JP7373969B2 - 化粧料の皮脂崩れ評価方法、化粧料の皮脂崩れ評価装置 - Google Patents

化粧料の皮脂崩れ評価方法、化粧料の皮脂崩れ評価装置 Download PDF

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Description

本発明は、化粧料の皮脂崩れ評価方法、化粧料の皮脂崩れ評価装置に関する。
化粧料の皮脂崩れは、特に、梅雨期や夏期に、化粧料ユーザーを悩ませる問題として知られており、昨今、皮脂崩れの防止を謳う化粧料の開発が盛んに行われている。
皮脂崩れの評価方法としては、実際にヒト肌に化粧料を塗布する方法の他、ヒト肌を使用しない簡易的な評価方法も用いられる場合がある。
簡易的な評価方法としては、例えば、人工皮革上に、液状の疑似皮脂を塗布した後に化粧料を塗布する、又は化粧料を塗布した後に液状の疑似皮脂を塗布する方法が報告されている(特許文献1、2参照)。
特許第4965811号公報 特許第5722615号公報
しかしながら、上記従来の化粧料の皮脂崩れ評価方法では、実際にヒトが化粧を施して化粧崩れが生じる状況に近い状況を再現することができていないという問題があった。
具体的には、液状の疑似皮脂の上に化粧料を塗布する方法では、疑似皮脂が液状であることで、化粧料が塗りにくい場合があった。さらに、化粧料を塗布後に液状の疑似皮脂を塗布する方法では、現実的に化粧料の下から皮脂が滲み出ることによる化粧料と皮脂の混ざり方とは異なり、皮脂崩れの重要な現象であるテカリ、膜はがれ、膜よれ、色沈み等が再現できない場合があった。
そこで、本発明は、化粧料の皮脂崩れをより適切に且つより簡便に評価することを可能にする化粧料の皮脂崩れ評価方法及び化粧料の皮脂崩れ評価装置を提供することを目的とする。
本発明の要旨は以下の通りである。
本発明の化粧料の皮脂崩れ評価方法は、被塗布体に脂肪酸(a)を含む組成物(A)を塗布し、塗布された前記組成物(A)に化粧料(B)をさらに塗布し、前記塗布体の表面温度が昇温した後に評価を行う、ことを特徴とする。
本発明の化粧料の皮脂崩れ評価装置は、被塗布体に脂肪酸(a)を含む組成物(A)及び化粧料(B)がこの順に積層されていることを特徴とする。
本発明の評価方法及び評価装置では、化粧膜の下に皮脂組成物を塗布した際に、皮脂組成物と化粧料とが評価前に混ざり合わないようにすることによって、化粧膜の下から皮脂が分泌されるというヒト肌を用いた現実の評価に近い形で適切に評価することを可能にする。また、ヒト肌での評価よりも大幅に短い時間で簡便に評価することができる。
本発明の好ましい評価方法及び評価装置では、被塗布体として、平滑な表面形状のもの、好ましくは凸曲面を有したもの、特に、鼻を模した形状のものを用いることによって、皮脂によるテカリの光の反射をより現実のヒトの顔に近い形状で観察できるようになる。さらに、被塗布体に、ポリウレタン製、シリコーン製等の弾力のある素材を用いることで、小鼻周り等の化粧料を塗布しにくい箇所に相当する箇所にも化粧料を塗布しやすくすることができる。
本発明によれば、化粧料の皮脂崩れをより適切に且つより簡便に評価することができる。
本発明の実施例の化粧料の皮脂崩れ評価方法、及び該評価方法において用いられる本発明の実施例の化粧料の皮脂崩れ評価装置について示す図である。(A)は、本発明の実施例の化粧料の皮脂崩れ評価装置を示す斜視図であり、(B)は、(A)に示す評価装置を線A-Aに沿う面により切断したときの断面図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という。)について、図面を参照して詳細に説明するが、本発明は以下の記載に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
図1は、本発明の実施例の化粧料の皮脂崩れ評価方法、及び該評価方法において用いられる本発明の実施例の化粧料の皮脂崩れ評価装置について示す図である。(A)は、本発明の実施例の化粧料の皮脂崩れ評価装置を示す斜視図であり、(B)は、(A)に示す評価装置を線A-Aに沿う面により切断したときの断面図である。
(化粧料の皮脂崩れ評価方法)
本実施形態の化粧料の皮脂崩れ評価方法は、被塗布体に脂肪酸(a)を含む組成物(A)を塗布し、塗布された組成物(A)に化粧料(B)をさらに塗布し、塗布体の表面温度が昇温した後に評価を行う、ことを特徴とする。
化粧料の皮脂崩れ現象は、肌の表面に塗布された化粧料が、肌の内部から表面に向けて分泌される皮脂と混ざり合うことによって、化粧料により整えられた肌の外観が損なわれる現象である。
本実施形態の化粧料の皮脂崩れ評価方法では、ヒト肌に相当し得る被塗布体と、皮脂に相当する組成物(A)と、化粧料(B)とを、この順に積層することが可能となり、実際にヒトが化粧を施して化粧崩れが生じる状況に近い状況を再現することが可能となる。
そのため、本実施形態の評価方法によれば、化粧料の皮脂崩れをより適切に評価することができる。
具体的には、本実施形態の評価方法では、皮脂崩れしにくい化粧料又はその含有成分と皮脂崩れしやすい化粧料又はその含有成分とを、より明確な差をもってより正確に評価することが可能となる。
また、本実施形態の評価方法では、従来の評価方法と比較して、より簡便に化粧料の皮脂崩れの性質を評価することも可能となる。
本実施形態の化粧料の皮脂崩れ評価方法は、テカリ、くすみ、膜はがれ、膜よれ、色沈み等の皮脂崩れに関連する現象の評価方法としても用いることができる。
また、本実施形態の化粧料の皮脂崩れ評価方法は、含有成分の全部を含む完成品の化粧料、含有成分の一部のみを含む試作品に適用することができ、また、個々の含有成分自体に対しても適用することができる。
例えば、人工皮革を用いた従来の評価方法では、人工皮革上に、液状の疑似皮脂を塗布した後に化粧料を塗布する、又は化粧料を塗布した後に液状の疑似皮脂を塗布する。かかる方法では、疑似皮脂と化粧料とが評価方法の初期において混ざり合ってしまい、前述の実際の化粧崩れの状況を再現することができていない。
一方、本実施形態の評価方法では、塗布された組成物(A)に化粧料(B)がさらに塗布されるため、上記の実際の化粧崩れの状況を再現することができ、ひいては化粧料の皮脂崩れのしやすさ及びしにくさをより正確に評価することが可能となる。
また、例えば、ヒト肌を用いた従来の評価方法では、肌の表面に化粧料を塗布した後、皮脂崩れの要因となる皮脂が肌から分泌されるのを待つために、長時間(例えば、8~13時間程度)静置することが必要となる。
一方、本実施形態の評価方法では、化粧料塗布後に短時間(例えば、20~50秒程度)で皮脂崩れの性質を評価することができ、より簡便に化粧料の皮脂崩れの性質を評価することが可能となる。
組成物(A)や化粧料(B)の塗布操作は、手で、又はスプーン、スパチュラ等の小道具で、行ってよい。被塗布体の曲面に沿った塗布を可能にする観点から、手での塗布が好ましい。
より良い評価をするためには、組成物(A)や化粧料(B)を直接塗布する際に、手が直接触れないように小道具や指サックを用いて塗布するという操作が好ましい。
本実施形態では、前述の本発明の効果を高める観点から、化粧料(B)を組成物(A)上に積層させることが好ましい(図1(B)参照)。
積層態様としては、特に限定されないが、例えば、組成物(A)の均一な厚さの層を被塗布体の表面に一様に形成した後、化粧料(B)の均一な厚さの層を組成物(A)の層の上に一様に形成してよい。目的や用途に応じて、組成物(A)の層の厚さ及び/又は化粧料(B)の層の厚さを局所的に厚く又は薄くしてもよい。
組成物(A)の塗布時の積層の厚さとしては、5~500μmとしてよい。
化粧料(B)の塗布時の積層の厚さとしては、1~500μmとしてよい。
本実施形態では、化粧料(B)を塗布した後に、被塗布体の表面温度を高めることが好ましい。また、化粧料(B)が液状にならない限りにおいて、化粧料(B)の塗布中から被塗布体の表面温度を高めてもよい。本実施形態では、化粧料(B)を塗布した後に、被塗布体の表面温度が高まるような状態となってもよい。
また、本実施形態では、組成物(A)と化粧料(B)との評価前における混合を避けやすくする意味で、化粧料(B)を固形状又は半固形状の組成物(A)に塗布することが好ましい。
本実施形態では、化粧料(B)を塗布した後に、被塗布体の表面温度を組成物(A)の滴点以上に高めることが好ましい。具体的には、被塗布体の温度を組成物(A)の滴点より3℃以上高い温度に高めることが好ましく、滴点より5℃以上高い温度に高めることがより好ましく、10℃以上高い温度に高めてもよい。
なお、「滴点」とは、ISO 4625-2、ASTM D3204に準拠して測定された値を指す。具体的には、自動滴点・軟化点測定システム(メトラー・トレド社製、型番:DP70又はDP90)を、昇温速度5℃/分の条件で用いて、測定したときの値を指す。
また、組成物(A)が脂肪酸(a)100質量%からなる場合には、組成物(A)の滴点は脂肪酸(a)の融点としてよい。
また、化粧料(B)の塗布時の温度と化粧料(B)の評価時の温度との差は、特に限定はしないが、好ましくは5℃以上、より好ましくは10℃以上、さらに好ましくは20℃以上であり、評価時に表面温度を高めることが、テカリを再現しやすく好ましい。
被塗布体の温度を組成物(A)の滴点以上に高める態様は、特に限定されない。
例えば、被塗布体に組成物(A)を塗布し、低温(例えば、4℃程度、好ましくは0~10℃の範囲、より好ましくは3~6℃の範囲としてよい。)に冷却した冷蔵室、又は極低温(例えば、-5℃程度、好ましくは-20~0℃の範囲、より好ましくは-12~-1℃の範囲としてよい。)に冷却した冷凍庫で、化粧料(B)を塗布した後に、塗布された被塗布体を室温(例えば、25℃程度、好ましくは15~30℃の範囲、より好ましくは20~28℃の範囲としてよい。)の部屋に取り出してよい。
また、例えば、室温(温度範囲については本段落前述と同様。)で被塗布体に組成物(A)と化粧料(B)とを塗布した後に、塗布された被塗布体をドライヤー、ヒーター、温風機等を用いて温めてもよい。
さらに、例えば、液化ガスと組成物(A)とを混合しエアゾールにして、被塗布体に噴射・塗布し、気化熱で冷却後、素早く化粧料(B)を塗布した後、塗布された被塗布体を室温(温度範囲については本段落前述と同様。)まで昇温させて評価してもよい。
皮脂崩れの評価は、被塗布体の温度を組成物(A)の滴点以上に高めた後、30秒以内に行ってよい。
皮脂崩れの評価としては、例えば、テカリ、くすみ、膜剥がれ、膜よれ、色沈み等の評価によって行ってよい。
以下、本発明の実施形態の評価方法及び評価装置の各要素について詳細に記載する。
-被塗布体-
被塗布体の材料としては、ヒト皮膚、ポリウレタン、シリコーン、イソプレンゴム、アクリルゴム、ニトリルゴム、スチレン・ブタジエンゴム等が挙げられ、実用性の観点から、ヒト皮膚、ポリウレタン、シリコーンが好ましい。
これらは、1種単独で用いてもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。
被塗布体は、上記材料を含むものであってよく、上記材料からなるものであることが好ましい。
本実施形態における被塗布体は、表裏両面を備える全体として平板状の成形体であってよい。
具体的には、被塗布体は、表面側の中央部分に鼻の形状を模した凸部を有するものとしてよく、鼻背、鼻翼、鼻尖に相当する部分を有するものとしてよい。より具体的には、被塗布体は、鼻模型であることが好ましい(図1(A)参照)。
凸部をその延在方向(鼻筋方向)に沿って切断したときの断面図においては、外輪郭線が示す凸部の高さは、上側の端から漸増していき、ピークに達した後に急減することが好ましい。また、凸部をその延在方向(鼻筋方向)に直交する方向に沿って切断したときの断面図(図1(B)参照)においては、外輪郭線が示す凸部の高さは、凸部の高さのピークの位置に関して左側と右側とで対称となることが好ましい。
鼻の形状を模した凸部の高さとしては、15~35mmであることが好ましく、凸部の平面視での幅としては、30~45mmであることが好ましい。
被塗布体の表面側の形状を上記のようにすれば、実際にヒトが化粧を施して化粧崩れが生じる状況に近い状況を再現することが可能となる。特に、鼻背、鼻翼、小鼻周りの箇所のテカリ等を評価することで皮脂崩れをより正確に評価することが可能となる。
また、より具体的には、被塗布体は、裏面側に凹部を有するものであることが好ましい。
被塗布体の裏面側の形状を上記のようにすれば、前述の被塗布体の表面温度を高める工程において、凹部にヒーター等を挿入することが可能となり、本実施形態の評価方法の簡便性をさらに高めることが可能となる。
-組成物(A)-
組成物(A)は、25℃で固形状又は半固形状であることが好ましい。
組成物(A)の滴点としては、上下限ともに特に限定されることなく、寒冷状況下での評価を行ううえでは低温(例えば、-数十℃)としてよく、また、灼熱状況下での評価を行ううえでは高温(例えば、数十℃)としてよい。具体的には、組成物(A)の滴点としては、本発明の効果を得やすいことから、-100℃~100℃としてよく、ヒトの通常の生活環境での評価を行う観点から、-20℃~70℃であることが好ましい。下限は、0℃以上、10℃以上、20℃以上、30℃以上、40℃以上としてよく、上限は、60℃以下、50℃以下、40℃以下としてよい。
より具体的には、実際の皮脂に近い組成物を用いつつ、滴点を実際の皮脂におけるそれと比較して高めることで、簡便な操作での評価を可能にする観点から、組成物(A)の滴点を、分泌される皮脂や人工皮脂における滴点と比較して高く設定することが好ましく、組成物(A)の滴点は、20~50℃であることが好ましく、より好ましくは25~45℃である。
より具体的には、組成物(A)の荷重としては、25℃で40以上500以下であることが好ましい。
本発明の効果を得やすくする意味で、より好ましくは、下限は、25℃で50以上、60以上としてよく、また、上限は、25℃で350以下、300以下としてよい。
なお、組成物(A)の「荷重」とは、滴点まで組成物(A)を溶解後、25℃に調整した恒温槽に24時間放置した試料を、荷重測定器(レオテック社製、FUDOH レオメーターRTC)を用いて、10mmφ球状アダプターによって2cm/minの針入速度で4mm針入させたときの最高値を指す。
組成物(A)に含まれる脂肪酸(a)の炭素数としては、14~22であることが好ましい。炭素数の下限は、14以上、16以上としてよく、また、上限は、20以下、18以下としてよい。
脂肪酸(a)の骨格としては、直鎖であっても分岐鎖であってもよい。
脂肪酸(a)の具体例としては、オレイン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、パルミトレイン酸、リノール酸、α-リノレン酸、γ-リノレン酸等が挙げられ、ヒト肌から分泌される皮脂に多く含まれるオレイン酸、パルミトレイン酸、リノール酸、パルミチン酸、ミリスチン酸が好ましい。
これらは、1種単独で用いてもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本実施形態では、特に、オレイン酸と、ミリスチン酸及びパルミチン酸なる群から選択される脂肪酸(a)を組み合わせて用いることが好ましい。
本実施形態では、脂肪酸(a)として、飽和脂肪酸を用いても不飽和脂肪酸を用いてもよい。また、不飽和脂肪酸の場合、二量体となっていてもよい。
組成物(A)に含まれる脂肪酸(a)の含有量としては、組成物(A)100質量%に対して、0質量%超100質量%以下としてよく、20質量%以上であることが好ましく、90質量%以下であることが好ましい。
より好ましくは、下限は、25質量%以上、30質量%以上、40質量%以上としてよく、また、上限は、85質量%以下、80質量%以下、70質量%以下としてよい。
脂肪酸(a)は、化粧料の皮脂崩れの大きな要因の一つである。
本実施形態の評価方法は、化粧料中に含まれる2価以上の金属イオンによって脂肪酸(a)が石鹸化するメカニズムを利用した皮脂崩れを抑える化粧料において、特に効果を有する。脂肪酸(a)の含有量が上記範囲であると、化粧料の効果の差異をより明確にかつ簡便に評価することが可能である。
ただし、この2価以上の金属イオンを含まない化粧料においても、塗布後に温度変化させて評価することにより、簡便に化粧料の皮脂崩れを評価することが可能である。
組成物(A)に含まれる脂肪酸(a)以外の成分としては、鼻や頬等から分泌される皮脂の含有成分、各種油剤等が好ましく挙げられる。
鼻や頬等から分泌される皮脂としては、トリグリセリド、スクワレン、ワックスエステル、コレステロール、コレステロールエステル等が挙げられる。
これらの皮脂想定としての各種油剤を組成物(A)に配合してもよく、かかる各種油剤としては、例えば、天然動植物油、エステル油、シリコーン油、炭化水素油等が挙げられる、実際の皮脂に近い成分である天然動植物油、エステル油がより好ましい。
脂肪酸(a)が比較的融点の低い不飽和脂肪酸(前述のオレイン酸、パルミトレイン酸、リノール酸、α-リノレン酸、γ-リノレン酸等)を含む場合、簡便な操作での評価を可能にする観点から、特に融点は限定されないが、融点が比較的高い成分、例えば、植物脂・植物ロウ又はその水添物、動物ロウ、コレステロール、コレステロールエステル、合成ロウ、シリコーンワックス、炭化水素固形油等を組み合わせると、組成物(A)の滴点を評価しやすい値に調整することが容易となる。
ここで、皮脂に含まれる成分以外の油剤として、植物脂・植物ロウ又はその水添物としては、例えば、パーム油(融点33~39℃)、水添パーム油(融点50~58℃)、マンゴー種子油(融点25~38℃)、シア脂(融点37℃)、カカオ脂(融点32~36℃)、モクロウ(融点49~56℃)、ムルムルバター(融点32~36℃)、水添やし油(融点32.3℃)、水添大豆油(融点34~42℃)、水添ナタネ油(融点34℃)、水添アーモンド油、マカデミア油、水添マカデミアナッツ油、水添アボカド油等が挙げられる。動物ロウとしては、例えば、ミツロウ(融点58~63℃)、ラノリン(融点40.8℃)等が挙げられる。シリコーンワックスとしては、例えば、2503 Cosmetic Wax(融点32℃)(東レ・ダウコーニング社製)、BELSIL SDM 5055 VP(融点30℃)(旭化成ワッカーシリコーン社製)、ABIL Wax 9800(融点26℃)(EVONIK社製)等のステアリルジメチコン;BELSIL CDM 3526VP(融点35℃)(旭化成ワッカーシリコーン社製)等のアルキル(C26~28)ジメチコン;ABIL Wax 2434(融点25℃)(EVONIK社製)等のステアロキシジメチコン;ABIL Wax 2440(融点40℃)(EVONIK社製)等のベヘノキシジメチコン;等が挙げられる。炭化水素油としては、Snow White Special(融点53~59℃)(SONNEBORN社製)等のワセリン;Paraffin Wax 120(融点48~53℃)(日本精蝋社製)、PARASERA 256(融点56~61℃)等のパラフィン;等が挙げられる。
上記融点が比較的高い成分としては、特に、体温付近の温度範囲を含む融点30~70℃の油剤で極性を有するものが、より実際の皮脂に近しく、評価が簡便となるため、好ましい。例えば、具体的には、シア脂(融点37℃)、ミツロウ(融点58~63℃)、乳酸セチル(融点41℃)等をかかる成分として用いると、簡便な評価を実現することができる。
また、脂肪酸(a)が比較的融点の低い不飽和脂肪酸を含む場合、比較的融点の高い飽和脂肪酸(a)(前述のミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸等)と組み合せることでも、組成物(A)の滴点を評価しやすい値に調整することが可能である。
また、融点の低い20℃で液状の油剤を含んでもよく、特にその特徴は限定しないが、実際の皮脂に近い油剤であるトリグリセリン脂肪酸エステルとして、例えばマカデミア(ナッツ)油や、その他スクワレン、スクワラン等を組み合わせても良い。
これらを1種または2種以上組み合わせた組成物(A)は、組成によって滴点が大きく変化するが、滴点に応じて塗布、または評価する際の温度条件と手段を変化させるものである。
組成物(A)に含まれる脂肪酸(a)以外の成分の含有量としては、組成物(A)100質量%に対して、0質量%以上100質量%未満としてよい。好ましくは、下限は、10質量%以上、20質量%以上としてよく、また、上限は、90質量%以下、80質量%以下としてよい。
組成物(A)の塗布量としては、本発明の効果が得られる限り特に限定されないが、被塗布体の表面積1cm2当たり1~5mgとすることが好ましい。下限は、1.5mg/cm2以上、2mg/cm2以上としてよく、また、上限は、4.5mg/cm2以下、4mg/cm2以下としてよい。
-化粧料(B)-
本実施形態において用いられる化粧料(B)としては、特に限定されることなく、実施者が皮脂崩れの評価に供したい化粧料としてよい。
化粧料(B)としては、例えば、液状、乳液状、クリーム状、固形状、ゲル状、ペースト状等、種々の形態で調製することができる。
また、化粧料(B)は、油性系、油中水型乳化系、水中油型乳化系、粉末系、固形粉末系等、種々の剤形で調製することができる。
具体的には、化粧料(B)としては、化粧水、乳液、クリーム、美容液、化粧油等のスキンケア化粧料;ファンデーション、メイクアップ下地、日焼け止め、ほほ紅、アイシャドウ、アイライナー、アイブロウ、オーバーコート剤等のメイクアップ化粧料;マッサージ化粧料等、種々の化粧料が挙げられ、本発明の効果の得やすさの観点から、地肌に対して直接的に又は近接的に塗布されるメイクアップ化粧料、特に、ファンデーション、メイクアップ下地、日焼け止め等の皮脂が出やすい鼻や額や頬に塗布する化粧料が好ましい。
なお、化粧料(B)は、医薬部外品や皮膚外用剤も含むものとしてもよい。
これらは、1種単独で用いてもよく2種以上を組み合わせて用いてもよい。
化粧料(B)の塗布量としては、本発明の効果が得られる限り特に限定されないが、被塗布体の表面積1cm2当たり0.1~3mgとすることが好ましい。下限は、0.3mg/cm2以上、0.5mg/cm2以上としてよく、また、上限は、2.5mg/cm2以下、2mg/cm2以下としてよい。
(化粧料の皮脂崩れ評価装置)
本実施形態の化粧料の皮脂崩れ評価装置は、被塗布体に脂肪酸(a)を含む組成物(A)及び化粧料(B)がこの順に積層されていることを特徴とする。
本実施形態の化粧料の皮脂崩れ評価装置における被塗布体、組成物(A)、化粧料(B)の詳細については、本実施形態の化粧料の皮脂崩れ評価方法におけるそれらと同様としてよい。
なお、本実施形態の化粧料の皮脂崩れ評価方法及び皮脂崩れ評価装置では、被塗布体に組成物(A)の層及び化粧料(B)の層以外の他の層が設けられていてもよい。
以上、図面を参照して、本発明の化粧料の皮脂崩れ評価方法及び本発明の化粧料の皮脂崩れ評価装置の実施形態について例示説明したが、上記実施形態には、適宜変更を加えることができ、本発明の評価方法及び評価装置は、上記例示の実施形態に限定されることはない。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではない。
後述の実施例及び比較例で用いた材料を記載する。
[組成物(A)]
[組成物(A-1~A-14)]
表1に示す組成及び条件で組成物を調製し、各組成物について滴点及び荷重を本願明細書に記載の方法で測定した。
Figure 0007373969000001
[化粧料(B)]
[化粧料(B-1)]
皮脂崩れしにくい化粧料として下記のものを調製した。
Figure 0007373969000002
[化粧料(B-2)]
皮脂崩れしやすい化粧料として下記のものを調製した。
Figure 0007373969000003
化粧品の化粧崩れの評価は下記のとおり行った。
<1.テカリ測定>
・観察方法
評価するモデルの50cm離れたところからLED白色光にて斜め45°左右からモデルを照射し、肌のテカリに関して目視評価を行った。10名の専門パネルにて評価した。
評価は、モデルに皮脂組成物のみを塗布したコントロールと比較し、下記基準に従って判定した。
・判定基準(評点:判定基準)
5:全くテカリが見られない
4:ほとんどテカリが見られない
3:テカリは見られるが目立たない
2:ややテカリが目立つ
1:非常にテカリが目立つ
<2.方法の評価>
上記<1.テカリ測定>の判定結果から、化粧料(B-1)と化粧料(B-2)とを比較して、皮脂崩れの発生をより正確によりわかりやすく捉えられたかどうかについて、評価した(正確性評価)。評価基準としては、上記<1.テカリ測定>の判定基準を用いた。化粧料(B-1)についての評点と化粧料(B-2)についての評点との間の差が大きいほど、より正確でよりわかりやすい方法であると判断した。
また、上記<1.テカリ測定>において、所要時間を測定し、また、化粧料を塗布した際の塗布しやすさを評価して、評価方法全体の簡便性を評価した(簡便性評価)。評価基準としては、○(優れる)、△(良好)、×(不良)の三段階の判定基準を用いた。
(実施例1、4~13)
実施例1では、ポリウレタン製の擬似鼻モデル(ビューラックス社製)(鼻尖部の高さ25mm、両鼻翼の外側間の幅38mmの鼻模型)を用いて評価した。
まず、鼻モデルに組成物(A-1、A-4~A-13)(ペースト状)を25℃で各々塗布(2.5mg/cm2)し、その上から同温度で化粧料(B-1)又は化粧料(B-2)を塗布(1mg/cm2)した。組成物(A)の層の厚さは400μm、化粧料の層の厚さは200μmであった。その後、ドライヤーで表面を約50℃まで加熱し、組成物(A-1、A-4~A-13)を溶解させた。
直後、表面温度約50℃の状態で鼻モデルのテカリの状態について観察した。
(実施例2、3)
実施例2、3では、実施例1で使用した擬似鼻モデルを用いて評価した。
まず、鼻モデルに組成物(A-2、A-3)(液状)を25℃で塗布(2.5mg/cm2)し、冷蔵庫(4℃)に10分間入れ組成物(A-2、A-3)を固化させた。冷蔵庫から取り出した直後、固化した状態の各々の組成物(A)の上から化粧料(B-1)又は化粧料(B-2)を塗布(1mg/cm2)した。組成物(A)の層の厚さは400μm、化粧料の層の厚さは200μmであった。
その後、擬似鼻モデルを室温(25℃)に5分間放置し、組成物(A-2、A-3)を各々溶解させ、鼻モデルのテカリの状態について観察した。
(比較例1)
比較例1では、ヒトの頬から鼻の部位を用いて評価した。
ヒトの頬から鼻の部位に、化粧料を塗布し、25℃、湿度40%の環境で8時間経過の後、上記部位のテカリの状態について観察した。
(比較例2)
比較例2では、皮膚疑似モデル(ビューラックス社製)を用いて評価した。
皮膚モデルに、上記化粧料を25℃で塗布(1mg/cm2)し、その上から同温度で組成物(A-2)(液状)を25℃で垂らした(2.5mg/cm2)。そして、0.5時間後、皮膚疑似モデルのテカリの状態について観察した。
(比較例3)
比較例2に記載の組成物(A-2)を室温で液状のまま塗布した後、液状の組成物(A-2)に対して化粧料を塗布したこと、また、化粧料塗布後にドライヤーで表面を加熱し組成物を溶解させるという操作を行わなかったこと以外は実施例1と同様の操作を行った。
(比較例4)
比較例4では、実施例1で使用した擬似鼻モデルを用いて評価した。
まず、鼻モデルに組成物(A-14)(液状)を25℃で塗布(2.5mg/cm2)し、冷凍庫(-5℃)に10分間入れ組成物(A-14)を固化させた。冷凍庫から取り出した直後、固化した状態の組成物(A)の上から化粧料(B-1)又は化粧料(B-2)を塗布(1mg/cm2)した。組成物(A)の層の厚さは400μm、化粧料の層の厚さは200μmであった。その後、擬似鼻モデルを室温(25℃)に5分間放置し、組成物(A-14)を溶解させ、鼻モデルのテカリの状態について観察した。
上記実施例及び比較例における詳細な条件及び結果を表4に示す。
Figure 0007373969000004
実施例1~13と、比較例1~4とを比較することにより、化粧料の皮脂崩れをより適切に且つより簡便に評価することができることがわかる。
比較例1では、テカリの状態の観察が可能となるのがヒトの皮膚表面からの皮脂の分泌が十分に生じてからとなるため、所要時間が長くなった。
比較例2では、化粧料に液状の組成物を塗布しており、ヒト肌上での化粧料と皮脂との混ざり方が再現できず、皮脂崩れしにくい化粧料でもテカリの程度が大きい箇所が生じ、また、皮脂崩れしやすい化粧料でもテカリの程度が小さい箇所が生じて、正確性評価が不良となった。
比較例3では、液状の組成物に化粧料を塗布しており、ヒト肌上での化粧料と皮脂との混ざり方が再現できず、皮脂崩れしにくい化粧料でもテカリの程度が大きい箇所が生じ、また、皮脂崩れしやすい化粧料でもテカリの程度が小さい箇所が生じて、正確性評価が不良となった。
比較例4では、脂肪酸がほぼ含まれず、組成物の滴点が非常に低かったため、冷凍庫を用いてもヒト肌上での化粧料と皮脂との混ざり方を十分に再現できているとは言い難い結果となった。
本発明によれば、化粧料の皮脂崩れをより適切に且つより簡便に評価することができる。

Claims (9)

  1. 被塗布体に脂肪酸(a)を含む組成物(A)を塗布し、塗布された前記組成物(A)に化粧料(B)をさらに塗布し、前記塗布体の表面温度を前記組成物(A)の滴点以上に昇温した後に評価を行う、化粧料の皮脂崩れ評価方法であって、
    前記組成物(A)が25℃で固形状又半固形状であり、
    前記組成物(A)の滴点が、40~60℃であり、
    被塗布体の表面温度を組成物(A)の滴点以上に高めた後、直後から30秒以内に評価する化粧料の皮脂崩れ評価方法
  2. 前記化粧料(B)を前記組成物(A)に積層させる、請求項1に記載の化粧料の皮脂崩れ評価方法。
  3. 前記化粧料(B)を固形状又は半固形状の組成物(A)に塗布する、請求項1又は2に記載の化粧料の皮脂崩れ評価方法。
  4. 前記被塗布体の材料が、ヒト皮膚、動物(非ヒト)皮膚、ポリウレタン、シリコーンからなる群から選択される少なくとも一つである、請求項1~3のいずれか一項に記載の化粧料の皮脂崩れ評価方法。
  5. 前記被塗布体が、表裏両面を備える平板状の成形体であり、表面側に凸部を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の化粧料の皮脂崩れ評価方法。
  6. 前記被塗布体が、鼻模型である、請求項5に記載の化粧料の皮脂崩れ評価方法。
  7. 前記脂肪酸(a)が炭素数14~18の脂肪酸を含み、前記脂肪酸(a)の含有量が、前記組成物(A)100質量%に対して20質量%以上である、請求項1~6のいずれか一項に記載の化粧料の皮脂崩れ評価方法。
  8. 前記脂肪酸(a)がオレイン酸、パルミトレイン酸、リノール酸からなる群から選択される少なくとも一つを含む、請求項7に記載の化粧料の皮脂崩れ評価方法。
  9. 前記組成物(A)の塗布量を、前記被塗布体の表面積1cm当たり1~5mgとする、請求項1~8のいずれか一項に記載の化粧料の皮脂崩れ評価方法。
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