JP7357757B2 - 空調統合コントローラ、空調制御システムおよび空調制御方法 - Google Patents

空調統合コントローラ、空調制御システムおよび空調制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、空調制御システムにおいて複数の空調機の動作を制御する空調統合コントローラ、空調制御システムおよび空調制御方法に関する。
従来、複数の空調機を備え、空調対象空間において、人が存在する位置の空調機の動作を制御して、効率的に空調制御を行うシステムがある。このようなシステムでは、空調対象空間において人が存在する位置を正確に検出する必要がある。特許文献1には、熱画像処理装置が、空間に配置された複数の赤外線センサから熱画像を取得し、各熱画像の撮影位置および撮影傾きからなるオフセット量に基づいて各熱画像を補正し、補正後の熱画像を用いて空間全体の全体熱画像を生成する技術が開示されている。
特開2018-200252号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、赤外線センサの撮影方向によっては、ある赤外線センサでは人が重なっている状態で撮影されることがある。この場合、熱画像処理装置は、熱源すなわち人の位置を正確に検出できないため、熱画像からオフセット量を正確に求めることができない。そのため、熱画像処理装置は、精度良く全体熱画像を生成できない、という問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、空調対象空間において人の数および位置の検出精度を向上可能な空調統合コントローラを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示は、空調対象空間に設置され各々が指定された対象範囲の方向を向いて撮影して熱画像を出力する複数の撮影部を備える空調制御システムにおいて、複数の空調機の動作を制御する空調統合コントローラである。空調統合コントローラは、複数の撮影部を同期して同時に撮影させる制御を行う同期制御部と、熱画像から検出された人の数および位置の情報である複数の熱画像分の複数の検出情報と、複数の撮影部の位置、撮影方向、および撮影時刻の情報とを入力とし、対象範囲に含まれる人の数および位置を判定し、対象範囲に含まれる人の数および位置を示す在室者情報を出力する在室者判定部と、在室者情報を入力とし、複数の空調機のうち人が存在する位置の空調を制御する空調機に対して、動作を制御するための制御信号を出力する空調制御部と、を備える。在室者判定部は、複数の検出情報において同一対象範囲に含まれる人の数が異なる場合、各撮影部と各撮影部で撮影された熱画像に含まれる人との位置関係から同一対象範囲に含まれる人の数を特定する。
本開示に係る空調統合コントローラは、空調対象空間において人の数および位置の検出精度を向上できる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る空調制御システムの構成例を示す図 実施の形態1に係る空調制御システムのうち撮影装置および空調室内機の配置例を示す図 実施の形態1に係る撮影装置の動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る撮影装置から見た実際の対象範囲の例を示す図 実施の形態1に係る撮影装置が図4に示す対象範囲を撮影して得られた熱画像の例を示す図 実施の形態1に係る撮影装置から熱源までの距離と熱画像内での大きさとの関係を示す図 実施の形態1に係る画像解析部が熱画像から熱源である人の数および位置を検出する動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る空調統合コントローラの動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る撮影装置が撮影した熱源の配置の例を示す図 実施の形態1に係る2つの撮影装置が撮影した熱源の配置の例を示す図 実施の形態1に係る在室者判定部が検出情報から人の数および位置を判定する動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る空調統合コントローラが備える処理回路の例を示す図 実施の形態2に係る空調制御システムの構成例を示す図 実施の形態2に係る撮影装置の動作を示すフローチャート 実施の形態2に係る空調統合コントローラの動作を示すフローチャート 実施の形態3に係る画像解析部の動作を示すフローチャート
以下に、本開示の実施の形態に係る空調統合コントローラ、空調制御システムおよび空調制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの開示が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る空調制御システム1の構成例を示す図である。空調制御システム1は、撮影装置2a,2bと、空調室内機3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hと、空調室外機4a,4b,4c,4dと、空調統合コントローラ5と、リモートコントローラ6と、を備える。空調制御システム1は、空調対象空間において、空調統合コントローラ5が、空調室内機3a~3hおよび空調室外機4a~4dの動作を制御するシステムである。空調制御システム1では、撮影装置2aと空調室内機3a~3dとが空調リモコン通信線7aによって接続され、撮影装置2bと空調室内機3e~3hとが空調リモコン通信線7bによって接続されている。また、空調制御システム1では、空調室内機3a,3bと空調室外機4aとが空調内外通信線8aによって接続され、空調室内機3c,3dと空調室外機4bとが空調内外通信線8bによって接続され、空調室内機3e,3fと空調室外機4cとが空調内外通信線8cによって接続され、空調室内機3g,3hと空調室外機4dとが空調内外通信線8dによって接続されている。また、空調制御システム1では、空調室外機4a~4dと空調統合コントローラ5とが空調集中系通信線9によって接続されている。
以降の説明において、撮影装置2a,2bを区別しない場合は撮影装置2と称し、空調室内機3a~3hを区別しない場合は空調室内機3と称し、空調室外機4a~4dを区別しない場合は空調室外機4と称することがある。また、空調室内機3a~3hおよび空調室外機4a~4dをまとめて空調機と称することがある。空調統合コントローラ5が空調機の動作を制御するとは、空調統合コントローラ5が空調室内機3の動作を制御する、または、空調統合コントローラ5が空調室外機4の動作を制御する、または、空調統合コントローラ5が空調室内機3および空調室外機4の動作を制御する場合である。また、空調リモコン通信線7a,7bを区別しない場合は空調リモコン通信線7と称し、空調内外通信線8a~8dを区別しない場合は空調内外通信線8と称することがある。
空調制御システム1において、撮影装置2および空調統合コントローラ5は、空調リモコン通信線7、空調室内機3、空調内外通信線8、空調室外機4、および空調集中系通信線9を介して通信を行う。また、空調統合コントローラ5および空調室外機4は、空調集中系通信線9を介して通信を行う。また、空調統合コントローラ5および空調室内機3は、空調集中系通信線9、空調室外機4、および空調内外通信線8を介して通信を行う。以降の説明では、経由する構成については省略することがある。
図2は、実施の形態1に係る空調制御システム1のうち撮影装置2a,2bおよび空調室内機3a~3hの配置例を示す図である。空調制御システム1において、撮影装置2a,2bおよび空調室内機3a~3hは、空調対象空間100の天井などに設置される。撮影装置2aは、空調対象空間100において、撮影範囲101aの範囲を撮影する。撮影装置2aは、撮影範囲101a内の熱源102を検出することができる。同様に、撮影装置2bは、空調対象空間100において、撮影範囲101bの範囲を撮影する。撮影装置2bは、撮影範囲101b内の熱源102を検出することができる。なお、図1および図2に示す空調制御システム1の構成は一例であって、これに限定されない。撮影装置2に接続される空調室内機3の数は4つに限定されない。また、空調制御システム1は、3つ以上の撮影装置2を備えることも可能である。また、撮影装置2a,2bの設置位置は、天井に限定されず、空調対象空間にある熱源を検出可能な位置であれば、壁面の天井付近の高い位置などに設置されてもよい。
撮影装置2の構成について説明する。撮影装置2は、撮影部21と、画像解析部22と、を備える。撮影部21は、空調対象空間に設置され、空調統合コントローラ5から指定された対象範囲の方向を向いて撮影する。撮影部21は、撮影方向を変更可能な可動式の赤外線カメラである。撮影部21は、撮影して得られた熱画像を画像解析部22へ出力する。空調制御システム1として見た場合、複数の撮影部21は、空調対象空間に設置され各々が指定された対象範囲の方向を向いて撮影して熱画像を出力する。空調制御システム1において、複数の撮影部21は、回転動作によって各々が独立して撮影方向を変えることができる。画像解析部22は、撮影部21から取得した熱画像から、熱画像に含まれる人の数および位置を検出する。画像解析部22は、検出された人の数および位置の情報である検出情報を空調統合コントローラ5へ出力する。すなわち、複数の撮影装置2の各々は、検出情報を空調統合コントローラ5へ出力する。
空調統合コントローラ5の構成について説明する。空調統合コントローラ5は、同期制御部51と、在室者判定部52と、空調制御部53と、表示部54と、を備える。同期制御部51は、複数の撮影部21、すなわち複数の撮影装置2を、同期して同時に撮影させる制御を行う。具体的には、同期制御部51は、複数の撮影部21に対して対象範囲を指定し、同時刻において同じ対象範囲を異なる方向から撮影するように複数の撮影部21を同期して動作させる。在室者判定部52は、複数の撮影装置2の各々から検出情報を取得する。在室者判定部52は、複数の撮影装置2からの複数の熱画像分の複数の検出情報と、複数の撮影装置2の位置、撮影方向、および撮影時刻の情報とを入力とし、対象範囲に含まれる在室者である人の数および位置を判定する。在室者判定部52は、対象範囲に含まれる人の数および位置を示す在室者情報を空調制御部53へ出力する。空調制御部53は、在室者情報を入力とし、複数の空調機のうち人が存在する位置の空調を制御する空調機に対して、動作を制御するための制御信号を出力する。表示部54は、在室者情報を表示する。空調制御システム1の管理者は、表示部54に表示される在室者情報を確認することによって、人の多いエリアを把握することができ、適切な空調制御に手動で変更することができる。
リモートコントローラ6は、空調室内機3に対して、ユーザが運転モード、所望の温度などを設定する。なお、図1の例では、リモートコントローラ6が空調室内機3hのみに接続されているが、空調室内機3毎にリモートコントローラ6を備えるようにしてもよい。また、1つのリモートコントローラ6で複数の空調室内機3に接続できるようにしてもよい。また、リモートコントローラ6は、空調統合コントローラ5が備える表示部54と同様の表示部を備え、在室者情報を表示してもよい。
つづいて、撮影装置2の動作について説明する。図3は、実施の形態1に係る撮影装置2の動作を示すフローチャートである。撮影装置2において、撮影部21は、空調統合コントローラ5から撮影の対象範囲の指示があったか否かを判定する(ステップS101)。空調統合コントローラ5から対象範囲の指示がない場合(ステップS101:No)、撮影部21は、空調統合コントローラ5から対象範囲の指示があるまで待機する。空調統合コントローラ5から対象範囲の指示があった場合(ステップS101:Yes)、撮影部21は、撮影方向を決定して、指示された対象範囲を撮影する(ステップS102)。
空調統合コントローラ5、詳細には同期制御部51から撮影装置2へ対象範囲を指示する方法については、いくつかの方法がある。例えば、空調統合コントローラ5が、各撮影装置2へ撮影装置2毎に個別に撮影方向を指示して同一対象範囲が撮影されるように指示してもよい。この場合、空調統合コントローラ5は、撮影装置2毎に個別に撮影方向を算出するため処理負荷がかかる。ただし、撮影装置2は、指示された撮影方向に向けて撮影するだけなので処理負荷を低くできる。また、空調統合コントローラ5が、各撮影装置2へ対象範囲を特定可能な座標などを用いて共通の指示をして同一対象範囲が撮影されるように指示してもよい。この場合、空調統合コントローラ5は、各撮影装置2に共通の指示をするだけなので処理負荷を低くできる。ただし、撮影装置2は、指示された対象範囲の方向を向くように実際の撮影方向を算出する必要があるため処理負荷がかかる。空調制御システム1では、空調統合コントローラ5および撮影装置2の処理能力、撮影装置2の数などを考慮して、いずれかの方法を選択すればよい。なお、空調統合コントローラ5から撮影装置2へ撮影範囲を指示する方法については、これらの方法に限定されない。
図3のフローチャートの説明に戻る。撮影部21は、撮影によって得られた熱画像を画像解析部22へ出力する(ステップS103)。画像解析部22は、撮影部21より取得した熱画像から人の数および位置を検出する(ステップS104)。
画像解析部22において、熱画像から人の数および位置を検出する方法について説明する。図4は、実施の形態1に係る撮影装置2から見た実際の対象範囲の例を示す図である。図5は、実施の形態1に係る撮影装置2が図4に示す対象範囲を撮影して得られた熱画像の例を示す図である。図6は、実施の形態1に係る撮影装置2から熱源までの距離と熱画像内での大きさとの関係を示す図である。図4に示す2つの熱源201,202は、図5に示す熱画像では、熱源211,212のように表される。実際の熱源201,202が人である場合、平均的には一定の大きさであると見なすことができる。しかしながら、図6に示すように、撮影装置2と熱源222との距離によって、熱画像内での大きさが異なり、また、熱画像内での位置も異なってくる。これは、撮影範囲221において、図6に示す撮影部21の1ピクセルに収まる幅223~227のように、撮影装置2からの距離が遠いほど、熱画像内の1ピクセルに収まる範囲が大きくなるためである。
図6に示すように、撮影装置2が空調対象空間の天井など高い位置に設置され、斜め下に向けて撮影した場合、撮影装置2からの距離が近い熱源ほど、熱画像内でのサイズが大きくなり、熱画像内での位置が下側になる。また、撮影装置2からの距離が遠い熱源ほど、熱画像内でのサイズが小さくなり、熱画像内での位置が上側になる。そのため、画像解析部22は、図6に示す熱画像とともに、撮影装置2の床面からの高さ、撮影部21の撮影方向、および熱源の床からの高さの情報があれば、熱画像内に表される熱源の大きさおよび位置の特徴から、熱源の位置を特定することができる。熱源の床からの高さについては、熱源が人であればどの熱源でも同じとみなすことができる。
図7は、実施の形態1に係る画像解析部22が熱画像から熱源である人の数および位置を検出する動作を示すフローチャートである。図7に示すフローチャートは、図3に示すフローチャートのステップS104の動作の詳細を示すものである。画像解析部22は、撮影部21より取得した熱画像から、熱画像に含まれる熱源を1つ抽出する(ステップS201)。図5の例では、熱画像に含まれる熱源は2つである。画像解析部22は、抽出した熱源の熱画像内での位置および大きさから、抽出した熱源の位置を特定する(ステップS202)。熱画像から全ての熱源を抽出していない場合(ステップS203:No)、画像解析部22は、ステップS201に戻って上記動作を繰り返し実施する。熱画像から全ての熱源を抽出した場合(ステップS203:Yes)、画像解析部22は、熱画像からの検出動作を終了する。画像解析部22は、ステップS201に戻って上記動作を繰り返した数をカウントすることによって、人の数を把握することができる。
図3のフローチャートの説明に戻る。画像解析部22は、熱画像に含まれる人の数および位置を示す情報である検出情報を生成する(ステップS105)。画像解析部22は、生成した検出情報を空調統合コントローラ5へ出力する(ステップS106)。
つづいて、空調統合コントローラ5の動作について説明する。図8は、実施の形態1に係る空調統合コントローラ5の動作を示すフローチャートである。空調統合コントローラ5において、同期制御部51は、前回、複数の撮影装置2に対して撮影の対象範囲を指示、すなわち複数の撮影装置2に空調対象空間を撮影させてから規定された期間経過したか否かを判定する(ステップS301)。規定された期間経過していない場合(ステップS301:No)、同期制御部51は、規定された期間が経過するまで待機する。規定された期間経過した場合(ステップS301:Yes)、同期制御部51は、複数の撮影装置2に対して撮影の対象範囲を指示する(ステップS302)。前述のように、同期制御部51は、各撮影装置2へ撮影装置2毎に個別に撮影方向を指示してもよいし、各撮影装置2へ対象範囲を特定可能な座標などを用いて共通の指示をしてもよい。また、同期制御部51は、空調制御システム1が多くの撮影装置2を備える場合、撮影範囲に対象範囲が含まれる撮影装置2のみに対して対象範囲を指示してもよい。この場合、同期制御部51は、対象範囲を指示した撮影装置2の数の情報などを在室者判定部52へ通知する。
在室者判定部52は、同期制御部51が撮影方向を指示した撮影装置2について、全ての撮影装置2から検出情報を取得したか否かを判定する(ステップS303)。少なくとも1つの撮影装置2から検出情報を取得していない場合(ステップS303:No)、在室者判定部52は、全ての撮影装置2から検出情報を取得するまで待機する。全ての撮影装置2から検出情報を取得した場合(ステップS303:Yes)、在室者判定部52は、対象範囲に含まれる人の数および位置を判定する(ステップS304)。
ここで、在室者判定部52が、対象範囲に含まれる人の数および位置を判定する方法について説明する。図9は、実施の形態1に係る撮影装置2aが撮影した熱源303,304の配置の例を示す図である。図9では、撮影装置2aが空調対象空間の天井301に設置され、熱源303,304が床302に存在している例を示している。撮影装置2aは、図9に示す位置に熱源303,304がある場合、熱源303,304を1つの熱源として検出してしまう。そのため、撮影装置2aから出力される検出情報では、熱源、すなわち人の数は1人になってしまう。
図10は、実施の形態1に係る2つの撮影装置2a,2bが撮影した熱源303,304の配置の例を示す図である。図10でも同様に、撮影装置2a,2bが空調対象空間の天井301に設置され、熱源303,304が床302に存在している例を示している。撮影装置2bは、図10に示す位置に熱源303,304がある場合、熱源303,304を2つの熱源として検出することができる。そのため、撮影装置2bから出力される検出情報では、熱源、すなわち人の数は2人になる。在室者判定部52は、図10に示す撮影装置2a,2bから、内容の異なる検出情報を取得することになる。しかしながら、在室者判定部52は、撮影装置2a,2bの床302からの高さ、撮影方向、および熱源303,304の床302からの高さの情報を用いることで、図10に示すような撮影装置2a,2bと熱源303,304との位置関係を把握することができる。そのため、在室者判定部52は、撮影装置2aの検出情報は、熱源303,304が重なって撮影されたため、検出された熱源、すなわち人が、撮影装置2bの検出情報よりも少なくなっていると判定することができる。このように、在室者判定部52は、複数の撮影装置2から検出情報を取得し、複数の検出情報を利用することによって、実際に対象範囲にいる人の数および位置を精度良く判定することができる。
図11は、実施の形態1に係る在室者判定部52が検出情報から人の数および位置を判定する動作を示すフローチャートである。図11に示すフローチャートは、図8に示すフローチャートのステップS304の動作の詳細を示すものである。在室者判定部52は、取得した全ての検出情報において検出された人の数が同じか否かを判定する(ステップS401)。検出された人の数が異なる場合(ステップS401:No)、在室者判定部52は、撮影装置2a,2bの床302からの高さ、撮影方向、および熱源303,304の床302からの高さの情報などの情報を用いることで、実際に対象範囲にいる人の数を特定する(ステップS402)。検出された人の数が同じ場合(ステップS401:Yes)、またはステップS402の動作後、在室者判定部52は、検出された各人の位置を判定する(ステップS403)。在室者判定部52は、各人の位置について、各検出情報で示される人の位置が同一の場合は検出情報で示される位置に人がいると判定する。在室者判定部52は、各人の位置について、例えば、各検出情報で示される人の位置が異なる場合は各検出情報で示される位置の間に人がいると判定する。
図8のフローチャートの説明に戻る。在室者判定部52は、対象範囲に含まれる人の数および位置を示す在室者情報を生成する(ステップS305)。在室者判定部52は、在室者情報を表示部54および空調制御部53へ出力する(ステップS306)。表示部54は、在室者情報を表示する(ステップS307)。空調制御部53は、在室者情報を入力とし、空調制御システム1が備える複数の空調機のうち、人が存在する位置の空調を制御する空調機に対して、動作を制御するための制御信号を生成し(ステップS308)、出力する(ステップS309)。
つづいて、空調統合コントローラ5のハードウェア構成について説明する。図12は、実施の形態1に係る空調統合コントローラ5が備える処理回路の例を示す図である。空調統合コントローラ5において、表示部54は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタである。同期制御部51、在室者判定部52、および空調制御部53は、処理回路により実現される。処理回路は、例えば、メモリ92に格納されるプログラムを実行するプロセッサ91、およびメモリ92である。
処理回路がプロセッサ91およびメモリ92で構成される場合、処理回路の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ92に格納される。処理回路では、メモリ92に記憶されたプログラムをプロセッサ91が読み出して実行することにより、各機能を実現する。また、これらのプログラムは、空調統合コントローラ5の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
ここで、プロセッサ91は、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などであってもよい。また、メモリ92には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
処理回路については、専用のハードウェアであってもよい。処理回路が専用のハードウェアで構成される場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。空調統合コントローラ5の各機能を機能別に処理回路で実現してもよいし、各機能をまとめて処理回路で実現してもよい。
なお、空調統合コントローラ5の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
撮影装置2のハードウェア構成についても同様である。撮影装置2において、撮影部21は前述のように熱画像が得られる赤外線センサである。画像解析部55は処理回路により実現される。処理回路は、プロセッサ91およびメモリ92で構成されてもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、空調制御システム1において、空調統合コントローラ5は、複数の撮影装置2に対して、空調対象空間内の撮影の対象範囲を指示する。複数の撮影装置2は、指示された対象範囲を異なる方向から同時に撮影し、得られた熱画像から人の数および位置を検出し、検出情報を空調統合コントローラ5へ出力する。空調統合コントローラ5は、異なる方向から撮影された熱画像による複数の検出情報を用いて、実際の人の数および位置を判定することとした。これにより、空調統合コントローラ5は、ある撮影装置2で撮影された熱画像では熱源、すなわち人が重なって撮影された場合でも、他の撮影装置2で撮影された熱画像による検出情報を用いることで、熱画像上で重なっている熱源を切り分け、熱源、すなわち人の数および位置を精度良く検知することができる。空調統合コントローラ5は、空調対象空間において人の数および位置の検出精度を向上させることができる。空調制御システム1は、精度良く検知した人の数および位置に応じて、快適な空調制御を行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、撮影装置2が、画像解析部22を備え、空調統合コントローラ5に対して検出情報を出力していた。実施の形態2では、空調統合コントローラが画像解析部を備え、撮影装置が空調統合コントローラへ熱画像を出力する場合について説明する。
図13は、実施の形態2に係る空調制御システム1aの構成例を示す図である。空調制御システム1aは、図1に示す実施の形態1の空調制御システム1に対して、撮影装置2a,2bおよび空調統合コントローラ5を、撮影装置10a,10bおよび空調統合コントローラ5aに置き換えたものである。以降の説明において、撮影装置10a,10bを区別しない場合は撮影装置10と称することがある。
撮影装置10の構成について説明する。撮影装置10は、撮影部21を備える。撮影部21は、図1に示す実施の形態1の撮影部21と同様であるが、撮影して得られた熱画像の出力先が異なる。実施の形態2の撮影部21は、撮影して得られた熱画像を空調統合コントローラ5aへ出力する。すなわち、複数の撮影装置10の各々は、熱画像を空調統合コントローラ5aへ出力する。
図14は、実施の形態2に係る撮影装置10の動作を示すフローチャートである。撮影装置10において、撮影部21は、空調統合コントローラ5aから撮影の対象範囲の指示があったか否かを判定する(ステップS501)。空調統合コントローラ5aから対象範囲の指示がない場合(ステップS501:No)、撮影部21は、空調統合コントローラ5aから対象範囲の指示があるまで待機する。空調統合コントローラ5aから対象範囲の指示があった場合(ステップS501:Yes)、撮影部21は、撮影方向を決定して、指示された対象範囲を撮影する(ステップS502)。撮影部21は、撮影によって得られた熱画像を空調統合コントローラ5aへ出力する(ステップS503)。
空調統合コントローラ5aの構成について説明する。空調統合コントローラ5aは、図1に示す実施の形態1の空調統合コントローラ5に対して、画像解析部55を追加したものである。画像解析部55の動作は、図1に示す実施の形態1の撮影装置2が備える画像解析部22の動作と同様である。画像解析部55は、複数の撮影装置10の各々から熱画像を取得し、各熱画像から当該熱画像に含まれる人の数および位置を検出し、検出された人の数および位置の情報である複数の熱画像分の複数の検出情報を出力する。
図15は、実施の形態2に係る空調統合コントローラ5aの動作を示すフローチャートである。空調統合コントローラ5aにおいて、同期制御部51は、前回、複数の撮影装置10に対して撮影の対象範囲を指示、すなわち複数の撮影装置10に空調対象空間を撮影させてから規定された期間経過したか否かを判定する(ステップS601)。規定された期間経過していない場合(ステップS601:No)、同期制御部51は、規定された期間が経過するまで待機する。規定された期間経過した場合(ステップS601:Yes)、同期制御部51は、複数の撮影装置10に対して撮影の対象範囲を指示する(ステップS602)。画像解析部55は、同期制御部51が撮影方向を指示した撮影装置10について、全ての撮影装置10から熱画像を取得したか否かを判定する(ステップS603)。少なくとも1つの撮影装置10から熱画像を取得していない場合(ステップS603:No)、画像解析部55は、全ての撮影装置10から熱画像を取得するまで待機する。
全ての撮影装置10から熱画像を取得した場合(ステップS603:Yes)、画像解析部55は、撮影部21より取得した熱画像から人の数および位置を検出する(ステップS604)。画像解析部55は、熱画像に含まれる人の数および位置を示す情報である検出情報を生成する(ステップS605)。画像解析部55は、生成した検出情報を在室者判定部52へ出力する(ステップS606)。在室者判定部52は、画像解析部55から複数の熱画像分の複数の検出情報を取得する。在室者判定部52は、対象範囲に含まれる人の数および位置を判定する(ステップS607)。在室者判定部52は、対象範囲に含まれる人の数および位置を示す在室者情報を生成する(ステップS608)。在室者判定部52は、在室者情報を表示部54および空調制御部53へ出力する(ステップS609)。表示部54は、在室者情報を表示する(ステップS610)。空調制御部53は、在室者情報を入力とし、空調制御システム1aが備える複数の空調機のうち、人が存在する位置の空調を制御する空調機に対して、動作を制御するための制御信号を生成し(ステップS611)、出力する(ステップS612)。
空調統合コントローラ5aのハードウェア構成について、画像解析部55は、実施の形態1の撮影装置2の画像解析部22と同様、処理回路により実現される。処理回路は、プロセッサ91およびメモリ92で構成されてもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、空調制御システム1aにおいて、複数の撮影装置10は、熱画像を空調統合コントローラ5aへ出力する。空調統合コントローラ5aは、得られた熱画像から人の数および位置を検出することとした。この場合においても、空調制御システム1aは、実施の形態1の空調制御システム1と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態2では、撮影装置10が空調統合コントローラ5aへ熱画像を出力するため、実施の形態1において撮影装置2が空調統合コントローラ5へ検出情報を出力する場合と比較して、空調制御システム1a内での通信によるデータ量が増大する。また、実施の形態2の空調統合コントローラ5aは、全ての撮影装置10の熱画像について画像解析を行うため、実施の形態1の空調統合コントローラ5と比較して処理負荷が増大する。一方で、各撮影装置10は、画像解析部22を備えないため、簡易な構成にすることができ、コストを抑えることができる。そのため、空調制御システムの管理者は、空調制御システム内の通信容量、使用する撮影装置の数などを考慮して、実施の形態1の空調制御システム1、または実施の形態2の空調制御システム1aのいずれかを選択することができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、撮影装置2の撮影部21によって撮影される熱画像で検出される熱源は全て人であることを想定していた。しかしながら、空調制御システム1が空調制御の対象とする空調対象空間がオフィスフロアなどの場合、空調対象空間で使用されるパーソナルコンピュータ、モニタなどの機器も熱源となる。実施の形態3では、撮影装置2の撮影部21によって撮影された熱画像から、人以外の熱源を除外する方法について説明する。なお、実施の形態1を例にして説明するが、実施の形態2にも適用可能である。
実施の形態3において、空調制御システム1の構成は、図1に示す実施の形態1のときの空調制御システム1の構成と同様である。実施の形態3では、画像解析部22の動作が、実施の形態1のときの動作と異なる。図16は、実施の形態3に係る画像解析部22の動作を示すフローチャートである。図16に示すフローチャートは、図3に示すフローチャートのステップS104の動作の詳細を示すものである。画像解析部22は、撮影部21より取得した熱画像を記憶する(ステップS701)。画像解析部22は、熱画像から、熱画像に含まれる熱源を1つ抽出する(ステップS702)。画像解析部22は、過去に記憶した熱画像を用いて、抽出した熱源について、規定された期間において動きがあるか否かを判定する(ステップS703)。
規定された期間において動きがない場合(ステップS703:No)、画像解析部22は、抽出した熱源は人ではないとして、抽出した熱源を人の数のカウントから除外する。画像解析部22は、ステップS702に戻って上記動作を繰り返し実施する。規定された期間において動きがある場合(ステップS703:Yes)、画像解析部22は、抽出した熱源は人であるとして、抽出した熱源の熱画像内での位置および大きさから、抽出した熱源の位置を特定する(ステップS704)。熱画像から全ての熱源を抽出していない場合(ステップS705:No)、画像解析部22は、ステップS702に戻って上記動作を繰り返し実施する。熱画像から全ての熱源を抽出した場合(ステップS705:Yes)、画像解析部22は、熱画像からの検出動作を終了する。このように、画像解析部22は、熱画像に含まれる熱源のうち、規定された期間において動きの無い熱源を人以外の熱源として、検出情報の対象から除外する。なお、実施の形態3を実施の形態2に適用する場合、図13に示す空調統合コントローラ5aの画像解析部55が、上記と同様の動作を行う。
以上説明したように、本実施の形態によれば、空調制御システム1において、撮影装置2の画像解析部22は、撮影部21で撮影されて得られた熱画像において、規定された期間において動きがない熱源は人ではないとして、人の数のカウントから除外する。画像解析部22は、人のみをカウントした検出情報を生成して、空調統合コントローラ5へ出力する。これにより、空調統合コントローラ5は、精度良く検知した人の数および位置に応じて、快適な空調制御を行うことができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1a 空調制御システム、2a,2b,10a,10b 撮影装置、3a~3h 空調室内機、4a~4d 空調室外機、5,5a 空調統合コントローラ、6 リモートコントローラ、7a,7b 空調リモコン通信線、8a~8d 空調内外通信線、9 空調集中系通信線、21 撮影部、22,55 画像解析部、51 同期制御部、52 在室者判定部、53 空調制御部、54 表示部。

Claims (18)

  1. 空調対象空間に設置され各々が指定された対象範囲の方向を向いて撮影して熱画像を出力する複数の撮影部を備える空調制御システムにおいて、複数の空調機の動作を制御する空調統合コントローラであって、
    前記複数の撮影部を同期して同時に撮影させる制御を行う同期制御部と、
    前記熱画像から検出された人の数および位置の情報である複数の熱画像分の複数の検出情報と、前記複数の撮影部の位置、撮影方向、および撮影時刻の情報とを入力とし、前記対象範囲に含まれる人の数および位置を判定し、前記対象範囲に含まれる人の数および位置を示す在室者情報を出力する在室者判定部と、
    前記在室者情報を入力とし、前記複数の空調機のうち人が存在する位置の空調を制御する空調機に対して、動作を制御するための制御信号を出力する空調制御部と、
    を備え
    前記在室者判定部は、前記複数の検出情報において同一対象範囲に含まれる人の数が異なる場合、各撮影部と各撮影部で撮影された熱画像に含まれる人との位置関係から前記同一対象範囲に含まれる人の数を特定する空調統合コントローラ。
  2. 前記空調制御システムは、複数の撮影装置、および前記空調統合コントローラから構成され、
    前記複数の撮影装置の各々は、前記撮影部と、前記熱画像から前記熱画像に含まれる人の数および位置を検出し、検出された人の数および位置の情報である前記検出情報を出力する画像解析部とを備え、
    前記在室者判定部は、前記複数の撮影装置の各々から前記検出情報を取得する、
    請求項1に記載の空調統合コントローラ。
  3. 前記空調制御システムは、複数の撮影装置、および前記空調統合コントローラから構成され、
    前記複数の撮影装置の各々は、前記撮影部を備え、
    前記空調統合コントローラは、さらに、
    前記複数の撮影装置の各々から熱画像を取得し、各熱画像から当該熱画像に含まれる人の数および位置を検出し、検出された人の数および位置の情報である複数の熱画像分の複数の検出情報を出力する画像解析部、
    を備え、
    前記在室者判定部は、前記画像解析部から複数の熱画像分の複数の検出情報を取得する、
    請求項1に記載の空調統合コントローラ。
  4. 前記画像解析部は、前記熱画像に含まれる熱源のうち、規定された期間において動きの無い熱源を人以外の熱源として前記検出情報の対象から除外する、
    請求項3に記載の空調統合コントローラ。
  5. 前記複数の撮影部は、回転動作によって各々が独立して撮影方向を変えることができ、
    前記同期制御部は、前記複数の撮影部に対して前記対象範囲を指定し、同時刻において同じ前記対象範囲を異なる方向から撮影するように前記複数の撮影部を同期して動作させる、
    請求項1から4のいずれか1つに記載の空調統合コントローラ。
  6. さらに、
    前記在室者情報を表示する表示部、
    を備える請求項1から5のいずれか1つに記載の空調統合コントローラ。
  7. 空調対象空間において、複数の空調機の動作を制御する空調制御システムであって、
    前記空調対象空間に設置され各々が指定された対象範囲の方向を向いて撮影して熱画像を出力する複数の撮影部と、
    前記熱画像から前記熱画像に含まれる人の数および位置を検出し、検出された人の数および位置の情報である検出情報を出力する画像解析部と、
    前記複数の撮影部を、同期して同時に撮影させる制御を行う同期制御部と、
    複数の熱画像分の複数の検出情報と、前記複数の撮影部の位置、撮影方向、および撮影時刻の情報とを入力とし、前記対象範囲に含まれる人の数および位置を判定し、前記対象範囲に含まれる人の数および位置を示す在室者情報を出力する在室者判定部と、
    前記在室者情報を入力とし、前記複数の空調機のうち人が存在する位置の空調を制御する空調機に対して、動作を制御するための制御信号を出力する空調制御部と、
    を備え
    前記在室者判定部は、前記複数の検出情報において同一対象範囲に含まれる人の数が異なる場合、各撮影部と各撮影部で撮影された熱画像に含まれる人との位置関係から前記同一対象範囲に含まれる人の数を特定する空調制御システム。
  8. 前記空調制御システムは、複数の撮影装置、および空調統合コントローラから構成され、
    前記複数の撮影装置の各々は、前記撮影部と、前記画像解析部とを備え、
    前記空調統合コントローラは、前記同期制御部と、前記在室者判定部と、前記空調制御部とを備え、
    前記複数の撮影装置の各々は、前記検出情報を前記空調統合コントローラへ出力する、
    請求項7に記載の空調制御システム。
  9. 前記空調制御システムは、複数の撮影装置、および空調統合コントローラから構成され、
    前記複数の撮影装置の各々は、前記撮影部を備え、
    前記空調統合コントローラは、前記同期制御部と、前記画像解析部と、前記在室者判定部と、前記空調制御部とを備え、
    前記複数の撮影装置の各々は、前記熱画像を前記空調統合コントローラへ出力する、
    請求項7に記載の空調制御システム。
  10. 前記画像解析部は、前記熱画像に含まれる熱源のうち、規定された期間において動きの無い熱源を人以外の熱源として前記検出情報の対象から除外する、
    請求項7から9のいずれか1つに記載の空調制御システム。
  11. 前記複数の撮影部は、回転動作によって各々が独立して撮影方向を変えることができ、
    前記同期制御部は、前記複数の撮影部に対して前記対象範囲を指定し、同時刻において同じ前記対象範囲を異なる方向から撮影するように前記複数の撮影部を同期して動作させる、
    請求項7から10のいずれか1つに記載の空調制御システム。
  12. さらに、
    前記在室者情報を表示する表示部、
    を備える請求項7から11のいずれか1つに記載の空調制御システム。
  13. 空調対象空間に設置され各々が指定された対象範囲の方向を向いて撮影して熱画像を出力する複数の撮影部を備える空調制御システムにおいて、複数の空調機の動作を制御する空調統合コントローラの空調制御方法であって、
    同期制御部が、前記複数の撮影部を同期して同時に撮影させる制御を行う同期ステップと、
    在室者判定部が、前記熱画像から検出された人の数および位置の情報である複数の熱画像分の複数の検出情報と、前記複数の撮影部の位置、撮影方向、および撮影時刻の情報とを入力とし、前記対象範囲に含まれる人の数および位置を判定し、前記対象範囲に含まれる人の数および位置を示す在室者情報を出力する判定ステップと、
    空調制御部が、前記在室者情報を入力とし、前記複数の空調機のうち人が存在する位置の空調を制御する空調機に対して、動作を制御するための制御信号を出力する制御ステップと、
    を含み、
    前記判定ステップにおいて、前記在室者判定部は、前記複数の検出情報において同一対象範囲に含まれる人の数が異なる場合、各撮影部と各撮影部で撮影された熱画像に含まれる人との位置関係から前記同一対象範囲に含まれる人の数を特定する空調制御方法。
  14. 前記空調制御システムは、複数の撮影装置、および前記空調統合コントローラから構成され、
    前記複数の撮影装置の各々は、前記撮影部と、前記熱画像から前記熱画像に含まれる人の数および位置を検出し、検出された人の数および位置の情報である前記検出情報を出力する画像解析部とを備え、
    前記判定ステップにおいて、前記在室者判定部は、前記複数の撮影装置の各々から前記検出情報を取得する、
    請求項13に記載の空調制御方法。
  15. 前記空調制御システムは、複数の撮影装置、および前記空調統合コントローラから構成され、
    前記複数の撮影装置の各々は、前記撮影部を備え、
    さらに、
    画像解析部が、前記複数の撮影装置の各々から熱画像を取得し、各熱画像から当該熱画像に含まれる人の数および位置を検出し、検出された人の数および位置の情報である複数の熱画像分の複数の検出情報を出力する解析ステップ、
    を含み、
    前記判定ステップにおいて、前記在室者判定部は、前記画像解析部から複数の熱画像分の複数の検出情報を取得する、
    請求項13に記載の空調制御方法。
  16. 前記解析ステップにおいて、前記画像解析部は、前記熱画像に含まれる熱源のうち、規定された期間において動きの無い熱源を人以外の熱源として前記検出情報の対象から除外する、
    請求項15に記載の空調制御方法。
  17. 前記複数の撮影部は、回転動作によって各々が独立して撮影方向を変えることができ、
    前記同期ステップにおいて、前記同期制御部は、前記複数の撮影部に対して前記対象範囲を指定し、同時刻において同じ前記対象範囲を異なる方向から撮影するように前記複数の撮影部を同期して動作させる、
    請求項13から16のいずれか1つに記載の空調制御方法。
  18. さらに、
    表示部が、前記在室者情報を表示する表示ステップ、
    を含む請求項13から17のいずれか1つに記載の空調制御方法。
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