JP7358706B2 - 鉄骨梁構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄骨梁構造に関する。
特許文献1には、鉄骨梁の耐火構造に関する技術が開示されている。この先行技術では、H形鋼の鉄骨梁の下フランジの上面に水冷層を設け、火災時に最も高温に加熱される下フランジを放出した水で冷却することで、耐火被覆材の厚さを増すことなく、鉄骨梁の耐火性能を向上させている。
特開2015-209712号公報
しかし、火災時には、鉄骨梁の側面側も高温に曝される。よって、鉄骨梁における下フランジ以外の部位、例えばウェブが高温に加熱される虞がある。
そして、鉄骨梁の材軸方向の端部が可燃性の構造材に接合されている場合、鉄骨梁が高温に加熱されると、鉄骨梁の端部から可燃性の構造材に火災熱が伝達される。
本発明は、上記事実に鑑み、鉄骨梁の材軸方向の端部から可燃性の構造材への火災熱の伝達を抑制することができる鉄骨梁構造を提供することが目的である。
第一態様は、可燃性の構造材と、上下方向に互いに対向する一対のフランジ部と、前記一対のフランジ部を接続するウェブ部と、を有し、材軸方向の端部が前記構造材に接合される鉄骨梁と、前記フランジ部及び前記ウェブ部との間に内部空間が形成されるように、前記鉄骨梁を覆う耐火被覆材と、前記鉄骨梁の少なくとも前記端部の前記内部空間に、板面が上下方向且つ前記材軸方向に沿って配置され、結晶水及び自由水の少なくとも一方を含む一又は複数の冷却部材と、を備えた鉄骨梁構造である。
第一態様の鉄骨梁構造では、火災時に、耐火被覆材で覆われた鉄骨梁の少なくとも端部の内部空間に、板面が上下方向且つ材軸方向に沿って配置された一又は複数の冷却部材から結晶水及び自由水の少なくとも一方が放出されることで、内部空間の温度上昇が抑制される。よって、火災時の鉄骨梁の端部の温度上昇が抑制され、この結果、鉄骨梁の端部から可燃性の構造材に伝達される火災熱が抑制される。
第二態様は、可燃性の構造材と、上下方向に互いに対向する一対のフランジ部と、前記一対のフランジ部を接続するウェブ部と、を有し、材軸方向の端部が前記構造材に接合された鉄骨梁と、前記フランジ部及び前記ウェブ部との間に内部空間が形成されるように、前記鉄骨梁を覆う耐火被覆材と、前記鉄骨梁の少なくとも前記端部の前記内部空間に、板面が上下方向且つ前記材軸方向と交差する方向に沿って配置されると共に前記材軸方向に間隔をあけて設置され、結晶水及び自由水の少なくとも一方を含む一又は複数の冷却部材と、を備えた鉄骨梁構造である。
第二態様の鉄骨梁構造では、火災時に、耐火被覆材で覆われた鉄骨梁の少なくとも端部の内部空間に、板面が上下方向且つ材軸方向と交差する方向に沿って配置されると共に材軸方向に間隔をあけて設置された一又は複数の冷却部材から結晶水及び自由水の少なくとも一方が放出されることで、内部空間の温度上昇が抑制される。よって、火災時の鉄骨梁の端部の温度上昇が抑制され、この結果、鉄骨梁の端部から可燃性の構造材に伝達される火災熱が抑制される。
第三態様は、可燃性の構造材と、上下方向に互いに対向する一対のフランジ部と、前記一対のフランジ部を接続するウェブ部と、を有し、材軸方向の端部が前記構造材に接合される鉄骨梁と、前記フランジ部及び前記ウェブ部との間に内部空間が形成されるように、前記鉄骨梁を覆う耐火被覆材と、前記鉄骨梁の少なくとも前記端部の前記内部空間に、前記フランジ部と間隔をあけて設置されると共に板面が水平方向且つ前記材軸方向に沿って配置され、結晶水及び自由水の少なくとも一方を含む一又は複数の冷却部材と、を備えた鉄骨梁構造である。
第三態様では、火災時に、耐火被覆材で覆われた鉄骨梁の少なくとも端部の内部空間に、フランジ部と間隔をあけて設置されると共に板面が水平方向且つ前記材軸方向に沿って配置された一又は複数の冷却部材から結晶水及び自由水の少なくとも一方が放出されることで、内部空間の温度上昇が抑制される。よって、火災時の鉄骨梁の端部の温度上昇が抑制され、この結果、鉄骨梁の端部から可燃性の構造材に伝達される火災熱が抑制される。
第四態様は、前記耐火被覆材は、前記鉄骨梁の側面を覆う側面被覆板を有し、前記冷却部材は、前記側面被覆板に接合されている鉄骨梁構造である。
第四態様の鉄骨梁構造では、冷却部材は鉄骨梁の側面を覆う側面被覆板に接合されているので、冷却部材を内部空間に容易に設置することができる。
本発明によれば、鉄骨梁の材軸方向の端部から可燃性の構造材への火災熱の伝達を抑制することができる。
第一実施形態の鉄骨梁構造の斜視図である。 第一実施形態の鉄骨梁構造のX方向に沿った縦断面図である。 図2の3-3線に沿った水平断面図である。 図1の鉄骨梁の斜視図である。 図3の5-5線に沿った縦断面図である。 第一実施形態の変形例の鉄骨梁構造の図5に対応する縦断面図である。 第二実施形態の鉄骨梁構造の鉄骨梁の斜視図である。 第二実施形態の鉄骨梁構造の図5に対応する縦断面図である。 第三実施形態の鉄骨梁構造の鉄骨梁の斜視図である。 第三実施形態の鉄骨梁構造の図5に対応する縦断面図である。 第三実施形態の変形例の鉄骨梁構造の図5に対応する縦断面図である。 図15(A)の試験体の長手方向の端部における耐火試験時の温度上昇を示すグラフである。 図15(A)の試験体及び図15(B)の試験体の長手方向の中央部における耐火試験時の温度上昇を示すグラフである。 図15(B)の試験体の長手方向の端部における耐火試験時の温度上昇を示すグラフである。 (A)は第一実施形態の鉄骨梁構造が適用された試験体の模式図であり、(B)は第一実施形態の鉄骨梁構造が適用された試験体の模式図である。
<第一実施形態>
本発明の第一実施形態の鉄骨梁構造について説明する。なお、水平方向の直交する二方向をX方向及びY方向とし、それぞれ矢印X及び矢印Yで示す。また、X方向及びY方向に直交する鉛直方向をZ方向とし、矢印Zで示す。
[構造]
先ず、本実施形態の鉄骨梁構造の全体構造について図1~図5を用いて説明する。
図1及び図2に示すように、鉄骨梁構造10は、鉄骨梁12、可燃性の構造部材の一例としての木質柱14、接合部材の一例としてのガセットプレート24及び耐火被覆材16を有している。
鉄骨梁12は、上下方向に互いに対向する一対のフランジ部82、84と、一対のフランジ部82、84を接続するウェブ部80と、を有するH形鋼によって構成されている。鉄骨梁12の上側のフランジ部82の上には、スラブ48が設けられている。なお、本実施形態における鉄骨梁12の材軸方向は、X方向である。また、本実施形態のスラブ48は、鉄筋コンクリート製であるが、これに限定されるものではない。
可燃性の構造体の一例としての木質柱14は、耐火構造となっている。具体的には、木質柱14は、荷重を支持する木質の木質心部18と、木質心部18を耐火被覆する耐火層15と、を有している。
木質心部18は、集成材や無垢材等の木質材によって構成されている。この木質心部18は、木質柱14が負担する荷重を支持可能な剛性及び耐力を有している。耐火層15は、木質心部18の周囲を取り囲む燃止層20と、燃止層20の周囲を取り囲む木製の燃代層22と、を備えている。
燃止層20は、木質心部18の外周面に沿って交互に配列された複数のセメント系硬化体50及び木質板材52とで構成されている。セメント系硬化体50及び木質板材52は、角柱状に形成され、木質心部18の材軸方向に沿って配置されている。これらのセメント系硬化体50及び木質板材52は、例えば、接着等によって木質心部18に接着されている。
セメント系硬化体50は、例えば、モルタルやグラウト等のように、木質板材52よりも高熱容量の高熱容量部材によって形成されている。これにより、燃止層20の熱容量が、全体として木質心部18及び燃代層22の熱容量よりも大きくなっている。この燃止層20によって、火災時における燃代層22の燃焼が自然鎮火され、その結果、木質心部18の燃焼が抑制される。
燃代層22は、集成材等の木質材によって形成され、火災時に燃焼して断熱層として機能する炭化層を形成することにより、木質心部18への火災熱の浸入を抑制する。この燃代層22は、燃止層20の外周面に沿った環状に形成されており、燃止層20を囲むとともに、燃止層20の外周面を被覆している。また、燃代層22は、例えば、接着剤等によっても燃止層20の外周面に接着されている。
接合部材の一例としてのガセットプレート24は、鋼板で構成され、端部に板状のベースプレート26が設けられている。
図2に示すように、ガセットプレート24の端部を構成するベースプレート26は、木質柱14の鉄骨梁12側の側面を構成する燃止層20及び燃代層22に形成された切欠部42に挿入されている。そして、木質心部18の側面にベースプレート26の背面36を接触させた状態で、木質柱14に鉄骨梁12が接合されている。
ガセットプレート24は、木質心部18に略水平に形成された貫通孔38にアンカーボルト28を貫通させ、このアンカーボルト28の両端部にナット30、32を捩じ込み締め付けることによって、木質心部18に固定されている。これにより、ガセットプレート24は、木質柱14から外側に張り出すようにして設けられている。なお、本実施形態では、木質心部18とナット30との間にプレート150を介在させている。
また、木質心部18の鉄骨梁12と逆側の側面には、ナット30、アンカーボルト28の左端部及びプレート150が収容される切欠部34が形成されている。そして、この切欠部34を覆うように燃止層20及び燃代層22が設けられている。なお、切欠部34には、ロックウール、モルタル等の断熱材Mが充填されて耐火処理が施されており、切欠部34から木質心部18への熱の進入を抑制している。
鉄骨梁12は、高力ボルト44及びナット46によってガセットプレート24にウェブ部80がボルト接合されることにより、ガセットプレート24にピン接合されている。これにより、ガセットプレート24は鉄骨梁12を木質柱14にピン接合し、鉄骨梁12と木質心部18と間での力が伝達される。
また、耐火被覆材16は、鉄骨梁12の側面と下面とを覆っている。本実施形態の耐火被覆材16は、けい酸カルシウム板からなる板状の側面被覆板40A、40B及び底面被覆板40Cで構成されている。
図3に示すように、耐火被覆材16の側壁を構成し、鉄骨梁12の側面を覆う側面被覆板40A、40Bの端部と、燃止層20の側面とは、直接又は図示していない耐火シールを介して繋がっている。なお、図3では、燃止層20の側面に側面被覆板40A、40Bの端部を接触させて、側面被覆板40A、40Bの端部と燃止層20の側面とが直接繋がっている例が示されている。
図2に示すように、耐火被覆材16の底壁を構成する底面被覆板40Cの端部と、木質心部18の側面とは、直接又は図示してない耐火シールを介して繋がっている。なお、図2では、木質心部18の側面に底面被覆板40Cの端部を接触させて、底面被覆板40Cの端部と木質心部18の側面とが直接繋がっている例が示されている。
図1~図5に示すように、耐火被覆材16によって、鉄骨梁12の上下のフランジ部82、84及びウェブ部80との間に内部空間90が形成される。なお、図4では木質柱14及びスラブ48の図示を省略している。また、図5では、鉄骨梁12におけるガセットプレート24との接合部位の図示を省略している。
図1、図3~図5に示すように、鉄骨梁12の材軸方向であるX方向の端部13の内部空間90に、板状の冷却部材100が設けられている。冷却部材100は、板面100Aが上下方向且つ材軸方向に沿って配置されている。なお、本実施形態では、冷却部材100は、一方の板面100Aが側面被覆板40A、40Bの内部空間90側の壁面に接合されている。また、本実施形態の冷却部材100は、結晶水及び自由水を含む石膏ボードで構成されている。
[作用及び効果]
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
火災時に、耐火被覆材16で覆われた鉄骨梁12の端部13の内部空間90に配置された冷却部材100から結晶水及び自由水が放出されることで、内部空間90の温度上昇が抑制される。よって、火災時の鉄骨梁12の端部13の温度上昇が抑制され、この結果、鉄骨梁12の端部13から木質柱14に伝達される火災熱が抑制される。したがって、木質柱14の耐火性能が向上する。別の観点から説明すると、鉄骨梁12の端部13から伝達される火災熱よる木質柱14の炭化又は着火が、防止又は抑制される。
また、冷却部材100は、板面100Aが上下方向且つ材軸方向であるY方向に沿って配置されている。つまり、内部空間90における側面被覆板40A、40Bと鉄骨梁12のウェブ部80との間に冷却部材100が設けられている。したがって、内部空間90における鉄骨梁12のウェブ部80と冷却部材100との間の温度上昇が効果的に抑制されるので、特にウェブ部80の温度上昇が効果的に抑制される。
また、冷却部材100は鉄骨梁12の側面を覆う側面被覆板40A、40Bに接合されているので、冷却部材100を内部空間90に容易に設置することができる。
ここで、本実施形態では、鉄骨梁12は、木質柱14に設けられたガセットプレート24にウェブ部80がボルト接合されることにより、木質柱14に接合されている。よって、鉄骨梁12の主にウェブ部80からガセットプレート24を介して、木質柱14に火災熱が伝導される。
しかし、前述したように、本実施形態では、鉄骨梁12における特にウェブ部80の温度上昇が効果的に抑制されるので、木質柱14に伝達される火災熱が効果的に抑制される。
(耐火試験)
図15(A)には、第一実施形態の鉄骨梁構造10が適用された試験体600が示されている。試験体600は、第一実施形態の鉄骨梁構造10と同様に、鉄骨梁12(図1等を参照)の周囲を耐火被覆材16(図1等を参照)で覆い、端部610の内部空間90(図1等を参照)に冷却部材100が設けられている。つまり、試験体600の材軸方向の端部610は、第一実施形態の鉄骨梁12の端部13(図1等を参照)と同様の構造である。なお、試験体600の材軸方向の中央部620の内部空間90(図1等を参照)には、冷却部材100が設けられていない。そして、この試験体600に対して、一般的な公的機関で実施される耐火性能試験に準じた耐火試験を行った。
図12は、図15(A)の試験体600の材軸方向の端部610のA1-A1線に沿った断面における上側のフランジ部82、下側のフランジ部84及びウェブ部80(図1等参照)のそれぞれ温度上昇を示すグラフである。
図13は、試験体600の材軸方向の中央部620のA2-A2線に沿った断面及びA3-A3線に沿った断面における上側のフランジ部82、下側のフランジ部84及びウェブ部80のそれぞれ温度上昇を示すグラフである。なお、A2-A2線に沿った断面とA3-A3線に沿った断面とで、若干温度上昇に違いがあるため、それぞれの部位で二本の線が引かれている。
図12のグラフ及び図13のグラフから試験体600の端部610は、中央部620よりも温度上昇が緩やかであることが判る。特に、ウェブ部80の温度上昇が効果的に緩やかになっていることが判る。
なお、260℃は、一般木材が着火する着火温度である。そして、試験体600のウェブ部80が着火温度に到達する時間は、中央部620は約45分後(図13参照)であるのに対して、端部610は105分後(図12参照)であり、ウェブ部80の温度上昇が効果的に抑制されていることが判る。
[変形例]
次に、本実施形態の変形例について図6を用いて説明する。なお、図6では、鉄骨梁12におけるガセットプレート24(図1参照)との接合部位の図示を省略している。
図6に示す変形の鉄骨梁構造11では、内部空間90に複数枚、本変形例では三枚の冷却部材100L、100M、100Nが、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。冷却部材100L、100M、100Nは、いずれも前述の第一実施形態の冷却部材100(図1等を参照)と同じ材料、すなわち石膏ボードで構成されている。
冷却部材100Lは、前述の冷却部材100(図1等を参照)と同様に、側面被覆板40A、40Bに接合されている。また、冷却部材100Nはウェブ部80に接合されている。そして、冷却部材100Mは、ウェブ部80と側面被覆板40A、40Bとの間の中間部に配置され、上下の端部が上下のフランジ部82、84に接合されている。
このように、内部空間90に複数枚、本変形例では三枚の冷却部材100L、100M、100Nが、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられているので、内部空間90の温度上昇が更に抑制される。また、ウェブ部80の温度上昇が更に効果的に抑制される。
なお、本変形例では、三枚の冷却部材100L、100M、100Nを内部空間90に設けたが、これら冷却部材100L、100M、100Nのうちの、いずれか二枚又は一枚のみを内部空間90に設けてもよい。
ここで、本変形例のウェブ部80に接合した冷却部材100Nは、ウェブ部80とガセットプレート24(図1等を参照)との接合部位には接合できない又は干渉しないように切欠き等を形成する必要がある。よって、板面が上下方向且つ材軸方向に沿って配置する一又は複数の冷却部材は、ウェブ部80と間隔をあけて設置することが望ましい。
<第二実施形態>
本発明の第二実施形態の鉄骨梁構造について説明する。なお、第一実施形態と同様の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[構造]
先ず、本実施形態の鉄骨梁構造の全体構造について図7及び図8を用いて、説明する。なお、図7では木質柱14(図1参照)及びスラブ48(図1参照)の図示を省略している。また、図8では、鉄骨梁12におけるガセットプレート24(図1参照)との接合部位の図示を省略している。
図7及び図8に示すように、耐火被覆材16によって、鉄骨梁12の上下のフランジ部82、84及びウェブ部80との間に内部空間90が形成される。そして、本実施形態の鉄骨梁構造210では、鉄骨梁12の材軸方向であるX方向の端部13の内部空間90に、板状の冷却部材200が複数設けられている。
複数の冷却部材200は、それぞれ板面200Aが上下方向且つ材軸方向と交差する方向、本実施形態では材軸方向と直交する方向であるY方向に沿って配置されている。また、複数の冷却部材200は、材軸方向に間隔をあけて互いに平行に設置されている。
本実施形態では、冷却部材200の端部は、側面被覆板40A、40Cの内部空間90側の壁面に接合されている。また、本実施形態の冷却部材200は、結晶水及び自由水を含む石膏ボードで構成されている。
なお、本実施形態では、前述のように、冷却部材200は、側面被覆板40A、40Cに接合されているが、これに限定されない。冷却部材200は、ウェブ部80に接合されていてもよいし、上下のフランジ部82、84の一方又は両方に接合されていてもよい。
また、本実施形態では、前述のように、複数の冷却部材200は、それぞれ板面200Aが上下方向且つ材軸方向と直交する方向であるY方向に沿って配置されているが、これに限定されない。板面200Aは、材軸方向と直交でなくてもよく、交差する方向であればよい。また、本実施形態では、複数の冷却部材200は、材軸方向に間隔をあけて互いに平行に設置されているが、これに限定されない。複数の冷却部材200は、互いに平行に設置されていなくてもよく、材軸方向に間隔をあけて設置されていればよい。更に、冷却部材200は、一枚のみ設けられていてもよい。
[作用及び効果]
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
火災時に、耐火被覆材16で覆われた鉄骨梁12の端部13の内部空間90に配置された複数の冷却部材200から、それぞれ結晶水及び自由水が放出されることで、内部空間90の温度上昇が抑制される。よって、火災時の鉄骨梁12の端部13の温度上昇が抑制され、この結果、鉄骨梁12の端部13から木質柱14に伝達される火災熱が抑制される。したがって、木質柱14の耐火性能が向上する。
また、冷却部材200は、板面200Aが上下方向且つ材軸方向に交差、本実施形態では直交する方向に沿って配置され、且つ材軸方向に間隔をあけて設置されている。よって、複数の冷却部材200の板面200Aの両方が、それぞれ内部空間90に露出しているので、露出面積が大きくなり、結晶水及び自由水が効果的に放出するので、冷却効果が向上する。
また、冷却部材200は鉄骨梁12の側面を覆う側面被覆板40A、40Bに接合されているので、冷却部材200を内部空間90に容易に設置することができる。
(耐火試験)
図15(B)には、第二実施形態の鉄骨梁構造210が適用された試験体700が示されている。試験体700は、第二実施形態の鉄骨梁構造10と同様に、鉄骨梁12(図7等を参照)の周囲を耐火被覆材16(図7等を参照)で覆い、端部710の内部空間90(図7等を参照)に冷却部材200が設けられている。つまり、試験体700の材軸方向の端部710は、第二実施形態の鉄骨梁12の端部13(図7等を参照)と同様の構造である。なお、試験体700の材軸方向の中央部720の内部空間90(図7等を参照)には、冷却部材100が設けられていない。そして、この試験体700に対して、一般的な公的機関で実施される耐火性能試験に準じた耐火試験を行った。
図14は、図15(B)の試験体700の材軸方向の端部710のB1-B1線に沿った断面における上側のフランジ部82、下側のフランジ部84及びウェブ部80(図7等参照)のそれぞれ温度上昇を示すグラフである。
なお、試験体700の材軸方向の中央部720のB2-B2線に沿った断面及びB3-B3線に沿った断面における上側のフランジ部82、下側のフランジ部84及びウェブ部80のそれぞれ温度上昇を示すグラフは、図13と同じである。
図14のグラフ及び図13のグラフから試験体700の端部710は、中央部720よりも温度上昇が緩やかであることが判る。特に、ウェブ部80の温度上昇が効果的に緩やかになっていることが判る。
なお、260℃は、一般木材が着火する着火温度である。そして、試験体700のウェブ部80が着火温度に到達する時間は、中央部720は約45分後(図13参照)であるのに対して、端部710は100分後(図14参照)であり、ウェブ部80の温度上昇が効果的に抑制されていることが判る。
ここで、第一実施形態の鉄骨梁構造10が適用された試験体600の端部610のウェブ部80が着火温度に到達する時間は約105分後である(図12を参照)。よって、ウェブ部80の温度上昇の抑制には、第二実施形態の鉄骨梁構造210よりも第一実施形態の鉄骨梁構造10の方が有効であることが判る。
<第三実施形態>
本発明の第三実施形態の鉄骨梁構造について説明する。なお、第一実施形態及び第二実施形態と同様の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[構造]
先ず、本実施形態の鉄骨梁構造の全体構造について図9及び図10を用いて、説明する。なお、図9では木質柱14(図1参照)及びスラブ48(図1参照)の図示を省略している。また、図10では、鉄骨梁12におけるガセットプレート24(図1参照)との接合部位の図示を省略している。
図9及び図10に示すように、耐火被覆材16によって、鉄骨梁12の上下のフランジ部82、84及びウェブ部80との間に内部空間90が形成される。そして、本実施形態の鉄骨梁構造310では、鉄骨梁12の材軸方向であるX方向の端部13の内部空間90に、板状の冷却部材300が設けられている。
冷却部材300は、板面300Aが水平方向且つ材軸方向に沿って配置され且つフランジ部82、84と間隔をあけて設置されている。また、複数の冷却部材300は、材軸方向に間隔をあけて互いに平行に設置されている。
本実施形態では、冷却部材300の端部は、側面被覆板40A、40Cの内部空間90側の壁面に接合されている。また、本実施形態の冷却部材300は、結晶水及び自由水を含む石膏ボードで構成されている。
なお、本実施形態では、冷却部材300は、側面被覆板40A、40Cに接合されているが、これに限定されない。冷却部材300は、ウェブ部80に接合されていてもよい。
[作用及び効果]
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
火災時に、耐火被覆材16で覆われた鉄骨梁12の端部13の内部空間90に配置された冷却部材300から、結晶水及び自由水が放出されることで、内部空間90の温度上昇が抑制される。よって、火災時の鉄骨梁12の端部13の温度上昇が抑制され、この結果、鉄骨梁12の端部13から木質柱14に伝達される火災熱が抑制される。したがって、木質柱14の耐火性能が向上する。
また、冷却部材300は鉄骨梁12の側面を覆う側面被覆板40A、40Bに接合されているので、冷却部材300を内部空間90に容易に設置することができる。
[変形例]
次に、本実施形態の変形例について図11を用いて説明する。なお、図11では、鉄骨梁12におけるガセットプレート24(図1参照)との接合部位の図示を省略している
図11に示す変形の鉄骨梁構造311では、内部空間90に複数枚、本変形例では三枚の冷却部材300が、上下方向に間隔あけて且つ上下のフランジ部82、84と間隔をあけて互いに平行に設けられている。
このように、内部空間90に複数枚、本変形例では三枚の冷却部材300が、上下方向に間隔をあけて設けられているので、内部空間90の温度上昇が更に抑制される。
<その他>
尚、本発明は上記実施形態及び変形例に限定されない。
例えば、上記実施形態及び変形例では、冷却部材100、100L、100M、100N、200、300は、鉄骨梁12の端部13にのみ設けられていたが、これに限定されない。内部空間90の材軸方向の全域に渡って冷却部材100、200、300が設けられていてもよい。要は、鉄骨梁12の少なくとも端部13の内部空間90に、冷却部材100、100L、100M、100N、200、300が設けられていればよい。
また、例えば、上記実施形態及び変形例では、冷却部材100、100L、100M、100N、200、300は、結晶水及び自由水を含む石膏ボードで構成されているが、これに限定されない。例えば、モルタル板や水を保持した無機質繊維ブランケット等であってもよい。要は、冷却部材100、100L、100M、100N、200、300は、結晶水及び自由水の少なくとも一方を含む部材であればよい。
また、上記実施形態及び変形例では、耐火被覆材16は、けい酸カルシウム板により構成された板状の側面被覆板40A、40Bと底面被覆板40Cとで形成されているが、これに限定されない。耐火被覆材16は、例えば、石こうボード、ロックウールボード、モルタルボード、セラミックファイバーボード、PCボード、ALCボード等であってもよい。或いは、ロックウール成形品等の巻き付け系の耐火被覆材16であってもよい。
また、上記実施形態及び変形例では、鉄骨梁12の上面がスラブ48で覆われていたが、これに限定されない。鉄骨梁12の上面も耐火被覆材で覆われている構成でもよい。
また、上記実施形態及び変形例では、木質柱14の燃止層20は、木質心部18の外周面に沿って交互に配列された複数のセメント系硬化体50及び木質板材52とで構成されていたが、これに限定されない。燃止層20は、木質心部32への火炎熱の浸入を抑制可能な層であればよく、例えば、難燃性を有する難燃性層や熱の吸収が可能な吸熱性層であってもよい。
なお、難燃性層としては、木材に難燃薬剤を注入して不燃化処理した難燃薬剤注入層が挙げられる。また、吸熱性層としては、一般木材よりも熱容量が大きな材料、一般木材よりも断熱性が高い材料等及び一般木材よりも熱慣性が高い材料等が挙げられる。更にこれらの材料と一般木材とを適宜組み合わせて形成してもよい。
また、難燃性層と吸熱性層とを適宜組み合わせて、例えば、難燃性層と吸熱性層とを交互に配置して、燃止層を形成してもよい。
なお、一般木材とは、米松、唐松、檜、杉及びあすなろ等の一般の木造建築に用いられる木材である。また、一般木材よりも熱容量が大きな材料としては、モルタル、石材、ガラス、繊維補強セメント、石こう等の無機質材料、各種の金属材料などが挙げられる。また、一般木材よりも断熱性が高い材料としては、けい酸カルシウム板、ロックウール、グラスウールなどが挙げられる。一般木材よりも熱慣性が高い材料としては、セランガンバツ、ジャラ、ボンゴシ等の木材が挙げられる。
また、上記実施形態及び変形例では、木質心部18を耐火被覆する耐火層15は、燃止層20及び燃代層22の二層構造であったが、これに限定されない。例えば、燃代層22を省略し、耐火層15を燃止層20のみで構成してもよい。更に、木質柱14は、耐火層を有しない無耐火構造の一般的な木質材で構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、鉄骨梁12は、ウェブ部80が木質柱14にガセットプレート24を介して接合されていたが、これに限定されない。ガセットプレート24以外の金属製の接合部材によってウェブ部80が木質柱14に接合されていてもよい。また、ウェブ部80以外も木質柱14に接合されていてもよい。
また、上記実施形態及び変形例では、鉄骨梁12の端部13は、木質柱14に接合されていたが、これに限定されない。例えば、鉄骨梁12の端部13は、鉄骨梁12とは別の梁、例えば木質梁に接合されていてもよい。更に、鉄骨梁12の端部13は木質柱及び木質梁以外の可燃性の構造材に接合されていてもよい。具体的には、例えば、ガラス繊維強化プラスチックや炭素繊維強化プラスチック等の繊維強化プラスチックで構成された柱及び梁等の可燃性の構造材に接合されていてもよい。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。また、複数の実施形態及び変形例等は、適宜、組み合わされて実施可能である。
10 鉄骨梁構造
11 鉄骨梁構造
12 鉄骨梁
13 端部
14 木質柱(可燃性の構造材の一例)
16 耐火被覆材
40A 側面被覆板
40B 側面被覆板
80 ウェブ部
82 フランジ部
84 フランジ部
90 内部空間
100 冷却部材
100A 板面
100L 冷却部材
100M 冷却部材
100N 冷却部材
200 冷却部材
200A 板面
210 鉄骨梁構造
300 冷却部材
300A 板面
310 鉄骨梁構造
311 鉄骨梁構造

Claims (6)

  1. 可燃性の構造材と、
    上下方向に互いに対向する一対のフランジ部と、前記一対のフランジ部を接続するウェブ部と、を有し、材軸方向の端部が前記構造材に接合される鉄骨梁と、
    前記フランジ部及び前記ウェブ部との間に内部空間が形成されるように、前記鉄骨梁を覆う耐火被覆材と、
    前記内部空間に、板面が上下方向且つ前記材軸方向に沿って前記鉄骨梁の前記端部にのみ配置され、結晶水及び自由水の少なくとも一方を含む一又は複数の冷却部材と、
    を備えた鉄骨梁構造。
  2. 可燃性の構造材と、
    上下方向に互いに対向する一対のフランジ部と、前記一対のフランジ部を接続するウェブ部と、を有し、材軸方向の端部が前記構造材に接合された鉄骨梁と、
    前記フランジ部及び前記ウェブ部との間に内部空間が形成されるように、前記鉄骨梁を覆う耐火被覆材と、
    前記鉄骨梁の少なくとも前記端部の前記内部空間に、板面が上下方向且つ前記材軸方向と交差する方向に沿って配置されると共に前記材軸方向に間隔をあけて複数設置され、結晶水及び自由水の少なくとも一方を含む板状の冷却部材と、
    を備えた鉄骨梁構造。
  3. 可燃性の構造材と、
    上下方向に互いに対向する一対のフランジ部と、前記一対のフランジ部を接続するウェブ部と、を有し、材軸方向の端部が前記構造材に接合される鉄骨梁と、
    前記フランジ部及び前記ウェブ部との間に内部空間が形成されるように、前記鉄骨梁を覆う耐火被覆材と、
    記内部空間に、下側の前記フランジ部と間隔をあけて設置されると共に板面が水平方向且つ前記材軸方向に沿って前記鉄骨梁の前記端部にのみ配置され、結晶水及び自由水の少なくとも一方を含む一又は複数の冷却部材と、
    を備えた鉄骨梁構造。
  4. 前記冷却部材は、前記鉄骨梁の前記端部にのみ設けられている、
    請求項2に記載の鉄骨梁構造。
  5. 前記耐火被覆材は、前記鉄骨梁の側面を覆う側面被覆板を有し、
    前記冷却部材は、前記側面被覆板に接合されている、
    請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の鉄骨梁構造。
  6. 前記冷却部材は、石膏ボードで構成されている、
    請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の鉄骨梁構造。
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