JP7349900B2 - 油面用粘着剤 - Google Patents
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Description
(1) (A)アルキル基の炭素数が9~18であるアルキル(メタ)アクリレートと、(B)窒素系複素環含有モノマーと、(C)水酸基含有モノマーおよびカルボキシル基含有モノマーからなる群より選ばれた少なくとも1種の官能基含有モノマーとを含有するモノマー成分を重合させてなる(メタ)アクリル系ポリマーを含有する油面用粘着剤用樹脂組成物、
(2) 前記モノマー成分が(D)脂肪族環骨格を有する脂環式(メタ)アクリレートを含有する前記(1)に記載の油面用粘着剤用樹脂組成物、
(3) さらに水素化石油樹脂を含有してなる前記(1)または(2)に記載の油面用粘着剤用樹脂組成物、
(4) 前記(1)~(3)のいずれかに記載の油面用粘着剤用樹脂組成物および硬化剤を含有してなる油面用粘着剤、および
(5) 基材の少なくとも一方の表面に前記(4)に記載の油面用粘着剤で形成されてなる粘着剤層を有する油面用感圧性粘着シート
に関する。
1/Tg=W1/Tg1+W2/Tg2+W3/Tg3+・・・+Wn/Tgn (I)
〔式中、Tgは、求めようとしている(メタ)アクリル系ポリマーのガラス転移温度(K)、W1、W2、W3・・・・Wnは、それぞれ各単量体の質量分率、Tg1、Tg2、Tg3・・・・Tgnは、それぞれ各単量体の質量分率に対応する単量体を重合させてなる単独重合体のガラス転移温度(K)を示す〕
で表されるフォックス(Fox)の式に基づいて求めることができる。なお、(メタ)アクリル系ポリマー(不揮発分)のガラス転移温度は、DSC(示差走査熱量測定装置)、DTA(示差熱分析装置)、TMA(熱機械測定装置)によって測定することもできる。
〔油面用粘着剤における不揮発分含量(質量%)〕
=(〔残渣の質量〕÷〔油面用粘着剤1g〕)×100
に基づいて求められた値を意味する。
撹拌機、還流冷却器、滴下装置および温度計を備えた300mL容の反応器内に酢酸エチル50gを入れ、窒素ガス雰囲気下で2-ヒドロキシエチルメタクリレート0.9g、イソノニルアクリレート94.1g、N-ビニル-2-ピロリドン5gおよび過酸化ベンゾイル系重合開始剤〔日油(株)製、商品名:ナイパー(登録商標)BMT-K40〕0.14gの混合物を用意し、当該混合物の25質量%を当該フラスコ内に仕込んだ。約85℃の還流温度まで昇温した後、前記混合物の残りを1時間かけて前記反応器内に滴下させた。前記混合部の滴下の開始から8時間経過した時点で反応器の内容物に含まれている不揮発分濃度が50質量%となるようにトルエンを当該反応容器内に添加することにより、(メタ)アクリル系ポリマー溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系ポリマー溶液に含まれている(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、55万であり、ガラス転移温度は-51℃であった。
撹拌機、還流冷却器、滴下装置および温度計を備えた300mL容の反応器内に酢酸エチル50gを入れ、窒素ガス雰囲気下で2-ヒドロキシエチルメタクリレート0.9g、シクロヘキシルアクリレート20g、イソノニルアクリレート74.1g、N-ビニル-2-ピロリドン5gおよび過酸化ベンゾイル系重合開始剤〔日油(株)製、商品名:ナイパー(登録商標)BMT-K40〕0.14gの混合物を用意し、当該混合物の25質量%を当該フラスコ内に仕込んだ。約85℃の還流温度まで昇温した後、前記混合物の残りを1時間かけて前記反応器内に滴下させた。前記混合部の滴下の開始から8時間経過した時点で反応器の内容物に含まれている不揮発分濃度が50質量%となるようにトルエンを当該反応容器内に添加することにより、(メタ)アクリル系ポリマー溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系ポリマー溶液に含まれている(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、60万であり、ガラス転移温度は-40℃であった。
撹拌機、還流冷却器、滴下装置および温度計を備えた300mL容の反応器内に酢酸エチル50gを入れ、窒素ガス雰囲気下で2-ヒドロキシエチルメタクリレート0.9g、シクロヘキシルアクリレート35g、イソノニルアクリレート59.1g、N-ビニル-2-ピロリドン5gおよび過酸化ベンゾイル系重合開始剤〔日油(株)製、商品名:ナイパー(登録商標)BMT-K40〕0.14gの混合物を用意し、当該混合物の25質量%を当該フラスコ内に仕込んだ。約85℃の還流温度まで昇温した後、前記混合物の残りを1時間かけて前記反応器内に滴下させた。前記混合部の滴下の開始から8時間経過した時点で反応器の内容物に含まれている不揮発分濃度が50質量%となるようにトルエンを当該反応容器内に添加することにより、(メタ)アクリル系ポリマー溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系ポリマー溶液に含まれている(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、62万であり、ガラス転移温度は-30℃であった。
撹拌機、還流冷却器、滴下装置および温度計を備えた300mL容の反応器内に酢酸エチル50gを入れ、窒素ガス雰囲気下で2-ヒドロキシエチルメタクリレート0.9g、シクロヘキシルアクリレート20g、イソノニルアクリレート78.1g、N-ビニル-2-ピロリドン1gおよび過酸化ベンゾイル系重合開始剤〔日油(株)製、商品名:ナイパー(登録商標)BMT-K40〕0.14gの混合物を用意し、当該混合物の25質量%を当該フラスコ内に仕込んだ。約85℃の還流温度まで昇温した後、前記混合物の残りを1時間かけて前記反応器内に滴下させた。前記混合部の滴下の開始から8時間経過した時点で反応器の内容物に含まれている不揮発分濃度が50質量%となるようにトルエンを当該反応容器内に添加することにより、(メタ)アクリル系ポリマー溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系ポリマー溶液に含まれている(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、62万であり、ガラス転移温度は-45℃であった。
撹拌機、還流冷却器、滴下装置および温度計を備えた300mL容の反応器内に酢酸エチル50gを入れ、窒素ガス雰囲気下で2-ヒドロキシエチルメタクリレート0.9g、シクロヘキシルアクリレート20g、イソノニルアクリレート69.1g、N-ビニル-2-ピロリドン10gおよび過酸化ベンゾイル系重合開始剤〔日油(株)製、商品名:ナイパー(登録商標)BMT-K40〕0.14gの混合物を用意し、当該混合物の25質量%を当該フラスコ内に仕込んだ。約85℃の還流温度まで昇温した後、前記混合物の残りを1時間かけて前記反応器内に滴下させた。前記混合部の滴下の開始から8時間経過した時点で反応器の内容物に含まれている不揮発分濃度が50質量%となるようにトルエンを当該反応容器内に添加することにより、(メタ)アクリル系ポリマー溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系ポリマー溶液に含まれている(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、57万であり、ガラス転移温度は-33℃であった。
撹拌機、還流冷却器、滴下装置および温度計を備えた300mL容の反応器内に酢酸エチル50gを入れ、窒素ガス雰囲気下で2-ヒドロキシエチルメタクリレート0.9g、シクロヘキシルアクリレート40g、イソノニルアクリレート54.1g、N-ビニル-2-ピロリドン5gおよび過酸化ベンゾイル系重合開始剤〔日油(株)製、商品名:ナイパー(登録商標)BMT-K40〕0.14gの混合物を用意し、当該混合物の25質量%を当該フラスコ内に仕込んだ。約85℃の還流温度まで昇温した後、前記混合物の残りを1時間かけて前記反応器内に滴下させた。前記混合部の滴下の開始から8時間経過した時点で反応器の内容物に含まれている不揮発分濃度が50質量%となるようにトルエンを当該反応容器内に添加することにより、(メタ)アクリル系ポリマー溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系ポリマー溶液に含まれている(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、63万であり、ガラス転移温度は-26℃であった。
撹拌機、還流冷却器、滴下装置および温度計を備えた300mL容の反応器内に酢酸エチル50gを入れ、窒素ガス雰囲気下で2-ヒドロキシエチルメタクリレート0.9g、シクロヘキシルアクリレート20g、イソノニルアクリレート78.6g、N-ビニル-2-ピロリドン0.5gおよび過酸化ベンゾイル系重合開始剤〔日油(株)製、商品名:ナイパー(登録商標)BMT-K40〕0.14gの混合物を用意し、当該混合物の25質量%を当該フラスコ内に仕込んだ。約85℃の還流温度まで昇温した後、前記混合物の残りを1時間かけて前記反応器内に滴下させた。前記混合部の滴下の開始から8時間経過した時点で反応器の内容物に含まれている不揮発分濃度が50質量%となるようにトルエンを当該反応容器内に添加することにより、(メタ)アクリル系ポリマー溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系ポリマー溶液に含まれている(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、56万であり、ガラス転移温度は-46℃であった。
撹拌機、還流冷却器、滴下装置および温度計を備えた300mL容の反応器内に酢酸エチル50gを入れ、窒素ガス雰囲気下で2-ヒドロキシエチルメタクリレート0.9g、シクロヘキシルアクリレート20g、イソノニルアクリレート64.1g、N-ビニル-2-ピロリドン15gおよび過酸化ベンゾイル系重合開始剤〔日油(株)製、商品名:ナイパー(登録商標)BMT-K40〕0.14gの混合物を用意し、当該混合物の25質量%を当該フラスコ内に仕込んだ。約85℃の還流温度まで昇温した後、前記混合物の残りを1時間かけて前記反応器内に滴下させた。前記混合部の滴下の開始から8時間経過した時点で反応器の内容物に含まれている不揮発分濃度が50質量%となるようにトルエンを当該反応容器内に添加することにより、(メタ)アクリル系ポリマー溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系ポリマー溶液に含まれている(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、60万であり、ガラス転移温度は-26℃であった。
撹拌機、還流冷却器、滴下装置および温度計を備えた300mL容の反応器内に酢酸エチル50gを入れ、窒素ガス雰囲気下で2-ヒドロキシエチルメタクリレート0.9g、イソノニルアクリレート94.1g、N-ビニル-2-ピロリドン5gおよび過酸化ベンゾイル系重合開始剤〔日油(株)製、商品名:ナイパー(登録商標)BMT-K40〕0.14gの混合物を用意し、当該混合物の25質量%を当該フラスコ内に仕込んだ。約85℃の還流温度まで昇温した後、前記混合物の残りを1時間かけて前記反応器内に滴下させた。前記混合部の滴下の開始から8時間経過した時点で反応器の内容物に含まれている不揮発分濃度が50質量%となるようにトルエンを当該反応容器内に添加することにより、(メタ)アクリル系ポリマー溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系ポリマー溶液に含まれている(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、55万であり、ガラス転移温度は-51℃であった。
撹拌機、還流冷却器、滴下装置および温度計を備えた300mL容の反応器内に酢酸エチル50gを入れ、窒素ガス雰囲気下で2-ヒドロキシエチルメタクリレート0.9g、シクロヘキシルアクリレート20g、イソノニルアクリレート59.1g、N-ビニル-2-ピロリドン5g、ラウリルメタクリレート15gおよび過酸化ベンゾイル系重合開始剤〔日油(株)製、商品名:ナイパー(登録商標)BMT-K40〕0.14gの混合物を用意し、当該混合物の25質量%を当該フラスコ内に仕込んだ。約85℃の還流温度まで昇温した後、前記混合物の残りを1時間かけて前記反応器内に滴下させた。前記混合部の滴下の開始から8時間経過した時点で反応器の内容物に含まれている不揮発分濃度が50質量%となるようにトルエンを当該反応容器内に添加することにより、(メタ)アクリル系ポリマー溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系ポリマー溶液に含まれている(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、58万であり、ガラス転移温度は-41℃であった。
撹拌機、還流冷却器、滴下装置および温度計を備えた300mL容の反応器内に酢酸エチル50gを入れ、窒素ガス雰囲気下で2-ヒドロキシエチルメタクリレート0.9g、イソノニルアクリレート94.1g、N-ビニル-2-ピロリドン5gおよび過酸化ベンゾイル系重合開始剤〔日油(株)製、商品名:ナイパー(登録商標)BMT-K40〕0.14gの混合物を用意し、当該混合物の25質量%を当該フラスコ内に仕込んだ。約85℃の還流温度まで昇温した後、前記混合物の残りを1時間かけて前記反応器内に滴下させた。前記混合部の滴下の開始から8時間経過した時点で反応器の内容物に含まれている不揮発分濃度が50質量%となるようにトルエンを当該反応容器内に添加することにより、(メタ)アクリル系ポリマー溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系ポリマー溶液に含まれている(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、55万であり、ガラス転移温度は-51℃であった。
撹拌機、還流冷却器、滴下装置および温度計を備えた300mL容の反応器内に酢酸エチル50gを入れ、窒素ガス雰囲気下で2-ヒドロキシエチルメタクリレート0.9g、イソノニルアクリレート94.1g、N-ビニル-2-ピロリドン5gおよび過酸化ベンゾイル系重合開始剤〔日油(株)製、商品名:ナイパー(登録商標)BMT-K40〕0.14gの混合物を用意し、当該混合物の25質量%を当該フラスコ内に仕込んだ。約85℃の還流温度まで昇温した後、前記混合物の残りを1時間かけて前記反応器内に滴下させた。前記混合部の滴下の開始から8時間経過した時点で反応器の内容物に含まれている不揮発分濃度が50質量%となるようにトルエンを当該反応容器内に添加することにより、(メタ)アクリル系ポリマー溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系ポリマー溶液に含まれている(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、55万であり、ガラス転移温度は-51℃であった。
撹拌機、還流冷却器、滴下装置および温度計を備えた300mL容の反応器内に酢酸エチル50gを入れ、窒素ガス雰囲気下で2-ヒドロキシエチルメタクリレート0.9g、イソノニルアクリレート94.1g、N-ビニル-2-ピロリドン5gおよび過酸化ベンゾイル系重合開始剤〔日油(株)製、商品名:ナイパー(登録商標)BMT-K40〕0.14gの混合物を用意し、当該混合物の25質量%を当該フラスコ内に仕込んだ。約85℃の還流温度まで昇温した後、前記混合物の残りを1時間かけて前記反応器内に滴下させた。前記混合部の滴下の開始から8時間経過した時点で反応器の内容物に含まれている不揮発分濃度が50質量%となるようにトルエンを当該反応容器内に添加することにより、(メタ)アクリル系ポリマー溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系ポリマー溶液に含まれている(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、55万であり、ガラス転移温度は-51℃であった。
撹拌機、還流冷却器、滴下装置および温度計を備えた300mL容の反応器内に酢酸エチル50gを入れ、窒素ガス雰囲気下で2-ヒドロキシエチルメタクリレート0.9g、N-ビニル-2-ピロリドン5g、2-エチルヘキシルアクリレート94.1gおよび過酸化ベンゾイル系重合開始剤〔日油(株)製、商品名:ナイパー(登録商標)BMT-K40〕0.14gの混合物を用意し、当該混合物の25質量%を当該フラスコ内に仕込んだ。約85℃の還流温度まで昇温した後、前記混合物の残りを1時間かけて前記反応器内に滴下させた。前記混合部の滴下の開始から8時間経過した時点で反応器の内容物に含まれている不揮発分濃度が50質量%となるようにトルエンを当該反応容器内に添加することにより、(メタ)アクリル系ポリマー溶液を得た。得られた(メタ)アクリル系ポリマー溶液に含まれている(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量は、60万であり、ガラス転移温度は-52℃であった。
前記で得られた油面用感圧性粘着シートを幅25mm、長さ50mmとなるように裁断することにより、試験片を得た。前記で得られた試験片から剥離ライナーを剥がし、その粘着剤層の面を研磨されたステンレス鋼板(SUS304)に重ね合わせ、貼着圧2kGのハンドローラーを試験片上で3回往復させることによって試験片をステンレス鋼板に貼り付け、気温23℃、相対湿度65%の空気中で剥離速度300mm/minにて180°剥離試験を行ない、試験片を剥離したときの最大剥離応力(粘着力)を調べ、以下の評価基準に基づいて金属板に対する粘着性を評価した。
◎:粘着力が20N/mmを超える。
○:粘着力が10N/mm以上20N/mm未満である。
△:粘着力が5N/mm以上10N/mm未満である。
×:粘着力が5N/mm未満である。
前記で得られた油面用感圧性粘着シートを幅25mm、長さ50mmとなるように裁断することにより、試験片を得た。試験プレートとして、研磨されたステンレス鋼板(SUS304)の一方表面に潤滑油〔(株)スタンダード石油大阪販売製、商品名:YUBASE4〕を3g/m2の量で塗布したものを用いた。
◎:粘着力が20N/mmを超える。
○:粘着力が10N/mm以上20N/mm未満である。
△:粘着力が5N/mm以上10N/mm未満である。
×:粘着力が5N/mm未満である。
前記で得られた油面用感圧性粘着シートを幅25mm、長さ50mmとなるように裁断することにより、試験片を得た。試験プレートとして、研磨されたステンレス鋼板(SUS304)の一方表面に潤滑油〔(株)スタンダード石油大阪販売製、商品名:YUBASE4〕を3g/m2の量で塗布したものを用いた。
◎:粘着剤層の付着が認められない。
○:貼付面積に対する粘着剤層の付着面積が5%未満である。
△:貼付面積に対する粘着剤層の付着面積が5%以上10%未満である。
×:貼付面積に対する粘着剤層の付着面積が10%以上である。
前記で得られた油面用感圧性粘着シートを幅25mm、長さ100mmとなるように裁断することにより、試験片を得た。試験体として、研磨された表面を有する曲率半径が50mmであり、長さが100mmであるステンレス鋼(SUS304)製の円筒の表面に潤滑油〔(株)スタンダード石油大阪販売製、商品名:YUBASE4〕を3g/m2の量で塗布したものを用いた。
◎:試験片の末端部の剥がれが認められない。
○:試験片の末端部から3mm未満の範囲で剥がれが認められる。
△:試験片の末端部から3mm以上6mm未満の範囲で剥がれが認められる。
×:試験片の末端部から6mm以上の範囲で剥がれが認められる。
各試験項目において、◎の評価を100点、○の評価を80点、△の評価を60点、×の評価を0点とし、各評価の得点を合計することにより、総合得点を求めた。なお、評価項目に×が1つでも存在する感圧性粘着シートは不合格であるため、表1の総合評価の欄に×を記載した。
Claims (6)
- (A)アルキル基の炭素数が9~18であるアルキル(メタ)アクリレート30~95質量%と、(B)窒素系複素環含有モノマー0.3~20質量%と、(C)水酸基含有モノマーおよびカルボキシル基含有モノマーからなる群より選ばれた少なくとも1種の官能基含有モノマー0.1~5質量%とを含有するモノマー成分を重合させてなる(メタ)アクリル系ポリマーを含有する油面用粘着剤用樹脂組成物。
- 前記モノマー成分が(D)脂肪族環骨格を有する脂環式(メタ)アクリレートを含有する請求項1に記載の油面用粘着剤用樹脂組成物。
- さらに水素化石油樹脂を含有してなる請求項1または2に記載の油面用粘着剤用樹脂組成物。
- 請求項1~3のいずれかに記載の油面用粘着剤用樹脂組成物および硬化剤として架橋剤を含有してなり、前記(メタ)アクリル系ポリマー(不揮発分)100質量部あたりの架橋剤の量が0.01~10質量部である油面用粘着剤。
- 基材の少なくとも一方の表面に請求項4に記載の油面用粘着剤で形成されてなる粘着剤層を有する油面用感圧性粘着シート。
- 油面用感圧性粘着シートが使用される被着体が、表面に油脂が付着している金属板である請求項5に記載の油面用感圧性粘着シート。
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