JP7401726B1 - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

情報処理サーバ2の情報処理部10は、ユーザが利用可能な異なる種類の複数のコミュニケーションサービスに関する情報が表示される情報提供画面26を提供する機能と、複数のコミュニケーションサービスのうち、任意のコミュニケーションサービスでユーザがメッセージを受信したことを検出する機能と、コミュニケーションサービスでユーザが受信したメッセージについて、メッセージに関する情報を取得し、取得した情報の少なくとも一部を含む受信メッセージ情報を生成し記憶させる機能と、受信メッセージ情報の少なくとも一部の情報を含むオブジェクトである受信メッセージオブジェクトを情報提供画面26の受信メッセージ表示領域29に表示する機能とを有する。

Description

本発明は、情報処理装置および情報処理方法に関し、特にコミュニケーションサービスに関する情報を提供する情報処理装置、および、当該情報処理装置による情報処理方法に用いて好適なものである。
近年、メッセージの送受信を可能なコミュニケーションサービスとして、様々な種類のコミュニケーションサービスが提供されている。コミュニケーションサービスには、電子メールに係るメールサービスのほか、例えばモバイル端末によるチャット形式でのメッセージの送受信を可能とするコミュニケーションサービス(例えばLINE(登録商標))、ビジネスにおけるコミュニケーションの円滑化を図るコミュニケーションサービス(例えばSlack(登録商標)およびMicrosoft Teams(登録商標))およびSNSに係るコミュニケーションサービス(例えばFacebook(登録商標))が存在する。このような状況の中、ユーザは通常、1つのコミュニケーションサービスだけを利用するのではなく、複数のコミュニケーションサービスを使い分けながら他者とメッセージをやり取りする。なおコミュニケーションサービスに関して、特許文献1には、ユーザが制限なく、送信済みのメッセージ(例えば、テキスト、音声、画像、映像およびアニメーション)を削除または編集することができるようにしたシステムが記載されている。
特開2021-131866号公報
上述の通り、一人のユーザが複数のコミュニケーションサービスを利用することが一般的となっている。この状況の中、ユーザが各コミュニケーションサービスで受信したメッセージを把握するためには、ユーザはコミュニケーションサービスのそれぞれにおける受信状況を適宜、確認する必要があり、ユーザにとって負担が大きかった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、複数のコミュニケーションサービスで受信したメッセージを把握する際のユーザの負担を軽減することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明は、複数のコミュニケーションサービスのうち、任意のコミュニケーションサービスでメッセージを受信したことを検出し、メッセージに関する情報を取得し、取得した情報の少なくとも一部を含む受信メッセージ情報を生成して記憶させ、受信メッセージ情報に対応する受信メッセージオブジェクトを情報提供画面の第1領域に表示する。
上記のように構成した本発明によれば、種類の異なる複数のコミュニケーションサービスで受信したメッセージについて、各メッセージに対応するオブジェクトが第1領域に統括的に表示されることになる。このためユーザは、第1領域を参照することによって、コミュニケーションサービスのそれぞれを確認することなく、各コミュニケーションサービスで受信したメッセージを把握することができる。従って、複数のコミュニケーションサービスで受信したメッセージを把握する際のユーザの負担を軽減することができる。
図1は、一実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図2は、一実施形態に係る情報処理サーバおよび端末の機能構成例を示すブロック図である。 図3は、一実施形態に係る情報処理サーバのハードウェア構成例を示す図である。 図4は、受信メッセージ管理レコードおよび送信メッセージ管理レコードの内容を示す図である。 図5は、情報提供画面の一例を示す図である。 図6は、受信メッセージオブジェクトを示す図である。 図7は、アクションオブジェクトを示す図である。 図8は、締切日別アクション表示領域が表示された情報提供画面の一例を示す図である。 図9は、送信メッセージ表示領域が表示された情報提供画面の一例を示す図である。 図10は、状況確認表示領域の一例を示す図である。 図11は、情報処理部の処理の説明に用いる図である。 図12は、プライベートボード関連領域が表示された情報提供画面の一例を示す図である。 図13は、ボード領域の説明に用いる図である。 図14は、パブリックボード関連領域が表示された情報提供画面の一例を示す図である。 図15は、集中モード表示領域が表示された情報提供画面の一例を示す図である。 図16は、第3変形例に係るアクションオブジェクトを示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図1で示すように情報処理システム1は、情報処理サーバ2(特許請求の範囲の「情報処理装置」に相当)と、第1サーバ3と、第2サーバ4と、対象メールサーバ5と、1つ以上の端末6とを含んで構成されている。情報処理サーバ2、第1サーバ3、第2サーバ4および対象メールサーバ5は共に、インターネット、電話網、その他の通信網を含むネットワークNに接続可能である。
端末6は、ユーザが使用するコンピュータであり、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示装置7(図2)が接続されるか、或いは、表示装置7を備えて構成されている。本実施形態ではユーザとは、情報処理サーバ2が提供するサービス(以下「本件サービス」という)を利用し得る者を意味する。端末6は、ブラウザが搭載されているコンピュータであれば、そのタイプはどのようなものであってもよい。例えばデスクトップ型コンピュータ、ノート型コンピュータ、タブレット型コンピュータ(いわゆるスマートフォンを含む)を端末6として機能させることができる。図1では、無数に存在する端末6のうちの数個を例示的に示している。
第1サーバ3は、第1コミュニケーションサービスを提供するサーバである。以下、第1コミュニケーションサービスを「第1サービス」という。第1サービスは、ビジネスチャットツールと呼ばれるコミュニケーションサービスである。以下、第1サービスの内容を、メッセージの送受信に着目して説明する。以下では、第1サービスにアカウントを登録している者を「メンバ」という(後述する第2コニュニケーションサービスおよび対象メールサービスについても同様)。第1サービスにおいて、メンバには、ブラウザまたは専用のアプリケーションを介して各種ユーザインタフェイスが提供される。メンバは、提供されたユーザインタフェイスを利用して、グループ(共有スペース)を作成でき、更にグループ内に1つ以上のチャネルを作成できる。チャネルには、複数のメンバが参加できる。あるチャネルに参加するメンバのそれぞれは、提供されたユーザインタフェイスを利用して、そのチャネル内でチャット形式のメッセージを自由に送受信できる。第1サービスではメッセージの種類として、通常メッセージと、メンション付メッセージとが少なくとも用意されている。
通常メッセージは、特定のメンバの指定を伴わず送信されるメッセージである。通常メッセージは、チャネルに参加する全てのメンバにより受信され、閲覧される。メンション付メッセージは、特定のメンバの指定を伴って送信されるメッセージである。メンション付メッセージが送信された場合、指定された特定のメンバには、指定されたことが通知される。メンション付きメッセージは、チャネルに参加する全てのメンバにより受信され、閲覧される。以上、第1サービスでやり取りされるメッセージの種類として、上記2つの種類を説明した。しかしメッセージの種類は、上記2つの種類に限られるものではない。メッセージの種類には、第1サービスで利用可能な全てのメッセージの種類が含まれる。例えば第1サービスにおいて、指定されたメンバに対してのみメッセージが送信されるダイレクトメッセージを利用可能な場合には、メッセージの種類にはダイレクトメッセージが含まれる。
更に第1サービスでは、メンバは、受信したメッセージに対して絵文字によるリアクションを実行可能である。絵文字によるリアクションでは、メッセージを受信したメンバが、所定のユーザインタフェイスを利用して、用意された複数の絵文字から1つの絵文字を選択すると、メッセージに対して絵文字が返信される。絵文字は基本的には、同意(例えば、いわゆる「いいね」を示す絵文字)、不満、その他の感情を表現するものである。絵文字によるリアクションを行うことによりユーザは、非常に簡易な操作で、メッセージに対する自身の感情を伝えることができる。
更に第1サービスでは、各メンバは、プロフィールを設定可能である。プロフィールには、属性としてステータスが含まれている。ステータスは、メンバの状況を示す情報であり、値として、少なくとも「活動中」(メッセージをやり取りできる状況)、および、「取込み中」(メッセージをすぐにはやり取りできない状況)が用意されている。各メンバは、他のメンバのステータスを閲覧することができ、ステータスを閲覧することにより、当該他のメンバの状況を認識することができる。
第2サーバ4は、第2コミュニケーションサービスを提供するサーバである。以下、第2コミュニケーションサービスを「第2サービス」という。第2サービスは、第1サービスと同様、ビジネスチャットツールと呼ばれるコミュニケーションサービスである。第2サービスは、第1サービスを提供する主体とは異なる主体が提供するサービスである。つまり第1サービスと第2サービスとは異なる種類のコミュニケーションサービスである。
第2サービスの内容は、第1サービスと同様である。すなわち、第2サービスにおいてメンバは、グループ(共有スペース)を作成でき、グループ内に1つ以上のチャネルを作成できる。またメンバは、少なくとも通常メッセージおよびメンション付きメッセージを送受信できる。またメンバは、絵文字によるリアクションを実行可能である。またメンバのプロフィールにはステータスが含まれており、各メンバは、自身のステータスの値を自由に変更することができる。
対象メールサーバ5は、メールアカウントを作成した者(以下「メール利用者」という)に対して、特定のドメインのメールに関するWebメールサービス(以下「対象メールサービス」という)を提供するサーバ装置である。周知の通りWebメールサービスは、メールに関する各種ユーザインタフェイスを提供し、メールを送信する手段およびメールを受信する手段を提供する。本実施形態では、「メッセージ」という用語には、対象メールサービスで送受信されるメールが含まれる。対象メールサービスは、コミュニケーションサービスの一種である。対象メールサービスのメンバは、自身が所有するコンピュータのブラウザ或いは専用のアプリケーションにより、対象メールサーバ5が提供する対象メールサービスを利用することができる。対象メールサーバ5は、メンバのアカウントごとに受信メールを保存する機能を有する。以下、第1サービス、第2サービスおよび対象メールサービスを区別しない場合、「コニュニケーションサービス」という。
情報処理サーバ2は、端末6をクライアントの1つとし、本件サービスを提供するサーバ装置である。本件サービスは、第1サービス、第2サービスおよび対象メールサービスから独立したサービスである。本件サービスの内容は、後に明らかとなる。なお図1では、情報処理サーバ2、第1サーバ3、第2サーバ4および対象メールサーバ5のそれぞれを1つのブロックで表しているが、これは各サーバが単一のサーバ装置であることを意味するものではない。各サーバは、複数のサーバ装置により構成されてもよい。特に各サーバは、Webサーバを含む複数のサーバ装置により構成されてもよい。
図2は、情報処理サーバ2および端末6の機能構成例を示すブロック図である。図2で示すように情報処理サーバ2は機能構成として、情報処理部10および通信部11を備えている。また端末6は機能構成として、端末制御部12および端末通信部13を備えている。上記機能ブロック10~13は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記機能ブロック10~13は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROM等を備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。また情報処理サーバ2は記憶手段として、記憶部14を備えている。
情報処理サーバ2の通信部11は、ネットワークNに接続された外部装置と所定のプロトコルに従って通信する。端末6の端末通信部13は、ネットワークNに接続された外部装置と所定のプロトコルに従って通信する。情報処理サーバ2および端末6によるネットワークNを介した通信は、各装置の各通信部により適切に行われるものとして詳細な説明を省略する。
図3は、情報処理サーバ2のハードウェア構成の一例である。図3の例において情報処理サーバ2は、処理装置16、一次記憶装置17、補助記憶装置18(記憶媒体)、通信装置19および入出力装置20を備えている。処理装置16、一次記憶装置17、補助記憶装置18、通信装置19および入出力装置20は、バス21を介して接続されている。処理装置16は、制御装置、演算装置、レジスタおよびキャッシュメモリを含んで構成されたCPUを備えている。情報処理部10の少なくとも一部の機能は、処理装置16により実現される。一次記憶装置17は、DRAM等の揮発性メモリを備えている。一次記憶装置17は、処理装置16が直接読み書きするデータを一時的に記憶する。補助記憶装置18は、ハードディスクドライブ(他の磁気記憶装置であってもよい)、ROM、フラッシュメモリ、その他の不揮発性メモリを備えている。補助記憶装置18は、各種データを不揮発的に記憶する。記憶部14の少なくとも一部の機能は、補助記憶装置18により実現される。通信装置19は、通信制御装置およびネットワークインタフェイスを含んで構成され、ネットワークNを介した外部装置との通信を実現する。通信部11の少なくとも一部の機能は、通信装置19により実現される。入出力装置20は、入出力制御装置、入力装置および出力装置を含んで構成される。図3で示すように補助記憶装置18には、プログラム22が記憶されている。処理装置16は、補助記憶装置18に記憶されたプログラム22を一次記憶装置17に読み出して実行することにより、各種処理を実行する。
次に情報処理サーバ2の機能について説明する。以下、情報処理サーバ2による本件サービスの提供を受けるユーザとして、以下の注目ユーザを想定する。注目ユーザは、本件サービスにアカウントを登録しており、本件サービスにログインするためのログイン情報(例えばログインIDとログインパスワードとの組合せ)を保有している。なおソーシャルログインまたはアカウント連携機能によって、本件サービス固有のアカウントではなく、他のサービスに係るログイン情報(例えば、SNSアカウントのログイン情報)を使用して本件サービスにログインできる構成であってもよい。更に注目ユーザは、第1サービス、第2サービスおよび対象メールサービスのそれぞれについてアカウントを登録しており、各コミュニケーションサービスにログインするためのログイン情報を保有している。
また以下では、注目ユーザの端末6を「注目端末6-1」とする。注目端末6-1には、第1サービス、第2サービスおよび第3コミュニケーションサービスを利用するためのアプリケーションがインストールされているものとする。
また情報処理サーバ2は、「OAuth」その他の標準に準拠して、第1サーバ3が保持する注目ユーザのリソースにWebAPI経由でアクセスし、注目ユーザに関する情報を取得する権限(APIアクセス権)を正当に有している。すなわち情報処理サーバ2が第1サーバ3に対してWebAPI経由で情報の送受信をすることについて適切な方法で注目ユーザの同意が得られている。更に情報処理サーバ2には、第1サーバ3にアクセスリクエストを送るときに必要な情報(例えば利用許可証および登録証明書に相当する情報)が、第1サーバ3から付与されている。このため情報処理サーバ2の情報処理部10は、必要に応じてWebAPIを利用して第1サーバ3と通信し、注目ユーザに関する情報を送受信することができる。同様に情報処理サーバ2は、第2サーバ4および対象メールサーバ5について、注目ユーザのリソースにアクセスするための権限を正当に有している。従って情報処理部10は、WebAPIを利用して第2サーバ4および対象メールサーバ5と通信し、注目ユーザに関する情報を取得することができる。ただし本実施形態で例示する方法以外の方法で、情報処理サーバ2が、第1サーバ3、第2サーバ4および対象メールサーバ5と情報の送受信を行う構成でもよい。例えば権限の認可に利用する標準として、OAuth以外の標準を使用する構成でもよい。
<受信メッセージ取得処理>
まず情報処理サーバ2が実行する受信メッセージ取得処理について説明する。以下ではまず、情報処理サーバ2が第1サーバ3に対して実行する受信メッセージ取得処理について説明する。
第1サーバ3に対する受信メッセージ取得処理において、情報処理サーバ2の情報処理部10は、第1サービスで注目ユーザが新たにメッセージを受信したか否かを監視する。情報処理部10は、WebAPIを利用して注目ユーザについて新着のメッセージがあるか否かを第1サーバ3に定期的に問い合わせることによって、上記監視を行う。チャネルを識別する情報、注目ユーザを識別する情報、その他の問合せに必要な情報は、情報処理サーバ2に事前に登録されている。なおメッセージを受信したか否かを監視する処理の具体的な方法は、本実施形態で例示した方法に限られない。例えば、ユーザがメッセージを受信したときに、必要な情報と共にそのことを通知するサービスを第1サーバ3が提供している場合には、情報処理部10がこのサービスを利用して、メッセージを受信したか否かを監視する構成でもよい。
注目ユーザが新たにメッセージを受信したことを検出すると、情報処理部10は、WebAPIを利用して、新たに受信したメッセージに係る受信メッセージ取得情報(メッセージに関する情報)を第1サーバ3から取得する。受信メッセージ取得情報は、メッセージの送信者の名称(例えば名前または表示名)を示す送信者名称情報、メッセージの受信日時(日付+時刻)を示すメッセージ受信日時情報、メッセージの内容を示すメッセージ内容情報、メッセージが送信されたチャネルを識別するチャネル識別情報、メッセージが送信されたチャネルの名称を示すチャネル名情報、メッセージの種類を示すメッセージ種類情報、および、コミュニケーションサービス側メッセージID(以下「CSメッセージID」という)を含む。なおチャネル識別情報およびチャネル名情報は、チャネルを利用しないメッセージの場合は、ヌル値である。メッセージ種類情報は、メッセージの種類(本実施形態では、少なくとも通常メッセージおよびメンション付メッセを含む)を示す情報を含む。更にメッセージ種類情報は、メッセージの種類がメンション付メッセージである場合には、注目ユーザが指定されているか否かを示す情報を含む。
CSメッセージIDは、メッセージを識別する情報である。ある送信者がメッセージを送信したときに、送信者にとっての送信メッセージのCSメッセージIDの値と、受信者のそれぞれにとっての受信メッセージのCSメッセージIDの値とは一致する。例えばチャネル内でメンバM1が通常メッセージを送信し、メンバM2、M3、M4がメッセージを受信したとする。この場合、メンバM1にとっての送信メッセージのCSメッセージIDの値と、メンバM2、M3、M4にとっての受信メッセージのCSメッセージIDの値とは一致する。CSメッセージIDは例えば、チャネルを識別するチャネルIDと、メッセージが送信された日時を示すタイムスタンプとの組み合わせにより構成される。なお受信メッセージ取得情報に含まれる情報の内容はあくまで一例である。受信メッセージ取得情報には、情報処理部10が各種処理を実行するにあたって必要な情報が含まれていればよい。
図2で示すように記憶部14には、ユーザごとに(アカウントごとに)、ユーザを識別するユーザIDと関連付けて受信メッセージ管理データベース24が記憶されている。受信メッセージ取得情報を取得した後、情報処理部10は、注目ユーザに対応する受信メッセージ管理データベース24に1件のレコードを記憶させる。以下、受信メッセージ管理データベース24の1件のレコードを「受信メッセージ管理レコード」という。図4の(A)は、受信メッセージ管理レコードの内容を示す図である。図4の(A)で示すように受信メッセージ管理レコードは、レコードを識別する受信メッセージIDと、上述した受信メッセージ取得情報と、付加情報とを含んでいる。
図4の(A)で示すように付加情報は、サービス種類情報と、メンション有無フラグと、チェック有無フラグと、保存有無フラグと、実行待ちフラグと、連絡待ちフラグと、チェック日時情報と、締切日情報とを含む。サービス種類情報は、コミュニケーションサービスの種類を示す情報である。情報処理部10は、サービス種類情報の値を、受信したメッセージのコニュニケーションサービスの種類(本例では、第1サービス)に応じた値とする。メンション有無フラグは、対応するメッセージが、ユーザ(本例では対象ユーザ)の指定を含むメンション付メッセージであるか否かを示すフラグである。情報処理部10は、メッセージ種類情報に基づいて、注目ユーザの指定を含む場合にはメンション有無フラグをオン値とし、含まない場合にはメンション有無フラグをオフ値とする。チェック有無フラグ、保存有無フラグ、実行待ちフラグおよび連絡待ちフラグの意義は後に明らかとなる。これらフラグの初期値はオフ値である。チェック日時情報および締切日情報の意義は後に明らかとなる。これら情報の初期値はヌル値である。受信メッセージ管理レコードに含まれる情報は、特許請求の範囲の「受信メッセージ情報」に相当する。
以上が、第1サーバ3に対して情報処理部10が実行する受信メッセージ取得処理である。第1サーバ3に対して受信メッセージ取得処理が行われる結果、第1サービスにおいて注目ユーザがメッセージを受信すると、メッセージに対応する受信メッセージ管理レコードが注目ユーザに対応する受信メッセージ管理データベース24に記憶される。情報処理部10は、第2サーバ4に対しても受信メッセージ取得処理を実行する。従って、第2サービスにおいて注目ユーザがメッセージを受信すると、メッセージに対応する受信メッセージ管理レコードが注目ユーザに対応する受信メッセージ管理データベース24に記憶される。
情報処理部10は、対象メールサーバ5に対しても受信メッセージ取得処理を実行する。従って、対象メールサービスにおいて注目ユーザがメール(メッセージ)を受信すると、メールに対応する受信メッセージ管理レコードが注目ユーザに対応する受信メッセージ管理データベース24に記憶される。以下、第1サーバ3に対する受信メッセージ取得処理と、対象メールサーバ5に対する受信メッセージ取得処理との相違点について説明する。受信メッセージ取得処理において情報処理部10が対象メールサーバ5から取得する受信メッセージ取得情報には、チャネル識別情報、チャネル名情報およびメッセージ種類情報は含まれない。従って情報処理部10は、受信メッセージ管理レコードのチャネル識別情、チャネル名情報、および、メッセージ種類情報をヌル値とする。また受信メッセージ取得情報に含まれるメッセージ内容情報には、メールの件名および本文の内容が含まれる。また受信メッセージ取得情報に含まれるCSメッセージIDは、メッセージID(Message-ID)である。また情報処理部10は、メンション有無フラグを一律にオフ値とする。
以上の通り情報処理部10は、複数のコミュニケーションサービスのうち、任意のコミュニケーションサービスでユーザがメッセージを受信したことを検出する機能と、コミュニケーションサービスでユーザが受信したメッセージについて、メッセージに関する情報を取得し、取得した情報の少なくとも一部を含む受信メッセージ情報を生成し記憶させる機能とを有する。この結果、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、何れかのコミュニケーションサービスにおいて注目ユーザがメッセージを受信すると、メッセージに対応する受信メッセージ管理レコードが注目ユーザに対応する受信メッセージ管理データベース24に記憶される。以上、受信メッセージ取得処理を説明した。しかし、説明した受信メッセージ取得処理の具体的な内容は一例であり、本実施形態で例示した内容に限定されるものではない。すなわち受信メッセージ取得処理は、コニュニケーションサービスでユーザが受信したメッセージについて、漏れなく受信メッセージ取得情報が取得され、受信メッセージ管理レコードが記憶される処理であればよい。また受信メッセージ取得処理について、必要な例外処理が適切に実装されている。例えば、何らかの理由で情報処理サーバ2から第1サーバ3にアクセスできない時間が発生したときに、アクセスできるようになった後に「アクセスできなかった期間に受信したメッセージ」について受信メッセージ取得情報を取得する機能が実装されている。以上のことは、後述する送信メッセージ取得処理についても同様である。特に本実施形態では、情報処理部10がコミュニケーションサービスと連携する機能は、基本的には、WebAPIを利用して実現されていた。例えば、情報処理部10がコミュニケーションサービスでユーザがメッセージを受信したことを検出する機能、および、情報処理部10がコミュニケーションサービスで受信したメッセージに関する情報を受信する機能は、基本的には、WebAPIを利用して実現されていた。この点に関し、情報処理部10がWebAPIを利用する方法以外の方法で、コミュニケーションサービスと連携する構成でもよい。例えば、情報処理部10が、以下のブリッジシステムを介してコミュニケーションサービスと連携する構成でもよい。すなわちブリッジシステムは、コミュニケーションサービスにアクセスし、コミュニケーションサービスとの間でデータを送受信する機能が実装されたシステムである。ブリッジシステムは、マトリックス、その他の公開された規格に準拠したシステムであってもよい。この場合において、ブリッジシステムは例えば、処理を自動で実行するボットにより、コミュニケーションサービスとの連携に関する各種処理を自動で実行する。各種処理には、サービスへのログイン、メッセージの受信の検出、およびメッセージに関する情報の取得が含まれる。ただしブリッジシステムを利用する場合において、ボットを利用する方法以外の方法で、コミュニケーションサービスとの連携が実現されてもよい。このほか、情報処理部10が、Webスクレイピングを応用した方法で、コミュニケーションサービスと連携する構成でもよい。
<送信メッセージ取得処理>
次に、情報処理サーバ2が実行する送信メッセージ取得処理について説明する。以下では、まず情報処理部10が第1サーバ3に対して実行する送信メッセージ取得処理について説明する。
第1サーバ3に対する送信メッセージ取得処理において、情報処理サーバ2の情報処理部10は、WebAPIを利用して、第1サービスで注目ユーザが新たにメッセージを送信したか否かを監視する。ただし監視する方法は、WebAPIを利用する方法に限られない。注目ユーザが新たにメッセージを送信したことを検出すると、情報処理部10は、WebAPIを利用して、新たに送信したメッセージに係る送信メッセージ取得情報を第1サーバ3から取得する。送信メッセージ取得情報は、メッセージの送信日時を示すメッセージ送信日時情報、メッセージ内容情報、チャネル識別情報、チャネル名情報、メッセージ種類情報、メッセージの宛先に関する宛先情報、および、CSメッセージIDを含む。宛先情報は、メッセージが、宛先を伴うものである場合に、その宛先を示す情報である。なお、送信メッセージ取得情報に含まれる情報の内容はあくまで一例である。送信メッセージ取得情報には、情報処理部10が各種処理を実行するにあたって必要な情報が含まれていればよい。
図2で示すように記憶部14には、ユーザごとに(アカウントごとに)、ユーザIDと関連付けて送信メッセージ管理データベース25が記憶されている。送信メッセージ取得情報を取得した後、情報処理部10は、注目ユーザに対応する送信メッセージ管理データベース25に1件のレコードを記憶させる。図4の(B)は、送信メッセージ管理データベース25の1件のレコード(以下「送信メッセージ管理レコード」という)を示している。図4の(B)で示すように送信メッセージ管理レコードは、レコードを識別する送信メッセージIDと、上述した送信メッセージ取得情報と、サービス種類情報とを含んでいる。
以上が、第1サーバ3に対して情報処理部10が実行する送信メッセージ取得処理である。第1サーバ3に対して送信メッセージ取得処理が行われる結果、第1サービスにおいて注目ユーザがメッセージを送信すると、メッセージに対応する送信メッセージ管理レコードが注目ユーザに対応する送信メッセージ管理データベース25に記憶される。情報処理部10は、第2サーバ4に対しても送信メッセージ取得処理を実行する。従って、第2サービスにおいて注目ユーザがメッセージを送信すると、メッセージに対応する送信メッセージ管理レコードが注目ユーザに対応する送信メッセージ管理データベース25に記憶される。
情報処理部10は、対象メールサーバ5に対しても送信メッセージ取得処理を実行する。従って、対象メールサービスにおいて注目ユーザがメール(メッセージ)を送信すると、メールに対応する送信メッセージ管理レコードが注目ユーザに対応する送信メッセージ管理データベース25に記憶される。以下、第1サーバ3に対する送信メッセージ取得処理と、対象メールサーバ5に対する送信メッセージ取得処理との相違点について説明する。送信メッセージ取得処理において情報処理部10が対象メールサーバ5から取得する送信メッセージ取得情報には、チャネル識別情報、チャネル名情報およびメッセージ種類情報は含まれない。従って情報処理部10は、送信メッセージ管理レコードのチャネル識別情報、チャネル名情報、および、メッセージ種類情報をヌル値とする。以上の通り、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、何れかのコミュニケーションサービスにおいて注目ユーザがメッセージを送信すると、メッセージに対応する送信メッセージ管理レコードが注目ユーザに対応する送信メッセージ管理データベース25に記憶される。
<ログイン時およびログイン後の処理>
次に注目ユーザが本件サービスにログインするときに情報処理サーバ2が実行する処理、および、ログインした後の注目ユーザの操作に応じて情報処理サーバ2が実行する処理を説明する。
本件サービスへのログインに際して注目ユーザは、注目端末6-1のブラウザを立ち上げ、情報処理サーバ2の所定のURLへのアクセスを指示する。注目端末6-1の端末制御部12はブラウザの機能により、当該所定のURLにアクセス(HTTPリクエスト)する。情報処理サーバ2の情報処理部10は、当該所定のURLへのアクセスに応じて、ログイン情報を用いた認証を適切に行った上で、情報提供画面26(後述)の表示用ファイル(HTMLファイルおよび付随するデータ群)を応答(HTTPレスポンス)する。注目端末6-1の端末制御部12は、表示用ファイルを受信し、ブラウザの機能により表示用ファイルに基づいて情報提供画面26を表示装置7に表示する。
以下では、表示用ファイルに基づいて端末6の表示装置7に表示された画面に対するユーザの操作の検出、当該画面へ入力された情報の取得、各種画面の動的な変更、その他の画面に関する各種処理は、CGI、JavaScript(登録商標)、Ajax、DHTML、その他の既存の技術を用いて情報処理部10により適切に実行されるものとし、詳しい説明は行わない。また情報処理部10が表示用ファイルを端末6に送信し、表示用ファイルに基づく画面を端末6の表示装置7に表示させることを「情報処理部10が○○画面を端末6の表示装置7に表示する」、或いは単に「情報処理部10が○○画面を表示する」のように表現することがある。
図5は、情報提供画面26の初期画面であるホーム画面HMの一例を示す図である。図5で示すようにホーム画面HMは、画面の上部に形成されたヘッダメニュ領域27と、ヘッダメニュ領域27の下方であって画面の左部に形成されたサイドメニュ領域28と、ヘッダメニュ領域27の下方であって画面の中央に形成された受信メッセージ表示領域29(第1領域)と、ヘッダメニュ領域27の下方であって画面の右部に形成されたアクションリスト領域30(第2領域)とを含んでいる。
[受信メッセージ表示領域29に関する情報処理サーバ2の処理]
以下、受信メッセージ表示領域29に関する情報処理サーバ2の処理について説明する。注目ユーザが本件サービスにログインした後、最初に受信メッセージ表示領域29を表示する際、情報処理部10は、以下の処理を実行する。すなわち情報処理部10は、注目ユーザに対応する受信メッセージ管理データベース24を参照する。次いで情報処理部10は、注目ユーザの受信メッセージ管理データベース24の受信メッセージ管理レコードのうち、チェック有無フラグの値がオフ値であるレコードを特定する。次いで情報処理部10は、特定した受信メッセージ管理レコードのそれぞれについて、受信メッセージオブジェクト31を受信メッセージ表示領域29に表示する。図5で示すように受信メッセージオブジェクト31は、矩形のブロック(オブジェクト)である。受信メッセージ表示領域29において、受信メッセージオブジェクト31は、上下方向に並んで配置される。
情報処理部10は、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、メッセージ受信日時情報が示す受信日時が時間的に後であるほど、受信メッセージ表示領域29において上方に位置するように受信メッセージオブジェクト31を並べて表示する。図5の例では、受信メッセージ表示領域29に表示された受信メッセージオブジェクト31のうち、一番上の受信メッセージオブジェクト31が、最も受信日時が時間的に後である(現時点から近い)。後に明らかとなる通り、チェック有無フラグは、受信メッセージオブジェクト31のチェックボタン42が選択されるとオン値となる。これを踏まえ情報処理部10は、受信メッセージ表示領域29に、チェックボタン42が選択されていない受信メッセージオブジェクト31を受信日時の順で一覧表示する。
以上の方法で受信メッセージ表示領域29を表示した後、情報処理部10は、以下の処理を実行する。すなわち情報処理部10は、上述した受信メッセージ取得処理を継続して実行する。そして情報処理部10は、受信メッセージ取得処理により注目ユーザの受信メッセージ管理データベース24に新たに受信メッセージ管理レコードを記憶させた場合、以下の処理を実行する。すなわち情報処理部10は、記憶させた新たな受信メッセージ管理レコードに基づいて、その受信メッセージ管理レコードに対応する受信メッセージオブジェクト31を受信メッセージ表示領域29に表示する。新しい受信メッセージオブジェクト31は、その受信日時が最も時間的に後であるため、情報処理部10は、新しい受信メッセージオブジェクト31を、受信メッセージ表示領域29内で一番上に表示する。つまり情報処理部10は、受信したメッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31を受信メッセージ表示領域29(第1領域)に表示する際に、コミュニケーションサービスでメッセージを受信した順番に受信メッセージオブジェクト31が並ぶように、受信メッセージ表示領域29に追加的に受信メッセージオブジェクト31を表示する。
なお注目ユーザの受信メッセージ管理データベース24に新たに受信メッセージ管理レコードが記憶されたということは、何れかのコミュニケーションサービスで注目ユーザが新たにメールを受信したということである。これを踏まえ情報処理部10は、受信メッセージ表示領域29(第1領域)を表示中に、何れかのコミュニケーションサービスでユーザがメッセージを受信したことを検出した場合、受信したメッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31を受信メッセージ表示領域に表示する。
以上の通り本実施形態では、情報処理部10は、ユーザが利用可能な異なる種類の複数のコミュニケーションサービスに関する情報が表示される情報提供画面26を提供する機能と、複数のコミュニケーションサービスのうち、任意のコミュニケーションサービスでユーザがメッセージを受信したことを検出する機能と、コミュニケーションサービスでユーザが受信したメッセージについて、メッセージに関する情報を取得し、取得した情報の少なくとも一部を含む受信メッセージ情報を生成し記憶させる機能と、受信メッセージ情報の少なくとも一部の情報を含むオブジェクトである受信メッセージオブジェクト31を情報提供画面26の受信メッセージ表示領域29(第1領域)に表示する機能とを有する。
この構成によれば、種類の異なる複数のコミュニケーションサービスで受信したメッセージについて、各メッセージに対応するオブジェクト(受信メッセージオブジェクト31)が受信メッセージ表示領域29に統括的に表示されることになる。このためユーザは、受信メッセージ表示領域29を参照することによって、コミュニケーションサービスのそれぞれを確認することなく、各コミュニケーションサービスで受信したメッセージを把握することができる。従って、複数のコミュニケーションサービスで受信したメッセージを把握する際のユーザの負担を軽減することができる。
[アクションリスト領域30に関する情報処理サーバ2の処理]
次にアクションリスト領域30に関する情報処理サーバ2の処理について説明する。注目ユーザが本件サービスにログインした後、最初にアクションリスト領域30を表示する際、情報処理部10は、注目ユーザの受信メッセージ管理データベース24を参照する。次いで情報処理部10は、注目ユーザの受信メッセージ管理データベース24の受信メッセージ管理レコードのうち、実行待ちフラグがオン値のレコード、および、連絡待ちフラグがオン値のレコードを特定する。次いで情報処理部10は、特定した受信メッセージ管理レコードのそれぞれについて、アクションオブジェクト32をアクションリスト領域30に表示する。図5で示すようにアクションオブジェクト32は、矩形のブロック(オブジェクト)である。アクションリスト領域30において、アクションオブジェクト32は、上下方向に並んで配置される。
情報処理部10は、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、締切日情報が示す締切日(詳細は後述)が時間的に前であるほど、アクションリスト領域30において上方に位置するようにアクションオブジェクト32を並べて表示する。図5の例では、アクションリスト領域30に表示されたアクションオブジェクト32のうち、一番上のアクションオブジェクト32が、締切日が最も時間的に前(現時点から最も遠い)である。アクションオブジェクト32の内容については後述する。
[受信メッセージオブジェクト31の内容、および、受信メッセージオブジェクト31に関連して情報処理サーバ2が実行する処理]
次に受信メッセージオブジェクト31の内容、および、受信メッセージオブジェクト31に関連して情報処理サーバ2が実行する処理について説明する。図6は、1つの受信メッセージオブジェクト31を示す図である。図6で示すように受信メッセージオブジェクト31は、オブジェクトの上部に形成されたオブジェクトヘッダ領域34と、オブジェクトヘッダ領域34の下方に形成されたオブジェクトボディ領域35と、オブジェクトボディ領域35の下方に形成されたオブジェクトフッタ領域36とを含む。
オブジェクトヘッダ領域34には、対応するメッセージの送信者の名称を示す送信者名称表示情報37と、対応するメッセージの受信日時を示すメッセージ受信日時表示情報38と、対応するメッセージが受信されたチャネルのチャネル名を示すチャネル名表示情報39と、コミュニケーションサービスの種類を示すサービス種類表示情報40とが表示される。情報処理部10は、ある受信メッセージオブジェクト31のオブジェクトヘッダ領域34に含まれる情報を、その受信メッセージオブジェクト31に対応する受信メッセージ管理レコードの送信者名称情報、メッセージ内容情報、チャネル名情報およびサービス種類情報に基づいて表示する。ただし受信メッセージ管理レコードのチャネル名情報はヌル値の場合がある。この場合、情報処理部10は、チャネル名表示情報39を表示しない。
オブジェクトボディ領域35には、メッセージの内容を示すメッセージ内容表示情報41が表示される。なお対象メールサービスで受信したメールに対応する受信メッセージオブジェクト31については、メッセージ内容表示情報41としてメールの件名と、メールの本文とが表示される。なお受信メッセージオブジェクト31の初期の大きさは一定である。メッセージ内容表示情報41の量が多く、当該情報の全部が初期のオブジェクトボディ領域35に入りきらないときは、入る分だけ文章が表示されると共に、入っていない文章を表示するための専用のボタンが表示される。情報処理部10は、当該専用のボタンが選択されると、オブジェクトボディ領域35を拡張し、メッセージ内容表示情報41の全部を拡張後のオブジェクトボディ領域35に表示する。情報処理部10は、対応する受信メッセージ管理レコードのメッセージ内容情報に基づいて、メッセージ内容表示情報41を表示する。
オブジェクトフッタ領域36には、チェックボタン42と、返信ボタン43と、保存ボタン44と、実行待ちボタン45(アクションボタン、第1アクションボタン)と、連絡待ちボタン46(アクションボタン、第2アクションボタン)とが選択可能な状態で表示される。オブジェクトフッタ領域36の各ボタンが選択された場合の、情報処理サーバ2の処理については後述する。
以上の通り本実施形態では、情報処理部10は、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、何れかのコミュニケーションサービスにおいてユーザがメッセージを受信した場合、受信したメッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31を受信メッセージ表示領域29に表示する。そして受信メッセージオブジェクト31には、メッセージの送信者の名称、受信日時、チャネル名(第1、第2サービスの場合)、コミュニケーションサービスの種類およびメッセージの内容が表示される。このため、ユーザは、受信メッセージオブジェクト31を参照することによって、受信したメッセージの内容を含むメッセージに関連する情報を的確に把握することができる。
以下、受信メッセージオブジェクト31の1つに着目し(着目したオブジェクトを注目受信メッセージオブジェクト31-1とする)、注目受信メッセージオブジェクト31-1のオブジェクトフッタ領域36に表示された各ボタンが注目ユーザにより選択された場合の情報処理サーバ2の処理について説明する。
[チェックボタン42が選択された場合]
まずチェックボタン42が選択された場合の情報処理サーバ2の処理について説明する。注目ユーザは基本的には、注目受信メッセージオブジェクト31-1の内容を確認した後、対処する必要がなくなったときに、チェックボタン42を選択する。対処する必要がなくなったときには、元々対処の必要がないときや、必要な対処を全て行ったときが含まれる。
注目受信メッセージオブジェクト31-1のチェックボタン42が選択されると情報処理部10は、注目受信メッセージオブジェクト31-1に対応する受信メッセージ管理レコードのチェック有無フラグをオン値へと変更する。更に情報処理部10は、注目受信メッセージオブジェクト31-1に対応する受信メッセージ管理レコードのチェック日時情報の値を、現時点の日時を示す値へと変更する。更に情報処理部10は、受信メッセージ表示領域29から注目受信メッセージオブジェクト31-1を削除する。なお注目受信メッセージオブジェクト31-1に対応する受信メッセージ管理レコードが受信メッセージ管理データベース24から削除されるわけではない。更に情報処理部10は、注目受信メッセージオブジェクト31-1に対応するメッセージを受信したコミュニケーションサービスに対して、メッセージに対する所定のリアクション(所定の通知)を行う。
本実施形態では、対応するコミュニケーションサービスが第1サービスまたは第2サービスの場合、情報処理部10は、特定の絵文字を利用した絵文字によるリアクションを実行する。特定の絵文字は、本件サービスを利用してメッセージを確認したことが相手方に伝わる絵文字である。例えば第1サービスで受信したメッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31のチェックボタン42が選択された場合、情報処理部10は、以下の処理を実行する。すなわち情報処理部10は、WebAPIを利用し、第1サービスにおいて、受信したメッセージに対して同意を示す絵文字によるリアクションを行う。
なおチェックボタン42が選択されたことに応じて情報処理部10が実行する所定の通知は、絵文字のリアクションに限られない。一例として情報処理部10は、チャネル或いは送信者に対して、受信したメッセージの内容を確認した旨のメッセージを返信してもよい。また第1サービスおよび第2サービスがスレッドによる返信に対応している場合には、情報処理部10は、スレッドにより所定の情報を返信するようにしてもよい。また送信者に対するリアクションを行うか否かについて、および、どのような方法でリアクションを行うかについてユーザが設定できるようにしてもよい。なお情報処理部10は、WebAPIを利用してメッセージに対する絵文字によるリアクションを実行する。
また本実施形態では、注目受信メッセージオブジェクト31-1に対応するコミュニケーションサービスが対象メールサービスの場合、情報処理部10は、受信したメール(メッセージ)に対して、受信したメールの内容を確認した旨の内容のメールを返信する(所定の通知を行う)。ただしチェックボタン42が選択されたことに応じて情報処理部10が実行する所定の通知は、メールの返信に限られない。また送信者に対して所定の通知を行うか否かについてユーザが設定できるようにしてもよい。また所定の通知を行う場合に、どのような内容のメールを返信するかについてユーザが設定できるようにしてもよい。なお情報処理部10は、WebAPIを利用して送信者に対するメールの返信を実行する。ただし例えば、情報処理部10が、注目端末6-1のメーラを利用して、メールを作成し、返信する構成でもよい。
以上の通り受信メッセージオブジェクト31は、チェックボタン42を含む。そして情報処理部10は、受信メッセージ表示領域29に表示された一の受信メッセージオブジェクト31のチェックボタンが選択された場合、受信メッセージ表示領域29から当該一の受信メッセージオブジェクト31を削除する。更に情報処理部10は、当該一の受信メッセージオブジェクト31のチェックボタン42が選択された場合、当該一の受信メッセージオブジェクト31を第1領域から削除すると共に、当該一の受信メッセージオブジェクト31に対応するメッセージを受信したコミュニケーションサービスに対して所定の通知を行う。この構成のため、以下の効果を奏する。すなわちユーザは、受信メッセージオブジェクト31のチェックボタン42を選択することによって、メッセージの内容を確認したことを送信者に通知することができる。上述の通り本実施形態では、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、受信したメッセージについて、対応する受信メッセージオブジェクト31が統括的に受信メッセージ表示領域29に表示される構成である。従ってユーザは、メッセージの内容を確認したことを送信者に通知するにあたって、個々のコミュニケーションサービスを利用して通知する必要がなく、ユーザの負担が小さい。
また本実施形態では、ユーザは、受信メッセージ表示領域29を参照することによって、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、受信したメッセージの内容を網羅的かつ迅速かつ的確に確認できる。そしてユーザは、受信メッセージオブジェクト31のチェックボタン42を選択することによって、受信メッセージ表示領域29から受信メッセージオブジェクト31を削除することができる。従ってユーザは、チェックボタン42を利用して対処の必要のない受信メッセージオブジェクト31を順次、削除することによって、対処の必要がある受信メッセージオブジェクト31のみが受信メッセージ表示領域29に残った状態とすることができる。このためユーザは、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、対処の必要があるメッセージについて、漏れなく網羅的に簡易に把握することができる。またユーザは、受信メッセージ表示領域29を空にすることを目標として、受信メッセージオブジェクト31のそれぞれに計画的に対処することができる。
[返信ボタン43が選択された場合]
次に返信ボタン43が選択された場合の情報処理サーバ2の処理について説明する。注目ユーザは基本的には、注目受信メッセージオブジェクト31-1に対応するコミュニケーションサービスを利用して応答することが必要と考えたときに返信ボタン43を選択する。
注目受信メッセージオブジェクト31-1の返信ボタン43が選択されると情報処理部10は、対応するコミュニケーションサービスのアプリケーションを起動し(ただし起動していない場合)、アプリケーションをアクティブな状態とする。情報処理部10は例えば、注目端末6-1のOSが提供するAPIを利用して上記処理を実行する。アプリケーションがアクティブな状態となると、注目ユーザは、注目受信メッセージオブジェクト31-1に対応するメッセージに対して、対応するコニュニケーションサービスを利用した所望の対処を実行することが可能となる。所望の対象は例えば、絵文字によるリアクションの実行またはメールの返信である。なお本実施形態では、端末6にインストールされた専用のアプリケーションを利用して、各コミュニケーションサービスを利用することを前提としている。一方、ブラウザを利用してコミュニケーションサービスが利用される場合には、情報処理部10が以下の処理を実行する構成でもよい。すなわち情報処理部10は、ブラウザが起動していない場合にはブラウザを起動し、対応するコミュニケーションサービスの所定のURLにアクセスさせ、コミュニケーションサービスを利用可能とする。
以上の通り、受信メッセージオブジェクト31は、返信ボタン43を含む。そして情報処理部10は、受信メッセージ表示領域29(第1領域)に表示された一の受信メッセージオブジェクト31の返信ボタン43が選択された場合、当該一の受信メッセージオブジェクト31に対応するメッセージを受信したコミュニケーションサービスを利用可能な状態を構築する。この構成によれば、ユーザは、返信ボタンを選択するという簡易な作業を行うだけで、迅速にコミュニケーションサービスを利用してメッセージに対する対処を行うことができる。
[保存ボタン44が選択された場合]
次に保存ボタン44が選択された場合の情報処理サーバ2の処理について説明する。注目ユーザは基本的には、注目受信メッセージオブジェクト31-1を特別に保存しておき、後で参照できるようにしたいと考えたときに保存ボタン44を選択する。
注目受信メッセージオブジェクト31-1の保存ボタン44が選択されると、情報処理部10は、注目受信メッセージオブジェクト31-1に対応する受信メッセージ管理レコードの保存有無フラグの値をオン値へと変更する。更に情報処理部10は、保存ボタン44の見た目を変化させ、保存ボタン44が選択されたことを明示する。なお情報処理部10は、注目受信メッセージオブジェクト31-1の保存ボタン44が再び選択されると、受信メッセージ管理レコードの保存有無フラグの値をオフ値へと変更し、保存ボタン44の見た目を元に戻す。後述するように、サイドメニュ領域28の保存メッセージ関連ボタン57が選択されると、情報処理部10は、保存された注目受信メッセージオブジェクト31-1を一覧表示する。
[実行待ちボタン45または連絡待ちボタン46が選択された場合]
次に実行待ちボタン45または連絡待ちボタン46が選択された場合の情報処理サーバ2の処理について説明する。まず実行待ちボタン45が選択された場合の情報処理サーバ2の処理について説明する。ユーザは基本的には、受信メッセージオブジェクト31が、特定の日付(=締切日)までに対処すべきメッセージに対応するオブジェクトであるときに、実行待ちボタン45を選択する。
注目受信メッセージオブジェクト31-1の実行待ちボタン45が選択されると情報処理部10は、注目受信メッセージオブジェクト31-1に対応する受信メッセージ管理レコードの実行待ちフラグの値をオン値へと変更する。更に情報処理部10は、締切日情報の値を現時点が属する日付とする。つまり実行待ちボタン45が選択された時点での締切日情報の値は、実行待ちボタン45が選択された日付である。更に情報処理部10は、アクションリスト領域30に、注目受信メッセージオブジェクト31-1に対応するアクションオブジェクト32を表示する。以下、注目受信メッセージオブジェクト31-1に対応するアクションオブジェクト32を「注目アクションオブジェクト32-1」という。
図7の(A)は、実行待ちボタン45が選択されることによって表示されるアクションオブジェクト32の一例を示す図である。図7で示すようにアクションオブジェクト32は、矩形のブロック(オブジェクト)である。アクションオブジェクト32の上部には、アクションマーク48と、コニュニケーションサービスの種類を示すサービス種類表示情報49と、送信者の名称を示す送信者名称表示情報50と、返信ボタン51と、締切日表示情報52とが表示されている。アクションマーク48は、実行待ちボタン45が選択された場合には、実行待ちボタン45を示すマークである。返信ボタン51が選択された場合、情報処理部10は、上述した受信メッセージオブジェクト31の返信ボタン43が選択されたときと同じ処理を実行する。
締切日表示情報52は、締切日を示す情報である。情報処理部10は、アクションオブジェクト32に対応する受信メッセージ管理レコードの締切日情報に基づいて締切日表示情報52を表示する。締切日表示情報52は選択可能なボタンとしても機能する。すなわち本実施形態では、締切日表示情報52が、特許請求の範囲の締切日設定ボタンとしても機能する。締切日表示情報52がユーザにより選択されると情報処理部10は、締切日を設定するための画面をポップアップ表示する。例えば当該画面は、カレンダから任意の一日を選択できる画面である。また例えば当該画面は、締切日を入力する入力欄が形成された画面である。ユーザにより当該画面を利用して締切日が設定されると、情報処理部10は、アクションオブジェクト32に対応する受信メッセージ管理レコードの締切日情報の値を指定された締切日とする。
アクションオブジェクト32の下部には、メッセージ内容表示情報53が表示されている。情報処理部10は、アクションオブジェクト32に対応する受信メッセージ管理レコードのメッセージ内容情報に基づいてメッセージ内容表示情報53を表示する。アクションオブジェクト32のアクションマーク48が選択されると情報処理部10は、アクションマーク48に対応する受信メッセージ管理レコードの実行待ちフラグを再びオフ値にし、アクションリスト領域30からアクションオブジェクト32を削除する。
上述したように情報処理部10は、アクションリスト領域30内で、締切日が時間的に前であるほど、アクションリスト領域30内で上方に位置するようにアクションオブジェクト32を並べて表示する。情報処理部10は、新たにアクションオブジェクト32をアクションリスト領域30に表示する場合、新たなアクションオブジェクト32の締切日(実行待ちボタン45が選択された日付)と、既存のアクションオブジェクト32のそれぞれの締切日との関係を踏まえ、適切な位置に表示する。また情報処理部10は、一のアクションオブジェクト32の締切日が変更された場合、当該一のアクションオブジェクト32の変更後の締切日と、他のアクションオブジェクト32の締切日との関係を踏まえ、アクションオブジェクト32を並べ替える。
次に連絡待ちボタン46が選択された場合の情報処理サーバ2の処理について説明する。ユーザは基本的には、受信メッセージオブジェクト31が、特定の日付(=締切日)までに、連絡を受けるべきメッセージに対応するオブジェクトであるときに、連絡待ちボタン46を選択する。
連絡待ちボタン46が選択されたときの処理は、実行待ちボタン45が選択されたときの処理とほとんど同じであり、簡単に説明する。注目受信メッセージオブジェクト31-1の連絡待ちボタン46が選択されると情報処理部10は、対応する受信メッセージ管理レコードの連絡待ちフラグの値をオン値へと変更する。更に情報処理部10は、対応する受信メッセージ管理レコードの締切日情報の値を現時点が属する日付とする。更に情報処理部10は、アクションリスト領域30に、注目受信メッセージオブジェクト31-1に対応するアクションオブジェクト32を表示する。
図7の(B)は、連絡待ちボタン46が選択されることによって表示されるアクションオブジェクト32を示す図である。図7の(A)と図7の(B)との比較で明らかな通り、実行待ちボタン45に係るアクションオブジェクト32と、連絡待ちボタン46に係るアクションオブジェクト32との相違点は、アクションマーク48の態様だけである。連絡待ちボタン46に係るアクションマーク48は、連絡待ちボタン46を示すマークである。つまり情報処理部10は、実行待ちボタン45(第1アクションボタン)が選択された場合と、連絡待ちボタン(第2アクションボタン)が選択された場合とで、アクションオブジェクト32の態様を変える。ユーザは、アクションマーク48を参照することによって、アクションオブジェクト32が、実行待ちボタン45が選択されたことによって表示されたものであるか、連絡待ちボタン46が選択されたことによって表示されたものであるかを認識できる。
以上の通り受信メッセージオブジェクト31は、実行待ちボタン45および連絡待ちボタン46(アクションボタン)を含む。そして情報処理部10は、受信メッセージ表示領域29(第1領域)に表示された一の受信メッセージオブジェクト31の実行待ちボタン45または連絡待ちボタン46が選択された場合、一の受信メッセージオブジェクト31に対応するアクションオブジェクト32を受信メッセージ表示領域29とは異なるアクションリスト領域30(第2領域)に表示する。またアクションオブジェクト32には、締切日を示す締切日表示情報52と、締切日設定ボタンとが含まれる。なお本実施形態では、締切日表示情報52が締切日設定ボタンとして機能する。そして情報処理部10は、アクションリスト領域30に表示された一のアクションオブジェクト32の締切日表示情報52(締切日設定ボタン)が選択された場合、締切日を設定するための画面を提供し、当該一のアクションオブジェクトに含まれる締切日表示情報の値を、当該画面で設定された締切日とする。また情報処理部10は、アクションリスト領域30内で、締切日の順にアクションオブジェクト32を並べて表示する。
以上の構成の構成によればユーザは、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、特定の日付までに対処すべきメッセージ或いは連絡を受けるべきメッセージについて、アクションオブジェクト32をアクションリスト領域30に表示させることができる。そしてユーザは、アクションリスト領域30を参照することにより、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、締切日までに対処の必要があるメッセージ或いは連絡を受けるべきメッセージについて、自身で指定した締切日と共に、漏れなく網羅的に的確に把握することができる。
[サイドメニュ領域28の各ボタンが選択された場合の情報処理部10の処理]
図5で示すように、サイドメニュ領域28には、ホーム画面移行ボタン55と、メンション関連ボタン56と、保存メッセージ関連ボタン57と、アーカイブボタン58と、アクション関連ボタン59と、送信メッセージ関連ボタン60と、ボード関連ボタン61とが表示されている。以下、サイドメニュ領域28の各ボタンが選択されたときの情報処理部10の処理について説明する。
[ホーム画面移行ボタン55が選択された場合]
ホーム画面移行ボタン55が選択された場合、情報処理部10は、情報提供画面26をホーム画面HMへと移行する。ホーム画面HMは、図5で示すように、受信メッセージ表示領域29とアクションリスト領域30とが表示された画面である。
[メンション関連ボタン56が選択された場合]
注目ユーザによりメンション関連ボタン56が選択された場合、情報処理部10は、以下の処理を実行する。すなわち情報処理部10は、受信メッセージ表示領域29に、チェック有無フラグがオフ値であり、かつメンション有無フラグの値がオン値の受信メッセージ管理レコードのそれぞれについて、対応する受信メッセージオブジェクト31を表示する。つまり情報処理部10は、注目ユーザが受信したメッセージのうち、注目ユーザの指定を伴うメンション付メッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31を受信メッセージ表示領域29に表示する。この結果、受信メッセージ表示領域29には、注目ユーザの指定を伴うメンション付メッセージ以外のメッセージについては、受信メッセージオブジェクト31が表示されない。ユーザは、受信メッセージ表示領域29を参照することにより、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、自身の指定を伴うメンション付メッセージについて、漏れなく網羅的に的確に把握することができる。以上の通り情報処理部10は、ユーザが受信したメッセージのうち、ユーザを宛先として指定するメッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31を受信メッセージ表示領域29(第1領域)に表示する機能を有する。
[保存メッセージ関連ボタン57が選択された場合]
注目ユーザにより保存メッセージ関連ボタン57が選択された場合、情報処理部10は、以下の処理を実行する。すなわち情報処理部10は、受信メッセージ表示領域29を保存受信メッセージ表示領域へと変更する。情報処理部10は、保存受信メッセージ表示領域に、保存有無フラグの値がオン値の受信メッセージ管理レコードのそれぞれについて、対応する受信メッセージオブジェクト31を表示する。保存有無フラグの値がオン値の受信メッセージ管理レコードは、注目ユーザによって保存ボタン44が選択された受信メッセージオブジェクト31に対応するレコードである。従って、保存受信メッセージ表示領域には、注目ユーザによって保存することが指示された受信メッセージオブジェクト31が表示される。ユーザは、保存受信メッセージ表示領域を参照することにより、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、自身が保存することを指定したメッセージについて、漏れなく網羅的に的確に把握することができる。
[アーカイブボタン58が選択された場合]
注目ユーザによりアーカイブボタン58が選択された場合、情報処理部10は、以下の処理を実行する。すなわち情報処理部10は、受信メッセージ表示領域29をチェック済受信メッセージ表示領域へと変更する。情報処理部10は、チェック済受信メッセージ表示領域に、チェック有無フラグの値がオン値の受信メッセージ管理レコードのそれぞれについて、対応する受信メッセージオブジェクト31を表示する。チェック有無フラグの値がオン値の受信メッセージ管理レコードは、注目ユーザによってチェックボタン42が選択された受信メッセージオブジェクト31に対応するレコードである。従ってチェック済受信メッセージ表示領域には、注目ユーザによってチェックされた受信メッセージオブジェクト31が表示される。更に情報処理部10は、キーワード検索およびチェックした日時(チェック日時情報の値)による検索を含む検索のためのユーザインタフェイスを提供する。ユーザは、チェック済受信メッセージ表示領域を参照することにより、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、チェック済のメッセージ(つまり、受信メッセージ表示領域29に受信メッセージオブジェクト31が表示されないメッセージ)について、漏れなく網羅的に的確に把握することができる。
[アクション関連ボタン59が選択された場合]
注目ユーザによりアクション関連ボタン59が選択された場合、情報処理部10は、以下の処理を実行する。すなわち情報処理部10は、ホーム画面HMの受信メッセージ表示領域29とアクションリスト領域30とを合わせた領域に、これら領域に代えて締切日別アクション表示領域63(第3領域)を表示する。
図8は、締切日別アクション表示領域63が表示された情報提供画面26の一例を示す図である。図8で示すように、締切日別アクション表示領域63は、アクションオブジェクト32の締切日が存在する日付ごとに領域が区分けされ、各日付に対応する領域に、その日付を締切日とするアクションオブジェクト32が表示される。図8の例では、締切日別アクション表示領域63は、「2022/7/15」の領域64、「2022/7/30」の領域65と、「2022/8/10」の領域66とに区分けされている。そして「2022/7/15」の領域64に、締切日が「2022/7/15」であるアクションオブジェクト32が表示され、「2022/7/30」の領域65に、締切日が「2022/7/30」であるアクションオブジェクト32が表示され、「2022/8/10」の領域66に、締切日が「2022/8/10」であるアクションオブジェクト32が表示されている。なお領域遷移ボタン67を選択することによって、締切日別アクション表示領域63に入りきらない締切日の領域を表示させることができる。
以上の通りアクション関連ボタン59が選択されると、情報処理部10は、締切日ごとに、アクションオブジェクトが区分して表示された締切日別アクション表示領域63(第3領域)を情報提供画面26に表示する。この構成によれば、ユーザは、締切日別アクション表示領域63を参照することによって、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、締切日を設定したメッセージのそれぞれについて、締切日とメッセージの内容とを的確に把握することができる。
[送信メッセージ関連ボタン60が選択された場合]
注目ユーザにより送信メッセージ関連ボタン60が選択された場合、情報処理部10は、以下の処理を実行する。すなわち情報処理部10は、受信メッセージ表示領域29を送信メッセージ表示領域68へと変更する。情報処理部10は、記憶部14の送信メッセージ管理データベース25に基づいて、送信メッセージ表示領域68に、送信メッセージオブジェクト69を一覧表示する。
図9は、受信メッセージ表示領域29に代えて送信メッセージ表示領域68が表示された情報提供画面26の一例を示す図である。図9で示すように、送信メッセージ表示領域68に表示される送信メッセージオブジェクト69は、矩形のブロック(オブジェクト)である。送信メッセージ表示領域68において、送信メッセージオブジェクト69は、上下方向に並んで配置される。情報処理部10は、注目ユーザに対応する送信メッセージ管理データベース25に記憶された送信メッセージ管理レコードのそれぞれに基づいて、送信メッセージオブジェクト69のそれぞれを表示する。図9で示すように、1つの送信メッセージオブジェクト69は、メッセージを送信した日時を示す情報、チャネル名を示す情報、コミュニケーションサービスの種類を示す情報、宛先を示す情報、および、メッセージの内容を示す情報を含む。ただし、チャネル名および宛先を示す情報は表示されない場合もある。
送信メッセージオブジェクト69のそれぞれは、ダブルクリックによって選択可能である。何れかの送信メッセージオブジェクト69が選択されると、情報処理部10は、選択された送信メッセージオブジェクト69に対応する状況確認表示領域70をポップアップ表示する。図10は、状況確認表示領域70を示す図である。図10で示すように、状況確認表示領域70は、未チェック者一覧領域71と、チェック済者一覧領域72と、実行待ち者一覧領域73と、連絡待ち者一覧領域74とを含んでいる。
未チェック者一覧領域71には、選択された送信メッセージオブジェクト69に対応するメッセージ(注目ユーザにとって送信メッセージ)の受信者のうち、対応する受信メッセージオブジェクト31をチェックした者(チェックボタン42を選択した者)の名称が一覧表示される。未チェック者一覧領域71の上方には、当該領域に表示対象となったユーザの人数が表示される。以下、選択された送信メッセージオブジェクト69に対応するメッセージを「選択送信メッセージ」という。またチェック済者一覧領域72には、選択送信メッセージの受信者のうち、対応する受信メッセージオブジェクト31をチェックしていない者(チェックボタン42を選択していない者)の名称が一覧表示される。チェック済者一覧領域72の上方には、当該領域に表示対象となったユーザの人数が表示される。
例えば第1サービスに、注目ユーザのほかにユーザU1およびユーザU2が参加するチャネルC1が存在するとする。そして注目ユーザがメッセージME1を送信し、ユーザU1、U2がメッセージME1を受信したとする。この場合、情報処理部10は、ユーザU1に係る受信メッセージ表示領域29に、メッセージME1に対応する受信メッセージオブジェクト31を表示し(受信メッセージオブジェクト31を提供し)、同様にユーザU2に係る受信メッセージ表示領域29に、メッセージME1に係る受信メッセージオブジェクト31を表示する。そしてユーザU1が、メッセージME1に係る受信メッセージオブジェクト31のチェックボタン42を選択せず、ユーザU2が、メッセージME1に係る受信メッセージオブジェクト31のチェックボタン42を選択したとする。この場合、未チェック者一覧領域71には、ユーザU1の名称が表示される。またチェック済者一覧領域72には、ユーザU2の名称が表示される。
実行待ち者一覧領域73には、選択送信メッセージの受信者のうち、対応する受信メッセージオブジェクト31の実行待ちボタン45を選択した者の名称と、締切日との組合せが一覧表示される。実行待ち者一覧領域73の上方には、当該領域に表示対象となったユーザの人数が表示される。また連絡待ち者一覧領域74には、選択送信メッセージの受信者のうち、対応する対応受信メッセージオブジェクトの連絡待ちボタンを選択した者の名称と締切日との組合せが一覧表示される。連絡待ち者一覧領域74の上方には、当該領域に表示対象となったユーザの人数が表示される。例えば、上述した例に準じて、ユーザU1およびユーザU2が、メッセージME1の受信者であったとする。そしてユーザU1が、メッセージME1に係る受信メッセージオブジェクト31の実行待ちボタン45を選択し、締切日を「2022/8/1」に設定したとする。またユーザU2が、メッセージME1に係る受信メッセージオブジェクト31の連絡待ちボタン46を選択し、締切日を「2022/10/10」に設定したとする。この場合、実行待ち者一覧領域73には、ユーザU1の名称とユーザU1が設定した締切日である「2022/8/1」との組合せが表示される。また連絡待ち者一覧領域74には、ユーザU2の名称とユーザU2が設定した締切日である「2022/10/10」との組合せが表示される。
以下、情報処理部10が、状況確認表示領域70を表示する方法について図11を用いて説明する。図11で示すように、記憶部14に、注目ユーザに対応する送信メッセージ管理データベース25、および、ユーザU1、U2、U3、U4に対応する受信メッセージ管理データベース24a、24b、24c、24dが記憶されているとする。状況確認表示領域70の表示に際して、情報処理部10は、選択された送信メッセージオブジェクト69に対応する送信メッセージ管理レコードのCSメッセージIDを認識する。以下、認識したCSメッセージIDを「認識ID」という。図11の例では、情報処理部10は、認識IDとして、「D001」を認識する。
次いで情報処理部10は、注目ユーザ以外のユーザの受信メッセージ管理データベース24を参照し、認識IDの値と同一の値のCSメッセージIDを有する受信メッセージ管理レコードを特定する。以下、特定された受信メッセージ管理レコードを「特定レコード」という。図11の例では情報処理部10は、ユーザU1に対応する受信メッセージ管理データベース24aの受信メッセージ管理レコードR1と、ユーザU3に対応する受信メッセージ管理データベース24cの受信メッセージ管理レコードR3と、ユーザU4に対応する受信メッセージ管理データベース24dの受信メッセージ管理レコードR4とを特定する。以下、特定レコードが記憶された受信メッセージ管理データベース24に対応するユーザを、「メッセージ受信ユーザ」という。図11の例では、メッセージ受信ユーザは、ユーザU1、U3、U4である。
情報処理部10は、メッセージ受信ユーザのそれぞれについて、対応する特定レコードのチェック有無フラグ、実行待ちフラグおよび連絡待ちフラグの状況に基づいて、状況確認表示領域70の各領域に名称を表示するか否かを判別する。具体的には情報処理部10は、チェック有無フラグがオフ値のメッセージ受信ユーザは、未チェック者一覧領域71に表示する対象とする。情報処理部10は、チェック有無フラグがオン値のメッセージ受信ユーザは、チェック済者一覧領域72に表示する対象とする。情報処理部10は、実行待ちフラグがオン値のメッセージ受信ユーザは、実行待ち者一覧領域73に表示する対象とする。情報処理部10は、連絡待ちフラグがオン値のメッセージ受信ユーザは、連絡待ち者一覧領域74に表示する対象とする。次いで情報処理部10は、記憶部14のユーザ管理データベース84を参照し、メッセージ受信ユーザのそれぞれの名称を取得し、状況確認表示領域70の各領域に、表示対象のユーザの名称を表示する。なおユーザ管理データベース84は、ユーザごとにユーザIDと対応付けてユーザに関する種々の情報を記憶するデータベースである。なお状況確認表示領域70の具体的な内容はあくまで一例である。例えば状況確認表示領域70は、メッセージ受信ユーザの名称を一覧表示し、ユーザごとに選択したボタンの種類を示す情報を表示する画面でもよい。
以上の通り、受信メッセージオブジェクト31は、異なる種類の複数のボタンを含む。そして情報処理部10は、コミュニケーションサービスで第1のユーザが第1のメッセージを送信し、第2のユーザが第1のメッセージを受信した場合に、第1のメッセージに対応する第1の受信メッセージオブジェクト31を第2のユーザに提供する一方、第2のユーザが選択した第1の受信メッセージオブジェクト31のボタンの種類を示す状況確認表示領域70を第1のユーザに提供する機能を更に有する。また受信メッセージオブジェクト31は、締切日を設定可能に構成される。なおアクションオブジェクト32に締切日を設定することは、受信メッセージオブジェクト31に締切日を設定することに相当する。情報処理部10は、第1のユーザに提供する状況確認表示領域70に、第2にユーザによって第1の受信メッセージオブジェクト31に設定された締切日を表示する。この構成によれば、ユーザは、状況確認表示領域70を参照することにより、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、自身が送信したメッセージについて、そのメッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31に対して受信者がどのような反応をしたか(具体的には選択したボタンの種類を的確に把握することができる。
[ボード関連ボタン61が選択された場合]
図5で示すように、ボード関連ボタン61は、具体的には、プライベートボタン75と、注目ユーザが参加するチャネルごとのチャネルボタン76とを含む。チャネルボタン76は、第1サービスにおいて注目ユーザが参加するチャネルのそれぞれ、および、第2サービスにおいて注目ユーザが参加するチャネルのそれぞれについて設けられる。以下、プライベートボタン75が選択された場合の情報処理部10の処理を説明し、次にチャネルボタン76が選択された場合の情報処理部10の処理を説明する。
[プライベートボタン75が選択された場合]
注目ユーザによりプライベートボタン75が選択された場合、情報処理部10は、以下の処理を実行する。すなわち情報処理部10は、ホーム画面HMの受信メッセージ表示領域29とアクションリスト領域30とを合わせた領域に、これら領域に代えてプライベートボード関連領域77を表示する。図12は、プライベートボード関連領域77が表示された状態の情報提供画面26の一例を示す図である。図12で示すようにプライベートボード関連領域77は、プライベートボード表示領域78と、プライベートボード表示領域78の右方に設けられたサブ受信メッセージ表示領域79(第1領域)とを含んでいる。サブ受信メッセージ表示領域79の内容は受信メッセージ表示領域29と同じである。すなわち、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、受信したメッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31が一覧表示される。
プライベートボード表示領域78には3つの矩形の第1ボード領域80a、第2ボード領域80bおよび第3ボード領域80cが表示される。以下、第1ボード領域80a、第2ボード領域80bおよび第3ボード領域80cを区別しない場合には、「ボード領域80」という。ボード領域80には、サブ受信メッセージ表示領域79に表示された受信メッセージオブジェクト31をドラッグ&ドロップ(移動)することができる。
図13の(A)で示すように、ある受信メッセージオブジェクト31がボード領域80にドラッグ&ドロップされたとする。すると図13の(B)で示すように、情報処理部10は、その受信メッセージオブジェクト31に対応するメッセージついての送信者の名称、メッセージの内容、コニュニケーションサービスの種類、チャネルの名称(ない場合もある)の組合せ(以下「掲載情報」という)をボード領域80に表示する。掲載情報は、受信メッセージオブジェクト31に含まれる情報の少なくとも一部を含む。情報処理部10は、ドラッグ&ドロップの対象となった受信メッセージオブジェクト31に対応する受信メッセージ管理レコードに基づいて掲載情報を表示する。ボード領域80に1つ以上の掲載情報が表示されているときに、受信メッセージオブジェクト31がドラッグ&ドロップされた場合、情報処理部10は、既存の掲載情報を残したまま、ボード領域80の最上部に新たな掲載情報を表示する。なお情報処理部10は、ドラッグ&ドロップの対象となった受信メッセージオブジェクト31を、サブ受信メッセージ表示領域79から削除しない。ユーザは、ボード領域80に表示された掲載情報を選択し、削除することができる。
第1ボード領域80aは、後で検討すべき事項を含むメッセージについて、掲載情報が表示される領域である。ユーザは基本的には、受信メッセージオブジェクト31の内容を確認し、メッセージの内容に後で検討すべき事項が含まれている場合には、受信メッセージオブジェクト31を第1ボード領域80aにドラッグ&ドロップする。サブ受信メッセージ表示領域79にはコミュニケーションサービスの種類にかかわらず、受信メッセージオブジェクト31が表示される。これを踏まえ、ユーザは、第1ボード領域80aを参照することにより、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、後で検討すべき事項を含むメッセージを漏れなく的確に把握することができる。
第2ボード領域80bは、後で実行すべき事項を含むメッセージについて、掲載情報が表示される領域である。ユーザは基本的には、後で検討すべき事項を含む受信メッセージオブジェクト31を第2ボード領域80bにドラッグ&ドロップする。ユーザは、第2ボード領域80bを参照することにより、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、後で検討すべき事項を含むメッセージを漏れなく的確に把握することができる。第3ボード領域80cは、何らかの結論を示す事項を含むメッセージについて、掲載情報が表示される領域である。ユーザは基本的には、結論を示す事項を含む受信メッセージオブジェクト31を第3ボード領域80cにドラッグ&ドロップする。ユーザは、第3ボード領域80cを参照することにより、コミュニケーションサービスの種類にかかわらず、結論を示す事項を含むメッセージを漏れなく的確に把握することができる。
記憶部14には、ユーザ(アカウント)ごとに、プライベートボード関連領域77に関連する情報を記憶するプライベートボード関連データベース81が記憶されている。情報処理部10は、プライベートボード関連データベース81に基づいて、プライベートボード関連領域77を表示し、またボード領域80の内容に変更があった場合には、対応する情報を更新する。
[チャネルボタン76が選択された場合]
次にチャネルボタン76が選択された場合の情報処理部10の処理について説明する。上述したようにチャネルボタン76は、チャネルごとに存在する。以下、注目ユーザがある一のチャネル(以下「注目チャネル」という)に対応するチャネルボタン76(以下「注目チャネルボタン76」という)を選択した場合の情報処理部10の処理について説明する。
注目チャネルボタン76が注目ユーザによって選択されると、情報処理部10は、ホーム画面HMの受信メッセージ表示領域29とアクションリスト領域30とを合わせた領域に、これら領域に代えてパブリックボード関連領域82を表示する。図14は、パブリックボード関連領域82が表示された状態の情報提供画面26の一例を示す図である。パブリックボード関連領域82は、プライベートボード表示領域78に代えて、パブリックボード表示領域83を有している点で、プライベートボード関連領域77と異なっている。図14で示すように、パブリックボード表示領域83の上部には、注目チャネルの名称と、注目チャネルの参加者のそれぞれの名称とが表示される。更にパブリックボード表示領域83は、プライベートボード表示領域78と同様、第1ボード領域80a、第2ボード領域80bおよび第3ボード領域80cを備えている。
注目チャネルに係るパブリックボード表示領域83のボード領域80の内容は、注目チャネルの参加者全員に公開され、共有される。すなわち、注目チャネルの参加者の一人がボード領域80の内容を変更した場合(新たな掲載情報の追加または既存の掲載情報の削除)、他の参加者に提供されるボード領域80について、その変更が反映される。例えば注目チャネルに注目ユーザのほか、ユーザU1およびユーザU2が参加しているとする。この場合において注目ユーザが、自身に提供された注目チャネルに係るパブリックボード表示領域83の第1ボード領域80aに掲載情報J1を表示させたとする。この場合、ユーザU1に提供される第1ボード領域80aに掲載情報J1が表示され、ユーザU2に提供される第1ボード領域80aに掲載情報J1が表示される。
記憶部14には、チャネルごとに、チャネルに参加するユーザのユーザIDが記憶されたチャネル管理データベース88が記憶されている。情報処理部10は、第1サーバ3および第2サーバ4から取得したチャネルに関する情報、および、ユーザにより登録されたチャネルに関する情報に基づいて、チャネル管理データベース88の内容を適宜、更新する。また記憶部14には、チャネルごとに、パブリックボード関連領域82に関する情報を有するレコード(以下「パブリックボード関連レコード」という)が記憶されたパブリックボード関連データベース87が記憶されている。パブリックボード関連レコードには、パブリックボード表示領域83を表示するために必要な情報が少なくとも含まれ、特にボード領域80のそれぞれに表示すべき掲載情報に関する情報が含まれる。情報処理部10は、あるチャネルのパブリックボード表示領域83を表示する場合、そのチャネルに対応するパブリックボード関連レコードに基づいて領域を表示する。また情報処理部10は、あるチャネルのパブリックボード表示領域83のボード領域80の内容に変更があった場合、その変更が反映されるように、対応するパブリックボード関連レコードの内容を更新する。
以上の通り情報処理部10は、ボード領域80を特定の複数のユーザに公開し、特定の複数のユーザに含まれる一のユーザに提供したボード領域80の内容が一のユーザにより変更された場合、一のユーザによる変更を、特定の複数のユーザに含まれる他のユーザに提供するボード領域80の内容に反映する。この構成によれば、以下の効果を奏する。すなわち各ユーザは、何れかのコミュニケーションサービスにおいて自身が受信したメッセージについて、その内容をチャネルの参加者全員で共有したい(参加者全員に認識させたい)と考えた場合に、メッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31をボード領域80にドラッグ&ドロップする(移動する)という簡易な操作をするだけで、メッセージを共有することができる。
特に本実施形態では、チャネルにかかわらず、更にコミュニケーションサービスの種類にかかわらず、ユーザが受信したメッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31がサブ受信メッセージ表示領域79に表示される。そしてユーザは、自身が参加するチャネルの参加者に、そのチャネル内で受信したメッセージだけでなく、そのチャネルとは別のチャネル、或いは、そのチャネルが属するコミュニケーションサービスとは別のコミュニケーションサービスで受信したメッセージについて、ドラッグ&ドロップという簡易な操作で迅速に共有できる。ここでチャネルの参加者で共有すべきメッセージは、そのチャネル内でやり取りされるメッセージに限られるものではない。例えば、あるチャネルがある企業内で形成されたチャネルであるとする。そして、その企業にとってのクライアントから、そのチャネルのある参加者が対象メールサービスによりメール(メッセージ)を受信した場合に、そのメールが、参加者で共有すべきメッセージである場合がある。そして本実施形態では、この場合に、そのユーザは、自身のサブ受信メッセージ表示領域79に表示された「メールに対応する受信メッセージオブジェクト31」を第1ボード領域80aにドラッグ&ドロップするという簡易な操作を行うだけで、即座にチャネル内でメッセージを共有することができる。
なお本実施形態では、ボード領域80が公開される範囲を特定のチャネルに参加するユーザとしている。しかしながら、ボード領域80を公開する特定の複数のユーザは、特定のチャネルの参加者に限られるものではない。例えば、公開される範囲がユーザにより設定される構成でもよい。
[集中モード移行ボタン85が操作された場合]
図5で示すように、ヘッダメニュ領域27には、集中モード移行ボタン85が表示されている。以下、ヘッダメニュ領域27に表示された集中モード移行ボタン85が選択された場合の情報処理サーバ2の処理について説明する。注目ユーザは基本的には、現時点から一定の時間(本実施形態では「30分」)の間、受信メッセージオブジェクト31を閲覧することなく特定の作業を集中して行いたい場合に、集中モード移行ボタン85を選択する。
集中モード移行ボタン85が選択されると情報処理部10は、以下の処理を実行する。すなわち情報処理部10は、動作モードを通常モードから集中モードへ移行する。集中モードへの移行に応じて情報処理部10は、WebAPIを利用して第1サーバ3と通信し、第1サービスにおける注目ユーザのステータスの値を「取込み中」へと変更する。同様に情報処理部10は、第2サーバ4と通信し、第2サービスにおける注目ユーザのステータスを「取込み中」へと変更する。更に情報処理部10は、ホーム画面HMのサイドメニュ領域28と、受信メッセージ表示領域29と、アクションリスト領域30とを合わせた領域に、これら領域に代えて集中モード表示領域86を表示する。
情報処理部10は、集中モード表示領域86を表示してから30分の間、集中モード表示領域86を継続して表示する。図15は、集中モード表示領域86が表示された情報提供画面26の一例を示す図である。図15で示すように集中モード表示領域86では、経過時間に応じて「30分」から「0分」へと向かってカウントダウンしていったときの時間(つまり、30分が経過するまでの残り時間)が表示される。一方、集中モード表示領域86には、受信メッセージ表示領域29(つまり受信メッセージオブジェクト31が表示される表示領域)は含まれない。
情報処理部10は、集中モードへ移行してから30分が経過すると、以下の処理を実行する。すなわち情報処理部10は、動作モードを集中モードから通常モードへ戻す。情報処理部10は、第1サーバ3と通信し、第1サービスにおける注目ユーザのステータスの値を「取込み中」から元の値へ戻す。情報処理部10は、第2サービスについても同様の処理を実行する。更に情報処理部10は、情報提供画面26にホーム画面HMを表示する。
以上のように、情報提供画面26には、集中モード移行ボタン85が含まれる。情報処理部10は、集中モード移行ボタン85が選択された場合、コミュニケーションサービスに所定の通知を行い、所定の時間の間、受信メッセージ表示領域29(第1領域)を含まない情報提供画面26を表示する。この構成によれば、ユーザは、受信メッセージオブジェクト31に気を取られることなく、集中して作業を行うことができる。特に本実施形態によれば、集中モード移行ボタン85を選択するという簡易な操作を行うだけで、第1サービスおよび第2サービスのステータスを変更することができ、ユーザの利便性が高い。
なお本実施形態では、集中モードの継続時間(集中モード表示領域86が表示される時間)を30分としているが、当該時間は30分に限られない。当該継続時間をユーザが設定できる構成でもよい。また本実施形態では、集中モード移行ボタン85が選択されたときに、第1サービスに係るステータスを変更する構成であるが、ステータスの変更以外の方法で、第1サービスのメンバに通知する構成でもよい。一例としてユーザが参加するチャネルに所定の内容のメッセージを送信する構成でもよい。また本実施形態では、情報処理部10は、集中モード移行ボタン85が選択されたときに、対象メールサービスに対しては、通知を行わない構成であった。この点に関し、情報処理部10が対象メールサービスに対して通知を行う構成でもよい。例えば情報処理部10は、ユーザにより予め設定されたメールアドレスに対して、ユーザにより指定された内容のメールを送信する。また集中モード表示領域86の内容は例示した内容に限られない。例えば、情報処理部10が、受信メッセージ表示領域29を含む情報提供画面26を表示する一方、集中モードの間は、受信メッセージ表示領域29に新たな受信メッセージオブジェクト31を表示しない構成でもよい。
<第1変形例>
次に第1変形例について説明する。第1変形例においても、本件サービスの提供を受けるユーザを「注目ユーザ」とする。以下、チェック有無フラグの値がオフ値の受信メッセージ管理レコードに対応するメッセージを「未チェックメッセージ」という。上述した実施形態では情報処理部10は、初期画面であるホーム画面HM(図5)の受信メッセージ表示領域29に、未チェックメッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31を表示した。一方、本変形例では情報処理部10は、チェック有無フラグがオフ値であり、かつメンション有無フラグの値がオン値の受信メッセージ管理レコードのそれぞれについて、対応する受信メッセージオブジェクト31を受信メッセージ表示領域29に表示する。つまり情報処理部10は、未チェックメッセージのうち、注目ユーザの指定を伴うメンション付メッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31を受信メッセージ表示領域29(第1領域)に表示する。この結果、初期画面であるホーム画面HMの受信メッセージ表示領域29には、注目ユーザの指定を伴うメンション付メッセージ以外のメッセージについては、受信メッセージオブジェクト31が表示されない。
また本変形例では、サイドメニュ領域28のメンション関連ボタン56に代えて、全メール表示ボタンが表示される。全メール表示ボタンが注目ユーザによって選択されると、情報処理部10は、受信メッセージ表示領域29に、未チェックメッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31を受信メッセージ表示領域29に表示する。
本変形例の構成によれば、ホーム画面HMの受信メッセージ表示領域29に、ユーザの指定を伴うメンション付メッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31だけが表示される。ユーザの指定を伴うメンション付メッセージは、ユーザが宛先として指定されているという点でユーザにとって重要度が高いと言える。このためユーザは、ホーム画面HMを参照したときに、重要度が高いメッセージのみを的確に把握することができる。
なお本変形例では、情報処理部10は、ユーザの指定を伴うメンション付メッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31を、ホーム画面HMの受信メッセージ表示領域29に表示する。しかしながら、受信メッセージ表示領域29に表示される対象となるメッセージは、「ユーザの指定を伴うメンション付メッセージ」に限られない。すなわちホーム画面HMの受信メッセージ表示領域29に表示される対象となるメッセージは、「ユーザを宛先として指定するメッセージ」であればよい。従って情報処理部10が、ユーザを送信先とするダイレクトメッセージまたはユーザを宛先とするメールを、ホーム画面HMの受信メッセージ表示領域29に表示する対象とする構成でもよい。なお、あるメッセージをホーム画面HMの受信メッセージ表示領域29に表示する対象とするかどうかについては、例えば、受信メッセージ管理レコードに含まれるフラグによって管理される。以上の点は、上記実施形態において、メンション関連ボタン56が選択された場合についても同様である。
このほか、以下の構成としてもよい。すなわち情報処理部10は、注目ユーザがコミュニケーションサービスで受信したメッセージのうち、注目ユーザを宛先として指定するメッセージ(例:メンション付メッセージ)のみ、メッセージに関する情報を取得し、受信メッセージ管理レコードをさせる。そして情報処理部10は、注目ユーザを宛先として指定するメッセージのみを、受信メッセージオブジェクト31を表示する対象とする。以上の構成でもよい。
<第2変形例>
次に第2変形例について説明する。第2変形例においても、本件サービスの提供を受けるユーザを「注目ユーザ」とする。上記実施形態では情報処理部10は、受信メッセージ表示領域29を表示中に、何れかのコミュニケーションサービスで注目ユーザがメッセージを受信したことを検出した場合、以下の処理を実行する。
すなわち情報処理部10は、受信したメッセージのメッセージ内容情報を、WebAPIを利用して外部サーバに送信する。上述した通りメッセージの内容は、メッセージがメールである場合には、件名および本文の内容である。外部サーバは、メッセージ内容情報を受信する。外部サーバは、受信したメッセージ内容情報に基づいてメッセージの緊急度の度合いを示す情報(以下「緊急度情報」という)を生成し、情報処理部10に応答する。本変形例では緊急度情報は、0~100の値をとり、緊急度が高いほど値が大きくなる情報である。ただし本変形例で例示する緊急度情報の内容は一例である。緊急度情報は、緊急度の度合を情報処理部10が認識可能な情報、または、緊急度が高いか低いかを情報処理部10が判別可能な情報であればよい。外部サーバは、メッセージ内容情報、その他のメッセージを含む情報に基づいて緊急度情報を出力するエンジンを備えている。当該エンジンは例えば、機械学習により学習されたモデルを含んで構成される。
情報処理部10は、外部サーバが応答した緊急度情報を受信する。情報処理部10は、受信した緊急度情報に基づいてメッセージの緊急度が高いか否かを判別する。情報処理部10は、緊急度情報の値が事前に定められた閾値以上の場合はメッセージの緊急度が高いと判定し、閾値よりも小さい場合はメッセージの緊急度が低いと判定する。そして情報処理部10は、メッセージの緊急度が高い場合、対応する受信メッセージオブジェクト31を即時に受信メッセージ表示領域29に表示する。この結果、何れかのコミュニケーションサービスにおいて緊急度の高いメッセージが受信された場合、対応する受信メッセージオブジェクト31が即時に受信メッセージ表示領域29に表示される。一方、情報処理部10は、メッセージの緊急度が低い場合、対応する受信メッセージオブジェクト31を即座に表示するのではなく、次回の定期タイミングで受信メッセージ表示領域29に表示する。本変形例では情報処理部10は、一定の間隔(例えば30分)ごとに、定期タイミングが到来したと認識する。一定の間隔の長さをユーザが設定可能な構成でもよい。これを踏まえ、次回の定期タイミングとは、現時点以降で最初に到来する定期タイミングを意味する。なお情報処理部10は、緊急度の低いメッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31を以下の態様で表示する。すなわち情報処理部10は、上記実施形態と同様、コミュニケーションサービスでメッセージを受信した順番に受信メッセージオブジェクト31が並ぶように、受信メッセージ表示領域29に追加的に受信メッセージオブジェクト31を表示する。
以上の通り情報処理部10は、ユーザが受信したメッセージの緊急度が高いか否かを判別する機能と、受信メッセージ表示領域29(第1領域)を表示中に、何れかのコミュニケーションサービスでユーザがメッセージを受信したことを検出した場合、メッセージの緊急度が高いときは、対応する受信メッセージオブジェクト31を受信に応じて即座に受信メッセージ表示領域29に表示し、メッセージの緊急度が低いときは、対応する受信メッセージオブジェクト31を、現時点から間隔をあけたタイミングで受信メッセージ表示領域29に表示する機能とを有する。
本変形例の構成によれば、以下の効果を奏する。すなわち緊急度の高いメッセージについては、コミュニケーションサービスで受信が行われたときに、対応する受信メッセージオブジェクト31が即座に受信メッセージ表示領域29に表示される。このためユーザは、緊急度の高いメッセージについては、コミュニケーションサービスで受信が行われたときに、即時に認識できる。一方、緊急度の低いメッセージについては、対応する受信メッセージオブジェクト31が、間隔をあけて定期的に訪れるタイミングでまとめて表示される。このためユーザは、緊急度の低いメッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31が表示されないまとまった時間を確保することができ、緊急度の低いメッセージに煩わされることなく作業に集中することができる。
なお本変形例では、情報処理部10は、緊急度の低いメッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31を、次回の定期タイミングで表示する構成であった。この点に関し情報処理部10が、緊急度の低いメッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31を自動で表示するのではなく、ユーザから明示的な指示があったときに表示する構成でもよい。また本変形例では情報処理部10は、外部サーバと連携して、メッセージの緊急度が高いか否かを判別した。この点に関して以下の構成でもよい。すなわち、メッセージ内容情報を入力とし、緊急度情報を出力とするモデルが記憶部14に記憶される。そして情報処理部10が、記憶部14に記憶されたモデルを利用して、メッセージの緊急度が高いか否かを判別する構成でもよい。この他、メッセージの緊急度が高いか否かを判別する具体的な方法は、例示した方法に限れられない。また情報処理部10が、緊急度の高いメッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31に、緊急度が高いことを示す情報を付加する構成でもよい。また情報処理部10が、緊急度の高いメッセージに対応する受信メッセージオブジェクト31に、緊急度が高いことが見た目で分かる変形を加える構成でもよい。また第1変形例を応用して以下の構成としてもよい。すなわち情報処理部10は、ユーザを宛先として指定するメッセージのうち、緊急度の高いメッセージについてのみ、受信メッセージオブジェクト31を受信メッセージ表示領域29に表示する。以上の構成としてもよい。
<第3変形例>
次に第3変形例について説明する。第3変形例においても、本件サービスの提供を受けるユーザを「注目ユーザ」とする。図16は、本変形例に係るアクションオブジェクト32Aの一例を示す図である。図16で示すようにアクションオブジェクト32Aは、アプリ関連ボタン90を備えている。本変形例に係るアクションオブジェクト32Aは、アプリ関連ボタン90を備えている点でのみ、上記実施形態に係るアクションオブジェクト32と異なっている。本変形例に係る情報処理部10は、アプリ関連ボタン90が選択されたことを検出すると以下の処理を実行する。すなわち情報処理部10は、注目ユーザの注目端末6-1にインストールされたアプリケーションのうち、事前に登録された特定のアプリケーションを起動させる。アプリケーションは、注目ユーザがメッセージに対処するにあたって、日常的に使用するアプリケーション、または、使用する可能性が高いアプリケーションとされることが想定されている。アプリケーションは例えば、所定の種類の文書作成ソフトウェア、または、所定の種類の表計算ソフトウェアである。
情報処理部10は、例えば、表示用ファイルに組み込まれたスクリプトの機能により、表示用端末6-1のOSと連携して、特定のアプリケーションを起動させる。なおアプリケーションの登録は、ユーザごとに、あるいは、複数のユーザが属する組織ごとに事前に行われる。
以上の通り、アクションオブジェクト32Aは、アプリ関連ボタン90を含む。情報処理部10は、アプリ関連ボタン90が選択された場合、情報提供画面26を表示する端末6の特定のアプリケーションを起動させる機能を有する。本変形例の構成によれば、ユーザは、アプリ関連ボタン90を利用して、スムーズにアプリケーションを起動させることができる。ここで従来は、何らかのコミュニケーションサービスで受信したメッセージに対する対処にあたって、ユーザは、メッセージからいったん離れて、アプリケーションを別途、起動させる必要があった。このためユーザにとって作業が煩わしく、アプリケーションの起動が必要な対処が、後回しになる傾向があった。一方で本変形例の構成によれば、ユーザは、アクションオブジェクト32Aから直接、アプリケーションを起動できる。このため、上述した傾向を抑制できる。
なお受信メッセージオブジェクト31にアプリ関連ボタン90が含まれ、アプリ関連ボタン90の選択に応じて、情報処理部10が、特定のアプリケーションを起動させる構成でもよい。
<第4変形例>
次に第4変形例について説明する。本変形例では情報処理部10は、実行待ちボタン45および連絡待ちボタン46に関連する機能を有さない。また受信メッセージオブジェクト31には、実行待ちボタン45および連絡待ちボタン46(アクションボタン)が表示されない。また情報提供画面26には、アクションリスト領域30が含まれない。
本変形例では、ユーザは、受信メッセージ表示領域29に表示された受信メッセージオブジェクト31の全てを、アクション待ち(実行待ち、または、連絡待ち)のメッセージとして捉える。そしてユーザは、チェックボタン42を選択し、受信メッセージ表示領域29から受信メッセージオブジェクト31を削除することによって、アクション待ちを解除する。
本変形例について、第1変形例を応用し、以下の構成としてもよい。すなわち情報処理部10が、ユーザを宛先として指定するメッセージについてのみ、対応する受信メッセージオブジェクト31を受信メッセージ表示領域29に表示する構成としてもよい。
以上、本発明の一実施形態(変形例を含む)について説明したが、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
例えば上述した実施形態では、情報処理サーバ2が記憶部14を備える構成であった。この点に関し、情報処理サーバ2と通信可能な他の装置に記憶部14が設けられ、情報処理サーバ2が適宜、他の装置にアクセスする構成でもよい。
上記実施形態では、情報提供画面26について図面を用いて説明したが、上記実施形態の情報提供画面26の内容はあくまで一例である。
また上記実施形態では、情報処理サーバ2は、インターネットを含むグローバルなネットワークNに接続されたサーバ装置であったが、情報処理サーバ2はグローバルなネットワークNに接続されたサーバ装置である必要はない。一例として、ユーザが所属する組織のローカルネットワークに設けられたサーバ装置であってもよい。この場合、情報処理サーバ2は、ローカルネットワークに接続する端末6をクライアントとして各種サービスを提供する。
また上記実施形態では、コミュニケーションサービスとして3つのコミュニケーションサービスを例示したが、コミュニケーションサービスは例示したサービスに限られない。例えばコミュニケーションサービスに、モバイル端末によるチャット形式でのメッセージの送受信を可能とするコミュニケーションサービスが含まれてもよい。またコミュニケーションサービスに、SNSに係るコミュニケーションサービスが含まれてもよい。またメッセージについても、上記実施形態で例示したメッセージに限られない。メッセージは、コミュニケーションサービスにおいて送受信される情報であればよい。
また上記実施形態において、端末6(注目端末6-1)のブラウザが実行するとした処理の一部または全部を、端末6にインストールされたアプリケーションが実行する構成としてもよい。この場合、情報処理サーバ2の情報処理部10は、端末6のアプリケーションと連携して各種画像、ユーザインタフェイスを端末6に表示させることができる。また情報処理部10は、端末6のアプリケーションから依頼を受けて各種情報処理を実行し、処理結果をアプリケーションに通知することができる。また情報処理部10は、端末6のアプリケーションに各種処理を実行させることができる。
また例えば実施形態に、情報処理サーバ2のコンピュータが実行するプログラムを提供すること、または、このプログラムをコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体の提供を提供することを含めることができる。記録媒体としては、磁気的記録媒体、光学的記録媒体または半導体メモリーデバイスを用いることができる。記録媒体は例えば、フレキシブルディスク、HDD(Hard Disk Drive)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu-ray(登録商標)Disc、光磁気ディスク、フラッシュメモリ、またはカード型記録媒体である。プログラムの提供は例えば、電気通信回線を用いたプログラムの送信により行われる。
2 情報処理サーバ(情報処理装置)
10 情報処理部
26 情報提供画面
29 受信メッセージ表示領域(第1領域)
30 アクションリスト領域(第2領域)
31 受信メッセージオブジェクト
32 アクションオブジェクト
42 チェックボタン
43 返信ボタン
44 保存ボタン
45 実行待ちボタン(アクションボタン、第1アクションボタン)
46 連絡待ちボタン(アクションボタン、第2アクションボタン)
52 締切日表示情報(締切日設定ボタン)
63 締切日別アクション表示領域
70 状況確認表示領域
79 サブ受信メッセージ表示領域(第1領域)
80a 第1ボード領域80a(ボード領域)
80b 第2ボード領域80b(ボード領域)
80c 第3ボード領域80c(ボード領域)
85 集中モード移行ボタン
90 アプリ関連ボタン

Claims (21)

  1. ユーザが利用可能な異なる種類の複数のコミュニケーションサービスに関する情報が表示される情報提供画面を提供する機能と、
    複数の前記コミュニケーションサービスのうち、任意の前記コミュニケーションサービスで前記ユーザがメッセージを受信したことを検出する機能と、
    前記コミュニケーションサービスで前記ユーザが受信したメッセージについて、メッセージに関する情報を取得し、取得した情報の少なくとも一部を含む受信メッセージ情報を生成し記憶させる機能と、
    前記受信メッセージ情報の少なくとも一部の情報を含むオブジェクトである受信メッセージオブジェクトを前記情報提供画面の第1領域に表示する機能とを有する情報処理部を備え、
    前記受信メッセージオブジェクトは、チェックボタンを含み、
    前記情報処理部は、
    前記第1領域に表示された一の受信メッセージオブジェクトの前記チェックボタンが選択された場合、前記第1領域から前記一の受信メッセージオブジェクトを削除する機能を有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記情報処理部は、前記一の受信メッセージオブジェクトの前記チェックボタンが選択された場合、前記一の受信メッセージオブジェクトを前記第1領域から削除すると共に、前記一の受信メッセージオブジェクトに対応するメッセージを受信した前記コミュニケーションサービスに対して所定の通知を行う機能を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. ユーザが利用可能な異なる種類の複数のコミュニケーションサービスに関する情報が表示される情報提供画面を提供する機能と、
    複数の前記コミュニケーションサービスのうち、任意の前記コミュニケーションサービスで前記ユーザがメッセージを受信したことを検出する機能と、
    前記コミュニケーションサービスで前記ユーザが受信したメッセージについて、メッセージに関する情報を取得し、取得した情報の少なくとも一部を含む受信メッセージ情報を生成し記憶させる機能と、
    前記受信メッセージ情報の少なくとも一部の情報を含むオブジェクトである受信メッセージオブジェクトを前記情報提供画面の第1領域に表示する機能とを有する情報処理部を備え、
    前記受信メッセージオブジェクトは、アクションボタンを含み、
    前記情報処理部は、
    前記第1領域に表示された一の受信メッセージオブジェクトの前記アクションボタンが選択された場合、前記一の受信メッセージオブジェクトに対応するアクションオブジェクトを前記第1領域とは異なる第2領域に表示する機能を有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記アクションオブジェクトには、締切日を示す締切日表示情報と、締切日設定ボタンとが含まれ、
    前記情報処理部は、
    前記第2領域に表示された一のアクションオブジェクトの前記締切日設定ボタンが選択された場合、締切日を設定するための画面を提供し、前記一のアクションオブジェクトに含まれる締切日表示情報の値を、当該画面で設定された締切日とする機能と、
    前記第2領域内で、締切日の順に前記アクションオブジェクトを並べて表示する機能とを有する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理部は、締切日ごとに、前記アクションオブジェクトが区分して表示された第3領域を前記情報提供画面に表示する機能を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記アクションボタンは、第1アクションボタンと、第2アクションボタンとを含み、
    前記情報処理部は、前記第1アクションボタンが選択された場合と、前記第2アクションボタンが選択された場合とで、前記アクションオブジェクトの態様を変える機能を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記アクションオブジェクトは、アプリ関連ボタンを含み、
    前記情報処理部は、
    前記アプリ関連ボタンが選択された場合、前記情報提供画面を表示する端末の特定のアプリケーションを起動させる
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  8. ユーザが利用可能な異なる種類の複数のコミュニケーションサービスに関する情報が表示される情報提供画面を提供する機能と、
    複数の前記コミュニケーションサービスのうち、任意の前記コミュニケーションサービスで前記ユーザがメッセージを受信したことを検出する機能と、
    前記コミュニケーションサービスで前記ユーザが受信したメッセージについて、メッセージに関する情報を取得し、取得した情報の少なくとも一部を含む受信メッセージ情報を生成し記憶させる機能と、
    前記受信メッセージ情報の少なくとも一部の情報を含むオブジェクトである受信メッセージオブジェクトを前記情報提供画面の第1領域に表示する機能とを有する情報処理部を備え、
    前記受信メッセージオブジェクトは、異なる種類の複数のボタンを含み、
    前記情報処理部は、
    前記コミュニケーションサービスで第1のユーザが第1のメッセージを送信し、第2のユーザが前記第1のメッセージを受信した場合に、前記第1のメッセージに対応する第1の受信メッセージオブジェクトを前記第2のユーザに提供する一方、前記第2のユーザが選択した前記第1の受信メッセージオブジェクトのボタンの種類を示す状況確認表示領域を前記第1のユーザに提供する機能を有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  9. 前記受信メッセージオブジェクトは、締切日を設定可能に構成され、
    前記情報処理部は、
    前記第1のユーザに提供する前記状況確認表示領域に、前記第2のユーザによって前記第1の受信メッセージオブジェクトに設定された締切日を表示する機能を有する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  10. ユーザが利用可能な異なる種類の複数のコミュニケーションサービスに関する情報が表示される情報提供画面を提供する機能と、
    複数の前記コミュニケーションサービスのうち、任意の前記コミュニケーションサービスで前記ユーザがメッセージを受信したことを検出する機能と、
    前記コミュニケーションサービスで前記ユーザが受信したメッセージについて、メッセージに関する情報を取得し、取得した情報の少なくとも一部を含む受信メッセージ情報を生成し記憶させる機能と、
    前記受信メッセージ情報の少なくとも一部の情報を含むオブジェクトである受信メッセージオブジェクトを前記情報提供画面の第1領域に表示する機能とを有する情報処理部を備え、
    前記情報処理部は、
    前記第1領域と共に、前記受信メッセージオブジェクトを移動させることが可能なボード領域を表示し、前記受信メッセージオブジェクトが前記ボード領域に移動された場合に、前記受信メッセージオブジェクトに含まれる情報の少なくとも一部を前記ボード領域に表示する機能と、
    前記ボード領域を特定の複数のユーザに公開し、前記特定の複数のユーザに含まれる一のユーザに提供した前記ボード領域の内容が前記一のユーザにより変更された場合、前記一のユーザによる変更を、前記特定の複数のユーザに含まれる他のユーザに提供する前記ボード領域の内容に反映する機能を有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  11. ユーザが利用可能な異なる種類の複数のコミュニケーションサービスに関する情報が表示される情報提供画面を提供する機能と、
    複数の前記コミュニケーションサービスのうち、任意の前記コミュニケーションサービスで前記ユーザがメッセージを受信したことを検出する機能と、
    前記コミュニケーションサービスで前記ユーザが受信したメッセージについて、メッセージに関する情報を取得し、取得した情報の少なくとも一部を含む受信メッセージ情報を生成し記憶させる機能と、
    前記受信メッセージ情報の少なくとも一部の情報を含むオブジェクトである受信メッセージオブジェクトを前記情報提供画面の第1領域に表示する機能とを有する情報処理部を備え、
    前記情報提供画面には、集中モード移行ボタンが含まれ、
    前記情報処理部は、
    前記集中モード移行ボタンが選択された場合、前記コミュニケーションサービスに所定の通知を行い、
    所定の時間の間、前記第1領域を含まない前記情報提供画面を表示するか、または、新たな前記受信メッセージオブジェクトを前記第1領域に表示しない機能を有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  12. ユーザが利用可能な異なる種類の複数のコミュニケーションサービスに関する情報が表示される情報提供画面を提供する機能と、
    複数の前記コミュニケーションサービスのうち、任意の前記コミュニケーションサービスで前記ユーザがメッセージを受信したことを検出する機能と、
    前記コミュニケーションサービスで前記ユーザが受信したメッセージについて、メッセージに関する情報を取得し、取得した情報の少なくとも一部を含む受信メッセージ情報を生成し記憶させる機能と、
    前記受信メッセージ情報の少なくとも一部の情報を含むオブジェクトである受信メッセージオブジェクトを前記情報提供画面の第1領域に表示する機能とを有する情報処理部を備え、
    前記情報処理部は、
    前記ユーザが受信したメッセージの緊急度が高いか否かを判別する機能と、
    前記第1領域を表示中に、何れかの前記コミュニケーションサービスで前記ユーザがメッセージを受信したことを検出した場合、メッセージの緊急度が高いときは、対応する前記受信メッセージオブジェクトを受信に応じて即座に前記第1領域に表示し、メッセージの緊急度が低いときは、対応する前記受信メッセージオブジェクトを、間隔をあけて定期的に訪れるタイミングで前記第1領域に表示するか、または前記ユーザから指示があったときに前記第1領域に表示する機能とを有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  13. ユーザが利用可能な異なる種類の複数のコミュニケーションサービスに関する情報が表示される情報提供画面を提供する機能と、
    複数の前記コミュニケーションサービスのうち、任意の前記コミュニケーションサービスで前記ユーザがメッセージを受信したことを検出する機能と、
    前記コミュニケーションサービスで前記ユーザが受信したメッセージについて、メッセージに関する情報を取得し、取得した情報の少なくとも一部を含む受信メッセージ情報を生成し記憶させる機能と、
    前記受信メッセージ情報の少なくとも一部の情報を含むオブジェクトである受信メッセージオブジェクトを前記情報提供画面の第1領域に表示する機能とを有する情報処理部を備え、
    前記受信メッセージオブジェクトは、アプリ関連ボタンを含み、
    前記情報処理部は、
    前記アプリ関連ボタンが選択された場合、前記情報提供画面を表示する端末の特定のアプリケーションを起動させる機能を有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  14. 前記情報処理部は、
    前記第1領域を表示中に、何れかの前記コミュニケーションサービスで前記ユーザがメッセージを受信したことを検出した場合、受信したメッセージに対応する前記受信メッセージオブジェクトを前記第1領域に表示する機能を有する
    ことを特徴とする請求項1から13の何れか1項に記載の情報処理装置。
  15. 前記情報処理部は、
    受信したメッセージに対応する前記受信メッセージオブジェクトを前記第1領域に表示する際に、前記コミュニケーションサービスでメッセージを受信した順番に前記受信メッセージオブジェクトが並ぶように、前記第1領域に追加的に前記受信メッセージオブジェクトを表示する機能を有する
    ことを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 情報処理装置の情報処理部が異なる種類の複数のコミュニケーションサービスのうち、任意の前記コミュニケーションサービスでユーザがメッセージを受信したことを検出するステップと、
    前記情報処理装置の前記情報処理部が前記コミュニケーションサービスで前記ユーザが受信したメッセージについて、メッセージに関する情報を取得し、取得した情報の少なくとも一部を含む受信メッセージ情報を生成し記憶させるステップと、
    前記情報処理装置の前記情報処理部が前記受信メッセージ情報の少なくとも一部の情報およびチェックボタンを含むオブジェクトである受信メッセージオブジェクトを情報提供画面の第1領域に表示するステップと
    前記情報処理装置の前記情報処理部が、前記第1領域に表示された一の受信メッセージオブジェクトの前記チェックボタンが選択された場合、前記第1領域から前記一の受信メッセージオブジェクトを削除するステップとを含む
    ことを特徴とする情報処理方法。
  17. 情報処理装置の情報処理部が異なる種類の複数のコミュニケーションサービスのうち、任意の前記コミュニケーションサービスでユーザがメッセージを受信したことを検出するステップと、
    前記情報処理装置の前記情報処理部が前記コミュニケーションサービスで前記ユーザが受信したメッセージについて、メッセージに関する情報を取得し、取得した情報の少なくとも一部を含む受信メッセージ情報を生成し記憶させるステップと、
    前記情報処理装置の前記情報処理部が、前記受信メッセージ情報の少なくとも一部の情報およびアクションボタンを含むオブジェクトである受信メッセージオブジェクトを情報提供画面の第1領域に表示するステップと、
    前記情報処理装置の前記情報処理部が、前記第1領域に表示された一の受信メッセージオブジェクトの前記アクションボタンが選択された場合、前記一の受信メッセージオブジェクトに対応するアクションオブジェクトを前記第1領域とは異なる第2領域に表示するステップとを含む
    ことを特徴とする情報処理方法。
  18. 情報処理装置の情報処理部が異なる種類の複数のコミュニケーションサービスのうち、任意の前記コミュニケーションサービスでユーザがメッセージを受信したことを検出するステップと、
    前記情報処理装置の前記情報処理部が前記コミュニケーションサービスで前記ユーザが受信したメッセージについて、メッセージに関する情報を取得し、取得した情報の少なくとも一部を含む受信メッセージ情報を生成し記憶させるステップと、
    前記情報処理装置の前記情報処理部が、前記受信メッセージ情報の少なくとも一部の情報および異なる種類の複数のボタンを含むオブジェクトである受信メッセージオブジェクトを情報提供画面の第1領域に表示するステップと、
    前記情報処理装置の前記情報処理部が、前記コミュニケーションサービスで第1のユーザが第1のメッセージを送信し、第2のユーザが前記第1のメッセージを受信した場合に、前記第1のメッセージに対応する第1の受信メッセージオブジェクトを前記第2のユーザに提供する一方、前記第2のユーザが選択した前記第1の受信メッセージオブジェクトのボタンの種類を示す状況確認表示領域を前記第1のユーザに提供するステップとを含む
    ことを特徴とする情報処理方法。
  19. 情報処理装置の情報処理部が異なる種類の複数のコミュニケーションサービスのうち、任意の前記コミュニケーションサービスでユーザがメッセージを受信したことを検出するステップと、
    前記情報処理装置の前記情報処理部が前記コミュニケーションサービスで前記ユーザが受信したメッセージについて、メッセージに関する情報を取得し、取得した情報の少なくとも一部を含む受信メッセージ情報を生成し記憶させるステップと、
    前記情報処理装置の前記情報処理部が、前記受信メッセージ情報の少なくとも一部の情報を含むオブジェクトである受信メッセージオブジェクトを情報提供画面の第1領域に表示するステップと、
    前記情報処理装置の前記情報処理部が、前記情報提供画面に含まれる集中モード移行ボタンが選択された場合、前記コミュニケーションサービスに所定の通知を行い、所定の時間の間、前記第1領域を含まない前記情報提供画面を表示するか、または、新たな前記受信メッセージオブジェクトを前記第1領域に表示しないステップとを含む
    ことを特徴とする情報処理方法。
  20. 情報処理装置の情報処理部が異なる種類の複数のコミュニケーションサービスのうち、任意の前記コミュニケーションサービスでユーザがメッセージを受信したことを検出する第1ステップと、
    前記情報処理装置の前記情報処理部が前記コミュニケーションサービスで前記ユーザが受信したメッセージについて、メッセージに関する情報を取得し、取得した情報の少なくとも一部を含む受信メッセージ情報を生成し記憶させる第2ステップと、
    前記情報処理装置の前記情報処理部が、前記受信メッセージ情報の少なくとも一部の情報を含むオブジェクトである受信メッセージオブジェクトを情報提供画面の第1領域に表示する第3ステップとを含み、
    前記第1ステップにおいて前記情報処理装置の前記情報処理部は、前記第1領域を表示中に、何れかの前記コミュニケーションサービスで前記ユーザがメッセージを受信したことを検出した場合、受信したメッセージの緊急度が高いか否かを判別し、
    前記第3ステップにおいて前記情報処理装置の前記情報処理部は、メッセージの緊急度が高いときは、対応する前記受信メッセージオブジェクトを受信に応じて即座に前記第1領域に表示し、メッセージの緊急度が低いときは、対応する前記受信メッセージオブジェクトを、間隔をあけて定期的に訪れるタイミングで前記第1領域に表示するか、または前記ユーザから指示があったときに前記第1領域に表示する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  21. 情報処理装置の情報処理部が異なる種類の複数のコミュニケーションサービスのうち、任意の前記コミュニケーションサービスでユーザがメッセージを受信したことを検出するステップと、
    前記情報処理装置の前記情報処理部が前記コミュニケーションサービスで前記ユーザが受信したメッセージについて、メッセージに関する情報を取得し、取得した情報の少なくとも一部を含む受信メッセージ情報を生成し記憶させるステップと、
    前記情報処理装置の前記情報処理部が、前記受信メッセージ情報の少なくとも一部の情報およびアプリ関連ボタンを含むオブジェクトである受信メッセージオブジェクトを情報提供画面の第1領域に表示するステップと、
    前記情報処理装置の前記情報処理部が、前記アプリ関連ボタンが選択された場合、前記情報提供画面を表示する端末の特定のアプリケーションを起動させるステップとを含む
    ことを特徴とする情報処理方法。
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