JP7425761B2 - 二次電池の温度調整装置及び二次電池モジュール - Google Patents

二次電池の温度調整装置及び二次電池モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP7425761B2
JP7425761B2 JP2021035185A JP2021035185A JP7425761B2 JP 7425761 B2 JP7425761 B2 JP 7425761B2 JP 2021035185 A JP2021035185 A JP 2021035185A JP 2021035185 A JP2021035185 A JP 2021035185A JP 7425761 B2 JP7425761 B2 JP 7425761B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
cross
sectional area
exhaust port
rib
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021035185A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022135402A (ja
Inventor
寛 坂井
康輔 村石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Primearth EV Energy Co Ltd
Original Assignee
Primearth EV Energy Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Primearth EV Energy Co Ltd filed Critical Primearth EV Energy Co Ltd
Priority to JP2021035185A priority Critical patent/JP7425761B2/ja
Publication of JP2022135402A publication Critical patent/JP2022135402A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7425761B2 publication Critical patent/JP7425761B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、例えば、二次電池の温度を調整する二次電池の温度調整装置及び二次電池モジュールに関する。
二次電池では、塩濃度拡散速度及び膨張率の差の抑制と、ハイレート劣化の抑制とを実現するために、電池セルの面内の温度ばらつきを抑制することが重要になる。二次電池の電池セルの面内の温度ばらつきの抑制の1つの方法に冷却風を用いた方法がある。そこで、冷却風を用いた電池セルの冷却法に関する技術の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1の蓄電装置の温度調節構造は、積層方向において複数の蓄電素子を挟み込む一対のエンドプレートと、蓄電素子と交互に積層され、冷却空気が流通するためのスペースを形成するスペーサとを備える。スペーサは、スペースに対する冷却空気の流入口及び流出口がそれぞれ形成されている。そして、スペーサのうち、少なくとも所定の方向においてエンドプレートに隣接する蓄電素子とエンドプレートとの間に配置される第1スペーサは、流入口又は流出口の少なくとも一方に、開口が閉塞されないように開口内側に向かって延びるガイド部を備えている。
特開2016-91665号公報
特許文献1に記載の温度調整構造では、スペース内を移動する空気がガイド部によって、スペース内にとどまるようにすることにより、熱交換効率をアップする方法である。しかし、移動する空気がスペース内にとどまる時間の差が発生する為、面内の温度ばらつき及び熱交換効率が不十分で問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、二次電池の温度の均一性を高めながら、熱交換効率の向上を実現することを目的とするものである。
本発明の二次電池の温度調整装置の一態様は、隣接する電池セルの間に挟み込まれる二次電池の温度調整装置であって、前記電池セルの冷却面に対向するベースプレートと、前記電池セルの前記冷却面と前記ベースプレートとの間に空間を形成し、当該空間に冷却風を流す複数の流路を形成するリブと、を有し、前記複数の流路は、前記電池セルの面のうち前記ベースプレートに対向する冷却面の中央寄りの領域を通過する第1の流路と、前記冷却面のうち前記第1の流路よりも外周寄りの領域を通過する第2の流路と、を有し、前記冷却風が入る吸気口の断面面積について、前記第1の流路よりも前記第2の流路の方が小さくなるように形成され、前記冷却風が排出される排気口の断面面積である第1の断面面積を、流路のうち前記排気口側の後半流路の断面面積である第2の断面面積で除算して得られる第1の面積比について、前記第1の流路の前記第1の面積比が前記第2の流路の前記第1の面積比以上となるように形成される。
本発明の二次電池モジュールの一態様は、積層される複数の電池セルと、前記複数の電池セルのうち隣り合う電池セルの間に挟み込まれるスペーサと、を有し、前記スペーサは、前記電池セルの冷却面に対向するベースプレートと、前記電池セルの前記冷却面と前記ベースプレートとの間に空間を形成し、当該空間に冷却風を流す複数の流路を形成するリブと、を有し、前記複数の流路は、前記電池セルの面のうち前記ベースプレートに対向する冷却面の中央寄りの領域を通過する第1の流路と、前記冷却面のうち前記第1の流路よりも外周寄りの領域を通過する第2の流路と、を有し、前記冷却風が入る吸気口の断面面積について、前記第1の流路よりも前記第2の流路の方が小さくなるように形成され、前記冷却風が排出される排気口の断面面積である第1の断面面積を、流路のうち前記排気口側の後半流路の断面面積である第2の断面面積で除算して得られる第1の面積比について、前記第1の流路の前記第1の面積比が前記第2の流路の前記第1の面積比以下となるように形成される。
本発明の二次電池の温度調整装置及び二次電池モジュールは、流路長が短くなる第2の流路について、第1の流路よりも吸気口の断面面積を小さくし、かつ、排気口の断面面積を小さくすることで、第1の流路と第2の流路の面積当たりの受熱量の差を小さくする。また、電池セル内部で発生した熱エネルギーが冷却面まで移動し、冷却面とベースプレートとの間の空間から冷却風によって外部で排出される。電池セル内部で発生した熱エネルギーの熱伝道ルートが適切になるように冷却風を流す流路を形成するリブを提案する。
本発明の二次電池の温度調整装置及び二次電池モジュールによれば、二次電池の温度の均一性を高めながら、熱交換効率を向上させることができる。
実施の形態1にかかる電池モジュールの概略図である。 実施の形態1にかかる温度調整装置の斜視図である。 実施の形態1にかかる温度調整装置の流路の形状を説明する図である。 実施の形態2にかかる温度調整装置の斜視図である。 実施の形態2にかかる温度調整装置の流路の形状を説明する図である。 実施の形態3にかかる温度調整装置の斜視図である。 実施の形態3にかかる温度調整装置の流路の形状を説明する図である。 実施の形態4にかかる温度調整装置の斜視図である。 実施の形態4にかかる温度調整装置の流路の形状を説明する図である。
説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
実施の形態にかかる温度調整装置は、複数の電池セルを組み合わせて1つの電池モジュールを構成する組電池のスペーサに設けられる冷却風の流路として実装される。そこで、以下の説明では、温度調整装置をスペーサと称す。
実施の形態1
まず、スペーサについて説明するために、図1に実施の形態1にかかる電池モジュール1の概略図を示す。図1に示すように、電池モジュール1では、積層された複数の電池セル10を有し、隣接する電池セル10の間に挟み込まれるようにスペーサ20が設けられる。また、電池モジュール1では、複数の電池セル10は正極と負極とが隣り合うように積層される。そして、スペーサ20には、隣り合う一方の電池セル10に対向する面にリブ21が形成される。電池セル10の面のうち、このリブ21が形成される面に対向する面を冷却面と称す。そして、このリブ21により冷却風の流路を形成する。
続いて、スペーサ20について詳細に説明する。図2に実施の形態1にかかるスペーサ20の斜視図を示す。図2に示すように、スペーサ20は、リブ21、ベースプレート22、オプションリブ23、ルーバー24、側壁25を有する。ベースプレート22は、電池セル10の冷却面に対向する面である。また、ベースプレート22は、スペーサ20を構成する主面となるプレートでもある。そして、リブ21は、ベースプレート22上に形成され、電池セル10の冷却面とベースプレート22との間に空間を形成する。そして、このリブ21により、空間に冷却風を流す複数の流路を形成する。またベースプレート22の端部には、リブ21が形成される面に接する電池セル10が位置する側に向かってルーバー24が形成される。ルーバー24は、通風路を介して排出される冷却風の向きを決定する板である。また、ベースプレート22の端部には、リブ21が形成さない面に接する電池セル10が位置する側に向かって側壁25が形成される。電池モジュール1では、側壁25により電池セル10を保持する。
スペーサ20では、リブ21の形状によって冷却風の流路の形状を決定する。また、図2に示す例では、流路内にオプションリブ23が形成される。オプションリブ23は、流路中に吸気口から進んだ位置から排気口の手前の位置に至る途中経路に設けられる。なお、オプションリブ23は、複数の流路の一部に形成されていれば良い。オプションリブ23は、流路幅が大きくなったときに電池セル10に与える圧力の均一性を高める。
ここで、スペーサ20に形成される流路について詳細に説明する。そこで、図3に実施の形態1にかかるスペーサ20の流路の形状を説明する図を示す。なお、以下の説明では、スペーサの長辺方向の長さを幅と称し、短辺方向の長さを高さと称す。また、冷却風が入る吸気口が設けられる側を下側或いは下面と称し、下面に対向する側を上側或いは上面と称す。また、スペーサの短辺を側面と称す。そして、実施の形態1にかかるスペーサ20では、側面に冷却風を排出する排出口が設けられる。
図3に示すように、スペーサ20における流路は、ベースプレート22に設けられたリブ21によって形成される。リブ21の端面は、電池モジュール1を構成した際に電池セル10の冷却面と接する。つまり、スペーサ20では、リブ21によってリブ21と電池セル10の冷却面との間に空間を形成し、この空間に冷却風を流すことで電池セル10を冷却する。
図3に示す例では、スペーサ20の下方に吸気口を設け、スペーサ20の側方に排気口を設ける。そして、スペーサ20に形成される流路は、全てL字型で形成される。なお、流路は、L字型に限らず、下方から上方に向かって直線状に冷却風を流すI字型、L字型とI字型を混在させる形状であっても良い。そして、スペーサ20では、各流路の長さはそれぞれ異なる。この流路の長さに比例して流路の面積が増大する。つまり、各流路の長さに応じて電池セル10の冷却面から吸収する熱量(受熱量)が増大する。そこで、スペーサ20では、流路の長さが長くなるほど流路に入れる冷却風の量が多くなるように、各流路の吸気口の幅を設定する。
具体的には、スペーサ20に形成される複数の流路が、電池セル10の面のうちベースプレートに対向する冷却面の中央寄りの領域を通過する第1の流路と、冷却面のうち第1の流路よりも外周寄りの領域を通過する第2の流路と、を有するとした場合、スペーサ20では、冷却風が入る吸気口の断面面積について、第1の流路よりも第2の流路の方が小さくなるように形成する。
ここで、スペーサ20は、リブ21のベースプレート22からの突出高さをリブ高さとすると、スペーサ20では、リブ高さは全て同じに設定されるため、吸気口及び排気口の断面面積は、吸気口の幅及び排気口の幅に比例する。また、以下の説明では、流路の本数をnとし、n本の流路長が1番目からn番目に向かって短くなるとする。また、吸気口の幅をaと流路長の長さ順位を示す数字で示し、流路後半の流路幅をbと流路長の長さ順位を示す数字で示し、排気口の幅(スペーサ20の高さ方向の長さ)をcと流路長の長さ順位を示す数字で示す。
図3に示す具体例では、流路の吸気口の幅aは、a1>a2>a3>a4>a5>a6に設定する。図3に示す例では、流路の後半の幅bは、(1)式を満たすように設定した。
Figure 0007425761000001
つまり、実施の形態1にかかるスペーサ20では、第1の流路については吸気口側の流路の断面面積である第3の断面面積(例えば、幅a)を、流路のうち排気口側に位置する後半流路の断面面積である第2の断面面積(例えば、幅b)で除して得られる第2の面積比(a/b)が、第1の流路よりも短い長さの第2の流路の第2の面積比よりも大きくなるように形成される。
また、図3に示すように、排気口を形成するリブ21には、排気口の断面面積(幅c)を後半流路の幅bよりも小さくする凸部が形成されるつまり、流路長が短くなる流路の排気口付近のリブ21は流路の幅を後半流路よりも狭めるようにL字型に形成される。
そして、図3に示すスペーサ20では、流路長の長さが3番目から6番目の長さとなる流路の排気口の幅が後半流路の流路幅bよりも狭くなるように設定されている。図3に示す例では、排気口の幅(スペーサ20の高さ方向の長さ)はc1≧c2≧c3≧c4≧c5≧c6となるように設定した。そして、排気口の幅cと後半流路の幅bの比(c/b)を(2)式を満たすように設定した。
Figure 0007425761000002
つまり、実施の形態1にかかるスペーサ20では、冷却風が排出される排気口の断面面積である第1の断面面積(例えば、幅c)を、流路のうち排気口側の後半流路の断面面積である第2の断面面積(例えば、幅b)で除算して得られる第1の面積比(例えば、c/b)について、第1の流路の第1の面積比が第2の流路の前記第1の面積比よりも大きくなるように形成される。


また、図3に示すように、実施の形態1にかかるスペーサ20では、流路の幅が広くなる吸気口の幅がa1となる流路と、幅がa2となる流路にオプションリブ23を設ける。このように幅の広い流路にオプションリブ23を設けることで、電池セル10の冷却面に加える圧力の面内の均一性を高める。
上記説明より、実施の形態1にかかるスペーサ20は、吸気口の断面面積(例えば、幅a)を流路が長くなるほど大きくすることで、流路内での冷却風の滞留時間に応じた量の冷却風を各流路に流す。また、実施の形態1にかかるスペーサ20は、排気口について、流路の長さが短いほど、排気口の断面面積(例えば、幅c)に対する流路後半の断面面積(例えば、幅b)の比(c/b)を小さくする。これにより、実施の形態1にかかるスペーサ20は、流路長が短いほど流路内の冷却風の滞留時間を長くする。このような構成により、実施の形態1にかかるスペーサ20は、冷却風の流路の長さに寄らず、冷却風に均一な受熱をさせて、電池セル10の冷却面の均一な冷却を実現することができる。また、実施の形態1にかかるスペーサ20では、冷却風が充分に受熱することなく排気されることが少なくなるため、全体的な熱交換効率を改善することができる。
また、実施の形態1にかかるスペーサ20により、電池セル10の冷却面を均一に冷却することで、セル内の温度バラツキが低減されるため、電池セル10の熱膨張量の抑制及び電解液の拡散係数の均等化を実現することができる。そして、電解液の拡散係数の均等化が実現されることで、ハイレート劣化を抑制することができる。
さらに、実施の形態1にかかるスペーサ20では、長い流路の入り口幅を広く設定し、幅方向の中央部に充電時の膨張空間を確保できる。一方、流路の出口側に排気口の断面面積を絞るL字型のリブ21があることで、電界液が捲回体(例えば、電力体)の外への漏れを抑制することが出来るため、ハイレート劣化の抑制の効果をさらに高めることができる。
実施の形態2
実施の形態2では、排気口の断面面積の調整方法の別の形態について説明する。そこで、図4に実施の形態2にかかるスペーサ30の斜視図を示す。図4に示すように、実施の形態2にかかるスペーサ30では、排気口の断面面積の調整を調整リブ32~34を用いて行う。この調整リブ32~34は、ベースプレート22に設けられ、電池セル10に達しない高さで形成され、排気口の断面面積を後半流路よりも小さくする。なお、スペーサ30のリブ31は、排気口の近辺において凸部を有していなくてもよい。
この調整リブについて、さらに詳細に説明する。そこで、図5に実施の形態2にかかるスペーサ30の流路の形状を説明する図を示す。図5に示すように、スペーサ30は、排気口の断面面積を小さくしたい部分に調整リブ32~34を設ける。そして、後半流路のリブ高さをh0とすると、調整リブ32~34のリブ高さは、h0よりも低くなるように設定される。そして、調整リブ32のリブ高さh1、調整リブ33のリブ高さh2、調整リブ34のリブ高さh3とすると、h1<h2<h3に設定される。これにより、実施の形態2にかかるスペーサ30では、流路長が短くなるほど流路後半の断面積に対する排気口の断面面積の比が小さくなる。
このように、ベースプレート22上に電池セル10の冷却面に達しない程度の高さ(或いは、リブ31のリブ高さよりも低い高さ)で調整リブ32~34を形成することで、排気口の断面面積の調整を行うこともできる。
実施の形態3
実施の形態3では、排気口の断面面積の調整方法の別の形態について説明する。そこで、図6に実施の形態3にかかるスペーサ40の斜視図を示す。図6に示すように、実施の形態3にかかるスペーサ40では、排気口の断面面積の調整を調整リブ42~44を用いて行う。この調整リブ42~44は、ベースプレート22から電池セル10に達する高さで、後半流路の途中から排気口に至る部分形成され、排気口の断面面積を後半流路よりも小さくする。なお、スペーサ40のリブ41は、排気口の近辺において凸部を有していなくてもよい。また、スペーサ40では、オプションリブ23を削除した。オプションリブ23は、流路により形成される膨張空間の大きさによってはなくても良いためである。
この調整リブについて、さらに詳細に説明する。そこで、図7に実施の形態3にかかるスペーサ40の流路の形状を説明する図を示す。図7に示すように、スペーサ40は、排気口の断面面積を小さくしたい部分に調整リブ42~44を設ける。そして、後半流路のリブ高さをh0とすると、調整リブ42~44のリブ高さは、h0と同じ高さに設定される。一方、調整リブ42~44は、長さが異なる。具体的には、調整リブ42のリブ長さ(例えば、排気口から流路に入り混む長さ)をL1、調整リブ43のリブ長さをL2、調整リブ43のリブ長さをL2とすると、L1<L2<L3に設定される。これにより、実施の形態3にかかるスペーサ40では、流路長が短くなるほど流路後半の断面積に対する排気口の断面面積の比が小さくなる。
このように、ベースプレート22上に電池セル10の冷却面に達する程度の高さ(或いは、リブ41のリブ高さと同じ高さ)で調整リブ42~44を形成することで、排気口の断面面積の調整を行うこともできる。
実施の形態4
実施の形態4では、排気口の断面面積の調整方法の別の形態について説明する。そこで、図8に実施の形態4にかかるスペーサ50の斜視図を示す。図8に示すように、実施の形態4にかかるスペーサ50では、リブ51の排気口側の端部に凸部を形成する。実施の形態1では、リブ21の凸部部分の形状をL字型としたが、実施の形態4ではリブ51の突部分の形状をT字型とする。なお、スペーサ50では、オプションリブ23を削除した。オプションリブ23は、流路により形成される膨張空間の大きさによってはなくても良いためである。
この調整リブについて、さらに詳細に説明する。そこで、図9に実施の形態4にかかるスペーサ50の流路の形状を説明する図を示す。図9に示すように、スペーサ50は、リブ51の排気側に設けられたT字型の凸部により排気口の断面面積を小さくする。このとき排気口の断面面積に対する後半流路の断面面積の比は(2)式で示される関係を有する。
このように、リブ51の排気口側の端部をT字型としても排気口の断面面積の調整を行うこともできる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 電池モジュール
10 電池セル
20 スペーサ
21 リブ
22 ベースプレート
23 オプションリブ
24 ルーバー
25 側壁
30 スペーサ
31 リブ
32 調整リブ
33 調整リブ
34 調整リブ
40 スペーサ
41 リブ
42 調整リブ
43 調整リブ
44 調整リブ
50 スペーサ
51 リブ

Claims (7)

  1. 隣接する電池セルの間に挟み込まれる二次電池の温度調整装置であって、
    前記電池セルの冷却面に対向するベースプレートと、
    前記電池セルの前記冷却面と前記ベースプレートとの間に空間を形成し、当該空間に冷却風を流す複数の流路を形成するリブと、を有し、
    前記複数の流路は、
    前記電池セルの面のうち前記ベースプレートに対向する冷却面の中央寄りの領域を通過する第1の流路と、
    前記冷却面のうち前記第1の流路よりも外周寄りの領域を通過する第2の流路と、を有し、
    前記冷却風が入る吸気口の断面面積について、前記第1の流路よりも前記第2の流路の方が小さくなるように形成され、
    前記冷却風が排出される排気口の断面面積である第1の断面面積を、流路のうち前記排気口側の後半流路の断面面積である第2の断面面積で除算して得られる第1の面積比について、前記第1の流路の前記第1の面積比が前記第2の流路の前記第1の面積比よりも大きくなるように形成される二次電池の温度調整装置。
  2. 前記第1の流路は、前記吸気口側の流路の断面面積である第3の断面面積を、前記第2の断面面積で除して得られる第2の面積比が、前記第2の流路の前記第2の面積比よりも大きくなるように形成される請求項1に記載の二次電池の温度調整装置。
  3. 前記排気口を形成する前記リブは、前記排気口の断面面積を前記後半流路よりも小さくする凸部を有する請求項1又は2に記載の二次電池の温度調整装置。
  4. 前記ベースプレートに設けられ、前記電池セルに達しない高さで形成され、前記排気口の断面面積を前記後半流路よりも小さくする調整リブをさらに有する請求項1又は2に記載の二次電池の温度調整装置。
  5. 前記第2の流路には、前記ベースプレートから前記電池セルに達する高さで、前記後半流路の途中から前記排気口に至る部分形成され、前記排気口の断面面積を前記後半流路よりも小さくする調整リブをさらに有する請求項1又は2に記載の二次電池の温度調整装置。
  6. 前記第1の流路と前記第2の流路の少なくとも一方の流路中に前記吸気口から進んだ位置から前記排気口の手前の位置に至る途中経路に設けられるオプションリブを有する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の二次電池の温度調整装置。
  7. 積層される複数の電池セルと、
    前記複数の電池セルのうち隣り合う電池セルの間に挟み込まれるスペーサと、を有し、
    前記スペーサは、
    前記電池セルの冷却面に対向するベースプレートと、
    前記電池セルの前記冷却面と前記ベースプレートとの間に空間を形成し、当該空間に冷却風を流す複数の流路を形成するリブと、を有し、
    前記複数の流路は、
    前記電池セルの面のうち前記ベースプレートに対向する冷却面の中央寄りの領域を通過する第1の流路と、
    前記冷却面のうち前記第1の流路よりも外周寄りの領域を通過する第2の流路と、を有し、
    前記冷却風が入る吸気口の断面面積について、前記第1の流路よりも前記第2の流路の方が小さくなるように形成され、
    前記冷却風が排出される排気口の断面面積である第1の断面面積を、流路のうち前記排気口側の後半流路の断面面積である第2の断面面積で除算して得られる第1の面積比について、前記第1の流路の前記第1の面積比が前記第2の流路の前記第1の面積比よりも大きくなるように形成される二次電池モジュール。
JP2021035185A 2021-03-05 2021-03-05 二次電池の温度調整装置及び二次電池モジュール Active JP7425761B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021035185A JP7425761B2 (ja) 2021-03-05 2021-03-05 二次電池の温度調整装置及び二次電池モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021035185A JP7425761B2 (ja) 2021-03-05 2021-03-05 二次電池の温度調整装置及び二次電池モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022135402A JP2022135402A (ja) 2022-09-15
JP7425761B2 true JP7425761B2 (ja) 2024-01-31

Family

ID=83232336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021035185A Active JP7425761B2 (ja) 2021-03-05 2021-03-05 二次電池の温度調整装置及び二次電池モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7425761B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008269985A (ja) 2007-04-20 2008-11-06 Toyota Motor Corp 蓄電装置
JP2014032932A (ja) 2012-08-06 2014-02-20 Panasonic Corp 組電池
JP2019114444A (ja) 2017-12-25 2019-07-11 プライムアースEvエナジー株式会社 組電池用スペーサー及び組電池

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008269985A (ja) 2007-04-20 2008-11-06 Toyota Motor Corp 蓄電装置
JP2014032932A (ja) 2012-08-06 2014-02-20 Panasonic Corp 組電池
JP2019114444A (ja) 2017-12-25 2019-07-11 プライムアースEvエナジー株式会社 組電池用スペーサー及び組電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022135402A (ja) 2022-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10006722B2 (en) Structural support element in heat exchangers
JP6588643B2 (ja) 相異なる厚さを有するクーリングフィンの配列を含む電池モジュール
JP4739867B2 (ja) 組電池
JP7027641B2 (ja) 電池セルの表面を冷却するための不均一流路を備えたクーリングジャケット及びそれを含むバッテリーモジュール
EP2156484B1 (en) Middle or large-sized battery pack case providing improved distribution uniformity of coolant flux
KR101212369B1 (ko) 리튬 2차 전지 시스템의 냉각구조
JP5052057B2 (ja) 電源装置
JP6112095B2 (ja) 蓄電装置の温度調節構造
JP2010262870A (ja) バッテリシステム
JP5606936B2 (ja) 電池冷却構造
US20150236358A1 (en) Separator for fuel cell
JP2012190675A (ja) バッテリー装置
US20160006044A1 (en) Separator for fuel cell
JP5793969B2 (ja) 積層電池
JP7425761B2 (ja) 二次電池の温度調整装置及び二次電池モジュール
CN212109693U (zh) 冷板热交换器
KR101091665B1 (ko) 하이브리드 자동차용 배터리 냉각장치
JP2021096997A (ja) 温度調整装置
JP2012199044A (ja) 組電池
JP2010182580A (ja) 電池パック
JP6377327B2 (ja) 発熱体収容装置
JP7108592B2 (ja) 電池パック
JP7302635B2 (ja) バッテリー冷却装置
JP7329396B2 (ja) 燃料電池スタック
CN219917291U (zh) 电池包

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7425761

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150