JP7477831B2 - インソール、及び美容方法 - Google Patents
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Description
特許文献1は、肌に適度のうるおいを与えつつフェイスラインをリフトアップさせる手法として、顎及び/又は頬に対してクリーム状化粧品を塗布してマッサージを行い、マッサージ後に伸縮性を有するマスクを装着する手法を開示する。
特許文献2(特開2006-176431号公報)には、アシル化オリゴペプチドとマメ科クズ属に属する植物とを含有することを特徴とする化粧料が、バストにはりをもたせ、バストアップする効果を有することが記載されている。しかし、普段の化粧に加えてバストアップのための化粧料を使用することは継続性に欠き、使用することに抵抗を感じる人は少なくない。
特許文献3(特開2002-000760号公報)は、胸部周辺の筋肉群の動員を抑え、各関節に負担をかけずに、効率的かつ安全に胸部の筋肉を鍛錬し、バストアップ効果が期待できる胸部筋肉鍛錬運動器具を開示しているが、バストアップ運動を人前で行うことに抵抗を感じる人は少なくない。
特許文献4(特開2000-237331号公報)には、バストアップ、ヒップアップ効果を発揮するパルス美容器が記載されているが、装着することを要し、また、パルス電流を流したり、外部圧力をかけることにより引き締め効果が得られる発明であり、心臓至近に電流を流すため、心臓への負担が大きく危険を伴う可能性がある。
特許文献5(特開2007-020875号公報)には、身体に添着して使用する装具であって、腕振り動作を小胸筋および大胸筋のポンピング運動に変換して伝達することにより、小胸筋および大胸筋の増強鍛錬に特異的に効果のあるポンピング運動を定常的に行えるようにし、これにより、人工的に持ち上げるだけのバストアップとは根本的に異なる、自然な状態でのバストアップをはかることができるようにしたバスト筋力増強装具が記載されている。しかし、装着を要するため継続が困難である点に課題が残る。
特許文献6(特開平10-257904号公報)には、爪先立ち状態で、足の爪先から土踏まず又はかかとの部分に接触するように板バネを取り付け、板バネの力を利用して、かかとが楽に上限運動できるようにした履物に関し、この履物を使用することにより、女性は体の上下運動でバストにも振動を与え、バストの弛みの改善に効果的であることが記載されている。しかし、この履物を普段の歩行用として使用することに抵抗を感じる人は少なくない。
特許文献7(特開2006-020656号公報)には、靴底最上層部を形成する中底及びミッドソール又はミッドソールにおける踵中央部分の接地圧部と母趾球部近傍の踏み付け部とに形成された切り欠き部と、前記切り欠き部に埋設された弾性を有し縦方向の変位機能を有する容積吸収体と、を有することを特徴とするシェイプアップシューズに関し、該シェイプアップシューズを使用すると、砂上歩行と同様な歩行効果があり、歩行時の消費カロリー量が多く、短期間で運動不足が解消され高いダイエット効果が得られることが記載されているが、バストアップ効果については記載も示唆もない。前記のような課題に鑑み、普段の生活に追加して行うものでなく、装着することや、電流のような外部からの力を要しない、継続してバストアップやフェイスラインのリフトアップなどの美容効果を得ることができるインソールの開発が求められていた。インソールであれば、好みの靴に脱着可能であり、普段の歩行にも適し、継続性にも優れる。
そこで、本発明の目的は、容易に美容効果を得ることができるインソール、及び美容方法を提供することにある。
各図面では、左右の一方のインソール1及び足の骨格を示す。他方のインソール1及び足の骨格は鏡像対象となる。
まず、第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係るインソール1を示す斜視図である。
第1~第5中足骨26,28,30,32,34の前端部は、第1~第5中足骨頭部26A(母趾球26Bとも言う。),28A,30A,32A,34A(小趾球34Bとも言う。)である。踵骨12の前部に位置する段状の部分は、踵骨前部(踵骨結節とも言う。)12Aである。なお、図2においては、舟状骨16のみ、骨同士の重なりによる隠れた部分を破線で示している。
立方骨支持凸部80は立方骨18に相当する部分に設けられ、踵骨前部支持凸部90は踵骨結節12Aに相当する部位に設けられる。立方骨支持凸部80及び踵骨前部支持凸部90は中実に形成されている。
第2部分162Aは、このインソールを靴の内側に敷いて歩行を継続するときに、少なくとも第1趾及び第5趾で、第2部分162Aを掴む動作を容易にできるように、低反発素材で形成されている。例えば、第2部分162Aを形成する低反発素材は、ポリウレタン、及び、ポリエステルの2つの素材が、この順に下から上に向かって、すなわちインソール本体160の裏面1Bから表面1Aに向かって積層して構成される。ポリウレタンは、第1部分161Aのポリウレタンより比較的柔らかい素材が採用される。
第3趾~第5趾が載る部分165Aは、第3~第5基節骨40,42,44、第3~第5中節骨48,50,52、及び、第3~第5末節骨58,60,62に相当する部分であり、低反発素材で形成される。なお、第3趾~第5趾が載る165Aは、少なくとも第5趾が載ればよく、第2趾が載る部分261の形成に応じて第3趾や第4趾が載らないように形成されてもよい。
図4は、インソール1を示す縦方向断面図である。図4(A)は図2のS6-S6断面図であり、図4(B)は図2のS7-S7断面図であり、図4(C)は図2のS8-S8断面図であり、図4(D)は図2のS9-S9断面図であり、図4(E)はS10-S10断面図である。
図5は、足底のアーチの説明図である。
アーチ119は、足の長手方向に形成された、内側縦アーチ121及び外側縦アーチ122と、足の短手方向に形成された、横アーチ120とを含む。横アーチ120は、第1~第5中足骨26,28,30,32,34の間に跨って形成される。また、内側縦アーチ121は、踵骨12、距骨14、舟状骨16、第1~第3楔状骨20,22,24、及び第1~第3中足骨26,28,30の間に跨って形成される。外側縦アーチ122は、踵骨12、立方骨18、第4~第5中足骨32,34の間に跨って形成される。
S1-S1断面は、第1~第4基節骨36~42、第5末節骨62付近を横切る断面であり、該断面のインソール本体160すなわちインソール前部110は平坦である。
インソール1は、立方骨18及び踵骨結節12Aに相当する部位だけを支持するのではなく、安定性を考慮して他の部分においても支持する。ただし、足の運動を拘束するような構成ではない。そのため、該断面では、インソール本体160に肉抜き部分72が設けられており、第1~第3楔状骨20,24,26、舟状骨16に相当する部位は、立方骨支持凸部80の内側において沈下できる。そのため、第1~第3楔状骨20,24,26、舟状骨16に相当する部位に力が作用した場合においても、肉抜き部分72によりインソール本体160が変形し、応力を緩和する。
また、インソール1の底面側の構成として、靴に接する部位は立方骨18に相当する部位、すなわち、立方骨支持凸部80の裏側において平坦である。この構成により、立方骨18には靴から常に反力が作用する。
当該部位は立方骨支持凸部80及び踵骨前部支持凸部90の外側に位置しており、安定性を考慮して若干の盛り上がりがある。ただし、足の運動を拘束するような構成ではない。外側縦アーチ122に相当する部位には肉抜き部分74が設けられており、インソール1は、立方骨支持凸部80及び踵骨前部支持凸部90の外側においても沈下できるようになっている。外側縦アーチ122の第5中足骨34に力が作用した場合においても、肉抜き部分74によりインソール本体160が変形し、応力を緩和する。
この踵骨12は、使用者の体重Fを支える要となる。踵骨12では、踵骨前側上端12Bが力点P1となり、踵骨下端(踵骨後部)12Cが支点P2となるので、踵骨12には、支点P2を中心としたモーメントが作用する。
本構成では、踵骨前部支持凸部90が、力点P1の略直下の踵骨結節12Aを支持することで、踵骨12を安定させることができる。また、踵骨結節12Aは、支点P2となる踵骨下端12Cから距離があるため、踵骨結節12Aに相当する部位に踵骨前部支持凸部90を設けることで、小さな力で効率良く踵骨12を支持できる。
本構成では、立方骨支持凸部80が、力点P1の略直下の立方骨18を支持することで、立方骨18を安定させることができる。
また、立方骨18は、支点P3となる第1~第5中足骨頭部26A,28A,30A,32A,34Aから距離があるため、立方骨18に相当する部位に立方骨支持凸部80を設けることで、小さな力なで効率良く立方骨18を支持できる。
踵骨12は、内側縦アーチ121及び外側縦アーチ122の両方を同時に構成するため、踵骨12が安定しないと、縦アーチを正常な位置に維持できなくなる。特に、踵骨12の前部の踵骨結節12Aは、図6に示すように、踵骨12の中間部と第2~第5中足骨28~34を繋ぐ長足底靭帯64が重なるように位置している。この長足底靭帯64は縦アーチを維持する働きもしている。
後脛骨筋の停止腱67は、筋膜を第1~第3楔状骨20,22,24、第2~第3中足骨28,30及び舟状骨16に出している。長腓骨筋、後脛骨筋、これら二つの筋の斜めの走行により、横アーチ120に加えて縦アーチが保持される。
インソール本体160は、立方骨支持凸部80を中心にして放射方向には表面が下傾して応力を緩和する構成となっているので、踵骨12が構成する関節の運動を許容できる。より詳細には、踵骨前部支持凸部90は、比較的柔らかい素材で形成されており、使用者の体重で厚みが最大となる部分が沈み、踵骨結節12Aを支持する。踵骨前部支持凸部90が沈むことで、インソール1は、立方骨支持凸部80を中心にして前後左右の放射方向に下傾して、立方骨18を支点に足を支持するとともに、該立方骨支持凸部80を中心に足の運動を許容する。
本構成のインソール1は、足趾がインソール前部110を掴む動作をより向上させることが可能な構成を有している。
これにより、少なくとも第1趾及び第5趾を曲げ易くなると共に力を入れやすくなり、少なくとも第1趾及び第5趾でインソール前部110を掴む動作をより容易に行うことが可能となる。
足趾が掴む動作を行う際、第1趾及び第5趾は他の足趾に比べて力が入りやすいという特性がある。そこで、足趾が載る第2部分162Aにおいて、少なくとも第1趾及び第5趾が載る部分が低反発素材で形成され、第2趾が載る部分261が高反発素材で形成されることで、使用者は、足趾がインソール前部110を掴む動作を、違和感なく行うことができる。
この美容方法は、上記インソール1を靴底に敷き、インソール1の立方骨支持凸部80で足の立方骨を浮かせて支持した状態で、足の内側縦アーチ、外側縦アーチ、及び横アーチを維持し、少なくとも第1趾及び第5趾でインソール1の第2部分162Aを掴む動作を行いながら、歩行を継続する方法であり、フェイスラインを引き締める方法、バストのトップ位置を高くする方法、皮膚の角層水分量を上昇させる方法、皮膚柔軟性を向上させる方法である。
試験1~試験4では、それぞれ、被験者の人数が6人である。
試験1~試験4の被験者は、20歳~55歳の健常な男女である。
試験1~試験4において、試験期間中、被験者は、室内用の靴及び屋外用の靴のそれぞれに上述したインソール1を装着して、インソール1を使用した。なお、被験者が履く室内用の靴と屋外用の靴としては、かかと部が低く、被験者の足に適し、被験者の足趾が動きやすい靴が採用された。
試験1~試験4の試験期間は4週間である。この試験期間においては、合計3回の測定が行われた。測定が行われたタイミングは、試験1~試験4のいずれも、インソール1の使用開始前、インソール1の使用開始後2週間が経過したタイミング、及び、インソール1の使用開始後4週間が経過したタイミングである。
まず、試験1について説明する。
試験1は上記共通の試験条件に従って行われ、測定は以下の方法で行われた。
試験1では、3D画像撮影解析装置を用いて、被験者の首から顔の部分に対して正面、左側面、右側面の3方向から撮影を行い、被験者の首から顔の部分について3D画像データを作成する。そして、試験1では、測定が行われる各週で作成された3D画像データを比べて、被験者の首から顔の部分の凹凸の変化量を測定した。なお、試験1の測定では、3D画像撮影解析装置として、米国のCanfield Scientific社製のVECTRA H1の装置が採用された。
試験1では、凹凸の変化量を測定する基準として、インソール1の使用前に作成した3D画像データを採用し、この3D画像データに対して、インソール1の使用2週間後の凹凸の変化量、及び、インソール1の使用4週間後の凹凸の変化量を測定した。
次に、試験2について説明する。
試験2は上記共通の試験条件に従って行われ、測定は以下の方法で行われた。
試験2の測定では、被験者に、体のラインが出やすい所定の衣類を着用させた。また、試験2の測定では、被験者に、目線を前方正面に合わさせ、インソール1を靴底に敷いた靴を履いた状態で平坦な面に通常通りの姿勢で立たせた。そして、試験2では、国際姿勢協会製の姿勢測定器PA-200を使用して、この状態の被験者の側面から被験者の胸部を測定した。
図9は、バストのトップ位置の定義を説明するための図である。
X軸Y軸が定義された座標系に展開された被験者の胸部の画像において、胸部の後方で最も凸の部分131と、胸部の前方で最も凸の部分132とのY軸における距離の差を、バストのトップ位置と定義した。発明者らが定義したバストのトップ位置は、値が大きければ大きいほどバストのトップ位置が高いことを示す。
図10において、縦軸はバストのトップ位置を示し、単位はmm(ミリメートル)である。また、図10において、横軸は、試験期間において測定を行った週数を示す。
次に、試験3について説明する。
試験3は上記共通の試験条件に従って行われ、測定は以下の方法で行われた。
試験3では、被験者の全顔を洗顔料で洗浄し、タオルで濡れた顔を拭き15分順化した後、株式会社ヤヨイ製の皮表角層水分量測定装置「SKICON-200EX」を用いて、顔の頬部の角層水分量を測定した。
図11において、縦軸は角層水分量を示し、単位はμS(マイクロジーメンス)である。縦軸は、値が大きければ大きいほど角層水分量が高いことを示す。また、図11において、横軸は、試験期間において測定を行った週数を示す。
次に、試験4について説明する。
試験4は上記共通の試験条件に従って行われ、測定は以下の方法で行われた。
試験4では、被験者の全顔を洗顔料で洗浄し、タオルで濡れた顔を拭き15分順化した後、独国のCourage+Khazaka社の「Cutometer dual MPA580」皮膚計測機器を用いて、顔の頬部の皮膚柔軟性を測定した。
図12において、縦軸は皮膚柔軟性を示し、単位はmm(ミリメートル)である。縦軸は、値が大きければ大きいほど皮膚柔軟性が高いことを示す。また、図12において、横軸は、試験において測定を行った週数を示す。
試験5の測定は、以下の方法で行われた。
歩行時の筋活動の測定には、生体信号収集装置として、ティアック株式会社製のPolymate Vを採用した。試験5では、生体信号をサンプリング周波数2000Hz(ヘルツ)で測定した。
図13は、インソール1を使用していない場合における右頚部広頚筋と右胸鎖乳突筋との筋活動を示す図である。
図14は、インソール1を使用した場合における右頚部広頚筋と右胸鎖乳突筋との筋活動を示す図である。
次に、第2実施形態に係るインソール1について説明する。
図15は、第2実施形態に係るインソール1の斜視図である。
18 立方骨
26B 母趾球
34B 小趾球
80 立方骨支持凸部(立方骨支持部)
120 横アーチ
121 内側縦アーチ
122 外側縦アーチ
160 インソール本体(ソール本体)
161A 第1部分
162A 第2部分
261 第2趾が載る部分(延出部)
Claims (7)
- 足の踵から母趾球及び小趾球までが載る第1部分と、足趾が載る第2部分と、を有するソール本体を備え、
前記ソール本体は、
足の立方骨を浮かせて支持する立方骨支持部を前記第1部分に有し、
前記第1部分は、高反発素材で形成され、
前記第2部分は、少なくとも第1趾及び第5趾で掴む動作を可能にする低反発素材で形成され、
前記第1部分は、少なくとも第2趾が載る部分を先端まで延出し、この延出部の両側に前記第2部分が延在する、
ことを特徴とするインソール。 - 請求項1に記載のインソールを靴底に敷き、
前記インソールの立方骨支持部で足の立方骨を浮かせて支持した状態で、足の内側縦アーチ、外側縦アーチ、及び横アーチを維持し、少なくとも第1趾及び第5趾で前記インソールの第2部分を掴む動作を行いながら、歩行を継続する、
ことを特徴とする美容方法。 - 美容方法が、フェイスラインを引き締める方法である
ことを特徴とする請求項2に記載の美容方法。 - 美容方法が、バストのトップ位置を高くする方法である
ことを特徴とする請求項2に記載の美容方法。 - 美容方法が、皮膚の角層水分量を上昇させる方法である
ことを特徴とする請求項2に記載の美容方法。 - 美容方法が、皮膚柔軟性を向上させる方法である
ことを特徴とする請求項2に記載の美容方法。 - 前記歩行を継続して、少なくとも広頚筋の筋活動を大きくさせる、
ことを特徴とする請求項2に記載の美容方法。
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