JP7493402B2 - 決済システム及び決済方法 - Google Patents

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Description

本発明は、決済システム及び決済方法に係り、特にICカード等の決済を行う決済システム及び決済方法に関する。
従来から、様々な種類のカード状の記録媒体(以下、カード媒体という。)を用いて決済等を行う決済システムが存在する。
たとえば、特許文献1には、受け付けたカードである受付済カードに記憶されているカード情報を取得するカード情報取得部と、カード情報から受付済カードの種別を特定する特定部と、受け付けるべきカードの種別を示す種別情報を取得する種別情報取得部と、処理設定部で切り替えられた処理情報に基づいて、カード情報に対する処理を実行する処理部とを備えている決済システムが記載されている。
近年、このような決済システムにおいては、磁気情報だけではなく、ICカードのクレジットカードの決済を行うことがある。この決済では、カード情報を取得するデバイスと接続された上位装置から、当該デバイスに、どのようなクレジットカードでどのようなカード情報を取得するか等を示す設定情報である「構成情報」を送信してから、カード情報を取得することになる。
特開2019-109723号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の決済システムでは、ICカードであるクレジットカードの決済の際に、例えば、ピン入力等の本人確認が必要になると、最初に送信されたのとは異なる構成情報が必要となっていた。このような場合、構成情報を再度送信して、決済処理を最初から全てやり直す必要があり、決済処理の処理時間が長くなるという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、決済処理の処理時間を短くする決済システムを提供し、上述の問題を解消することを目的とする。
本発明の決済システムは、カードに関する情報を取得するデバイスと、該デバイスに接続された上位装置とを含む決済システムであって、前記上位装置は、決済時に本人確認が必要な構成に対応した本人確認必要構成情報と、決済時に本人確認が不要な構成に対応した本人確認不要構成情報と、決済関連情報が一時的に保持される一時保持領域とを含む記憶部と、前記記憶部に含まれる前記本人確認必要構成情報又は前記本人確認不要構成情報により決済を行う決済処理部とを備え、前記決済処理部は、前記記憶部に格納された前記本人確認必要構成情報及び前記本人確認不要構成情報から一方の構成情報を選択して読み込み、決済中に一回だけ実行すればよい一回処理を実行し、該一回処理で取得したデータを前記決済関連情報の一部として前記一時保持領域に格納し、前記カードに関する情報を前記デバイスから取得して、選択された前記構成情報では決済ができない場合に他方の構成情報を再度選択して読み込み、前記再度選択が行われた場合、前記一回処理を実行しないで、前記一時保持領域に格納された前記決済関連情報に基づいて決済処理を行うことを特徴とする。
このように構成することで、再度選択が行われた場合でも、一回処理を行う必要がないため、決済処理にかかる時間を短縮することができる。
本発明の決済システムは、前記決済処理部は、決済中に毎回処理する毎回処理については、前記再度選択が行われた場合でも実行することを特徴とする。
このように構成することで、決済処理の繰り返し時に必要な処理のみを行って、決済処理全体の時間を短縮することができる。
本発明の決済システムは、前記決済処理部は、決済時の状況や過去の決済の記録から判断して、一方の前記構成情報を選択することを特徴とする。
このように構成することで、構成情報の再度選択が行われる可能性を減らし、より決済処理の時間を短縮することが可能となる。
本発明の決済システムは、前記一回処理は、前記カードのIC内に格納されたアプリケーションのIDリストを前記データとして読み込む処理を含むことを特徴とする。
このように構成することで、再度選択が行われた場合でも、IDリストを列挙して処理を行う必要がなくなるため、決済処理にかかる時間を短縮することができる。
本発明の決済方法は、カードに関する情報を取得するデバイスに接続された上位装置により実行される決済方法であって、格納された本人確認必要構成情報及び本人確認不要構成情報から一方の構成情報を選択して読み込み、決済中に一回だけ実行すればよい一回処理を実行し、該一回処理で取得したデータを決済関連情報の一部として一時保持領域に格納し、前記デバイスと前記カードに関する情報をやり取りして、選択された前記構成情報では決済ができない場合に他方の構成情報を再度選択して読み込み、前記再度選択が行われた場合、前記一回処理を実行しないで、前記一時保持領域に格納された前記決済関連情報に基づいて決済処理を行うことを特徴とする。
このように構成することで、再度選択が行われた場合でも、一回処理を行う必要がないため、決済処理にかかる時間を短縮することができる。
本発明によれば、本人確認が必要及び不要な構成情報の一方を選択して読み込み、一回処理を実行して、決済関連情報を一時保持領域に格納し、カードに関する情報を取得して、選択された構成情報では決済ができない場合に他方の構成情報を再度選択して読み込み、再度選択が行われた場合、一回処理を実行しないで、一時保持領域に格納された決済関連情報に基づいて決済処理を行うことで、最初に選択された一方の構成情報が異なっていて、再度選択が行われた場合でも一回処理を実行する必要がないため、決済処理の処理時間を短くする決済システムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る決済システムのシステム構成図である。 本発明の実施の形態に係る決済処理のフローチャートである。 図2に示す決済処理の概念図である。
〔決済システムの構成〕
まず、図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態に係る決済システムXの構成について説明する。
決済システムXは、カードに関する情報を取得する各種デバイス1(device)と、当該デバイスに接続された上位装置2と、決済用のサーバ3を含んで構成される。
本実施形態において、デバイス1と上位装置2との間は、USB(Universal Serial Bus)、RS-232C、イーサネット(登録商標)(Ethernet)等のLAN(Local Area Network)で接続される。
さらに、本実施形態においては、決済システムXの上位装置2は、クレジットカードの決済を行うためのサーバ3と、専用線やインターネット等のWAN(Wide Area Network)を介して接続される。
デバイス1は、上位装置2の制御対象であり、カード4に関する情報を取得するデバイスの一例である。このカード4に関する情報は、カード4から読み出されたカード情報、ピンや暗証番号等を含むカード4に関する情報等を含む。
本実施形態においては、デバイス1として、上位装置2に接続された中継基板1aと、カード決済用の決済機器とから構成される。本実施形態においては、この決済機器として、カードリーダ1b及びピンパッド1cを用いる例を示す。
中継基板1aは、上位装置2と、カードリーダ1b及びピンパッド1cと接続される基板である。中継基板1aは、EMV(Europay, MasterCard, VISA protocol)の決済を行う専用の回路等を含む。中継基板1aは、カード4に関する決済用情報を取得して決済処理の制御を行う。また、中継基板1aは、セキュリティ上や法令上のカード情報保護に対応した処理を行って、決済用情報を暗号化して上位装置2に送信する。
カードリーダ1bは、カード4に関する情報を決済用情報として取得するデバイスの一例である。具体的には、カードリーダ1bは、例えば、磁気ICカードであるカード4の情報を読み取り(リード)又は書き込み(ライト)する、手動式又はモータ搬送式のカードリーダ1b/ライタデバイスである。手動式の場合、ユーザが手動で装置内部にカード4を挿入し、又、装置内部からカード4を引き抜くことで、カード4に記録されたデータの再生を行う。モータ搬送式の場合、カードリーダ1bは、中継基板1aを介した指令(コマンド)によりカード4の搬送及び読み書きを実行する。
本実施形態においては、カードリーダ1bは、カード4のカード情報を決済用情報として取得し、中継基板1aとの間で送受信する。この際に、中継基板1aとの間で機器認証を行う。
ピンパッド1cは、ピン(Personal Identification Number、PIN)や暗証番号等の認証情報を決済用情報として取得する認証デバイスの一例である。すなわち、ピンパッド1cは、決済においてカード4の情報が読み取られる際に、認証情報を入力するためのテンキー等を含むデバイスである。または、ピンパッド1cに加え又は換えて、指紋、静脈パターン、虹彩パターン、顔認証用カメラ等の生体情報を入力する認証デバイス(以下、「生体認証デバイス」という。)を用いることも可能である。
上位装置2は、例えば、精算(決済)のための端末、キオスク(Kiosk)の端末、交通機関のチケット発行システム、コンビニエンスストア等のポイントカード決済システム、小売店のカード発行システム等(以下、単に「端末等」と省略して記載する。)である。または、上位装置2として、PC(Personal Computer)、キャッシュレジスター、その他の決済用端末を用いることも可能である。
サーバ3は、クレジットカードの支払いを行うためのサービスを提供するセキュア(安全)なサーバ等である。
なお、サーバ3は、他の銀行やカード会社のサーバ等と接続されていてもよい。また、サーバ3及び他のサーバから、決済における他の各種情報も取得可能である。
カード4は、厚さが0.7~0.8mm程度の矩形状の塩化ビニール製のカード等のカード状の磁気記録媒体、ICカード、非接触型のICカード等である。磁気記録媒体の場合、カード4の一面には、磁気信号が記憶される磁気ストライプが形成されている。ICカードの場合、カード4は、例えば、接点、電磁誘導アンテナと、ROM(Read Only Memory)及びMPU(Micro Processing Unit)等を含むIC(Integrated Circuit)チップとを含んでいてもよい。さらに、非接触型のICカードの場合、近距離無線用のR/W(Read / Write)アンテナが内蔵される。カード4は、これらのいずれか又は全てを組み合わせた記録媒体であってもよい。加えて、カード4として、ユーザが用いる携帯電話やスマートフォン等の携帯端末も、取引に用いることが可能である。
本実施形態においては、カード4は、ICチップを備えたICカード又は非接触型のICカードのクレジットカードである例について説明する。本実施形態においては、クレジットカードは、銀行等の決済に用いるカードである。この上で、本実施形態においては、カード4のICチップには、例えば、クレジットカードの決済、デビットカードの決済、その他のポイントの決済等を実行する各種アプリケーションソフトウェア(Application Software、以下、単に「アプリ」という。)、及び各種データがフラッシュメモリやEEPROM等の記録媒体に格納される。
これに加え、本実施形態においては、上位装置2は、図示しない精算用の業務サーバと接続されている。この業務サーバは、病院、交通機関、小売店、サービス提供店等の業務用のサーバである。
次に、決済システムXの制御構成について説明する。
上位装置2は、制御部20及び記憶部21を備える。
制御部20は、上位装置2全体の制御を行う、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、GPU(Graphics Processing Unit)等を含む制御演算手段である。制御部20は、暗号の符号化及び復号化を高速に行うためのアクセレレーター回路を備えていてもよい。
記憶部21は、上位装置2の各種設定値や制御プログラムや一時データ等を記憶する記録媒体である。この制御プログラムは、OS(Operating System)、各種アプリケーションソフトウェア(Application Software、以下、単に「アプリ」という。)、デバイス1と上位装置2とを中継するミドルウェア等を含む。
記憶部21は、RAM、ROM、HDD(Hard Disk Drive)、その他の光学記録媒体等を含む。
上位装置2は、この他にも、タッチパネルやテンキー等のボタン、指紋、静脈パターン、虹彩パターン、顔認証用カメラ等の生体情報の入力デバイスを含む入力部を備えていてもよい。さらに、上位装置2は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、蛍光表示管(Vacuum fluorescent display)、LED等を含むドットマトリクスディスプレイ等の表示部、音声を出力する音声出力部、サーバ3と接続するためのネットワーク接続部等を備えていてもよい。
次に、図2により、上位装置2の機能的な構成について説明する。
制御部20は、決済処理部100を含んでいる。
記憶部21は、本人確認必要構成情報200、本人確認不要構成情報210、及び一時保持領域220を格納する。
決済処理部100は、記憶部21に含まれる本人確認必要構成情報200又は本人確認不要構成情報210により決済を行う。このため、決済処理部100は、記憶部21に格納された本人確認必要構成情報200及び本人確認不要構成情報210から一方の構成情報を選択して読み込む。本実施形態においては、まずは、本人確認不要構成情報210をデフォルト(規定)の構成情報として選択する。決済処理部100は、決済中に一回だけ実行すればよい一回処理を実行し、該一回処理で取得したデータを決済関連情報の一部として一時保持領域220に格納する。
この上で、決済処理部100は、カードに関する情報をデバイスから取得して、選択された構成情報では決済ができない場合に他方の構成情報を再度選択して読み込む。本実施形態においては、再度選択の際に、本人確認必要構成情報200を読み込む。決済処理部100は、再度選択が行われた場合、一回処理を実行しないで、一時保持領域220に格納された決済関連情報に基づいて決済処理を行う。一方、決済処理部100は、決済中に毎回処理する毎回処理については、再度選択が行われた場合でも実行する。これにより、決済処理部100は、中継基板1a、カードリーダ1b、及びピンパッド1cとデータのやり取りを行い、カードリーダ1bに挿入されたICカードであるクレジットカードを使用した決済(以下、「IC決済」という。)を行うことができる。
本人確認必要構成情報200は、デバイス1に送信して、カード4のICチップのアプリ等を制御し、カードに関する情報を取得させるための構成を示す構成情報の一例である。具体的には、本人確認必要構成情報200は、決済時に、ピンパッド1c等でピンや暗証番号等の入力により本人確認をする必要な構成に対応した構成情報である。
本人確認不要構成情報210は、決済時に本人確認が不要な構成に対応した構成情報である。具体的には、本人確認不要構成情報210は、ピンや暗証番号等の入力が必要ない構成に対応した構成情報である。加えて、本人確認不要構成情報210は、決済処理時に、規定の構成情報として用いられる。
一時保持領域220は、IC決済時に中継基板1a及びカードリーダ1bとやり取りしたデータを一時的に保持するために確保された記憶領域を示す。本実施形態においては、一時保持領域220は、例えば、決済関連情報が一時的に保持されるデータ領域である。この決済関連情報は、カード内のICチップ(IC)内に格納されたアプリのIDリスト等を含んでいてもよい。加えて、決済関連情報は、一回処理にて取得され、本人確認必要構成情報200及び本人確認不要構成情報210のどちらでも取得が必要な他の情報を含んでいてもよい。
上位装置2の制御部20は、記憶部21に格納されたファームウェア、OS(Operating System)、決済アプリ等を含む制御プログラムを実行することで、決済処理部100として機能する。また、この機能部の一部又は全てについて、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックを用いて、ハードウェア的に構成することも可能である。
なお、記憶部21に格納されるデータは、処理の状態や手順等により可変であってもよい。
〔決済処理〕
次に、図2及び図3により、本発明の実施の形態に係る決済処理の説明を行う。
本実施形態の決済処理では、記憶部21に格納された本人確認必要構成情報200及び本人確認不要構成情報210から一方の構成情報を選択して読み込む。そして、決済中に一回だけ実行すればよい一回処理を実行し、当該一回処理で取得したデータを決済関連情報の一部として一時保持領域220に格納する。ここで、デバイスとカードに関する情報をやり取りして、選択された構成情報では決済ができない場合に他方の構成情報を再度選択して読み込む。そして、再度選択が行われた場合、一回処理を実行しないで、一時保持領域220に格納された決済関連情報に基づいて決済処理を行う。
本実施形態の決済処理は、主に制御部20が、記憶媒体に記憶された制御プログラムを、各部と協働し、ハードウェア資源を用いて実行する。
以下で、図2のフローチャートにより、本実施形態の決済処理の詳細をステップ毎に説明する。
(ステップS100)
まず、決済処理部100が、仮構成選択読み込み処理を行う。
図3(a)により説明すると、決済処理部100は、決済処理開始時、仮の初期設定情報として、記憶部21に格納された本人確認不要構成情報210を選択して読み込む。すなわち、本実施形態においては、一方の構成情報として、本人確認不要構成情報210を読み込み、仮の初期設定情報とする。
(ステップS101)
次に、決済処理部100が、一回処理データ格納処理を行う。
図3(b)により説明すると、ここでは、決済処理部100は、決済中に一回だけ実行すればよい一回処理を実行する。具体的には、決済処理部100は、デバイス1として、中継基板1aを介してカードリーダ1bにアクセスして、IC接点やアンテナを介してカード4に電力を供給して活性化(起動)する。そして、決済処理部100は、カード4内のICチップ内に格納されたアプリのIDリストを、決済関連情報として読み込む。この他にも、決済処理部100は、後述するように、デバイス1にて、実際にカード情報を読み込むまでにカード4から取得したデータを含めて、決済関連情報として一時保持領域220に格納する。
(ステップS102)
次に、決済処理部100が、毎回処理を行う。
決済処理部100は、上述の本人確認不要構成情報210を仮の初期設定情報として使用して、決済中に毎回処理する必要のある毎回処理を実行する。
(ステップS103)
次に、決済処理部100が、カード情報取得処理を行う。
決済処理部100は、カードに関する情報をデバイス1から取得する。本実施形態においては、決済処理部100は、中継基板1aを介してカードリーダ1bにおいて、カード情報を読み込むコマンドを送信し、カード4のICチップからIC決済用のカード情報を取得する。この際に、決済処理部100は、カード4の磁気情報も、カード情報として取得してもよい。
(ステップS104)
次に、決済処理部100が、他構成が必要か否かを判定する。
決済処理部100は、読み込んだカード情報を基に、本人確認が必要かどうかについての判定(以下、「本人確認判定」という。)を行う。具体的には、決済処理部100は、読み出されたカード情報を参照して、クレジットカード毎の本人確認判定の基準を確認する。たとえば、決済処理部100は、決済の金額が一万円等の基準となる金額以上の場合には、本人確認が必要として、Yesと判定する。または、決済処理部100は、プラチナカードでは必要、ガソリンスタンドでは不要等、各種条件に対応して、この条件を満たす場合には、Yesと判定する。決済処理部100は、それ以外の場合には、Noと判定する。
Yesの場合、決済処理部100は、処理をステップS105に進める。この場合は、後述するように、仮構成を破棄して、他の構成情報を読み込む。
Noの場合、決済処理部100は、処理をステップS109に進める。この場合は、仮の初期設定である本人確認不要構成情報210をそのまま用いる。すなわち、後述するように、本人確認が必要でない場合は、既にその構成情報を初期設定情報としているので、そのまま決済処理を続行することになる。
(ステップS105)
他の構成情報が必要な場合、決済処理部100が、他構成選択読み込み処理を行う。
図3(c)により説明すると、決済処理部100は、選択された本人確認不要構成情報210では決済ができない場合に、他方の構成情報である本人確認必要構成情報200を再度選択して読み込み、それを真の初期設定として決済処理をやり直す。すなわち、構成情報を切り換える。
(ステップS106)
次に、決済処理部100が、格納データ取得処理を行う。
決済処理部100は、一回処理で取得し、一時保持領域220に格納された決済関連情報を読み出す。これを、決済処理部100は、やり直しの決済処理で用いる。
(ステップS107)
次に、決済処理部100が、毎回処理を行う。
決済処理部100は、再度選択が行われた場合、一回処理を実行しないで、毎回処理を実行する。この毎回処理は、ステップS102と同様に行う。すなわち、やり直しの決済処理においても毎回処理については実行される。
(ステップS108)
次に、決済処理部100が、カード情報取得処理を行う。
決済処理部100は、一時保持領域220に格納された決済関連情報に基づいて、カード情報を読み込む。決済処理部100は、この読み込みの処理も、ステップS103と同様に行う。
ここで、決済処理部100は、中継基板1aを介してピンパッド1cにアクセスし、ピンや暗証番号等も取得する。または、決済処理部100は、生体情報を取得してもよい。
(ステップS109)
ここで、決済処理部100が、決済実行処理を行う。
決済処理部100は、サーバ3も用いて、実際の決済の処理を行う。具体的には、決済処理部100は、構成情報の切替があった場合も無かった場合も、カード情報を読み出した後は、同様の決済の処理を実行する。
より具体的には、決済処理部100は、取得したカード情報、ピンや暗証番号等を決済用情報としてサーバ3に転送する。これらの決済用情報は、セキュリティ上及び法令上の要求から、デバイス1及び上位装置2にて保持されない。
そして、サーバ3は、実際の金銭的な決済を行う。サーバ3は、この決済の結果を、決済結果データとして、上位装置2へ返信する。
決済処理部100は、この決済結果データを表示部等に表示し、レシートとして印刷等することが可能である。
以上により、本発明の実施の形態に係る決済処理を終了する。
〔本実施形態の主な効果〕
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
近年、ICカードであるクレジットカードの決済処理において、本人確認の必要性についての判定(本人確認判定)を行うためには、カード情報の読み込みが必要であった。しかしながら、カード情報の読み込みを行うためには、構成情報が初期設定情報として必要であった。このため、仮の初期設定情報として、本人確認が不要な構成情報を基に決済処理を開始してカード情報を読み出し、このカード情報に基づいて本人確認判定を行う必要があった。この上で、本人確認判定の結果、本人確認が必要であったら、他の構成情報を取得して決済を行う必要が生じていた。すなわち、従来の決裁システムでは、仮の初期設定情報と、必要な構成情報が異なっていた場合、決済処理を最初から全てやり直すことになっていた。このため、決済処理全体の所要時間が長くなるという問題があった。
これに対して、本発明の実施の形態に係る決済システムXは、カードに関する情報を取得するデバイス1と、当該デバイス1に接続された上位装置2とを含む決済システムであって、上位装置2は、決済時に本人確認が必要な構成に対応した本人確認必要構成情報200と、決済時に本人確認が不要な構成に対応した本人確認不要構成情報210と、決済関連情報が一時的に保持される一時保持領域220とを含む記憶部21と、記憶部21に含まれる本人確認必要構成情報200又は本人確認不要構成情報210により決済を行う決済処理部100とを備え、決済処理部100は、記憶部21に格納された本人確認必要構成情報200及び本人確認不要構成情報210から一方の構成情報を選択して読み込み、決済中に一回だけ実行すればよい一回処理を実行し、当該一回処理で取得したデータを決済関連情報の一部として一時保持領域220に格納し、カードに関する情報(カード情報等)をデバイス1から取得して、選択された構成情報では決済ができない場合に他方の構成情報を再度選択して読み込み、再度選択が行われた場合、一回処理を実行しないで、一時保持領域220に格納された決済関連情報に基づいて決済処理を行うことを特徴とする。
このように構成することで、初期設定情報が異なっており、再度選択が行われた場合でも、一回処理を行う必要がないため、決済処理にかかる時間を短縮することができる。すなわち、カード情報の読み込みまでに必要な処理を一回処理と毎回処理とに分割することで、構成情報の切り換えを行って、再度選択して決済を繰り返した時に実行する処理を少なくすることができる。さらに、決済関連情報を保持することで、決済の繰り返し時にそのデータを読み出す必要がなくなるので、一回処理として実行する処理を最大化、最適化することが可能となる。このため、ユーザを待たせる時間を短縮し、更に、処理負担も軽減できる。
本発明の実施の形態に係る決済システムXは、決済処理部100は、決済中に毎回処理する毎回処理については、構成情報の再度選択が行われた場合でも実行することを特徴とする。
このように構成することで、決済処理の繰り返し時に必要な処理のみを行って、決済処理全体の時間を短縮することができる。加えて、決済処理の不具合を確実に回避することができる。すなわち、本人確認不要構成情報210から本人確認必要構成情報200に構成情報を変更した際に、毎回処理については実行することで、一回処理だけを行うと決済処理に失敗する可能性を低減して、確実に決済することができる。たとえば、最初の構成情報の選択の際に、カードの読み込み不良やIC活性化の失敗による一部の取得データ異常等があっても、回避可能となる。
本発明の実施の形態に係る決済システムXは、一回処理は、カード4のICチップ内に格納されたアプリのIDリストをデータとして読み込む処理を含むことを特徴とする。
このように構成することで、再度選択が行われた場合でも、カード4のアプリのIDリストを列挙して処理を行う必要がなくなるため、決済処理にかかる時間を短縮することができる。
〔他の実施の形態〕
なお、上述の実施形態においては、仮の初期設定情報として、最初に選択される一方の構成情報として、本人確認不要構成情報210を用いる例について記載した。
しかしながら、最初に選択される一方の構成情報は、本人確認不要構成情報210に限定するのではなく、本人確認必要構成情報200及び本人確認不要構成情報210から一方を、所定条件で選択するようにしてもよい。
さらに、最初に選択される一方の構成情報は、決済時刻、決済日等の決済時の状況や、過去の決済時の状況から判断して判断可能であってもよい。
具体的には、本発明の他の実施の形態に係る決済システムXは、決済処理部100は、決済時の状況や過去の決済の記録から判断して、一方の構成情報を選択することを特徴とする。
この場合、決済時刻や決済日により、本人確認必要構成情報200及び本人確認不要構成情報210から最適な構成情報を選択することが可能である。または、例えば、最初に選択される一方の構成情報は、前回決済時の構成情報を使用してもよい。または、最初に選択される一方の構成情報は、過去の決済でより多く使用された構成情報を使用してもよい。または、ユーザにより、どちらの構成情報を用いるか、選択可能であってもよい。
このように構成することで、構成情報の再度選択が行われる可能性を減らし、より決済処理の時間を短縮することが可能となる。すなわち、例えば、最低単価の高い客の多い高級店舗等では、本人確認必要構成情報200を規定の構成情報とし、より決済時間を短縮することができる。逆に、食品スーパーやガソリンスタンドのような店舗等では、本人確認不要構成情報210を規定の構成情報として、より決済時間を短縮することができる。
加えて、本人確認必要構成情報200及び本人確認不要構成情報210以外の構成情報を用意しておき、これらについても選択可能であってもよい。さらに、本人確認必要構成情報200においても、ピンや暗証番号等を使うか、生体認証を使うか、キャッシングを行うか等により、再度選択しなおすようにしてもよい。
このように構成することで、柔軟な構成に対応可能となる。
また、上述の実施形態においては、毎回処理を必ず行うように記載した。
しかしながら、毎回処理を必ずしも行わなくても良い状況の場合は、毎回処理を行わなくてもよい。または、一回処理で実行された処理に応じて、毎回、決済で必要な残りの処理を行うようにしてもよい。
このように構成することで、更に決済時間を短縮可能となる。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
1 デバイス
1a 中継基板
1b カードリーダ
1c ピンパッド
2 上位装置
3 サーバ
4 カード
20 制御部
21 記憶部
100 決済処理部
200 本人確認必要構成情報
210 本人確認不要構成情報
220 一時保持領域
X 決済システム

Claims (5)

  1. カードに関する情報を取得するデバイスと、該デバイスに接続された上位装置とを含む決済システムであって、
    前記上位装置は、
    決済時に本人確認が必要な構成に対応した本人確認必要構成情報と、決済時に本人確認が不要な構成に対応した本人確認不要構成情報と、決済関連情報が一時的に保持される一時保持領域とを含む記憶部と、
    前記記憶部に含まれる前記本人確認必要構成情報又は前記本人確認不要構成情報により決済を行う決済処理部とを備え、
    前記決済処理部は、
    前記記憶部に格納された前記本人確認必要構成情報及び前記本人確認不要構成情報から一方の構成情報を選択して読み込み、
    決済中に一回だけ実行すればよい一回処理を実行し、該一回処理で取得したデータを前記決済関連情報の一部として前記一時保持領域に格納し、
    前記カードに関する情報を前記デバイスから取得して、選択された前記構成情報では決済ができない場合に他方の構成情報を再度選択して読み込み、
    前記再度選択が行われた場合、前記一回処理を実行しないで、前記一時保持領域に格納された前記決済関連情報に基づいて決済処理を行う
    ことを特徴とする決済システム。
  2. 前記決済処理部は、
    決済中に毎回処理する毎回処理については、前記再度選択が行われた場合でも実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の決済システム。
  3. 前記決済処理部は、
    決済時の状況や過去の決済の記録から判断して、一方の前記構成情報を選択する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の決済システム。
  4. 前記一回処理は、
    前記カードのIC内に格納されたアプリケーションのIDリストを前記データとして読み込む処理を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の決済システム。
  5. カードに関する情報を取得するデバイスに接続された上位装置により実行される決済方法であって、
    格納された本人確認必要構成情報及び本人確認不要構成情報から一方の構成情報を選択して読み込み、
    決済中に一回だけ実行すればよい一回処理を実行し、該一回処理で取得したデータを決済関連情報の一部として一時保持領域に格納し、
    前記デバイスと前記カードに関する情報をやり取りして、選択された前記構成情報では決済ができない場合に他方の構成情報を再度選択して読み込み、
    前記再度選択が行われた場合、前記一回処理を実行しないで、前記一時保持領域に格納された前記決済関連情報に基づいて決済処理を行う
    ことを特徴とする決済方法。
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