JP7450519B2 - ヘアドライヤー用ブラシアタッチメント - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 (1)ウェブサイト ・掲載アドレス https://www.louvredo.com/news/2020/10/7900.html https://www.louvredo.com/news/2020/10/post-28.html https://www.louvredo.com/hair/curl_s_m/ ・掲載日 令和2年10月6日 (2)展示会 ・展示会名 ビューティーワールド ジャパン ウエスト ・開催場所 インテックス大阪 ・開催日 令和2年10月19日~21日 (3)配布物 ・配布物の内容 取引先向けのキャンペーン案内チラシ ・配布日 令和2年10月6日
本発明は、ヘアドライヤーに着脱可能に取り付けられるブラシアタッチメントに関する。
一般家庭やヘアサロンなどで使用されるヘアドライヤーには、ドライヤーの空気吹出口に、ロールブラシなどがアタッチメントとして着脱可能に取り付けられる仕様のものがある(たとえば特許文献1~3を参照)。このようなブラシアタッチメントは、ドライヤーから供給される温風を、多数の空気噴出孔から噴出させて髪に吹き付けながら、髪にカール処理を施したり、髪にボリューム感を与えたりする目的で使用される。
特開平8-256824号公報 特開2011-183221号公報 特開2017-170152号公報
特許文献1に記載されているような、円筒状の基体の外周面から複数のブリッスルが放射状に突出しているブラシアタッチメントにおいては、ブラシを回転させながら髪にカール処理を施す場合、髪が基体から浮いた状態で巻かれると、巻かれた髪の層と基体との間に空間が生じて、ドライヤーから供給される温風の熱が効率良く髪に伝達されず、所望のスタイリングを実現できなくなる。
本発明は、このような不具合を解消し、ドライヤーからの温風の熱を髪に効率良く伝達して、髪を効果的にスタイリングできるブラシアタッチメントを提供することを目的としている。
本発明に係るヘアドライヤー用ブラシアタッチメントは、ヘアドライヤーの空気吹出口に着脱可能に取り付けられるブラシアタッチメントであって、内部に送風路を有する筒状の基体と、送風路と連通するように基体に設けられた空気噴出孔と、基体の外周面から放射状に突出する複数のブリッスルとを備えている。ブリッスルは、基体の軸方向に列をなして、第1ブリッスル群および第2ブリッスル群を構成する。第1ブリッスル群は、基体の外周方向に所定の間隔を置いて配列され、第2ブリッスル群は、隣り合う一対の第1ブリッスル群の間に配列されている。第1ブリッスル群は、少なくとも第1列と第2列から構成されていて、各列は基体の外周方向において近接している。第1列に属する各ブリッスルと、第2列に属する各ブリッスルは、基体の軸方向に所定のピッチずれて配列されている。一対の第1ブリッスル群の一方と第2ブリッスル群との間隔は、一対の第1ブリッスル群の他方と第2ブリッスル群との間隔より広くなっている。また、第2ブリッスル群の各ブリッスルの高さは、第1ブリッスル群の各ブリッスルの高さより低くなっている。
このような構成を有するブラシアタッチメントによれば、一方の第1ブリッスル群と第2ブリッスル群との間のスペースが広いため、髪がそのスペースから各ブリッスル群の根元まで入り込み易く、しかも第2ブリッスル群の高さが第1ブリッスル群の高さより低いため、髪が各ブリッスル群の先端付近で捕捉されにくくなる。このため、巻かれた髪の層と基体の外周面との間に空間が形成されず、基体の空気噴出孔から噴出した温風の熱が効率良く髪に伝達される。その結果、巻かれた髪は内側から外側まで均等に加熱され、カールの状態にムラが生じるなどの不具合が発生しなくなる。また、熱の伝達効率が良いので、空気噴出孔から噴出する温風の温度が比較的低温であっても、髪を確実にカールさせることができる。
本発明では、第1ブリッスル群のヘアドライヤー側の端部と対向して、髪の逸脱を防止するためのストッパ壁が設けられていることが好ましい。これによると、巻かれた髪が横ずれしてブリッスル群から逸脱するのを、ストッパ壁により防止することができる。
また、本発明では、空気噴出孔は、基体の軸方向に列をなす複数の孔からなり、 一方の第1ブリッスル群と第2ブリッスル群との間に、空気噴出孔の列が複数列設けられていることが好ましい。これによると、複数列の空気噴出孔から噴出する温風によって、十分な熱を髪に伝達することができる。
本発明では、基体は、第1基体と第2基体とに分割され、第1基体は、当該第1基体を第2基体に対して開くように回動させるハンドルに連結され、第1基体および第2基体のそれぞれに、第1ブリッスル群と第2ブリッスル群が設けられていてもよい。これによると、ストレートやカールなどの髪のスタイリングを、1台のブラシアタッチメントで実現することができる。
また、本発明では、第1ブリッスル群と第2ブリッスル群の各ブリッスルは、遠赤外線を放出する物質を含有していてもよい。これによると、ブラシを使用すればするほど、遠赤外線の作用によって髪に艶を持たせることができる。
本発明によれば、ドライヤーからの温風の熱を髪に効率良く伝達して、髪を効果的にスタイリングできるブラシアタッチメントを提供することができる。
本発明のヘアドライヤー用ブラシアタッチメントの正面図である。 同ブラシアタッチメントの上面図である。 同ブラシアタッチメントの右側面図である。 同ブラシアタッチメントの左側面図である。 同ブラシアタッチメントの第1基体を開いた状態の正面図である。 ブリッスルの配列を説明するための模式図である。 ブリッスルの配列を説明するための模式図である。 空気噴出孔の配列を説明するための模式図である。 比較例の問題点を説明するための模式図である。 本発明の効果を説明するための模式図である。
以下、本発明によるヘアドライヤー用ブラシアタッチメント(以下、単に「ブラシアタッチメント」という。)の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。各図において、同一の部分または対応する部分には、同一符号を付してある。
最初に、ブラシアタッチメントの構造につき、図1~図5を参照しながら説明する。図1において、ブラシアタッチメント10は、ヘアドライヤー50の空気吹出口51に着脱可能に取り付けられる。本実施形態のヘアドライヤー50は、髪に温風を吹き付けながら、髪にカール処理を施すカールドライヤーである。
ブラシアタッチメント10は、円筒状の基体1と、この基体1の外周面から放射状に突出する複数のブリッスル2と、基体1の後方に設けられた接続部3と、この接続部3に支持されたハンドル4とを備えている。
基体1は、上側の第1基体11と下側の第2基体12とに分割されており、図3に示すように、内部に送風路24を有している。第1基体11は、ケース11aと、このケース11aの外周面を覆うブラシベース11bとから構成されている。第2基体12は、ケース12aと、このケース12aの外周面を覆うブラシベース12bとから構成されている。ケース11a、12aは硬質の樹脂材料で形成され、ブラシベース11b、12bは軟質の樹脂材料で形成されている。
各ブラシベース11b、12bには、ブリッスル2が一体的に形成されている。ブリッスル2は、第1ブリッスル群21と第2ブリッスル群22とからなる。また、各ブラシベース11b、12bの一端には、第1ブリッスル群21の端部(ヘアドライヤー50側の端部)と対向して、ストッパ壁25が一体的に形成されている。ストッパ壁25の高さは、第1ブリッスル群21の高さ(図6のH1)とほぼ等しくなっている。
第1基体11を構成するケース11aおよびブラシベース11bには、送風路24(図3)と連通するように設けられた複数の空気噴出孔23が形成されている。また、第2基体12を構成するケース12aおよびブラシベース12bにも、送風路24と連通するように設けられた複数の空気噴出孔23が形成されている。
接続部3は、ヘアドライヤー50の空気吹出口51と接続可能なように、円筒状に形成されていて、第2基体12のケース12aに連結されている。ハンドル4は、第1基体11のケース11aと連結されており、軸4aによって接続部3の支持部3aに回動可能に支持されている。
ブラシアタッチメント10をヘアドライヤー50に取り付けた状態で、図5に示すようにハンドル4を矢印A方向へ回動させると、第1基体11が軸4aを中心として矢印B方向へ回動し、第1基体11が第2基体12に対して開いた状態となる。ハンドル4の操作を解除すると、ハンドル4は図示しないバネの弾性力により元の位置へ復帰し、第1基体11と第2基体12とが閉じた状態(図1)となる。
図5において、第1基体11の下面には、ピン26と、図示しない空気噴出孔とが設けられている。第2基体12の上面にも、ピン27と、図示しない空気噴出孔とが設けられている。これらの空気噴出孔は、図5に示されている空気噴出孔23と連通している。第1基体11が閉じた状態で、ピン26は第2基体12の上面の空気噴出孔に嵌り込み、ピン27は第1基体11の下面の空気噴出孔に嵌り込むようになっている。また、第1基体11が閉じた状態では、第1基体11の下面と第2基体12の上面との間に、髪が通過可能なわずかな間隙が確保される。
次に、ブリッスル2の配列について、図6および図7の模式図を参照しながら説明する。
ブリッスル2は、図7に示すように、基体1の軸方向Zに列をなして、第1ブリッスル群21と第2ブリッスル群22を構成している。第1ブリッスル群21は、図6に示すように、基体1の外周方向Xに所定の間隔(図7のd)を置いて配列されており、第2ブリッスル群22は、隣り合う一対の第1ブリッスル群21、21の間に配列されている。第1ブリッスル群21は、外周方向Xに90°間隔で4つ設けられており、第2ブリッスル群22も、外周方向Xに90°間隔で4つ設けられている。
図7に示すように、第1ブリッスル群21は、第1列K1と第2列K2から構成されており、各列K1、K2は、基体1の外周方向Xにおいて近接している。そして、第1列K1に属する複数のブリッスル21aと、第2列K2に属する複数のブリッスル21bとは、基体1の軸方向Zに所定のピッチ(ここでは半ピッチ:y/2)ずれて配列されている。
図7に示すように、第2ブリッスル群22は、1列に配列された複数のブリッスル22sから構成されている。一対の第1ブリッスル群21、21の一方と、第2ブリッスル群22との間隔d1は、一対の第1ブリッスル群21、21の他方と、第2ブリッスル群22との間隔d2よりも広くなっている(d1>d2)。すなわち、第2ブリッスル群22は、一対の第1ブリッスル群21、21の中間位置から、外周方向Xへずれた位置に設けられている。したがって、図6において、図7の間隔d1に対応する角度θ1は、図7の間隔d2に対応する角度θ2よりも大きい(θ1>θ2)。また、第2ブリッスル群22の各ブリッスル22sの高さH2は、第1ブリッスル群21のブリッスル21a、21bの高さH1より低くなっている(H2<H1)。
次に、空気噴出孔23の配列について、図8の模式図を参照しながら説明する。空気噴出孔23は、基体1の軸方向Zに列をなす複数の孔からなる。広い間隔d1をおいて配列された一方の第1ブリッスル群21と第2ブリッスル群22との間には、空気噴出孔23の列が2列設けられている。また、狭い間隔d2をおいて配列された他方の第1ブリッスル群21と第2ブリッスル群22との間には、空気噴出孔23の列が1列設けられている。但し、広い間隔d1を有していても、第1基体11と第2基体12との分割面を含む両ブリッスル群21、22の間では、空気噴出孔23の列が1列だけ設けられている(図1参照)。
なお、第1ブリッスル群21の各ブリッスル21a、21bと、第2ブリッスル群22の各ブリッスル22sは、遠赤外線を放出する物質(たとえば、温光石などの天然鉱石の粉末)を含有している。
上述した構造を有するブラシアタッチメント10を用いて、たとえば側頭部の髪に内向きのカールを施すには、ブリッスル2が設けられているブラシの部分を髪の内側に差し入れ、カール方向に回転させながら、髪をブリッスル群21、22の周囲に巻き込む。そして、ヘアドライヤー50から送風路24(図3)を通して供給される温風を、空気噴出孔23(図1、図2)から噴出させた状態で、髪を加熱しながら毛先へ向って梳き流す。このとき、図7で示したように、第1ブリッスル群21の2列のブリッスル21a、21bが、基体1の軸方向Zに半ピッチ(y/2)ずれていることから、両ブリッスル21a、21b間を通過する髪に対して、梳き流し方向と逆方向のテンション(張力)が与えられる。このため、温風による加熱と、髪が巻き締まる方向に作用する張力とによって、髪に内向きのカールを施すことができる。
また、ブラシアタッチメント10を用いて、たとえば前髪をカールのないストレートな髪にスタイリングするには、図5に示すように、ハンドル4を矢印A方向へ操作し、上側の第1基体11を開いた状態で、髪を第1基体11と第2基体12との間に差し入れる。そして、ハンドル4の操作力を解除すると、前述したように第1基体11が元の位置に復帰し、第1基体11と第2基体12との間に、髪が挟持される。このとき、第1基体11側のピン26と、第2基体12側のピン27とによって、髪が捕捉される。この状態で、ヘアドライヤー50からの温風で髪を加熱しながら、ブラシを回転させずに髪を毛先へ向って梳き流すことで、ストレートな髪に仕上げることができる。また、髪の根元から途中までをストレートな髪にし、そこから先はブラシを回転させてカールの付いた髪にするといったことが、1台のブラシアタッチメント10で実現することができる。さらに、各ブリッスル21a、21b、22sには、遠赤外線を放出する物質が含まれているので、ブラシを使用すればするほど、遠赤外線の作用によって髪に艶を持たせることができる。
次に、本発明によるブラシアタッチメントの効果について、比較例と対比しながら説明する。
図9は比較例を説明する模式図であって、(a)は、基体1の外周方向Xにおけるブリッスルの配列を示し、(b)は、基体1の軸方向Zにおけるブリッスルの配列を示している。この比較例では、第1ブリッスル群21と第2ブリッスル群22の軸方向Zの配列は、本発明と同じであるが(図7参照)、外周方向Xの配列が、本発明と異なっており(図6参照)、第1ブリッスル群21と第2ブリッスル群22は、外周方向Xに交互に等間隔で配列されている。また、比較例では、第2ブリッスル群22の高さが第1ブリッスル群21の高さと同じである点も、本発明と異なっている(図6参照)。
この比較例のブラシアタッチメント20を用いて、髪にカールを施す処置を行った結果、ブラシの回転に伴って髪はブリッスル群21、22に巻き込まれてゆくが、図9(a)に示すように、髪30はブリッスル群21、22の先端側に片寄って巻かれ、ブリッスル群21、22の根元まで至らないことが検証された。これは、第1ブリッスル群21と第2ブリッスル群22との間隔が狭いため、髪を巻く過程で、両ブリッスル群21、22間の狭いスペースから髪30がブリッスルの根元まで入り込みにくく、しかも両ブリッスル群21、22の高さが同じであることから、髪30がブリッスル群21、22の先端付近のみで捕捉されてしまうためであると考えられる。
その結果、巻かれた髪30の層は、基体1の外周面から浮いた状態となり、両者の間に空間Qが形成されることになる。このような空間Qが形成されると、基体1の空気噴出孔23から噴出した温風の熱が、空間Qへ逃げて効率良く髪30に伝達されず、特に、外側にある髪ほど熱が伝わりにくくなる。このため、髪30の全体が適切な温度で均等に加熱されず、カールが不十分であったり、カールの状態にムラが生じるなどの不具合が発生する。
また、比較例においては、図9(b)に示すように、巻かれた髪30が矢印C方向へ横ずれして、Wで示すようにブリッスル群21、22から逸脱するという問題もある。
図10は、本発明を説明する模式図であって、(a)は、基体1の外周方向Xにおけるブリッスルの配列を示し、(b)は、基体1の軸方向Zにおけるブリッスルとストッパ壁の配列を示している。
本発明のブラシアタッチメント10を用いて、髪にカールを施す処置を行った結果、図10(a)に示すように、髪30は、基体1の外周面から浮くことなく、ブリッスル群21、22の根元まで巻かれることが検証された。これは、一方の第1ブリッスル群21と第2ブリッスル群22との間のスペースSが広いため、髪を巻く過程で、ブラシの回転に伴って、髪30がその広いスペースSからブリッスルの根元まで入り込み易く、しかも第2ブリッスル群22の高さが第1ブリッスル群21の高さより低いため、髪30がブリッスル群21、22の先端付近で捕捉されにくくなるためと考えられる。また、スペースSから入り込んだ髪30は、第2ブリッスル群22の根元で捕捉されて基体1から浮き上がらず、仮に浮き上がろうとしても、広いスペースSに指Fを入れて髪30を押さえることができるので、浮き上がりを効果的に抑制することができる。
その結果、巻かれた髪30の層と基体1の外周面との間に、図9(a)で示したような空間Qが形成されないので、基体1の空気噴出孔23から噴出した温風の熱が効率良く髪30に伝達される。このため、巻かれた髪30は内側から外側まで適切な温度で均等に加熱され、カールが不十分となったり、カールの状態にムラが生じるなどの不具合が発生しなくなる。また、熱の伝達効率が良いので、空気噴出孔23から噴出する温風の温度が比較的低温(たとえば60℃程度)であっても、髪30を確実にカールさせることができる。特に、複数列の空気噴出孔23(図8参照)が設けられたスペースSでは、温風による十分な熱を髪30に伝達することができる。
また、本発明のブラシアタッチメント10では、巻かれた髪30がブリッスル群21、22の根元付近に捕捉され、ブリッスル群21、22の先端付近で絡み合わないので、髪30を巻いたブラシをそのまま髪の先端側へ移動させるだけで、ブラシを髪から容易に抜くことができる。さらに、図10(b)に示すように、第1ブリッスル群21の端部と対向して、ストッパ壁25が設けられているので、巻かれた髪30が矢印C方向へ横ずれして、ブリッスル群21、22から逸脱するのを防止することができる。
なお、図6において、第2ブリッスル群22の高さH2を低くしすぎると、巻かれた髪30が基体1から浮きやすくなり、高さH2を第1ブリッスル群21の高さH1に近づけると、図9の比較例と同様に、髪30がブリッスル群21、22の先端側に偏って捕捉され、やはり髪30が基体1から浮いてしまう。したがって、H2=α・H1(αは係数)としたとき、αの値は、0.7≧α≧0.5の範囲に設定するのが好ましい。
また、図6において、角度θ1を大きく(角度θ2を小さく)しすぎると、第2ブリッスル群22が第1ブリッスル群21に接近しすぎて、第2ブリッスル群22の機能が発揮されず、髪が基体1から浮きやすくなる。したがって、角度θ1と角度θ2は、それぞれ60°≧θ1≧50°、40°≧θ2≧30°の範囲に設定するのが好ましい。
本発明では、上述した実施形態以外にも、以下に述べるような種々の実施形態を採用することができる。
上述した実施形態においては、基体1が第1基体11と第2基体12とに分割され、ハンドル4の操作により、第1基体11が第2基体12に対して開く構造のブラシアタッチメント10を例に挙げたが、基体1が第1基体11と第2基体12とに分割されない構造のブラシアタッチメントに対しても、本発明は適用することができる。
上述した実施形態においては、基体1が円筒状に形成されている例を挙げたが、基体1は、断面が楕円や多角形である筒体であってもよい。また、上述した実施形態においては、第1基体11と第2基体12が、それぞれケース11a、12aと、これとは別体のブラシベース11b、12bとから構成されている例を挙げたが、ケース11a、12aとブラシベース11b、12bとを一体化してもよい。
上述した実施形態においては、第1ブリッスル群21が2列のブリッスル21a、21bから構成されている例を挙げたが、第1ブリッスル群21を3列のブリッスルから構成してもよい。また、上述した実施形態においては、第2ブリッスル群22が1列のブリッスル22sから構成されている例を挙げたが、第2ブリッスル群22を2列のブリッスルから構成してもよい。
上述した実施形態においては、ストッパ壁25の高さを第1ブリッスル群21の高さH1とほぼ等しくした例を挙げたが、ストッパ壁25の高さは、第1ブリッスル群21の高さH1より高くてもよい。また、上述した実施形態においては、第1ブリッスル群21の端部と対向して、ストッパ壁25を設けた例を挙げたが、第2ブリッスル群22についても、その端部と対向して同様のストッパ壁を設けてもよい。
上述した実施形態においては、ブリッスル2に遠赤外線を放出する物質を含有させた例を挙げたが、遠赤外線に代えて、もしくは遠赤外線に加えて、マイナスイオンを発生させる物質(たとえば酸化ジルコニウムの粉末)をブリッスル2に含有させてもよい。
1 基体
2 ブリッスル
3 接続部
4 ハンドル
10 ブラシアタッチメント
11 第1基体
12 第2基体
21 第1ブリッスル群
21a、21b 第1ブリッスル群のブリッスル
22 第2ブリッスル群
22s 第2ブリッスル群のブリッスル
23 空気噴出孔
24 送風路
25 ストッパ壁
50 ヘアドライヤー
51 空気吹出口
d1 第1ブリッスル群の一方と第2ブリッスル群との間隔
d2 第1ブリッスル群の他方と第2ブリッスル群との間隔
H1 第1ブリッスル群のブリッスルの高さ
H2 第2ブリッスル群のブリッスルの高さ
K1 第1ブリッスル群の第1列
K2 第1ブリッスル群の第2列
X 基体の外周方向
Z 基体の軸方向

Claims (5)

  1. ヘアドライヤーの空気吹出口に着脱可能に取り付けられるブラシアタッチメントであって、
    内部に送風路を有する筒状の基体と、
    前記送風路と連通するように、前記基体に設けられた空気噴出孔と、
    前記基体の外周面から放射状に突出する複数のブリッスルと、を備え、
    前記ブリッスルは、前記基体の軸方向に列をなして、第1ブリッスル群および第2ブリッスル群を構成し、
    前記第1ブリッスル群は、前記基体の外周方向に所定の間隔を置いて配列され、
    前記第2ブリッスル群は、隣り合う一対の第1ブリッスル群の間に配列され、
    前記第1ブリッスル群は、少なくとも第1列と第2列から構成されていて、各列は前記基体の外周方向において近接しており、
    前記第1列に属する各ブリッスルと、前記第2列に属する各ブリッスルは、前記基体の軸方向に所定のピッチずれて配列されており、
    前記一対の第1ブリッスル群の一方と前記第2ブリッスル群との間隔は、前記一対の第1ブリッスル群の他方と前記第2ブリッスル群との間隔より広く、
    前記第2ブリッスル群の各ブリッスルの高さは、前記第1ブリッスル群の各ブリッスルの高さより低い、ことを特徴とするヘアドライヤー用ブラシアタッチメント。
  2. 前記第1ブリッスル群の前記ヘアドライヤー側の端部と対向して、髪の逸脱を防止するためのストッパ壁が設けられている、請求項1に記載のヘアドライヤー用ブラシアタッチメント。
  3. 前記空気噴出孔は、前記基体の軸方向に列をなす複数の孔からなり、
    前記一方の第1ブリッスル群と前記第2ブリッスル群との間に、前記空気噴出孔の列が複数列設けられている、請求項1または請求項2に記載のヘアドライヤー用ブラシアタッチメント。
  4. 前記基体は、第1基体と第2基体とに分割されており、
    前記第1基体は、当該第1基体を前記第2基体に対して開くように回動させるハンドルに連結されており、
    前記第1基体および前記第2基体のそれぞれに、前記第1ブリッスル群と前記第2ブリッスル群が設けられている、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のヘアドライヤー用ブラシアタッチメント。
  5. 前記第1ブリッスル群と前記第2ブリッスル群の各ブリッスルは、遠赤外線を放出する物質を含有している、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のヘアドライヤー用ブラシアタッチメント。
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