JP7464284B2 - プラズマ発光分光分析を用いた土壌診断方法 - Google Patents
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Description
(1)複数の抽出液を用いた土壌試料の多項目同時診断技術
馬場氏らによりディスクリート式自動化学分析装置による土壌診断技術が開発され(非特許文献1参照)、土壌試料の多項目同時診断が実施された。当該技術は、土壌試料の抽出および比色法による多項目同時測定を可能とするもので、ディスクリート式自動化学分析装置として市場化されている(非特許文献2参照)。この方法では、各試料に対して土壌分析の公定法に準じた抽出液ならびに発色液を用いるため、高精度の分析が可能であり、硝酸態窒素量、アンモニア態窒素量、有効態リン(トルオーグ法、Bray法)、交換性塩基(Ca、Mg、K)、CEC、鉄、ケイ酸、ホウ素量、腐植量を測定可能である。
土壌試料からの単一抽出物を用いた多項目同時診断技術として、単一の土壌抽出液を用いた多項目同時診断技術の報告は少ないが、その中でエア・ウォーター・バイオデザイン株式会社では、独自の成分抽出液を用いて抽出し、LED/フォトディテクタによる吸光計測によって、硝酸態窒素量、アンモニア態窒素量、可給態リン酸、交換性塩基(Ca、Mg、K)の6項目の同時測定が可能であるとしている(非特許文献3参照)。
この方法は、多項目同時土壌診断技術として、土壌試料に対し近赤外線を照射し、近赤外域における成分別の分子振動による光吸収や拡散反射特性から、土壌中の炭素、窒素などの肥沃度関連指標を予測する技術である(特許文献1及び2、非特許文献4参照)。近赤外波長を用いた分析では、全炭素、全窒素、可給態窒素、CECの分析が可能であることが示された。
誘導結合プラズマによる発光を分析するプラズマ発光分光分析(Inductively Coupled Plasma-Atomic Emission Spectrometry、ICP-AESと呼ぶ)は、液体試料中の多元素同時測定が可能な汎用元素分析装置である。土壌分析においては、各種溶媒で抽出された元素濃度の分析に用いられる。例えば、土壌中の交換性塩基についてはpH7の1MNH4OAc(酢酸アンモニウム)で、また交換性Alについては1MKClで抽出し、ICP-AESにより抽出液中の元素濃度を定量して、土壌あたりの含量として算出している。この際、ICP-AESでは対象元素の測定波長を指定して濃度を算出している。
上記(1)の複数の抽出液を用いた土壌試料の多項目同時診断技術では、高精度の分析が可能であるが、数種類の抽出液及び発色液を使用するので、抽出液及び発色液の準備等に時間が掛かるという課題がある。
上記(3)の近赤外分光法により分析する方法では、全炭素、全窒素、可給態窒素、CECの分析が可能であるが、その他の分析項目では予測精度が低く、予測出来ない項目も多いという課題がある。
学習用データ取得のための被測定土壌を所定の抽出液を用いて土壌抽出液とする第一のステップと、
プラズマ発光分光分析により土壌抽出液の全波長スペクトルデータを取得すると共に、プラズマ発光分光分析により被測定土壌のCa、Mg、Na、Kからなる交換性塩基の実測値を取得する第二のステップと、
交換性塩基以外の分析項目の実測値を公定法により取得する第三のステップと、
全波長スペクトルデータと交換性塩基及び前記交換性塩基以外の分析項目の実測値とを用いて、深層学習により学習を行い、前記学習の後で診断すべき被測定土壌の所定の分析項目の予測値を算出する第四のステップと、を、備える。
被測定土壌の分析項目は、好ましくは、交換性塩基(Ca、Mg、Na、K)、pH、電気伝導率、有効態リン、全炭素、全窒素、交換性Al、CEC、粒径組成、可溶性Fe、交換性Mn、可溶性Zn、リン酸吸収係数、硝酸態窒素量、アンモニア態窒素量を含む。粒径組成は、好ましくは粘土画分量及び砂画分量である。
第二のステップにおいて、好ましくは、全波長スペクトルデータの強度を自然対数に変換し、かつ、全波長スペクトルデータの強度の内、飽和した強度とマイナスの強度とをそれぞれ所定の値に設定して自然対数に変換する。
さらに本発明は、深層学習を終了してよいか否かの判定を行う第五のステップを有し、
この第五のステップにおいて、深層学習を終了してよいと判定された場合には、深層学習に用いた学習用データをデータセットとして格納する第六のステップと、
新規の被測定土壌を所定の抽出液を用いて新規の土壌抽出液とする第七のステップと、
プラズマ発光分光分析により新規の土壌抽出液の全波長スペクトルデータを取得する第八のステップと、
第八のステップで取得した全波長スペクトルデータと、第五のステップで取得した学習用データとを用いて、新規の被測定土壌の所定の分析項目の予測値を算出する第九のステップとを、備えてもよい。
好ましくは、第八のステップで取得した全波長スペクトルデータと第九のステップで取得した新規の被測定土壌の所定の分析項目の予測値とを新規な学習用データとする。
ICP分析部10は、誘導結合プラズマによる発光を分析するプラズマ発光分光分析が取得できる装置であり、所謂ICP発光分光分析装置と、例えば71元素232波長等の後述する全波長スペクトルデータを取得できるソフトウェアが格納されたPCやワークステーションからなるコンピュータと、で構成されている。
第一のステップ(ST1)において、学習用データ取得のための被測定土壌を所定の抽出液を用いて土壌抽出液とする。つまり、土壌抽出液を調製する。
第二のステップ(ST2)において、ICP分析部10でプラズマ発光分光分析により土壌抽出液の全波長スペクトルデータを取得すると共に、プラズマ発光分光分析により被測定土壌のCa、Mg、Na、Kからなる交換性塩基の実測値を取得する。
第三のステップ(ST3)において、被測定土壌の交換性塩基(Ca、Mg、Na、K)以外の分析項目の実測値を公定法により取得する。
第四のステップ(ST4)において、ICP分析部10で取得した全波長スペクトルデータと、被測定土壌の交換性塩基及び交換性塩基以外の分析項目を含む所定の分析項目の実測値を用いて、深層学習により学習を行い、学習の後で診断すべき被測定土壌の所定の分析項目の予測値を算出する。
抽出液は、土壌から交換性塩基(Ca,Mg,K,Na)等の陽イオンを抽出できる液が好ましく、例えば所定濃度で所定のpHを有している酢酸アンモニウム溶液を用いることができる。酢酸アンモニウム溶液の濃度は、例えば0.05Mから2Mの濃度範囲で土壌抽出液を得ることができる。さらに好ましくは、0.9M(モル)から1M程度とすることができる。酢酸アンモニウム溶液の濃度は、1M程度とすることが好ましい。酢酸アンモニウム溶液のpHは、例えば6.5~7とすることができ、好ましくはpHは7である。
後述するICP分析部10で用いるソフト(ICPE-9000ソフト(ICPE solutions)のデフォルトで設定されている71元素232波長に加えて、炭素の感度情報のある2波長を加えた234波長を対象とした。ここで、ICP分析部10で取得される234波長のスペクトルデータを全波長スペクトルデータと呼ぶ。発光を検出するCCD検知器においては、例えば各測定波長を中央とした、31ピクセル分のピークプロファイルデータが得られる。各ピークプロファイルデータに対して、ピーク強度計算の積分範囲を1ピクセルとなるように指定し、中央ピクセルからの相対位置が0,3,6,9,12,15,-3,-6,-9,-12,-15となる11ピクセルにおける個別の強度値を求め、得られた強度値の自然対数を算出し説明変数(x)とした(2574ピクセル/試料)。従属変数(y)は土壌地力形質の各分析項目の実測値を用いた。
次に、ICP分析部10からICP発光スペクトル処理部21に入力された全波長スペクトルデータは、ICP発光スペクトル処理部21で処理が施されて処理済ICP発光スペクトルデータとされる。全波長スペクトルデータは、その強度のダイナミックレンジが大きいので、処理を高速に行うために全波長スペクトルデータの強度を全て自然対数に変換した。自然対数には、飽和した強度とマイナスの強度をそれぞれ所定の値に設定してから変換することができる。具体例を以下に示す。
(a)ICP発光スペクトルの各波長の強度値は全て自然対数に変換される。
(b)ICP発光スペクトルの発光強度飽和の場合、例えば強度値1000000と仮定して、自然対数に変換する。
(c)得られた強度値がマイナスの試料は強度値を1として、自然対数に変換する。
被測定土壌の分析項目は、土壌地力形質とも呼ばれ、従属変数とも呼ばれている。交換性塩基(Ca、Mg、Na、K)以外の分析項目は、土壌pH(H2O抽出、KCl抽出)、土壌EC、有効態リン(Bray-I法)、全炭素、全窒素、交換性Al、CEC、粒径組成(粘土画分量、砂画分量)等である。
交換性塩基は、第二のステップにおいて、ICP分析部10で発光分析されるが、上記の土壌pHから粒径組成の各分析項目は、後述する公定法により実測値を取得する。
第四のステップの深層学習について説明する。図3は、予測部34において土壌地力形質の推定を行う深層学習を模式的に説明する図である。
予測部34で実行される深層学習は、図3に示すように、処理済ICP発光スペクトルデータを入力データ41とする入力層42、中間層43及び出力層44を備えたニューラルネットワークから構成されており、例えばコンピュータ上で動作する機械学習や深層学習のためのニューラルネットワーク用のプログラムにより動作する。このようなニューラルネットワーク用のプログラムを作成するソフトウェアとして、Neural Network Console version 1.7.7352.44102(Sony Network Communications Inc.製)等を使用することができる。
ICP発光スペクトル処理部21で処理された処理済ICP発光スペクトルデータ41が入力層42に入力される。入力層42は、234波長に対応する234個の入力ユニット42aを有しており、各入力ユニット42aのそれぞれに、各波長で得られた発光強度値の自然対数が説明変数(x)として入力される。
予測部34は、中間層43の各中間ユニット43aに入力された中間値yijから演算し、重み係数を計算して、ニューラルネットワークの機械学習によって出力層44から出力データ45が出力される。
このようなニューラルネットワークの機械学習の結果、診断すべき被測定土壌を測定したデータ、つまり評価用データが処理済ICP発光スペクトルデータ41として入力されると、予測部33は、中間データそして出力データ45を二段階で重み係数を演算することにより、出力データ45を出力する。即ち、出力データ45としては、評価用データの各分析項目を出力する。このようなニューラルネットワークの学習結果に基づく各分析項目の出力データ45は、予測値又は推定値とも呼ばれている。
従って、予測部34の出力層44からの出力データ45から、x軸に実測値、y軸に予測値をプロットして、相関関係(y=ax+b)と決定係数R2を求めることにより、予測精度が容易に判断される。
図4は、本発明の土壌析装置1を用いて土壌診断方法を行う際に深層学習が済んだ後に新規の被測定土壌を診断する手順を示すフロー図である。図3において、第一のステップから第四のステップは、図2と同様に深層学習が行われ、第五のステップから第九のステップにおいて新規の被測定土壌の診断が行われる。
第五のステップ(ST5)において、深層学習を終了してよいか否かの判定を行う。
第六のステップ(ST6)において、第五のステップにて深層学習を終了してよいと判定された場合には、深層学習に用いた学習用データをデータセットとして格納する。
第七のステップ(ST7)において、新規の被測定土壌を所定の抽出液を用いて新規の土壌抽出液とする。
第八のステップ(ST8)において、プラズマ発光分光分析により新規の土壌抽出液の全波長スペクトルデータを取得する。
第九のステップ(ST9)において、第八のステップで取得した新規の土壌抽出液による新たな全波長スペクトルデータと第五のステップで取得した深層学習に用いた学習用データとを用いて、新規の被測定土壌の所定の分析項目の予測値を算出する。各ステップの詳細を次に説明する。
第五のステップ(ST5)において、深層学習を終了してよいか否かの判定を行う。この第五のステップ(ST5)では、上述した実測値と予測値の相関関係(y=ax+b)と決定係数R2が所定の値以内であることを判定基準としてもよい。第五のステップにおいて、深層学習を終了してよい(YES)と判定された場合には第六のステップに進む。一方、深層学習が十分ではない(NO)場合には第四のステップに戻る。
第五のステップにおいて、深層学習を終了してよい(YES)と判定された場合には、第六のステップ(ST6)にて、上記の深層学習に用いた学習用データを記憶部33にデータセットとして格納する。データセットは、学習用データに用いた各被測定土壌の採取情報と、各被測定土壌の土壌抽出液により取得したプラズマ発光分光分析により全波長スペクトルデータ、Ca、Mg、Na、Kからなる交換性塩基の実測値、交換性塩基以外の分析項目の実測値、交換性塩基以外の分析項目の予測値等を含むように構成される。
第七のステップ(ST7)において、新規の被測定土壌を所定の抽出液を用いて新規の土壌抽出液とする。第七のステップは、新規の被測定土壌を使用する以外は、第一のステップと同様に実施できる。
第八のステップ(ST8)において、新規の土壌抽出液をICP分析部10でプラズマ発光分光分析により新たに全波長スペクトルデータを取得する。
第九のステップ(ST9)において、第八のステップで取得した新たな全波長スペクトルデータと、第五のステップで取得した深層学習に用いた学習用データとから、診断すべき新規の被測定土壌の所定の分析項目の予測値を算出する。予測値を算出した後、被測定土壌の採取情報と、全波長スペクトルデータと被測定土壌の所定の分析項目の予測値とを、記憶部33に新規の被測定土壌による新規な学習用データ、つまり、データセットとして格納する。新規の被測定土壌のデータセットを、データ処理部30の図示しないディスプレイに表示してもよい。
次に、土壌抽出液から土壌地力形質の各分析について、実施例により詳細に説明する。
分析した土壌の詳細について説明する。
国際農林水産業研究センターが2016年から2020年の間に収集した熱帯・亜熱帯環境における土壌試料のうち、ICPによる交換性塩基の定量を実施した合計1942試料を対象とした。
国別の内訳はブルキナファソ(1074試料)、ラオス(334試料)、日本(298試料)、モザンビーク(115試料)、パラオ(59試料)、マダガスカル(49試料)、フィリピン(13試料)である。交換性塩基と他の分析項目の国別の試料数を表1に示す。
採取した土壌を室温環境にて約1週間の風乾後、目開き2mmで篩別し、植物残渣を取り除いたものを土壌試料とした。
全波長スペクトルは、pHが7の1M酢酸アンモニウム溶液を用いて抽出した土壌抽出液により取得した。土壌抽出液の調製及び測定は以下の通り実施した。
(1)土壌試料2.5g(±0.01g)を50mLの蓋つき試験管に秤取し、1Mの酢酸アンモニウム溶液12.5mLを加えて振とう器(YAMATO社製、型番、SA300、以下振とう器と呼ぶ)を用いて30分間振とうした。
(2)その後、3000rpmで3から5分間遠心分離し、上清をフィルター(アドバンテック社製、以下、ADVANTEC No.5Cと呼ぶ)により、ろ過した。
次に、試験管に残った土壌に、再び1Mの酢酸アンモニウム12.5mLを加えて、振とう器で30分間振とうした。その後3000rpmで3から5分間遠心分離し、上清をフィルター(ADVANTEC No.5C)によりろ過した。これをもう一度繰り返すことにより合計3回の交換性塩基の抽出を行った。
最後に、1Mの酢酸アンモニウム12.5mLを加えて撹拌機(サイエンティフィックインダストリーズ社製、型番、VOLTEX、以下撹拌機と呼ぶ)で10秒間振とうし、3000rpmで3から5分間遠心分離し、上清をフィルター(ADVANTEC 5C 110mm)を使ってろ過した。計50mL採れた抽出液を分析試料とした。
土壌分析装置1として、以下の構成のICP分析部10と土壌分析部20とを用い、ソフトウェアとして、Neural Network Console version 1.7.7352.44102(Sony Network Communications Inc.)を用いたプログラムにより実行し、土壌分析を実施した。
ICP分析部:島津製作所製(ICP発光分光分析装置、ICPE9000)
土壌分析部:
ワークステーション:アプライド社製(型番CERVO-Deep for windows)
CPU: インテル社(登録商標)製(Xeon(登録商標)8-Core W-2245 3.90GHz)
GPU:NVIDIA社(登録商標)製(GeForce(登録商標)(RTX 2080Ti(DRAM:11(GDDR6×2))
DRAMメモリの容量:152GB
HDD容量:2TB
交換性塩基:
土壌をpH7の1M酢酸アンモニウム溶液による抽出液を、マルチタイプICP発光分光分析装置を用いて、全波長スペクトルを分析することにより、交換性塩基(Ca,Mg,K,Na)を定量した。
CEC:
CECの実測値を以下の方法により定量した。交換性塩基抽出残渣(2.5g土壌)を蒸留水及び80%メタノールで洗浄した後、10%KClを12.5mL添加し、30分間振とう機で振とうして3000rpmで遠心し上澄みをろ過した。10%KClによる抽出処理を合計3回繰り返した後、さらに10%KClを12.5mL添加して、撹拌機でよく攪拌した後、遠心分離したものを同様にろ過することで50mLの抽出液を得た。得られた抽出液のアンモニア態窒素量についてオートアナライザー3型(ビーエルテック社製(BL-tec社、AAIII))を用いてサリチル酸法で定量してCECの実測値を定量した。
pH(H2O抽出):ガラス電極法(固液比は1:5)により定量した。
pH(KCl抽出):ガラス電極法(固液比は1:5)により定量した。
電気伝導度(EC):ガラス電極法(固液比は1:5)により定量した。
有効態リン:Bray1法を用いた。モリブデンブルー発色後、紫外可視分光光度計により波長710nmで定量した。
交換性アルミニウム:1M塩化カリウム溶液で抽出後、ICPで定量分析した。
全炭素:NCアナライザーを用い、乾式燃焼法により定量した。
全窒素:NCアナライザーを用い、乾式燃焼法により定量した。
粒径組成:粘土画分及び砂画分は、沈降法により測定した。過酸化水素水による有機物分解後、ヘキサメタリン酸ナトリウムを分散材として添加し、16時間振とうした後、ピペット法により定量した。
上記のように完全無作為抽出法により全試料から80%の試料を選択し学習用データとした。なお、残りの20%を評価用データとした。
1M酢酸アンモニウム溶液で抽出した抽出液を希釈し、ICP分析部10により全波長スペクトルデータを取得し、Ca、K、Mg、Naを定量した。また、その際に得られる全波長スペクトルデータを取得し、上述したICP発光スペクトル処理部21で処理された処理済ICP発光スペクトルデータを取得し、学習用データを取得した。学習の後で診断すべき被測定土壌の所定の分析項目の予測値を算出した。具体的には、全試料の80%の試料により学習用データを取得した後で、全試料の20%の評価用データにより土壌分析を実施した。プラズマ発光分光分析による土壌抽出液の全波長スペクトルデータを評価用データとし、この全波長スペクトルデータと学習用データとから予測値を取得した。
図5は、土壌の交換性塩基の予測値と実測値との関係図であり、(a)はCa、(b)はMg、(c)はK、(d)はNaを示す。
図5(a)のCaでは、相関関係はy=0.967x+0.231であり、決定係数R2が0.995であった。図5(b)のMgでは、相関関係はy=1.028x-0.060であり、決定係数R2が0.983であった。図5(c)のKでは、相関関係はy=0.989x-0.08であり、決定係数R2が0.993であった。図5(d)のNaでは、相関関係はy=1.051x+0.048であり、決定係数R2が0.946であった。図5に示す交換性塩基(Ca、Mg、Na、K)の予測については、ICP分析部10を用いた公定法による分析であり、ほぼ完全に実測値と予測値が一致することを確認した。
表1に示すように、交換性Alの実測は合計1042試料を対象とし、国別の内訳はブルキナファソ(516試料)、ラオス(334試料)、日本(0試料)、モザンビーク(71試料)、パラオ(59試料)、マダガスカル(49試料)、フィリピン(13試料)である。
図6は土壌の交換性Alの予測値と実測値との関係を示す図である。交換性Alでは、相関関係はy=0.964x+0.024であり、決定係数R2が0.964であった。図6に示す交換性Alについては、公定法では1MのKClによる抽出後、ICPで測定するが、抽出液として公定法で用いた1MKClとは異なる1M酢酸アンモニウム溶液とした本実施例においても、高精度の予測が可能であることが判明した。
表1に示すように、有効態Pの実測は合計1942試料を対象とし、国別の内訳はブルキナファソ(1074試料)、ラオス(334試料)、日本(298試料)、モザンビーク(115試料)、パラオ(59試料)、マダガスカル(49試料)、フィリピン(13試料)である。
図7は有効態Pの予測値と実測値との関係を示す図である。有効態Plでは、相関関係はy=0.985x+0.835であり、決定係数R2が0.964であった。
実施例の有効態Pの予測方法は、従来のBray法を用いた有効態Pの公定法とは、抽出液及び測定方法も異なるが、本実施例の予測結果により高精度の予測が可能であることが判明した。
このように、1M酢酸アンモニウム溶液により抽出される交換性Al及び有効態Pの予測値は、従来の公定法と一定の相関があったものと考えられる。
表1に示すように、pHの実測はH2O抽出及びKCl抽出のそれぞれにおいて合計1941試料を対象とし、国別の内訳はブルキナファソ(1073試料)、ラオス(334試料)、日本(298試料)、モザンビーク(115試料)、パラオ(59試料)、マダガスカル(49試料)、フィリピン(13試料)である。
図8は、土壌pHの予測値と実測値との関係図であり、(a)はH2O抽出、(b)はKCl抽出の場合を示す。
図8(a)のH2O抽出における相関関係はy=0.936x+0.372であり、決定係数R2が0.951であった。図8(b)のKCl抽出における相関関係はy=0.9966x+0.141であり、決定係数R2が0.959であった。
表1に示すように、電気伝導度(EC)の実測は合計1941試料を対象とし、国別の内訳はブルキナファソ(1073試料)、ラオス(334試料)、日本(298試料)、モザンビーク(115試料)、パラオ(59試料)、マダガスカル(49試料)、フィリピン(13試料)である。
図9は、電気伝導度(mS/m)の予測値と実測値との関係図である。電気伝導度の相関関係はy=0.989x+0.707であり、決定係数R2が0.960であった。
電気伝導度は、従来の公定法では土壌pHと同様にガラス電極法により測定するため、処理済ICP発光スペクトルデータ41とは直接的な関係性は無いものと考えられる。しかしながら、上記実施例においては、土壌診断に向けた電気伝導度の予測値としては十分な精度で予測が可能であることが判明した。電気伝導度は、処理済ICP発光スペクトルデータ41によって検出された1M酢酸アンモニウム溶液の抽出液中の溶出イオン総量と相関があることにより十分な精度で予測できたと推定される。
表1に示すように、CECの実測は合計1941試料を対象とし、国別の内訳はブルキナファソ(1074試料)、ラオス(334試料)、日本(298試料)、モザンビーク(115試料)、パラオ(59試料)、マダガスカル(49試料)、フィリピン(13試料)である。
図10は、CECの予測値と実測値との関係図である。CECの相関関係はy=0.924x+0.984であり、決定係数R2が0.911であった。これにより、上記実施例においては、土壌診断に向けたCECの予測値としては十分な精度で予測が可能であることが判明した。これは、CECが図5に示した交換性塩基(Ca、Mg、K、Na)と図6に示した交換性Alの和によって、一定の予測が出来ることが知られており、交換性塩基の予測値と交換性Alの予測値との相互関係から精度良く予測されていると推定される。
表1に示すように、全炭素の実測は合計1815試料を対象とし、国別の内訳はブルキナファソ(947試料)、ラオス(334試料)、日本(298試料)、モザンビーク(115試料)、パラオ(59試料)、マダガスカル(49試料)、フィリピン(13試料)である。
図11は全炭素(TC)の予測値と実測値との関係図である。全炭素の相関関係はy=0.866x+0.164であり、決定係数R2が0.812であった。
実施例の抽出液であるNH4OAcは、炭素を多く含む1M酢酸アンモニウム溶液であり、関連するICP発光スペクトルをマスクして予測の妨げとなることが考えられたが、図11に示すように全炭素についても一定程度の予測が可能であることが判明した。
表1に示すように、全窒素の実測は合計1815試料を対象とし、国別の内訳はブルキナファソ(947試料)、ラオス(334試料)、日本(298試料)、モザンビーク(115試料)、パラオ(59試料)、マダガスカル(49試料)、フィリピン(13試料)である。
図12は全窒素(TN)の予測値と実測値との関係図である。全窒素の相関関係はy=0.905x+0.010であり、決定係数R2が0.956であった。実施例の抽出液であるNH4OAcは、窒素を多く含む1M酢酸アンモニウム溶液であり、関連するICP発光スペクトルをマスクして予測の妨げとなることが考えられたが、図12に示すように全窒素についても一定程度の予測が可能であることが判明した。
表1に示すように、粒径組成の内砂画分量の実測は合計858試料を対象とし、国別の内訳はブルキナファソ(348試料)、ラオス(334試料)、日本(48試料)、モザンビーク(115試料)、パラオ(0試料)、マダガスカル(0試料)、フィリピン(13試料)である。粒径組成の内粘土画分量の実測は合計852試料を対象とし、国別の内訳はブルキナファソ(342試料)とした以外の他の国の試料数は、砂画分量と同じである。
図13は、土壌の粒径組成の予測値と実測値との関係図であり、(a)は砂画分量(%)、(b)は粘土画分量(%)を示す。砂画分量の相関関係はy=0.962x+1.043であり、決定係数R2が0.871であった。図13(b)に示すように、粘土画分量の相関関係はy=0.861x+4.166であり、決定係数R2が0.846であった。
図13に示すように土壌の粒径組成として、砂画分量及び粘土画分量についても一定程度の予測が可能であることが判明した。
例えば、上述した実施形態においては、対象としなかった、可溶性Fe(鉄)、交換性Mn(マンガン)、可溶性Zn(亜鉛)、リン酸吸収係数、硝酸態窒素量、アンモニア態窒素量などの分析項目についても、Fe、Mn、ZnはICP発光スペクトルで分析できる元素であり、リン酸吸収係数、硝酸態窒素量、アンモニア態窒素量について土壌pHや交換性Al、全窒素等の関連の分析項目が高精度で予測されているので、深層学習で実測値と共に学習をすれば、同様に予測が可能であることが強く推定される。
可溶性Fe:
土壌試料1.00gに対して、pH3.0の0.2M酸性シュウ酸溶液100mLを添加し、室温(約20℃)且つ暗条件で4時間振とうする。この試料液約25mLを容積50mLの遠沈管に取り、高分子凝集剤(例えばアコフロック(登録商標),MTアクアポリマー株式会社製)を1滴加えて振り混ぜ、2000から5000rpmで10分間遠心分離する。得られた上澄み液のFe濃度をICP発光分析装置で定量する。
交換性Mn:
土壌試料5gに対して50mLのpH7で1MのNH4OAc溶液を添加し、1時間振とうした後、放置または遠心分離して得られた上澄み液をろ過する。得られたろ液中のMn濃度をICP発光分光分析装置により定量する。
可溶性Zn:
土壌試料10gに対して50mLの0.1MHCl溶液を添加し、恒温水平振り混ぜ機で30℃に保ち、1時間振り混ぜた後、乾燥ろ紙でろ過し、得られたろ液中のZn濃度をICP発光分光分析装置で定量する。
リン酸吸収係数:
一定濃度のリン酸溶液を土壌に添加し、24時間後の抽出溶液中のリン酸量を定量することで、土壌に吸着されたリン酸量を測定する。例えば、1L(リットル)当たり13.44gのP2O5(13.44g/L)のリン酸アンモニウム溶液を土壌に添加した後、適宜、振り混ぜながら24時間放置し、乾燥ろ紙を用いてろ過し、得られた抽出液のリン酸量をバナドモリブデン酸法などのリン酸定量法で定量することで、土壌に吸着したリン酸量を計算する。
硝酸態窒素量:
土壌試料に2MKClを添加し、1時間振とうした後、上澄み液をろ過し、抽出液中の硝酸態窒素量を、銅・カドミウム還元-ナフチルエチレンジアミン吸光光度法によって定量する。
アンモニア態窒素量:
土壌試料に2MKClを添加し、1時間振とうした後、上澄み液をろ過し、抽出液中の硝酸態窒素量を、サリチル酸吸光光度法で定量する。
10 ICP分析部
20 土壌分析部
21 ICP発光スペクトル処理部
22 制御部
30 データ処理部
31 入出力インターフェース部
32 記憶装置
33 記憶部
34 予測部
41 入力データ
42 入力層
42a 入力ユニット
43 中間層
43a 中間ユニット
44 出力層
45 出力データ
Claims (6)
- 学習用データ取得のための被測定土壌を所定の抽出液を用いて土壌抽出液とする第一のステップと、
プラズマ発光分光分析により前記土壌抽出液の全波長スペクトルデータを取得すると共に、前記プラズマ発光分光分析により被測定土壌のCa、Mg、Na、Kからなる交換性塩基の実測値を取得する第二のステップと、
前記交換性塩基以外の分析項目の実測値を公定法により取得する第三のステップと、
前記全波長スペクトルデータと前記交換性塩基及び前記交換性塩基以外の分析項目の実測値とを用いて、深層学習により学習を行う第四のステップと、
新規の被測定土壌を所定の抽出液を用いて新規の土壌抽出液とする第七のステップと、
前記プラズマ発光分光分析により前記新規の土壌抽出液の全波長スペクトルデータを取得する第八のステップと、
前記第八のステップで取得した全波長スペクトルデータと、前記深層学習で取得した学習用データとを用いて、前記新規の被測定土壌の所定の分析項目の予測値を算出する第九のステップと、
を、備え、
前記交換性塩基以外の分析項目は、pH、電気伝導率、有効態リン、全炭素、全窒素、交換性Al、CEC、粒径組成、可溶性Fe、交換性Mn、可溶性Zn、リン酸吸収係数、硝酸態窒素量及びアンモニア態窒素量を含み、
前記所定の分析項目は、交換性塩基(Ca、Mg、Na、K)、pH、電気伝導率、有効態リン、全炭素、全窒素、交換性Al、CEC、粒径組成、可溶性Fe、交換性Mn、可溶性Zn、リン酸吸収係数、硝酸態窒素量及びアンモニア態窒素量を含む、プラズマ発光分光分析を用いた土壌診断方法。 - 前記抽出液が、酢酸アンモニウム(NH4OAc)溶液である、請求項1に記載のプラズマ発光分光分析を用いた土壌診断方法。
- 前記粒径組成が、粘土画分量及び砂画分量である、請求項1に記載のプラズマ発光分光分析を用いた土壌診断方法。
- 前記第二のステップにおいて、前記全波長スペクトルデータの強度を自然対数に変換し、かつ、前記全波長スペクトルデータの強度の内、飽和した強度とマイナスの強度とをそれぞれ所定の値として自然対数に変換する、請求項1に記載のプラズマ発光分光分析を用いた土壌診断方法。
- 前記第四のステップの後において、前記深層学習を終了してよいか否かの判定を行う第五のステップと、
前記第五のステップにおいて、深層学習を終了してよいと判定された場合には、前記深層学習に用いた学習用データをデータセットとして格納する第六のステップと、
を備え、
前記第九のステップでは、前記第八のステップで取得した全波長スペクトルデータと、前記第五のステップで取得した学習用データとを用いて、前記新規の被測定土壌の所定の分析項目の予測値を算出する、請求項1から4の何れかに記載のプラズマ発光分光分析を用いた土壌診断方法。 - 前記第八のステップで取得した新規の被測定土壌の全波長スペクトルデータと、前記第九のステップで取得した前記新規の被測定土壌の所定の分析項目の予測値とを新規な学習用データとする、請求項5に記載のプラズマ発光分光分析を用いた土壌診断方法。
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