JP7457432B2 - 配管構造 - Google Patents

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Description

本発明は、排水用の開口が形成された槽体と、当該開口に取り付けられる排水栓を備えた配管構造に関するものである。
特許文献1に記載の配管構造は、槽体の底壁部に凹設された段部内に形成された開口に、排水栓が取り付けられている。排水栓は上端より周方向外向きに延設されたフランジ部と、外周に雄螺子が形成された円筒状の挿通部を有するとともに、内部に排水流路が形成されている。上記配管構造において、排水栓は挿通部が開口に挿通されることによって、フランジ部が槽体の底壁部に形成された開口周縁に係止されるとともに、槽体裏側に配置されたナット部材と螺合することで取り付けられる。
又、従来の配管構造として、特許文献2のように、槽体の側壁部と底壁部が交差する角部に開口が形成された構造が知られている。
ここで、樹脂成型品は金型を抜くことができないようなアンダーカット形状の作成が不可能であり、金型の抜き方向によって槽体全体の形状や、開口の形成方向が制限される。このような制限によって、図4に示すように排水栓のフランジ部と槽体の開口周縁の形状が合致せず、排水栓のフランジ部と槽体の開口周縁の間に湯水の滞留箇所Wとなる隙間が生じた場合、滞留した湯水は重力による自然排水されることはなく、カビ等の温床となり不衛生である。
特開2008-267052号公報 特開平07-026607号公報
本発明は上記問題に鑑み、槽体と排水栓を備える配管構造について、当該槽体と排水栓との間に湯水が滞留することを防ぐ配管構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の本発明は、排水用の開口が形成された槽体と、
前記開口に取り付けられる排水栓から成る配管構造であって、
前記排水栓は、前記開口の周縁に係止されるフランジ部を有し、
前記排水栓が前記開口に取り付けられた状態において、前記フランジ部と前記槽体との間に生じる湯水の滞留箇所を埋めるスペーサーと、
フランジ部の裏面に配置されて前記スペーサーを覆うパッキンとを備え
前記開口は前記槽体の底壁部と側壁部が交差する角部において、側方へ向けて形成されることを特徴とする配管構造である。
請求項2に記載の本発明は、前記開口は前記槽体に凹設された段部内に形成され、
前記フランジ部は前記段部と係止し、
前記滞留箇所は前記段部内に生じるとともに、
前記スペーサーは前記フランジ部と前記段部との間に配置されることを特徴とする請求項に記載の配管構造である。
請求項3に記載の本発明は、前記滞留箇所は、
前記底壁部よりも低位にある前記段部に生じることを特徴とする請求項に記載の配管構造である。
上記本発明によれば、湯水の滞留箇所がスペーサーによって埋められることにより、槽体と排水栓との間に湯水が滞留することを防ぐことが可能となる。特に、排水栓を取り付ける開口は側面方向に設けつつ、槽体内面を形成する金型は上方に抜かなければいけない場合、滞留箇所が生じやすく、本発明のスペーサーが有効に機能する。
本発明の第一実施形態に係る配管構造を示す断面図である。 配管構造の各部材を示す断面図である。 槽体を示す断面図である。 従来例を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。尚、以下に記載する説明は実施形態の理解を容易にするためのものであり、これによって発明が制限して理解されるものではない。
図1乃至図3に示すように、第一実施形態に係る配管構造は、槽体10及び排水栓20を備えている。
槽体10は平面視矩形を成す底壁部11と、当該底壁部11の四隅から上方へ向けて立設された側壁部12を備えた浴槽である。尚、側壁部12の内、洗い場と隣接する側壁部12の下端であって、底壁部11と交差する角部13には段部14が凹設されているとともに、当該段部14内に開口15が形成されている。
段部14は角部13において、底壁部11から側壁部12にかけて凹設されており、その中心には開口15が形成されている。尚、図3に示すように、底壁部11側に形成された段部14下面は、当該底壁部11よりも低位となるよう下方へ向けて落ち窪み、側面視凹状となるように形成されている。このため、上記段部14下面には湯水が滞留する滞留箇所Wが生じているが、図1に示すように、施工完了時において当該滞留箇所Wにはスペーサー50が載置されており、湯水が滞留する隙間はスペーサー50によって埋められている。
開口15は円形であって、槽体10表側より排水栓20が取り付けられており、裏側にはナット40が配置されている。
排水栓20は鍔状のフランジ部21、円筒状の挿通部22から成る中空の筒体であって、内部に排水流路が形成されており、槽体10の角部13に取り付けられて排水口23を形成する。
フランジ部21は排水栓20の上端より全周に亘って周方向外向きに形成されており、その裏面は開口15の周縁に係止されている。
挿通部22はフランジ部21の裏面より延設された円筒状であり、その外周には雄螺子24が螺刻されている。又、挿通部22の中心軸Cは、底壁部11に対して傾斜しており、施工完了時において開口15の形成面と直交する。
スペーサー50は硬質の樹脂材から成り、その下面は段部14下面に生じた滞留箇所Wと合致するとともに、その上面はフランジ部21裏面と合致する形状を成しており、図1に示すように、施工完了時には滞留箇所Wを埋めて湯水の滞留を防ぐ。
以下に、本実施形態の配管構造の施工について説明する。
まず、槽体10の段部14の内、滞留箇所Wにスペーサー50を配置する。次に、フランジ部21の裏面にパッキン30を配置した状態で、槽体10の表側より、排水栓20の挿通部22を開口15に挿通する。
次に、槽体10の裏面より、挿通部22の雄螺子24にナット40を螺合させ、排水栓20の取り付けが完了する。この時、滞留箇所Wがスペーサー50によって隙間なく埋められる。
上記のように、本発明の配管構造においては、排水栓20のフランジ部21と槽体10の段部14との間に生じる滞留箇所Wがスペーサー50によって埋められることによって、湯水が滞留することなく衛生的である。
本発明の第一実施形態は以上であるが、本発明は上記実施形態の形状に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の設計変更を加えても良い。
例えば、上記第一実施形態のスペーサーは滞留箇所のみに配置されていたが、スペーサーが段部の全周に亘り配置されていても良い。
又、上記第一実施形態において、スペーサー50は硬質の樹脂材から構成されていたが、ゴムやシリコン等の弾性材から構成されていても良い。
又、上記各実施形態において、排水栓の挿通部は円筒状であったが、長円形、楕円形、矩形等、円形以外の形状であっても良い。
又、上記各実施形態において、槽体は浴槽であったが、流し台や洗面ボウルその他の槽体であっても良い。
10 槽体
11 底壁部
12 側壁部
13 角部
14 段部
15 開口
20 排水栓
21 フランジ部
22 挿通部
23 排水口
24 雄螺子
30 パッキン
40 ナット
50 スペーサー
C 中心軸
W 滞留箇所

Claims (3)

  1. 排水用の開口が形成された槽体と、
    前記開口に取り付けられる排水栓から成る配管構造であって、
    前記排水栓は、前記開口の周縁に係止されるフランジ部を有し、
    前記排水栓が前記開口に取り付けられた状態において、前記フランジ部と前記槽体との間に生じる湯水の滞留箇所を埋めるスペーサーと、
    フランジ部の裏面に配置されて前記スペーサーを覆うパッキンとを備え
    前記開口は前記槽体の底壁部と側壁部が交差する角部において、側方へ向けて形成されることを特徴とする配管構造。
  2. 前記開口は前記槽体に凹設された段部内に形成され、
    前記フランジ部は前記段部と係止し、
    前記滞留箇所は前記段部内に生じるとともに、
    前記スペーサーは前記フランジ部と前記段部との間に配置されることを特徴とする請求項に記載の配管構造。
  3. 前記滞留箇所は、
    前記底壁部よりも低位にある前記段部に生じることを特徴とする請求項に記載の配管構造。
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