JP7503453B2 - 設計支援方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、設計支援方法およびプログラムに関する。
特許文献1には、殺菌対象物に対してLED素子を有する複数の光源のそれぞれから紫外線を照射することが記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2019-058654号公報
ユーザは、殺菌装置を実際に製造する前に、殺菌装置の殺菌性能または費用を正確に把握する必要があるという課題がある。
本発明の第1の態様においては、紫外光を照射する光源を有する照射部を備える殺菌装置の設計を支援する設計支援装置による設計支援方法であって、殺菌装置の設計に関する設計情報と、照射部を制御するための制御情報とを受け付ける受付工程と、設計情報および制御情報に基づいて予測される殺菌装置の予測性能情報または費用情報を判定する判定工程と、判定工程によって判定された予測性能情報または費用情報を出力する出力工程と、を含む設計支援方法を提供する。
本発明の第2の態様においては、本発明の第1の態様に係る設計支援方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
殺菌装置100の一例を示すブロック図である。 照射の一例を示す概念図およびドーズ量分布図である。 照射の一例を示す概念図およびドーズ量分布図である。 照射の一例を示す概念図およびドーズ量分布図である。 設計支援装置200の一例を示すブロック図である。 入力情報52および出力情報53の具体例を示す。 表示部230の構成例を示す。 設計支援装置200による支援方法の一例を示すブロック図である。 表示部230の表示例を示す。 入力情報表示領域232の表示例を示す。 第1表示領域234aの表示例を示す。 第2表示領域234bの表示例を示す。 第3表示領域234cの表示例を示す。 設計支援装置200による設計支援方法の一例を示すフローチャートである。 入力情報表示領域232aの表示例を示す。 入力情報表示領域232bの表示例を示す。 設計支援装置200による設計支援方法の他の一例を示すフローチャートである。 設計支援装置200による設計支援方法の他の一例を示すフローチャートである。 本発明の複数の態様が全体的又は部分的に具現化されてよいコンピュータ2200の例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1Aは、殺菌装置100の一例を示すブロック図である。殺菌装置100は、照射部110、制御部120、冷却装置140および光源ドライバ150を有する。殺菌装置100は、照射部110からの照射光により殺菌対象を殺菌する。殺菌対象は、予め設けられた照射面に配置された物体であってもよく、リアクタの中を移動する流体であってもよい。なお、殺菌装置100は冷却装置140および光源ドライバ150を有さず、外部の冷却装置および光源ドライバを用いてもよい。
照射部110は、1または複数の光源を有する。光源は、波長が200~280nmの紫外線(UVC)光を発するLEDであってよい。照射部110は、温度センサ、照度センサ、殺菌対象の位置を検出する位置センサ等のセンサを有してもよい。
制御部120は、照射部110の動作を制御する。本例の制御部120は、CPU、RAM、ROM等を有する。制御部120は、後述する光源ドライバ150に制御信号を送信し、光源からの照射を開始または停止させる。
冷却装置140は、光源を冷却する。例えば、冷却装置140はヒートシンクである。冷却装置140は、放熱等によって光源を冷却し、光源の自己発熱による出力低下を抑制する。
光源ドライバ150は、光源を駆動するための駆動電流を光源に供給する。本例の光源ドライバ150は、光源に供給する駆動電流を一定に保つ定電流源であり、例えば、昇圧DCDC回路、降圧DCDC回路またはACDC回路のような回路構成を有する。
図1Ba、図1Bbおよび図1Bcは、照射の一例を示す概念図およびドーズ量分布図である。例えば図1Baに示すように、照射部110が長さ方向に3つの光源112a、112bおよび112cを有する例を検討する。それぞれの光源112は、照射面160に向けて照射光を出射する。照射面160は、殺菌対象が配置される面であり、光源112の主出射方向と垂直である。図1Bbは、照射面160におけるドーズ量分布の2次元表示の例であり、図1Bcは、光源112と照射面160との間の空間におけるドーズ量分布の3次元表示の例である。図1Bbおよび図1Bcから、光源112a、112bおよび112cのそれぞれの主出射方向を中心として、ドーズ量が大きいことがわかる。
ある位置におけるドーズ量[mJ/cm]は、照度[mW/cm]および照射時間[s]の積から算出される。また、リアクタの中を移動する流体に対するドーズ量[mJ/cm]は、リアクタにおける流体の移動方向において、各位置の照度[mW/cm]および単位滞留時間[s]の積を全長にわたって積分することで算出される。
図2は、設計支援装置200の一例を示すブロック図である。設計支援装置200は、受付部210、判定部220、表示部230および記憶部240を有する。設計支援装置200は、殺菌装置100の設計を支援するための装置であり、コンピュータであってよく、スマートフォンまたはタブレット等のモバイル端末であってもよい。
受付部210は、入力された情報を受け付け、受け付けた情報を入力情報52として判定部220に出力する。受付部210は、キーボードまたは後述する表示部230に表示されるタッチパッド等の入力装置から情報を受け取るインタフェースである。
判定部220は、受付部210から出力された入力情報52に基づいて演算を行う。本例の判定部220は、演算結果を出力情報53として表示部230に出力する。
なお、判定部220は、シミュレーション、機械学習およびこれらの組み合わせによって得られた式またはモデルを用いて出力情報53を出力してもよい。また、判定部220は、シミュレーション、機械学習およびこれらの組み合わせによって得られた式またはモデルを用いて、入力情報52に基づいて、出力情報53を出力してもよい。
表示部230は、判定部220から出力された出力情報53を表示する。表示部230は、受付部210を含んでもよい。
記憶部240は、判定部220における演算のために必要な情報を記憶する。例えば、記憶部240は、後述するドーズ量閾値、光源の種類に対応する製品単価、照度、自己発熱および定格出力、冷却装置の製品単価および消費電力、殺菌装置100の使用地域に対応する電圧等の情報を記憶する。
図3Aは、入力情報52および出力情報53の具体例を示す。本例の入力情報52は、殺菌装置100の設計に関する設計情報および照射部110を制御するための制御情報を含む。
設計情報は、例えば、殺菌対象の菌種、光源の種類、光源の数、光源配置情報、照射領域情報を含む。制御情報は、例えば、光源の照射時間、環境温度、駆動電流情報、冷却装置情報、地域情報を含む。
殺菌対象は、殺菌装置100により殺菌しようとする物である。殺菌対象の少なくとも一部が、後述する計算対象領域となる。光源の種類は、例えば、光源112の製品名または型番である。光源の数は、照射部110に設けられる光源112の数である。光源配置情報は、例えば、照射部110の長さ方向における光源112の配置間隔、照射部110の幅方向における光源112の配置間隔、光源112と照射面160との間の距離である。照射領域情報は、照射領域に関する情報である。照射領域は、照射部110が照射する照射面160上の領域である。計算対象領域は、照射領域内の領域であって、殺菌対象のうち本実施形態による判定の対象となる領域である。
光源の照射時間は、光源112による予定照射時間である。環境温度は、殺菌装置100を使用する環境の温度であり、例えば、室温である。駆動電流情報は、光源ドライバ150が光源112に供給する駆動電流の大きさを示す。冷却装置情報は、例えば、冷却装置140の製品名、型番または冷却方式である。地域情報は、殺菌装置100を使用する国、地域等を示す情報である。
本例の出力情報53は、殺菌装置100の予測性能情報、費用情報および光源ドライバ情報を含む。予測性能情報は、入力情報52に基づいて予想される殺菌装置100の性能を示す情報であり、例えば、実効的光出力、ドーズ量、ドーズ量閾値との比較結果、光源温度、消費電力、照度情報を含む。費用情報は、例えば、初期費用情報および運用費用情報を含む。光源ドライバ情報は、設計情報および制御情報に基づいて必要とされる光源ドライバ150の種類を示す情報である。
実効的光出力は、光源112の実効的出力を示す情報である。ドーズ量は、照射面160における照射光のドーズ量である。ドーズ量閾値は、対応する菌種を殺菌するために必要な最小ドーズ量であり、対応する菌種と関連付けて記憶部240に記憶されている。ドーズ量閾値との比較結果は、ドーズ量とドーズ量閾値との比較結果を示す情報であり、殺菌の成否を示す。例えば、殺菌の成否は、ドーズ量がドーズ量閾値以上である位置を殺菌成功位置、ドーズ量がドーズ量閾値を下回る位置を殺菌失敗位置として示す。光源温度は、光源112の内部温度であり、光源112がLEDの場合はジャンクション温度である。消費電力は、光源112の消費電力である。照度情報は、殺菌対象における照射光の照度を示す情報である。殺菌対象における照度は、照射面160上の、殺菌対象の少なくとも一部が配置されている計算対象領域における照射光の照度であってよい。
初期費用情報は、殺菌装置100の導入費用を示す殺菌装置費用情報と、冷却装置140を設置する場合の設置費用を示す冷却装置設置費用情報を含む。運用費用情報は、例えば、殺菌装置100を使用するための電力費用および光源112の交換費用を示す情報である。
図3Bは、表示部230の構成例を示す。本例の表示部230は、入力情報52を表示する入力情報表示領域232と、予測性能情報53を表示する予測性能情報表示部234とを有する。入力情報表示領域232は、受付部210を兼ねてよい。入力情報表示領域232および予測性能情報表示部234の表示例については図5Aを参照して後述する。
図4は、設計支援装置200による支援方法の一例を示すブロック図である。図4は、受付部210、判定部220および表示部230の間における情報の流れを示す。受付部210は設計情報受付部212および制御情報受付部214を有する。設計情報受付部212は、設計情報を受け付ける。制御情報受付部214は、制御情報を受け付ける。受付部210は、受け付けた設計情報および制御情報を、入力情報52として判定部220に出力する。
判定部220は、予測性能情報判定部222、費用情報判定部224および光源ドライバ情報判定部226を有する。
予測性能情報判定部222は、設計情報および制御情報に基づいて、殺菌装置100の予測性能情報を判定する。ここで、予測性能情報判定部222が予測性能情報のそれぞれを判定する工程について説明する。
本例の予測性能情報判定部222は、光源112の自己発熱および環境温度に基づいて、光源112の実効的な光出力を判定する。光源112の自己発熱は、光源の種類と関連付けて記憶部240に記憶されている。予測性能情報判定部222は、光源112の定格出力に対する実効的な光出力の比率を判定してもよい。
また、本例の予測性能情報判定部222は、光源112の実効的な光出力、光源112の配置情報、および光源112の種類に基づいて、計算対象領域での照度を示す照度情報を判定する。
本例の予測性能情報判定部222は、光源112の照射時間および照度情報に基づいて、計算対象領域におけるドーズ量を判定する。さらに、予測性能情報判定部222は、算出したドーズ量と、ドーズ量閾値との比較結果を判定する。
例えば、予測性能情報判定部222は、計算対象領域において、ドーズ量閾値以上のドーズ量が予測される領域の割合を示すカバレッジを、ドーズ量閾値との比較結果として判定する。
また、本例の予測性能情報判定部222は、光源112の配置情報および光源112の種類、ならびに電流情報に基づいて、光源112の温度である光源温度を判定する。予測性能情報判定部222は、さらに冷却装置情報に基づいて、光源温度を判定してもよい。
予測性能情報判定部222は、このように判定した予測性能情報を表示部230に出力する。
費用情報判定部224は、設計情報および制御情報に基づいて、費用情報を判定する。ここで、費用情報判定部224が費用情報のそれぞれを判定する工程について説明する。
費用情報判定部224は、光源112の種類および数に基づいて、殺菌装置100の費用を判定する。また、費用情報判定部224は、冷却装置情報に基づいて、冷却装置設置費用を判定する。殺菌装置100の費用および冷却装置設置費用は、初期費用情報の一例である。
費用情報判定部224は、光源の種類、電流情報および環境温度に基づいて、光源112の寿命を判定する。また、費用情報判定部224は、光源112の寿命および交換の閾値に基づいて、光源112の交換頻度を判定する。交換の閾値は、例えば、交換までに出力可能とされる照射量であり、光源112の出力および照射時間の積で表される。
さらに、費用情報判定部224は、光源112の寿命に基づいて、光源112の交換費用情報を判定する。光源112の交換費用は、例えば、殺菌装置100の使用予定期間に交換する光源112の個数に光源112の製品単価を乗じた額および交換作業に要する工賃を含む。
また、費用情報判定部224は、光源112の数、電流情報、および地域情報に基づいて、殺菌装置100の消費電力に応じた電力費用を判定する。なお、光源ドライバ150を駆動するための電圧情報が、対応する地域情報と関連付けて記憶部240に記憶されている。光源112の寿命、交換頻度、交換費用情報および電力費用は、運用費用情報の一例である。
費用情報判定部224は、このように判定した費用情報を表示部230に出力する。なお、判定部220は、予測性能情報または費用情報のいずれか一方のみを表示部230に出力してもよい。
光源ドライバ情報判定部226は、設計情報および制御情報に基づいて、光源ドライバ情報を判定する。ここで、光源ドライバ情報判定部226が光源ドライバ情報のそれぞれを判定する工程について説明する。
光源ドライバ情報判定部226は、地域情報に基づいて、光源ドライバ150を駆動するための電圧情報を判定する。また、光源ドライバ情報判定部226は、電圧情報に基づいて、光源ドライバ情報を判定する。例えば、光源ドライバ情報は、殺菌装置100を駆動するための推奨設計回路を示す情報である。
光源ドライバ情報判定部226は、このように判定した光源ドライバ情報を表示部230に出力する。光源ドライバ情報判定部226は、光源ドライバ150の推奨設計回路を示す設計支援書を出力してもよい。
表示部230は、予測性能情報表示部234、費用情報表示部235および光源ドライバ情報表示部236を有し、これらはそれぞれ、判定部220から出力された出力情報53に含まれる予測性能情報、費用情報および光源ドライバ情報を表示する。
図5Aは、表示部230の表示例を示す。図5Aは、照射面160の照射領域に少なくとも一部が配置される殺菌対象の表面を殺菌する場合の表示例を示す。表示部230は、入力情報52を表示する入力情報表示領域232と、出力情報53を表示する出力情報表示部234とを有する。入力情報表示領域232は、受付部210を兼ねてよい。
予測性能情報表示部234は、第1表示領域234a、第2表示領域234bおよび第3表示領域234cを有する。第1表示領域234aは、実効的な光出力、ドーズ量およびドーズ量閾値との比較結果を表示する。第2表示領域234bは、ドーズ量の分布図または殺菌の成否の分布図を表示する。第3表示領域234cは、入力情報52に関連する情報および第1表示領域234aに表示されていない出力情報53を表示する。
図5Aの表示例について、各表示領域の詳細を図5B~図5Eを参照して説明する。
図5Bは、入力情報表示領域232の表示例を示す。本例では、入力情報表示領域232は、照射領域情報(長さ[mm]、幅[mm])、計算対象領域情報(長さ[mm]、幅[mm])、殺菌対象の菌種、光源の種類、冷却装置情報、環境温度[℃]、駆動電流[mA]、照射時間[s]、光源の数(長さ方向、幅方向)、光源配置情報(高さ[mm]、長さ[mm]、幅[mm])を表示する。
ここで、計算対象領域情報は、照射領域内の領域であって、殺菌対象のうち本実施形態による判定の対象となる計算対象領域に関する情報である。本例では、照射領域情報および計算対象領域情報は、照射領域および計算対象領域の面積をそれぞれ示す。また、本例では、計算対象領域を殺菌対象全体としており、照射領域情報および計算対象領域情報は同じ値を示す。
なお、図5Aは、照射面160に配置される殺菌対象の表面を殺菌する場合の表示例を示すので、照射領域情報および計算対象領域情報が2次元の面積を示しているが、リアクタの中の流体を殺菌する場合は、照射領域情報および計算対象領域情報は3次元の体積を示す。
殺菌対象の菌種は、プルダウンメニューから選択されてよい。殺菌対象の菌種が選択されると、対応するドーズ量閾値が記憶部240から読み出され、判定部220によるドーズ量の判定に用いられる。
光源の種類は、プルダウンメニューから選択されてよい。光源の種類が選択されると、対応する照度、自己発熱および定格出力が記憶部240から読み出される。例えば、照度は判定部220によるドーズ量の判定に用いられ、自己発熱は光源温度の判定に用いられ、定格出力は、実効的な光出力の参照値として用いられる。
冷却装置情報は、プルダウンメニューから選択されてよい。冷却装置情報が選択されると、対応する製品単価および消費電力が記憶部240から読み出され、判定部220による初期費用情報および運用費用情報の判定に用いられる。
光源の数は、照射部110の長さ方向および幅方向における光源112の配置数を意味する。本例では、照射部110が、長さ方向および幅方向に3個ずつ、合計9個の光源112を有する。また、光源配置情報の高さは、光源112と照射面160との距離を意味する。光源配置情報の長さは、照射部110の長さ方向において両端に位置する光源112の中心間距離を意味する。光源配置情報の幅は、照射部110の幅方向において両端に位置する光源112の中心間距離を意味する。これらの情報は、照射部110における光源112の密度を示す。光源112の密度は光源温度に影響し、ひいては光源112の実効的な光出力に影響する。
図5Cは、第1表示領域234aの表示例を示す。本例の第1表示領域234aは、図中左手から順に、光源112の実効的な光出力[mW]、計算対象領域における最大ドーズ量[mJ/cm]、平均ドーズ量[mJ/cm]、最小ドーズ量[mJ/cm]およびカバレッジ[%]を表示する。
本例では、実効的な光出力は、数値で表示されるとともに、光源112の定格出力と対比されて視覚的に表示される。最大ドーズ量、平均ドーズ量および最小ドーズ量はドーズ量の一例であり、カバレッジは、ドーズ量とドーズ量閾値との比較結果の一例である。カバレッジは、計算対象領域において、ドーズ量閾値以上のドーズ量が予測される領域の割合を示す。
図5Dは、第2表示領域234bの表示例を示す。本例の第2表示領域234bは、図5D上段に示すドーズ量の分布図、または図5D下段に示す殺菌の成否の分布図のいずれかを表示する。ドーズ量の分布図は、図1Bbに示したように、2次元表示であってもよく、図1Bcに示したように、3次元表示であってもよい。殺菌の成否の分布図は、計算対象領域において、殺菌成功位置および殺菌失敗位置を色分け表示した分布図であってよい。
図5Eは、第3表示領域234cの表示例を示す。本例の第3表示領域234cは、図中上側から順に、光源温度[℃]、消費電力[W]、最大照度[mW/cm]、平均照度[mW/cm]、最小照度[mW/cm]、長さ方向エッジ距離[mm]、長さ方向ピッチ距離[mm]、幅方向エッジ距離[mm]および幅方向ピッチ距離[mm]を表示する。
最大照度、平均照度および最小照度は、照度情報の一例である。長さ方向エッジ距離および長さ方向ピッチ距離は、照射領域の長さ方向において、最も外側の光源112の中心に対応する位置と照射領域のエッジとの間の距離、および隣接する光源112の中心に対応する位置の間隔をそれぞれ示す。幅方向エッジ距離[mm]および幅方向ピッチ距離は、照射領域の幅方向において、最も外側の光源112の中心に対応する位置と照射領域のエッジとの間の距離、および隣接する光源112の中心に対応する位置の間隔をそれぞれ示す。
このような表示部230における表示により、ユーザは、設計情報および制御情報と、これらの情報に対応する予測性能情報との関係性を、直感的かつ正確に把握することができる。
なお、図5A~図5Eの表示例には費用情報および光源ドライバ情報が含まれていないが、表示部230は、表示モードの切り換えにより、図5A~図5Eに含まれる情報に加えて、またはこれらの情報に代えて、費用情報および光源ドライバ情報を選択的に表示してよい。これにより、ユーザは、設計情報および制御情報と、これらの情報に対応する費用情報および光源ドライバ情報との関係性を、正確に把握することができる。
図6は、設計支援装置200による設計支援方法の一例を示すフローチャートである。ステップS100において、受付部210は、設計情報を受け付ける。ステップS102において、受付部210は、制御情報を受け付ける。ステップS104において、判定部220は、設計情報および制御情報に基づいて、予測性能情報または費用情報を判定する。ステップS106において、判定部220は、予測性能情報または費用情報を表示部230に出力する。
次に、計算対象領域に関する複数の計算対象領域情報および複数の光源配置情報の組み合わせの中から、選択された組み合わせに対応する予測性能情報を判定する例を説明する。
図7Aは、入力情報表示領域232aの表示例を示す。本例の入力情報表示領域232aは、計算対象領域の長さ[mm]および幅[mm]のそれぞれについて、初期値、終了値および増減量を表示する。入力情報表示領域232aは、同様に、光源配置情報の高さ[mm]、長さ[mm]および幅[mm]のそれぞれについて、初期値、終了値および増減量を表示する。
例えば、初期値および終了値は、とり得る値の範囲におけるいずれかの値であり、増減量は、初期値と終了値との間で値を増減させる単位量を意味する。本例では、光源配置情報の高さについて、初期値として130[mm]、終了値として175[mm]、増減量として5[mm]が入力されている。一方で他の項目は、初期値および終了値として同じ値が入力されている。すなわち、光源配置情報の高さを130、135、140、・・・175[mm]と変化(減少)させ、他の項目は初期値のままとする。
このように、本例では、入力情報表示領域232aは、受付部210が受け付けた複数の計算対象領域情報と、複数の光源配置情報との複数の組み合わせを表示する。判定部220は、複数の組み合わせのそれぞれについて、予測性能情報を判定する。
なお、図7Aは、照射面160に配置される殺菌対象の表面を殺菌する場合を示しており、計算対象領域情報が2次元の面積を示しているが、リアクタの中の流体を殺菌する場合は、計算対象領域情報は3次元の体積を示す。
図7Bは、入力情報表示領域232bの表示例を示す。本例の入力情報表示領域232bは、図7Aに示す複数の組み合わせと、それぞれの組み合わせに対応する予測性能情報の一部とを関連付けて表示する。入力情報表示領域232bが示す予測性能情報は、例えば、最大ドーズ量[mJ/cm]、平均ドーズ量[mJ/cm]、最小ドーズ量[mJ/cm]およびカバレッジ[%]である。入力情報表示領域232bは、受付部210として、いずれかの組み合わせに対応する行に対する選択を、タッチ入力等によって受け付けることができる。
本例では、入力情報表示領域232bは、複数の組み合わせのうち、受付部210が受け付けた、ユーザによって選択された組み合わせを示す選択情報を表示する。例えば、図7Bに示すように、入力情報表示領域232bは、選択された行を反転表示する。判定部220は、選択情報に対応する予測性能情報を表示部230に出力し、表示部230は、選択情報に対応する予測性能情報の詳細を、図5Aに示すように、第1表示領域234a~第3表示領域234cに表示する。新たな行が選択されると、表示部230は、新たな選択情報に対応する予測性能情報の詳細を表示するように第1表示領域234a~第3表示領域234cの表示を切り替える。
このように、本例では、表示部230が、まず、予測性能情報の代表的な項目を表示し、次に、選択情報に対応する予測性能情報の詳細を、より多くの項目として表示する。また、表示部230が、計算対象領域情報と光源配置情報との複数の組み合わせに対応する複数の予測性能情報を提示することができるので、ユーザは、それぞれの条件を比較検討することができる。
なお、図7Bは、入力情報表示領域232bが予測性能情報の一部としてドーズ量情報を表示する例を示したが、入力情報表示領域232bは、光源温度等の他の予測性能情報、費用情報または光源ドライバ情報を、図7Bに含まれる情報に加えて、またはこれらの情報に代えて表示してもよい。
図8は、設計支援装置200による設計支援方法の他の一例を示すフローチャートである。図8は、図7A~図7Bに対応する設計支援方法の例を示す。ステップS200において、受付部210は、設計情報として、複数の光源配置情報および複数の計算対象領域情報を受け付ける。ステップS202において、受付部210は、制御情報を受け付ける。ステップS204において、判定部220は、設計情報および制御情報に基づいて、複数の配置情報および複数の計算対象領域情報の組み合わせに対応する複数の予測性能情報を判定する。
ステップS206において、判定部220は、複数の組み合わせと、それぞれの組み合わせに対応する予測性能情報の一部とを、表示部230に出力する。ステップS208において、表示部230は、複数の組み合わせと、それぞれの組み合わせに対応する予測性能情報の一部とを関連付けて表示する。
ステップS210において、受付部210は、ユーザが選択した組み合わせを示す選択情報を受け付ける。ステップS212において、判定部220は、受け付けた選択情報と、対応する予測性能情報の詳細とを表示部230に出力する。ステップS214において、表示部230は、選択情報と対応する予測性能情報の詳細とを表示する。
図9は、設計支援装置200による設計支援方法の他の一例を示すフローチャートである。
ステップS306において、受付部210は、目標性能情報を受け付ける。受付部210は、受け付けた目標性能情報を入力情報52として判定部220に出力する。
ステップS308において、判定部220は、目標性能情報に基づいて、最適化計算を実行する。すなわち、判定部220は、計算対象領域情報と光源配置情報との複数の組み合わせのそれぞれに対応する予測性能情報を判定し、判定した予測性能情報が目標性能情報となる組み合わせを判定する。
ここで、評価値が最大となるように評価式の計算を繰り返す最適化計算の一例について説明する。評価値は、目標性能情報の一例であり、例えば、カバレッジおよび光源112の個数である。
判定部220は、最大評価値をデフォルト値の0に設定する。次に、判定部220は、計算対象領域情報と光源配置情報との複数の組み合わせの中からランダムに選択した組み合わせに対応する予測性能情報を判定する。判定部220は、判定した予測性能情報からカバレッジを取得し、カバレッジに基づいて評価式の計算を実行する。例えば、評価式は、カバレッジおよび光源112の個数から評価値を算出する式であり、カバレッジが高く、かつ、光源112の個数が少ないほど、大きい評価値が得られる。
判定部220は、取得した評価値を最大評価値と比較する。評価値が最大評価値より大きい場合、判定部220は、最大評価値を取得した評価値に更新し、選択した組み合わせを保存する。評価値が最大評価値以下の場合、判定部220は、最大評価値の更新も選択した組み合わせの保存も行わず、次のステップに進む。
次に、判定部220は、最適化計算の終了条件が満たされているか否かを判定する。終了条件は、例えば、カバレッジが100%であり、かつ、光源112の個数が予め定められた上限値以下であることである。終了条件が満たされている場合、判定部220は、最適化計算を終了する。終了条件が満たされていない場合、判定部220は、次のステップに進む。
次に、判定部220は、予め定められた最適化計算の最大試行回数を超えているか否かを判定する。最大試行回数を超えている場合、判定部220は、最適化計算を終了する。最大試行回数を超えていない場合、判定部220は、次のステップに進む。
次に、判定部220は、最適化アルゴリズムに従って、評価値が大きくなる可能性が高い組み合わせに対して最適化計算を実行する。このように、判定部220は、複数の組み合わせに対して最適化計算を反復実行し、予測性能情報を判定する。
ステップS312において、判定部220は、判定結果を表示部230に出力する。判定結果は、例えば、目標性能情報を満たすための設計情報および制御情報、ならびに当該設計情報および制御情報における予測性能情報である。判定結果は、目標性能情報を満たすための設計情報および制御情報が得られない場合、その旨を示す情報であってもよい。
このように、設計支援装置200は、ユーザの目標性能情報に基づいて、計算対象領域情報と光源配置情報との複数の組み合わせの中から最適な組み合わせを提示することができる。これにより、ユーザは、殺菌装置を実際に製造する前に、殺菌装置の殺菌性能または費用を正確に把握することができる。
図10は、本発明の複数の態様が全体的又は部分的に具現化されてよいコンピュータ2200の例を示す。コンピュータ2200にインストールされたプログラムは、コンピュータ2200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられる操作又は当該装置の1又は複数のセクションとして機能させることができ、又は当該操作又は当該1又は複数のセクションを実行させることができ、及び/又はコンピュータ2200に、本発明の実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ2200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定の操作を実行させるべく、CPU2212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ2200は、CPU2212、RAM2214、グラフィックコントローラ2216、及びディスプレイデバイス2218を含み、それらはホストコントローラ2210によって相互に接続されている。コンピュータ2200はまた、通信インタフェース2222、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROMドライブ2226、及びICカードドライブのような入/出力ユニットを含み、それらは入/出力コントローラ2220を介してホストコントローラ2210に接続されている。コンピュータはまた、ROM2230及びキーボード2242のようなレガシの入/出力ユニットを含み、それらは入/出力チップ2240を介して入/出力コントローラ2220に接続されている。
CPU2212は、ROM2230及びRAM2214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ2216は、RAM2214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中にCPU2212によって生成されたイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス2218上に表示されるようにする。
通信インタフェース2222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ2224は、コンピュータ2200内のCPU2212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVD-ROMドライブ2226は、プログラム又はデータをDVD-ROM2201から読み取り、ハードディスクドライブ2224にRAM2214を介してプログラム又はデータを提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM2230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ2200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ2200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入/出力チップ2240はまた、様々な入/出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入/出力コントローラ2220に接続してよい。
プログラムが、DVD-ROM2201又はICカードのようなコンピュータ可読媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読媒体から読み取られ、コンピュータ可読媒体の例でもあるハードディスクドライブ2224、RAM2214、又はROM2230にインストールされ、CPU2212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ2200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ2200の使用に従い情報の操作又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ2200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU2212は、RAM2214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース2222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース2222は、CPU2212の制御下、RAM2214、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROM2201、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ処理領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信された受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ処理領域等に書き込む。
また、CPU2212は、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROMドライブ2226(DVD-ROM2201)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM2214に読み取られるようにし、RAM2214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU2212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックする。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU2212は、RAM2214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプの操作、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM2214に対しライトバックする。また、CPU2212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU2212は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ2200上又はコンピュータ2200近傍のコンピュータ可読媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ2200に提供する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
52 入力情報、53 出力情報、100 殺菌装置、110 照射部、120 制御部、140 冷却装置、150 光源ドライバ、160 照射面、200 設計支援装置、210 受付部、212 設計情報受付部、214 制御情報受付部、220 判定部、222 予測性能情報判定部、224 費用情報判定部、226 光源ドライバ情報判定部、230 表示部、232 入力情報表示領域、232a 入力情報表示領域、232b 入力情報表示領域、234 予測性能情報表示部、234a 第1表示領域、234b 第2表示領域、234c 第3表示領域、235 費用情報表示部、236 光源ドライバ情報表示部、240 記憶部、2200 コンピュータ、2201 ROM、2210 ホストコントローラ、2212 CPU、2214 RAM、2216 グラフィックコントローラ、2218 ディスプレイデバイス、2220 出力コントローラ、2222 通信インタフェース、2224 ハードディスクドライブ、2226 ROMドライブ、2230 ROM、2240 出力チップ、2242 キーボード

Claims (26)

  1. 紫外光を照射する光源を有する照射部を備える殺菌装置の設計を支援する設計支援装置による設計支援方法であって、
    前記殺菌装置の設計に関する設計情報と、前記照射部を制御するための制御情報とを受け付ける受付工程と、
    前記設計情報および前記制御情報に基づいて予測される前記殺菌装置の予測性能情報または費用情報を判定する判定工程と、
    前記判定工程によって判定された前記予測性能情報または前記費用情報を出力する出力工程と、
    を含む設計支援方法。
  2. 前記予測性能情報は、前記照射部が照射する殺菌対象の少なくとも一部を含む計算対象領域におけるドーズ量に関するドーズ量情報を含む、請求項1に記載の設計支援方法。
  3. 前記設計情報は、前記殺菌対象の菌種を含み、
    前記出力工程は、前記ドーズ量情報として、前記ドーズ量、または前記ドーズ量と前記菌種に応じたドーズ量閾値との比較結果を出力する工程を含む、請求項2に記載の設計支援方法。
  4. 前記制御情報は、前記光源の照射時間を含み、
    前記判定工程は前記光源の照射時間および前記計算対象領域での照度を示す照度情報に基づいて前記ドーズ量情報を判定する工程を含む、請求項3に記載の設計支援方法。
  5. 前記設計情報は、前記光源の配置情報、および前記光源の種類を含み、
    前記判定工程は、光源の実効的な光出力、前記光源の配置情報、および光源の種類に基づいて、前記照度情報を判定する工程を含む、請求項4に記載の設計支援方法。
  6. 前記制御情報は、前記殺菌装置が動作する環境の環境温度を含み、
    前記判定工程は、前記光源の自己発熱および前記環境温度に基づいて、前記実効的な光出力を判定する工程を含む、請求項5に記載の設計支援方法。
  7. 前記予測性能情報は、前記光源の温度である光源温度を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の設計支援方法。
  8. 前記設計情報は、前記光源の配置情報および前記光源の種類を含み、
    前記制御情報は、前記光源を駆動するための電流情報を含み、
    前記判定工程は、前記光源の配置情報および前記光源の種類、ならびに前記電流情報に基づいて、前記光源温度を判定する工程を含む、請求項7に記載の設計支援方法。
  9. 前記費用情報は、初期費用情報を含み、
    前記出力工程は、前記初期費用情報として、前記殺菌装置の費用を出力する工程を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の設計支援方法。
  10. 前記設計情報は、前記光源の数および前記光源の種類を含み、
    前記制御情報は、前記光源を駆動するための電流情報を含み、
    前記判定工程は、前記光源の数、前記光源の種類、および前記電流情報に基づいて、前記光源を駆動する光源ドライバに関する光源ドライバ情報を判定する工程を含み、
    前記出力工程は、前記光源ドライバ情報を出力する工程をさらに含む、請求項9に記載の設計支援方法。
  11. 前記出力工程は、前記光源ドライバにより前記殺菌装置を駆動するための推奨設計回路を示す設計支援書を出力する工程をさらに含む、請求項10に記載の設計支援方法。
  12. 前記費用情報は、初期費用情報を含み、
    前記制御情報は、前記照射部を冷却するための冷却装置に関する情報を含み、
    前記出力工程は、前記初期費用情報として、前記冷却装置の設置費用を出力する工程を含む、請求項10または11に記載の設計支援方法。
  13. 前記費用情報は、運用費用情報を含み、
    前記出力工程は、前記運用費用情報として、前記光源の交換費用情報を出力する工程を含む、請求項10から12のいずれか一項に記載の設計支援方法。
  14. 前記出力工程は、前記運用費用情報として、前記光源の寿命をさらに出力する工程を含む、請求項13に記載の設計支援方法。
  15. 前記制御情報は、前記殺菌装置が動作する環境の環境温度を含み、
    前記判定工程は、前記光源の種類、前記電流情報、前記環境温度に基づいて、前記寿命を判定する工程を含む、請求項14に記載の設計支援方法。
  16. 前記判定工程は、前記寿命および交換の閾値に基づいて、前記光源の交換頻度を判定する工程を含む、請求項15に記載の設計支援方法。
  17. 前記費用情報は、運用費用情報を含み、
    前記出力工程は、前記運用費用情報として、前記殺菌装置の消費電力に応じた電力費用を出力する工程を含む、請求項10から16のいずれか一項に記載の設計支援方法。
  18. 前記制御情報は、前記光源ドライバを駆動するための電圧情報を含み、
    前記判定工程は、前記光源の数、前記電流情報、および前記光源ドライバを駆動するための電圧情報に基づいて前記電力費用を判定する工程を含む、請求項17に記載の設計支援方法。
  19. 前記制御情報は、前記光源ドライバを駆動するための電圧情報を含み、
    前記判定工程は、前記電圧情報に基づいて、前記光源ドライバ情報を判定する工程を含む、請求項10に記載の設計支援方法。
  20. 前記制御情報は、前記殺菌装置を使用する地域情報を含み、
    前記判定工程は、前記地域情報に基づいて、前記光源ドライバを駆動するための電圧情報または前記光源ドライバ情報を判定する工程を含む、請求項10に記載の設計支援方法。
  21. 前記受付工程は、前記設計情報として、前記光源の複数の配置情報および複数の計算対象領域に関する複数の計算対象領域情報を受け付ける工程を含み、
    前記判定工程は、複数の前記配置情報それぞれと複数の前記計算対象領域情報それぞれとの複数の組み合わせに基づいて複数の前記予測性能情報を判定する工程を含み、
    前記出力工程は、複数の前記組み合わせと、当該組み合わせに対応する複数の前記予測性能情報とのうちの少なくとも1つを出力する工程を含む、請求項1から20のいずれか一項に記載の設計支援方法。
  22. 前記受付工程は、前記複数の組み合わせのうちの、ユーザによって選択された前記組み合わせを示す選択情報を受け付ける工程を含み、
    前記出力工程は、前記選択情報によって識別される前記組み合わせに対応する前記予測性能情報を出力する工程を含む、請求項21に記載の設計支援方法。
  23. 複数の前記配置情報は、前記配置情報の最大値および最小値の間でとり得る値を示し、複数の前記計算対象領域情報は、前記計算対象領域情報の最大値および最小値の間でとり得る値を示す、請求項21または22に記載の設計支援方法。
  24. 前記受付工程は、目標性能情報を受け付ける工程を含み、
    前記判定工程は、前記目標性能情報にさらに基づいて前記予測性能情報を判定する工程意を含み、
    前記出力工程は、判定結果を出力する工程を含む、請求項21から23のいずれか一項に記載の設計支援方法。
  25. 前記判定工程は、前記受付工程で受け付けた前記目標性能情報に基づいて最適化計算することによって前記予測性能情報を判定する、請求項24に記載の設計支援方法。
  26. 請求項1から25のいずれか一項に記載の設計支援方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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