JP7502527B2 - 移動端末及び方法 - Google Patents

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Description

本開示は、サービングセルを有するよう構成されている少なくとも1つの基地局を備えるワイヤレス通信システムにおいて、システム情報の取得を実行する移動端末に関する。システム情報は、最小限情報及び他のシステム情報を含む。移動端末は、要求メッセージをオンデマンドで基地局に送信する。この要求メッセージは、他のシステム情報を送信するように基地局に要求する。
現在、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:the 3rd Generation Partnership Project)は、第5世代(5G)又は新(しい)無線(NR:new radio)とも称される次世代セルラー技術についての技術仕様の次のリリース(リリース15)に取り組んでいる。
3GPPの技術仕様グループ(TSG:Technical Specification Group)の無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access network)会合#71(2016年3月、Gothenburg)において、RAN1、RAN2、RAN3、及びRAN4が関与する、5Gの最初の検討項目「Study on New Radio Access Technology」が承認され、この検討が、5Gの最初の標準規格を規定するリリース15の作業項目(WI:work item)の土台となっている。
5G新無線(NR)の1つの目的は、「3GPP TSG RAN TR 38.913 v14.1.0,“Study on Scenarios and Requirements for Next Generation Access Technologies”,2016年12月」(www.3gpp.orgにて入手可能である)において規定されている全ての利用シナリオ、要件、及び配置シナリオに対処する単一の技術的枠組みを提供することである。これらは、少なくとも、高度モバイルブロードバンド(eMBB:enhanced mobile broadband)、超高信頼・低遅延通信(URLLC:ultra-reliable low-latency communications)、大規模マシンタイプ通信(mMTC:massive machine type communication)を含む。
例えば、eMBBの配置シナリオには、屋内のホットスポット、密集都市部、郊外、都市部、及び高速が含まれ得る。URLLCの配置シナリオには、産業制御システム、モバイル健康管理(遠隔モニタリング、診断、及び治療)、車両のリアルタイム制御、スマートグリッドの広域監視・制御システムが含まれ得る。mMTCには、スマートウェアラブルやセンサネットワーク等、遅延の影響が小さいデータ伝送による多数の装置を使用するシナリオが含まれ得る。
もう1つの目的は、将来のユースケース/展開シナリオを予見する前方互換性である。ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)に対する後方互換性は不要であり、これは、完全に新しいシステム設計及び/又は新規な機能の導入を容易にする。
非限定的かつ例示的な一実施形態は、移動端末とサービングセルを有する基地局とを備えるワイヤレス通信システムにおいて、システム情報取得を改善することを可能にする。非限定的かつ例示的な別の実施形態は、オンデマンドの他のシステム情報の取得に対する(制御)シグナリングオーバーヘッドを低減しようとする。また、更なる例示的な実施形態は、オンデマンドの他のシステム情報の取得におけるフレキシビリティを向上させようとする。
一実施形態において、ここに開示されている技術は、サービングセルを有するよう構成されている少なくとも1つの基地局を備えるワイヤレス通信システムにおいて、システム情報の取得を実行するための移動端末を特徴とする。システム情報は、最小限システム情報及び他のシステム情報を含む。
移動端末は、プロセッサ及びトランシーバを備える。これにより、移動端末は、他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求する状態を判別し、ランダムアクセスプリアンブル信号(msg1)を送信することと、ランダムアクセス応答メッセージ(msg2)を受信することと、他のシステム情報を求めるシステム情報要求メッセージ(msg3)を送信することと、競合解決メッセージ(msg4)を受信することと、を含むランダムアクセス手順を実行し、ブロードキャストを介して、オンデマンドで要求された他のシステム情報を含むシステム情報メッセージを受信する、よう構成されている。
システム情報要求メッセージ(msg3)は、他のシステム情報を要求するためのビットパターンの少なくとも一部を有する特定のフォーマットに適合しているこのビットパターンを有する情報要素を含み、競合解決メッセージ(msg4)は、ランダムアクセス手順中の衝突を検出するための上記ビットパターンと同じビットパターン又は上記ビットパターンの同じ上記一部を含む。
なお、一般的な実施形態又は特定の実施形態は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、記憶媒体、又はこれらの任意の選択的な組み合わせとして、実現可能であることに留意されたい。
開示されている実施形態の更なる恩恵及び利点は、本明細書及び図面から明らかになるであろう。これらの恩恵及び/又は利点は、本明細書及び図面の様々な実施形態及び特徴によって個別に得ることができる。ただし、このような恩恵及び/又は利点のうちの1つ以上を得るために、これらの特徴全てを設ける必要はない。
ワイヤレス通信システムにおける移動端末及び基地局のブロック図。 3GPP NR展開シナリオにおける第1の実施形態の例示的な実施態様に従ったシステム情報取得のシーケンス図。 3GPP NR展開シナリオにおける第1の実施形態の例示的な実施態様における他のシステム情報についての例示的な要求及び応答メッセージ構成を示す図。 3GPP NR展開シナリオにおける第1の実施形態の例示的な実施態様における他のシステム情報についての別の例示的な要求及び応答メッセージ構成を示す図。 3GPP NR展開シナリオにおける第1の実施形態の例示的な実施態様に従ったシステム情報取得のシーケンス図。 3GPP NR展開シナリオにおける第2の側面の第1の例において、システム情報取得を実行する2つの移動端末(すなわち、UE1及びUE2)のタイミング図。 3GPP NR展開シナリオにおける第2の側面の第2の例において、システム情報取得を実行する2つの移動端末(すなわち、UE1及びUE2)のタイミング図。 3GPP NR展開シナリオにおける第2の側面の第3の例において、システム情報取得を実行する2つの移動端末(すなわち、UE1及びUE2)のタイミング図。
NR検討項目についての技術報告書のうちの1つ(3GPP TSG TR 38.801 v2.0.0,“Study on New Radio Access Technology; Radio Access Architecture and Interfaces”,2017年3月)においてまとめられているように、物理層の基本的な信号波形は、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)に基づく。ダウンリンク及びアップリンクの両方において、サイクリックプレフィックスを使用するOFDM(CP-OFDM)をベースとする波形がサポートされる。少なくとも、40GHzまでのeMBBのアップリンクでは、CP-OFDM波形の補助として、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transformation)拡散OFDM(DFT-S-OFDM)をベースとする波形もサポートされる。
NRにおける設計目標のうちの1つは、もしあれば進行中のトラフィックの中断を最小限に抑えながら、同時にユーザ機器の電力消費量を増加させることなく、ユーザのモビリティを強化することである。RAN#78では、RAN2は、Rel-15の時間フレーム内でLTE及びNRに対して0msハンドオーバ中断時間に関するIMT-2020要件にどのように対処できるかを調査する役割を担った。第1のステップにおいて、LTEにおけるハンドオーバ手順が、NRにおけるベースライン設計として採用された。3GPPワーキンググループでは、NRモビリティ強化のためにどのような機能を追加又は変更する必要があるかについて、継続的な議論が行われている。
用語「ダウンリンク」は、上位ノードから下位ノードへの通信(例えば、基地局から中継ノードへの又はUEへの通信、中継ノードからUEへの通信等)を意味する。用語「アップリンク」は、下位ノードから上位ノードへの通信(例えば、UEから中継ノードへの又は基地局への通信、中継ノードから基地局への通信等)を意味する。用語「サイドリンク」は、同じレベルにあるノード間の通信(例えば、2つのUE間の通信、若しくは2つの中継ノード間の通信、又は2つの基地局間の通信)を意味する。
3GPP NRでは、システム情報の取得は、例えば、LTE標準規格の以前のバージョンから知られているメカニズムよりも大幅に改善されている。例えば、3GPP TS 38.300 V15.1.0:「“NR; NR and NG-RAN Overall Description”,2018年3月」の第7.3章において、システム情報の処理が論じられている。以下において簡単に説明する。
(概要)
3GPP NRの標準化によれば、システム情報(SI:System Information)は、最小限SIと他のSIとに分けられる。最小限SIは、周期的にブロードキャストされ、初期アクセスに必要な基本情報と、周期的にブロードキャストされる又はオンデマンドで提供される任意の他のSIを取得するための情報、すなわち、スケジューリング情報と、を含む。他のSIは、最小限SIにおいてブロードキャストされない全てを包含し、ネットワークによってトリガされて又はUEからの要求に応じて、ブロードキャストされ得る又は専用の方法で提供され得る。
UEによるキャンプのために考慮されるセル/周波数について、UEは、別のセル/周波数レイヤからそのセル/周波数の最小限SIの内容を取得することを要求されない。これは、UEが、以前に在圏していた1つ以上のセルからの記憶されているSIを適用する場合を除外しない。UEが、セルの最小限SIの完全な内容を、(そのセルから受信することによって、又は、以前のセルからの有効な記憶されているSIから)判別できない場合、UEは、そのセルを禁止セルとみなす。帯域幅適応(BA:Bandwidth Adaptation)の場合、UEは、アクティブな帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)上でSIを取得するだけである。
(スケジューリング)
最小限SIは、異なるメッセージ(MasterInformationBlock及びSystemInformationBlockType1)を使用して、2つの異なるダウンリンクチャネルを介して送信される。残存最小限SI(RMSI:Remaining Minimum SI)という用語は、SystemInformationBlockType1(SIB1)を指すためにも使用される。他のSIは、SystemInformationBlockType2(SIB2)以上において送信される。
RRC_IDLE状態及びRRC_INACTIVE状態にあるUEの場合、要求は、ランダムアクセス手順をトリガし、要求されたSIがPRACHリソースのサブセットに関連付けられない限り、MSG3を介して伝達されるが、この場合において、MSG1が使用されてもよい。MSG1が使用される場合、要求の最小粒度は、1つのSIメッセージ(すなわち、SIBのセット)であり、1つのRACHプリアンブル及び/又はPRACHリソースを使用して、複数のSIメッセージを要求することができ、gNBは、MSG2において要求に確認応答する。MSG3が使用される場合、gNBは、MSG4において要求に確認応答する。
他のSIは、設定可能な周期で、ある持続時間の間、ブロードキャストされ得る。他のSIはまた、RRC_IDLE/RRC_INACTIVE状態にあるUEによって要求されたときにブロードキャストされ得る。
UEがキャンプすることを許可される各セルは、最小限SIの少なくとも一部の内容をブロードキャストするのに対し、UEがキャンプできず、最小限SIをブロードキャストしないセルが、システムにおいて存在する可能性がある。
(SI変更)
システム情報の変更は、特定の無線フレームでのみ発生する、すなわち、変更期間の概念が使用される。システム情報は、そのスケジューリングによって規定されるように、変更期間内に同じ内容で複数回送信され得る。変更期間は、システム情報によって設定される。
ネットワークが、システム情報(の一部)を変更したとき、これは、まず、この変更をUEに通知する。すなわち、これは、変更期間を通じて行われる可能性がある。次の変更期間において、ネットワークは、更新されているシステム情報を送信する。変更通知を受信すると、UEは、次の変更期間の始めから、新しいシステム情報を取得する。UEは、UEが新しいシステム情報を取得するまで、以前に取得したシステム情報を適用する。
ページングは、RRC_IDLE状態、RRC_INACTIVE状態、及びRRC_CONNECTED状態にあるUEにシステム情報変更を通知するために使用される。UEが、このようなページングメッセージを受信すると、UEは、(ETWS/CMAS用以外の)システム情報が、次の変更期間境界にて変わることを認識する。
RAN#79の開発努力を反映している3GPP NR技術規格TS 38.300に加えて、システム情報の処理は、TSG無線アクセスネットワーク(TSG-RAN)ワークグループ2(WG2)によってより最近に議論されており、これが、以下において簡潔にまとめられる。
(ブロードキャストによって提供されるSI)
他のSIについてのスケジューリング情報は、他のSIが周期的にブロードキャストされるか又はオンデマンドで提供されるかにかかわらず、最小限SIにおける、SIBタイプ、有効性情報、周期、及びSIウィンドウ情報を含む。
-他のSIについてのスケジューリング情報は、SIB1において提供される。
-SIBタイプ:ブロードキャスト又はオンデマンド
SIBがブロードキャストされないことを最小限SIが示す場合、UEは、このSIBがSI周期ごとにそのSIウィンドウ内で周期的にブロードキャストされるとは想定しない。したがって、UEは、このSIBを受信するためにSI要求を送信し得る。SI要求を送信した後、要求したSIBを受信するために、UEは、そのSIBの1つ以上のSI期間において、要求したSIBのSIウィンドウをモニタリングする。
(Msg3ベースのSI要求方法)
UEは、Msg4の受信に基づいて、Msg3の成功を判定する。Msg4の内容のどのような詳細がMsg3の成功を確認するために使用されるかについては、更なる検討として(FFS)残されている。これは、CPによって初期に議論される。
Msg3ベースの方法を使用するSI要求についての1つ以上のプリアンブルは、予約されない。更に、RRCシグナリングが、Msg3におけるSI要求に使用される。また、要求されたSI/SIBの詳細をRRCシグナリングがどのように示すかについては、ASN.1による更なる検討として(FFS)残されている。Msg2において受信された一時的なC-RNTIが、Msg4受信に使用される。
(オンデマンドSI要求)
UE IDはMSG3に含まれない。競合解決のために、UE MACは、他のケースと同じように実行し、送信された要求に対して競合解決MAC CEをチェックする(MACにおける共通RACH手順)。
SystemInformationBlockType1(SIB1)内の1つのインジケータが、SIメッセージが現在ブロードキャストされているか否かを示す。このインジケーションは、変更期間の終わりまで有効である。UEは、これが、オンデマンドSIの一時的なブロードキャストであるか又は周期的なブロードキャストSIであるかを推測することができない。
(SI変更)
LTEと同様に、SI変更/更新は、ページングを通じてUEに示される。RRC_IDLE状態及びRRC_INACTIVE状態にあるUEは、DRXサイクルごとに、それ自体のページングオケージョンにおいてSI更新通知をモニタリングする。RRC_CONNECTED状態にあるUEは、任意のページングオケージョンにおいてSI更新通知をモニタリングする(接続状態においてページングをモニタリングするための共通サーチスペースが、UEに提供される場合)。
NRでは、SI更新処理のための変更期間のLTE概念が採用される。ページングメッセージに含まれるSI更新インジケーションがサポートされる(これは、DCI設計がSI更新インジケーションとページングメッセージのスケジューリングとを並列に可能にする場合に、再訪することができる)。DCIに含まれるSI更新インジケーションがサポートされる。
UEが、ページングにおいてSI更新インジケーションを受信した場合、UEは、(更新されているSIがオンデマンドSIであったとしても、)NWが、更新されているSIをブロードキャストすると想定して、次の変更期間境界にて、更新されているSIを取得する。
(本開示)
以上を踏まえて、システム情報取得を更に改善することができるという理解の下、本開示が考えられた。
具体的には、オンデマンドシステム情報を取得するために3GPP NRにおいてランダムアクセス手順を利用することは、ワイヤレス通信システムに対する(制御)シグナリングオーバーヘッドに関する欠点と共に、いくつかの利点を有する。この機能から生じる欠点は、本開示の焦点にある。
一方では、ランダムアクセス手順は、移動端末が基地局と共に直ちに(制御)情報をシグナリングすることを開始することを可能にする、よく理解されているメカニズムである。具体的には、移動端末が、RRC CONNECTED状態にあるか、RRC_IDLE状態にあるか、又はRRC_INACTIVE状態にあるかにかかわらず、移動端末は、ランダムアクセス手順に関与することができる。換言すれば、オンデマンドシステム情報を取得するためのランダムアクセス手順を、電源投入直後に利用することができる。
他方では、ランダムアクセス手順は、かなりの(制御)シグナリングオーバーヘッドをもたらす。以下において更に詳細に説明されるように、ランダムアクセス手順(すなわち、競合ベースのランダムアクセス手順)は、4つのメッセージ(以下では、msg1、msg2、msg3、及びmsg4)のシーケンスを含むことがよく理解されている。4つのメッセージのこのシーケンスは、移動端末と基地局との間の信頼できるシグナリングを可能にするように設計されているが、その引き換えとして、無視できない(制御)シグナリングオーバーヘッドが生じる。
これらの欠点を認識して、本開示は、ワイヤレス通信システムにおけるシステム情報取得を改善しようとする。
非限定的かつ例示的な実施形態は、ワイヤレス通信システムにおいて、特に、異なる移動端末のシステム情報取得の試行間で衝突が発生する状況において、ランダムアクセス手順から生じる(制御)シグナリングオーバーヘッドを低減することを可能にする。特に、本開示は、システム情報取得の失敗した(すなわち、競合する)試行によってトリガされる不要な再送を回避しようとする。
本開示によって提供される利点の包括的な説明のために、2つの異なるシナリオが、以下において更に詳細に説明される。
第1のシナリオにおいて、(制御)シグナリングオーバーヘッドの原因、すなわち、ランダムアクセス手順における衝突が発生したという理解が、取り除かれるということに重点が置かれる。このために、ランダムアクセス手順は、システム情報を取得するときに、どのような衝突であるかについての異なる理解を想定する。それによって、ランダムアクセス手順における競合解決メカニズムによって規定されるような再送を通常もたらすであろう追加の(制御)シグナリングが回避される。
第2のシナリオにおいて、(制御)シグナリングオーバーヘッドをもたらす結果、すなわち、競合解決メカニズムによって規定されるような再送が、ワイヤレス通信システムの機能能力に影響を及ぼすことなく、システム情報取得のために取り除かれ得るということに重点が置かれる。このために、ランダムアクセス手順における競合解決メカニズムを呼び出す必要がない特定の状態が定義され、したがって、この場合も、追加の(制御)シグナリングが回避される。
換言すれば、本開示の2つの異なるシナリオは、ワイヤレス通信システムにおいて最終的に必要でない限り、両方とも、追加の(制御)シグナリングを回避するという共通の技術的課題を解決するという点で、因果関係によってリンクされる。したがって、ランダムアクセス手順における競合解決メカニズムから生じる(制御)シグナリングオーバーヘッドが低減される。
ランダムアクセス手順(より具体的には、競合ベースのランダムアクセス手順)は、以下において簡潔に説明される4つのステップを含む。
第1のステップにおいて、ランダムアクセスプリアンブル信号、すなわち、msg1(略して、プリアンブル)が、移動端末によって基地局に送信される。プリアンブルは、全ての利用可能なプリアンブルから、又は、利用可能なプリアンブルの特定のサブセットから、移動端末によってランダムに選択される、且つ/又は、全ての利用可能な又は特に選択された物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)リソース上で送信される。
利用可能なプリアンブル及び/又はPRACHリソース(特定の時間及びスペクトル周波数におけるリソース)の数に対する制限に起因して、且つ、移動端末がランダムアクセス手順を自律的に開始することに起因して、2つの異なる移動端末からのプリアンブル送信の間の競合を回避することができないことがある。換言すれば、ワイヤレス通信システムは、2つの異なる移動端末が同じPRACHリソース上で同じプリアンブルを送信している状況を防止することができない。
更に、更に重要なことに、基地局は、そのような競合送信が、2つの異なる移動端末が同じPRACHリソース上で同じプリアンブルを送信することから生じるので、そのような競合送信を区別することができない。したがって、基地局は、そのような競合送信を発見するために外部知識を必要とする。
第2のステップにおいて、ランダムアクセス応答メッセージ、すなわち、msg2(略して、応答)が、基地局によって移動端末に送信される。応答は、概して、例えば、移動端末のアップリンク設定に適用されるタイミングアドバンス等の、接続確立のためのパラメータと、移動端末がアップリンクにおいて後続のメッセージを送信することを許可するスケジューリンググラントと、を含む。
3番目のメッセージでは、専用メッセージ、すなわち、msg3が、移動端末によって、スケジューリンググラントを使用して、基地局に送信される。簡潔にするために、システム情報要求メッセージ、すなわち、(特定の)オンデマンドシステム情報(例えば、(特定の)オンデマンドシステム情報メッセージ)の送信を求める要求を移動端末が基地局にシグナリングする専用の役割を果たすメッセージ、についてのみ、以下において言及する。
例示的な実施態様において、システム情報要求メッセージは、(特定の)オンデマンドシステム情報メッセージを取得するための要求(例えば、システム情報ブロックタイプ4-6を含むオンデマンドで送信されるメッセージの要求)を含んでもよい。概して、システム情報要求メッセージは、無線リソース制御(RRC)システム情報要求メッセージのように、RRC層によって指定される特定のフォーマットに従う。
ステップ1において競合送信を生じさせた2つの異なる移動端末は、ステップ2において同じ応答を受信するので、これらは両方とも、示されたスケジューリンググラントを使用して、専用メッセージ、すなわち、msg3を送信する。したがって、これら2つの専用メッセージも、競合送信として、すなわち、時間及びスペクトル周波数において競合又はオーバーラップするメッセージとして、基地局によって受信され、これら専用メッセージのうちの1つのみ(もしあれば)が、基地局によって成功裏に復号され得る。
更に重要なことに、特定のタイミング(例えば、特定の番号を有する無線フレーム及び/又はサブフレーム中)において、ステップ1において競合送信を生じさせる2つの異なる移動端末が、両方とも、同じオンデマンドシステム情報メッセージを取得するための要求をmsg3として送信している可能性が高いことが見いだされた。したがって、同じ又は異なるオンデマンドシステム情報メッセージを要求する2つの競合又はオーバーラップするシステム情報要求メッセージ送信を基地局が受信する状況があり得る。
再度より重要なことに、基地局は、信号が強い方の移動端末からのシステム情報要求メッセージのうちの1つを認識することができるだけである。
4番目のメッセージにおいて、競合解決メッセージ、すなわち、msg4が、基地局によって1つ以上の移動端末に送信される。このメッセージは、msg3において送信された専用メッセージにおいて示された要求に基地局が応じる意図があるか否かを移動端末が検出できる状況に移動端末を置くように設計されている。換言すれば、このmsg4は、msg3、又は、同じmsg3を生成した移動端末、を一意に参照する情報を含み、このため、競合送信を伴う状況を解決する目的に役立つことができる。
とりわけ、競合送信を伴う状況を発見し、したがって、そのような状況を解決する移動端末の能力は、専用メッセージ、すなわち、msg3において送信される情報に依存する。特に、この能力は、msg3が、全ての移動端末の間で一意である情報を追加的に又は唯一含むか否かという問題に関連する。
従来、このmsg3は、例えば、RRC接続要求のコンテキストにおいて、一意なランダム値(すなわち、ランダム値情報要素)を含むようにフォーマット化されている。この場合、この一意なランダム値は、2つのmsg3が、msg2からの同じスケジューリンググラントを利用する2つの異なる移動端末から生じたとしても、2つのmsg3が決して同じではない(すなわち、一意である)ことを保証する。
次いで、基地局は、msg3からの一意な情報をコピーアンドペースト(又はエコー)することによって、競合解決メッセージを生成し、それによって、msg3として送信された専用メッセージにおいて示された移動端末の要求を移動端末が行うことに成功したかどうかを移動端末が発見することを可能にする。
移動端末が、msg3を用いて送信した一意な情報を、msg4において発見した場合にのみ、移動端末は、msg3が基地局に成功裏に送信されたと結論付けることができる。移動端末が失敗した場合、ランダムアクセス手順は、移動端末が、ランダムアクセスプリアンブル信号、すなわち、msg1の再送をもって再度開始することを規定している。これによって、競合送信を伴う状況が解決される。
ここで、本開示のコンテキストにおいて、競合解決は、システム情報取得のコンテキストにおいて必ずしも好ましいとは限らないことが認識される。具体的には、移動端末が、失敗した競合解決の後に、ランダムアクセスプリアンブル信号、すなわち、msg1の再送をもって再度開始することが不要である状況がある。換言すれば、状況によっては、ランダムアクセス手順における競合解決から生じる(制御)シグナリングオーバーヘッドを回避することができる。
上述したように、システム情報取得のコンテキストにおいて、2つの異なる移動端末が、msg3を介して、同じオンデマンドシステム情報メッセージを要求している状況がある。そして、このような状況では、移動端末が、自身(又はこれら2つの異なる移動端末のうちの他方)がシステム情報要求メッセージにおいて示されたその要求を成功裏に行ったかどうか、又は、競合送信の結果として、同じシステム情報要求メッセージを再送することが規定されているかどうか、を認識することは決定的ではない。
msg4をもって応答する基地局が、所望のシステム情報メッセージを送信するための要求を受信したことが保証されると直ちに、これら2つの異なる移動端末の両方の要求が満たされる。
換言すれば、原因(すなわち、ランダムアクセス手順における衝突が発生したという理解)も、結果(すなわち、競合解決メカニズムによって規定されるような再送)も、結果として生じる(制御)信号オーバーヘッドを正当化しない。むしろ、基地局が、これら2つの異なる移動端末の両方の要求に応じると直ちに、ランダムアクセス手順の競合解決メカニズムを適用することはもはや不要である。
(第1のシナリオ)
図1は、移動端末110(ユーザ機器、UEとも呼ばれる)及び基地局160(gノードB、gNBとも呼ばれる)を含むワイヤレス通信システムのブロック図を示している。このブロック図は、図2に示されるメカニズム、すなわち、(制御)シグナリングオーバーヘッドの原因が取り除かれる第1のシナリオ、を説明するために使用される。
このブロック図のワイヤレス通信システムは、移動端末110が、システム情報、特に、サービングセルを有する基地局160からオンデマンドでブロードキャストされる他のシステム情報(これは最小限システム情報ではない)を取得することを可能にする。したがって、移動端末110及び基地局160の両方が、システム情報取得において能動的役割を果たす。
概して、移動端末110のプロセッサ130が、他のシステム情報の送信を求める要求を有し、したがって、基地局160に対して他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求したいと決定するとき(図2におけるステップS01を参照)、複数の状態が存在する。
例えば、このような状態は、プロセッサ130が、サービングセルにおける電源投入イベント又はサービングセルに対するセル選択/再選択イベントを検出したときに、発生する。このような状態は、プロセッサ110が、サービングセルについてのカバレッジロスイベントから回復しているときにも、発生し得る。更に、このような状態は、プロセッサ130が、他のシステム情報についての有効性タイマがサービングセルにおいて満了したと判定したときにも、発生し得る。これらの例示的な状態のうちの任意の1つにおいて、プロセッサ130は、他のシステム情報の有効なコピーを有しない。
プロセッサ130が、他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求する状態を判別した場合、プロセッサ130は、移動端末110のトランシーバ120がランダムアクセス手順を実行すること(図2におけるステップS02を参照)に進める。
ランダムアクセス手順において、トランシーバ120は、まず、ランダムアクセスプリアンブル信号(図2におけるS02のmsg1を参照)を基地局160に送信する。次いで、トランシーバ120は、基地局160からランダムアクセス応答メッセージ(図2におけるS02のmsg2を参照)を受信する。その後、トランシーバ120は、他のシステム情報を求めるシステム情報要求メッセージ(図2におけるS02のmsg3を参照)を基地局160に送信する。最後に、トランシーバ120は、基地局160から競合解決メッセージ(図2におけるS02のmsg4を参照)を受信する。
移動端末110が、基地局160に対して、他のシステム情報を求める要求を成功裏に行った場合、移動端末110は、トランシーバ120が、ブロードキャストを介して、オンデマンドで要求された他のシステム情報を含むシステム情報メッセージを受信すること(図2におけるステップS03を参照)に進める。
移動端末110が、基地局160に対して、他のシステム情報を求める要求を成功裏に行ったかどうかを判定するために、移動端末110は、以下の2つの条件が満たされているかどうかを判定する。
1)システム情報要求メッセージ(図2におけるS02のmsg3を参照)が、他のシステム情報を要求するためのビットパターンの少なくとも一部を有する特定のフォーマットに適合している上記ビットパターンを有する情報要素を含むこと、及び
2)競合解決メッセージ(図2におけるS02のmsg4を参照)が、ランダムアクセス手順中の衝突を検出するための上記ビットパターンと同じビットパターン又は上記ビットパターンの同じ上記一部を含むこと。
これら2つの条件のうちの1番目の条件は、移動端末110が、基地局160に対して、他のシステム情報を求める一般的に理解されている要求を行うことを保証する。この目的のために、要求は、特定のビットパターンにおける情報要素(例えばRRCメッセージの)において運ばれる。重要なことに、ビットパターンは、特定のフォーマット(例えば、標準化されたフォーマット)に適合している。特定のフォーマットは、ビットパターンの少なくとも一部が、他のシステム情報を要求するために使用されることを規定している。これによって、特定のフォーマットは、基地局160において、要求された他のシステム情報を明確に識別することを可能にする。
これら2つの条件のうちの2番目の条件は、基地局160に対する他のシステム情報を求める要求が成功裏に行われたかどうかが、移動端末110に通知されることを保証する。この目的のために、競合解決メッセージは、他のシステム情報を要求するための特定のフォーマットによって規定されている同じビットパターン(全体として)又はビットパターンの少なくとも同じ一部を含む。重要なことに、同じビットパターン又はビットパターンの同じ一部が競合解決メッセージに含まれる場合、移動端末110は、ランダムアクセス手順中の衝突(より良くは、衝突がないこと)を検出することができる。
とりわけ、これら2つの条件により、衝突検出は、特定のフォーマットによって規定されているビットパターン又はビットパターンの一部に基づいて、行うことができる。他のシステム情報を求める全ての要求は、これらが2つの異なる移動端末から生じる場合であっても、同じ特定のフォーマットに適合している必要があるので、衝突検出は、他のシステム情報を求める同じ要求に対する2つの異なる移動端末からの競合送信の場合にも要求の成功を想定する。更に重要なことに、特定のフォーマットが、衝突検出のためのビットパターンの少なくとも一部を規定していることに起因して、(制御)シグナリングオーバーヘッドが有利に低減される。
これら2つの条件が、図3及び図4に示されている詳細な実施態様において例示される。
図3及び図4は、最上部において、他のシステム情報を要求するための例示的なビットパターン及びそれらの特定のフォーマットを示している。これら2つの図のうちの1番目の図は、ビットパターンの一部が他のシステム情報を要求するために使用されることを特定のフォーマットが規定している実施態様を詳記している。また、これら2つの図のうちの2番目の図は、ビットパターン(全体として)が他のシステム情報を要求するために使用されることを特定のフォーマットが規定している実施態様を詳記している。
具体的には、ビットパターンの一部及びビットパターン(全体として)の両方について、特定のフォーマットは、異なるタイプのシステム情報メッセージ(SI msg.2~SI msg.9と略される)を求める要求との対応を規定している。例えば、SI msg.3は、同じシステム情報メッセージの一部として、タイプ4-6のシステム情報ブロックを送信する要求を示すことができる。両方の実施態様において、ビットパターンの一部及びビットパターンの両方は8ビットであり、8ビットの各1ビットは、異なるタイプのシステム情報メッセージを求める要求に対応している(例えば、2番目のビットは、SI msg.3に対応するように示されており、4番目のビットは、SI msg.5に対応するように示されている)。
これら2つの図のうちの1番目の図に関して、特定のフォーマットは、他のシステム情報のメッセージを要求するためのビットパターンの一部(すなわち、8ビット)が、ビットパターン(すなわち、合計40ビット)の最初(始め)に位置することを規定していることが示されている。これは、この図の最上部の左隅に示されている。あるいは、他のシステム情報のメッセージを要求するためのビットパターンの一部(すなわち、8ビット)は、ビットパターン(すなわち、合計40ビット)の最後(末尾)に位置する。これは、この図の最上部の右隅に示されている。明らかなことに、この図の最上部の左隅及び右隅は、用語「又は」によって示されているように、特定のフォーマットについて二者択一の実施態様を示している。
これら2つの図のうちの1番目の図において、他のシステム情報を要求するためのビットパターンの一部を形成するビットを除く、ビットパターンの残りのビットが、ゼロ値を有することを特定のフォーマットが規定していることも示されていることは言うまでもない。
特定のフォーマットのうちどの特定のフォーマットが使用されるかにかかわらず、ビットパターンは、システム情報要求メッセージ(すなわち、図2におけるS02のmsg3)に似ているRRCメッセージの情報要素に含まれる。この情報要素は、これら2つの図にも示されているように、システム情報要求メッセージ内の最初の情報要素とすることができ、より好ましくは、システム情報要求メッセージ(すなわち、msg3)内の唯一の情報要素とすることができる。
3GPP NRのRRC層における現在の規定との適合性の理由で、ビットパターンが40ビットを有する場合に有利である。これによって、RRC接続確立メッセージ(例えば、msg3)に応じて送信される競合解決メッセージ(例えば、msg4)と同じサイズのMAC制御要素(CE)を再使用することができる。特に、これは、基地局及び/又は移動局における競合解決メカニズムのために異なる物理的実装を必要とすることを防止する。それにもかかわらず、ビットパターンは、異なるタイプのシステム情報メッセージ(SI msg.2~SI msg.9と略される)を求める要求に対応する全てのビットに適応するために、8ビット(又は少なくとも8ビット)というサイズを有するだけでよい。
明瞭にするために、また、混乱を避けるために、他のシステム情報を要求するためのビットパターンを含む情報要素は、移動端末識別子(RRCではue-identityと呼ばれる)用の情報要素ではない、且つ/又は、ランダム値(RRCではrandomValueと呼ばれる)用の情報要素ではない。
3GPP NRから一般に知られているように、ビットパターンを含む情報要素は、MAC SDUにおいて符号化され、これら2つの図の両方の最下部の左隅に示されているように、これは、MAC SDUの最初(始め)において追加の8ビットの符号化オーバーヘッドをもたらし、MAC SDUは、MACヘッダと共に、MAC PDUを形成する。そして、移動端末110は、このMAC PDUをmsg3として基地局160に送信する。
これに応じて、詳細な実施態様は、これら2つの図の最下部の右隅において、移動端末110が、MACヘッダ及びMAC CEを含む競合解決メッセージmsg4として、MACメッセージを基地局160から受信することを示している。このMAC CEは、MAC CEの最初(始め)において追加の8ビットの符号化オーバーヘッドを含むものとして又は含まないものとして、示されている。
例として、情報要素は、40ビットという合計サイズを有するビットパターンを含み、合計40ビットのうちの8ビットという一部のみが、他のシステム情報を要求するための特定のフォーマットによって規定されていると想定している。そして、競合解決メッセージmsg4は、48ビットというサイズを有するMAC CEをもたらす同じビットパターン(全体として)、又は、8ビットというサイズを有するMAC CEをもたらす、特定のフォーマットによって規定されているビットパターンの同じ一部、のいずれかを含むことができる。
1番目のケースでは、競合解決メッセージの受信の成功/失敗は、競合解決メッセージmsg4が、システム情報要求メッセージmsg3に含まれる情報要素で送信されたのと同じビットパターンのみを(すなわち、正確に)含むかどうかをプロセッサ130がチェックすることによって、判定される。
2番目のケースでは、競合解決メッセージの受信の成功/失敗は、競合解決メッセージmsg4が、他のシステム情報を求めるオンデマンドの要求に確認応答するために特に使用される、競合解決メッセージの特別なバージョン(すなわち、短縮バージョン)であるかどうかをプロセッサ130がチェックすることによって、判定される。再度、短縮バージョンは、競合解決のために他のコンテキストにおいて使用される従来のMAC CEにもはや適合しない。
更に、プロセッサ130は、msg4が、システム情報要求メッセージmsg3に含まれる情報要素で送信されたのと同じ、(他のシステム情報を要求するための特定のフォーマットによって規定されている)ビットパターンの一部のみを含むかどうかをチェックする。
例として、ここでは、情報要素は、合計サイズが8ビット(のみ)であるビットパターンを含み、これらのビットが、他のシステム情報を要求するための特定のフォーマットによって規定されていると想定している。そして、競合解決メッセージmsg4は、例えば、ここでも48ビットという大きいサイズに達するように最後にゼロ埋めされている同じビットパターン(全体として)、又は、8ビットというサイズを有するMAC CEをもたらす同じビットパターン(のみ)(全体として)、のいずれかを含むことができる。
1番目のケースでは、競合解決メッセージの受信の成功/失敗は、競合解決メッセージmsg4の一部(すなわち、ゼロ埋めされていないビット)が、システム情報要求メッセージmsg3に含まれる情報要素で送信されたのと同じビットパターンを含むかどうかをプロセッサ130がチェックすることによって、判定される。
2番目のケースでは、競合解決メッセージの受信の成功/失敗は、競合解決メッセージmsg4が、他のシステム情報を求めるオンデマンドの要求に確認応答するために特に使用される、競合解決メッセージの特別なバージョン(すなわち、短縮バージョン)であるかどうかをプロセッサ130がチェックすることによって、判定される。再度、短縮バージョンは、競合解決のために他のコンテキストにおいて使用される従来のMAC CEにもはや適合しない。
更に、プロセッサ130は、msg4が、他のシステム情報を要求するための特定のフォーマットに適合しているシステム情報要求メッセージmsg3に含まれる情報要素で送信されたのと同じビットパターンを含むかどうかをチェックする。
(第2のシナリオ)
同様に、図1のブロック図は、図5に示されるメカニズム、すなわち、(制御)シグナリングオーバーヘッドをもたらす結果が、システム機能に影響を及ぼすことなく取り除かれる第2のシナリオ、を説明するために使用することができる。
この場合も、このブロック図のワイヤレス通信システムは、移動端末が、システム情報、特に、サービングセルを有する基地局160からオンデマンドでブロードキャストされる他のシステム情報(これは最小限システム情報ではない)を取得することを可能にする。
概して、移動端末110のプロセッサ130が、他のシステム情報の送信を求める要求を有し、したがって、基地局160に対して他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求したいと決定するとき(図5におけるステップS01を参照)、複数の状態が存在する。簡潔にするために、上述した例示的な状態を参照する。
プロセッサ130が、他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求する状態を判別した場合、プロセッサ130は、移動端末110のトランシーバ120がランダムアクセス手順を実行すること(図5におけるステップS02を参照)に進める。
ランダムアクセス手順において、トランシーバ120は、まず、ランダムアクセスプリアンブル信号(図5におけるS02のmsg1を参照)を基地局160に送信する。次いで、トランシーバ120は、基地局160からランダムアクセス応答メッセージ(図5におけるS02のmsg2を参照)を受信する。その後、トランシーバ120は、他のシステム情報を求めるシステム情報要求メッセージ(図5におけるS02のmsg3を参照)を基地局160に送信する。最後に、トランシーバ120は、基地局160から競合解決メッセージ(図5におけるS02のmsg4を参照)を受信する。
ここで、上記とは異なり、この第2のシナリオは、競合解決メッセージの受信が失敗した(msg4への稲妻によって示されている)にもかかわらず、ランダムアクセス手順によって規定されるように、移動端末がランダムアクセスプリアンブル信号(msg1)の再送をもって始める(開始する)ことが不要である場合に関する。
具体的には、受信の失敗は、同じタイプのシステム情報メッセージ(又はシステム情報メッセージの同じタイプのサブセット)に向けられた他のシステム情報を求める競合する要求の結果である可能性があることが認識される。
例えば、競合送信は、1つの移動端末が、SI msg.3を求める要求を成功裏に行わず、異なる第2の移動端末が、SI msg.3及びSI msg.5を求める要求を成功裏に行った場合であっても、検出されることがある。そして、基地局が、SI msg.3及びSI msg.5を求める成功した要求に(のみ)応じるとしても、ランダムアクセス手順によって規定されるように、失敗した移動端末が、システム情報要求を再送すること(msg1で開始する)は不要であろう。
しかしながら、このことは、msg4とは異なる、追加のソースからのスケジュールされたSIメッセージに関する情報をこれが得ることができるかどうかという問題に依存する。
重要なことに、特定のタイミング(例えば、特定の番号を有する無線フレーム及び/又はサブフレーム中)において、2つの異なる移動端末が、同じタイプのシステム情報メッセージ(又はシステム情報メッセージの同じタイプのサブセット)をmsg3として要求している可能性が高いことが見いだされた。少なくともこれらの状況では、システム情報要求の再送は、システムの性能に影響を及ぼすことなく取り除くことができる。この場合も、追加のソースからのスケジュールされたSIメッセージに関する情報が、失敗した移動端末に提供される必要がある。
このために、移動端末110は、競合解決メッセージmsg4の受信に失敗した場合(図5における稲妻を参照)、ランダムアクセス手順(図5におけるS02を参照)の一部として、以下を実行する。
まず、プロセッサ130は、ランダムアクセスプリアンブル信号msg1の再送を中断する。換言すれば、再送を中断することにより、失敗した移動端末は、上記の状態のうちの1つが発生したかどうかを判別するための追加の時間を得る。具体的には、プロセッサは、最小限システム情報の次の時間インスタンスまで再送を中断する。
前のセクションからすでに明らかであるように、最小限システム情報は、特定の周期的な時間間隔で継続的にブロードキャストされ、したがって、オンデマンドの要求に依拠する必要はない。重要なことに、最小限システム情報(具体的には、SystemInformationBlockType1、SIB1)は、他のシステム情報のメッセージが現在ブロードキャストされているか又は変更期間の終わりまで有効でないかを示すインジケータを含む。
本開示のコンテキストにおいて、基地局160は、どの他のシステム情報(例えば、どのタイプのシステム情報メッセージ)を、変更の終わりまでブロードキャストするためにスケジュールするかを、最小限システム情報(例えば、SIB1)内のこのインジケータによって示すものと想定している。
この例に戻ると、異なる第2の移動端末が、SI msg.3及びSI msg.5を求める要求を成功裏に行った場合、最小限システム情報(例えば、SIB1)内のそれぞれのインジケータは、スケジュールされたSIメッセージに関する情報を、その要求を成功裏に行った1つの移動端末ではなく、全ての移動端末に与える。
この最小限システム情報を受信することによって、全ての移動端末は、他のシステム情報のうちのどれが、送信のためにスケジュールされているかを推測することができる。
上記に合わせて、再送を中断した後、トランシーバ120は、次の時間インスタンスにて、最小限システム情報を受信する(図5におけるmsg4’を参照)。
更に、プロセッサ130は、受信された最小限システム情報に基づいて、要求された他のシステム情報が、その再送とは無関係に、ブロードキャストを介した送信のためにスケジュールされているかどうかを判定する(図5におけるステップS02’を参照)。このような状況では、ランダムアクセス手順によって規定されるような再送は不要である。
要求された他のシステム情報が、送信のためにスケジュールされていると判定すると、トランシーバ120は、ブロードキャストを介して、オンデマンドで要求された他のシステム情報を含むシステム情報メッセージを受信すること(図5におけるステップS03を参照)に進む。
まとめると、移動端末110は、他のシステム情報を求める要求を成功裏に行わなかったにもかかわらず、最小限システム情報の別個の(追加の)受信動作(図5におけるmsg4’を参照)に起因して、ランダムアクセス手順によって規定されるような再送を移動端末が省略できる状況を発見することができる。
したがって、この第2のシナリオによれば、(制御)シグナリングオーバーヘッドをもたらす結果が、システム機能に影響を及ぼすことなく取り除かれる。
図1の概括的な記載を再度参照すると、3GPP NR展開シナリオにおける有利な実施態様は、システム情報要求メッセージmsg3が、無線リソース制御(RRC)メッセージであること、好ましくは、40ビットという合計サイズを有する情報要素を含むRRCメッセージであることを含む。また、有利な実施態様は、競合解決メッセージmsg4が、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)であること、好ましくは、48ビットという合計サイズを有するMAC CEであることを更に含む。これによって、ランダムアクセス手順における既存のフォーマット(例えば、RRC接続要求)との互換性を確保することができる。
また、RRC_CONNECTED状態、RRC_IDLE状態、及びRRC_INACTIVE状態のうちの1つにある移動端末がシステム情報を取得できることは言うまでもない。
(第2の側面)
次に、本開示の異なる第2の側面について述べる。この第2の側面は、システム情報取得にも関連する場合であっても、前の説明とは別個のものである。より具体的には、ここでも、システム情報は、最小限システム情報及び他のシステム情報を含む。
とりわけ、前の説明との違いは、第2の側面が、システム情報を取得する際のフレキシビリティを増大させる目的に関連するということにある。フレキシビリティのこの増大は、遅延の低減、すなわち、スケジュールより前の、オンデマンドで要求された他のシステム情報の受信をもたらし得る、且つ/又は、(制御)シグナリングオーバーヘッドの低減をもたらし得る。いずれにしても、以下の側面は、変更期間の仕様に関連する。
概して、変更期間は、移動端末がシステム情報を一度だけ取得することが予期される期間を表すものとしてよく理解されている。この変更期間は、例えば、RRC_IDLE状態又はRRC_INACTIVE状態にある移動端末の電力消費を保護するために導入される。移動端末が、より頻繁に、ウェイクアップしてシステム情報を取得することが予期される場合、このことは、移動端末の電力消費に悪影響を及ぼすであろう。
しかしながら、移動端末が、1つの変更期間において、他のシステム情報をオンデマンドで要求しているが、システム制約に起因して、次の変更期間中に、オンデマンドで要求された他のシステム情報を受信するだけであることが要求される状況がある。これは、ワイヤレス通信システム内でのシステム情報取得にかなりの遅延をもたらす。
この状況では、この側面は、図6の実施態様に示されるように、システムが他のシステム情報をよりフレキシブルにブロードキャストすることを可能にすることによって、フレキシビリティを増大させる。
図6は、3GPP NR展開シナリオにおけるこの第2の側面の第1の例において、システム情報取得を実行する2つの移動端末(すなわち、UE1及びUE2)のタイミング図を示している。この第1の例では、2つの移動端末(すなわち、UE1及びUE2)とサービングセルを有する基地局とを備えるワイヤレス通信システムが示されている。
第1の変更期間(変更期間#1)の開始時には、他のシステム情報(例えば、システム情報メッセージ5(SI_5))は、ブロードキャストされない。このことは、最小限システム情報(例えば、システム情報ブロックタイプ1(SIB1))内のそれぞれのインジケータが、0という値(「Broadcast = 0」)を有することによって示されている。
したがって、このような他のシステム情報(例えば、SI_5)を求める要求を有する移動端末は、このような他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求することに進む必要がある。このことは、第2の移動端末、すなわち、図6に示されているUE2によって実行されるシステム情報取得に関して、更に詳細に説明される。
この移動端末UE2は、図6において矢印で示されている時点で、他のシステム情報(例えば、SI_5)をオンデマンドで要求する状態が発生したと判別する。簡潔にするために、上述の例示的な状態を参照する。
オンデマンドで要求する状態を判別することは、移動端末が、最小限システム情報(例えば、SIB1)を取得し、この受信した最小限システム情報(例えば、SIB1)に基づいてその判別を行うことを含むことは言うまでもない。他のシステム情報(例えば、SI_5)がオンデマンドで送信される(「Broadcast = 0」)と移動端末が判別した場合にのみ、それは、実際にランダムアクセス手順で始まる。
移動端末UE2は、ランダムアクセスプリアンブルメッセージ(msg1)を送信することと、ランダムアクセス応答メッセージ(msg2)を受信することと、他のシステム情報を求めるシステム情報要求メッセージ(msg3)を送信することと、競合解決メッセージ(msg4)を受信することと、を含むランダムアクセス手順を実行する。
従来の構成では、移動端末は、ブロードキャストを介して、オンデマンドで要求された他のシステム情報(例えば、SI_5)を含むシステム情報メッセージを受信するために、次の変更期間(例えば、変更期間#2)まで待たなければならないであろう。この特定の場合において、この変更期間は、変更されている(新しい)他のシステム情報(例えば、SI_5)も伝えるが、これは、第1の例に影響を及ぼさない。
これとは異なり、この例では、移動端末UE2は、スケジュールより前に受信することができる。
このために、移動端末UE2は、ランダムアクセス手順と同じ現変更期間(例えば、変更期間#1)内に、最小限システム情報(例えば、SIB1)を(再度)再取得するよう構成されている。この再取得された最小限システム情報(例えば、SIB1)に基づいて、移動端末は、オンデマンドで要求された他のシステム情報(例えば、SI_5)が、次の変更期間の前に送信される(例えば、「Broadcast = 1」)かどうかを判定する。そして、移動端末は、次の変更期間の前に(変更期間#2の前に)送信されているシステム情報メッセージに含まれるオンデマンドで要求された他のシステム情報(例えば、SI_5)を受信する。
とりわけ、現在の(古い)変更されていない(新しい)他のシステム情報(例えば、SI_5)は、この変更期間(例えば、変更期間#1)においてブロードキャストされる。したがって、移動端末は、次の変更期間において、変更されている(新しい)他のシステム情報(例えば、SI_5)を再び受信する必要がある。繰り返しにもかかわらず、この例は、有利なことに、現在の標準化に対する変更期間の整合する実装を可能にする。
まとめると、この第1の例は、仕様への影響が少なく、UE2が直ちにSI_5を取得することを可能にするという利点を提供する。他の移動端末(UE1)への影響はない。これらの利点の引き換えとして、次の欠点がある:SI要求オーバーヘッドが、間もなく変更される(新しい)SIについて増大すること;UE2にとってより多くの電力消費量を実際にもたらすこと(他のシステム情報をオンデマンドで要求した後、2つの連続する変更期間において2つのSIB1をチェックする必要がある);及び、より多くのSIブロードキャストオーバーヘッド。
図7は、3GPP NR展開シナリオにおけるこの第2の側面の第2の例において、システム情報取得を実行する2つの移動端末(すなわち、UE1及びUE2)のタイミング図を示している。この第2の例では、2つの移動端末(すなわち、UE1及びUE2)とサービングセルを有する基地局とを備えるワイヤレス通信システムが示されている。
第1の変更期間(変更期間#1)の開始時には、他のシステム情報(例えば、システム情報メッセージ5(SI_5))は、ブロードキャストされない。このことは、最小限システム情報(例えば、システム情報ブロックタイプ1(SIB1))内のそれぞれのインジケータが、0という値(「Broadcast = 0」)を有することによって示されている。
したがって、他のシステム情報(例えば、SI_5)の現バージョンを有する移動端末は、他のシステム情報の送信を再度得ることに進む動機を有しないであろう。しかしながら、これは、移動端末が他のシステム情報(例えば、SI_5)の変更(更新)について示されたときに、変化する。このことは、第1の移動端末、すなわち、図7に示されているUE1によって実行されるシステム情報取得に関して、更に詳細に説明される。
明確にするために、移動端末UE1は、他のシステム情報(例えば、SI_5)の現バージョンをすでに有していることを強調しておく。移動端末UE1は、上述したように、システム情報を取得することによって、すなわち、まず、他のシステム情報(例えば、SI_5)をオンデマンドで要求する状態が発生したかどうかを判別し、次いで、ランダムアクセス手順を実行することによって、同じものを受信していることがある。最後に、移動端末UE1は、上述したように、オンデマンドで要求された他のシステム情報(例えば、SI_5)を受信していることがある。
次いで、変更(更新)されている他のシステム情報を受信するために、移動端末UE1は、ページングメッセージ(UE1に対する番号#iを有するページングオケージョン(PO)に位置する)を受信する。このページングメッセージは、オンデマンドで要求された他の情報のメッセージの変更(例えば、「SI_5 change = true」)を示す。このページングメッセージは、現変更期間(変更期間#1)において受信される。
次いで、移動端末UE1は、受信したページングメッセージと同じ現変更期間(変更期間#1)内に、最小限システム情報(例えば、SIB1)を再取得する。
同時に、移動端末UE2は、図7において矢印で示されている時点で、他のシステム情報(例えば、SI_5)をオンデマンドで要求する状態が発生したと判別する。
オンデマンドで要求する状態を判別することは、移動端末が、最小限システム情報(例えば、SIB1)を取得し、この受信した最小限システム情報(例えば、SIB1)に基づいてその判別を行うことを含むことは言うまでもない。他のシステム情報(例えば、SI_5)がオンデマンドで送信される(「Broadcast = 0」)と移動端末が判別した場合にのみ、それは、実際にランダムアクセス手順で始まる。
移動端末UE2は、ランダムアクセスプリアンブルメッセージ(msg1)を送信することと、ランダムアクセス応答メッセージ(msg2)を受信することと、他のシステム情報を求めるシステム情報要求メッセージ(msg3)を送信することと、競合解決メッセージ(msg4)を受信することと、を含むランダムアクセス手順を実行する。そして、この例では、基地局は、UE2から、オンデマンドシステム情報要求を成功裏に受信し、その後、最小限システム情報内の要求された他のシステム情報(例えば、SI_5)のインジケータを変更する。
更に、移動端末UE1は、再取得された最小限システム情報(例えば、SIB1)に基づいて、変更されているオンデマンドの他のシステム情報(例えば、新しいSI_5)が、UE2によって送信されたオンデマンドの他のシステム情報の要求に起因して、次の変更期間の前に(変更期間#2の前に)送信される(例えば、「Broadcast = 1」)かどうかを判定するよう構成されている。
最後に、移動端末UE1及びUE2の両方が、次の変更期間の前に(変更期間#2の前に)送信されているシステム情報メッセージに含まれる変更されているオンデマンドの他のシステム情報(例えば、SI_5)を受信する。
まとめると、この第2の例は、UE1及びUE2の両方が、更新されているSI_5を直ちに取得することを可能にし、その結果、UE2にとって電力消費量がより少なくなる(SI_5を1回取得するだけでよい)という利点を提供する。これらの利点の引き換えとして、次の欠点がある:異なるUEは、同じ変更期間において、異なる他のシステム情報(例えば、SI_5)に基づいて動作し得る;より多くのSIブロードキャストオーバーヘッド;UE1にとってより多くの電力消費量;仕様へのより多くの影響。
図8は、3GPP NR展開シナリオにおけるこの第2の側面の第3の例において、システム情報取得を実行する2つの移動端末(すなわち、UE1及びUE2)のタイミング図を示している。この第3の例では、2つの移動端末(すなわち、UE1及びUE2)とサービングセルを有する基地局とを備えるワイヤレス通信システムが示されている。
第1の変更期間(変更期間#1)の開始時には、他のシステム情報(例えば、システム情報メッセージ5(SI_5))は、ブロードキャストされない。このことは、最小限システム情報(例えば、システム情報ブロックタイプ1(SIB1))内のそれぞれのインジケータが、0という値(「Broadcast = 0」)を有することによって示されている。
したがって、このような他のシステム情報(例えば、SI_5)を求める要求を有する移動端末は、このような他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求することに進む必要があるであろう。代替的な構成が、第2の移動端末、すなわち、図8に示されているUE2によって実行されるシステム情報取得に関して、更に詳細に説明される。
具体的には、以下において、移動端末UE2は、前述したように、現変更期間の終わりまで、以下の手順が失敗であると判定された場合にのみ、ランダムアクセス手順を実行すると想定している。
再度、ランダムアクセス手順を実行する前に、移動端末UE2は、現変更期間(変更期間#1)において、オンデマンドで要求された他のシステム情報(例えば、SI_5)の変更を示す、異なる移動端末(例えば、UE1)に対するページングメッセージ(任意のUEに対する番号#kを有するページングオケージョン(PO)に位置する)を受信する。
次いで、移動端末UE2は、異なる移動端末(例えば、UE1)に対するページングメッセージ(例えば、PO#kに位置する)に基づいて、次の変更期間(変更期間#2)において、オンデマンドで要求された他のシステム情報が送信される(すなわち、「SI_5 change = true」)かどうかを判定する。
最後に、移動端末UE2は、ランダムアクセス手順の実行をスキップし、次いで、移動端末UE2は、次の変更期間(変更期間#2)において送信されているシステム情報メッセージに含まれるオンデマンドで要求された他のシステム情報(例えば、SI_5)を受信する。
まとめると、この第3の例は、オンデマンドSI要求の回数を低減し、それによって、SIブロードキャストオーバーヘッドが低減され、更に、仕様への影響が最小限に抑えられるという利点を提供する。これらの利点の引き換えとして、次の欠点がある:欠落したSIを取得するためのより多くのレイテンシ。
本開示は、ソフトウェアによって、ハードウェアによって、又はハードウェアと協働するソフトウェアによって、実現可能である。上述した各実施形態の説明において使用されている各機能ブロックは、その一部又は全てを、集積回路等のLSIによって実現可能であり、各実施形態において説明された各プロセスは、その一部又は全てを、同じLSI又はLSIの組み合わせによって制御可能である。LSIは、チップとして個別に形成可能である、又は、機能ブロックの一部又は全てを含むように1つのチップを形成することができる。LSIは、自身に結合されたデータ入出力部を含むことができる。LSIは、ここでは、集積度の違いに応じて、IC、システムLSI、スーパーLSI、又はウルトラLSIと称されることがある。
しかしながら、集積回路を実現する技術は、LSIに限定されるものではなく、専用回路、汎用プロセッサ、又は専用プロセッサを使用することによって実現可能である。更に、LSIの製造後にプログラムすることができるFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)や、LSI内部に配置されている回路セルの接続及び設定を再設定できるリコンフィギャラブル・プロセッサを使用することもできる。本開示は、デジタル処理又はアナログ処理として実現可能である。半導体技術又は別の派生技術の進歩の結果として、LSIが将来の集積回路技術に置き換わる場合、その将来の集積回路技術を使用して機能ブロックを集積化することができる。バイオテクノロジを適用することもできる。
第1の態様に従うと、サービングセルを有するよう構成されている少なくとも1つの基地局を備えるワイヤレス通信システムにおいて、システム情報の取得を実行するための移動端末が開示される。システム情報は、最小限システム情報及び他のシステム情報を含む。
移動端末は、プロセッサ及びトランシーバを備える。これにより、移動端末は、他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求する状態を判別し、ランダムアクセスプリアンブル信号(msg1)を送信することと、ランダムアクセス応答メッセージ(msg2)を受信することと、他のシステム情報を求めるシステム情報要求メッセージ(msg3)を送信することと、競合解決メッセージ(msg4)を受信することと、を含むランダムアクセス手順を実行し、ブロードキャストを介して、オンデマンドで要求された他のシステム情報を含むシステム情報メッセージを受信する、よう構成されている。
システム情報要求メッセージ(msg3)は、他のシステム情報を要求するためのビットパターンの少なくとも一部を有する特定のフォーマットに適合しているこのビットパターンを有する情報要素を含み、競合解決メッセージ(msg4)は、ランダムアクセス手順中の衝突を検出するための上記ビットパターンと同じビットパターン又は上記ビットパターンの同じ上記一部を含む。
第1の態様と組み合わせることができる第2の態様に従うと、情報要素は、システム情報要求メッセージ(msg3)内の最初の情報要素である。
第1の態様又は第2の態様と組み合わせることができる第3の態様に従うと、情報要素は、システム情報要求メッセージ(msg3)内の唯一の情報要素である。
第1の態様~第3の態様と組み合わせることができる第4の態様に従うと、情報要素は、移動端末識別子情報要素ではない、且つ/又は、ランダム値情報要素ではない。
第1の態様~第4の態様と組み合わせることができる第5の態様に従うと、特定のフォーマットに適合しているビットパターンを有する情報要素は、少なくとも8ビットを含み、好ましくは40ビットを含む。
第1の態様~第5の態様と組み合わせることができる第6の態様に従うと、特定のフォーマットは、情報要素のビットパターンの一部について、異なるタイプのシステム情報メッセージを求める要求との対応を規定している。
第6の態様と組み合わせることができる第7の態様に従うと、情報要素のビットパターンの一部は8ビットであり、8ビットの各々は、異なるタイプのシステム情報メッセージを求める要求に対応している。
第6の態様又は第7の態様と組み合わせることができる第8の態様に従うと、特定のフォーマットは、好ましくは8ビットであるビットパターンの一部が、ビットパターンにおける始め又は終わりに位置することを規定している。
第6の態様~第8の態様と組み合わせることができる第9の態様に従うと、特定のフォーマットは、ビットパターンの一部を除く、情報要素のビットパターンにおける残りの全てのビットが、ゼロ値を有することを規定している。
第1の態様~第9の態様と組み合わせることができる第10の態様に従うと、移動端末は、競合解決メッセージ(msg4)内のビットパターンに応じて、オンデマンドで要求された他のシステム情報を含むシステム情報メッセージを受信することを開始する。
第11の態様に従うと、サービングセルを有するよう構成されている少なくとも1つの基地局を備えるワイヤレス通信システムにおいて、システム情報の取得を実行するための移動端末が開示される。システム情報は、最小限システム情報及び他のシステム情報を含む。
移動端末は、他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求する状態を判別し、ランダムアクセスプリアンブル信号(msg1)を送信することと、ランダムアクセス応答メッセージ(msg2)を受信することと、他のシステム情報を求めるシステム情報要求メッセージ(msg3)を送信することと、競合解決メッセージ(msg4)を受信することと、を含むランダムアクセス手順を実行し、ブロードキャストを介して、オンデマンドで要求された他のシステム情報を含むシステム情報メッセージを受信する、よう構成されているプロセッサ及びトランシーバを備える。
競合解決メッセージ(msg4)の受信に失敗した場合、移動端末がランダムアクセス手順を実行することは、最小限システム情報の次の時間インスタンスまでランダムアクセスプリアンブル信号(msg1)の再送を中断することと、次の時間インスタンスにて、最小限システム情報を受信することと、受信された最小限システム情報に基づいて、要求された他のシステム情報が、ランダムアクセスプリアンブル信号(msg1)の再送とは無関係に、ブロードキャストを介した送信のためにスケジュールされているかどうかを判定することと、を含む。
第1の態様~第11の態様と組み合わせることができる第12の態様に従うと、競合解決メッセージ(msg4)の受信の成功/失敗は、
競合解決メッセージ(msg4)が、他のシステム情報を要求するための特定のフォーマットに適合しているシステム情報要求メッセージ(msg3)に含まれる情報要素で送信されたのと同じビットパターンのみを含むかどうかをチェックすることと、
競合解決メッセージ(msg4)が、他のシステム情報を求めるオンデマンドの要求に確認応答するために使用される、競合解決メッセージの特別なバージョンであるかどうかと、競合解決メッセージ(msg4)が、システム情報要求メッセージ(msg3)に含まれる情報要素で送信されたのと同じ、ビットパターンの一部のみを含むかどうかと、をチェックすることと、
競合解決メッセージ(msg4)の一部が、他のシステム情報を要求するための特定のフォーマットに適合しているシステム情報要求メッセージ(msg3)に含まれる情報要素で送信されたのと同じビットパターンを含むかどうかをチェックすることと、
競合解決メッセージ(msg4)が、他のシステム情報を求めるオンデマンドの要求に確認応答するために使用される、競合解決メッセージの特別なバージョンであるかどうかと、競合解決メッセージ(msg4)が、他のシステム情報を要求するための特定のフォーマットに適合しているシステム情報要求メッセージ(msg3)に含まれる情報要素で送信されたのと同じビットパターンを含むかどうかと、をチェックすることと、
のうちの少なくとも1つによって判定される。
第1の態様~第12の態様と組み合わせることができる第13の態様に従うと、システム情報要求メッセージ(msg3)は、40ビットという合計サイズを有する情報要素を好ましくは含む無線リソース制御(RRC)メッセージである。
第1の態様~第13の態様と組み合わせることができる第14の態様に従うと、競合解決メッセージ(msg4)は、48ビットという合計サイズを好ましくは有する媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)である。
第1の態様~第14の態様と組み合わせることができる第15の態様に従うと、システム情報の取得を実行するために、移動端末は、RRC_CONNECTED状態、RRC_IDLE状態、及びRRC_INACTIVE状態のうちの1つにある。
第1の態様~第15の態様と組み合わせることができる第16の態様に従うと、他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求する状態は、サービングセルにおける電源投入イベント又はサービングセルに対するセル選択/再選択イベントを検出することと、サービングセルについてのカバレッジロスイベントから回復することと、他のシステム情報についての有効性タイマが満了したと判定することと、のうちの少なくとも1つを含む。
第17の態様に従うと、移動端末が、サービングセルを有するよう構成されている基地局と共に、システム情報の取得を実行することを可能にするワイヤレス通信システムにおける基地局が開示される。システム情報は、最小限システム情報及び他のシステム情報を含む。
基地局は、プロセッサ及びトランシーバを備える。これにより、基地局は、ランダムアクセスプリアンブル信号(msg1)を受信することと、ランダムアクセス応答メッセージ(msg2)を送信することと、他のシステム情報を求めるシステム情報要求メッセージ(msg3)を受信することと、競合解決メッセージ(msg4)を送信することと、を含むランダムアクセス手順を実行し、ブロードキャストを介して、オンデマンドで要求された他のシステム情報を含むシステム情報メッセージを送信する、よう構成されている。
システム情報要求メッセージ(msg3)は、他のシステム情報を要求するためのビットパターンの少なくとも一部を有する特定のフォーマットに適合しているこのビットパターンを有する情報要素を含み、競合解決メッセージ(msg4)は、ランダムアクセス手順中の衝突を検出するための上記ビットパターンと同じビットパターン又は上記ビットパターンの同じ上記一部を含む。
第17の態様と組み合わせることができる第18の態様に従うと、情報要素は、システム情報要求メッセージ(msg3)内の最初の情報要素である。
第17の態様又は第18の態様と組み合わせることができる第19の態様に従うと、情報要素は、システム情報要求メッセージ(msg3)内の唯一の情報要素である。
第17の態様~第19の態様と組み合わせることができる第20の態様に従うと、情報要素は、移動端末識別子情報要素ではない、且つ/又は、ランダム値情報要素ではない。
第17の態様~第20の態様と組み合わせることができる第21の態様に従うと、特定のフォーマットに適合しているビットパターンを有する情報要素は、少なくとも8ビットを含み、好ましくは40ビットを含む。
第17の態様~第21の態様と組み合わせることができる第22の態様に従うと、特定のフォーマットは、情報要素のビットパターンにおけるビットのサブセットについて、異なるタイプのシステム情報メッセージを求める要求との対応を規定している。
第22の態様と組み合わせることができる第23の態様に従うと、情報要素のビットパターンにおけるビットのサブセットは8ビットであり、8ビットの各々は、異なるタイプのシステム情報メッセージを求める要求に対応している。
第22の態様又は第23の態様と組み合わせることができる第24の態様に従うと、特定のフォーマットは、好ましくは8ビットであるビットのサブセットが、ビットパターンにおける始め又は終わりに位置することを規定している。
第22の態様~第24の態様と組み合わせることができる第25の態様に従うと、特定のフォーマットは、ビットのサブセットを除く、情報要素のビットパターンにおける残りの全てのビットが、ゼロ値を有することを規定している。
第17の態様~第25の態様と組み合わせることができる第26の態様に従うと、基地局は、競合解決メッセージ(msg4)内のビットパターンに応じて、オンデマンドで要求された他のシステム情報を含むシステム情報メッセージを送信することを開始する。
第27の態様に従うと、サービングセルを有するよう構成されている少なくとも1つの基地局を備えるワイヤレス通信システムにおいて、移動端末によって、システム情報の取得を実行するための方法が開示される。システム情報は、最小限システム情報及び他のシステム情報を含む。
方法は、他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求する状態を判別するステップと、ランダムアクセスプリアンブル信号(msg1)を送信することと、ランダムアクセス応答メッセージ(msg2)を受信することと、他のシステム情報を求めるシステム情報要求メッセージ(msg3)を送信することと、競合解決メッセージ(msg4)を受信することと、を含むランダムアクセス手順を実行するステップと、ブロードキャストを介して、オンデマンドで要求された他のシステム情報を含むシステム情報メッセージを受信するステップと、を含む。
システム情報要求メッセージ(msg3)は、他のシステム情報を要求するためのビットパターンの少なくとも一部を有する特定のフォーマットに適合しているこのビットパターンを有する情報要素を含み、競合解決メッセージ(msg4)は、ランダムアクセス手順中の衝突を検出するための上記ビットパターンと同じビットパターン又は上記ビットパターンの同じ上記一部を含む。
第28の態様に従うと、サービングセルを有するよう構成されている少なくとも1つの基地局を備えるワイヤレス通信システムにおいて、移動端末によって、システム情報の取得を実行するための方法が開示される。システム情報は、最小限システム情報及び他のシステム情報を含む。
方法は、他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求する状態を判別するステップと、ランダムアクセスプリアンブル信号(msg1)を送信することと、ランダムアクセス応答メッセージ(msg2)を受信することと、他のシステム情報を求めるシステム情報要求メッセージ(msg3)を送信することと、競合解決メッセージ(msg4)を受信することと、を含むランダムアクセス手順を実行するステップと、ブロードキャストを介して、オンデマンドで要求された他のシステム情報を含むシステム情報メッセージを受信するステップと、を含む。
競合解決メッセージ(msg4)の受信に失敗した場合、ランダムアクセス手順を実行するステップは、最小限システム情報の次の時間インスタンスまでランダムアクセスプリアンブル信号(msg1)の再送を中断することと、次の時間インスタンスにて、最小限システム情報を受信することと、受信された最小限システム情報に基づいて、要求された他のシステム情報が、ランダムアクセスプリアンブル信号(msg1)の再送とは無関係に、ブロードキャストを介した送信のためにスケジュールされているかどうかを判定することと、を含む。
第29の態様に従うと、ワイヤレス通信システムにおいて、システム情報の取得を、サービングセルを有するよう構成されている基地局と共に移動端末が実行することを可能にするための、基地局についての方法が開示される。システム情報は、最小限システム情報及び他のシステム情報を含む。
方法は、ランダムアクセスプリアンブル信号(msg1)を受信することと、ランダムアクセス応答メッセージ(msg2)を送信することと、他のシステム情報を求めるシステム情報要求メッセージ(msg3)を受信することと、競合解決メッセージ(msg4)を送信することと、を含むランダムアクセス手順を実行するステップと、ブロードキャストを介して、オンデマンドで要求された他のシステム情報を含むシステム情報メッセージを送信するステップと、を含む。
システム情報要求メッセージ(msg3)は、他のシステム情報を要求するためのビットパターンの少なくとも一部を有する特定のフォーマットに適合しているこのビットパターンを有する情報要素を含み、競合解決メッセージ(msg4)は、ランダムアクセス手順中の衝突を検出するための上記ビットパターンと同じビットパターン又は上記ビットパターンの同じ上記一部を含む。
第30の態様に従うと、サービングセルを有するよう構成されている少なくとも1つの基地局を備えるワイヤレス通信システムにおいて、システム情報の取得を実行するための移動端末が開示される。システム情報は、最小限システム情報及び他のシステム情報を含む。
移動端末は、プロセッサ及びトランシーバを備える。これにより、移動端末は、他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求する状態を判別し、ランダムアクセスプリアンブル信号(msg1)を送信することと、ランダムアクセス応答メッセージ(msg2)を受信することと、他のシステム情報を求めるシステム情報要求メッセージ(msg3)を送信することと、競合解決メッセージ(msg4)を受信することと、を含むランダムアクセス手順を実行し、ブロードキャストを介して、オンデマンドで要求された他のシステム情報を含むシステム情報メッセージを受信する、よう構成されている。
特に、移動端末は、オンデマンドで要求する状態を判別することの一部として、最小限システム情報を取得し、要求された他のシステム情報がオンデマンドで送信されると判別する、よう構成されている。
更に、移動端末は、システム情報メッセージを受信することの一部として、ランダムアクセス手順と同じ現変更期間内に、最小限システム情報を再取得し、再取得された最小限システム情報に基づいて、オンデマンドで要求された他のシステム情報が、次の変更期間の前に送信されるかどうかを判定し、次の変更期間の前に送信されているシステム情報メッセージに含まれるオンデマンドで要求された他のシステム情報を受信する、よう構成されている。
第31の態様に従うと、サービングセルを有するよう構成されている少なくとも1つの基地局を備えるワイヤレス通信システムにおいて、システム情報の取得を実行するための移動端末が開示される。システム情報は、最小限システム情報及び他のシステム情報を含む。
移動端末は、プロセッサ及びトランシーバを備える。これにより、移動端末は、他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求する状態を判別し、ランダムアクセスプリアンブル信号(msg1)を送信することと、ランダムアクセス応答メッセージ(msg2)を受信することと、他のシステム情報を求めるシステム情報要求メッセージ(msg3)を送信することと、競合解決メッセージ(msg4)を受信することと、を含むランダムアクセス手順を実行し、ブロードキャストを介して、オンデマンドで要求された他のシステム情報を含むシステム情報メッセージを受信する、よう構成されている。
特に、移動端末は、システム情報メッセージを受信することの一部として、現変更期間において、オンデマンドで要求された他のシステム情報の変更を示すページングメッセージを受信し、受信されたページングメッセージと同じ現変更期間内に、最小限システム情報を再取得し、再取得された最小限システム情報に基づいて、変更されているオンデマンドの他のシステム情報が、次の変更期間の前に送信されるかどうかを判定し、次の変更期間の前に送信されているシステム情報メッセージに含まれる変更されているオンデマンドの他のシステム情報を受信する、よう構成されている。
第32の態様に従うと、サービングセルを有するよう構成されている少なくとも1つの基地局を備えるワイヤレス通信システムにおいて、システム情報の取得を実行するための移動端末が開示される。システム情報は、最小限システム情報及び他のシステム情報を含む。
移動端末は、プロセッサ及びトランシーバを備える。これにより、移動端末は、他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求する状態を判別し、ランダムアクセスプリアンブル信号(msg1)を送信することと、ランダムアクセス応答メッセージ(msg2)を受信することと、他のシステム情報を求めるシステム情報要求メッセージ(msg3)を送信することと、競合解決メッセージ(msg4)を受信することと、を含むランダムアクセス手順を実行し、ブロードキャストを介して、オンデマンドで要求された他のシステム情報を含むシステム情報メッセージを受信する、よう構成されている。
特に、移動端末は、ランダムアクセス手順を実行する前に、現変更期間において、オンデマンドで要求された他のシステム情報の変更を示す、異なる移動端末に対するページングメッセージを受信し、異なる移動端末に対するページングメッセージに基づいて、次の変更期間において、オンデマンドで要求された他のシステム情報が送信されるかどうかを判定し、ランダムアクセス手順の実行をスキップし、次の変更期間において送信されているシステム情報メッセージに含まれるオンデマンドで要求された他のシステム情報を受信する、よう構成されている。

Claims (8)

  1. サービングセルを有するよう構成されている少なくとも1つの基地局を備えるワイヤレス通信システムにおいて、最小限システム情報及び他のシステム情報を含むシステム情報の取得を実行するための移動端末であって、
    動作中、
    他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求する状態を判別し、
    ランダムアクセスプリアンブル信号を送信することと、ランダムアクセス応答メッセージを受信することと、前記他のシステム情報を求めるシステム情報要求メッセージを送信することと、競合解決メッセージを受信することと、を含むランダムアクセス手順を実行し、
    ブロードキャストを介して、オンデマンドで要求された前記他のシステム情報を含むシステム情報メッセージを受信する、
    プロセッサ及びトランシーバ
    を備え、
    前記システム情報要求メッセージは、前記他のシステム情報を要求するための各1ビットが異なるタイプのシステム情報メッセージを求める要求に対応しているシステム情報要求ビットパターン部を含む所定のフォーマットに適合している所定のビットパターンを有する情報要素を含み、
    前記競合解決メッセージは、前記ランダムアクセス手順中の衝突を検出するための前記所定のビットパターンと同じビットパターン又は前記システム情報要求ビットパターン部と同じビットパターンを含み、
    前記競合解決メッセージの受信に失敗した場合、前記ランダムアクセス手順の実行において、前記ランダムアクセスプリアンブル信号の再送を中断し、
    次の時間インスタンスにて、前記最小限システム情報を受信し、
    受信された前記最小限システム情報に基づいて、要求された前記他のシステム情報が、ブロードキャストを介した送信のためにスケジュールされているかどうかを判定する、
    移動端末。
  2. 前記情報要素は、前記システム情報要求メッセージ内の最初の情報要素である、且つ/又は
    前記情報要素は、前記システム情報要求メッセージ内の唯一の情報要素である、且つ/又は
    前記情報要素は、移動端末識別子情報要素ではない、且つ/又は、ランダム値情報要素ではない、且つ/又は
    前記所定のフォーマットに適合している前記ビットパターンを有する情報要素は、少なくとも8ビットを含む、
    請求項1に記載の移動端末。
  3. 前記所定のフォーマットは、前記情報要素の前記所定のビットパターンの前記システム情報要求ビットパターン部について、異なるタイプのシステム情報メッセージを求める要求との対応を規定しており、
    前記情報要素の前記所定のビットパターンの前記システム情報要求ビットパターン部は8ビットであり、前記8ビットの各々は、異なるタイプのシステム情報メッセージを求める要求に対応しており、
    更に、前記所定のフォーマットは、前記8ビットである前記所定のビットパターンの前記システム情報要求ビットパターン部が、前記所定のビットパターンにおける始め又は終わりに位置することを規定しており、
    更に、前記所定のフォーマットは、前記所定のビットパターンの前記システム情報要求ビットパターン部を除く、前記情報要素の前記所定のビットパターンにおける残りの全てのビットが、ゼロ値を有することを規定している、
    請求項1に記載の移動端末。
  4. 前記移動端末は、前記競合解決メッセージ内のビットパターンに応じて、オンデマンドで要求された前記他のシステム情報を含む前記システム情報メッセージを受信することを開始する、
    請求項1に記載の移動端末。
  5. 前記競合解決メッセージの受信の成功/失敗は、
    前記競合解決メッセージが、前記他のシステム情報を要求するための所定のフォーマットに適合している前記システム情報要求メッセージに含まれる情報要素で送信されたのと同じビットパターンのみを含むかどうかをチェックすることと、
    前記競合解決メッセージが、前記他のシステム情報を求めるオンデマンドの要求に確認応答するために使用される、前記競合解決メッセージの短縮バージョンであるかどうかと、前記競合解決メッセージが、前記システム情報要求メッセージに含まれる情報要素で送信されたのと同じ、ビットパターンの一部のみを含むかどうかと、をチェックすることと、
    前記競合解決メッセージの一部が、前記他のシステム情報を要求するための特定のフォーマットに適合している前記システム情報要求メッセージに含まれる情報要素で送信されたのと同じビットパターンを含むかどうかをチェックすることと、
    前記競合解決メッセージが、前記他のシステム情報を求めるオンデマンドの要求に確認応答するために使用される、前記競合解決メッセージの短縮バージョンであるかどうかと、前記競合解決メッセージが、前記他のシステム情報を要求するための特定のフォーマットに適合している前記システム情報要求メッセージに含まれる情報要素で送信されたのと同じビットパターンを含むかどうかと、をチェックすることと、
    のうちの少なくとも1つによって判定される、
    請求項1に記載の移動端末。
  6. 前記システム情報要求メッセージは、40ビットという合計サイズを有する情報要素を含む無線リソース制御(RRC)メッセージである、且つ/又は
    前記競合解決メッセージは、48ビットという合計サイズを有する媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)である、且つ/又は
    前記システム情報の取得を実行するために、前記移動端末は、RRC_CONNECTED状態、RRC_IDLE状態、及びRRC_INACTIVE状態のうちの1つにある、
    請求項1に記載の移動端末。
  7. 前記他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求する状態は、
    前記サービングセルにおける電源投入イベント又は前記サービングセルに対するセル選択/再選択イベントを検出することと、
    前記サービングセルについてのカバレッジロスイベントから回復することと、
    前記他のシステム情報についての有効性タイマが満了したと判定することと、
    のうちの少なくとも1つを含む、
    請求項1に記載の移動端末。
  8. サービングセルを有するよう構成されている少なくとも1つの基地局を備えるワイヤレス通信システムにおいて、移動端末によって、最小限システム情報及び他のシステム情報を含むシステム情報の取得を実行するための方法であって、
    他のシステム情報の送信をオンデマンドで要求する状態を判別するステップと、
    ランダムアクセスプリアンブル信号を送信することと、ランダムアクセス応答メッセージを受信することと、前記他のシステム情報を求めるシステム情報要求メッセージを送信することと、競合解決メッセージを受信することと、を含むランダムアクセス手順を実行するステップと、
    ブロードキャストを介して、オンデマンドで要求された前記他のシステム情報を含むシステム情報メッセージを受信するステップと、
    を含み、
    前記システム情報要求メッセージは、前記他のシステム情報を要求するための各1ビットが異なるタイプのシステム情報メッセージを求める要求に対応しているシステム情報要求ビットパターン部を含む所定のフォーマットに適合している所定のビットパターンを有する情報要素を含み、
    前記競合解決メッセージは、前記ランダムアクセス手順中の衝突を検出するための前記所定のビットパターンと同じビットパターン又は前記システム情報要求ビットパターン部と同じビットパターンを含み、
    前記競合解決メッセージの受信に失敗した場合、前記ランダムアクセス手順を実行するステップにおいて、
    前記ランダムアクセスプリアンブル信号の再送を中断し、
    次の時間インスタンスにて、前記最小限システム情報を受信し、
    受信された前記最小限システム情報に基づいて、要求された前記他のシステム情報が、ブロードキャストを介した送信のためにスケジュールされているかどうかを判定する、
    方法。
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