JP7528079B2 - 安全システム及び安全システムを備える材料試験システム - Google Patents

安全システム及び安全システムを備える材料試験システム Download PDF

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Description

[関連出願]
本国際出願は、「SAFETY SYSTEMS AND MATERIAL TESTING SYSTEMS INCLUDING SAFETY SYSTEMS」と題する2018年11月30日に出願された米国仮特許出願第62/773,895号及び「SAFETY SYSTEMS AND MATERIAL TESTING SYSTEMS INCLUDING SAFETY SYSTEMS」と題する2019年11月27日に出願された米国特許出願第16/697,873号の優先権を主張する。米国仮特許出願第62/773,895号及び米国特許出願第16/697,873号の全体は、引用することにより本明細書の一部をなす。
本開示は、包括的には、材料試験に関し、より詳細には、安全システム、及び、安全システムを備える材料試験システムに関する。
万能試験機械は、機械試験、例えば、材料又は構成要素上の圧縮強さ試験又は引張強さ試験を実行するのに用いられる。
安全システム、及び、安全システムを備える材料試験システムが、実質的に図面のうちの少なくとも1つによって図示されるとともにその図に関して説明され、特許請求の範囲においてより完全に明記されるように開示される。
本開示のこれらの特徴、態様、及び利点並びに他の特徴、態様、及び利点は、以下の詳細な説明が添付図面を参照して読まれるとより良好に理解され、図面を通して同様の参照符号は同様の部分を表す。
本開示の態様による、機械特性試験を実行する一例示の試験デバイスの図である。 図1の試験デバイスの一例示の実施態様のブロック図である。 図2の安全システムの一例示の実施態様のブロック図である。
図面は、必ずしも正確な縮尺ではない。適切な場合は、同様の又は同一の参照番号を使用して、同様の又は同一の構成要素を指す。
従来の材料試験システムは、オペレータの安全性を改善するために、構成スイッチ、ガード(guarding:防御)、力制限制御、運動制限、及び/又は保護等の緩和技法を使用する。しかしながら、従来の材料試験システムは、国際規格に常に準拠するとは限らないことが頻繁にある。従来の緩和技法では、オペレータが、安全な相互作用又は試験等の適切な動作モードにシステムを置く必要がある。多くの従来の安全技法は、プログラマブルロジックコントローラ(PLC:programmable logic controller)及び/又はリレー等の既製の安全構成要素を使用して実施することができる。PLC及びリレーは、通常、かなりのコストを材料試験システムに付加する。
開示される例示の材料試験システムは、国際規格に準拠する安全システムを材料試験システム内に内蔵又は統合する。安全システムは材料試験システム内に統合されるので、開示される例示の材料試験システムは、安全性の改善をもたらし、安全システムは材料試験システムの既存の電子機器、半導体、及び/又は回路基板内に統合されるので、既製の部品を使用して行われるよりもはるかに低いコストをもたらす。統合によって、信頼性は更に改善され、これによって、購入される安全構成要素間の外部配線が削減又は除去される。
以下でより詳細に説明するように、材料試験システムの開示される例示の安全システムは、動作制限の観点から試験機械の状態を視覚的に示す機械状態インジケータを備える。材料試験システムの開示される例示の安全システムは、高い信頼性と、材料試験システム内の内部障害チェック及び/又は電源診断を含むことができる機械制御点において監視されるアクティブ化メカニズムとを提供する。いくつかの例では、空気圧グリップに、2段階グリップ圧力制御及び監視が設けられる。開示される例示の材料試験システムは、冗長性な又はそれぞれ異なる接点を有するインターロック式ガードシステムと互換性がある。そのようなガードシステムは、冗長な、それぞれ異なる、及び/又は動的なリアルタイムでの監視を使用することによってISO安全規格に準拠する。開示される例示の材料試験システムは、冗長なクロスヘッド移動量限界監視部を備える。開示される例の材料試験システムシャットダウン回路は、ISO13849-1を含む国際安全規格に準拠している。
加えて、PLCとともに使用される従来の既製の安全リレー構成要素は、PLC内のファームウェアの余分なレイヤを使用して、緊急停止イベント中に可動構成要素の運動を停止する。材料試験システムの開示される例示の安全システムは、安全プロセッサ内の組み込みファームウェアが動作しているか否かを問わず、ハードウェア(例えば、緊急停止ボタン)がアクチュエータ(複数の場合もある)に対する電力増幅器の駆動を直接シャットダウンすることを可能にするように構成される。
開示される例示の材料試験システムは、「制御システムの安全関連部品(Safety Related Parts of Control Systems)」に関するISO13849-1規格に規定されたルールに従った欧州機械指令(European Machinery Directive)に準拠している。システムリスク解析によって特定される以下の機能は、材料試験システム内に組み込まれる。安全システムは、駆動クロスヘッドからエネルギーを除去する無効駆動状態と、把持システムからエネルギーを除去する無効駆動状態と、オペレータセットアップ用の制限駆動状態とを提供する。制限駆動状態では、例示の安全システムは、クロスヘッド速度を上限速度未満に維持するためにクロスヘッド速度を監視し、クロスヘッドの意図的な手動による移動(ジョグ)を監視し、閉じるときの低減された把持圧力を監視し、及び/又は意図的なグリップ閉鎖を監視する。
本明細書において使用される場合、「クロスヘッド」は、方向のある力(軸方向力)及び/又は回転力を試料に印加する材料試験システムの構成要素を指す。材料試験システムは、1つ以上のクロスヘッドを有することができ、クロスヘッド(複数の場合もある)は、材料試験システムにおいて任意の適切な位置及び/又は方位に配置することができる。
回路、アクチュエータ、及び/又は他のハードウェアの無効化は、ハードウェア、ソフトウェア(ファームウェアを含む)、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせを介して行うことができ、物理的な接続解除、通電遮断、及び/又はコマンドが回路、アクチュエータ、及び/又は他のハードウェアをアクティブ化するために実施されることを制限するソフトウェア制御を含むことができる。同様に、回路、アクチュエータ、及び/又は他のハードウェアの有効化は、無効化に使用されるメカニズムと同じメカニズムを使用して、ハードウェア、ソフトウェア(ファームウェアを含む)、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせを介して行うことができる。ファームウェアは、安全適合組み込みソフトウェア(SRESW:Safety Rated Embedded Software)及び/又は安全適合アプリケーションソフトウェア(SRASW:Safety Rated Application Software)等の記憶された命令を含むことができる。
開示される例示の材料試験システムは、制限駆動状態におけるチェックを取り除くことを可能にする非制限駆動状態を更に含む。いくつかの例では、非制限駆動状態には、デュアルアクティブ化メカニズムを介して入ることができ、この状態では、材料試験機能が実行され、オペレータはシステムとインタラクトしない。
開示される例示の材料試験システムは、オペレータがインタラクトすることができるとき及び危険が存在するときを明確に示すために、あらゆる機械における無効状態表示、セットアップ状態(例えば、制限駆動モード)表示、注意状態(例えば、非制限駆動モード)表示、及び試験状態(例えば、非制限駆動モード)表示等の種々の状態のインジケータを備える。
開示される例示の材料試験システムは、クロスヘッド又はグリップ等の構成要素の運動の開始及び/又は継続に優先するように構成される1つ以上の停止機能を備える。さらに、1つ以上の停止機能は、安全システムのソフトウェア部分が無効にされているときであっても、これらの停止機能が材料試験システムを無効にするのに有効であるようにハードウェアを介して冗長に構成することができる。開示されるシステムに含めることができるそのような停止機能の例は、インターロックされたガード及び/又は緊急停止スイッチを含む。
いくつかの開示される例示の材料試験システムは、材料試験フレーム及び/又は把持システムを開始するための単一の制御点の選択及び実施を含む。いくつかの例示のシステムは、電力が復旧すると、システムが非制限動作を停止し、材料試験システムを無効駆動状態に置くことを確保するために、電力障害監視及び/又は保護を提供する。いくつかの例では、電力障害に応答して、任意の空気圧試料把持の通電が自動的に遮断される。
開示される例示の安全システム及び材料試験システムは、増加された内部診断と、機器の機能不良又は冗長入力、冗長出力、及び/又は冗長プロセス間の不一致等のシステム内の重大のエラーのオペレータへの報告とを含む。開示される例示の材料試験システムは、材料試験システムを無効にすることもなく、ガードドアを必要とすることもなく、試験空間内でオペレータの動作を可能にする試験機械の安全なセットアップモードに起因して、従来の材料試験システムよりも高速な試料の除去及び/又は挿入を可能にする。開示される例示のシステムは、試験空間内部でシステムをセットアップ及び構成するときに、クロスヘッドの運動及び/又はグリップによって作用させることができる限定された運動及び/又は力を制限するセットアップ状態の使用に少なくとも部分的に起因して、オペレータの安全性を更に改善する。
開示される材料試験システム及び安全システムは、開示される例示の構成において利用されて、特定されたリスク緩和を達成するように特別に構成することができる。開示される材料試験システムは、汎用的な既製の個別の安全構成要素を購入するよりも大幅に効率的であり、材料試験向けである。
開示される例示の材料試験システムは、材料試験システムのオペレータアクセス可能構成要素を制御するように構成されるアクチュエータと、アクチュエータを無効にするように構成されるアクチュエータ無効回路と、1つ以上のプロセッサであって、材料試験プロセスに基づいてアクチュエータを制御し、材料試験システムの動作に関連した複数の入力を監視し、複数の入力及び材料試験プロセスに基づいて、1つ以上の非制限状態及び1つ以上の制限状態を含む複数の所定の状態から材料試験システムの状態を決定し、決定された状態に基づいてアクチュエータ無効回路を制御するように構成される、1つ以上のプロセッサとを備える。
いくつかの例示の材料試験システムにおいて、1つ以上のプロセッサは、複数の処理コアを有する安全プロセッサを含み、複数の処理コアは、複数の入力を監視し、材料試験システムの状態を決定する冗長コードを実行し、冗長コードの出力を比較するように構成され、アクチュエータ無効スイッチの制御又は状態出力インジケータの制御のうちの少なくとも一方は、出力の比較に基づく。いくつかの例では、複数の入力は、オペレータが材料試験システムの周囲の所定の体積領域内にいるか否かを示すように構成されるガード入力を含み、1つ以上のプロセッサは、オペレータが所定の体積領域内にいるとの判断に応答して、材料試験システムの状態を設定するように構成される。
いくつかの例示の材料試験システムは、ガード入力を出力するように構成される、機械的にインターロックされたガードドア又はライトカーテンのうちの少なくとも一方を更に備える。いくつかの例では、1つ以上のプロセッサは、ガード入力に応答してアクチュエータの速度を制限するように構成される。
いくつかの例では、オペレータアクセス可能構成要素は、試験対象材料を把持するように構成される自動グリップ又は手動グリップを含み、アクチュエータは、自動グリップ又は手動グリップを作動させるように構成され、材料試験システムは、自動グリップ又は手動グリップを移動させて自動グリップ又は手動グリップを位置決めすること、又は自動グリップ又は手動グリップによって保持された試験対象材料に力を印加することを行うように構成されるクロスヘッドと、クロスヘッドを作動させるように構成される第2のアクチュエータとを更に備え、1つ以上のプロセッサは、材料処理システムの状態に基づいて、アクチュエータ又は第2のアクチュエータのうちの少なくとも一方を制限するように構成される。いくつかの例示の材料試験システムは、クロスヘッドの速度を監視するように構成される複数の速度センサを更に備え、1つ以上のプロセッサは、クロスヘッドの速度を制限し、速度センサによって検出される速度を比較し、比較された速度が閾値差よりも大きい場合、a)材料試験システムの状態の設定、又はb)材料試験システムの動作の無効化のうちの少なくとも一方を行うように構成される。
いくつかの例では、1つ以上のプロセッサは、材料試験システムが、1つ以上の制限状態のうちのいずれかにある場合、自動グリップによって印加することができる圧力を閾値力よりも小さくなるように制限し、材料試験システムが、非制限状態のうちの1つ以上にある場合、自動グリップによって印加することができる閾値力をアクチュエータが超えることを可能にするように構成される。
いくつかの例では、複数の入力は、1つ以上のプロセッサ又はアクチュエータ無効回路のうちの少なくとも一方に結合される緊急停止入力を含み、1つ以上のプロセッサ又は緊急停止入力のうちの少なくとも一方は、アクチュエータをアクチュエータのエネルギー源から接続解除するようにアクチュエータ無効回路を制御するように構成される。いくつかの例では、緊急停止入力が解除された後、1つ以上のプロセッサが、アクチュエータをエネルギー源に再接続するためのユーザーインタラクションを識別するまで、1つ以上のプロセッサは、エネルギー源からのアクチュエータの接続解除を継続するようにアクチュエータ無効回路を制御するように構成される。
いくつかの例示の材料試験システムは、アクチュエータをエネルギー源から接続解除する信号に応答して、接続解除の前にアクチュエータを減速するように構成されるアクチュエータ制動回路を更に備える。いくつかの例では、1つ以上のプロセッサは、アクチュエータが少なくとも閾値減速度だけ減速しているか否かを判断し、アクチュエータが少なくとも閾値減速度だけ減速していないとの判断に応答して、アクチュエータを接続解除するように構成される。
いくつかの例示の材料試験システムは、材料試験システムの電源を監視するように構成される電源モニタ回路を更に備え、1つ以上のプロセッサは、電源が許容範囲外にあることを示す電源モニタ回路からの信号に応答して、材料試験システムの状態の設定、又は材料試験システムの動作の無効化のうちの少なくとも一方を行うように構成される。
いくつかの例では、状態出力インジケータは、1つ以上の非制限状態及び1つ以上の制限状態に対応する複数のライト、又は材料試験システムに関する情報を表示するように構成されるディスプレイのうちの少なくとも一方を含む。いくつかの例では、1つ以上のプロセッサは、状態出力インジケータを監視し、状態出力インジケータが、決定された状態に対応する状態を出力していないことを検出したことに応答して、材料試験システムの状態の設定、又は材料試験システムの動作の無効化のうちの少なくとも一方を行うように構成される。
いくつかの例では、1つ以上の非制限状態は、1つ以上のプロセッサがアクチュエータに対する制限を削減しているとともに、試験を実行するようにアクチュエータを制御していない注意状態と、1つ以上のプロセッサがアクチュエータに対する制限を削減しているとともに、試験を実行するようにアクチュエータを制御している試験状態とを含む。いくつかの例では、1つ以上の制限状態は、1つ以上のプロセッサがアクチュエータを制限しているとともに、オペレータ入力に応答してアクチュエータを制御しているセットアップ状態と、1つ以上のプロセッサがアクチュエータを制限しているとともに、オペレータ入力に応答してアクチュエータを制御しない無効状態とを含む。
いくつかの例では、アクチュエータは、電気モータ、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータ、圧電アクチュエータ、リレー、又はスイッチのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの例では、1つ以上のプロセッサは、アクチュエータの制御を実行するように構成される制御プロセッサと、複数の入力の監視、材料試験システムの状態の決定、及びアクチュエータ無効回路の制御を実行するように構成される1つ以上の安全プロセッサとを含む。
図1は、機械特性試験を実行する一例示の材料試験システム100を示している。例示の材料試験システム100は、例えば、静止機械試験が可能である万能試験システムとすることができる。材料試験システム100は、例えば、圧縮強さ試験、引張強さ試験、せん断強さ試験、曲げ強さ試験、撓み強さ試験、引裂強さ試験、剥離強さ試験(例えば、接着剤結合の強さ)、ねじり強さ試験、及び/又は他の任意の圧縮及び/又は引張試験を実行することができる。加えて又は代替的に、材料試験システム100は、動的試験を実行することができる。
例示の材料試験システム100は、試験装置102と、試験装置102に通信可能に結合されたコンピューティングデバイス104とを備える。試験装置102は、試験対象材料106に負荷を印加し、試験対象材料106の変位及び/又は試験対象材料106に印加された力等の試験の機械特性を測定する。例示の試験装置102は、デュアルカラム装置として示されているが、シングルカラム試験装置等の他の装置も使用することができる。
例示のコンピューティングデバイス104は、試験装置102を構成し、試験装置102を制御し、及び/又は、処理、表示、報告、及び/又は他の任意の所望の目的で、試験装置102から測定データ(例えば、力及び変位等のトランスデューサ測定値)及び/又は試験結果(例えば、ピーク力、破断変位(break displacement)等)を受信するのに用いることができる。
図2は、図1の材料試験システム100の一例示の実施態様のブロック図である。図2の例示の材料試験システム100は、試験装置102と、コンピューティングデバイス104とを備える。例示のコンピューティングデバイス104は、汎用コンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、モバイルデバイス、サーバ、オールインワンコンピュータ、及び/又は他の任意のタイプのコンピューティングデバイスとすることができる。
図2の例示のコンピューティングデバイス104は、プロセッサ202を備える。例示のプロセッサ202は、任意の製造者からの任意の汎用中央処理装置(CPU:central processing unit)とすることができる。他のいくつかの例では、プロセッサ202は、ARMコアを有するRISCプロセッサ、画像処理装置、デジタル信号プロセッサ、及び/又はシステムオンチップ(SoC)等の1つ以上の専用処理装置を含むことができる。プロセッサ202は、プロセッサにおいて(例えば、内蔵キャッシュ又はSoCに)、ランダムアクセスメモリ206(又は他の揮発性メモリ)に、リードオンリーメモリ208(又はフラッシュメモリ等の他の不揮発性メモリ)に、及び/又はマスストレージデバイス210にローカルに記憶することができる機械可読命令204を実行する。例示のマスストレージデバイス210は、ハードドライブ、ソリッドステートストレージドライブ、ハイブリッドドライブ、RAIDアレイ、及び/又は他の任意のマスデータストレージデバイスとすることができる。
バス212は、プロセッサ202、RAM206、ROM208、マスストレージデバイス210、ネットワークインターフェース214、及び/又は入力/出力インターフェース216間の通信を可能にする。
例示のネットワークインターフェース214は、コンピューティングデバイス104を、インターネット等の通信ネットワーク218に接続するハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアを含む。例えば、ネットワークインターフェース214は、通信を送信及び/又は受信するために、IEEE 202.X準拠無線及び/又は有線通信ハードウェアを含むことができる。
図2の例示のI/Oインターフェース216は、プロセッサ202に入力を提供する及び/又はプロセッサ202から出力を提供するために、1つ以上の入力/出力デバイス220をプロセッサ202に接続するハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアを含む。例えば、I/Oインターフェース216は、ディスプレイデバイスとインターフェース接続する画像処理装置、1つ以上のUSB準拠デバイスとインターフェース接続するユニバーサルシリアルバスポート、FireWire(登録商標)、フィールドバス、及び/又は他の任意のタイプのインターフェースを含むことができる。例示の材料試験システム100は、I/Oインターフェース216に結合されたディスプレイデバイス224(例えば、LCDスクリーン)を備える。他の例示のI/Oデバイス(複数の場合もある)220は、キーボード、キーパッド、マウス、トラックボール、ポインティングデバイス、マイクロフォン、オーディオスピーカー、ディスプレイデバイス、光メディアドライブ、マルチタッチタッチスクリーン、ジェスチャー認識インターフェース、磁気メディアドライブ、及び/又は他の任意のタイプの入力及び/又は出力デバイスを含むことができる。
例示のコンピューティングデバイス104は、I/Oインターフェース216及び/又はI/Oデバイス(複数の場合もある)220を介して非一時的機械可読媒体222にアクセスすることができる。図2の機械可読媒体222の例は、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイル/ビデオディスク(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク等)、磁気メディア(例えば、フロッピー(登録商標)ディスク)、ポータブル記憶媒体(例えば、ポータブルフラッシュドライブ、セキュアデジタル(SD)カード等)、及び/又は他の任意のタイプの取り外し可能及び/又はインストール済み機械可読媒体を含む。
図1の例示の材料試験システム100は、コンピューティングデバイス104に結合された試験装置102を更に含む。図2の例では、試験装置102は、USBポート、Thunderboltポート、FireWire(登録商標)(IEEE 1394)ポート、及び/又は他の任意のタイプのシリアル又はパラレルデータポート等のI/Oインターフェース216を介して、コンピューティングデバイスに結合される。他のいくつかの例では、試験装置102は、直接又はネットワーク218を介して、有線又は無線接続(例えば、Ethernet(登録商標)、Wi-Fi等)を介してネットワークインターフェース214及び/又はI/Oインターフェース216に結合される。
図2の試験装置102は、フレーム228と、ロードセル230と、変位トランスデューサ232と、クロスメンバーローダ234と、材料固定具236と、制御プロセッサ238と、安全システム240とを備える。フレーム228は、試験を実行する試験装置102の他の構成要素の剛性構造支持を提供する。ロードセル230は、グリップ236を介して、クロスメンバーローダ234によって試験対象材料に印加された力を測定する。クロスメンバーローダ234は、試験対象材料に力を印加し、一方、材料固定具236(グリップとも称される)は、試験対象材料を把持するか、又は別の方法で試験対象材料をクロスメンバーローダ234に結合する。例示のクロスメンバーローダ234は、モータ242(又は他のアクチュエータ)及びクロスヘッド244を備える。クロスヘッド244は、材料固定具236をフレーム228に結合し、モータ242は、クロスヘッドをフレームに対して移動させて材料固定具236を位置決めし、及び/又は、試験対象材料に力を印加する。材料試験システム100の構成要素の力及び/又は運動を与えるのに使用することができる例示のアクチュエータは、電気モータ、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータ、圧電アクチュエータ、リレー、及び/又はスイッチを含む。
例示のグリップ236は、試験されている機械特性及び/又は試験対象材料に応じて、圧縮プラテン、顎部又は他のタイプの固定具を含む。グリップ236は、手動で構成することもできるし、手動入力を介して制御することもできるし、及び/又は制御プロセッサ238によって自動的に制御することもできる。クロスヘッド244及びグリップ236は、オペレータアクセス可能構成要素である。
例示の制御プロセッサ238は、コンピューティングデバイス104と通信して、例えば、コンピューティングデバイス104から試験パラメーターを受信し、及び/又は測定値及び/又は他の結果をコンピューティングデバイス104に報告する。例えば、制御プロセッサ238は、コンピューティングデバイス104との通信を可能にする1つ以上の通信又はI/Oインターフェースを含むことができる。制御プロセッサ238は、印加される力を増減させるようにクロスメンバーローダ234を制御し、試験対象材料を把持又は解放するように固定具(複数の場合もある)236を制御し、及び/又は変位トランスデューサ232、ロードセル230及び/又は他のトランスデューサから測定値を受信することができる。
例示の安全システム240は、監視及び制御の追加のレイヤを試験装置102に提供する。安全システム240は、オペレータ入力及び試験装置102の状態を監視する。図2の例では、安全システム240は、機械が適切な状態にあるときにのみ試験装置102がユーザーによって制御可能であるように、ユーザーによる試験装置102の操作を制限する。1つ以上の状態を検出したことに応答して、安全システム240は、試験装置102に制限状態(例えば、危険な状態を提示することができる全ての電力及び運動を無効にする制限されたセットアップ状態等)に自動的に進ませる。
以下でより詳細に論述するように、安全システム240は、材料試験システム100からの入力信号、安全システム240からの入力信号、及び/又は制御プロセッサ238からの制御信号を監視することに基づいて材料試験システムの動作に対する制限を選択的に追加し、除去し、増加し、及び/又は減少させる。安全システム240は、材料試験システム100が任意の所与の時点において動作される状態を複数の所定の状態から決定することによって、材料試験システム100の動作を制御する。例示の所定の状態は、材料試験システム100の1つ以上の動作が制限される(例えば、無効にされる、限定される等)1つ以上の制限状態と、制限状態の制限が削減及び/又は除去される1つ以上の非制限状態とを含む。図2の例では、安全プロセッサ240は、制御プロセッサ238によるクロスメンバーローダ234及び/又は固定具(複数の場合もある)236の制御に付随し及び/又はこの制御に割り込みをかける。いくつかの他の例では、安全システム240は、アクチュエータに対して任意の適用可能な制限を実施しながらクロスメンバーローダ234及び/又は固定具(複数の場合もある)236を直接制御することができる。
例示の制限状態は、セットアップ状態及び無効状態を含む。セットアップ状態では、安全システム240は、1つ以上のアクチュエータ(例えば、モータ242及び/又はグリップアクチュエータ(複数の場合もある)246)を制限し、オペレータ入力に応答してこれらのアクチュエータを制御する(又はこれらのアクチュエータの制御を可能にする)。モータ242及び/又はクロスヘッド244に対する例示の制限は、試験装置102に対するクロスヘッド244の上限速度、及び/又は上限位置若しくは下限位置を含むことができる。グリップアクチュエータ(複数の場合もある)246に対する例示の制限は、上限圧力及び/又は上限グリップ力を含むことができる。無効状態では、安全システム240はアクチュエータを制限し、制御プロセッサ238は、オペレータ入力に応答してアクチュエータを制御しない(例えば、モータ242及び/又はグリップアクチュエータ(複数の場合もある)246の制御を試みないか、又は通電遮断を介してモータ242及び/又はグリップアクチュエータ(複数の場合もある)246の制御を妨げられる)。
例示の非制限状態は、注意状態及び試験状態を含む。例示の注意状態では、安全システム240は、アクチュエータ(例えば、モータ242及び/又はグリップアクチュエータ(複数の場合もある)246)に対する制限を削減し、アクチュエータ(複数の場合もある)モータ242及び/又はグリップアクチュエータ(複数の場合もある)246を制御しない。注意状態では、制御プロセッサ238は、クロスヘッド244の高速ジョグ及び/又は空気圧グリップ248によるグリップ力の増加等の動作を実行するようにアクチュエータ(複数の場合もある)を制御することができ、そのため、オペレータは、クロスヘッド244及び/又は空気圧グリップ248に物理的に近接するべきでない。例示の試験状態では、安全システム240は、アクチュエータに対する制限を削減するとともに、制御プロセッサ238は、(例えば、制御プロセッサ238によって実行される材料試験手順又はプログラムに従って)試験を行うようにアクチュエータ(複数の場合もある)を制御する。
図2の例示の材料試験システム100は、複数の状態インジケータ252と1つ以上のモードスイッチ254とを備える1つ以上の制御パネル250を更に備えることができる。モードスイッチ254は、ボタン、スイッチ、及び/又はオペレータ制御パネル上に配置される他の入力デバイスを含むことができる。例えば、モードスイッチ254は、クロスヘッド244をフレーム228上の特定の位置にジョグさせる(例えば、位置決めする)ようにモータ242を制御するボタン、空気圧グリップ248を開閉するようにグリップアクチュエータ246を制御するスイッチ(例えば、フットスイッチ)、安全システム240が非制限状態において動作を許可することを可能にする別のボタンとともに押下されるモード制御ボタン、及び/又は非制限状態において動作をもたらすことができる他の任意の入力デバイスを含むことができる。
状態インジケータ252は、安全システム240が材料試験システム100に対して設定することができる一組の所定の状態(例えば、上述した無効状態、セットアップ状態、注意状態、及び試験状態)に対応する。以下でより詳細に説明するように、安全システム240は、安全システム240によって判断される材料試験システム100の現在の状態に関する表示を提供するように状態インジケータ252を制御する。状態インジケータ252は、ライト、ディスプレイ、オーディオ、機械システム、及び/又はオペレータが識別することができる他の任意の表示を含むことができる。
図3は、図2の安全システム240の一例示の実施態様のブロック図である。図3に示すように、安全システム240は安全プロセッサ302を備える。
例示の安全プロセッサ302は、複数の冗長処理コア304a、304bを備える。処理コア304a、304bは、試験装置102の通常動作中は、実質的に同一の出力を生成するように、冗長命令306a、306bを実行し、冗長入力を受信する。安全プロセッサ302は、(例えば、冗長コア304a、304bを介して)複数の入力を監視し、これらの入力に基づいて材料試験システム100の状態を判断する。安全プロセッサ302は、冗長命令306a、306bの出力を比較し、この出力の比較に基づいて材料試験システム100の状態を制御することができる。
例示の安全プロセッサ302及び/又は冗長処理コア304a、304bは、任意の製造業者が提供している汎用中央処理装置(CPU)を含むことができる。いくつかの他の例では、安全プロセッサ302及び/又は冗長処理コア304a、304bは、ARMコアを有するRISCプロセッサ、画像処理装置、デジタル信号プロセッサ及び、/又はシステムオンチップ(SoC)等の1つ以上の専用処理装置を含むことができる。安全プロセッサ302及び/又は冗長処理コア304a、304bは、プロセッサにおいて(例えば、内蔵キャッシュ又はSoCに)、ランダムアクセスメモリ、リードオンリーメモリ、及び/又はマスストレージデバイス等の記憶デバイスにローカルに記憶することができる、冗長命令306a、306b等の機械可読命令を実行する。
冗長処理コア304a、304b及び冗長命令306a、306bは、冗長な及び/又はそれぞれ異なる入力及び出力を安全システム240によって処理することを可能にし、これによって、高い信頼性を有する予測可能なシステムが提供される。したがって、図3には代表的な入力及び出力が示されているが、これらの入力及び/又は出力は、冗長処理コア304a、304b及び冗長命令306a、306bをサポートするために複製することができる。安全プロセッサ302によって実行される冗長命令306a、306b(例えば、組み込みソフトウェア、オペレーティングシステム、及び生成されたコード)は、国際規格に概説されたプロセスに準拠している。これらの国際規格には、「制御システムの安全関連部品」に関するISO13849-1が含まれるが、これに限定されるものではない。例示の安全プロセッサ302は、複数の冗長処理コアを備えるが、他の例では、安全プロセッサ302は、単一の処理コア、又は複数の非冗長処理コアを備えることができる。
図3の安全システム240は、電力増幅器310がクロスヘッド244のモータ242にエネルギーを提供することを選択的に無効にするアクチュエータ無効回路308を更に備える。加えて又は代替的に、アクチュエータ無効回路308(又は別のアクチュエータ無効回路)は、グリップアクチュエータ(複数の場合もある)246がエネルギーを空気圧グリップ(複数の場合もある)248に提供することを無効にすることができる。電力増幅器310は、モータ242に対する入力電力及び出力電力を受信し、クロスヘッド244の移動を制御する。例示のアクチュエータ無効回路308及び電力増幅器310は、安全適合安全トルクオフ(STO:Safe Torque Off)高信頼性サーボ電力増幅器を使用して実施することができる。制御プロセッサ238は、電力増幅器310へのモータ制御信号312を介してモータ242及びクロスヘッド244の移動を制御することができる。
安全プロセッサ302からのSTO信号314に応答して、アクチュエータ無効回路308は、接続されたアクチュエータ(例えば、モータ242)を無効にする。例えば、アクチュエータ無効回路308は、或る特定の定められた期間よりも短い期間において、モータ242(及び/又は材料試験システム100内の他の可動部分)への全てのエネルギーを接続解除することができる。例示のアクチュエータ無効回路308は、このアクチュエータ無効回路308が現在アクチュエータを無効にしているか否かを示すSTOフィードバック信号315を安全プロセッサ302に提供することができる。安全プロセッサ302は、STO信号314をSTOフィードバック信号315と比較して、障害を検出することができる。
例示の材料試験システム100では、可動クロスヘッド244及び任意の内部構成要素の移動は、国際規格によって指定されるように、STO信号314のアクティブ化後に停止される。本明細書に開示される安全システム240のサブシステムのほとんどは、機械を安全に停止させるためにアクチュエータ無効回路308をアクティブ化する。加えて、電力増幅器310は、STO信号314を印加する前にモータ242を減速するモータ制動回路316を備えることができる。モータ制動回路316は、駆動電力の遮断後の機械的慣性による継続した移動を除去することによって、モータ242がより制御された方法で停止することを可能にする。制動の事前無効化を使用することによって、モータ242への通電遮断後のクロスヘッド244の運動が低減又は最小化される。したがって、例示のアクチュエータ無効回路308及びモータ制動回路316は、「機械類の電気安全規格(Electrical Safety Standard for Machinery)」であるIEC60204-1規格に定義されているカテゴリー1の停止を提供する。
例示の安全プロセッサ302は、制動の事前無効化が行われている間、モータ242及び/又はモータ制動回路316を監視して、モータ242が制動していることを確認する。安全プロセッサ302が、モータ242が制動中に減速していないと判断した場合には、安全プロセッサ302は、制動を中止してモータ242への通電を直ちに遮断する制動故障軽減を実行する。2段階無効シーケンスに対して制動故障軽減を実施することによって、安全プロセッサ302は、制動の効果がない状況において停止距離を短くすることができる。制動の事前無効化が作用しているときに停止距離が最短となるが、制動の事前無効化が完全に作用しているわけではないとき、作用していない制動の事前無効化を伴う2段階シーケンスは、単一段階シーケンス(例えば、接続解除のみ)よりも長い停止距離を有する可能性がある。制動故障軽減の副次的な利点は、この軽減によって、より広範囲の構成要素及びシステムを、制動システムの故障を捕らえることができる制動故障軽減プロセスとともに、高性能の制動に使用することができるという点で、2段階無効シーケンスを実施する際の柔軟性をより高くすることができるということである。
例示の安全システム240は、緊急停止入力信号320を安全プロセッサ302に提供する緊急停止部318(例えば、ボタン、スイッチ等)を更に備える。緊急停止部318は、相補型安全機能である、手動操作される緊急停止ボタンとすることができる。緊急停止部318は、シグナリング用の2チャネル冗長性を有する。緊急停止部318は、緊急停止スイッチ322と、緊急停止検出回路324と、アクチュエータ無効回路326とを備えることができる。緊急停止部318は、安全プロセッサ302のハードウェア及び組み込みソフトウェアを使用して独立して制御可能である。例えば、緊急停止検出器324からの緊急停止入力信号320の検出に応答して、安全プロセッサ302は、材料試験システム100の状態を無効状態に設定し、緊急停止出力信号321を緊急停止部318(例えば、緊急停止スイッチ322)に与える。
緊急停止スイッチ322は、緊急停止出力信号321に応答して、モータ242を停止させるようにアクチュエータ無効回路326及び/又はモータ制動回路314を制御する。例示のアクチュエータ無効回路326は、モータ制動回路314への第1の接続と、アクチュエータ無効回路308への第2の冗長接続とを有することができる。アクチュエータ無効回路326がトリガーされると、アクチュエータ無効回路326は、モータ制動回路314をアクティブ化し、制動が行われることを可能にする時間の間、遅延を実施し、その後、アクチュエータ無効回路308をアクティブ化し、適用可能なアクチュエータの通電を遮断する。
安全プロセッサ302を介した制御に加えて又はその代わりに、緊急停止スイッチ322は、安全プロセッサ302とアクチュエータ無効回路308との間のSTO信号314の物理的な割り込み等によって電力増幅器310内のアクチュエータ無効回路308を直接作動させることができる。安全プロセッサ302は、緊急停止検出回路324を監視し、ハードウェアの冗長モニタとしての役割を果たす。緊急停止スイッチ322が解除されても、材料試験システム100が無効状態(例えば制限状態)に留まり、モータ242の動作を再度有効にするにはユーザー相互作用を必要とするように、安全プロセッサ302は、STO信号314を出力し、モータ242を無効にし続けるようにアクチュエータ無効回路308を制御する。
例示の材料試験システム100(例えば、試験装置102)は、冗長な又はそれぞれ異なる接点を有するインターロック式ガードシステムと互換性がある。例示の安全システム240は、非制限状態において動作している間に材料試験システム100へのオペレータアクセスに対する物理的バリア及び/又は仮想的バリアを提供するように構成される1つ以上のガード328及びガードインターロック330を備えることができる。例えば、ガード328は、空気圧グリップ248及び/又はクロスヘッド244(及び/又は他の可動構成要素)の周囲の体積領域(volume)へのアクセスを制御するために開閉される物理的バリアを含むことができる。例示の物理的バリアは、冗長安全スイッチを使用して、保護体積領域をガードするドアが開放されているのか又は閉鎖されているのかを監視することができるガードドアを含む。各ドアスイッチは、(例えば、ガードインターロック330によって)動的にパルス化することができ、及び/又は、それ以外に入力装置として収容することができる機械的にリンクされた通常時開放型接点及び通常時閉鎖型接点を有する。パルス化によって、リアルタイムでのガードドアスイッチの妥当性(plausibility)診断チェックが可能になる。
加えて又は代替的に、ガード328は、体積領域内への侵入の有無について、空気圧グリップ248及び/又はクロスヘッド244の周囲の体積領域を監視する仮想的ガードを含むことができる。例示の仮想的ガードは、ライトカーテン、近接センサ、及び/又は圧力パッドを含むことができる。仮想的ガードは、アクセスを物理的に妨げるものではないが、仮想的ガードは、ガード信号をガードインターロック330に出力し、ガードインターロック330は、インターロック信号332を安全プロセッサ302及び/又はアクチュエータ無効回路308に出力する(例えば、上述した緊急停止スイッチ322と同様)。
インターロック330は、アクチュエータ無効回路308をトリガーして、モータ242の通電を遮断することができる。いくつかの例では、ガードインターロック330がもはやトリガーされていないとき、上述した緊急停止スイッチ322と同様の方法で、安全プロセッサ302は電力増幅器310の再有効化を制御する。
加えて又は代替的に、例示の安全システム240は、オペレータが材料試験システム100の保護体積領域に入ると、デフォルトで、制限された「セットアップ」状態になることができる。システム100のアクチュエータを無効にするか又はこのアクチュエータの通電を遮断する代わりに、このセットアップ状態は、速度、圧力、又は他の活動に対して制限を実施する。
例示の安全システム240は、複数の状態インジケータ252及びモードスイッチ254を備える。例示の安全プロセッサ302は、例えば、モードスイッチ254を動的にパルス化してモードスイッチ入力信号338(例えば、モードスイッチ254のそれぞれについて1つ以上のモードスイッチ入力)を生成又は取得することによってモードスイッチ254を監視する。いくつかの例では、モードスイッチ254は高信頼性スイッチである。安全プロセッサ302は、周期的に、非周期的に、イベント(例えば、材料試験機械の始動時)に応答して、所定のスケジュールに基づいて、及び/又は他の任意の時点に、短絡又は他の障害状態の有無についてモードスイッチ254を試験することができる。
例示の安全プロセッサ302は、材料試験システム100の状態をオペレータに示すように状態インジケータ252を制御する。例えば、安全プロセッサ302は、インジケータ信号342を状態インジケータ252に出力することができる。状態インジケータ252がライトである場合には、出力インジケータ信号342は、例えば、オン状態、オフ状態、点滅状態、及び/又はライトの他の任意の出力状態になるようにライトのそれぞれを制御することができる。いくつかの例では、安全プロセッサ302は、インジケータフィードバック信号340を介してインジケータの状態を判断する。例示のインジケータフィードバック信号340は、状態インジケータ252のそれぞれがオンであるのか、オフであるのか、短絡しているのか、開回路であるのか、及び/又はインジケータ252の他の任意のステータス若しくは状態であるのかを安全プロセッサ302に示すことができる。状態インジケータ252のうちの1つ以上が命令された適切な状態にないとプロセッサが判断した場合には、安全プロセッサ302は、制限状態になるように材料試験システムを制御し、通知を(例えば、制御パネル250又は他の通知を介して)オペレータに提供する。
安全システム240は、材料試験システム100の構成要素に電力を提供する電源(例えば、DC電源及びAC電源)を監視する電源モニタ344を備える。電源モニタ344は、監視される電源がそれぞれの電圧範囲内及び/又は電流範囲内にあるか否かを示す1つ以上の電源ステータス信号346を安全プロセッサ302及び/又はウォッチドッグ回路362(以下で説明される)に提供する。電源のうちの1つ以上が許容範囲外にあると電源モニタ344が判断した場合には、安全プロセッサ302及び/又はウォッチドッグ回路362は、材料試験システム100を無効にし、オペレータにアラートすることができる。
例示の安全システム240は、1つ以上の速度センサ348を更に備える。例示の速度センサ(複数の場合もある)348は、一体化された速度監視センサ、冗長の速度監視センサ、及び/又はそれぞれ異なる速度監視センサとすることができる。速度センサ(複数の場合もある)348は、クロスヘッド速度を表す速度信号(複数の場合もある)350を安全プロセッサ302に提供する。安全プロセッサ302は、クロスヘッド244が、機械の現在の動作モードによって決まる上限速度(例えば、クロスヘッド移動量限界(複数の場合もある)352)を越えないことを確保するために、速度信号(複数の場合もある)350を監視する。例えば、上限速度の値は、材料試験システム100が制限状態にあるのか又は非制限状態にあるのかに依存することができる。いくつかの例では、異なる原理で動作する2つの速度センサを材料試験システム100において使用して、センサ348が共通の原因故障を被ることを防止することができる。各速度センサ348の速度信号350は、安全プロセッサ302によって読み取られて比較され、速度信号350が一致していることが検証される。1つの速度センサ348が、別の速度センサ348と異なる速度を示している場合には、安全プロセッサ302は、(例えば、アクチュエータ無効回路308を介して)材料試験システム100を無効にする。
例示のクロスヘッド移動量限界(複数の場合もある)352は、クロスヘッド244の位置に関する限界を指定する移動量限界を含むことができる。クロスヘッド移動量限界(複数の場合もある)352に達すると、安全プロセッサ302は、クロスヘッド244の運動を停止する。いくつかの例では、クロスヘッド移動量限界(複数の場合もある)352は、トリガーされる限界の数が、クロスヘッド移動量限界(複数の場合もある)352をどの程度越えているかを示すマルチレベル限界である。いくつかの例では、第1レベル限界は、モータ242等の適用可能なアクチュエータ(又は全てのアクチュエータ)の動作を停止させるように安全プロセッサ302によってハンドリングされる。クロスヘッド244が、第1レベル限界を越えて移動し続け、第2レベル限界(例えば、許容可能範囲の外側の第1レベル限界よりも遠くにある)に達すると、クロスヘッド移動量限界352は、アクチュエータ無効回路308及び/又はモータ制動回路316、及び/又はアクチュエータ無効回路326への直接接続(例えば、ハードウェア接続)をトリガーして、モータ242の2相無効化をトリガーすることができる。
材料試験システム100が自動把持(例えば、空気圧動力供給型グリップ、油圧動力供給型グリップ、電気動力供給型グリップ、電気機械動力供給型グリップ、電磁動力供給型グリップ等)を備えるいくつかの例では、安全システム240は、マルチ圧力把持方式に従ってグリップアクチュエータを制御するグリップコントローラ354を備える。マルチ圧力把持方式は、材料試験試料を材料試験システム100の空気圧グリップ248に設置するときにオペレータへの傷害のリスクを低減(例えば、最小化、除去)する。
安全プロセッサ302が、セットアップ状態において材料試験システム100を制御しているとき、安全プロセッサ302は、圧力信号356をグリップコントローラ354に提供する。グリップコントローラ354は、グリップアクチュエータ(複数の場合もある)246を制御することによって、グリップ248を介して印加することができる圧力に関する上限を制御する。圧力信号356(試料把持力に正比例することができる)は、グリップ248を介して試料を把持するには十分な圧力であるが、オペレータに重傷をもたらすには十分でない圧力を可能にするように制限される。逆に、安全プロセッサ302が、注意状態又は試験状態において材料試験システム100を制御しているとき、安全プロセッサ302は、試験中に試験試料を把持するのに使用されるより高い圧力をグリップコントローラ354に可能にさせる圧力信号356を提供する。例示のグリップコントローラ354は、メインシステム圧力を(例えば、圧力センサ(複数の場合もある)358を介して)監視することができ、及び/又は、空気圧グリップ(複数の場合もある)248(例えば、上側グリップ及び下側グリップ)における圧力(複数の場合もある)を監視することができる。グリップコントローラ354は、命令された圧力が実施されていることを検証するために、圧力信号360を安全プロセッサ302に供給する。
いくつかの例では、グリップコントローラ354は、フットペダルスイッチを使用したオペレータ入力を介して制御される。例えば、フットペダルスイッチは、空気圧グリップ(複数の場合もある)248を介した圧力印加及び圧力解除を行う個別のスイッチを備えることができる。これらのスイッチは、スイッチ間の妥当性のチェック及び/又はスイッチ内の潜在的な障害(例えば、電気的障害)の監視を行うために動的にパルス化することができる機械的にリンクされたスイッチとすることができる。
安全プロセッサ302は、材料試験システム100への電力が無効にされると、グリップアクチュエータ(複数の場合もある)246の通電を遮断するようにグリップコントローラ354を更に制御する。例えば、安全プロセッサ302は、電力供給を受けているときに加圧を可能にするが、空気圧アクチュエータの場合に、材料試験システム100が電力供給を受けていないときは空気圧グリップ(複数の場合もある)248が把持力を印加することが妨げられるように通常時は減圧されるように、(例えば、1つ以上の弁、リレー等を介して)グリップアクチュエータ(複数の場合もある)246を制御することができる。
例示の安全システム240は、ウォッチドッグ回路362を更に備える。ウォッチドッグ回路362は、周期的に、非周期的に、1つ以上のイベント若しくはトリガーに応答して、及び/又は他の任意の時点に安全プロセッサ302と通信して、安全プロセッサ302の動作を検証する。例えば、安全プロセッサ302は、ハートビート信号、又はウォッチドッグ回路362からの問いかけに対する応答を通信し、安全システム240が適切に動作していることをウォッチドッグ回路362に示すことができる。ウォッチドッグ回路362が、予想された信号を安全プロセッサ302から受信しない場合には、ウォッチドッグ回路362は、材料試験システム100を無効にし、オペレータに通知する。
例示の安全プロセッサ302、例示の緊急停止部322、例示のガードインターロック330、例示のクロスヘッド移動量限界(複数の場合もある)352、及び/又は例示のウォッチドッグ回路362は、アクチュエータ無効回路326に結合される(例えば、ハードウェアを介して接続される)。安全プロセッサ302、緊急停止部322、ガードインターロック330、クロスヘッド移動量限界(複数の場合もある)352、及び/又はウォッチドッグ回路362のうちのいずれかが、それぞれの条件が、材料試験システム100を無効にするために(例えば、緊急停止スイッチ322のアクティブ化、ガード328のトリッピング、クロスヘッド移動量限界352の超過、及び/又はウォッチドッグ回路362のトリガー)満たされていると判断すると、アクチュエータ無効回路326が使用されて、モータ制動回路316及びアクチュエータ無効回路308がアクティブ化される。安全プロセッサ302は、材料試験システム100の状態が無効状態であると判断することができる。
例示の制御プロセッサ238及び安全プロセッサ302は、別々のプロセッサとして示されているが、他の例では、制御プロセッサ238及び安全プロセッサ302は、単一のプロセッサ、又は、制御機能及び安全機能に分割されない一組のプロセッサに組み合わせることができる。さらに、制御プロセッサ238、安全プロセッサ302、及び/又は組み合わされたプロセッサは、1つ以上の専用機能を実行するアナログ回路及び/又はデジタル回路等の非処理回路を備えることができる。
本方法及びシステムは、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせで実現することができる。本方法及び/又はシステムは、少なくとも1つのコンピューティングシステムにおいて集中的に、又はいくつかの相互接続されたコンピューティングシステムにわたって異なる要素が分散される分散的に、実現することができる。本明細書に記載した方法を実行するように適合された任意の種類のコンピューティングシステム又は他の装置が適している。ハードウェア及びソフトウェアの典型的な組み合わせは、汎用コンピューティングシステムを、ロードされ実行されるとコンピューティングシステムを本明細書に記載した方法を実行するように制御するプログラム又は他のコードとともに、含むことができる。別の典型的な実施態様は、特定用途向け集積回路又はチップを含むことができる。いくつかの実施態様は、非一時的機械可読(例えば、コンピュータ可読)媒体(例えば、フラッシュドライブ、光ディスク、磁気記憶ディスク等)を含むことができ、そうした非一時的機械可読媒体は、機械によって実行可能なコードの1つ以上のラインを記憶し、それにより、機械に、本明細書に記載したようなプロセスを実施させる。本明細書において使用される場合、「非一時的機械可読媒体」という用語は、全てのタイプの機械可読記憶媒体を含み、伝播信号を排除するように定義される。
本明細書において使用される場合、「回路(circuit)」及び「回路(circuitry)」という用語は、物理的な電子構成要素(すなわち、ハードウェア)と、ハードウェアを構成することができ、ハードウェアが実行することができ、及び/又は他の方法でハードウェアに関連付けることができる、任意のソフトウェア及び/又はファームウェア(「コード」)とを指す。本明細書において使用される場合、例えば特定のプロセッサ及びメモリは、コードの第1の1つ以上のラインを実行しているとき、第1の「回路」を含むことができ、コードの第2の1つ以上のラインを実行しているとき、第2の「回路」を含むことができる。本明細書において使用される場合、「及び/又は」は、「及び/又は」によって連結されるリストにおける項目のうちの任意の1つ以上の項目を意味する。一例として、「x及び/又はy」は、3つの要素の組{(x),(y),(x,y)}のうちの任意の要素を意味する。言い換えれば、「x及び/又はy」は、「x及びyのうちの一方又は両方」を意味する。別の例として、「x、y及び/又はz」は、7つの要素の組{(x),(y),(z),(x,y),(x,z),(y,z),(x,y,z)}のうちの任意の要素を意味する。言い換えれば、「x、y及び/又はz」は、「x、y及びzのうちの1つ以上」を意味する。本明細書において使用される場合、「例示的な」という用語は、非限定的な例、事例又は例証としての役割を果たすことを意味する。本明細書において使用される場合、「例えば」という用語は、1つ以上の非限定的な例、事例又は例証のリストを開始する。本明細書において使用される場合、回路は、或る機能を実施するために必要なハードウェア及びコード(いずれかが必要である場合)を含む場合はいつでも、その機能の実施が(例えば、ユーザーが構成可能な設定、工場トリム等により)無効にされる又は有効にされていないか否かにかかわらず、回路はその機能を実行するように「動作可能」である。
本方法及び/又はシステムを、或る特定の実施態様を参照して記載してきたが、当業者であれば、本方法及び/又はシステムの範囲から逸脱することなく、種々の変更を行うことができること及び均等物に置き換えることができることを理解するであろう。例えば、開示した例のブロック及び/又は構成要素を、組み合わせ、分割し、再配置し、及び/又は他の方法で変更することができる。加えて、本開示の範囲から逸脱することなく、本開示の教示に対して特定の状況又は材料を適合させるように多くの改変を行うことができる。したがって、本方法及び/又はシステムは、開示されている特定の実施態様に限定されない。代わりに、本方法及び/又はシステムは、字義どおりにでも均等論のもとにおいても、添付の特許請求の範囲内に入る全ての実施態様を含む。
上述の実施形態は下記のようにも記載され得るが下記には限定されない。
[構成1]
材料試験システムであって、
該材料試験システムのオペレータアクセス可能構成要素を制御するように構成されるアクチュエータと、
前記アクチュエータを無効にするように構成されるアクチュエータ無効回路と、
1つ以上のプロセッサであって、
材料試験プロセスに基づいて前記アクチュエータを制御し、
該材料試験システムの動作に関連した複数の入力を監視し、
前記複数の入力及び前記材料試験プロセスに基づいて、1つ以上の非制限状態及び1つ以上の制限状態を含む複数の所定の状態から該材料試験システムの状態を決定し、
前記決定された状態に基づいて前記アクチュエータ無効回路を制御する、
ように構成される、1つ以上のプロセッサと、
を備える、材料試験システム。
[構成2]
前記1つ以上のプロセッサは、複数の処理コアを有する安全プロセッサを含み、該複数の処理コアは、
前記複数の入力を監視し、前記材料試験システムの前記状態を決定する冗長コードを実行し、
前記冗長コードの出力を比較する、
ように構成され、前記アクチュエータ無効スイッチの前記制御又は状態出力インジケータの制御のうちの少なくとも一方は、前記出力の前記比較に基づく、構成1に記載の材料試験システム。
[構成3]
前記複数の入力は、オペレータが前記材料試験システムの周囲の所定の体積領域内にいるか否かを示すように構成されるガード入力を含み、前記1つ以上のプロセッサは、前記オペレータが前記所定の体積領域内にいるとの判断に応答して、前記材料試験システムの前記状態を設定するように構成される、構成1に記載の材料試験システム。
[構成4]
前記ガード入力を出力するように構成される、機械的にインターロックされたガードドア又はライトカーテンのうちの少なくとも一方を更に備える、構成3に記載の材料試験システム。
[構成5]
前記1つ以上のプロセッサは、前記ガード入力に応答して前記アクチュエータの速度を制限するように構成される、構成3に記載の材料試験システム。
[構成6]
前記オペレータアクセス可能構成要素は、試験対象材料を把持するように構成される自動グリップ又は手動グリップを含み、前記アクチュエータは、前記自動グリップ又は前記手動グリップを作動させるように構成され、前記材料試験システムは、
前記自動グリップ又は前記手動グリップを移動させて該自動グリップ又は該手動グリップを位置決めすること、又は該自動グリップ又は該手動グリップによって保持された前記試験対象材料に力を印加することを行うように構成されるクロスヘッドと、
前記クロスヘッドを作動させるように構成される第2のアクチュエータと、
を更に備え、
前記1つ以上のプロセッサは、前記材料処理システムの前記状態に基づいて、前記アクチュエータ又は前記第2のアクチュエータのうちの少なくとも一方を制限するように構成される、構成1に記載の材料試験システム。
[構成7]
前記クロスヘッドの速度を監視するように構成される複数の速度センサを更に備え、
前記1つ以上のプロセッサは、
前記クロスヘッドの前記速度を制限し、
前記速度センサによって検出される速度を比較し、
前記比較された速度が閾値差よりも大きい場合、a)前記材料試験システムの前記状態の設定、又はb)該材料試験システムの動作の無効化のうちの少なくとも一方を行う、
ように構成される、構成6に記載の材料試験システム。
[構成8]
前記1つ以上のプロセッサは、
前記材料試験システムが、前記1つ以上の制限状態のうちのいずれかにある場合、前記自動グリップによって印加することができる圧力を閾値力よりも小さくなるように制限し、
前記材料試験システムが、前記非制限状態のうちの1つ以上にある場合、前記自動グリップによって印加することができる前記閾値力を前記アクチュエータが超えることを可能にする、
ように構成される、構成6に記載の材料試験システム。
[構成9]
前記複数の入力は、前記1つ以上のプロセッサ又は前記アクチュエータ無効回路のうちの少なくとも一方に結合される緊急停止入力を含み、前記1つ以上のプロセッサ又は前記緊急停止入力のうちの少なくとも一方は、前記アクチュエータを該アクチュエータのエネルギー源から接続解除するように前記アクチュエータ無効回路を制御するように構成される、構成1に記載の材料試験システム。
[構成10]
前記緊急停止入力が解除された後、前記1つ以上のプロセッサが、前記アクチュエータを前記エネルギー源に再接続するためのユーザーインタラクションを識別するまで、前記1つ以上のプロセッサは、前記エネルギー源からの前記アクチュエータの接続解除を継続するように前記アクチュエータ無効回路を制御するように構成される、構成9に記載の材料試験システム。
[構成11]
前記アクチュエータをエネルギー源から接続解除する信号に応答して、該接続解除の前に前記アクチュエータを減速するように構成されるアクチュエータ制動回路を更に備える、構成1に記載の材料試験システム。
[構成12]
前記1つ以上のプロセッサは、
前記アクチュエータが少なくとも閾値減速度だけ減速しているか否かを判断し、
前記アクチュエータが少なくとも前記閾値減速度だけ減速していないとの判断に応答して、前記アクチュエータを接続解除する、
ように構成される、構成11に記載の材料試験システム。
[構成13]
前記材料試験システムの電源を監視するように構成される電源モニタ回路を更に備え、前記1つ以上のプロセッサは、前記電源が許容範囲外にあることを示す前記電源モニタ回路からの信号に応答して、前記材料試験システムの前記状態の設定、又は該材料試験システムの動作の無効化のうちの少なくとも一方を行うように構成される、構成1に記載の材料試験システム。
[構成14]
前記状態出力インジケータは、前記1つ以上の非制限状態及び前記1つ以上の制限状態に対応する複数のライト、又は前記材料試験システムに関する情報を表示するように構成されるディスプレイのうちの少なくとも一方を含む、構成1に記載の材料試験システム。
[構成15]
前記1つ以上のプロセッサは、
前記状態出力インジケータを監視し、
前記状態出力インジケータが、前記決定された状態に対応する状態を出力していないことを検出したことに応答して、前記材料試験システムの前記状態の設定、又は該材料試験システムの動作の無効化のうちの少なくとも一方を行う、
ように構成される、構成13に記載の材料試験システム。
[構成16]
前記1つ以上の非制限状態は、
前記1つ以上のプロセッサが前記アクチュエータに対する制限を削減しているとともに、試験を実行するように前記アクチュエータを制御していない注意状態と、
前記1つ以上のプロセッサが前記アクチュエータに対する制限を削減しているとともに、試験を実行するように前記アクチュエータを制御している試験状態と、
を含む、構成1に記載の材料試験システム。
[構成17]
前記1つ以上の制限状態は、
前記1つ以上のプロセッサが前記アクチュエータを制限しているとともに、オペレータ入力に応答して該アクチュエータを制御しているセットアップ状態と、
前記1つ以上のプロセッサが前記アクチュエータを制限しているとともに、オペレータ入力に応答して該アクチュエータを制御しない無効状態と、
を含む、構成1に記載の材料試験システム。
[構成18]
前記アクチュエータは、電気モータ、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータ、圧電アクチュエータ、リレー、又はスイッチのうちの少なくとも1つを含む、構成1に記載の材料試験システム。
[構成19]
前記1つ以上のプロセッサは、
前記アクチュエータの前記制御を実行するように構成される制御プロセッサと、
前記複数の入力の前記監視、前記材料試験システムの前記状態の前記決定、及び前記アクチュエータ無効回路の前記制御を実行するように構成される1つ以上の安全プロセッサと、
を含む、構成1に記載の材料試験システム。

Claims (17)

  1. 材料試験システムであって、
    該材料試験システムのオペレータアクセス可能構成要素を制御するように構成されるアクチュエータであって、前記オペレータアクセス可能構成要素は、試験対象材料を把持するように構成される自動グリップ又は手動グリップを含み、前記アクチュエータは、前記自動グリップ又は前記手動グリップを作動させるように構成された、アクチュエータと、
    前記自動グリップ又は前記手動グリップを移動させて該自動グリップ又は該手動グリップを位置決めすること、又は該自動グリップ又は該手動グリップによって保持された前記試験対象材料に力を印加することを行うように構成されるクロスヘッドと、
    前記クロスヘッドを作動させるように構成される第2のアクチュエータと、
    前記クロスヘッドの速度を監視するように構成される複数の速度センサと、
    前記アクチュエータを無効にするように構成されるアクチュエータ無効回路と、
    1つ以上のプロセッサであって、
    材料試験プロセスに基づいて前記アクチュエータを制御し、
    該材料試験システムの動作に関連した複数の入力を監視し、
    前記複数の入力及び前記材料試験プロセスに基づいて、1つ以上の非制限状態及び1つ以上の制限状態を含む複数の所定の状態から該材料試験システムの状態を決定し、
    前記決定された状態に基づいて前記アクチュエータ無効回路を制御する、
    ように構成される、1つ以上のプロセッサと、
    を備え、
    前記1つ以上のプロセッサは、
    前記材料試験システムの前記状態に基づいて、前記アクチュエータ又は前記第2のアクチュエータのうちの少なくとも一方を制限し、
    前記クロスヘッドの前記速度を制限し、
    前記複数の速度センサによって検出される速度を相互に比較し、
    前記比較された速度が閾値差よりも大きい場合、a)前記材料試験システムの前記状態の設定、又はb)該材料試験システムの動作の無効化のうちの少なくとも一方を行う、
    ように構成される、材料試験システム。
  2. 前記1つ以上のプロセッサは、複数の処理コアを有する安全プロセッサを含み、該複数の処理コアは、
    前記複数の入力を監視し、前記材料試験システムの前記状態を決定する冗長コードを実行し、
    前記冗長コードの出力を比較する、
    ように構成され、前記アクチュエータの無効スイッチの前記制御又は状態出力インジケータの制御のうちの少なくとも一方は、前記出力の前記比較に基づく、請求項1に記載の材料試験システム。
  3. 前記複数の入力は、オペレータが前記材料試験システムの周囲の所定の体積領域内にいるか否かを示すように構成されるガード入力を含み、前記1つ以上のプロセッサは、前記オペレータが前記所定の体積領域内にいるとの判断に応答して、前記材料試験システムの前記状態を設定するように構成される、請求項1に記載の材料試験システム。
  4. 前記ガード入力を出力するように構成される、機械的にインターロックされたガードドア又はライトカーテンのうちの少なくとも一方を更に備える、請求項3に記載の材料試験システム。
  5. 前記1つ以上のプロセッサは、前記ガード入力に応答して前記アクチュエータの速度を制限するように構成される、請求項3に記載の材料試験システム。
  6. 前記1つ以上のプロセッサは、
    前記材料試験システムが、前記1つ以上の制限状態のうちのいずれかにある場合、前記自動グリップによって印加することができる圧力を閾値力よりも小さくなるように制限し、
    前記材料試験システムが、前記非制限状態のうちの1つ以上にある場合、前記自動グリップによって印加することができる前記閾値力を前記アクチュエータが超えることを可能にする、
    ように構成される、請求項に記載の材料試験システム。
  7. 前記複数の入力は、前記1つ以上のプロセッサ又は前記アクチュエータ無効回路のうちの少なくとも一方に結合される緊急停止入力を含み、前記1つ以上のプロセッサ又は前記緊急停止入力のうちの少なくとも一方は、前記アクチュエータを該アクチュエータのエネルギー源から接続解除するように前記アクチュエータ無効回路を制御するように構成される、請求項1に記載の材料試験システム。
  8. 前記緊急停止入力が解除された後、前記1つ以上のプロセッサが、前記アクチュエータを前記エネルギー源に再接続するためのユーザーインタラクションを識別するまで、前記1つ以上のプロセッサは、前記エネルギー源からの前記アクチュエータの接続解除を継続するように前記アクチュエータ無効回路を制御するように構成される、請求項7に記載の材料試験システム。
  9. 前記アクチュエータをエネルギー源から接続解除する信号に応答して、該接続解除の前に前記アクチュエータを減速するように構成されるアクチュエータ制動回路を更に備える、請求項1に記載の材料試験システム。
  10. 前記1つ以上のプロセッサは、
    前記アクチュエータが少なくとも閾値減速度だけ減速しているか否かを判断し、
    前記アクチュエータが少なくとも前記閾値減速度だけ減速していないとの判断に応答して、前記アクチュエータを接続解除する、
    ように構成される、請求項9に記載の材料試験システム。
  11. 前記材料試験システムの電源を監視するように構成される電源モニタ回路を更に備え、前記1つ以上のプロセッサは、前記電源が許容範囲外にあることを示す前記電源モニタ回路からの信号に応答して、前記材料試験システムの前記状態の設定、又は該材料試験システムの動作の無効化のうちの少なくとも一方を行うように構成される、請求項1に記載の材料試験システム。
  12. 前記状態出力インジケータは、前記1つ以上の非制限状態及び前記1つ以上の制限状態に対応する複数のライト、又は前記材料試験システムに関する情報を表示するように構成されるディスプレイのうちの少なくとも一方を含む、請求項に記載の材料試験システム。
  13. 前記1つ以上のプロセッサは、
    前記状態出力インジケータを監視し、
    前記状態出力インジケータが、前記決定された状態に対応する状態を出力していないことを検出したことに応答して、前記材料試験システムの前記状態の設定、又は該材料試験システムの動作の無効化のうちの少なくとも一方を行う、
    ように構成される、請求項12に記載の材料試験システム。
  14. 前記1つ以上の非制限状態は、
    前記1つ以上のプロセッサが前記アクチュエータに対する制限を削減しているとともに、試験を実行するように前記アクチュエータを制御していない注意状態と、
    前記1つ以上のプロセッサが前記アクチュエータに対する制限を削減しているとともに、試験を実行するように前記アクチュエータを制御している試験状態と、
    を含む、請求項1に記載の材料試験システム。
  15. 前記1つ以上の制限状態は、
    前記1つ以上のプロセッサが前記アクチュエータを制限しているとともに、オペレータ入力に応答して該アクチュエータを制御しているセットアップ状態と、
    前記1つ以上のプロセッサが前記アクチュエータを制限しているとともに、オペレータ入力に応答して該アクチュエータを制御しない無効状態と、
    を含む、請求項1に記載の材料試験システム。
  16. 前記アクチュエータは、電気モータ、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータ、圧電アクチュエータ、リレー、又はスイッチのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の材料試験システム。
  17. 前記1つ以上のプロセッサは、
    前記アクチュエータの前記制御を実行するように構成される制御プロセッサと、
    前記複数の入力の前記監視、前記材料試験システムの前記状態の前記決定、及び前記アクチュエータ無効回路の前記制御を実行するように構成される1つ以上の安全プロセッサと、
    を含む、請求項1に記載の材料試験システム。
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