以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、本発明に係る印刷装置として、サーマルヘッドを利用してテープ状の被印刷媒体に印刷する感熱式のサーマルプリンタを例示する。また、以下の説明では、例示する印刷装置における周知の構成、機能、及び動作等に関する詳細な説明を省略する。
図1は、印刷装置の外観の一例を説明する平面図である。図2は、図1に例示した印刷装置の蓋を開いた状態の部分拡大平面図である。図1及び図2において、下線が引かれた数字9は、媒体アダプタ11やテープロール12等に印字された情報であり、被印刷媒体13の幅が9mmであることを示している。
図1及び図2に例示した印刷装置1は、媒体アダプタ11を収容するアダプタ収容部201が設けられた装置筐体2と、装置筐体2のアダプタ収容部201の開口を開閉可能な態様で装置筐体2に取り付けられた蓋4とを含む。媒体アダプタ11は、印刷装置1に供給するテープ状の被印刷媒体13を含むテープロール12を収容する容器である。テープロール12は、テープ状の長尺な被印刷媒体13を巻き取ってロールにしたものであり、媒体アダプタ11内に回転可能に収容される。被印刷媒体13は、例えば、粘着層を有するテープ層と、該テープ層における粘着層を保護する保護層とを含む多層構造になっている。感熱式のサーマルプリンタによる印刷に利用可能な被印刷媒体13のテープ層は、例えば、所定の温度以上の熱を印加することにより発色又は変色する感熱記録材料層を含む。また、装置筐体2のアダプタ収容部201には、幅が異なる複数種類の被印刷媒体13(テープロール12)のそれぞれと対応する媒体アダプタ11を収容することができる。例えば、アダプタ収容部201には、テープ幅12mmの被印刷媒体13(テープロール12)と対応した媒体アダプタを収容することができ、別のテープ幅(例えば18mm)の被印刷媒体13と対応した媒体アダプタを収容することもできる。
媒体アダプタ11に収納されたテープロール12から供給される被印刷媒体13は、装置筐体2に設けられた搬送経路に沿って搬送することができる。図2に例示した印刷装置1では、媒体アダプタ11の外部に引き出された被印刷媒体13は、プラテンローラ6と印刷ユニット7のサーマルヘッド701との間を通り、少なくとも被印刷媒体13を搬送する動作が行われる間、プラテンローラ6とサーマルヘッド701とにより挟持される。プラテンローラ6は、例えば、DCモータ等のモータからの動力により、挟持する被印刷媒体13を装置筐体2の排出口202に向けて送り出す方向に回転する。サーマルヘッド701は、複数の発熱素子を有し、該複数の発熱素子の各々に対する発熱するか否かの制御は印刷データに基づいて個別に行われる。印刷装置1では、被印刷媒体13を装置筐体2の排出口202に向けて送り出す方向にプラテンローラ6を回転させて被印刷媒体13を搬送しながら被印刷媒体13への印刷を行う。このとき、印刷装置1では、被印刷媒体13の搬送量と印刷データとに基づいて、サーマルヘッド701の発熱させる発熱素子の組み合わせを制御する。印刷装置1は、被印刷媒体13を搬送するときのプラテンローラ6の回転方向を、被印刷媒体13をプラテンローラ6と接触する装置筐体2の排出口202に向けて送り出す方向と、該方向とは反対の方向とに切り替え可能であってもよい。
また、図1及び図2に例示した印刷装置1は、切断ユニット8により被印刷媒体13を切断することができる。切断ユニット8は、装置筐体2に設けられた搬送経路における、プラテンローラ6とサーマルヘッド7とにより被印刷媒体13を挟持する位置と、装置筐体2の排出口202の位置との間に配置される。切断ユニット8は、被印刷媒体13の全体を切断するカッターを有する。切断ユニット8は、被印刷媒体13の全体を切断する第1のカッターと、被印刷媒体13の一部を切断する第2のカッターとを有してもよい。第2のカッターは、例えば、多層構造の被印刷媒体13における1つ以上の層(例えば、テープ層の粘着層を保護する保護層)が完全に切断されないように該被印刷媒体13の残りの層(例えば、粘着層を含むテープ層全体)を切断する。また、第2のカッターは、例えば、被印刷媒体13にミシン目を入れるカッターであってもよい。
また、図1及び図2に例示した印刷装置1は、装置筐体2にキーボード領域3が設けられており、蓋4に表示装置5が設けられている。キーボード領域3には、被印刷媒体13に印刷する文字列の入力、図形の選択、及び印刷条件の設定等に利用される複数のキーが配置されている。表示装置5には、被印刷媒体13に印刷する文字列や図形等の印刷イメージ、及び印刷条件の設定等が表示される。
図3は、一実施形態に係る印刷装置の構成例を説明するブロック図である。
本実施形態の印刷装置1は、図3に例示したように、制御部20、記憶部21、入力部23、表示部24、テープ検知部25、搬送部26、印刷部27、及びカット部28を含む。
制御部20は、印刷装置1全体の動作を制御する。印刷装置1では、例えば、OS(Operating System)及び後述する処理を含むプログラム等の各種プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、制御部20として機能する。記憶部21は、上述した各種プログラムを含む、印刷装置1の動作に必要な各種の情報を記憶する。記憶部21は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含む。印刷装置1は、例えば、制御部20及び記憶部21の一部として機能するFPGA(Field Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を含んでもよい。
本実施形態の印刷装置1における制御部20は、被印刷媒体13に印刷する文字列を縦書きで印刷(以下「縦書き印刷」という)するときの文字の配置に関する制御の一部を担う検索部201、判定部202、及び変換部203を含む。検索部201は、被印刷媒体13に印刷する文字列(以下「印刷文字列」という)内の算用数字(アラビア数字)を検索して抽出する。判定部202は、印刷文字列における、検索部201で抽出した算用数字の前方及び後方のうちの少なくとも一方に、所定のキーワードが隣接するか否かを判定する。判定部202が判定に用いる所定のキーワードは、例えば、記憶部21の縦書き制御情報211に格納されている。変換部203は、検索部201の検索結果及び判定部202の判定結果に基づいて、印刷文字列を縦書きに変換する。変換部203は、例えば、検索部201で抽出した算用数字が連続する2つ以上の算用数字の組み合わせ(すなわち2桁以上の数値)であり、かつ所定のキーワードが隣接する場合に、該連続する2つ以上の算用数字の組み合わせを算用数字が横書きされた1つの組み合わせ文字として縦書きの文字列内に配置する。特別なことわりがない限り、以下の説明では、1つの組み合わせ文字に含まれる2つ以上の算用数字は横書きにされているものとする。変換部203は、後述するように、連続する2つ以上の算用数字と隣接する所定のキーワードに基づいて、該連続する2つ以上の算用数字を組み合わせ文字とするか否かを判定してもよい。
入力部22は、印刷装置1に対する各種の入力操作を受け付ける。図1及び図2に例示した印刷装置1では、装置筐体2のキーボード領域3に配置された複数のキーが、入力部22として機能する。表示部23は、印刷文字列及び印刷条件の設定等の各種情報を表示する。図1に例示した印刷装置1では、蓋4に設けられた表示装置5が、表示部23として機能する。
テープ検知部24は、媒体アダプタ11により印刷装置1に供給される被印刷媒体(印刷テープ)13の幅等を検知する。印刷装置1では、例えば、装置筐体2のアダプタ収容部201に収容された媒体アダプタ11がどの幅の被印刷媒体13と対応付けられたものであるかを検知するスイッチが、テープ検知部24として機能する。
搬送部25は、制御部20からの制御信号に従って被印刷媒体13を搬送する。印刷装置1では、上述したプラテンローラ6及びDCモータ等のモータを含む搬送機構が、搬送部25として機能する。搬送機構は、例えば、モータの回転方向及び回転速度を制御する電流及び電圧を該モータに印加する駆動回路、並びにプラテンローラ6又はモータの回転量を検知するエンコーダ等を更に含む。
印刷部26は、制御部20からの制御信号に従って被印刷媒体13に印刷する。本実施形態で例示する印刷装置1では、サーマルヘッド701を含む印刷ユニット(印刷機構)7が、印刷部26として機能する。印刷ユニット7は、サーマルヘッド701の複数の発熱素子のうちの発熱させる発熱素子に対して電流を印加する駆動回路、サーマルヘッド701の周囲の温度を検知するサーミスタ等を更に含む。
カット部27は、制御部20からの制御信号に従って被印刷媒体13を切断する。印刷装置1では、上述したカッターを含む切断ユニット8が、カット部27として機能する。切断ユニット8は、被印刷媒体13の全体を切断するカッターのみを含むものであってもよいし、被印刷媒体13の全体を切断する第1のカッターと被印刷媒体13の一部のみを切断する第2のカッターとを含むものであってもよい。切断ユニット8は、カッターを動作させるモータ、該モータに電圧を印加する駆動回路等を更に含む。また、切断ユニット8は、被印刷媒体13の全体を切断するカッターにより切断された被印刷媒体13を装置筐体2の排出口202に向けて排出させる排出機構を含んでもよい。
本実施形態の印刷装置1は、上述のように、縦書き印刷をすることができる。また、本実施形態の印刷装置1は、縦書き印刷をする印刷文字列に算用数字が含まれる場合に、縦書き制御情報211を利用した判定を判定部202が行う。
図4は、縦書き制御情報の一例を説明する図である。図4に例示した縦書き制御情報211は、後方キーワードと、前方キーワードと、数値範囲とを含む。
後方キーワードは、印刷文字列から抽出した連続する2つ以上の算用数字の組を一文字として縦書きにする条件を示す、該算用数字の組の後方に隣接する文字又は文字列の情報である。後方キーワードは、例えば、年,月,及び日等の時間の単位、円及びドル等の通貨の単位、m(メートル)等の長さの単位、並びにkg(キログラム)等の質量の単位を含む。
前方キーワードは、印刷文字列から抽出した連続する2つ以上の算用数字の組を一文字として縦書きにする条件を示す、該算用数字の組の後方に隣接する文字又は文字列の情報である。前方キーワードにおける「-」は、後方キーワードと関連付けられるキーワードが無いことを示す。図4の縦書き制御情報211には、後方キーワードの「年」と関連付けられる前方キーワードとして、令和,平成,及び昭和等の元号と、西暦とが例示されている。
数値範囲は、後方キーワード、又は前方キーワードと隣接する印刷文字列内の算用数字を一文字として縦書きにするか否かの判定に用いる数値範囲の情報である。数値範囲における「-」は、後方キーワード又は前方キーワードと関連付けられる数値範囲が無いことを示す。
例えば、前方キーワードとして例示した元号のうちの過去の元号に続く「年」を表す数値は、元号ごとに取り得る範囲が確定している。例えば、「平成」は31年までであるため、印刷文字列において「平成」に続く算用数字で表された数値が0又は32以上である場合、該数値は「年」を表す数値ではない可能性が高くなる。このため、図4に例示した縦書き制御情報211では、前方キーワードの「平成」に対する数値範囲として「1~31」を関連付けている。図4に例示した縦書き制御情報211を利用すると、判定部202は、検索部201で抽出した算用数字の前方に「平成」が隣接しており、かつ抽出した算用数字が10から31までのいずれかである場合に、該2桁の算用数字を一文字として縦書きにすることができる。また、後方キーワードとして例示した時間の単位としての「月」は、1月から12月までであるため、図4に例示した縦書き制御情報211では、後方キーワードの「月」に対する数値範囲として「1~12」を関連付けている。また、後方キーワードとして例示した時間の単位としての「日」は、1日から31日まであり得るため、図4に例示した縦書き制御情報211では、後方キーワードの「日」に対する数値範囲として「1~31」を関連付けている。
なお、図4の縦書き制御情報211は、連続する2つ以上の算用数字の組を算用数字が横書きされた一文字として縦書きにするか否かの判定をすることが可能な情報を含んでいればよく、情報の形式や形態は適宜変更可能である。例えば、縦書き制御情報211は、前方キーワードを示す情報と後方キーワードを示す情報との2つの別個の情報を含むものであってもよい。また、縦書き制御情報211は、数値範囲を含まない情報であってもよい。更に、縦書き制御情報211は、例えば、通貨の単位、長さの単位、及び質量の単位等を表す後方キーワードと隣接する算用数字のうちの一文字として縦書きにする桁数の上限を、後方キーワードと関連付けられる数値範囲により設定してもよい。
図5は、一実施形態に係る印刷装置による横書き印刷及び縦書き印刷の例を説明する図である。図5には、印刷文字列が「平成31年4月30日」である場合の横書き印刷及び縦書き印刷の例を示している。
図5における被印刷媒体13の下方に示した「搬送方向」は、印刷装置1で印刷をするときに被印刷媒体13が移動する方向である。すなわち、印刷をするときには、図5に示した被印刷媒体13上における左端から右端に向かって、被印刷媒体13に対するサーマルヘッド701の相対位置が変化する。図5における被印刷媒体13の左方に示した「幅方向」は、被印刷媒体13の幅(テープ幅)の方向である。
印刷装置1に入力された印刷文字列は、例えば、図5に例示したように横書きで表示装置5に表示される。このような印刷文字列を横書きでテープ状の被印刷媒体13に印刷する場合、印刷装置1は、被印刷媒体13の印刷領域1301内に、各文字の上下方向が被印刷媒体13の幅方向と一致し、印刷文字列内の文字を搬送方向とは反対の方向に順次並べて印刷する。
一方、「平成31年4月30日」という印刷文字列を縦書きでテープ状の被印刷媒体13に印刷する場合、印刷装置1は、被印刷媒体13の印刷領域1302内に、各文字の左右方向が被印刷媒体13の幅方向と一致するように各文字を90度回転させ、印刷文字列内の文字を搬送方向とは反対の方向に順次並べて印刷する。このとき、本実施形態の印刷装置1では、上述した縦書き制御情報211を利用することにより、2桁の算用数字である「31」及び「30」を、それぞれ一文字として90度回転させて縦書きにする。このため、被印刷媒体13の印刷領域1302に縦書きで印刷をされた文字列における「平成」と「年」との間の「3」及び「1」が、被印刷媒体13の幅方向に並んだ(すなわち横書きの)「31」となる。同様に、被印刷媒体13の印刷領域1302に縦書きで印刷をされた文字列における「月」と「日」との間の「3」及び「0」は、被印刷媒体13の幅方向に並んだ(すなわち横書きの)「30」となる。このように、2桁の算用数字としての意味を持つ「31」及び「30」を、それぞれ一文字として縦書きに変換することにより、算用数字の持つ意味を把握しやすくなる。
例えば、従来の印刷装置において「平成31年」を縦書きで印刷する場合、図示は省略するが、「平」、「成」、「3」、「1」、及び「年」の5文字を縦方向に並べて印刷し、「31」という2桁の数値が「3」と「1」とに分割されて縦方向に並ぶことがある。このような縦書き印刷をした場合、連続する算用数字の桁数が大きくなると、算用数字の持つ意味を把握しづらいことがある。逆に、前述した特許文献1の文書処理方法では、印刷文字列内に連続する算用数字の組が存在する場合に該算用数字の組を一文字として縦書きにするため、連続する算用数字を個別の算用数字に分割して縦書きをすることが好ましい場合にも、該連続する算用数字を一文字として縦書きにしてしまう。
これに対し、本実施形態の印刷装置1では、上述のように、連続する2つ以上の算用数字の組の前方又は後方に所定のキーワード(文字又は文字列)が隣接する場合にのみ、連続する2つ以上の算用数字の組を一文字として縦書きに変換する。このため、本実施形態の印刷装置1では、連続する2つ以上の算用数字で表される部分文字列を含む文字列の縦書きでの配置を、部分文字列の持つ意味を把握しやすい、最適な配置となるようにすることができる。
図6は、一実施形態に係る印刷装置が行う動作の一例を説明するフローチャートである。図6には、印刷装置1が行う種々の動作のうち、印刷文字列を含む印刷データに基づいて被印刷媒体13に印刷を行う動作に関するフローチャートを例示している。印刷装置1の利用者が印刷文字列の入力、印刷条件の設定、被印刷媒体13のカットに関する設定等を行い、印刷実行のための操作を行うと、印刷装置1は、図6に例示したフローチャートに沿った処理を行う。
印刷装置1は、まず、印刷文字列及び印刷設定を取得し(ステップS1)、印刷設定に基づいて横書き印刷と縦書き印刷のどちらであるかを判定する(ステップS2)。ステップS1及びS2は、制御部20が行う。印刷設定は、例えば、印刷する文字のフォント(書体及び大きさ)の設定、横書き印刷及び縦書き印刷のどちらで印刷するかの設定、及び印刷枚数の設定等の印刷条件の設定と、被印刷媒体13のカットに関する設定とを含む。
横書き印刷の場合(ステップS2;横書き)、印刷装置1は、印刷文字列を横書きの文字列に展開する横書き展開を行う(ステップS3)。ステップS3の処理は、制御部20が行う。制御部20は、周知の印刷装置における横書き展開と同様の処理を行う。
一方、縦書き印刷の場合(ステップS2;縦書き)、印刷装置1は、前述した縦書き制御情報211を利用して印刷文字列を縦書きの文字列に展開する縦書き展開を行う(ステップS4)。ステップS4の処理は、制御部20が行う。より具体的には、制御部20の検索部201、判定部202、及び変換部203が行う。ステップS4の具体的な処理の内容については、図7~図11を参照して後述する。
横書き展開(ステップS3)、又は縦書き展開(ステップS4)が終了すると、印刷装置1は、横書き展開又は縦書き展開された印刷文字列、及び印刷設定に基づいて、被印刷媒体13への印刷及び被印刷媒体13のカットを行う(ステップS5)。ステップS5の処理は、制御部20による制御のもと、搬送部25、印刷部26、及びカット部27が行う。なお、印刷設定において被印刷媒体13のカットに関する設定がカットしない設定になっている場合、ステップS5では、被印刷媒体13への印刷のみを行う。横書き展開(ステップS3)を行った場合、印刷装置1は、文字の上下方向が被印刷媒体13の幅方向と一致する向きで印刷文字列を横書き印刷する(図5の横書きの例を参照)。縦書き印刷を行った場合、印刷装置1は、文字の左右方向が被印刷媒体13の幅方向と一致する向きで印刷文字列を縦書き印刷する(図5の縦書きの例を参照)。
本実施形態の印刷装置1では、印刷文字列を縦書き展開する処理(ステップS4)において、前述した縦書き制御情報211を利用する。本実施形態の印刷装置1は、ステップS4の縦書き展開する処理として、例えば、図7に例示したフローチャートに沿った処理を行う。
図7は、縦書き展開する処理の一例を説明するフローチャートである。
縦書き展開する処理を開始すると、印刷装置1は、印刷文字列内の一文字を読み込む(ステップS10)。ステップS10の処理は、検索部201が行う。ステップS10で読み込む文字は、印刷文字列内の文字列のうちの、まだ読み込んでいない文字のうちの印刷文字列内での並び順で最初の文字とする。
次に、印刷装置1は、読み込んだ文字が算用数字(アラビア数字)であるか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11の判定は、検索部201が行う。読み込んだ文字が算用数字ではない場合(ステップS11;NO)、印刷装置1は、読み込んだ一文字を縦書きに展開する(ステップS15)。ステップS15の処理は、変換部203が行う。このとき、変換部23は、例えば、読み込んだ一文字を全角文字として縦書きに展開する。
一方、読み込んだ文字が算用数字である場合(ステップS11;YES)、印刷装置1は、読み込んだ文字(算用数字)を含む、連続する算用数字の組である算用数字列を読み込む(ステップS12)。ステップS12の処理は、検索部201が行う。なお、ステップS12において検索部201が読み込む算用数字列は、1文字(1桁の数値)であってもよい。
ステップS12の処理の後、印刷装置1は、縦書き制御情報211を利用して、検索部201が読み込んだ算用数字列を一文字(組み合わせ文字)とするか否かを判定する。この判定は、判定部202が行う。判定部202は、まず、印刷文字列のうちの、検索部201が読み込んだ算用数字列の直前の文字列が縦書き制御情報211の前方キーワードの1つと一致するか否かを判定する(ステップS13)。算用数字列の直前の文字列は、該算用数字列の前方の隣接する文字又は文字列である。一致する場合(ステップS13;YES)、判定部202は、次に、読み込んだ算用数字列が組み合わせ文字の数値範囲内であるか否かを判定する(ステップS16)。前方キーワードが一致した場合に行うステップS16の判定では、判定部202は、縦書き制御情報211において一致した前方キーワードと関連付けられた数値範囲に基づいて、組み合わせ文字の数値範囲内であるか否かを判定する。一致した前方キーワードと関連付けられた数値範囲内である場合、及び一致した前方キーワードと関連付けられた数値範囲が無い場合(すなわち数値範囲の制限がない場合)、判定部202は、組み合わせ文字の数値範囲内であると判定する。組み合わせ文字の数値範囲内である場合(ステップS16;YES)、印刷装置1は、連続する算用数字列を1つの組み合わせ文字として縦書きに展開する(ステップS17)。ステップS17の処理は、変換部203が行う。このとき、変換部203は、例えば、1つの組み合わせ文字における上下方向の寸法を印刷設定に基づいて導出される全角文字の寸法として縦書きに展開する。変換部203が行うステップS17の処理の内容については後述する。組み合わせ文字の数値範囲内ではない場合(ステップS16;NO)、印刷装置1は、読み込んだ算用数字列に含まれる1つ以上の算用数字のそれぞれを、一文字ずつ個別に縦書きに展開する(ステップS15)。
読み込んだ算用数字列の直前の文字列が前方キーワードと一致しない場合(ステップS13;NO)、判定部202は、次に、読み込んだ算用数字列の直後の文字列が縦書き制御情報211の後方キーワードの1つと一致するか否かを判定する(ステップS14)。算用数字列の直後の文字列は、該算用数字列の後方の隣接する文字又は文字列である。一致する場合(ステップS14;YES)、判定部202は、次に、読み込んだ算用数字列が組み合わせ文字の数値範囲内であるか否かを判定する(ステップS16)。後方キーワードが一致した場合に行うステップS16の判定では、判定部202は、縦書き制御情報211において一致した後方キーワードと関連付けられた数値範囲に基づいて、組み合わせ文字の数値範囲内であるか否かを判定する。一致した後方キーワードと関連付けられた数値範囲内である場合、及び一致した後方キーワードと関連付けられた数値範囲が無い場合(すなわち数値範囲の制限がない場合)、判定部202は、組み合わせ文字の数値範囲内であると判定する。組み合わせ文字の数値範囲内である場合(ステップS16;YES)、印刷装置1は、連続する算用数字列を1つの組み合わせ文字として縦書きに展開する(ステップS17)。組み合わせ文字の数値範囲内ではない場合(ステップS16;NO)、印刷装置1は、読み込んだ算用数字列に含まれる1つ以上の算用数字のそれぞれを、一文字ずつ個別に縦書きに展開する(ステップS15)。
ステップS15又はステップS17の処理の後、印刷装置1は、縦書きに展開していない文字があるか否かを判定する(ステップS18)。展開していない文字がある場合(ステップS18;YES)、印刷装置1は、ステップS10以降の処理を行う。展開していない文字が無い場合(ステップS18;NO)、印刷装置1は、縦書き展開する処理(ステップS4)を終了する。
このように、図4に例示した縦書き制御情報211を利用して印刷文字列を縦書きに展開する処理では、連続する算用数字列の前方及び後方のいずれか一方の文字列(一文字の場合を含む)が所定のキーワードと一致し、かつ算用数字列が所定の数値範囲内である場合には、算用数字列を1つの組み合わせ文字として縦書きに展開する。本実施形態の印刷装置1の変換部203は、連続する算用数字列を1つの組み合わせ文字として展開する処理(ステップS17)として、例えば、図8に例示したフローチャートに沿った処理を行う。
図8は、連続する算用数字列を組み合わせ文字として展開する処理の一例を説明するフローチャートである。
ステップS17の組み合わせ文字として展開する処理において、変換部203は、まず、一文字分の文字幅の相対値rを1に設定する(ステップS1701)。
次に、変換部203は、組み合わせ文字の半角換算文字数nを導出する(ステップS1702)。ステップS203において、変換部203は、1つの半角の算用数字を1文字とし、1つの全角の算用数字を2文字として、半角換算文字数nを導出する。
次に、変換部203は、導出した半角換算文字数nが3以上であるか否かを判定する(ステップS1703)。n≧3の場合(ステップS1703;YES)、変換部203は、文字幅の相対値rをr=2/nに変更し(ステップS1704)、組み合わせ文字に含まれる算用数字の文字幅をr倍して組み合わせ文字全体を縦書きに展開する(ステップS1705)。一方、n≦2の場合(ステップS1703;NO)、変換部203は、文字幅の相対値rを変更せずに、組み合わせ文字に含まれる算用数字の文字幅をr倍して組み合わせ文字全体を縦書きに展開する(ステップS1705)。ステップS1705におけるr倍する前の算用数字の文字幅は、例えば、印刷設定において指定されている該算用数字のフォント(例えば、書体、全角及び半角のどちらであるか、並びに文字サイズ)に基づいて導出される。ステップS1705の処理を終えると、印刷装置1は、ステップS17の処理を終了する。
このように、図8に例示したフローチャートに沿った処理では、1つの組み合わせ文字とする連続した算用数字を、その算用数字に含まれる文字数に応じた文字幅で展開する。すなわち、本実施形態の印刷装置1では、算用数字の配置及び文字幅を含む印刷の形態を、縦書き印刷に適した形態にする。例えば、1つの組み合わせ文字とする連続した算用数字の文字数が半角換算で3文字以上である場合、該組み合わせ文字全体での文字幅が全角1文字分になるように、組み合わせ文字に含まれる各文字の文字幅を印刷設定に基づいて導出される文字幅よりも狭くする。
図9は、図8のフローチャートに沿った処理の具体例を説明する図である。図9には、「平成31年4月30日」という印刷文字列を縦書きに展開してテープ幅W1の被印刷媒体13に印刷する例を示している。
図9に例示した印刷文字列を縦書きに展開する場合、印刷装置1の検索部201は、先頭の文字「平」から順に一文字ずつ読込、算用数字であるか否かを判定する。「平」及び「成」は、それぞれ、全角の漢字であり、算用数字ではない(ステップS11;NO)。このため、印刷装置1の変換部203は、「平」及び「成」の各文字を全角一文字として、文字の左右方向が被印刷媒体13の幅方向と一致する向きに回転させる(ステップS15)。このとき、変換部203は、例えば、「平」及び「成」の各文字の幅方向の中心を、被印刷媒体13の印刷領域1302における幅方向の中心に合わせるように縦書き配置にする。
「平」及び「成」の各文字を縦書きに展開した後、検索部201は、「成」の直後の「3」を読み込む。「3」は算用数字であるため(ステップS11;YES)、検索部201は、その「3」を含む連続する算用数字列「31」を読み込む(ステップS12)。「31」を読み込むと、印刷装置1の判定部202が、縦書き制御情報211を利用して、読み込んだ「31」を1つの組み合わせ文字として縦書きに展開するか否かを判定する。「31」の前方には「平成」が隣接しており、かつ縦書き制御情報211において「平成」と関連付けられている数値範囲は1~31である。このため、判定部202は、「31」を1つの組み合わせ文字として縦書きに展開する(ステップS17)。
図9に例示した印刷文字列における「31」の「3」及び「1」は、それぞれ半角文字であるため、組み合わせ文字「31」の半角換算文字数nは2となる(ステップS1702)。n=2の場合(ステップS1703;NO)、変換部203は、文字幅の相対値rを1として1文字分の幅をr倍し、組み合わせ文字「31」の全体を縦書きに展開する(ステップS1705)。組み合わせ文字「31」は半角の2文字を組み合わせた文字であるため、組み合わせ文字「31」の文字幅は全角1文字分となる。
この後、印刷装置1は、「年」、「4」、「月」、「30」、及び「日」のそれぞれを縦書きに展開する。このとき「4」及び「30」は、組み合わせ文字として縦書きに展開される。
このような方法で印刷文字列「平成31年4月30日」を縦書きに展開して被印刷媒体13に印刷をすると、図9に例示したように、被印刷媒体13の印刷領域1302内に印刷文字列が縦書きで印刷される。印刷領域1302の幅WE1は、例えば、被印刷媒体13の幅W1と、印刷設定において指定される、被印刷媒体13における幅方向の端部の余白とに基づいて定められる。また、組み合わせ文字「31」、「4」、及び「30」は、それぞれ、上述したように、1つの組み合わせ文字の文字幅が全角1文字分となるようにして縦書きに展開される。このため、図9に例示したように、被印刷媒体13に縦書きで印刷される「平」及び「成」等の全角文字の幅が印刷領域1302の幅WE1以下となる場合、組み合わせ文字「31」、「4」、及び「30」のそれぞれと対応する数字1311、1312、及び1313も、印刷領域1302内に収まるように印刷される。
このように、縦書きに展開するときの1つの組み合わせ文字が半角換算で1文字又は2文字である場合には、組み合わせ文字に含まれる算用数字の文字幅を変更することなく展開して印刷することができる。
図10は、一実施形態に係る印刷装置による横書き印刷及び縦書き印刷の別の例を説明する図である。図10には、「特価980円」という印刷文字列を横書きで印刷する例と、図7及び図8のフローチャートに沿って縦書きに展開して縦書き印刷する例とを示している。更に、図10には、印刷文字列を縦書きに展開して印刷する場合の変形例1を示している。図10に例示した印刷文字列における連続する3つの算用数字「9」、「8」、及び「0」は、いずれも半角である。
「特価980円」という印刷文字列を横書きで印刷する場合には、図10に例示したように、「特」、「価」、「9」、「8」、「0」、及び「円」の各文字がこの順で被印刷媒体13の搬送方向に沿って並び、かつ各文字の上下方向が被印刷媒体13の幅方向と一致する向きになるよう、被印刷媒体13の印刷領域1303に印刷される。このとき、連続する3つの算用数字「9」、「8」、及び「0」のそれぞれの文字幅は、例えば、「特」及び「円」等の全角文字の文字幅の約半分となる。このため、被印刷媒体13に印刷された「980」という3桁の数字を一文字とした場合の文字幅WCは、全角1文字分の幅よりも広くなる。
「特価980円」という印刷文字列を、図7のフローチャートに沿って縦書きに展開する場合、3つの連続する算用数字列「980」が1つの組み合わせ文字となる。このため、図10に例示したように、「特」、「価」、「980」、及び「円」の各文字がこの順で被印刷媒体13の搬送方向に沿って並び、かつ各文字の左右方向が被印刷媒体13の幅方向と一致する向きになるように展開され、被印刷媒体13の印刷領域1303に印刷される。また、「980」という組み合わせ文字は半角換算文字数nが3であるため、図8のフローチャートに沿って組み合わせ文字「980」を縦書きに展開する場合、文字幅の相対値rを2/3にし(ステップS1704)、「9」、「8」、及び「0」の各文字の幅をr倍(すなわち、印刷設定に基づいて導出される文字幅の(2/3)倍)にして展開する。このように、図7及び図8のフローチャートに沿って印刷文字列を縦書きに展開した場合、組み合わせ文字「980」の幅は、横書き印刷の例で説明した印刷設定に基づく文字幅WCの(2/3)倍となる。具体的には、幅WE1(<WC)の印刷領域1304内に印刷される組み合わせ文字「980」と対応する数字1314は、半角3文字分の文字幅から半角2文字分(すなわち全角1文字分)に変更される。このため、被印刷媒体13の印刷領域1304の幅WE1が印刷設定に基づく「980」の文字幅WCよりも狭い場合であっても、該「980」の文字幅を他の全角文字の文字幅と揃えて、縦書き展開された印刷文字列を印刷領域1304内に印刷することができる。したがって、本実施形態の印刷装置1では、被印刷媒体13に縦書きで印刷する文字列に含まれる算用数字を、縦書きでの印刷に適した形態(配置及び文字幅)に変換することができる。
なお、本実施形態の印刷装置1は、上述したように、幅が異なる複数種類の被印刷媒体13を利用可能であり、アダプタ収容部201に収容する媒体アダプタ11を交換することにより、例えば、幅W2(>W1)の被印刷媒体13に印刷することもできる。図10には、縦書き印刷の変形例1として、印刷領域1305の幅WE2が印刷設定に基づく組み合わせ文字「980」の文字幅WCよりも広い被印刷媒体13に縦書き印刷をする例を示している。印刷設定に基づく組み合わせ文字「980」の文字幅WCは、半角3文字分の幅であるため、全角1文字の文字幅よりも広い。このため、変形例1のように印刷領域1305の幅WE2が印刷設定に基づく組み合わせ文字「980」の文字幅WCよりも広い場合、縦書きに展開される「特」、「価」、「980」、及び「円」の各文字の文字幅を印刷設定に基づく幅よりも狭くすることなく、展開して印刷することができる。したがって、連続する算用数字列を組み合わせ文字列として縦書きに展開する処理(ステップS17)は、図8に例示したフローチャートに沿った処理に限らず、例えば、図11に例示したフローチャートに沿った処理であってもよい。
図11は、連続する算用数字列を組み合わせ文字として展開する処理の別の例を説明するフローチャートである。
図11を参照して説明するステップS17の組み合わせ文字として展開する処理においても、印刷装置1の変換部203は、まず、一文字分の文字幅の相対値rを1に設定する(ステップS1711)。次に、変換部203は、組み合わせ文字の半角換算文字数nを導出する(ステップS1712)。
次に、変換部203は、印刷設定に基づいて組み合わせ文字の印字幅WCを導出する(ステップS1713)。ステップS1713では、変換部203は、例えば、組み合わせ文字に含まれる算用数字を印刷設定に基づいて横書き印刷した場合の該組み合わせ文字全体の印字幅WCを導出する。印刷設定における文字のフォントが等幅フォントである場合、変換部203は、例えば、印刷設定に基づいて導出される半角1文字分の文字幅と、組み合わせ文字の半角換算文字数nとに基づいて印字幅WCを導出してもよい。
次に、変換部203は、被印刷媒体13の有効印刷幅WEを導出する(ステップS1714)。ステップS1714では、変換部203は、例えば、テープ検知部24により検知した被印刷媒体13の幅、又は印刷設定において設定されている被印刷媒体13の幅と、被印刷媒体13の幅方向の端部に設定される余白領域の幅方向の寸法とに基づいて、有効印刷幅WEを導出する。
次に、変換部203は、導出した印字幅WCと導出した有効印刷幅WEとの大小関係がWC>WEであるか否かを判定する(ステップS1715)。WC>WEの場合(ステップS1715;YES)、変換部203は、文字幅の相対値rをWE/WCに変更し(ステップS1716)、1文字分の幅をr倍して組み合わせ文字全体を縦書きに展開する(ステップS1717)。一方、WC≦WEの場合(ステップS1715;NO)、変換部203は、文字幅の相対値rを変更せず(すなわち、r=1のまま)、1文字分の幅をr倍して組み合わせ文字全体を縦書きに展開する(ステップS1717)。ステップS1717の処理を終えると、印刷装置1は、ステップS17の処理を終了する。
図11に例示したフローチャートに沿った処理では、被印刷媒体13の有効印刷幅WEと、印刷設定に基づいた組み合わせ文字の印字幅WCとの大小関係がWC>WEの場合にのみ、組み合わせ文字に含まれる算用数字の文字幅を狭くする。このため、WC≦WEの場合には組み合わせ文字に含まれる算用数字の文字幅を狭くすることなく、縦書きに展開して印刷することができる。したがって、半角換算文字数nが3以上となる組み合わせ文字を縦書きで印刷する場合に、有効印刷幅WEに基づいて特定される印刷領域全体を有効利用した最適な文字幅で組み合わせ文字を印刷することができる。これにより、例えば、不要な文字幅の縮小で組み合わせ文字に含まれる各算用数字が細長くなり読みづらくなることを防ぐことができる。
図9及び図10を参照した上記の説明では、連続する半角の算用数字を組み合わせ文字として縦書きに展開する例を挙げているが、組み合わせ文字の対象とする算用数字は、全角であってもよい。また、印刷文字列の連続する算用数字を読み込む場合、該連続する算用数字は、例えば、桁区切り記号「,(カンマ)」や小数点記号「.(ピリオド)」等を含んでもよい。例えば、「1,000円」という印刷文字列を縦書きに展開する場合、桁区切り記号を含む「1,000」を1つの組み合わせ文字として縦書きに展開してもよい。また、例えば、「10.5kg」という印刷文字列を縦書きに展開する場合、小数点記号を含む「10.5」を1つの組み合わせ文字として縦書きに展開してもよい。更に、算用数字と非算用数字とを含む印刷文字列を縦書きに展開する場合の各文字の上下方向の寸法や文字の間隔は、適宜変更可能である。
図12は、一実施形態に係る印刷装置による縦書き印刷の第1の応用例を説明する図(その1)である。図13は、一実施形態に係る印刷装置による縦書き印刷の第1の応用例を説明する図(その2)である。
図12の(a1)には、「平成31年4月30日」という印刷文字列を幅W1の被印刷媒体13に横書きで印刷した例を示している。この横書き印刷の例では、印刷領域1301内に印刷される文字の高さ(上下方向の寸法)HCが、該印刷領域1301の幅(有効印刷幅)WE1よりも短く、印刷領域1301内の上下の端部に余白が生じている。また、「平成31年4月30日」という印刷文字列において「年」と「月」との間にあるのは、半角1文字の算用数字「4」である。半角の算用数字「4」の文字幅WC1は、「月」等の全角文字の文字幅WC2の約半分である。このため、半角換算文字数nが15である「平成31年4月30日」という印刷文字列を被印刷媒体13に横書きで印刷した場合、印刷領域1301の搬送方向の長さLP1は、およそ半角15文字分(言い換えると全角7.5文字分)となる。また、被印刷媒体13に印刷をしてラベルを作成する場合、印刷領域1301における搬送方向の両側に余白を設けることがある。余白を設ける場合、作成されるラベルの長さLL1は、印刷領域1301の搬送方向の長さLP1に、設ける余白の搬送方向の長さを加えた長さとなる。
図12の(a2)には、「平成31年4月30日」という印刷文字列を幅W1の被印刷媒体13に縦書きで印刷した場合の第1の例を示している。この縦書き印刷の第1の例では、「平」、「成」、「31」、「年」、「4」、「月」、「30」、及び「日」の各文字を縦書きに展開する(すなわち縦方向に並べる)ときに、各文字の間隔を文字の高さHCに応じた間隔となるようにしている。この場合、印刷領域1302の搬送方向の長さは、およそ全角8文字分となるため、横書きで印刷した場合の印刷領域1301の長さLP1よりもΔL1だけ長くなる。
本実施形態の印刷装置1では、例えば、幅W1の被印刷媒体13に対し、「平成31年4月30日」という印刷文字列を横書きで印刷する処理と、該印刷文字列を縦書きで印刷する処理とを続けて行うことが可能である。横書きで印刷する処理と縦書きで印刷する処理とを続けて行う場合、例えば、横書きで印刷して作成されたラベルの長さと、縦書きで印刷して作成されたラベルの長さとを同じ長さにしたいことがある。このため、縦書き印刷をする場合には、例えば、図12の(a3)に示した縦書き印刷の第2の例ように、縦書きに展開された印刷文字列を印刷する印刷領域1306の搬送方向の長さを横書きで印刷する場合の印刷領域1301の搬送方向の長さLP1にし、該印刷領域1306内に印刷文字列の全ての文字が印刷されるように、各文字の高さHCaを(a2)に例示した高さHCよりも小さくして文字の間隔を詰めてもよい。
このように、印刷文字列を縦書きに展開する処理(ステップS17)に半角1文字の算用数字を1つの組み合わせ文字として展開する処理が含まれる場合に、各文字の間隔を詰めて縦書き印刷における印刷領域の搬送方向の長さが横書き印刷における印刷領域の搬送方向の長さになるようにすることで、縦書きで印刷して作成されたラベルが横書きで印刷して作成されたラベルよりも長くなってしまうことを防げる。このため、例えば、縦書きで印刷して作成されたラベルを物品に貼り付けたときにラベルがはみ出てしまうことを防ぐことができる。また、縦書きで印刷して作成されたラベルが横書きで印刷して作成されたラベルよりも長くなってしまうことを防げるため、例えば、縦書きで印刷をすることによる被印刷媒体13の消費量の増加を防ぐことができる。
図13の(b1)には、「特価980円」という印刷文字列を幅W1の被印刷媒体13に横書きで印刷した例を示している。この横書き印刷の例では、印刷領域1301内に印刷される文字の高さ(上下方向の寸法)HCが、該印刷領域1301の幅(有効印刷幅)WE1よりも短く、印刷領域1301内の上下の端部に余白が生じている。また、「特価980円」という印刷文字列において「価」と「円」との間にあるのは、半角3文字の算用数字「980」である。この算用数字「980」の文字幅WCは、「円」等の全角文字の文字幅より大きい。このため、半角換算文字数nが9である「特価980円」という印刷文字列を被印刷媒体13に横書きで印刷した場合、印刷領域1301の搬送方向の長さLP2は、およそ半角9文字分(言い換えると全角4.5文字分)となる。また、被印刷媒体13に印刷をしてラベルを作成する場合、印刷領域1301における搬送方向の両側に余白を設けることがある。余白を設ける場合、作成されるラベルの長さLL2は、印刷領域1301の搬送方向の長さLP1に、設ける余白の搬送方向の長さを加えた長さとなる。
図13の(b2)には、「特価980円」という印刷文字列を幅W1の被印刷媒体13に縦書きで印刷した場合の第1の例を示している。この縦書き印刷の第1の例では、「特」、「価」、「980」、及び「円」の各文字を縦書きに展開する(すなわち縦方向に並べる)ときに、各文字の間隔を文字の高さHCに応じた間隔となるようにしている。この場合、印刷領域1304の搬送方向の長さは、およそ全角4文字分となるため、横書きで印刷した場合の印刷領域1301の長さLP2よりもΔL2だけ短くなる。
このように、縦書き印刷をしたときの印刷領域1304の搬送方向の長さが、横書き印刷をしたときの印刷領域1301の長さLP2よりも短くなる場合、例えば、印刷後に被印刷媒体13の全体をカットしたときに、カットされた被印刷媒体13の長さが不十分で印刷装置1の排出口202から排出されないことがある。このため、例えば、図13の(b3)に示した縦書き印刷の第2の例のように、縦書きに展開された印刷文字列を印刷する印刷領域1309の搬送方向の長さを横書きで印刷する場合の印刷領域1301の搬送方向の長さLP1にし、該印刷領域1309内に印刷文字列の全ての文字が印刷されるようにしてもよい。この場合、例えば、印刷領域1309内の印刷文字列を印刷する領域の搬送方向の長さが縦書きに展開したときの長さになるように、印刷領域1309内の搬送方向の両側に余白1307及び1308を設ける。(b3)に例示した第1の余白1307の寸法L1と、第2の余白1308の寸法L2とは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
印刷文字列を縦書きに展開する処理(ステップS17)に半角3文字以上の算用数字を1つの組み合わせ文字として展開する処理が含まれる場合に、各余白を追加して縦書き印刷における印刷領域の搬送方向の長さが横書き印刷における印刷領域の搬送方向の長さになるようにすることで、縦書きで印刷して作成されたラベルが横書きで印刷して作成されたラベルよりも短くなってしまうことを防げる。このため、例えば、被印刷媒体13に縦書きで印刷してカットすることにより作成されるラベルが印刷装置1から排出されない事態を防ぐことができる。
図12及び図13を参照して説明したように、本実施形態の印刷装置1では、被印刷媒体13に縦書きで印刷する文字列に含まれる算用数字だけでなく、文字列全体の印刷の形態(文字の配置、文字幅、文字間の設定等)を制御することもできる。
また、上述した実施形態では、印刷文字列における算用数字を1つの組み合わせ文字の対象にしている。しかしながら、組み合わせ文字の対象にする文字は、算用数字とは別の所定の文字列を含んでもよい。
図14は、一実施形態に係る印刷装置による縦書き印刷の第2の応用例を説明する図である。図14には、「平成31年4月30日」という印刷文字列を縦書き印刷する場合の応用例を例示している。
例示した印刷文字列における「平成」のような元号を示す文字列は、「平」と「成」とを縦方向に並べて印刷するよりも、「平成」という1つの組み合わせ文字として印刷したほうが読みやすいこともある。このため、例えば、連続する算用数字列の前方に元号を示す前方キーワードが隣接する場合には、該元号を示す文字列も組み合わせ文字とし、図14に示すように、「平成」、「31」、「年」、「4」、「月」、「30」、及び「日」の各文字を縦書きで展開して被印刷媒体13の印刷領域1320内に印刷してもよい。また、図示は省略するが、例えば、「km(キロメートル)」、「mm(ミリメートル)」、及び「kg(キログラム)」等の、2文字以上のアルファベットで表される長さの単位や質量の単位等が含まれる場合、これらの単位を1つの組み合わせ文字とすることで、ラベルに印刷された算用数字の意味を容易に把握することができる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。印刷装置、制御方法、及びプログラムは、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
例えば、印刷文字列に含まれる1文字又は連続する2つ以上の算用数字を組み合わせ文字として縦書きに展開するか否かを判定に利用する縦書き制御情報211は、図4に例示した形式に限らず、適宜変更可能である。例えば、縦書き制御情報211は、組み合わせ文字とする数値範囲を示す情報を含まないものであってもよい。また、例えば、縦書き制御情報211は、後方キーワードが格納された情報と、前方キーワードが格納された情報との2つの別個の情報を含んでもよい。更に、縦書き制御情報211は、例えば、印刷装置1の利用者が前方キーワード及び後方キーワード等の情報を追加又は削除することが可能であってもよい。
また、被印刷媒体13に印刷をするときに印刷装置1のプロセッサが実行するプログラムは、図6及び図7に例示したフローチャートに沿った処理を例示した順番で実行させるものに限らず、適宜変更可能である。例えば、印刷文字列を縦書きに展開するステップS4の処理は、図7のフローチャートに示したステップS16の判定が省略されてもよい。また、元号を示す文字列、年、月、及び日等の時間の単位とは別の長さの単位や質量の単位が後方キーワードに含まれる場合、長さの単位や質量の単位に隣接する2つ以上の算用数字の組は、桁区切り記号及び小数点記号のうちの少なくとも一方を含んで連続する算用数字の組でもよい。小数点記号を含んで連続する算用数字の組の後方に長さの単位又は質量の単位等が隣接する場合、該小数点記号を含んで連続する算用数字全体を1つの組み合わせ文字として縦書きに変換してもよい。また、小数点記号を含んで連続する算用数字の組の後方に長さの単位又は質量の単位等が隣接する場合、該小数点記号を含んで連続する算用数字の組を、小数点記号より前の算用数字を第1の組み合わせ文字とし、小数点記号より後の算用数字を第2の組み合わせ文字として、縦書きに変換してもよい。また、長さの単位や質量の単位等と隣接する算用数字が印刷文字に含まれる場合、例えば、被印刷媒体13における有効印刷WEに応じて、組み合わせ文字にする算用数字の桁数(すなわち連続する算用数字の文字数)の上限を変更してもよい。更に、図7のフローチャートに示したステップS17の処理は、図8を参照して説明した処理、及び図11を参照して説明した処理とは別の処理であってもよい。
また、上述した実施形態では、算用数字と、前方キーワード又は後方キーワードとが隣接する場合に、その算用数字を隣接する前方キーワード又は後方キーワードに応じた形態で縦書きに変換する例を示している。しかしながら、本発明は、これに限らず、算用数字と、前方キーワード又は後方キーワードとが近接する場合、言い換えると、算用数字と、前方キーワード又は後方キーワードとの間に存在する別の文字の文字数が所定の文字数以下である場合(0である場合を含む)に、その算用数字を近接する前方キーワード又は後方キーワードに応じた形態で縦書きに変換するものであってもよい。所定の文字数は、例えば、1文字又は2文字とする。所定の文字数を1文字とした場合、例えば、被印刷媒体に縦書きで印刷する文字列に含まれる「12の月」における「12」は、「月」という後方キーワードと近接する算用数字とみなし、1つの組み合わせ文字として縦書きに変換する。このような処理は、例えば、図7を参照しながら上述した縦書き展開する処理におけるステップS13及びS14を、それぞれ、近接するとみなす文字数の範囲内に所定のキーワードがあるか否かを判定する処理に変更することにより実施可能である。
また、印刷装置1は、上述した感熱記録材料層を含む被印刷媒体13に印刷する感熱式のサーマルプリンタに限らず、インクリボンのインク成分を加熱して被印刷媒体13に転写する熱転写式のサーマルプリンタであってもよい。印刷装置1は、サーマルプリンタに限らず、任意の他の種類の印刷装置であってもよい。印刷装置1は、例えば、被印刷媒体として紙を利用することが可能な印刷装置であってもよい。更に、印刷装置1は、アイロン等で加熱することにより布製品等に貼り付け可能な被印刷媒体や、印字層とマグネット層とを含む被印刷媒体に印刷することが可能なものであってもよい。また、印刷装置1は、切断ユニット8が省略されたもの、または手動式のカッターを含む切断ユニット8を有するものであってもよい。
また、印刷装置1は、スマートフォンやその他のコンピュータ等の外部装置と通信可能であり、例えば、装置筐体2のキーボード領域3が省略されたものであってもよい。この種の印刷装置1は、例えば、印刷装置1の動作を制御するアプリケーションプログラムを外部装置上で実行して作成された印刷データを外部装置から受信することにより、被印刷媒体13への印刷を行う。すなわち、上述した実施形態において印刷装置1の制御部20の機能の一部として説明した検索部201、判定部202、及び変換部203は、印刷装置1の動作を制御するアプリケーションプログラムを実行する外部装置に含まれてもよい。検索部201、判定部202、及び変換部203を含む外部装置の記憶部には、縦書き制御情報211が記憶される。このように、本発明は、印刷装置1により被印刷媒体に縦書きで印刷させる文字列の中に算用数字が含まれ、かつその文字列における算用数字の前方又は後方に所定のキーワードと一致する文字が近接する場合に、算用数字を所定のキーワードと一致する文字に応じた形態で縦書きに変換して印刷装置1に出力する外部装置(文字情報出力装置)を含む。また、本発明には、被印刷媒体に印刷する印刷装置と、被印刷媒体に縦書きで印刷させる文字列の中に算用数字が含まれ、かつその文字列における算用数字の前方又は後方に所定のキーワードと一致する文字が近接する場合に、算用数字を所定のキーワードと一致する文字に応じた形態で縦書きに変換して印刷装置に出力する外部装置(文字情報出力装置)とを備える印刷システムも含まれる。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
印刷装置により被印刷媒体に縦書きで印刷させる文字列の中に算用数字が含まれ、かつ前記文字列における前記算用数字の前方又は後方に所定のキーワードと一致する文字が近接する場合に、前記算用数字を前記所定のキーワードと一致する文字に応じた形態で縦書きに変換して前記印刷装置に出力する制御部
を備えることを特徴とする文字情報出力装置。
[付記2]
付記1の文字情報出力装置において、
前記制御部は、連続する2つ以上の前記算用数字の組の前方又は後方に前記所定のキーワードと一致する前記文字が近接する場合には、前記近接する2つ以上の前記算用文字の組を算用数字が横書きされた1つの組み合わせ文字として縦書きに変換し、前記所定のキーワードと一致する文字が近接しない場合には、前記連続する2つ以上の前記算用数字の組に含まれる各算用数字を1文字ずつ縦書きに変換する
ことを特徴とする文字情報出力装置。
[付記3]
付記1の文字情報出力装置において、
前記所定のキーワードは、元号を示す文字列、年、月、及び日のうちの1つ以上を含み、
前記制御部は、連続する2つの前記算用数字の組の前方に前記元号を示す文字列が近接する場合、又は前記連続する2つの前記算用数字の組の後方に前記年、前記月、及び前記日のいずれかが近接する場合に、該連続する2つの前記算用数字の組を算用数字が横書きされた1つの組み合わせ文字として縦書きに変換する
ことを特徴とする文字情報出力装置。
[付記4]
付記3の文字情報出力装置において、
前記制御部は、前記連続する2つの前記算用数字の組に近接する前記元号を示す文字列、前記年、前記月、及び前記日のいずれかと、前記連続する2つの前記算用数字の組が表す数値とに基づいて、前記連続する2つの算用数字の組を前記組み合わせ文字にするか否かを判定する
ことを特徴とする文字情報出力装置。
[付記5]
付記4の文字情報出力装置において、
前記制御部は、前記元号を示す文字列と近接する前記連続する2つの前記算用数字の組が表す2桁の数値が、該元号と関連付けられる数値範囲外である場合、前記月と近接する前記連続する2つの前記算用数字の組が表す2桁の数値が、13以上である場合、又は前記日と近接する前記連続する2つの前記算用数字の組が表す2桁の数値が、32以上である場合には、前記連続する2つの前記算用数字のそれぞれを、1文字ずつ縦書きに変換する
ことを特徴とする文字情報出力装置。
[付記6]
付記2又は3の文字情報出力装置において、
前記制御部は、前記組み合わせ文字を全角文字として縦書きに変換する
ことを特徴とする文字情報出力装置。
[付記7]
付記2又は3の文字情報出力装置において、
前記制御部は、前記印刷装置により前記組み合わせ文字を印刷する被印刷媒体における印刷領域の前記組み合わせ文字の幅方向の寸法に基づいて、前記組み合わせ文字の幅を決定する
ことを特徴とする文字情報出力装置。
[付記8]
付記2又は3の文字情報出力装置において、
前記所定のキーワードは、時間の単位とは別の単位を含む
ことを特徴とする文字情報出力装置。
[付記9]
付記8の文字情報出力装置において、
前記制御部は、前記時間の単位とは別の単位の前方に、桁区切り記号及び小数点記号のうちの少なくとも一方を含んで連続する2つ以上の算用数字が近接する場合に、該連続する2つ以上の算用数字の組を1つの組み合わせ文字として縦書きに変換する
ことを特徴とする文字情報出力装置。
[付記10]
付記8の文字情報出力装置において、
前記制御部は、前記時間の単位とは別の単位の前方に、小数点記号を含んで連続する2つ以上の算用数字が近接する場合に、該連続する2つ以上の算用数字のうちの前記小数点記号より前の算用数字を第1の組み合わせ文字とし、前記小数点記号より後の算用数字を第2の組み合わせ文字として縦書きに変換する
ことを特徴とする文字情報出力装置。
[付記11]
付記1の文字情報出力装置において、
前記制御部は、前記縦書きに変換された前記文字列を前記印刷装置により被印刷媒体に印刷させるときの印刷領域における文字の並び方向の寸法が、前記文字列を横書きで前記印刷装置により前記被印刷媒体に印刷させるときの印刷領域における文字の並び方向の寸法になるように、前記文字列を縦書きに変換する
ことを特徴とする文字情報出力装置。
[付記12]
付記11の文字情報出力装置において、
前記縦書きに変換された前記文字列を前記印刷装置により被印刷媒体に印刷させるときの印刷領域における文字の並び方向の寸法が、前記文字列を横書きで前記印刷装置により前記被印刷媒体に印刷させるときの印刷領域における文字の並び方向の寸法よりも大きい場合には、文字の上下方向の寸法及び文字の間隔のうちの少なくとも一方を小さくする
ことを特徴とする文字情報出力装置。
[付記13]
付記11の文字情報出力装置において、
前記縦書きに変換された前記文字列を前記印刷装置により被印刷媒体に印刷させるときの印刷領域における文字の並び方向の寸法が、前記文字列を横書きで前記印刷装置により前記被印刷媒体に印刷させるときの印刷領域における文字の並び方向の寸法よりも小さい場合には、前記印刷領域における前記文字の並び方向の端部に余白を追加する
ことを特徴とする文字情報出力装置。
[付記14]
付記1~13のいずれか1つの文字情報出力装置において、
前記制御部は、前記算用数字と前記所定のキーワードと一致する文字との間の文字数が所定の文字数以下である場合に、前記算用数字と前記所定のキーワードと一致する文字とが近接するとみなす
ことを特徴とする文字情報出力装置。
[付記15]
被印刷媒体に印刷する印刷部と、
前記被印刷媒体に縦書きで印刷する文字列の中に算用数字が含まれ、かつ前記文字列における前記算用数字の前方又は後方に所定のキーワードと一致する文字が近接する場合に、前記算用数字を前記所定のキーワードと一致する文字に応じた形態で縦書きに変換する制御部と
を備えることを特徴とする印刷装置。
[付記16]
被印刷媒体に印刷する印刷装置と、
被印刷媒体に縦書きで印刷させる文字列の中に算用数字が含まれ、かつ前記文字列における前記算用数字の前方又は後方に所定のキーワードと一致する文字が近接する場合に、前記算用数字を前記所定のキーワードと一致する文字に応じた形態で縦書きに変換して前記印刷装置に出力する文字情報出力装置と
を備えることを特徴とする印刷システム。
[付記17]
コンピュータが、
被印刷媒体に縦書きで印刷する文字列の中に算用数字が含まれ、かつ前記文字列における前記算用数字の前方又は後方に所定のキーワードと一致する文字が近接する場合に、前記算用数字を前記所定のキーワードと一致する文字に応じた形態で縦書きに変換する
処理を実行することを特徴とする制御方法。
[付記18]
コンピュータに、
被印刷媒体に縦書きで印刷する文字列の中に算用数字が含まれ、かつ前記文字列における前記算用数字の前方又は後方に所定のキーワードと一致する文字が近接する場合に、前記算用数字を前記所定のキーワードと一致する文字に応じた形態で縦書きに変換する
処理を実行させることを特徴とするプログラム。