JP7376383B2 - 航空機のメインランディングギアのドラッグブレースのバックアップ取付具アセンブリおよび関連方法 - Google Patents

航空機のメインランディングギアのドラッグブレースのバックアップ取付具アセンブリおよび関連方法 Download PDF

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Description

本開示は概して航空機に関し、特に、航空機のメインランディングギアのドラッグブレースのバックアップ取付具アセンブリおよび関連方法に関する。
一般的に、航空機(たとえば民間航空機)は、展開位置と引き込み位置との間で移動するように作動させることができるランディングギア(たとえば、左メインランディングギア、右メインランディングギアなど)を含む。たとえば、航空機の離陸手順の後にかつ/または離陸手順に関連して展開位置から引き込み位置に移動し、航空機の着陸手順の前にかつ/または着陸手順に関連して引き込み位置から展開位置に移動するように航空機のランディングギアを作動させることができる。ランディングギアは、たとえば、特に着陸時および制動時にきわめて高い荷重を受けることが多い。
本出願で開示されている航空機翼例は、後側と後側の反対側の前側とを有する後桁と、後桁に接続される胴体側リブと、後桁の前側に配置されるリブ支柱であって、リブ支柱は後桁に第2のリブを接続する、リブ支柱と、胴体側リブに接続される胴体側取付具と、胴体側取付具とリブ支柱との間で接続されるインタコスタル部材と、後桁の後側に配置されるドラッグブレース取付具とを含む。ドラッグブレース取付具はリブ支柱および胴体側取付具に、後桁を貫通して延伸する第1の複数の締め具により接続される。
本出願で開示されている方法例は、航空機の翼の後桁の後側にメインランディングギアのドラッグブレース取付具を配置するステップと、後桁の前側にリブ支柱、胴体側取付具およびインタコスタル部材を配置するステップであって、インタコスタル部材は胴体側取付具とリブ支柱との間に配置される、ステップと、ドラッグブレース取付具を第1の複数の締め具によりリブ支柱、胴体側取付具およびインタコスタル部材に接続するステップとを含む。
本出願で開示されている航空機翼例は、後側と後側の反対側の前側とを有する後桁と、後桁に接続される胴体側リブと、後桁の前側に配置され、後桁に第2のリブを接続するリブ支柱と、胴体側リブとリブ支柱とに接続される取付具と、後桁の後側に配置されるドラッグブレース取付具と、を含む。ドラッグブレース取付具はリブ支柱および取付具に、後桁を貫通して延伸する複数の締め具により接続される。
本出願で開示されている例を実施することができる航空機例を示す。 図1の航空機の左翼例で用いられる左メインランディングギア例を示す。 図2の左メインランディングギア例のドラッグブレース取付具例の拡大図である。 ドラッグブレース取付具によって後桁に現われ得る力を示す。 図3のドラッグブレース取付具例を後桁に接続するのに用いることができるバックアップ取付具アセンブリ例を示す、図2の航空機の左翼の内側から見た斜視図である。 図3のドラッグブレース取付具例を後桁に接続するのに用いることができるバックアップ取付具アセンブリ例を示す、図2の航空機の左翼の内側から見た斜視図である。 図3のドラッグブレース取付具例と図5Aおよび図5Bのバックアップ取付具アセンブリ例との間の接続部を示す後桁の断面図である。 図5Aおよび図5Bのバックアップ取付具アセンブリ例の一部を示す後桁の別の断面図である。 図3のドラッグブレース取付具例ならびに図5Aおよび図5Bのバックアップ取付具アセンブリ例の抽出斜視図である。 図3のドラッグブレース取付具例ならびに図5Aおよび図5Bのバックアップ取付具アセンブリ例の抽出斜視図である。 図5Aおよび図5Bのバックアップ取付具アセンブリ例の斜視図である。 図3のドラッグブレース取付具を後桁に接続するのに用いることができる別のバックアップ取付具アセンブリ例を示す、図2の航空機の左翼の内側から見た斜視図である。 図3のドラッグブレース取付具例および図11のバックアップ取付具アセンブリ例の抽出斜視図である。 翼組み立てプロセス中にドラッグブレース取付具およびバックアップ取付具アセンブリ例を設置しおよび/または組み立てる方法例を表わすフローチャートである。
図面の縮尺は一定ではない。さらに言えば、層または部位の厚さが図面中で拡大されている場合がある。ほとんどの場合で、同じまたは同様の部分を指すのに同じ参照番号が図面および添付の説明にわたって用いられている。本特許で用いられる場合、いずれかの部分(たとえば、層、フィルム、領域、部位またはプレート)がなんらかの仕方で別の部分上にある(たとえば、別の部分上に位置決めされるか、位置するか、配置されるか、形成される、など)と記載していることは、いずれか注目されている方の部分が他方の部分に当接しているか、これらの間に1つ以上の中間の部分が位置する状態で、注目されている方の部分が他方の部分の上にあることを示す。いずれかの部分が別の部分に当接すると記載していることは、2つの部分の間に中間の部分がないことを意味する。
別々に注目することができる複数の要素すなわち構成要素を特定するとき、記述語「第1」、「第2」、「第3」などが本特許で用いられる。その使用に関するものに基づいて特段記載されたり理解されたりしない限りにおいて、このような記述語は、順位、列挙物の物理的な順序や配置や、時間的な順序についてなんらかの意味を持たせることを意図しない一方で、開示されている例の理解を容易にするために、別々に複数の要素すなわち構成要素に注目するための標識として用いられるにすぎない。いくつかの例では、記述語「第1」が詳細な説明のある要素に注目するのに用いられる場合がある一方で、同じ要素が「第2」や「第3」などの異なる記述語を請求項で用いて注目される場合がある。このような場合、このような記述語が複数の要素すなわち構成要素に注目することを容易にするためにしか用いられないと解するべきである。
以下、航空機のメインランディングギアのドラッグブレース取付具用のバックアップ取付具アセンブリ例を開示する。以下で開示されているバックアップ取付具アセンブリ例により、後桁の面外荷重を低減するか無にする、メインランディングギアの引張り荷重の荷重経路の改善が実現される。以下で開示されているバックアップ取付具アセンブリ例は既知のバックアップ取付具構造よりも小型軽量でもあり、この結果、航空機に対する重量が抑えられることにより、燃料効率が改善される。以下、バックアップ取付具アセンブリ例を用いてドラッグブレース取付具を設置する関連方法も開示する。バックアップ取付具アセンブリ例は既知のバックアップ取付具構造よりも容易かつ迅速に設置され、これにより、総組み立て時間および総コストが抑えられる。
一般的に航空機(たとえば民間航空機)は、左翼の下(左翼の付け根の付近)で展開される左メインランディングギアと、右翼の下(右翼の付け根の付近)で展開される右メインランディングギアとを含む。各ランディングギアは、車輪が付される垂直支柱と、垂直支柱と翼や胴体の別の構造との間で延伸する1つ以上のブレースとを含む。いくつかの航空機では、引張り荷重(drag load)を翼の1つ以上の他の構造に伝達するのに用いられるドラッグブレースを用いる。たとえば、ドラッグブレースは垂直支柱と翼の後桁との間で接続される。ドラッグブレースは、後桁の後側に設置されるドラッグブレース取付具に接続される。(設計制約のため、一般的にドラッグブレース取付具は後桁上に位置する必要があり、ドラッグブレース取付具は外板パネル、台形パネルや胴体側リブに対するドラッグブレース取付具の一切の直接取り付けの妨げになっている)。たとえば着陸中には、ドラッグブレース取付具にはきわめて高い荷重がかかる。ドラッグブレース取付具によって後桁に伝えられる荷重の方向を制御することが重要である。後桁は炭素繊維などの複合材料で構成してもよい。いくつかの例では、後桁は、炭素繊維強化プラスチック(たとえば、熱硬化性複合体、熱可塑性複合体および/または金属基複合体)で構成される。複合体桁の場合、面外力を最小にすることは、桁の角(すなわち、桁腹板と桁弦材との間のアール部)に対して、当該面外力が桁のアール部内で層間剥離を誘発することによるなど、悪影響を及ぼすので重要である。
後桁に対する荷重を制御するために、既知の航空機のドラッグブレース取付具は一般的には後桁の前側の1つ以上の構造に(複数の締め具により)接続される。たとえば、いくつかの既知の航空機では、ドラッグブレース取付具は胴体側(SOB(side-of-body))取付具(SOBリブに接続されるもの)に接続され、また、第2のリブのリブ支柱に接続される。大荷重がドラッグブレース取付具に及ぼされると、SOB取付具およびリブ支柱が胴体側リブおよび第2のリブに荷重をそれぞれ伝達することで、2つのリブに内側に曲げる力が入力される。この内側曲がりを抑えるには、比較的大型で堅牢なSOB取付具が必要である。しかし、大型のSOB取付具を用いると、航空機の重量が大幅に増加する。さらに、荷重を上下の桁アール部から引き離すには、ガセット(補剛材)を追加した、より堅牢な末端取付具が一般的に必要であり、これにより、航空機の重量が増加する。さらに、このタイプのバックアップ構造では、ドラッグブレース取付具およびバックアップ構造を桁の角から遠ざけておくのに比較的高さ(上下外板間の高さ)のある翼ボックスが必要である。したがって、この既知のバックアップ構造は高い翼ボックスを有する航空機翼に限られ、他の寸法の航空機翼には実用上実施することができない。
他の既知の航空機では、SOBリブと第2のリブとの間に配置される中間リブ構造を利用する。この中間リブ構造は、翼ボックス内に深く延伸することによって面外荷重の大部分を上下外板に分散させる。しかし、この配置では、ドラッグブレース取付具が後桁のさらに機体外方に位置することが必要であり、それには、ドラッグブレース取付具がより機体内方に位置する場合よりも、より堅牢なギア三角形体構成要素が必要である。この配置には後桁に平行であるスピンドル軸線も必要であり、これは、後桁上に特設されるダウンロック支持取付具が必要なため、平行でない軸線配置よりも効率的ではない。さらに、中間リブ構造は比較的大型であるゆえに堅牢であるので、航空機の重量が増加する。大型堅牢なリブ中間体リブ構造では、バックアップ構造を他の寸法の航空機(たとえば、小型の翼ボックスを有する航空機)に組み込む集積性も限られる。さらに、この既知の配置では、穿孔、設置およびシーリングが困難な見えにくい締め具箇所が生じる。
以下、上記で特記された欠点を克服するバックアップ取付具アセンブリ例を開示する。概説すれば、以下で開示されているバックアップ取付具アセンブリ例は、SOBリブと第2のリブとの間にわたる水平インタコスタルを含む。インタコスタルは、メインランディングギアの引張り荷重に応じて桁の角での荷重を制限する経路を形成する。
以下で開示されているバックアップ取付具アセンブリ例は、SOB取付具、インタコスタル部材およびリブ支柱を含む。SOB取付具はSOBリブに接続され、リブ支柱は第2のリブに接続される。インタコスタル部材はSOB取付具とリブ支柱との間に配置されてこれらに接続される。SOB取付具、インタコスタル部材およびリブ支柱を含むバックアップ取付具アセンブリにドラッグブレース取付具が、後桁にわたって延伸する1つ以上の締め具により接続される。高荷重がドラッグブレース取付具に及ぼされると(たとえば、着陸および/または制動による引張り荷重)、荷重はSOB取付具、インタコスタル部材およびリブ支柱に伝達される。インタコスタル部材により、翼ボックス(後桁、SOBリブおよび第2のリブを含む)がその本来の形状を維持することができ、荷重をSOBリブおよび第2のリブの面内方向に、より効率的に分散させる荷重経路が実現される。したがって、バックアップ取付具アセンブリ例により、桁の角に影響を及ぼす後桁の面外荷重がなくなりかつ/または低減される。以下で開示されているいくつかの例では、SOB取付具、インタコスタル部材およびリブ支柱は、(たとえば、締め具により)接続してまとめられる別体の部品である。以下で開示されているいくつかの例では、インタコスタルをSOB取付具および/またはリブ支柱に一体化してもよい。このような例では、SOB取付具、インタコスタル部材および/またはリブ支柱は、単一の一体部品または構成要素であるように構成される。この一体化部品または構成要素により、SOB取付具、インタコスタル部材およびリブ支柱が別体の部品である例によって提供されるのと同じ主荷重経路が実現される。
以下で開示されているバックアップ取付具アセンブリ例は、既知のドラッグブレース取付具のバックアップ構造よりも小型軽量である。特に、以下で開示されているバックアップ取付具アセンブリ例ではインタコスタル部材を利用するので、SOB取付具の寸法および重量を抑えることができる。したがって、バックアップアセンブリ例を用いることで航空機の総重量が抑えられ、これにより、燃料効率が改善される。バックアップ取付具アセンブリ例を用いることで、既知の航空機の構成に見られるようなより堅牢な末端取付具に対する要求が緩和され、この結果、チタンなどの高価な材料で構成される部品のコストおよび重量を抑えることができる。また、以下で開示されているバックアップ取付具アセンブリ例により、設置/組み立て時間が短縮される。以下で開示されているバックアップ取付具アセンブリ例では、組み立てを困難にする直接見ることができない孔を利用しない(ただし、含むことは可能)。したがって、バックアップ取付具アセンブリ例を用いることで、航空機の総組み立て時間が短縮され、これにより、航空機を組み立てるコストが下がる。さらに、バックアップ取付具アセンブリ例を用いることで、既知のバックアップ構造の場合に一般的に必要とされるような、桁アール部領域の微小欠陥を検知する労働集約型(すなわち、部品製作公称仕様を超える)手作業検査の必要がなくなる。バックアップ取付具アセンブリ例は、小型でコンパクトな構成のため、より多種の航空機で用いることもできる。したがって、バックアップ取付具アセンブリ例は翼ボックス高さの低い航空機で用いることができる。
以下、図を参照して、図1は、以下で開示されている例を実施することができる航空機100の例を示す。航空機100は、胴体102と、胴体102に接続されて胴体102から外方に延伸する第1の翼104(左翼)と、胴体102に接続されて胴体102から外方に延伸する第2の翼106(右翼)とを含む。図の例では、航空機100は、第1の翼104によって支えられる第1のエンジン108と、第2の翼106によって支えられる第2のエンジン110とを含む。他の例では、航空機100はエンジンを1つだけ含んでも3つ以上のエンジンを含んでもよく、エンジンを航空機100の第1および/もしくは第2の翼104,106ならびに/または別の構造(たとえば、胴体102の尾部セクション)に接続してもよい。
航空機100は、タキシング、離陸および着陸に用いられるランディングギアを含む。航空機100のランディングギアは多様な構成を有してもよい。一般的な航空機では、左メインランディングギア(LMLG)と、右メインランディングギア(RMLG)と、胴体102の機首の付近にある前輪とを含む構成を用いる。LMLGは、第1の翼104が胴体102に接続される第1の翼104の付け根やその付近で第1の翼104の下部に接続される。同様に、RMLGは、第2の翼106が胴体102に接続される第2の翼106の付け根やその付近で第2の翼106の下部に接続される。前輪は機首の付近で胴体102の下部に接続される。LMLG、RMLGおよび前輪は展開状態と引き込み状態との間で移動可能である。
LMLGは、1つ以上の構造(たとえば、桁、ビームなど)を介して第1の翼104および胴体102に接続されてギア三角形体112を形成する。ギア三角形体112の箇所例は図1に示されている。いくつかの例では、ギア三角形体112は、さらに詳細に以下で開示されているように、後桁、ギアビームおよび胴体102の側部によって形成される。RMLGは別のギア三角形体を介して第2の翼106および胴体102に同様に接続される。ここで開示されている例はLMLGに関して記載されている。しかし、LMLGに関してここで開示されている例のいずれもRMLGに同様に適用することができると解する。
図2は、図1によるギア三角形体112を示す拡大図である。図2では、第1の翼104の上下外板(たとえばパネル)と操縦翼面とを取り除いて、ギア三角形体112を形成する第1の翼104の内部構造を露出させている。上記のように、第1の翼104は後桁200を含む。後桁200は第1の翼104の主耐荷重部材の1つである。後桁200は胴体102から第1の翼104の先端まで外方に延伸する。この例では、後桁200は桁腹板および弦材によって形成されるC形やU形の断面(図3および図4に関連してさらに詳細に示されている)を持つ。他の例では、後桁200はL形、T形やJ形の断面を持ってもよい。後桁200(腹板および弦材を含む)はほぼ一体の部品であってもよい。他の例では、弦材を腹板に機械的に固定することができ、同様のアール細部を形成することができる。いくつかの例では、後桁200は炭素繊維(たとえば炭素繊維強化プラスチック)などの複合材料で構成される。他の例では、後桁200を非複合材料(たとえばアルミニウム)で構成してもよい。第1の翼104は胴体102から外方に延伸し、第1の翼104の前側(機首側)に沿って延伸する前桁も有する。複数のリブ203(うち1つに図2で参照符号が付されている)が後桁200と前桁との間に接続され、上下外板パネルへの取り付けも担っている。図の例では、第1の翼104はギアビーム202も含む。ギアビーム202は後桁200と胴体102との間で接続される。
図2から分かるように、ギア三角形体112は、(1)ギアビーム202と、(2)胴体102とギアビーム202との間の後桁200の部分と、(3)後桁200とギアビーム202との間の胴体102の部分とを含む3つの主構造によって形成される。図2にはLMLG 204の例(場合によってランディングギアアセンブリと称する)も示されている。LMLG 204はギア三角形体112に接続される。LMLG 204は展開状態(図2に示されている状態)と引き込み状態すなわち格納状態との間で移動可能である。LMLG 204は、柱206(場合によって、緩衝ストラット、外部シリンダおよび/またはオレオと称する)と、柱206に接続される1つ以上の車輪208とを含む。図の例では、LMLG 204は4つの車輪208(うち1つに図2で参照符号が付されている)を含む。しかし、他の例では、LMLG 204はより多数であったり少数であったりする車輪(たとえば、1輪、2輪、3輪、5輪など)を含むことができる。柱206は、後桁200およびギアビーム202に(たとえばトラニオンを介して)枢着される。展開状態では、図2に示されているように、柱206は、車輪208が航空機100の下に位置するようにほぼ垂直に向けられる。LMLG 204を引き込むには(たとえば離陸後)、柱206を胴体102に向かって上方に回転させることで、胴体102の下部に形成されている格納室210に車輪208を移動させる。
航空機100が着陸中であったり離陸中であったりするときにきわめて大きい垂直荷重を受けることに加えて、柱206はきわめて大きい水平荷重(たとえば、左右向き荷重、後向き(引張り)荷重、前向き荷重など)にもさらされる。これらの水平荷重の一部を柱206とは別のところに伝達するために、LMLG 204はドラッグブレース212(第1のブレース)およびサイドブレース214(第2のブレース)を含む。ドラッグブレース212は柱206と後桁200(胴体102の付近)との間で接続される。サイドブレース214は柱206とギアビーム202(胴体102の付近)との間で接続される。ドラッグブレース212およびサイドブレース214の各々は、LMLG 204が引き込まれるときにドラッグブレース212およびサイドブレース214がそれぞれ折り畳まれるのを可能にする2つ以上のリンク(ストラット)を含むことができる。図の例では、ドラッグブレース212は、後桁200に接続されて当接するドラッグブレース取付具216を介して後桁200に接続される。
図3は後桁200上のドラッグブレース取付具216を示す。ドラッグブレース取付具216は後桁200の後側(尾部側)に接続される。アール細部を示すために、図3では後桁200の断面が示されている。この例では、後桁200は、腹板300、上部弦材302および弦材フランジ304を含む。上下の弦材302,304(場合によってフランジやキャップと称する)は腹板300から前方に延伸して、前方向に向く空隙部303を形成する。したがって、この例では、後桁200はC形やU形の弦材断面を持つ。しかし、他の例では、後桁200は、L形、T形やJ形の弦材断面などの他の形状の弦材断面を持ってもよい。後桁200を1つの部品または複数の部品(たとえば、組み立て腹板および弦材アセンブリ)で構成してもよい。後桁200は後側306(第1の側、尾部側)と、後側306の反対側の前側308(第2の側、前方側)とを有する。ドラッグブレース取付具216は後桁200の後側306に配置されて接続される。この例では、ドラッグブレース取付具216は後桁200の後側306に直接当接する。他の例では、ドラッグブレース取付具216と後桁200との間に1つ以上の中間の構造(たとえば、ガスケット、シール、スペーサなど)を配置してもよい。図の例では、ドラッグブレース取付具216は、複数の締め具310(たとえば、ボルト、ネジなど)(うち1つに図3で参照符号が付されている)により後桁200に接続される。図の例では複数の締め具310が用いられているが、任意の個数の締め具を用いてもよい(たとえば、1つの締め具、2つの締め具、3つの締め具など)と解する。締め具310は、さらに詳細にここで開示されているように、後桁200の前側308に配置されるバックアップ取付具アセンブリ例にドラッグブレース取付具216を接続する。
ドラッグブレース取付具216にはドラッグブレース212が枢着される。ドラッグブレース212は上部ストラット312およびスピンドル314を含む。上部ストラット312を下部ストラットに枢着してもよい。上部ストラット312はスピンドル314に(たとえば、ピンおよびブッシュにより)枢着される。スピンドル314はドラッグブレース取付具216の突出部316を介してドラッグブレース取付具216に枢着される。
ドラッグブレース212は、着陸、離陸、タキシングなどの際に受ける荷重を柱206(図2)からドラッグブレース取付具216に伝達する。当該荷重は比較的高い場合がある。たとえば、着陸および/または制動中にはきわめて大きい後方引張り荷重が車輪208(図2)および柱206(図2)に及ぼされる。この後方荷重により、ドラッグブレース212で大きい引張り荷重が生じる。この荷重は後桁200上のドラッグブレース取付具216に伝達される。ドラッグブレース取付具216に対する荷重はドラッグブレース212の方向(長手方向軸線)にある。
後桁200に対する方向性のある荷重を制御することが重要である。特に、後桁200を含む面内にある(すなわち、腹板300の面と揃う)後桁200に対する荷重/力のみを入力することが望ましく、特に、後桁200が複合材料で構成される例で望ましい。後桁200の面外力により、腹板300および上下の弦材302,304のアール部やその付近で望ましくない荷重が生じる場合がある。複合材料桁(たとえば、熱硬化性複合体か、熱可塑性複合体か、金属基複合体かに関わらず炭素繊維強化プラスチック)のアール部はこの領域で高荷重がかかる際に劣化の影響をより受け易い。図4は、腹板300と上部弦材302との間に形成されている桁の角すなわちアール部の側面図を示す。複合体桁はきわめて大きい面内力に耐えるように設計されていてその能力を持つ。しかし、複合体桁の場合、桁の角またはアール部およびその付近で面直方向の剪断荷重および曲げモーメント(すなわち面外荷重)を低減させることが望ましい。当該面外荷重により、複合材料の構造的健全性を低下させる層間剥離効果を生じさせる層間応力が生じる場合がある。
したがって、ドラッグブレース取付具216は後桁200を介して後桁200の前側308のバックアップ取付具アセンブリに接続される。ドラッグブレース取付具216とバックアップ取付具アセンブリとの間の接続部は、ドラッグブレース取付具216が受ける面外荷重を後桁200よりも、第1の翼104の1つ以上のリブ(図2)などの他の構造に伝達するように構成される。
図5Aおよび図5Bは本開示の教示にしたがって構成されるバックアップ取付具アセンブリ500の例を示す。バックアップ取付具アセンブリ500の例は、面外荷重が後桁200を避けて、代わりに第1の翼104のリブにかかるように、ドラッグブレース取付具216(図3)を第1の翼104の1つ以上のリブに接続するのに用いられる。図5Aおよび図5Bは、第1の翼104の内部から見て、後桁200の前側308(図3の桁の後側306の反対側にある側)で尾部の方を見ている図である。図5Aおよび図5Bでは、明確にするために第1の翼104の上部外板を取り除いている。
図5Aおよび図5Bに示されているように、第1の翼104は胴体側(SOB)リブ502を含む。SOBリブ502は胴体102(図1および図2)に沿って延伸し、第1の翼104が胴体102に接続される翼の付け根を形成する第1のリブである。SOBリブ502は、通常、SOB腹板、第1のリブやRIB 1とも称する。後桁200はSOBリブ502に接続され、SOBリブ502から外方に(たとえば、SOBリブ502と交差する方向に)延伸する。図の例では、SOBリブ502と後桁200とが末端取付具504を介して接続される。末端取付具504は、SOBリブ502と後桁200とを接続する角部取付具、角部アタッチメントや角部マウントを形成する。末端取付具504をSOBリブ502および後桁200に複数の締め具506(たとえば、ボルト、ネジなど)(うち1つに図5Aおよび図5Bの各々で参照符号が付されている)により接続してもよい。任意の個数の締め具506を用いてもよい(たとえば、1つの締め具、2つの締め具、3つの締め具など)。
図の例では、第1の翼104は第2のリブ508(RIB 2とも称する)も含む。第2のリブ508は、SOBリブ502に隣接し、SOBリブ502の機体外方にあるリブである。第2のリブ508はSOBリブ502に平行であってもほぼ平行であってもよい。第2のリブ508は後桁200に接続され、後桁200から前方に(たとえば、後桁200と前桁との間で)延伸する。図の例では、第2のリブ508はリブ支柱510を介して後桁200に接続される。リブ支柱510は後桁200の前側308に接続されて当接する。図の例では、リブ支柱510は後桁200に複数の締め具512(たとえば、ボルト、ネジなど)(うち1つに図5Aおよび図5Bの各々で参照符号が付されている)により接続される。さらに、リブ支柱510に第2のリブ508が複数の締め具514(たとえば、ボルト、ネジなど)(うち1つに図5Aおよび図5Bの各々で参照符号が付されている)により接続してもよい。任意の個数の締め具512,514を用いてもよい(たとえば、1つの締め具、2つの締め具、3つの締め具など)。
第1の翼104は、後桁200と前桁との間で同様に接続される複数のさらなるリブ(たとえば、図2のリブ203)を含む。各リブは隣接する2つのリブから離間している。リブの各々を、リブ支柱510と同様に、それぞれのリブ支柱を介して後桁200に接続することができる。いくつかの例では、第1の翼104に航空機燃料が格納される。たとえば、燃料を、後桁200、前桁、SOBリブ502、第1の翼104の機体外方側付近のリブ(たとえば、RIB 6)および上下外板(パネル)間に形成される空隙部に格納してもよい。リブの各々間の空隙部の各々が流体接続されるように、SOBリブ502と、第1の翼104の機体外方側付近のリブとの間のリブが開口部を有してもよい。航空機燃料をリブの各々間の領域に格納してもよい。
バックアップ取付具アセンブリ500の例は、ドラッグブレース取付具216を後桁200に接続するのに用いられ、また、荷重の少なくとも一部を後桁200以外の第1の翼104の構造に伝達するように構成されている1つ以上の構造を含む。この例では、バックアップ取付具アセンブリ500の例は、リブ支柱510と、SOBドラッグブレースバックアップ取付具516(本明細書ではSOB取付具516と称する)と、リブ支柱510とSOB取付具516との間に配置されるインタコスタル部材518とを含む。
図の例では、SOB取付具516はSOBリブ502に接続される。図5Aおよび図5Bに示されているように、SOB取付具516は後桁200からSOBリブ502に沿って前方に延伸する。SOB取付具516をSOBリブ502に1つ以上の締め具(締め具例が図7に関連してさらに詳細に示されている)により接続してもよい。図の例では、SOB取付具516の一部がSOBリブ502に当接して接続され、SOB取付具516の別の部分が末端取付具504に当接し、末端取付具504を介してSOBリブ502に接続される。さらに、SOB取付具516は後桁200および末端取付具504を介してドラッグブレース取付具216(図2および図3)に接続される。特に、末端取付具504は後桁200とSOB取付具516との間に配置される。末端取付具504にはSOB取付具516の後部腹板520が当接する。締め具310の1つ以上が、ドラッグブレース取付具216(図2および図3)、後桁200、末端取付具504およびSOB取付具516の後部腹板520を貫通して延伸する。
ドラッグブレース取付具216(図2および図3)はリブ支柱510にも締め具310の1つ以上により接続される。特に、締め具310の1つ以上は、ドラッグブレース取付具216、後桁200およびリブ支柱510を貫通して延伸する。したがって、ドラッグブレース取付具216は、SOBリブ502に接続されてSOBリブ502に力を(締め具310を介して)伝達するSOB取付具516に接続され、また、ドラッグブレース取付具216は、第2のリブ508に接続されて第2のリブ508に力を(締め具310を介して)伝達するリブ支柱510に接続される。したがって、ドラッグブレース取付具216はSOBリブ502と第2のリブ508とに接続される。
ドラッグブレース取付具216によって生じる後桁200の面外荷重を生じさせないようにするかほぼ抑えるために、バックアップ取付具アセンブリ500はインタコスタル部材518を含む。インタコスタル部材518はSOB取付具516とリブ支柱510との間に配置されてこれらに接続される。インタコスタル部材518をSOB取付具516とリブ支柱510とに1つ以上の締め具により接続してもよい。締め具例は図8および図9と併せてさらに詳細に開示されている。上記に加えて、いくつかの例では、インタコスタル部材518にはドラッグブレース取付具216が締め具310の1つ以上により接続される。このような例では、締め具310は、ドラッグブレース取付具216、後桁200およびインタコスタル部材518を貫通して延伸する。したがって、いくつかの例では、ドラッグブレース取付具216は、SOB取付具516、インタコスタル部材518およびリブ支柱510に締め具310により接続される。他の例では、締め具310をインタコスタル部材518に接続しなくてもよい。
いくつかの例では、締め具310の1つ以上によってドラッグブレース取付具216(図2および図3)を後桁200および/または末端取付具には接続するが、さらにSOB取付具516、インタコスタル部材518およびリブ支柱510のうちの1つにも接続することはない。たとえば、図5Bに示されているように、締め具310のうちの2つ(310aおよび310bで示されている)は、バックアップ取付具アセンブリ500の部品のいずれかを貫通して延伸せずに、ドラッグブレース取付具216(図2)を後桁200に接続する。いくつかの例では、ここで詳細に示されているように、末端取付具504の一部がインタコスタル部材518の一部と後桁200との間に配置される。したがって、インタコスタル部材518の一部が末端取付具504に当接し、インタコスタル部材518の別の部分が後桁200に当接する。他の例では、末端取付具504の全体がインタコスタル部材518と後桁200との間に配置され、インタコスタル部材518のどの部分も後桁200に当接しないように、インタコスタル部材518を配置してもよい。さらに他の例では、インタコスタル部材518が後桁200に当接し、インタコスタル部材518のどの部分も末端取付具504に当接しないように、インタコスタル部材518を配置してもよい。
図6は、ドラッグブレース取付具216およびバックアップ取付具アセンブリ500を見下ろしている、後桁200の断面図である。図6に示されているように、ドラッグブレース取付具216が後桁200を貫通して延伸する締め具310の1つ以上(うち1つに図6で参照符号が付されている)によりバックアップ取付具アセンブリ500に接続される。図6の荷重の線は、ドラッグブレース212(図2および図3)によってドラッグブレース取付具216に伝達される荷重の方向を表わす。この荷重は、たとえば、着陸および/または制動中に受ける荷重を表わしてもよい。腹板300(図3)に垂直の荷重の成分は締め具310の引張りを介してSOB取付具516、インタコスタル部材518およびリブ支柱510を含むバックアップ取付具アセンブリ500に伝達される。インタコスタル部材518を含まない既知の航空機では、この接続部によって第2のリブ508およびSOBリブ502に対するきわめて大きい面外荷重が(矢印AおよびBの方向に)生じる。特に、これらの面外荷重によってSOBリブ502と第2のリブ508とが内側に曲がる、すなわち、互いに向かって曲がる可能性がある。このように内側に曲がる結果として後桁200の面外荷重(たとえば、剪断やモーメント力)が生じるので、これは望ましくない。本開示のバックアップ取付具アセンブリ500の例は、後桁200に対するこの面外荷重を生じさせないようにしかつ/または大幅に低減する。インタコスタル部材518により、きわめて大きい荷重が着陸、タキシングなどの際に後桁200に印加されるときにSOBリブ502、第2のリブ508および後桁200はその本来の形状を強制的に維持する。インタコスタル部材518により、腹板300(図3)に垂直の荷重、すなわち、SOBリブ502および第2のリブ508の腹板方向の荷重を面内に向ける荷重経路(これはより効果的な荷重経路である)が実現され、これにより、SOBリブ502および第2のリブ508が内側に曲がることが防止されるかほぼ抑えられる。したがって、インタコスタル部材518により、このようにリブ502,508が内側に曲がることによって後桁200に入力される面外荷重が大幅に低減されるかなくなる。
この構成により、既知のバックアップ構造と比較してSOB取付具516の寸法を縮小することもできる。特に、SOBリブの面外撓みを防止するのを補助するために、既知のSOB取付具は比較的長く前方に延伸して、桁腹板に対する堅牢な取り付けを行なっている。しかし、これでは航空機翼の重量が大幅に増加する。インタコスタル部材例518の場合、SOB取付具例516を既知のSOB取付具よりも比較的短く小型に設計することができる。したがって、バックアップ取付具アセンブリ500の例により、航空機100(図1)に対する総重量が抑えられる。インタコスタル部材518を追加した場合でも、バックアップ取付具アセンブリ500は既知のバックアップ取付具構造よりも軽量であるので、航空機100に対する総重量が抑えられる。
図7はSOBリブ502の方(機体内方)を見ている、後桁200およびSOB取付具516の断面図である。図7に示されているように、締め具310によってドラッグブレース取付具216をSOB取付具516に接続する。締め具310は、ドラッグブレース取付具216と、後桁200と、末端取付具504と、SOB取付具516の後部腹板520とを貫通して延伸する。したがって、末端取付具504および後桁200がドラッグブレース取付具216とSOB取付具516との間に挟まれて締めつけられる。図7は、SOB取付具516をSOBリブ502に接続する複数の締め具700(たとえば、ボルト、ネジなど)(うち1つに図7で参照符号が付されている)も示す。締め具700(たとえば、SOB取付具516の後部腹板520に最も近い締め具700)のいくつかが末端取付具504を貫通して延伸することもしてもよい。任意の個数の締め具700を用いてもよい(たとえば、1つの締め具、2つの締め具、3つの締め具など)。
図8および図9は、締め具310(うち1つに図8および図9の各々で参照符号が付されている)によって接続されているバックアップ取付具アセンブリ500とドラッグブレース取付具216との抽出斜視図である。図8に示されているように、インタコスタル部材518は腹板800(たとえばプレート)を含む。腹板800は、第1の端802(機体内方端)と、第1の端802の反対側の第2の端804(機体外方端)と、第1および第2の端802,804間の第3の端806(尾部方向端)と、第3の端806の反対側の第4の端808(前端)とを有する。図の例では、インタコスタル部材518は、腹板800の第3の端806に接続されるフランジ810も含む。いくつかの例では、フランジ810は腹板800と直交する。他の例では、フランジ810を腹板800に対して別の角度で配置してもよい。フランジ810は、締め具310の1つ以上を受ける1つ以上の開口部を含む。バックアップ取付具アセンブリ500を設置するときには、フランジ810が末端取付具504(図5Aおよび図5B)および/または後桁200に当接する。インタコスタル部材518は、腹板800の第4の端808に接続される弦材812をさらに含む。いくつかの例では、弦材812は腹板800と直交する。他の例では、弦材812を腹板800に対して別の角度で配置してもよい。いくつかの例では、腹板800、フランジ810および/または弦材812間に1つ以上の補剛材を設けてもよい。いくつかの例では、腹板800、フランジ810および弦材812を単一の一体部品または構成要素として構成(たとえば、成型、機械加工)する。他の例では、腹板800、フランジ810および/または弦材812は、(たとえば、締め具により)接続してまとめられる別体の部品または構成要素であってもよい。
図の例では、インタコスタル部材518がSOB取付具516およびリブ支柱510に当接してこれらの間で接続される。図8に示されているように、腹板800の第1の端802はSOB取付具516に接続される。図の例では、腹板800をSOB取付具516の腹板すなわち補剛材816に複数の締め具814(たとえば、ボルト、ネジなど)(うち1つに図8で参照符号が付されている)によって接続する。同様に、腹板800の第2の端804はリブ支柱510に接続される。腹板800をリブ支柱510の腹板すなわち補剛材820に複数の締め具818(たとえば、ボルト、ネジなど)によって接続する。任意の個数の締め具814,818を用いてもよい(たとえば、1つの締め具、2つの締め具、3つの締め具など)。
これに加えてまたはこれの代わりに、インタコスタル部材518の1つ以上の他のセクションをSOB取付具516および/またはリブ支柱510に接続することができる。いくつかの例では、SOB取付具516および/またはリブ支柱510にインタコスタル部材518を接続するのに1つ以上のスプライスプレートを用いる。たとえば、図8および図9に示されているように、インタコスタル部材518の弦材812を腹板すなわち補剛材900(図9)に第1のスプライスプレート822および第2のスプライスプレート824を介して接続する。第1および第2のスプライスプレート822,824は弦材812および補剛材900に複数の締め具826(たとえば、ボルト、ネジなど)(うち1つに図8および図9の各々で参照符号が付されている)により接続される。任意の個数の締め具826を用いてもよい(たとえば、1つの締め具、2つの締め具、3つの締め具など)。他の例では、スプライスプレートを1つだけ弦材812とSOB取付具516との間に接続してもよいし、3つ以上のスプライスプレートを弦材812とSOB取付具516との間に接続してもよい。
図の例では、同様に、弦材812の反対側の端をリブ支柱510の腹板すなわち補剛材828に第3のスプライスプレート830を介して接続する。第3のスプライスプレート830は弦材812および補剛材828に複数の締め具832(たとえば、ボルト、ネジなど)(うち1つに図8および図9の各々で参照符号が付されている)により接続される。任意の個数の締め具832を用いてもよい(たとえば、1つの締め具、2つの締め具、3つの締め具など)。他の例では、2つ以上のスプライスプレートを弦材812とリブ支柱510との間に接続してもよい。
図の例では、SOB取付具516に接続される腹板800の第1の端802は、リブ支柱510に接続される腹板800の第2の端804よりも長い。これにより、SOBリブ502と第2のリブ508との間に荷重を分散させる効果的な荷重経路を設けたままにしつつ、リブ支柱510の奥行きを比較的浅くしておくことができる。主荷重の大部分がドラッグブレース取付具216の機体内方側に向けられ、しかもSOB取付具516の方に向けられる。リブ支柱510も荷重の多くを吸収する。図6のインタコスタル部材518の形状により、小型のリブ支柱510を用いることができるのと同時に、インタコスタル部材がより軽量になる。しかし、他の例では、腹板800の第1および第2の端802,804の長さは同じであってもよい。いくつかのこのような例では、インタコスタル部材518を直接第2のリブ508に接続してもよいし、リブ支柱510を延伸させてもよい。
図10は、後桁200(図2)に接続されるバックアップ取付具アセンブリ500の側部を示すバックアップ取付具アセンブリ500の斜視図である。締め具310(図3)のための開口部1000が、リブ支柱510、インタコスタル部材518およびSOB取付具516に形成されている(部品の各々の1つの開口部1000に参照符号が付されている)。図10に示されているように、フランジ810の尾部側1002が段部1004を含む。段部1004は末端取付具504(図4)に対応するように設計されている。特に、インタコスタル部材518が後桁200に接続されているとき、インタコスタル部材518のフランジ810の第1の部分1106が末端取付具504の分だけ後桁200(図5Aおよび図5B)から離され、インタコスタル部材518のフランジ810の第2の部分1108が後桁200に当接する。
図5A~図10の図の例では、SOB取付具516およびインタコスタル部材518は、接続してまとめられる別体の部品または構成要素である。他の例では、SOB取付具516とインタコスタル部材518とを単一の一体部品または構成要素として構成することができる。たとえば、図11は、本開示の教示にしたがって構成される別のバックアップ取付具アセンブリ1100の例を示す。上記で開示されているバックアップ取付具アセンブリ500の例と同様に、ドラッグブレース取付具216(図2)を後桁200を介してSOBリブ502および第2のリブ508に接続するのにバックアップ取付具アセンブリ例1100を用いてもよい。この例では、バックアップ取付具アセンブリ1100は取付具1102およびリブ支柱510を含む。取付具1102は、SOB取付具516と、図5A~図10のバックアップ取付具アセンブリ500の例のインタコスタル部材518との組み合わせにほぼ対応する単一の一体部品である。取付具1102はドラッグブレース取付具216(図2)に締め具310(うち1つに図11で参照符号が付されている)により接続される。締め具310は後桁200および/または末端取付具504を貫通して延伸する。取付具1102はSOBリブ502にも複数の締め具1104(たとえば、ボルト、ネジなど)(うち1つに図11で参照符号が付されている)により接続される。任意の個数の締め具1104を用いてもよい(たとえば、1つの締め具、2つの締め具、3つの締め具など)。バックアップ取付具アセンブリ1100は上記に開示されているバックアップ取付具アセンブリ500とほぼ同様に機能する。特に、上記に開示されているバックアップ取付具アセンブリ500と同様に、バックアップ取付具アセンブリ1100は後桁200の面外荷重を無にするか低減する荷重経路を形成する。取付具1102にSOB取付具516およびインタコスタル部材518が組み込まれているので、バックアップ取付具アセンブリ1100では上記に開示されているバックアップ取付具アセンブリ500よりも少数の締め具を利用する。したがって、いくつかの例では、図11の取付具1102を用いる結果、設置する必要がある締め具が少数になり、これにより、設置時間と航空機100に対する総重量とが抑えられる。
図12は、締め具310(うち1つに図12で参照符号が付されている)によって接続されているバックアップ取付具アセンブリ1100の例とドラッグブレース取付具216との抽出斜視図である。図12に示されているように、取付具1102は第1の腹板1200(たとえばプレート)を含む。第1の腹板1200は、第1の端1202(機体内方端)と、第1の端1202の反対側の第2の端1204(機体外方端)と、第1および第2の端1202,1204間の第3の端1206(尾部方向端)と、第3の端1206の反対側の第4の端1208(前端)とを有する。図の例では、取付具1102は、第1の腹板1200の第3の端1206に接続される第2の腹板1210を含む。いくつかの例では、第2の腹板1210は第1の腹板1200と直交する。第2の腹板1210は、締め具310の1つ以上を受ける1つ以上の開口部を含む。取付具1102は、第1の腹板1200の第1の端1202に接続される第3の腹板1212も含む。いくつかの例では、第3の腹板1212は第1の腹板1200と直交する。第3の腹板1212は、取付具1102をSOBリブ502(図11)に接続する締め具1104を受ける開口部1213(うち1つに図12で参照符号が付されている)を含む。取付具1102は、第1の腹板1200の第4の端1208に接続される弦材1214をさらに含む。いくつかの例では、弦材1214は第1の腹板1200と直交する。図の例では、取付具1102は、第1の腹板1200から外方に第2の腹板120および第3の腹板1212および/または弦材1214間で延伸する複数の補剛材1216(うち1つに図12で参照符号が付されている)を含む。補剛材1216によって取付具1102の剛性(rigidity and stiffness)が増加する。取付具1102を単一の一体部品または構成要素として構成(たとえば、成型、機械加工)することができる。
図の例では、取付具1102はリブ支柱510に接続されて当接する。いくつかの例では、リブ支柱510には第1の腹板1200の第2の端1204が接続される。たとえば、第1の腹板1200をリブ支柱510の腹板すなわち補剛材1220に複数の締め具1218(たとえば、ボルト、ネジなど)(うち1つに図12で参照符号が付されている)によって接続する。任意の個数の締め具1218を用いてもよい(たとえば、1つの締め具、2つの締め具、3つの締め具など)。これに加えてまたはこれの代わりに、取付具1102の1つ以上の他のセクションをリブ支柱510に接続することができる。いくつかの例では、取付具1102をリブ支柱510に接続するのに1つ以上のスプライスプレートを用いる。たとえば、図12に示されているように、取付具1102の弦材1214を腹板すなわち補剛材1222にスプライスプレート1224を介して接続する。スプライスプレート1224は、弦材1214および補剛材1222に複数の締め具1226(たとえば、ボルト、ネジなど)(うち1つに図12で参照符号が付されている)により接続される。任意の個数の締め具1226を用いてもよい(たとえば、1つの締め具、2つの締め具、3つの締め具など)。他の例では、弦材1214とリブ支柱510との間に2つ以上のスプライスプレートを接続してもよい。
第2の腹板1210の後側1228は、末端取付具504(図11)に対応する段部1230を含む。図5A~図10のインタコスタル部材518と同様に、取付具例1102が設置されているとき、第2の腹板1210の後側1228の一部が末端取付具504に当接し、後側1228の別の部分が後桁200に当接する。他の例では、末端取付具504の全体が取付具1102と後桁200との間に配置され、取付具1102のどの部分も後桁200に当接しないように、取付具1102を配置してもよい。さらに他の例では、取付具1102が後桁200に当接し、取付具1102のどの部分も末端取付具504に当接しないように、取付具1102を配置してもよい。同様に、第3の腹板1212の機体内方側1232は、末端取付具504に対応する段部1234を含む。取付具例1102が設置されているとき、第3の腹板1212の機体内方側1232の一部が末端取付具504に当接し、機体内方側1232の別の部分がSOBリブ502に当接する。他の例では、機体内方側1232の全体が末端取付具504に当接してもよいし、機体内方側1232の全体がSOBリブ502に当接してもよい。この例では取付具1102とリブ支柱510とが2つの別体の部品であるが、他の例では取付具1102とリブ支柱510とを単一の一体部品または構成要素として形成してもよい。このような例では、バックアップ取付具アセンブリ1100の全体を1つの部品または構成要素で構成してもよい。
締め具310,506,512,514,700,814,818,826,832,1104,1218,1226など、第1の翼104、ドラッグブレース取付具216およびバックアップ取付具アセンブリ例500,1100の様々な部品を接続する多くの締め具例がここで開示されている。これらの締め具は、ボルト、ネジ、クランプ、クリップなどの取り外し可能であったり復元可能であったりする締め具、および/またはリベットなどの復元が可能でない締め具を含む、あらゆる寸法および/またはタイプの締め具であることが可能である。さらに、ここで開示されている締め具例のいずれも、溶接、接着などの他の固定手段と置換することができる。また、バックアップ取付具アセンブリ500,1100の例の部品の多くが、バックアップ取付具アセンブリ500,1100の例の他の部品および/または第1の翼104の他の構造(たとえば、後桁200、SOBリブ502など)上に配置されかつ/またはそれに当接するものとして開示されているが、他の例では、1つ以上のシムまたは他の中間の構造をバックアップ取付具アセンブリ500,1100の例の部品の1つ以上および/または第1の翼104の構造の1つ以上間に配置してもよい。
図13は、ドラッグブレース取付具と、ここで開示されているバックアップ取付具アセンブリ500,1100の例のうちの1つなどのバックアップ取付具アセンブリとを組み立てかつ/または設置する方法例1300を表わすフローチャートである。航空機100の第1の翼104の組み立て中に方法例1300を実行してもよい。いくつかの例では、まず航空機の翼を組み立てた後、翼を胴体の側部に接続する。他の例では、様々な段階で翼を胴体に組みつける。図13の方法例1300は図5A~図10のバックアップ取付具アセンブリ500の例に関して説明されている。ただし、図11および図12のバックアップ取付具アセンブリ1100の例を用いて方法例1300を同様に実行することができることが分かる。方法例1300の要素を再配置、反復および/または省略してもよい。方法例1300では、後桁200に対する部品/構成要素の設置を開示している。後桁200ならびに様々な部品および構成要素は締め具を受けるために予め穿った孔を有してもよい。他の例では、様々な部品および構成要素を後桁200に設置するときに締め具孔の1つ以上を穿ってもよい。
ブロック1302で、末端取付具504を後桁200(たとえば、後桁200の機体内方側)に接続する。締め具506により末端取付具504を後桁200に接続することができる。ブロック1304で、1つ以上のリブ支柱を後桁200の前側308に接続する。たとえば、締め具512によりリブ支柱510を後桁200の前側308に接続することができる。
ブロック1306で、ドラッグブレース取付具216を後桁200の後側に配置する。ブロック1308で、バックアップ取付具アセンブリ500のSOB取付具516およびインタコスタル部材518を後桁200の前側308に配置する。ブロック1310で、インタコスタル部材518をSOB取付具516およびリブ支柱510に(たとえば、締め具814,818,826,832およびスプライスプレート822,824,830により)接続する。
ブロック1312で、ドラッグブレース取付具216をバックアップ取付具アセンブリ500に接続する。特に、ドラッグブレース取付具216をSOB取付具516、インタコスタル部材518および/またはリブ支柱510に後桁200(および末端取付具504)を介して接続する。いくつかの例では、ドラッグブレース取付具216をSOB取付具516、インタコスタル部材518およびリブ支柱510に、後桁200を(いくつかの箇所では末端取付具504も)貫通して延伸する締め具310により接続する。
いくつかの例では、まずリブ支柱510を後桁200に接続した後、SOB取付具516およびインタコスタル部材518をドラッグブレース取付具216に接続し、SOB取付具516およびインタコスタル部材518を互いに接続する。他の例では、まずリブ支柱510、インタコスタル部材518および/またはSOB取付具516の2つ以上を互いに接続した後、これらの部品をひとまとまりとして後桁200およびドラッグブレース取付具216に接続する。同様に、バックアップ取付具アセンブリ1100の取付具例1102の場合、最初に取付具1102をリブ支柱510に接続してもよいし、リブ支柱510を後桁200に接続した後にリブ支柱510に接続してもよい。
ブロック1314で、SOBリブ502を後桁200に末端取付具504を介して(たとえば締め具506により)接続する。ブロック1316で、SOB取付具516をSOBリブ502に締め具700により接続する。同様に、取付具例1102を用いる場合、取付具1102をSOBリブ502に接続する。ブロック1318で、1つ以上のリブをリブ支柱に接続する。たとえば、第2のリブ508をリブ支柱510に接続する。様々な他の部品または構成要素を設置し組みつけて第1の翼104を構成することができる。次に、第1の翼104を組み立てた後、第1の翼104を胴体102の側部に接続してもよい。同様に第2の翼106を組み立てて胴体102に接続してもよい。他の例では、まず後桁200を胴体102に接続することができ、その後、様々な他の部品または構成要素を後桁200に接続して第1の翼104を構築することができる。
「含む(including)」および「備える(comprising)」(ならびにそのすべての語形および時制)がオープンエンド用語であるように本出願では用いられている。したがって、請求項で「include」または「comprise」のいずれかの語形(たとえば、comprises,includes,comprising,including,havingなど)を序文として用いたり任意の種類の請求項記載中で用いたりする場合には常に、追加の要素、用語などが、対応する請求項または記載の範囲から逸脱しない限りにおいて存在してもよいと解する。本出願で用いられる語句「少なくとも(at least)」が、たとえば請求項の序文で移行用語として用いられる場合、これは、用語「含む」および「備える」がオープンエンドであるのと同様にオープンエンドである。たとえば、A、Bおよび/またはCなどの形態で用いられる場合の用語「および/または」は、(1)A単独、(2)B単独、(3)C単独、(4)AとB、(5)AとC、(6)BとC、(7)AとBとC、などのA、B、Cの任意の組み合わせまたは部分集合を指す。本出願において構造、構成要素、項目、対象および/または物を説明する文脈で用いられている語句「AおよびBの少なくとも1つ」は、(1)少なくとも1つのA、(2)少なくとも1つのBならびに(3)少なくとも1つのAおよび少なくとも1つのB、のいずれかを含む実現例を指すことを意図している。同様に、本出願において構造、構成要素、項目、対象および/または物を説明する文脈で用いられている語句「AまたはBの少なくとも1つ」は、(1)少なくとも1つのA、(2)少なくとも1つのBならびに(3)少なくとも1つのAおよび少なくとも1つのB、のいずれかを含む実現例を指すことを意図している。本出願においてプロセス、指示、動作、活動および/またはステップの実行を説明する文脈で用いられている語句「AおよびBの少なくとも1つ」は、(1)少なくとも1つのA、(2)少なくとも1つのBならびに(3)少なくとも1つのAおよび少なくとも1つのB、のいずれかを含む実現例を指すことを意図している。同様に、本出願においてプロセス、指示、動作、活動および/またはステップの実行を説明する文脈で用いられている語句「AまたはBの少なくとも1つ」は、(1)少なくとも1つのA、(2)少なくとも1つのBならびに(3)少なくとも1つのAおよび少なくとも1つのB、のいずれかを含む実現例を指すことを意図している。
上記から、メインランディングギアのドラッグブレース取付具からの荷重によって生じる後桁の荷重経路の改善を実現する方法例、装置例、および製品例が開示されていることが分かる。ここで開示されているバックアップ取付具アセンブリ例は複合体桁用の既知のドラッグブレース取付具のバックアップ構造よりも小型軽量であることで、バックアップ取付具アセンブリ例を様々な寸法の航空機翼で用いることができ、航空機の燃料効率が改善される。バックアップ取付具アセンブリ例は設置も容易であることで、航空機の製造に関連する時間および人件費が抑えられる。ここで開示されているバックアップ取付具アセンブリ例は、既知のバックアップ構造よりもきわめて高い荷重に対応することもできる。
以下の段落はここで開示されている例の様々な例を示す。
後側と後側の反対側の前側とを有する後桁と、後桁に接続される胴体側リブと、後桁の前側に配置されるリブ支柱であって、リブ支柱は後桁に第2のリブを接続する、リブ支柱と、胴体側リブに接続される胴体側取付具と、胴体側取付具とリブ支柱との間で接続されるインタコスタル部材と、後桁の後側に配置されるドラッグブレース取付具とを含む航空機翼を例1は含む。ドラッグブレース取付具はリブ支柱および胴体側取付具に、後桁を貫通して延伸する第1の複数の締め具により接続される。
ドラッグブレース取付具はインタコスタル部材に第1の複数の締め具の少なくとも1つにより接続される、例1の航空機翼を例2は含む。
インタコスタル部材は、第1の端と、第1の端の反対側の第2の端とを有する腹板を含む、例1または2の航空機翼を例3は含む。腹板の第1の端は胴体側取付具に接続され、腹板の第2の端はリブ支柱に接続される。
腹板の第1の端は腹板の第2の端よりも長い、例3の航空機翼を例4は含む。
腹板は胴体側取付具の補剛材に第2の複数の締め具により接続され、腹板はリブ支柱の補剛材に第3の複数の締め具により接続される、例3または4の航空機翼を例5は含む。
インタコスタル部材の腹板は、第3の端と、第3の端の反対側の第4の端とを含み、インタコスタル部材は、腹板の第3の端に接続されるフランジと、腹板の第4の端に接続される弦材とを含む、例3から5のいずれかの航空機翼を例6は含む。
第1の複数の締め具の少なくとも1つはフランジの1つ以上の開口部を貫通して延伸する、例6の航空機翼を例7は含む。
弦材は胴体側取付具およびリブ支柱に1つ以上のスプライスプレートを介して接続される、例6または7の航空機翼を例8は含む。
末端取付具をさらに含む例1から8のいずれかの航空機翼を例9は含む。末端取付具を介して後桁および胴体側リブは接続される。
末端取付具は胴体側取付具の後部腹板と後桁との間に配置され、第1の複数の締め具の少なくとも1つがドラッグブレース取付具、後桁、末端取付具、胴体側取付具の後部腹板を貫通して延伸する、例9の航空機翼を例10は含む。
インタコスタル部材の第1の部分が末端取付具の分だけ後桁から離され、インタコスタル部材の第2の部分が後桁に当接する、例9または10の航空機翼を例11は含む。
後桁は炭素繊維強化プラスチックで構成される、例1から11のいずれかの航空機翼を例12は含む。
航空機の翼の後桁の後側にメインランディングギアのドラッグブレース取付具を配置するステップと、後桁の前側にリブ支柱、胴体側取付具およびインタコスタル部材を配置するステップであって、インタコスタル部材は胴体側取付具とリブ支柱との間に配置される、ステップと、ドラッグブレース取付具を第1の複数の締め具によりリブ支柱、胴体側取付具およびインタコスタル部材に接続するステップとを含む方法を例13は含む。
後桁に胴体側リブを接続するステップと、胴体側取付具を胴体側リブに第2の複数の締め具により接続するステップとをさらに含む例13の方法を例14は含む。
リブ支柱に第2のリブを接続するステップをさらに含む例14の方法を例15は含む。
インタコスタル部材を胴体側取付具およびリブ支柱に接続するステップをさらに含む例13から15のいずれかの方法を例16は含む。
インタコスタル部材を胴体側取付具およびリブ支柱に接続するステップは、インタコスタル部材を胴体側取付具に第2の複数の締め具により接続するステップと、インタコスタル部材をリブ支柱に第3の複数の締め具により接続するステップとを含む、例16の方法を例17は含む。
後側と後側の反対側の前側とを有する後桁と、後桁に接続される胴体側リブと、後桁の前側に配置され、後桁に第2のリブを接続するリブ支柱と、胴体側リブとリブ支柱とに接続される取付具と、後桁の後側に配置されるドラッグブレース取付具とを含む航空機翼を例18は含む。ドラッグブレース取付具はリブ支柱および取付具に、後桁を貫通して延伸する複数の締め具により接続される。
取付具は胴体側リブおよびリブ支柱に当接する、例18の航空機翼を例19は含む。
取付具は後桁に当接する、例19の航空機翼を例20は含む。
いくつかの方法例、装置例および製品例がここで開示されているが、本特許のカバー範囲はこれらに限定されない。さらに言えば、本特許は、本特許の請求項の範囲に適正に含まれるすべての方法、装置および製品をカバーする。
112 ギア三角形体
120 腹板
200 後桁
202 ギアビーム
203 リブ
204 LMLG
206 柱
208 車輪
210 格納室
212 ドラッグブレース
214 サイドブレース
216 ドラッグブレース取付具
300 腹板
302 上部弦材
303 空隙部
304 弦材フランジ
306 後側
308 前側
310 締め具
312 上部ストラット
314 スピンドル
316 突出部
500 バックアップ取付具アセンブリ
502 SOBリブ
504 末端取付具
506 締め具
508 第2のリブ
510 リブ支柱
512 締め具
514 締め具
516 SOBドラッグブレースバックアップ取付具、SOB取付具
518 インタコスタル部材
520 後部腹板

Claims (20)

  1. 後側と前記後側の反対側の前側とを有する後桁と、
    前記後桁に接続される胴体側リブと、
    前記後桁の前記前側に配置されるリブ支柱であって、前記リブ支柱は前記後桁に第2のリブを接続する、リブ支柱と、
    前記胴体側リブに接続される胴体側取付具と、
    前記胴体側取付具と前記リブ支柱との間で接続されるインタコスタル部材と、
    前記後桁の前記後側に配置されるドラッグブレース取付具であって、前記ドラッグブレース取付具は、前記リブ支柱および前記胴体側取付具に、前記後桁を貫通して延伸する第1の複数の締め具により接続される、ドラッグブレース取付具と
    を備える航空機翼。
  2. 前記ドラッグブレース取付具は、前記インタコスタル部材に前記第1の複数の締め具の少なくとも1つにより接続される、請求項1に記載の航空機翼。
  3. 前記インタコスタル部材は、第1の端と、前記第1の端の反対側の第2の端とを有する腹板を含み、前記腹板の前記第1の端は、前記胴体側取付具に接続され、前記腹板の前記第2の端は、前記リブ支柱に接続される、請求項1または2に記載の航空機翼。
  4. 前記腹板の前記第1の端は、前記腹板の前記第2の端よりも長い、請求項3に記載の航空機翼。
  5. 前記腹板は、前記胴体側取付具の補剛材に第2の複数の締め具により接続され、前記腹板は、前記リブ支柱の補剛材に第3の複数の締め具により接続される、請求項3または4に記載の航空機翼。
  6. 前記インタコスタル部材の前記腹板は、第3の端と、前記第3の端の反対側の第4の端とを含み、前記インタコスタル部材は、前記腹板の前記第3の端に接続されるフランジと、前記腹板の前記第4の端に接続される弦材とを含む、請求項3から5のいずれか一項に記載の航空機翼。
  7. 前記第1の複数の締め具の少なくとも1つは、前記フランジの1つ以上の開口部を貫通して延伸する、請求項6に記載の航空機翼。
  8. 前記弦材は前記胴体側取付具および前記リブ支柱に1つ以上のスプライスプレートを介して接続される、請求項6または7に記載の航空機翼。
  9. 末端取付具をさらに含み、前記末端取付具を介して前記後桁および前記胴体側リブは接続される、請求項1から8のいずれか一項に記載の航空機翼。
  10. 前記末端取付具は前記胴体側取付具の後部腹板と前記後桁との間に配置され、前記第1の複数の締め具の少なくとも1つが前記ドラッグブレース取付具、前記後桁、前記末端取付具、前記胴体側取付具の前記後部腹板を貫通して延伸する、請求項9に記載の航空機翼。
  11. 前記インタコスタル部材の第1の部分が前記末端取付具の分だけ前記後桁から離され、前記インタコスタル部材の第2の部分が前記後桁に当接する、請求項9または10に記載の航空機翼。
  12. 前記後桁は炭素繊維強化プラスチックで構成される、請求項1から11のいずれか一項に記載の航空機翼。
  13. 航空機の翼の後桁の後側にメインランディングギアのドラッグブレース取付具を配置するステップと、
    前記後桁の前側にリブ支柱、胴体側取付具およびインタコスタル部材を配置するステップであって、前記インタコスタル部材は、前記胴体側取付具と前記リブ支柱との間に配置される、ステップと、
    前記ドラッグブレース取付具を第1の複数の締め具により前記リブ支柱、前記胴体側取付具および前記インタコスタル部材に接続するステップと
    を備える方法。
  14. 前記後桁に胴体側リブを接続するステップと、
    前記胴体側取付具を前記胴体側リブに第2の複数の締め具により接続するステップと
    をさらに含む請求項13に記載の方法。
  15. 前記リブ支柱に第2のリブを接続するステップをさらに含む請求項14に記載の方法。
  16. 前記インタコスタル部材を前記胴体側取付具および前記リブ支柱に接続するステップをさらに含む請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記インタコスタル部材を前記胴体側取付具および前記リブ支柱に接続するステップは、前記インタコスタル部材を前記胴体側取付具に第2の複数の締め具により接続するステップと、前記インタコスタル部材を前記リブ支柱に第3の複数の締め具により接続するステップとを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 後側と前記後側の反対側の前側とを有する後桁と、
    前記後桁に接続される胴体側リブと、
    前記後桁の前記前側に配置されるリブ支柱であって、前記リブ支柱は前記後桁に第2のリブを接続する、リブ支柱と、
    前記胴体側リブと前記リブ支柱とに接続される取付具と、
    前記後桁の前記後側に配置されるドラッグブレース取付具であって、前記ドラッグブレース取付具は、前記リブ支柱および前記取付具に、前記後桁を貫通して延伸する複数の締め具により接続される、ドラッグブレース取付具と
    を備える航空機翼。
  19. 前記取付具は、前記胴体側リブおよび前記リブ支柱に当接する、請求項18に記載の航空機翼。
  20. 前記取付具は、前記後桁に当接する、請求項19に記載の航空機翼。
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