壁から突出しており、
    前記パネルは、前記一対の支柱が離間する方向となる幅方向の縁部が、前記一対の支柱のそれぞれに設けられた前記溝部に挿入された状態で、前記支柱に支持されるように構成され、
    前記パネルは、前記パネルが前記支柱の前記溝部に挿入される際に、前記パネルの前記縁部と前記底壁から突出した前記接合部材との接触を防止するばね装置を備え、
    前記ばね装置は、前記パネルのうち、前記底壁と対向する前記パネルの端面に設けられ、前記ばね装置は、前記パネルの端面が前記底壁から離れる方向に前記パネルを付勢する、パネル。
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